JP2000014860A - 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設 - Google Patents

遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設

Info

Publication number
JP2000014860A
JP2000014860A JP10184416A JP18441698A JP2000014860A JP 2000014860 A JP2000014860 A JP 2000014860A JP 10184416 A JP10184416 A JP 10184416A JP 18441698 A JP18441698 A JP 18441698A JP 2000014860 A JP2000014860 A JP 2000014860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jumper
ski
rail
back plate
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10184416A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Imagawa
賢三 今川
Toshiyasu Suzuki
俊康 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP10184416A priority Critical patent/JP2000014860A/ja
Publication of JP2000014860A publication Critical patent/JP2000014860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキージャンプを容易且つ安全に楽しめる遊
戯用スキージャンプ装置。 【解決手段】 レール走行装置3に吊り下げられたジャ
ケット型のジャンパー支持器6にジャンパー18を着装
する。その際、ジャンパー18の体重によって、吊り棒
7が備えるエアースプリング8の強さの調整を行う。ジ
ャンパー18が履くスキー板14を滑走台40に設けら
れた滑走装置15の枠19内に挿入する。レール2に配
されたレール走行装置3をレール2に沿って走行させる
ことによって、ジャンパー18を滑走台40から空中に
向けて、一時的に遊戯(ジャンプ)させる。この際、吊
り棒7のエアースプリング8が、ジャンパー18の体重
により伸び、それによってスキー板14がゲレンデ面に
着地し、レール走行装置のスピードを駆動制御部5によ
ってコントロールすることにより、ゲレンデ面41にお
いて滑走停止する。停止後、ジャンパー18からジャン
パー支持器6が取り外される。そして、レール走行装置
3およびジャンパー支持器6は、滑走台40の頂上のス
タート地点まで戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般のスキーヤ
ーにも、スキージャンプを容易且つ安全に楽しんでもら
うことができる遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施
設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のスキーヤーが遊戯用として
スキージャンプをすることができるような装置はなかっ
た。五輪等を機会に、スキージャンプの人気が高まりつ
つあり、近年、スキージャンプを楽しみたいという気運
が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スキージャンプは、一部の熟練した者のみによって可能
なものである。そして、そのような者でさえ、なお、ジ
ャンプを失敗する危険が含まれている。
【0004】従って、この発明の目的は、一般のスキー
ヤーであっても容易に且つ安全にスキージャンプを楽し
むことができる、遊戯用スキージャンプ装置および遊戯
施設を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
滑走台と着地用のゲレンデ面とを備えるスキージャンプ
場の遊戯用スキージャンプ装置において、前記滑走台の
頂上および前記ゲレンデ面に立設された2本の支柱間に
わたり設けられたレールと、前記レールに配された、前
記レールに沿って走行可能なレール走行装置と、ジャン
パーを前記レール走行装置の下部に吊り下げるためのジ
ャンパー支持器と、前記レール走行装置の下部に吊り下
げられた前記ジャンパーを前記滑走台において滑走させ
るための、前記滑走台に設けられたスキー滑走装置とか
