JP2008529565A - 冬季レクリエーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上向きか或いは下向きの一般的に水平位置かまたは横になった位置で乗り手が雪の表面の上方に吊り下げられる新規な冬季レクリエーション装置を提供すること。
【解決手段】 雪の覆われた面を滑降するために使用される冬季レクリエーション装置であり、ライダーは雪の面の上方に上向き或いは下向きで一般的な水平位置或いはリクライン位置に吊り下げられ、これによってライダーに特異な感情体験を与える。冬季レクリエーション装置は上面及び雪に覆われた表面を摺動可能な低摩擦底部を有する摺動部材と、摺動部材の上面に接続され、摺動部材から上方に延びる支持体と、支持体に吊り下げられたハーネスとからなり、支持体とハーネスは使用者を雪の表面上方で吊り下げるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者が雪の表面を下ることができる装置の分野に関する。本発明は、特に使用者が例えばそり、リュージュ及びトボガンのような、下りながら横たえることができる装置に関する。
従来技術には、使用者が雪或いは氷の表面を滑降することができる装置は多数ある。これらにうち、最も人気があるのはスキー、スノーボード、そり、トボガン及びリュージュである。スキー及びスノーボードの場合、使用者は立ちながら滑降するが、そり、リュージュ及びトボガンの場合、使用者は直接装置に座るか或いは横になっている。使用者が、雪の上方を”飛んでいるような”特異な感情体験を使用者に与える装置はこれまでなかった。
従って本発明は、上向きか或いは下向きの一般的に水平位置かまたは横になった位置で、乗り手が雪の表面の上方に吊り下げられる新規な冬季レクリエーション装置を提供する。
本発明のひとつの様相によれば、雪に覆われた表面を滑降するための冬季レクリエーション装置は頂上部と雪に覆われた表面を摺動するようになっている低摩擦底部とを有する摺動部材と、前記摺動の頂上部に接続され且つ頂上部から上方に延びる支持体と、前記支持体に吊り下げられたハーネスとからなり、前記支持体及びハーネスは雪の表面の上方で使用者を吊り下げるようになっている。上向き或いは下向きで前記支持体及びハーネスは使用者を水平位置に吊り下げるようになっていてもよい。
いくつかの実施態様において、前記摺動部材は従来の頂上部に支持点を有するスキー或いはスノーボードであり、前記支持体はこれらの支持点に接続されるようになっていてもよい。前記支持体または前記摺動部材に接続される操舵機構が含まれて、使用者によって作動されて前記装置の動作中にその装置の操舵を行うようになっていてもよい。いくつかの実施態様は前記支持体または前記摺動部材に接続された手掛け部を含んでいて、使用者によって握られるようになっていてもよい。いくつかの実施態様において、前記支持体は摺動部材に接続された竜骨部と、この竜骨に接続されてその竜骨から上方に延びるマスト部と、前記マスト部に接続されて前記摺動部材上で前記ハーネスを吊り下げるためのブーム部とからなる。或いは、前記支持体は摺動部材の頂上部に接続された竜骨部と、この竜骨部に接続されて摺動部材から上方に延びるマスト部と、前記マスト部に接続されて前記摺動部材の上方に延びて前期ハーネスを摺動部材の上方で吊り下げる片持ち支持ブーム部とからなる。前記マスト部は前記竜骨部との関係において蝶つがい式の運動が可能に接続され、その結果、マスト部は直立位置から該マスト部が通常竜骨部と平行である曲折位置に揺動してもよい。前記竜骨部は前記マスト部が前記竜骨部との関係において蝶つがい運動可能に接続され、その結果、前記竜骨部が前記マスト部に対して一般的に直角である動作可能位置から該マスト部が通常竜骨部と平行である曲折位置に揺動してもよい。
いくつかの実施態様において、操舵機構は2本の平行なアームからなり、各アームはレクリエーション装置の正中面のどちらかの側の支持体にヒンジによって接続されている。各アームは前記摺動部材の周囲を超えて後方に延びる遠隔端部を有する。各アームは、前記遠隔端部が雪の表面を掻く第1位置と前記遠隔端部が雪から離れる第2位置との間で使用者によって独立して移動可能である。前記操舵機構はさらに各遠隔端部に接続された、使用者の足を受けてそれによって使用者が各アームを足で動かすことが可能にする足ハーネスと共に前記アームが第1位置にあるときに雪に接触し掻くための各遠隔端部に接続された平面舵を含んでもよい。前記ブーム部と各舵アームとの間に接続されて使用者の脚の重量を支える調整可能なストラップが設けられてもよい。
