JPH1133238A - 滑走飛行遊戯装置 - Google Patents

滑走飛行遊戯装置

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JPH1133238A
JPH1133238A JP9205230A JP20523097A JPH1133238A JP H1133238 A JPH1133238 A JP H1133238A JP 9205230 A JP9205230 A JP 9205230A JP 20523097 A JP20523097 A JP 20523097A JP H1133238 A JPH1133238 A JP H1133238A
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JP
Japan
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gliding
player
slide
flight
sliding
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JP9205230A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishikawa
武 石川
Masami Ishikawa
雅巳 石川
Atsushi Kanai
淳 金井
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BANJII JAPAN KK
Original Assignee
BANJII JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直感的かつ大胆な飛行感覚を体験でき、しか
もスピード感や刺激的なスリル感をも味わうことができ
る滑走飛行遊戯装置を提供する。 【解決手段】 滑走飛行遊戯装置1は、滑走開始位置S
からそれよりも低所に設定された飛び出し口Hに向けて
重力により遊戯者Pが滑走すると共に、飛び出し口Hか
ら遊戯者Pを空中へ飛び出させる滑走台2と、滑走台上
における遊戯者Pの滑走経路3及びそれに続く遊戯者P
の飛行経路4よりも上方において、それら滑走経路3及
び飛行経路4に沿って設けられたガイド体5と、一方の
端部側がガイド体5の長手方向に沿って移動可能に連結
され、他端側が遊戯者Pに対して滑走体6を介して間接
的に結合された可橈性を有する長尺の連結部材7とを備
える。そして遊戯者Pは、連結部材7を介してガイド体
5によりガイドされつつ滑走台2上を滑走し、その後滑
走台2の飛び出し口Hより連結部材7を介してガイド体
5によりガイドされつつ空中を飛行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊園地やレクリエ
ーション施設等に設置される滑走飛行遊戯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば遊園地やレクリエーション施設等
に設置される乗り物としてジェットコースターが知られ
ている。ジェットコースターはレール上を高速で走行す
ることによりスピード感やスリル感を味うことができ、
若者をはじめ多くの遊戯者の人気を集めている。そこ
で、このスピード感やスリル感に加え、人間古来の「自
由に空中を飛んでみたい」という飛行願望も満たすため
に、特開平7−289739号公報には、例えばレール
の中間部に欠落部を形成し、走行車両をその欠落部で一
端空中に飛び出させた後、再びレールに戻って走行させ
ることにより、遊戯者に空中を飛んでいるような錯覚を
起こさせることができる遊戯用乗物装置が開示されてい
る。しかしながら、この構成では欠落部の形成長さに限
界があるので飛行している時間が短く、遊戯者の飛行願
望を充分に満足させるには至らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、レールを使用
せずに、支柱間に張り渡されたワイヤーロープに例えば
飛行機等の形状を模した乗り物を吊り下げて、これをワ
イヤーロープに沿って高速移動させることにより、乗車
している遊戯者に飛行感を味わわせる遊戯用乗り物装置
が数多く提案されている(例えば、実開昭51−316
70号、実開昭54−25373号及び実開平5−91
743号の各公報)。しかしながら、これらの乗り物装
置は高速移動する一種のロープウェイに過ぎないもので
あり、ジェットコースターと比べれば飛行感があるとは
いえ、斬新さにおいて見劣りがする感じが否めない。そ
の結果、いわゆるバンジージャンプやスカイダイビン
グ、あるいはハンググライダーといったより直接的かつ
大胆な遊戯等も経験して刺激感覚がマヒしている最近の
若者等には、大きなインパクトを与えるには至らず、ま
してや「鳥のように自由に空を飛んでみたい」という願
望を満たすには程遠いと言わざるを得ない。
【0004】一方、スポーツの分野に目を向ければ、ス
キーのジャンプ等も人間の飛行願望を満たす競技として
注目される。しかし、この競技はほとんど何の補助もな
くジャンプ台上をスキーにより高速滑走し、空中での姿
勢を保ちながら自力で着地しなければならないから極め
て高度で専門的な訓練を必要とし、誰にでも体験できる
ものではない。
【0005】本発明の課題は、従来の装置よりもはるか
に直感的かつ大胆な飛行感覚を体験でき、しかもスピー
ド感や刺激的なスリル感をも味わうことができる滑走飛
行遊戯装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために本発明の滑走飛行遊戯装置は、下記
の要件を含んで構成されることを特徴とする。 滑走台:滑走開始位置からそれよりも低所に設定され
た飛び出し口に向けて重力により遊戯者が滑走するとと
もに、該飛び出し口から遊戯者を空中へ飛び出させる。 ガイド体:滑走台上における遊戯者の滑走経路及びそ