らなり、前記ジャンパー支持器は、前記ジャンパーの背
中に当接させる背板と、前記ジャンパーの腕を通して前
記ジャンパーを前記背板に固定するための、前記背板に
設けられたセフテイアームと、前記背板に固定された前
記ジャンパーを、前記背板に更に固定するための、前記
背板に設けられた安全ベルトとを備え、前記スキー滑走
装置は、前記レールと同方向に前記滑走台の上部から下
部にわたり設けられた、スキー板よりもやや広い幅を有
する、スキー板を挿入可能な枠と、前記枠の底面および
側面に設けられたローラ機構とからなることに特徴を有
するものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の装
置において、前記ジャンパー支持器は、前記レール走行
装置の下部に吊り棒を介して吊り下げられており、前記
吊り棒には前記ジャンパーの重量に応じて前記吊り棒を
伸縮可能とするための弾性体が設けられていることに特
徴を有するものである。
【0007】請求項3記載の発明は、滑走台と着地用の
ゲレンデ面とを備えるスキージャンプ場の遊戯用スキー
ジャンプ装置において、前記滑走台の頂上および前記ゲ
レンデ面に立設された2本の支柱間にわたり設けられた
レールと、前記レールに配された、前記レールに沿って
走行可能なレール走行装置と、ジャンパーを前記レール
走行装置の下部に吊り下げ且つ前記ジャンパーが履くス
キー板をその下端に取り付け可能なジャンパー滑走装置
とからなり、前記ジャンパー滑走装置は、前記ジャンパ
ーの背中に当接させる背板と、前記ジャンパーの腕を通
して前記ジャンパーを前記背板に固定するためのセフテ
イアームとを備えることに特徴を有するものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の装
置において、前記ジャンパー滑走装置には、前記ジャン
パーの重量に応じて前記ジャンパー滑走装置自体を伸縮
可能とするための弾性体が設けられていることに特徴を
有するものである。
【0009】請求項5記載の発明は、滑走台と着地用の
ゲレンデ面とを備えるスキージャンプ場の遊戯用スキー
ジャンプ装置において、前記滑走台の頂上および前記ゲ
レンデ面に立設された2本の支柱間にわたり設けられた
ワイヤと、前記ワイヤに配された、前記ワイヤに沿って
走行可能なワイヤ走行装置と、ジャンパーを前記ワイヤ
走行装置の下部に吊り下げるためのジャンパー支持器
と、前記ワイヤ走行装置の下部に吊り下げられた前記ジ
ャンパーを前記滑走台において滑走させるための、前記
滑走台に設けられたスキー滑走装置とからなり、前記ジ
ャンパー支持器は、前記ジャンパーの背中に当接させる
背板と、前記ジャンパーの腕を通して前記ジャンパーを
前記背板に固定するための、前記背板に設けられたセフ
テイアームと、前記背板に固定された前記ジャンパー
を、前記背板に更に固定するための、前記背板に設けら
れた安全ベルトとを備え、前記スキー滑走装置は、前記
ワイヤと同方向に前記滑走台の上部から下部にわたり設
けられた、スキー板よりもやや広い幅を有する、スキー
板を挿入可能な枠と、前記枠の底面および側面に設けら
れたローラ機構とからなることに特徴を有するものであ
る。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の装
置において、前記ジャンパー支持器は、前記ワイヤ走行
装置の下部に吊り棒を介して吊り下げられており、前記
吊り棒には前記ジャンパーの重量に応じて前記吊り棒を
伸縮可能とするための弾性体が設けられていることに特
徴を有するものである。
【0011】請求項7記載の遊戯装置は、請求項1、
2、3、4、5または6記載の遊戯用スキージャンプ装
置を備えることに特徴を有するものである。請求項1、
請求項2に記載の発明に係る遊戯用スキージャンプ装置
においては、スキージャンプ場の滑走台の頂上のスター
ト地点において、レール走行装置に吊り下げられたジャ
ケット型のジャンパー支持器にジャンパーを着装する。
その際、ジャンパーの体重によって、吊り棒が備えるエ
アースプリング等の弾性体の強さの調整を行う。ジャン
パーが履くスキー板を滑走台に設けられた滑走装置の枠
内に挿入する。レールに配されたレール走行装置をレー
ルに沿って走行させることによって、ジャンパーを滑走
台から空中に向けて、一時的に遊戯(ジャンプ)させ
る。この際、吊り棒の弾性体が、ジャンパーの体重によ
り伸び、それによってスキー板がゲレンデ面に着地し、
レール走行装置のスピードを駆動制御部によってコント
ロールすることにより、ゲレンデ面において滑走停止す
る。停止後、ジャンパーからジャンパー支持器が取り外
される。そして、レール走行装置およびジャンパー支持
器は、滑走台頂上のスタート地点まで戻される。