いくつかの実施態様において、冬季レクリエーション装置は前記支持体を前記摺動部材に接続する少なくともひとつの傾斜角発生装置を含んでいてもよい。前記傾斜角発生装置は使用者から入力を受けて前記傾斜角発生装置に動力を前記摺動部材に付与させて、前記支持体に対して縦軸の周りに前記摺動部材を傾斜させるアクチュエータ手段を有する。前記傾斜角発生装置は前記摺動部材を前記支持体に接続して、その結果、前記摺動部材が前記支持体に対して縦軸の周りに前記摺動部材を傾斜させる蝶つがい式コネクタと、前記支持体の各側部に移動可能に設けられて、前記アクチュエータが同時に一方の側のカムを一方向に移動させ且つ反対側のカムを反対方向に移動させる態様で前記アクチュエータ手段に接続されているカムと、前記摺動部材に設けられて、前記カムと協働して動力を摺動部材に付与して前記支持体に対して傾斜させる対応する数のカム追従部材とからなる。支持体の各側にカムが1つ設けられ、前記傾斜角発生装置はまた前記カムが対角線上の反対部分に設けられた支持体に回動可能に設けられた円板部材を含んでもよい。カムの運動は前記円板部材の回転から生じる。いくつかの実施態様において、前記円板部材はその縁部に円周溝を含んでいてもよい。前記アクチュエータは前記溝内で円板部材に巻回されたケーブル及び使用者によって移動可能なレバーであってもよい。前記ケーブルの端部は前記レバーに接続され、これによって、前記レバーの運動は前記円板部材の回転、従ってカムの移動に変化する。
本発明はさらに雪で覆われた面を滑降するための冬季レクリエーション装置を提供するために、従来のスノーボードに装着するための装置を提供する。前記装置はスノーボードに接続されるようになっていて且つスノーボードから情報に延びる支持体と該支持体から吊り下げられたハーネスとからなり、前記装置において、前記支持体とハーネスは前記装置の使用者を雪面の上方に吊り下げるようになっている。
添付した図面中、同一符号は同じ要素を示す。この開示内容は本発明の原理を例証するものであり、本発明を図示された実施例に限定するものではない。それ故、ここに開示された具体的詳細は限定的に解釈されるべきではなく、むしろ請求の範囲の基礎及び当業者に本発明を採用することを教えるための代表的根拠として解釈されるべきである。上、下、前、後、左、右等の方向への言及は装置が通常、滑降のために使用される方向性において及び使用者から見て装置に言及する。
図1〜図17を参照すると、冬季レクリエーション装置の一実施例は参照符号10によって示されている。装置10は細長いチューブ状ブーム14と、チューブ状のマスト18と、チューブ状の竜骨22とからなる支持体から吊り下げられているハーネス12を含む。ブーム14はマスト18の頂上部16に接続されている。マストの底部20は竜骨20に接続されている。竜骨20は、例えば従来のスノーボード24のような、雪で覆われた表面を摺動するようになっている低摩擦底部を有する摺動部材に接続されている。摺動部材はまたスキー、モノスキー等でもよい。装置10はまた操舵/制動アセンブリ26を含む。ブーム14はヒンジによってマスト18に取付けられている。マスト18及び操舵/制動アセンブリ26は夫々別々にヒンジによって竜骨22に取付けられている。これによって、装置10を図3に示すような折曲形状に折り畳むことができる。
図2〜図7を参照して、竜骨22は一般的に矩形状断面を有し、前端部28及び後端部30を有する細長い管状部材からなる。立上りチューブ32は前端部28に接続され、該前端部から上方斜め前方に延びている。立上りチューブ32の終端部33には衝撃を吸収するとき及びライダーの体重を前方、後方または側方に移動して舵或いはブレーキと連動して板を制御するためにライダーの身体の前部を支えるためのハンドル棒のような手掛部が設けられている。ハンドル棒は前方及び後方と共に高さについて調節可能であってもよい。ハンドル棒は衝撃吸収用のバネ付軸(マウンテンバイクで使用するのと類似する)に取付けられてもよい。ハンドル棒は移送或いは保管のためにその全幅を減じるために折曲可能であってもよい。他の形状のハンドル棒も可能であり、またハンドル棒は竜骨の代わりに摺動部材に取付けられてもよい。