れに続く遊戯者の飛行経路よりも上方において、それら
滑走経路及び飛行経路に沿って設けられる。 長尺の連結部材:一方の端部側がガイド体の長手方向
に沿って移動可能に連結され、他端側が遊戯者に対して
直接又は他部材を介して間接的に結合された可橈性を有
する。 そして、遊戯者は、連結部材を介してガイド体によりガ
イドされつつ滑走台上を滑走し、その後該滑走台の飛び
出し口より連結部材を介してガイド体によりガイドされ
つつ空中を飛行する。
【0007】上述の構成においては、滑走台により、滑
走開始位置からそれよりも低所に設定された飛び出し口
に向けて重力により遊戯者が滑走するとともに、該飛び
出し口から遊戯者を空中へ飛び出させるようにしたの
で、遊戯者はスキーのジャンプ競技にも通じる究極のス
ピード感とスリル感、そして何よりも斬新で直接的な飛
行感を体験でき、太古の時代から人類が抱いてきた飛行
願望を存分に満たすことができる。また、遊戯者は連結
部材を介してガイド体に連結され、このガイド体に沿っ
て案内されながら滑走・飛行するので、ジャンプ競技の
ような高度な訓練は全く不要であり、手軽に安心してス
リルを楽しむことができる。
【0008】上記遊戯装置においては、遊戯者が直接滑
走台上を滑走するようにしてもよいが、次のような構成
とすればより高速の滑走・飛行体験を手軽に味わうこと
ができるようになる。すなわち、滑走飛行遊戯装置には
滑走台上を滑走する滑走体を設け、該滑走体を連結部材
の他端側に連結するとともに、遊戯者を滑走体に着脱式
結合部材により着脱可能に結合するようにする。遊戯者
は該滑走体とともに滑走及び飛行することとなる。これ
により、滑走台上での滑走がスムーズになり、より高速
で滑走及び飛行ができるので、スリル感を倍増させるこ
とができる。この場合、滑走体は、滑走台上を転がり移
動するための車輪を備えた滑走車体とすることができ
る。こうすれば、滑走体のスピードがさらにアップして
スリル感をより高めることができる。
【0009】なお、連結部材には、該連結部材の一方の
端部側に結合され、ガイド体に沿って移動可能なスライ
ド結合部を設けることができる。この場合、そのスライ
ド結合部はガイド体に対して着脱可能に構成することが
できる。
【0010】次に、ガイド体は所定の間隔で並列に配置
された2本のガイド体形成部材を含んで構成することが
できる。この場合、それらガイド体形成部材に対応して
連結部材も2本設け、それぞれ一方の端部側を対応する
ガイド体形成部材に対しその長手方向に移動可能に連結
し、また、他端側を滑走体の幅方向両側に結合する構成
とすることができる。これにより、滑走体の滑走及び飛
行姿勢をより安定させることができる。また、連結部材
が滑走体に結合されているので、衝撃が遊戯者にダイレ
クトに伝わりにくく、遊戯者は快適に遊戯を楽しむこと
ができる。
【0011】次に、連結部材はゴム等の弾性材料により
伸縮可能に構成することができる。これにより遊戯者
は、連結部材の伸縮により上下に揺動しながらガイド体
に沿って飛行することとなる。これにより、飛行後の落
下のスリルを連結部材の伸縮に伴う揺動により繰返し味
わうことができ、遊戯がより刺激的なものとなる。
【0012】上記滑走飛行遊戯装置は、遊戯者が滑走台
の飛び出し口から所定距離飛行した後、予め定められた
飛行終了位置において飛行を終了する(例えば着地す
る)ように構成できる。この場合、該飛行終了位置にお
いて遊戯者から取り外した滑走体をガイド体に沿って滑
走開始位置まで搬送する滑走体回収機構を設けることが
できる。これにより、滑走体の回収が容易に行えるの
で、滑走飛行遊戯装置の稼働効率が向上する。
【0013】滑走体回収機構は、ガイド体に並列に配置
された長尺の搬送路形成部材と、該搬送路形成部材に一
端が固定され、他端側が滑走体に着脱可能に連結される
回収結合部材と、搬送路形成部材をその長手方向におい
て回収結合部材及び滑走体とともに滑走開始位置に向け
て駆動する駆動手段とを含むように構成することができ
る。これにより、滑走体の回収を簡単な装置構成で効率
的に行うことができる。
【0014】滑走飛行遊戯装置においては、滑走体、連
結部材及びスライド結合部の組を複数組設けることがで
きる。この場合、それら組のうちの1つが、飛行終了後
にスライド結合部をガイド体から取り外した状態で滑走
体回収機構により滑走開始位置に回収される間に、他の
1組を滑走及び飛行可能とすることができる。これによ
り、滑走体の回収と滑走及び飛行が同時に行えるので、
滑走飛行遊戯装置の稼働効率をさらに向上させることが
できる。
【0015】また、滑走飛行遊戯装置においては、部材
貯溜部に一端側が引出可能に貯溜される一方、他端側が
滑走体に連結された長尺の可橈性部材で構成され、滑走
体の滑走及び飛行に伴い部材貯溜部から引き出される制
動用連結部材と、飛行中の滑走体及び遊戯者を減速させ
る制動力を制動用連結部材を介して滑走体に付与する制
動機構とを備える構成とすることができる。これによ
り、飛行中の滑走体及び遊戯者の飛行速度を飛行終了に
備えて確実に減速でき、スムーズに飛行終了位置に到着
させることができる。
【0016】部材貯溜部において制動用連結部材は、そ
の一端側が巻取部材に巻き取られた状態で貯溜され、滑
走体が滑走するに伴い巻取部材が回転することにより引
き出されるようになっており、制動機構は、巻取部材の
回転を減速させることにより制動力を生じさせるものと
することができる。これにより、制動機構の構成を単純
化でき、また制動も確実に行える。この場合、制動用連
結部材は、滑走体が滑走するに伴い、滑走開始位置の近
傍を通って滑走面に沿うように引き出されるようにする
ことができる。
【0017】巻取部材は、引き出された制動用連結部材
を引出時とは逆向きに回転してこれを巻き取ることによ
り、滑走体を滑走開始位置へ向けて回収するものとして
構成することができる。すなわち、巻取部材を滑走体回