【0012】請求項3、請求項4に記載の発明に係る遊
戯用スキージャンプ装置においては、スキージャンプ場
の滑走台の頂上のスタート地点において、レール走行装
置に吊り下げられたジャンパー滑走装置にジャンパーを
着装する。ジャンパーが履くスキー板は、ジャンパー滑
走装置の下端に角度調整装置を介して取りつける。着装
後、レールに配されたレール走行装置をレールに沿って
走行させる。ジャンパー用セフテイアームは、エアース
プリング等の弾性体によりジャンパーの屈伸作動により
上下作動する構造となっており、より一層のジャンプ飛
び出し状態を提供する。滑走台よりジャンパー滑走装置
が離れることにより、ジャンパーを滑走台から空中に向
けて、一時的に空中に浮遊(ジャンプ)させる。ジャン
パーが着地の際は、ジャンパー滑走装置にスキー板を取
り付ける角度調整装置の上方のエアースプリング等の弾
性体によって、安全確実に着地をすることができる。停
止後、ジャンパーからジャンパー滑走装置が取り外され
る。そして、レール走行装置およびジャンパー滑走装置
は、滑走台頂上のスタート地点まで戻される。
【0013】請求項5、請求項6に記載の発明に係る遊
戯用スキージャンプ装置においては、スキージャンプ場
の滑走台の頂上のスタート地点において、ワイヤ走行装
置に吊り下げられたジャケット型のジャンパー支持器に
ジャンパーを装着する。その際、ジャンパーの体重によ
って、吊り棒が備えるエアースプリング等の弾性体の強
さの調整を行う。ジャンパーが履くスキー板を滑走台に
設けられた滑走装置の枠内に挿入する。ワイヤに配され
たワイヤ走行装置をワイヤに沿って走行させることによ
って、ジャンパーを滑走台より空中に向けて、一時的に
浮遊(ジャンプ)させる。この際、吊り棒の弾性体が、
体重の重さにより伸び、それによってスキー板がゲレン
デ面に着地し、ワイヤ走行装置のスピードを、速度調整
ワイヤによってコントロールすることにより、ゲレンデ
面において滑走停止する。停止後、ジャンパーからジャ
ンパー支持器が取り外される。そして、ワイヤ走行装置
およびジャンパー支持器は、滑走台頂上のスタート地点
まで戻される。
【0014】請求項7に記載の発明に係る遊戯施設は、
上記の遊戯用スキージャンプ装置が設けられている。適
切な温度に保持されたドーム内に遊戯用スキージャンプ
装置を設け、更に、スキーゲレンデやアイス滑り台等を
設けることにより、充実した遊戯施設となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
図面を参照しながら説明する。 〔実施の形態1〕図1は、この発明の実施の形態1に係
る遊戯用スキージャンプ装置の全体構成を示す側面図、
図2は、レールおよびレール走行装置を示す側面図、図
3は、図2のA−A線断面図、図4は、滑走装置を示す
断面図、図5は、スキー板部を示す斜視図、図6は、ジ
ャンパー部を示す斜視図、図7は、ジャンパー支持器を
示す斜視図である。
【0016】本発明遊戯用スキージャンプ装置は、スキ
ージャンプ場に設けられている。スキージャンプ場は、
スキージャンプの滑走台40および着地用ゲレンデ面4
1からなっている。滑走台40の頂上および着地用ゲレ
ンデ面41には支柱1がそれぞれ立設されている。支柱
1と1との間にわたりレール2が設けられている。レー
ル2には、レール走行装置3がレールに沿って走行可能
に設けられている。レール走行装置3は、枠体19に軸
着されたレール走行用の車輪4からなる駆動部と、車輪
4と連動する駆動制御部5とからなっている。29は駆
動制御機器が設置された制御ボックスである。
【0017】レール走行装置3の下方には、ジャケット
型のジャンパー支持器6が、エアースプリング付き吊り
棒7によって取付けられている。レール走行装置3の枠
体19と吊り棒7とのジョイント部分には、吊り棒7の
振り子現象を防止するための角度調整ストッパー13が
設けられている。吊り棒7は、一時的に空中維持するた
めのエアー圧力調整器8を装備している。
【0018】ジャンパー支持器6は、ジャンパー18が
背中に背負うことが可能な背板9と、ジャンパー18を
固定するためのセフテイアーム11と、安全ベルト12
とを装備している。このようなジャンパー支持器6は、
ジャケットの背板9の角度を調整するための調整器10
を介して、吊り棒7の下端に取り付けられている。
【0019】滑走台40には、溝状の滑走装置15が斜
面に沿って設けられている。溝内には枠が嵌め込まれ、
枠の底面および側面には、スキー板14の滑走および走
行の際、スキー板14が走行コースより外れないよう
に、ローラ等の回転機構17が設けられている。これに
より、スキー板14は、ローラ回転機構17を介して滑
走装置15に沿って滑走可能である。また、スキー板1
4には、先端の下がり過ぎを防止するために、その後端