竜骨22は前記竜骨をスノーボード24に取付けるための前取付アセンブリ36及び後取付アセンブリ38を含む。前後取付アセンブリ36、38の間の間隔はスノーボード上の取付点間の間隔に対応する。各取付アセンブリはスノーボードの対応する取付点にボルトで留めるための取付ブラケット40からなる。取付ブラケット40はねじ溝付穴47を有する各側に平面接触面44と隆起側フランジ部46とを有する矩形状板部42を含む。前記板部42は従来のスノーボードの取付点に見つけられるねじ溝付穴25の間隔とパターンにおける多様性に対応するための複数の長穴48を含む。
図4〜図7を参照すると、前部取付アセンブリ36において、取付ブラケットはボルト52を介して可とう性を有するポリマーリンク部材50に接続されている。ボルト52はフランジ部のねじ溝付穴47と前記リンク部材の底部における貫通横穴54とを通過している。前記竜骨の底部には開口部56が設けられていて、前記リンク部材の頂上部は該開口部56を通って竜骨に挿入されている。穴58は前記竜骨の側部を通って設けられ、該竜骨は前記リンク部材の頂上部を通って穴60と一列に並ぶ。ボルト62は前記リンク部材を前記竜骨に留める。従って、前側のリンク部材は前記竜骨内に窪んでいて、一方でこの可とう性を有するリンクに対して更なる高さを許容し、他方で、スノーボードに対して竜骨をできるだけ低く維持し、これによって、装置の曲折高さを最小にしている。もしもっと直接的な制御が要求されるならば、前部取付アセンブリ36におけるポリマーリンクは図35に示されているようなもっと堅いリンク部材に置き換えられてもよい。
図8及び図9を参照して、後部取付アセンブリ38において、取付ブラケットは2枚の三角板66(各側に1枚)によって前記竜骨22に接続されている。各三角板66は頂上部に穴67、68及び69を含む。板66は前記フランジ47における穴67によって取付ブラケット及び前記三角板において穴68及び69と一列に並ぶ穴(図示せず)によって前記竜骨の側部にボルトで留められている。従って、使用中にボードの曲折を提供するために後部取付アセンブリは前記板が前記竜骨の後部の周りを縦方向に回転することを可能にするが、全ての横方向傾斜力をマストからボードに伝える。或いは、もっと柔かいサスペンション(及び竜骨とボードとの間のリンク)が望まれる場合には、後部取付アセンブリ38における堅いリンクを前部取付アセンブリにおけるようなポリマーマウントに変更してもよい。足紐70は装置をチェアリフトに及びチェアリフトから片足で進むときにまたは一般的に水平な表面上を進むときにライダーが使用するために、足紐70は後部取付アセンブリに隣接する竜骨22の頂上部に含まれる。
図8〜図10を参照して、マスト18と操舵/制動アセンブリ26とを竜骨に蝶つがい式に接続するためにマストソケットアセンブリ74は該竜骨の後端部にボルトで固定されている。マストソケットアセンブリ74は2枚の側板76及び78(各々は他のミラーイメージである)からなり、各側板はその底部近傍においてファスナー80によって竜骨22の一側面に固定されている。前記側板76,78は上方に延び、竜骨よりも狭いマストを収納するために内側に先細りとなっている。ボルト82は前記側板の間を竜骨の上方の位置で前記マストを通って延びている。ボルト82は前記側板76及び78の間に嵌合している硬質プラスチック製のスペーサ83を含み、前記竜骨上に置かれている。前記スペーサの断面は台形をなす。前記マストの底部縁部86は各側の先細りした補足的穴88を含む。マストが前記マストソケットアセンブリに挿入されるときに、マストの底部がスペーサの上方でぴったりと嵌合するように前記各側は前記スペーサ83に対応している。前記スペーサは側板76及び78の間のひずみを防止するために締め付けられる旋回ボルトのための固定した幅を提供する。ライダーの体重によってマストに置かれるモーメントによりこの区域には高い負荷が与えられているので、前記スペーサは穴の壁におけるねじれを防止するために接触するために(ボルト82のベアリングに対向するように)、マストにおける穴88のための比較的広いベアリング表面を提供する。