収機構の一部をなすものとして流用することにより、装
置の部品点数を減らすことができる。また、これに対応
して滑走台における滑走面の飛び出し口側の先端部分を
下り勾配に形成しておけば、回収時に滑走体の引っ掛か
りが防止されてその回収をスムーズに行うことができ
る。
【0018】次に、上記滑走飛行遊戯装置は、遊戯者が
滑走体の上面にうつ伏せ又は仰向けの状態で着脱式結合
部材により固定されるように構成することができる。こ
の場合、着脱式結合部材は、遊戯者の胴部を滑走体の上
面に着脱可能に固定する胴部固定手段と、該遊戯者の肩
部を該滑走体の上面に着脱可能に固定する肩部固定手段
とを含む構成とすることができる。胴部固定手段と肩部
固定手段との双方により遊戯者を滑走体に固定するよう
にすることで、遊戯者は滑走体と密着・一体化して滑走
及び飛行することとなり、より快適な遊戯を楽しむこと
ができる。また、滑走体に対し遊戯者がうつ伏せ又は仰
向けの状態で結合されるので、スリル感をさらに高める
ことができる。
【0019】この場合胴部固定手段は、滑走体上にうつ
伏せ又は仰向けになった遊戯者の胴部に対し、その幅方
向の一方の側に結合され、他方の側は該遊戯者の胴体の
上面に沿って反対側に回り込み、その端部が該滑走体の
幅方向の他方の側に結合される胴部ベルト部材を含むも
のとして構成することができる。また、肩部固定手段
は、滑走体の上面に対しそれぞれ一方の側が遊戯者の対
応する肩部の前方において滑走体上面に結合され、他方
の側が遊戯者の上面に沿って後方側に延び、その端部が
胴部ベルト部材に対して直接又は他部材を介して間接的
に結合される1対の肩部ベルト部材を含むように構成で
きる。これにより、遊戯者と滑走体との密着度及び一体
化度が増し、さらに快適な遊戯を楽しむことができる。
【0020】また、滑走体には、遊戯者の足部を該滑走
体上面に対してそれぞれ固定するための足部固定手段を
設けることができる。このようにすることで、遊戯者の
足のばたつきが防止でき、より快適に滑走・飛行を楽し
むことができる。さらに、滑走体の前方部分には遊戯者
が手で握るハンドグリップを設けることができる。こう
すれば、いわゆる「怖いもの見たさ」の遊戯者が、滑走
あるいは飛行中にこのハンドグリップにしがみつくこと
で、その恐怖感を多少なりとも和らげることができる。
【0021】次に、滑走開始位置は設置面よりも高所に
位置させることができ、その設置面から滑走開始位置へ
向けて遊戯者が昇るための階段、はしご、エレベータ又
はエスカレータ等の上昇手段を設けることができる。こ
れにより、遊戯者は滑走開始位置へ速やかに昇ることが
でき、装置の使用効率を高めることができる。
【0022】次に、滑走台には、滑走体の横方向の移動
を規制する横移動規制部を、滑走面の幅方向両側におい
て該滑走面から立ち上がるように形成することができ
る。これにより、滑走体を安定した姿勢で飛び出し口か
ら飛び出させることができ、快適な飛行が楽しめるよう
になる。また、滑走台は滑走車体の滑走方向に沿って車
輪をガイドするガイドレールを含み、当該ガイドレール
が滑走経路を形成する構成とすることができる。この場
合、ガイドレールには、車輪の上下方向の移動を規制す
る上下移動規制部を、当該ガイドレールの上側において
該ガイドレールに沿うように形成することができる。こ
れにより、滑走台上での滑走体の走行をより安定化させ
ることができる。
【0023】また、滑走台の滑走面は、滑走開始位置か
ら滑走方向において所定距離の下り勾配が形成されて最
低点に至り、その最低点から飛び出し口に向けて所定角
度の上り勾配が形成されるように構成できる。これによ
り、遊戯者は飛び出しの際に幾分上向きの速度成分を得
るので、上方に弧を描くような高い飛行曲線を描いて飛
び出すこととなり、より飛行感及びスリル感を高めるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例により説明する。図1は本発明の一実施
例としての滑走飛行遊戯装置1の斜視図、図2はその全
体側面図を示している。滑走飛行遊戯装置(以下、単に
遊戯装置ともいう)1は、滑走開始位置Sからそれより
も低所に設定された飛び出し口Hに向けて重力により遊
戯者Pが滑走するとともに、該飛び出し口Hから遊戯者
Pを空中へ飛び出させる滑走台としてのジャンプ台2を
備える。また、ジャンプ台2上における遊戯者Pの滑走
経路3及びそれに続く遊戯者Pの飛行経路4よりも上方
において、それら滑走経路3及び飛行経路4に沿うよう
にガイド体5が設けられ、可橈性及び弾性を有する長尺
のゴムロープ7(連結部材)の一方の端部側が該ガイド
体5の長手方向に沿って移動可能に連結されるととも
に、ジャンプ台2上を遊戯者Pとともに滑走する滑走体
としてのボード6に他端側が結合される。
【0025】ジャンプ台2は、設置面Gに対して複数の
支柱9により支持されるとともに、滑走開始位置S側の
端が、設置面Gに立設された滑走開始塔10に結合され
ている。滑走開始塔10内には、設置面Gから滑走開始
位置Sへ向けて遊戯者Pが昇るための上昇手段としての
階段11が設けられている。そして、ジャンプ台2の滑
走面2aは、滑走開始位置Sから所定距離の下り勾配を
経て最低点Dに至り、その最低点Dからその飛び出し口
Hに向けて上記下り勾配よりも緩い上り勾配が形成され
ている。また、ジャンプ台2には、図3(c)に示すよ
うに、ボード6の横方向の移動を規制する横移動規制部
2bが、滑走面2aの幅方向両側において該滑走面2a
から立ち上がるように形成されている。
【0026】図1及び図2に示すように、ガイド体5
は、ボード6の幅方向において所定の間隔で並列に配置
された2本のワイヤロープ5a(ガイド体形成部材)を
含み、それぞれ一端が滑走開始塔10のロープ支持柱1
2に固定されるとともに、他端側が飛行終了塔15の上
端部に固定されて、滑走開始位置S側から飛行終了位置