部にウエート16が取付けられている。
【0020】ジャンパー18は、セフテイアーム11お
よび安全ベルト12を介して、ジャケット型ジャンパー
支持器6を着装する。スキー靴20およびスキー板14
を着装したジャンパー18は、スキー板14を、滑走装
置15にセットする。このようにしてジャンプの準備が
完了したジャンパー18は、滑走装置15を用いて滑走
台40を滑走する。なお、滑走装置15を滑走台40の
先端の手前2〜3m部分までとすることにより、スキー
板14が滑走装置15から早めに離脱し、残りは雪面を
滑走し、より一層のジャンプ効果を高めることができ
る。
【0021】滑走台40より離脱したジャンパーは、走
行装置3に設けられたジャンパー支持器6の角度調整装
置10によって、頭部より傾斜落下するのを防止される
とともに、ジャンパー18のウエートによって調整され
たエアースプリング付き吊り棒7の長さが徐々に伸びる
ことによって、安全且つ確実に、着地効果を高め着地誘
導をすることができる。
【0022】ジャンパー18が着地用ゲレンデ面41の
着地面に着地後、レール走行装置3のスピードを減速し
停止することにより、ジャンパー18は転倒すること無
く安全に着地、滑走および停止を行うことができる。
【0023】ジャンプを終えたジャンパー18が、ジャ
ンパー支持器6を取り外した後、レール走行装置3およ
びジャンパー支持器6は、自動制御により滑走台40の
頂上まで戻る構成となっている。
【0024】〔実施の形態2〕次に、この発明の遊戯用
スキージャンプ装置の実施の形態2を、図8〜9によっ
て説明する。図8は、この発明の実施の形態2に係る遊
戯用スキージャンプ装置の全体構成を示す側面図、図9
は、ジャンパー部を示す斜視図である。
【0025】本実施の形態の遊戯用スキージャンプ装置
おいては、レール2およびレール走行装置3の構造は、
図1〜8に示す実施の形態1と同じである。レール走行
装置3の下部には、パイプフレーム23からなるジャン
パー滑走装置21が吊り金物22によって取付けられて
いる。滑走装置21の吊り金物22の上端は、レール走
行装置3の枠体19に固定されている。滑走装置21を
構成するパイプフレーム23は、ジャンパー18の背中
と当接する背板24と、ジャンパー固定用のセフテイア
ーム25を有している。このセフテイアーム25は、ジ
ャンパー18が内側から腕を通すようになっており、パ
イプ内のエアースプリング26によってジャンパー18
の上下運動に連動して上下にスライド作動する構成とな
っている。ジャンパー滑走装置21の下端にはスキー板
14が取り付けられている。ジャンパー18は、滑走台
40の斜面を滑走し、着地用ゲレンデ面41に向けてジ
ャンプする。スキー板14の先端が下がり過ぎて、スキ
ー板14の着地時に先端が雪面に突っ込み転倒すること
を防止するため、パイプフレーム23の下端とスキー板
14との取付け部には、角度調整装置27が設けられて
いる。 この角度調整装置27によって安全且つ確実に、
着地効果を高め着地誘導をすることができる。パイプフ
レーム23とスキー板14との接続部(角度調整装置2
7)のやや上方には、スキー板14が滑走ジャンプおよ
び着地滑走時に雪面に対応できるようにエアークッショ
ン28が設けられている。
【0026】ジャンパー18が着地用ゲレンデ面41の
着地面に着地後、レール走行装置3のスピードを減速し
停止することにより、スキージャンパー18は転倒する
こと無く安全に着地、滑走、停止を行うことができる。
【0027】ジャンプを終えたジャンパー18が、ジャ
ンパー滑走装置21から離れた後、レール走行装置3お
よびジャンパー滑走装置21は、自動制御により滑走台
40の頂上まで戻る構成となっている。
【0028】〔実施の形態3〕次に、この発明の遊戯用
スキージャンプ装置の実施の形態3を、図10〜14に
よって説明する。図10は、この発明の実施の形態3に
係る遊戯用スキージャンプ装置の全体構成を示す側面
図、図11は、ワイヤおよび走行装置を示す側面図、図
12は、滑走装置を示す断面図、図13は、スキー板部
を示す斜視図、図14は、ジャンパー部を示す斜視図で
ある。
【0029】本実施の形態の遊戯用スキージャンプ装置
においては、滑走台40の頂上の支柱1と着地用ゲレン
デ面41の支柱1との間にわたりワイヤ30が設けられ
ている。ワイヤ30には、筒状のワイヤ走行装置31が
嵌め込まれている。ワイヤ走行装置31内には、走行用
のベアリング機構34を有する回転部が設けられてお
り、このベアリング機構34の作用によって、ワイヤ走
行装置31はワイヤ30に沿って走行可能である。ワイ
ヤ走行装置31には、ワイヤ走行装置31の速度を調整
するための速度調整ワイヤ35が取り付けられている。
速度調整ワイヤ35は、滑走台40の頂上に設けられた