各側板76、78の先細部には、垂直孔84がボルト82と上下方向に一列に並んでいる。マストの下部はさらに該マストを貫通する穴90を含み、この穴90は側板76,78の穴84と一列に並んでいる。前記マストはクイックレリーズクランプ92によって側板に接続されている。クイックレリーズクランプ92は前記孔84及び穴90を貫通する軸94を有し、他方、前記マストは前記マストソケットアセンブリ内に受けられている。前記マストの内側寸法に等しい長さを有する剛体の管状スペーサ96は前記マスト内で軸94と嵌合していて、前記クランプ92がマストに破砕することなく締付けられる。剛体のプラスチック製スペーサ96、97は前記竜骨と狭いマストとの間の幅の差による間隙を埋めるために設けられている。
クランプ92を解除すると、前記マストは孔84内を動くクランプの軸94によって提供される範囲内で上昇されたり下降され得る。前記マストがその運動の上端に位置するときに前記マストの底縁部86がスペーサ83をクリアすることを可能にするように且つマストがその運動の下端に位置するときに穴88がスペーサ83に完全に係合することを可能にするように、ボルト82、孔84及び穴90は相対的に位置している。クランプ92が締付けられると、前記側板76及び78の頂上部はマストを握って側板に関連する該マストの運動を防止する。従って、穴88をスペーサ83の上方で嵌合させてクランプ92を締め付けることによって前記マストは直立配列状態にロックされる。クランプを解除することによって、前記マストは前記竜骨に平行に折り曲げられ、マストを上方に摺動させて穴88がスペーサ83をクリアする。クイックレリーズクランプ92が締付けられると、前記マストはソケット内でぴったり保持されて、ライダーからの入力をシフトさせるいかなる重量も前記竜骨およびスノーボードに直接伝えられ、装置の精密な制御を可能にする。
図11及び図12を参照すると、ブーム14はマスト18に接続されてコネクタブラケット98によって該マストに対して蝶つがい式の運動が可能であり、その結果、前記ブームはマストによって片持ち支持された位置(一般的にマストに対して垂直)から一般的にマストに対して平行な曲折位置に揺動可能である。コネクタブラケット98は側板100及び101からなり(各側にひとつ)、各側板は一般的に5角形で、各頂点の近傍に穴を含む。側板100及び101は下側の前後頂点でボルト106及び107によって相互に接続されている。内部管状スペーサ109及び110は上頂点でクイックレリーズクランプ112及び113によって相互に接続されていて、これによって、ブームがボルト106及び107によって支持されるような方法において摺動可能にブーム14を受けるためのブラケットを提供する。剛体の補強板108はブームに対する過度の負荷を防止するためにブームの下部に設けられている。補強板がないと、ブームがボルト106及び107の内部スペーサ109及び110の上に載っている地点での座屈を引き起こすだろう。クイックレリーズクランプ112及び113を締付けることによってブーム14をコネクタブラケット98内で堅く締付けられてもよい。前記クイックレリーズクランプ112及び113は板100及び101にブームを握らせる。前記クイックレリーズクランプは自転車において典型的に使用されるクイックレリーズクランプの種類に類似している。前記クイックレリーズクランプによって前記ブームはマストから容易に分解するか或いは異なるサイズまたはスノーボードに対するライダーの体重の前後配分の好みに応じてライダーを収容するよう要求されるように前後に調節可能である。
コネクタブラケット98はピボットボルト114及び115によってマスト18の上端部に蝶番式に取付られている。各ピボットボルトはマスト中心の後方にずれる位置でマストの頂上部16を貫通している。この後方へのずれによって装置を折畳むときにブームはマストと平行に折り曲げられる。
スプリングクリップブームロック118は前記ブームがマストに対して略垂直である位置に到着するとマストの前部のピン129に対して解除可能に係合するブームの底に設けられている。係合されると、ブームロックはブームをマストに対して約90度に保持され、それが回転するのを防止する。この方向性において、チェアリフトの方に進むとき及びチェアリフトから降ろすときに前記ブームは装置を制御するために使用されてもよい。このようにブームをロックされると、ブームを脚の上に位置させて、ライダーがチェアリフトに乗っているときに脚の頂上部に装置の重量を分配することも可能になる。前記ブームロックは大きな解除レバー部を有し、ライダーが手袋をはめているときにもこの解除レバー部派使用可能である。装置を滑降のために使用する前に、ブームロックはピンから切り離され、ブームがマストに対して回転可能にされる。他のロック構成は解放機構とケーブルとをふくんでいてもよい。前記ケーブルはマスト内部に設けられ操舵/制動機構が使用のために後方に折曲げられるときにトリガーされ、その結果、前記ケーブルはピンを引き込めてブームキャッチを自動的に解放する。