E側へ下り勾配となるように傾斜して懸架されている。
そして、それらワイヤーロープ5aに対応して前述のゴ
ムロープ7が2本設けられており、それぞれ一方の端部
側が対応するワイヤーロープ5aに対しスライド結合部
20を介してその長手方向に移動可能に連結されてい
る。
【0027】図4に示すように、スライド結合部20
は、例えばワイヤーロープ5aを上下に挟んで配置され
た1対の滑車21,22を有している。滑車21,22
は、溝部21a,22aを有するとともに、軸受部材2
3に対し軸25,26により回転可能に取り付けられて
いる。また、滑車22の軸26には、ゴムロープ7の上
端が結合された継手部材27が連結されている。図1に
示すように、ゴムロープ7の他端側は、スポンジ等の柔
軟弾性部材により構成された保護クッション30が取り
付けられている。
【0028】図3に示すように、ボード6には、その長
手方向中間部において幅方向両側に、長孔状の貫通孔3
2が形成されている。そして、貫通孔32に対し、上記
保護クッション30が連結金具31により連結されてい
る。また、ボード6には下面側にジャンプ台2上を転が
り移動するための車輪35が設けられるとともに、上面
側には遊戯者Pをボード6上に着脱可能に固定するため
の着脱式結合部材40が設けられている。なお、本実施
例では遊戯者Pはボード6の上面にうつ伏せの状態で乗
るようになっており、頭部側を下にしてジャンプ台2上
を滑走するようになっている。そして、着脱式結合部材
40は、うつ伏せ状態の遊戯者Pの胴部をボード6の上
面に固定する胴部ベルト部材41と、遊戯者Pの肩部を
ボード6の上面に固定する1対の肩部ベルト部材42と
を含んで構成されている。また、遊戯者Pが伏臥するボ
ード6の上面には、スポンジ等により構成されたシート
部材(あるいは薄型のクッション部材)36が配置され
ている。
【0029】胴部ベルト部材41は、ボード6上にうつ
伏せになった遊戯者Pの胴部に対し、その幅方向の一方
の側がボード6に結合されるとともに、他方の側は遊戯
者Pの胴体の上面側に沿って反対側に回り込み、その端
部がボード6の幅方向の他方の側に対し着脱可能に結合
されるようになっている。ここで着脱の方法としては、
例えば図5に示すように、ボード6の貫通孔32に胴部
ベルト部材41の一方の端部を通して裏面側に位置させ
るとともに、ベルト部材41の末端部に重ね状態で結合
・一体化された補強プレート41aにボルト挿通孔36
を形成し、ボード6のボルト挿通孔37とを位置合わせ
した状態で裏面側からボルト部材33を挿通し、これに
ナット部材34を締め込む構成を例示できる。
【0030】図3に戻って、一方、肩部ベルト部材42
は、それぞれボード6の上面に対し一方の側が遊戯者P
の肩部前方位置に結合され、他方の側が遊戯者Pの上面
側に沿って延びて胴部ベルト部材41の中間部にその末
端部が結合されている。また、胴部ベルト部材41と肩
部ベルト部材42との結合部分には、その下面側にスポ
ンジ等の柔軟弾性部材により構成されたパッド部材43
が設けられ、遊戯者Pの腰部及び尻部周りに当接してこ
れをサポートするようになっている。さらに、肩部ベル
ト部材42には、遊戯者Pの肩部をサポートするパッド
部材45が設けられている。
【0031】また、ボード6の上面には、遊戯者Pの足
首をボード6の上面にそれぞれ着脱可能に固定する足首
固定ベルト(足部固定手段)46が設けられている。ま
た、ボード6の前方側上面にはハンドグリップ47が設
けられ、遊戯者Pが手で握れるようになっている。さら
に、ボード6の後端部には、後述するボード回収機構に
結合するためのリング状の回収用係合部49が設けられ
ている。
【0032】次に、図2に示すように、ワイヤーロープ
5aの飛行終了塔15側の端部には、該ワイヤロープ5
aに沿って滑り下りてくるスライド結合部20の移動を
止めるストッパ部材8が配置されている。また、飛行終
了塔15の手前近傍の地面には、着地用の砂袋Jが配置
されている。上記ストッパ部材8はゴム、スポンジ等の
弾性部材により構成され、スライド結合部20が当たっ
たときの衝撃を弾性変形により和らげながら、その移動
を阻止する役割を果たす。
【0033】また、遊戯装置1には、飛行終了塔15に
おいて遊戯者Pから取り外したボード6を滑走開始位置
Sまで搬送するボード回収機構60が設けられている。
ボード回収機構60は、図7に示すように、ワイヤーロ
ープ5aに沿ってこれと並列に配置された長尺の搬送路
形成部材としての回収用ロープ61と、回収用ロープ6
1に一端が固定され、ボード6の回収用係合部49に着
脱可能に係合するフック状の係合部材62を他端側に有
した回収結合部材としての吊下部材63と、回収用ロー
プ61の一端が相対移動不能に結合され、回収用ロープ
61をその長手方向において回収用ロープ61及びボー
ド6とともに滑走開始位置Sに向けて駆動する駆動手段
としてのウィンチ65,67等を含んで構成されてい
る。
【0034】回収用ロープ61は、滑走開始塔10側の
端部がガイド滑車64を経てウィンチ65に巻き取られ
るとともに、飛行終了塔15側の端部はガイド滑車66
を経てウィンチ67に巻き取られている。そして、係合
部材62にボード6が係合された状態で、回収用ロープ
61をウィンチ65側で巻き取る(ウインチ67側は繰
出し又は自由回転とする)ことにより、ワイヤーロープ
5aに沿ってガイドされつつボード6は吊下部材63と
ともに滑走開始位置Sに向けて移動し回収される。な
お、図6に示すように、係合部材62には、係合部49
の抜け防止用の抜止め部材62aが設けられている。な
お、回収用ロープ61をウインチにより巻き取るないし
繰り出す代わりに、固定的に懸架された回収懸架部材上
を自走する移動体に対し吊下部材63の上端を結合し、
当該移動体の移動によりボード6を吊下部材63ととも
に回収する構成としてもよい。
【0035】以下、滑走飛行遊戯装置1の動作を説明す