巻き取り装置36によって巻き取り巻き出し可能になっ
ている。39は、速度調整ワイヤ35をワイヤ30に沿
って吊るためのワイヤ吊り装置である。複数のワイヤ吊
り装置39が、ワイヤ30に沿って所定間隔をあけて配
設されている。37は、速度調整ワイヤ巻き取り装置3
6の巻き取り巻き出し速度コントロール装置である。
【0030】ワイヤ走行装置31の下方には、図1〜7
に示す実施の形態1と同じ構造を有する、ジャケット型
のジャンパー支持器6が取付けられている。ワイヤ走行
装置31と吊り棒7とのジョイント部分には、吊り棒7
の振り子現象を防止するための角度調整ストッパー32
が設けられている(図11、図14参照)。
【0031】滑走台40の滑走面の上には、枠状の滑走
装置33が斜面に沿って設けられている。滑走装置33
の枠内の底面および側面には、スキー板14の滑走およ
び走行の際、スキー板14が走行コースより外れないよ
うに、ローラ等の回転機構38が設けられている。これ
により、スキー板14は、ローラ回転機構38を介して
滑走装置33に沿って滑走可能である。また、スキー板
14には、先端の下がり過ぎを防止するために、その後
端部にウエート16が取付けられている。
【0032】ジャンパー18は、セフテイアーム11お
よび安全ベルト12を介して、ジャケット型ジャンパー
支持器6を着装する。スキー靴20およびスキー板14
を着装したジャンパー18は、スキー板14を、滑走装
置33にセットする。このようにしてジャンプの準備が
完了したジャンパー18は、滑走装置33を用いて滑走
台40を滑走する。
【0033】滑走台40より離脱したジャンパー18
は、ワイヤ走行装置31に設けられたジャンパー支持器
6の角度調整ストッパー32によって、頭部より傾斜落
下するのを防止されるとともに、ジャンパー18のウエ
ートによって調整されたエアースプリング付き吊り棒7
の長さが徐々に伸びることによって、安全且つ確実に、
着地効果を高め着地誘導をすることができる。
【0034】ジャンパー18が着地用ゲレンデ面41の
着地面に着地後、ワイヤ走行装置31のスピードを速度
調整ワイヤ35によって減速し停止することにより、ジ
ャンパー18は転倒すること無く安全に着地、滑走およ
び停止を行うことができる。
【0035】ジャンプを終えたジャンパー18が、ジャ
ンパー支持器6を取り外した後、ワイヤ走行装置31お
よびジャンパー支持器6は、自動制御により滑走台40
の頂上まで戻る構成となっている。
【0036】〔実施の形態4〕図15は、この発明の実
施の形態4に係る遊戯施設を示す側面図である。遊戯施
設Aは、ドームG内に遊戯用スキージャンプ装置Bが設
けられたドーム施設である。ドームG内に、遊戯用スキ
ージャンプ装置B、リフト42を備えるスキー用ゲレン
デコースC、円形の滑り台D、アイス滑り台Fおよびエ
スカレータ(動く歩道)Eを設け、ドーム内の温度を5
〜10℃に保持することにより、ジャンパーは冬物ウェ
アーに着替えることなく、自由にスキージャンプ、スキ
ーおよび滑り台を楽しむことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下に示す有用な効果がもたらされる。
【0038】 この発明の遊戯用スキージャンプ装置
によれば、一般のスキーヤーであっても、スキー場で遊
戯用としてスキージャンプを安全且つ容易に楽しむこと
ができる。
【0039】 この発明の遊戯施設によれば、ドーム
内の温度を5〜10℃に保持することにより、ジャンパ
ーは冬物ウェアーに着替えることなく、自由にスキージ
ャンプ等を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置の全体構成を示す側面図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置のレールおよび走行装置を示す側面図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置の滑走装置を示す断面図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置のスキー板部を示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置のジャンパー部を示す斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置のジャンパー支持器を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置の全体構成を示す側面図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係る遊戯用スキージ