管状ブーム14は取外し可能であるがしっかりと挿入される端部キャップ122を含み、これらの端部キャップ122によって管の内部が収納庫として使用可能である。
図1及び図2を参照すると、ハーネス12は使用者の胴を一般的に水平位置に支持するようになっている形状適合線維部材124からなる。繊維部材124は調節可能なストラップ126によってクイックレリーズフック128及び129に取付けられている。これらのクイックレリーズフック128及び129はハーネスをブームの下方で吊り下げるために該ブーム上で懸架シャックル130及び131に接続している。ハーネスは(図示されているように)紐で取付けられる形であるか或いはジャケット(図示しない)と一体であってもよい。いずれの場合にも、クイックレリーズフック128及び129に取付けられてライダーの片方の肩の近くに位置する引き紐132によって、その紐を引張ることによってライダーはクイックレリーズフック128及び12を解放することができる。これによって、取外しが簡単になり、もしライダーが倒れると装置からの離脱が容易に行われる。後部シャックル131は多数の縦方向に配置された穴134のひとつを介してブームに取付けられ、この結果、異なる胴の長さのライダー或いは選択に応じてライダーを収容するためのシャックル131の前後調節が可能になる。更なるユニットとしてのハーネスの前後調節は、クイックレリーズクランプ112及び113を使用してコネクターブラケット98においてブームを摺動させることによって、行われる。いくつかの実施例において、ハーネスはアタッチメントを内蔵することも可能である。これらのアタッチメントによってハーネスは、装置がそれに取付けられて、田舎へハイキングに行くためのバックパックとして使用可能である。同様に、ハーネスは内臓式の貯蔵室或いはポケットを含んでいてもよい。
操舵/制動アセンブリ26は左右方向舵アーム旋回部材136及び138からなる。前記方向舵アーム旋回部材はボルト82によってマストソケットアセンブリに取付けられ、その結果、各方向舵アーム旋回部材はマストソケットアセンブリに対して独立に回転可能である。各方向舵アーム旋回部材は管状部140と平面部144とを含み、前記管状部には左或いは右管状方向舵アーム141或いは142がしっかりと固定されている。前記平面部は前記マストソケットアセンブリの側板76或いは78と同一平面上に置かれル用になっている。各平面部とマストソケットアセンブリの側板との間には摩擦を減じるための薄いプラスチック製のベアリングシート146設けられている。横方向のステアリング負荷が前記旋回部材に付加されたときに横方向たわみが最小になるように設計されている。同様に、各旋回部材の旋回点(ボルト82によるマストソケットアセンブリへの取付点)の位置は、ステアリング入力の結果ピボットに印加される横方向ねじり力に耐えるために更に前方向への支持を提供するために、後方にずらされている。
各方向舵アーム141或いは142の遠隔端部には方向舵接続金具148が設けられていて、この方向舵接続金具によって方向舵150及び足ハーネス152は方向舵アームに取付られる。足ハーネスはライダーのつま先に適合するパッド及び紐のような簡単なものか或いはステップイン形締め具を備えた旋回ペダルでもよいし、或いは自転車に使用されているようなクリップなしペダルでもよい。両方の方向舵アームとも外部に面する足ハーネス152を受けるための大きい方の穴154と共に同一の金具を有し、各方向舵158は各々の方向舵金具の下方に面するタブ156にボルトによって固定されている。各方向舵金具はクランプタブ158を介してボルトによってその方向舵アームに固定され、あらゆるライダーの脚の長さに対応するために、両方の方向舵金具は方向舵アームに沿って前後に調節可能である。各方向舵アームはそれが取付けられている方向舵アームの縦軸に対して外側に鋭角、好ましくは45度に設定されている。この形状によって、方向舵が操舵(独立して適用された場合)と制動(一体的に適用された場合)の両方のために使用可能である。更に、各方向舵は使用する際にはその方向舵アーム上で上向きの力を提供するようにその形状と角度が決められていて、その結果、ライダーによって意図されたよりも深く雪の中に掘り進むことを防止している。その結果、先端縁部の僅かな領域が最初に雪に接触して方向舵が硬く固まった雪或いは氷に有効的に掘り進むことができる。