る。まず、飛行開始塔10の階段11を昇って飛行開始
位置Sへ至った遊戯者Pは、頭部が下向きとなるように
ボード6上にうつ伏せとなり、着脱式結合部材40及び
足首固定ベルト46によりボード6に固定される。そし
て、遊戯者Pはハンドグリップ47を握って滑走開始の
待機状態となる。そして、スタートの合図等により、図
8に示すように、遊戯者P及びボード6はゴムロープ7
を介してワイヤーロープ5aにガイドされつつジャンプ
台2上での滑走を開始する(、)。
【0036】そして、ジャンプ台2の飛び出し口Hから
空中へ飛び出した遊戯者Pとボード6は、同様にワイヤ
ーロープ5aでガイドされつつ飛行経路4を飛行する
(、)。これにより、遊戯者Pはスキーのジャンプ
競技にも通じる究極のスピード感とスリル感、そして斬
新で直接的な飛行感を体験でき、太古の時代から人類が
抱いてきた飛行願望を存分に満たすことができる。ま
た、遊戯者Pはゴムロープ7を介してガイド体5(ワイ
ヤーロープ5a)に連結され、このガイド体5に沿って
案内されながら滑走・飛行するので、ジャンプ競技のよ
うな高度な訓練は全く不要であり、安心して遊戯を楽し
むことができる。
【0037】続いて、ジャンプ後において遊戯者Pとボ
ード6が落下し始めると()、ゴムロープ7は伸長し
弾性エネルギーを蓄積する。そして、そのゴムロープ7
の弾性復帰力により遊戯者Pとボード6が上方に跳ね上
げられ、以降はゴムロープ7の伸縮により上下に揺動し
ながら飛行終了位置Eへ向けて飛行を継続する(、
)。これにより、飛行後の落下のスリルをゴムロープ
7の伸縮に伴う揺動により繰返し味わうことができ、遊
戯がより刺激的なものとなる。
【0038】このようにして遊戯者Pとボード6が飛行
終了位置Eに近づくと、ボード6は飛行終了塔15の手
前近傍に配置された砂袋Jに接しながら減速され、遊戯
者Pとボード6が飛行終了位置Eに到達する(、
)。そして、係員等が遊戯者Pをボード6から取り外
すことにより遊戯が終了する。
【0039】次に、ボード6はボード回収機構60によ
り滑走開始位置Sへ回収される。すなわち、図7に示す
ように、吊下部材63の係合部材62にボード6の係合
部49を係合させて、ボード6を回収用ロープ61に吊
り下げた状態にする。そして、飛行終了塔15あるいは
滑走開始塔10の係員がボタン操作等により、ウィンチ
65を駆動すると、回収用ロープ61が滑走開始位置S
側のウィンチ65により巻き取られ、ボード6は吊下部
材63とともにワイヤーロープ5aに沿ってスライド移
動し、滑走開始位置Sに回収される。そして、滑走開始
位置Sに回収されたボード6は、係員により吊下部材6
3から外されて次の滑走の準備がなされる。一方、吊下
部材63は、ウインチ67が回収用ロープ61を巻き取
ることにより飛行終了位置Eに向けて上記とは逆方向に
搬送され、次の回収のために待機する。
【0040】なお、図9に示すように、ボード回収機構
60は、滑走開始塔10と飛行終了塔15とに設けられ
たプーリー68、69間に、エンドレスの回収用ロープ
61を掛け回した構成とし、例えばプーリー68をモー
ター70により回転駆動することにより、吊下部材63
を滑走開始塔10と飛行終了塔15との間で巡回移動さ
せるように構成することも可能である。この場合、回収
用ロープ61に吊下部材63を、例えば1つの吊下部材
63が滑走開始位置Sに位置するときに別の1つが飛行
終了位置E側に位置するよう、複数取り付けておけば吊
下部材63の移動待ち時間が少なくなり、ひいては遊戯
装置1の利用効率が高められる。
【0041】この場合、図9(b)に示すように、滑走
終了後のボード6がボード回収機構60により回収され
る間に、遊戯者Pが別のボード6により滑走及び飛行を
行うこともできる。すなわち、ボード6、ゴムロープ7
及びスライド結合部20を複数組設けるとともに、各ス
ライド結合部20をワイヤロープ5aに対して着脱可能
に構成する。そして、飛行終了後のボード6を吊下部材
63に対し、係合部材62及び係合部49により係合状
態で吊り下げるとともに、そのボード6のスライド結合
部20をワイヤーロープ5aから取り外す。この状態
で、ボード6、ゴムロープ7及びスライド結合部20の
組を回収用ロープ61により吊下部材63とともに滑走
開始位置Sへ回収する。一方、滑走開始位置Sにおいて
は、すでに回収された別の組のボード6、ゴムロープ7
及びスライド結合部20について、そのスライド結合部
20をワイヤーロープ5aに結合すれば、新たに遊戯者
Pの滑走及び飛行を行わせることができる。このとき、
ある組が回収中であっても、そのスライド結合部20は
ワイヤロープ5aから取り外されているので、上記別の
組の滑走・飛行を支障なく行うことができ、遊戯装置1
の稼働効率を大幅に高めることができる。
【0042】なお、スライド結合部20は、例えば図4
(c)に示すように、滑車21をボルト部材28及びナ
ット部材29により軸受部材23に対して着脱する構成
とすることができる。例えば滑車21は、その貫通孔2
1aに対しカラー21bを挿入し、さらにその内側にボ
ルト部材28を挿入してその脚部末端を軸受部材23の
貫通孔23aから突出させ、ここにナット部材29を螺
着することで取り付けられている。ワイヤーロープ5a
からゴムロープ7を取り外すときには、ナット部材29
のボルト部材28との螺合状態を解除し、滑車21を軸
受部材23から取り外すようにする。
【0043】次に、図10に示す滑走飛行遊戯装置1
は、滑走開始塔10の上部に設けられたウィンチ(部材
貯溜部)80と、ウィンチ80に一端側が引出可能に貯
溜される一方、他端側がボード6に連結され、ボード6
が滑走及び飛行するに伴いウィンチ80から引き出され
る長尺の可橈性部材からなる制動用ロープ(制動用連結
部材)81等を備え、飛行中のボード6及び遊戯者Pを
制動用ロープ81を介して減速させるとともに、飛行終
了後のボード6を制動用ロープ81を用いて回収する構
成としたものである。