ャンプ装置のジャンパー部を示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態3に係る遊戯用スキー
ジャンプ装置の全体構成を示す側面図である。
【図11】この発明の実施の形態3に係る遊戯用スキー
ジャンプ装置のワイヤおよび走行装置を示す側面図であ
る。
【図12】この発明の実施の形態3に係る遊戯用スキー
ジャンプ装置の滑走装置を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態3に係る遊戯用スキー
ジャンプ装置のスキー板部を示す斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態3に係る遊戯用スキー
ジャンプ装置のジャンパー部を示す斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態4に係る遊戯施設を示
す側面図である。
【符号の説明】 A:遊戯施設 B:遊戯用ジャンプ装置 C:スキー用ゲレンデコース D:円型の滑り台 E:エスカレーター(動く歩道) F:アイス G:ドーム 1:支柱 2:レール 3:走行装置 4:車輪 5:駆動制御部 6:ジャンパー支持器 7:吊り棒 8:エアー圧力調整器 9:背板 10:角度調整装置 11:セフテイアーム 12:安全ベルト 13:角度調整ストッパー 14:スキー板 15:滑走装置 16:ウエート 17:回転機構 18:ジャンパー 19:枠体 20:スキー靴 21:ジャンパー滑走装置 22:吊り金物 23:パイプフレーム 24:背板 25:セフテイアーム 26:エアースプリング 27:角度調整装置 28:エアークッション 29:制御ボックス 30:ワイヤ 32:角度調整ストッパー 33:滑走装置 34:ベアリング機構 35:速度調整ワイヤ 31:走行装置 36:巻き取り装置 37:巻き取り装置のコントロール装置 38:ローラ回転機構 39:ワイヤ吊り装置 40:滑走台 41:着地用ゲレンデ面 42:リフト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑走台と着地用のゲレンデ面とを備える
    スキージャンプ場の遊戯用スキージャンプ装置におい
    て、前記滑走台の頂上および前記ゲレンデ面に立設され
    た2本の支柱間にわたり設けられたレールと、前記レー
    ルに配された、前記レールに沿って走行可能なレール走
    行装置と、ジャンパーを前記レール走行装置の下部に吊
    り下げるためのジャンパー支持器と、前記レール走行装
    置の下部に吊り下げられた前記ジャンパーを前記滑走台
    において滑走させるための、前記滑走台に設けられたス
    キー滑走装置とからなり、前記ジャンパー支持器は、前
    記ジャンパーの背中に当接させる背板と、前記ジャンパ
    ーの腕を通して前記ジャンパーを前記背板に固定するた
    めの、前記背板に設けられたセフテイアームと、前記背
    板に固定された前記ジャンパーを、前記背板に更に固定
    するための、前記背板に設けられた安全ベルトとを備
    え、前記スキー滑走装置は、前記レールと同方向に前記
    滑走台の上部から下部にわたり設けられた、スキー板よ
    りもやや広い幅を有する、スキー板を挿入可能な枠と、
    前記枠の底面および側面に設けられたローラ機構とから
    なることを特徴とする、遊戯用スキージャンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャンパー支持器は、前記レール走
    行装置の下部に吊り棒を介して吊り下げられており、前
    記吊り棒には前記ジャンパーの重量に応じて前記吊り棒
    を伸縮可能とするための弾性体が設けられている請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 滑走台と着地用のゲレンデ面とを備える
    スキージャンプ場の遊戯用スキージャンプ装置におい
    て、前記滑走台の頂上および前記ゲレンデ面に立設され
    た2本の支柱間にわたり設けられたレールと、前記レー
    ルに配された、前記レールに沿って走行可能なレール走
    行装置と、ジャンパーを前記レール走行装置の下部に吊
    り下げ且つ前記ジャンパーが履くスキー板をその下端に
    取り付け可能なジャンパー滑走装置とからなり、前記ジ
    ャンパー滑走装置は、前記ジャンパーの背中に当接させ
    る背板と、前記ジャンパーの腕を通して前記ジャンパー
    を前記背板に固定するためのセフテイアームとを備える
    ことを特徴とする、遊戯用スキージャンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャンパー滑走装置には、前記ジャ