【0044】図11(a)に示すように、ウィンチ80
において制動用ロープ81は、その一端側が1対のガイ
ド滑車82,82を経て巻取部材85に巻き取られた状
態で貯溜されている。ガイド滑車82,82は、同図
(b)に示すように、溝部82a,82aを有し、制動
用ロープ81を上下に挟んだ状態でケース83に対し、
軸84,84により回転可能に取り付けられている。一
方、制動用ロープ81の他端側は、図12に示すよう
に、ボード6の回収用係合部49に対してボルト部材8
7及びナット部材88により着脱可能に連結された連結
部材86に固定されている。
【0045】図11(c)に示すように、ウィンチ80
は、上記巻取部材85、巻取部材85を回転駆動する回
転駆動部としてのモータ90、モータ90の軸と巻取部
材85の軸との間に設けられ、モータ90の駆動力を断
続させるクラッチ部材91、制動機構92等を備えてい
る。制動機構92は、巻取部材85と一体回転又は他部
材を介して連動回転する摩擦作用部と、その摩擦作用部
に対し当接することにより、当該摩擦作用部との摩擦に
基づいて巻取部材85を減速する摩擦付与部材とを含む
摩擦ブレーキとして構成されている。本実施例では、摩
擦作用部が巻取部材85と同軸回転するディスク板92
a、摩擦付与部がディスクキャリパ92bとなってい
る。なお、制動機構92は摩擦ブレーキに代えて、例え
ば電磁ブレーキ等、その他のブレーキ機構を用いてもよ
い。
【0046】ここで、ウィンチ80においては、ボード
6が滑走及び飛行する際には巻取部材85がクラッチ部
材91によりフリーの状態とされ、ボード6の滑走及び
飛行に伴い制動用ロープ81が引き出されるようになっ
ている。また、図10に示すように、ジャンプ台2に
は、滑走面2aの飛び出し口H側の先端部分が下り勾配
とされたボード回収口2eが形成されており、回収時に
ボード6の引っ掛かりが防止されるようになっている。
【0047】図10に示すように、ボード6が遊戯者P
とともに滑走開始位置Sからジャンプ台2を滑走すると
制動用ロープ81は、ウィンチ80からガイド滑車8
2,82を介して滑走開始位置Sの近傍を通って滑走面
2aに沿うように引き出される。このようにして、ボー
ド6及び遊戯者Pがジャンプ台2の飛び出し口Hから飛
び出して図13(a)に示す飛行終了位置Eに近づく
と、制動機構92(図11(c))により巻取部材85
の回転が減速される。その結果、図13(b)に示すよ
うに、制動用ロープ81によりボード6に対して飛行方
向とは逆向きの制動力が付加され、ボード6及び遊戯者
Pは減速しながら滑走終了位置Eに到着する。そして、
図14(a)に示すように、飛行終了位置Eにおいて遊
戯者Pがボード6から取り外された後、ボード6の回収
が行われる。
【0048】図11(c)に示すように、ボード6の回
収時においては、まず、クラッチ部材91によりモータ
90の駆動力を巻取部材85に伝達可能な状態とする。
そして、モータ90を駆動して巻取部材85を上記制動
用ロープ81の引出時とは逆向きに回転させる。これに
より、制動用ロープ81が巻取部材85に巻き取られる
とともに、図14(a)に示すように、ボード6は滑走
開始位置Sへ向けてワイヤーロープ5aに沿ってスライ
ド移動する。図14(b)に示すように、ボード6がジ
ャンプ台2に近づくと、ボード6はボード回収口2eを
伝ってジャンプ台2内に搬入され、同図(c)に示すよ
うに、滑走面2aに沿って滑走開始位置Sに回収され
る。
【0049】なお、図15(a)に示すように、ウィン
チ80の位置は、滑走開始塔10の上部に限らず、滑走
開始塔10の真下、あるいはそれよりも後方側に設ける
ことができる。また、図15(b)に示すように、制動
用ロープ81は滑走開始位置Sに対応した位置を経由す
るのではなく、例えばそれよりも低所に配置されたウィ
ンチ80から直接、引出し及び巻取り可能とする構成で
もよい。
【0050】また、制動用ロープ81の引出中に回転駆
動部としてのモータ90を作動させることにより、ボー
ド6に制動を加えるようにしてもよい。
【0051】なお、以上の実施例ではワイヤーロープ5
aが、滑走開始塔10から飛行開始塔15へ向かう方向
において下り勾配となるように傾斜して配置されていた
が、図16(a)に示すように、ほぼ水平に張り渡す構
成でもよい。また、その末端側に飛行終了時の減速のた
めの上り匂配を形成するようにしてもよい。さらに、同
図(b)に示すように、滑走飛行遊戯装置1を丘陵地等
の斜面を利用して設置する場合は、滑走開始位置Sに滑
走開始塔10を設置しない構成も可能である。
【0052】また、遊戯者Pはボード6の上面に対し
て、うつ伏せの状態で固定される構成となっていたが、
遊戯者Pを仰向けあるいは横向きの状態で固定する構成
でもよい。また、ジャンプ台2は、頭部が下となるよう
に滑走する以外に、足部が下となるように滑走すること
もできる。さらに、ボード6を使用せずにゴムロープ6
を遊戯者Pに直結し、ジャンプ台2を滑り台にして遊戯
者Pが直接滑走面2aを滑り降りるようにする構成も可
能である。また、ジャンプ台2の滑走面2aの下り勾配
部分は単調な下り勾配とする以外に、例えばその途中に
1ないし複数ケ所の起伏を設けるようにしても、一味違
った滑走を楽しむことができる。
【0053】なお、以上の実施例では、連結部材はゴム
ロープ7とされていたが、これを、例えばワイヤ等の特
に大きな弾性変形能を有さない可橈性部材で構成しても
よい。
【0054】また、図17に示すように、滑走台2はボ
ード6の滑走方向に沿って車輪35をガイドする2本の
ガイドレール70を含んで構成することができる。ガイ
ドレール70は、ボード6の滑走経路3を形成するとと
もに、その軸断面が例えば略コの字形状を有している。
この場合、各ガイドレール70のコの字状の断面におい
て、その上面部分は車輪35の上下方向の移動を規制す
る上下移動規制部71、72となり、側壁部分は横移動