    ンパーの重量に応じて前記ジャンパー滑走装置自体を伸
    縮可能とするための弾性体が設けられている請求項3記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 滑走台と着地用のゲレンデ面とを備える
    スキージャンプ場の遊戯用スキージャンプ装置におい
    て、前記滑走台の頂上および前記ゲレンデ面に立設され
    た2本の支柱間にわたり設けられたワイヤと、前記ワイ
    ヤに配された、前記ワイヤに沿って走行可能なワイヤ走
    行装置と、ジャンパーを前記ワイヤ走行装置の下部に吊
    り下げるためのジャンパー支持器と、前記ワイヤ走行装
    置の下部に吊り下げられた前記ジャンパーを前記滑走台
    において滑走させるための、前記滑走台に設けられたス
    キー滑走装置とからなり、前記ジャンパー支持器は、前
    記ジャンパーの背中に当接させる背板と、前記ジャンパ
    ーの腕を通して前記ジャンパーを前記背板に固定するた
    めの、前記背板に設けられたセフテイアームと、前記背
    板に固定された前記ジャンパーを、前記背板に更に固定
    するための、前記背板に設けられた安全ベルトとを備
    え、前記スキー滑走装置は、前記ワイヤと同方向に前記
    滑走台の上部から下部にわたり設けられた、スキー板よ
    りもやや広い幅を有する、スキー板を挿入可能な枠と、
    前記枠の底面および側面に設けられたローラ機構とから
    なることを特徴とする、遊戯用スキージャンプ装置。
  6. 【請求項6】 前記ジャンパー支持器は、前記ワイヤ走
    行装置の下部に吊り棒を介して吊り下げられており、前
    記吊り棒には前記ジャンパーの重量に応じて前記吊り棒
    を伸縮可能とするための弾性体が設けられている請求項
    5記載の装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    の遊戯用スキージャンプ装置を備えることを特徴とする
    遊戯施設。
JP10184416A 1998-06-30 1998-06-30 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設 Pending JP2000014860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184416A JP2000014860A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184416A JP2000014860A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000014860A true JP2000014860A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16152794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10184416A Pending JP2000014860A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000014860A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1270053A1 (de) * 2001-06-22 2003-01-02 Walter Pondorfer Sport- und Freizeiteinrichtung zum Simulieren des Schisprunges
WO2003035473A1 (de) * 2001-10-19 2003-05-01 Christian Noll Demonstrationseinrichtung für flugsportgeräte
JP2008529565A (ja) * 2005-02-07 2008-08-07 ドナルド・アーニー 冬季レクリエーション装置
CN105749523A (zh) * 2016-03-07 2016-07-13 华北理工大学 花样轮滑训练机
KR101731796B1 (ko) 2015-06-26 2017-05-02 신비 팔 다리 복합 운동이 가능한 놀이터 적용 안전 유희 구조물
KR101774489B1 (ko) * 2016-07-19 2017-09-05 전자부품연구원 스키 점프 비행자세 연습장치
ES2717650A1 (es) * 2017-12-22 2019-06-24 Univ Extremadura Sistema de sujeción de seguridad para entrenamiento deportivo