規制部73となる。
【0055】また、ボード6は1人乗りに限らず、複数
人乗りとする構成も可能である。例えば図18(a)に
示すように、2人乗りの場合には、ボード6に着脱式結
合部材40、足首固定ベルト46及びハンドグリップ4
7等をボード6の幅方向(あるいは長手方向)にそれぞ
れ1セットずつ設けることができる。また、同図(b)
に示すように、4人乗りとすることもでき、この場合
は、例えば遊戯者Pはボード6上において前後に2人づ
つ並んで乗車することができる。また、図19に示すよ
うに、滑走体をボード6とする代わりに、シート75を
有する車体78とし、遊戯者Pをシート75に座らせた
状態で乗車させるようにしてもよい。なお、ボード6あ
るいは車体78への乗車形態及び人数についてはこれ以
外にも種々の態様が採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての滑走飛行遊戯装置を
示す斜視図。
【図2】滑走飛行遊戯装置の全体側面図。
【図3】滑走体に対する遊戯者の結合方法の一例を示す
三面図。
【図4】スライド結合部の概念図。
【図5】図3(a)のA−A断面図。
【図6】滑走体が滑走体回収機構に吊り下げられた状態
を示す正面図。
【図7】滑走体回収機構の作用説明図。
【図8】図1の滑走飛行遊戯装置の作用説明図。
【図9】滑走体回収機構の変形例を示す平面模式図。
【図10】滑走飛行遊戯装置の変形例を示す全体側面
図。
【図11】滑走開始塔の上部において部材貯溜部をガイ
ド滑車とともに示す概念図、ガイド滑車の正面図、及び
部材貯溜部の内部構造を示す模式図。
【図12】制動用連結部材と滑走体との連結状態を示す
部分拡大図。
【図13】図10に続く作用説明図。
【図14】これに続く作用説明図。
【図15】図10の遊戯装置の変形例を示す概念図。
【図16】本発明の滑走飛行遊戯装置の変形例を示す概
念図。
【図17】滑走台の変形例を示す正面断面図。
【図18】ボードへの乗車形態の変形例を示す平面図。
【図19】別の滑走体の例を示す正面図。
【符号の説明】
1 滑走飛行遊戯装置 2 ジャンプ台(滑走台) 2b 横移動規制部 5 ガイド体 5a ワイヤーロープ(ガイド体形成部材) 6 ボード(滑走体、滑走車体) 7 ゴムロープ(連結部材) 11 階段(上昇手段) 35 車輪 40 着脱式結合部材 41 胴部ベルト部材(胴部固定手段) 42 肩部ベルト部材(肩部固定手段) 46 足首固定ベルト(足部固定手段) 47 ハンドグリップ 60 ボード回収機構(滑走体回収機構) 61 回収用ロープ(搬送路形成部材) 63 吊下部材(回収結合部材) 65、67 ウィンチ(駆動手段) 70 ガイドレール 78 車体(滑走体、滑走車体) 80 ウィンチ(部材貯溜部) 81 制動用ロープ(制動用連結部材) 85 巻取部材 92 制動機構 S 滑走開始位置 E 飛行終了位置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑走開始位置からそれよりも低所に設定
    された飛び出し口に向けて重力により遊戯者が滑走する
    とともに、該飛び出し口から前記遊戯者を空中へ飛び出
    させる滑走台と、 前記滑走台上における前記遊戯者の滑走経路及びそれに
    続く前記遊戯者の飛行経路よりも上方において、それら
    滑走経路及び飛行経路に沿って設けられたガイド体と、 一方の端部側が前記ガイド体の長手方向に沿って移動可
    能に連結され、他端側が前記遊戯者に対して直接又は他
    部材を介して間接的に結合された可橈性を有する長尺の
    連結部材とを備え、 前記遊戯者は、前記連結部材を介して前記ガイド体によ
    りガイドされつつ前記滑走台上を滑走し、その後該滑走
    台の飛び出し口より前記連結部材を介して前記ガイド体
    によりガイドされつつ空中を飛行するようにしたことを
    特徴とする滑走飛行遊戯装置。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の一方の端部側に結合され
    て、前記ガイド体に沿って移動可能なスライド結合部を
    備え、そのスライド結合部が前記ガイド体に対して着脱
    可能に構成されている請求項1記載の滑走飛行遊戯装
    置。
  3. 【請求項3】 前記滑走台上を滑走する滑走体が設けら
    れ、該滑走体は前記連結部材の他端側に連結されるとと
    もに、前記遊戯者は前記滑走体に対して着脱式結合部材
    により結合され、該滑走体とともに滑走及び飛行する請
    求項1又は2に記載の滑走飛行遊戯装置。
  4. 【請求項4】 前記滑走体は、前記滑走台上を転がり移
    動するための車輪を有する滑走車体である請求項3記載
    の滑走飛行遊戯装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド体は、前記滑走体の幅方向に
    おいて所定の間隔で並列に配置された2本のガイド体形
    成部材を含んで構成され、それらガイド体形成部材に対
    応して前記連結部材も2本設けられ、それぞれ一方の端
    部側が対応するガイド体形成部材に対しその長手方向に
    移動可能に連結され、また、他端側は前記滑走体の幅方
    向両側に結合されている請求項3又は4に記載の滑走飛
    行遊戯装置。
  6. 【請求項6】 前記連結部材は弾性材料により伸縮可能
    に構成され、前記遊戯者は、前記連結部材の伸縮により
    上下に揺動しながら前記ガイド体に沿って飛行する請求
    項1ないし5のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  7. 【請求項7】 前記遊戯者は、前記滑走台の飛び出し口
    から所定距離飛行した後、予め定められた飛行終了位置