CN110251921A (zh) * 2019-08-02 2019-09-20 尖锋 管状滑雪气包
KR102123295B1 (ko) * 2019-12-13 2020-06-16 (주)신흥이앤지 사계절용 스카이 스키

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1270053A1 (de) * 2001-06-22 2003-01-02 Walter Pondorfer Sport- und Freizeiteinrichtung zum Simulieren des Schisprunges
WO2003035473A1 (de) * 2001-10-19 2003-05-01 Christian Noll Demonstrationseinrichtung für flugsportgeräte
JP2008529565A (ja) * 2005-02-07 2008-08-07 ドナルド・アーニー 冬季レクリエーション装置
KR101731796B1 (ko) 2015-06-26 2017-05-02 신비 팔 다리 복합 운동이 가능한 놀이터 적용 안전 유희 구조물
CN105749523A (zh) * 2016-03-07 2016-07-13 华北理工大学 花样轮滑训练机
KR101774489B1 (ko) * 2016-07-19 2017-09-05 전자부품연구원 스키 점프 비행자세 연습장치
ES2717650A1 (es) * 2017-12-22 2019-06-24 Univ Extremadura Sistema de sujeción de seguridad para entrenamiento deportivo
CN110251921A (zh) * 2019-08-02 2019-09-20 尖锋 管状滑雪气包
KR102123295B1 (ko) * 2019-12-13 2020-06-16 (주)신흥이앤지 사계절용 스카이 스키

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5224425A (en) Cable skydiving
US4545575A (en) Apparatus for learning to ski
US5853331A (en) Amusement ride
JP2000014860A (ja) 遊戯用スキージャンプ装置および遊戯施設
US7614957B2 (en) Harness safety system
US20190161099A1 (en) Device For Moving A Guide Track Section Of A Guide Track System For Vehicles On A Fun Fair Ride
US4335658A (en) Downhill slide system
KR101780967B1 (ko) 스키 점프 시뮬레이터 및 제어 서버
CN106730781B (zh) 动平衡多人协同滑行设备
JPH09508836A (ja) 操舵可能なスイング装置
CN210186395U (zh) 一种模拟跳台滑雪运动的滑雪台组合体
JP2000262753A (ja) 滑走具自動戻り機構付ロープウェイ
JPH1133238A (ja) 滑走飛行遊戯装置
KR101721646B1 (ko) 스키 점프 시뮬레이터
EP1270053A1 (de) Sport- und Freizeiteinrichtung zum Simulieren des Schisprunges
RU2284843C1 (ru) Аттракцион савиновского в.г. (варианты)
KR101774489B1 (ko) 스키 점프 비행자세 연습장치
US3556521A (en) Ski teaching apparatus
RU1824211C (ru) Горка с трамплином дл скатывани и прыжков
JP2002102404A (ja) 転倒防止装置
US330493A (en) Means for instructing beginners in roller-skating
CN213491754U (zh) 一种具有减速功能的攀爬架滑轨系统
CZ32830U1 (cs) Polohovatelný trenažér zimních sportů
SU1695961A1 (ru) Горка с трамплином дл скатывани и прыжков
JP3426700B2 (ja) 宙吊式遊戯具