    において飛行を終了するようになっており、 また、該飛行終了位置において前記遊戯者から取り外し
    た前記滑走体を前記ガイド体に沿って前記滑走開始位置
    まで搬送する滑走体回収機構が設けられている請求項3
    ないし6のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  8. 【請求項8】 前記滑走体回収機構は、前記ガイド体に
    並列に配置された長尺の搬送路形成部材と、該搬送路形
    成部材に一端が固定され、他端側が前記滑走体に着脱可
    能に連結される回収結合部材と、前記搬送路形成部材を
    その長手方向において前記回収結合部材及び前記滑走体
    とともに前記滑走開始位置に向けて駆動する駆動手段と
    を含む請求項7記載の滑走飛行遊戯装置。
  9. 【請求項9】 前記滑走体、前記連結部材及び前記スラ
    イド結合部の組が複数設けられており、それら組のうち
    の1つが、前記飛行終了後に前記スライド結合部を前記
    ガイド体から取り外した状態で前記滑走体回収機構によ
    り前記滑走開始位置に回収される間に、他の1組が滑走
    及び飛行可能となっている請求項7又は8に記載の滑走
    飛行遊戯装置。
  10. 【請求項10】 部材貯溜部に一端側が引出可能に貯溜
    される一方、他端側が前記滑走体に連結された長尺の可
    橈性部材で構成され、前記滑走体の滑走及び飛行に伴い
    前記部材貯溜部から引き出される制動用連結部材と、 飛行中の前記滑走体及び前記遊戯者を減速させる制動力
    を前記制動用連結部材を介して前記滑走体に付与する制
    動機構とが設けられている請求項3ないし9のいずれか
    に記載の滑走飛行遊戯装置。
  11. 【請求項11】 前記部材貯溜部において前記制動用連
    結部材は、その一端側が巻取部材に巻き取られた状態で
    貯溜され、前記滑走体が滑走するに伴い前記巻取部材が
    回転することにより引き出されるようになっており、 前記制動機構は、前記巻取部材の回転を減速させること
    により前記制動力を生じさせるものである請求項10記
    載の滑走飛行遊戯装置。
  12. 【請求項12】 前記巻取部材は、引き出された前記制
    動用連結部材を前記引出時とは逆向きに回転してこれを
    巻き取ることにより、前記滑走体を滑走開始位置へ向け
    て回収する請求項11記載の滑走飛行遊戯装置。
  13. 【請求項13】 前記遊戯者は、前記滑走体の上面にう
    つ伏せ又は仰向けの状態で前記着脱式結合部材により固
    定されるようになっており、 前記着脱式結合部材は、前記遊戯者の胴部を前記滑走体
    の上面に固定する胴部固定手段と、該遊戯者の肩部を該
    滑走体の上面に固定する肩部固定手段とを含む請求項3
    ないし12のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  14. 【請求項14】 前記胴部固定手段は、前記滑走体上に
    うつ伏せ又は仰向けになった前記遊戯者の胴部に対し、
    その幅方向の一方の側に結合され、他方の側は該遊戯者
    の胴体の上面に沿って反対側に回り込み、その端部が該
    滑走体の幅方向の他方の側に結合される胴部ベルト部材
    を含み、 前記肩部固定手段は、前記滑走体の上面に対しそれぞれ
    一方の側が前記遊戯者の対応する肩部の前方において前
    記滑走体上面に結合され、他方の側が前記遊戯者の上面
    に沿って後方側に延び、その端部が前記胴部ベルト部材
    に対して直接又は他部材を介して間接的に結合される1
    対の肩部ベルト部材を含む請求項13記載の滑走飛行遊
    戯装置。
  15. 【請求項15】 前記滑走体には、前記遊戯者の足部を
    該滑走体上面に対してそれぞれ固定するための足部固定
    手段が設けられている請求項3ないし14のいずれかに
    記載の滑走飛行遊戯装置。
  16. 【請求項16】 前記滑走体の前方部分には前記遊戯者
    が手で握るハンドグリップが設けられている請求項3な
    いし15のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  17. 【請求項17】 前記滑走開始位置は設置面よりも高所
    に位置しており、該設置面から滑走開始位置へ向けて前
    記遊戯者が昇るための階段、はしご、エレベータあるい
    はエスカレータ等の上昇手段が設けられている請求項1
    ないし16のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  18. 【請求項18】 前記滑走台には、前記滑走体の横方向
    の移動を規制する横移動規制部が、滑走面の幅方向両側
    において該滑走面から立ち上がるように形成されている
    請求項3ないし17のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装
    置。
  19. 【請求項19】 前記滑走台は、前記滑走車体の滑走方
    向に沿って前記車輪をガイドするガイドレールを含み、
    当該ガイドレールが前記滑走経路を形成している請求項
    4ないし18のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
  20. 【請求項20】 前記滑走台の滑走面には、前記滑走開
    始位置から滑走方向において所定距離の下り勾配が形成
    されて最低点に至り、その最低点から前記飛び出し口に
    向けて所定角度の上り勾配が形成されている請求項1な
    いし19のいずれかに記載の滑走飛行遊戯装置。
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