調節可能な方向舵懸架ストラップ162はブーム14の後部に接続され、ブロック164を含む。紐16はブロック164を貫通し、各方向舵アームに接続されている。ライダーの胴体がハーネス内で支持されているときに方向舵懸架ストラップ162は各方向舵アームを雪の上方で保持する。前記ブロック164及び紐166は一方の方向舵アームの下方への移動を他方の方向舵アームの上方への移動に伝えるためのプーリ機構を提供する。所定の長さを有する帯紐要素171内の内部可とう性バンジーコード170からなるブーム進行制限紐168は竜骨の後部と方向舵懸架ストラップ162とに接続されている。ライダーがハーネスから体重を移動させるときに前記バンジーコードは前記ブームの後部を下方に引っ張り、それによって両法の方向舵アームを下降させて方向舵を雪の中に掘り進ませることによって、装置に制動を与える。前記ブーム進行制限紐168の帯紐要素171は紐が特定の限界を超えて伸ばされるのを防止する。このように、帯紐要素はハーネスにおいてライダーの体重と釣り合う。
図3を参照すると、装置を(図示されているような)折り畳み形状に折り畳むために、ブームが増すと18に対して実質的に平行であるようにブーム14が旋回ボルト114及び115を中心に後方に旋回される。マストが竜骨22に対して実質的に平行になるようにクランプ92が緩められ且つマストが(ブームと共に)前方に旋回され、ブームの前部がハンドルバー34に寄りかかる。方向舵アーム141及び142も前方に折り曲げられて前記竜骨22のいずれかの側に横たわっている。装置を折り畳み形状から展開するために、方向舵が雪に接触するように、方向舵アームは後方に折り重ねられる。もし必要ならば、足の押圧力を停止ブレーキとして作用させて、方向舵を雪の中に押し付けられてもよい。それからライダーはブームを前方から持ち上げる。ブームが後方に持ち上げられると、該ブームはマストを持ち上げ始める。マストが持ち上がると、ブームは同時に前方に旋回され得る。ブームがマストに対して垂直になると、ブームロック118がピン120に係合してマストに対するブームの更なる旋回を停止する。マストの底部はマストソケット74に着座され、その結果、孔88がスペーサ83に堅固に着座され、クイックレリーズクランプ92は締め付けられる。ブーム進行制限紐168は前記竜骨の後部に接続される。或いは、この紐は取付状態に維持されて折り曲げのために緩められ、装置を使用するために(方向舵アームとブーム後部の間の紐はその場に留まり方向舵アームを折り重ねられるのに十分緩められている)再度引き締められる。前記紐のバンジーはブームの後部を下方向に引っ張る。
ハーネスの紐126の調節、クイックレリーズクランプ112及び113を使用してマストに対するブームの位置を前後に調節すること、紐162を調節してブームの角度、方向舵アームに沿う紐166の前後配置によって方向舵に与えられる力及び方向舵金具148の位置決めによる方向舵アームに沿った方向舵及び足ハーネスの位置を調節することによって、装置の更なる調整が成し遂げられる。
装置に乗るために、ライダーはハーネス12を着用し、ブームロック118を解除してクイックレリーズキャッチ128及び129をブーム上のシャックル130及び131に取り付ける。一旦ストラップ162が調節されると、ライダーは体重をハーネスに移す。これによって、ブームが前方に回転されて方向舵の紐が締め付けられて、その結果、方向舵アームが引き上げられる。ブーム進行制限紐168が緊張されると、ブーム及びハーネスはライダーの体重を支える。或いは、方向舵足ハーネスに足を入れながら、ライダーは両手及び膝で体重を支えることができる。ライダーはそれから蛇行運転を始めるかまたは手或いは足を使って出発することができる。滑り出すと、ライダーは方向舵紐に足を置く。ライダーがハーネスに吊り下げられると、ライダーの客の重量が足紐にかけられていても、方向舵アームの前部からブームの後部に取付けられた紐162と紐166は方向舵を雪の表面上に保持する。ブームの前部に吊り下げられているライダーの体重は、ブームと方向舵アームに異なるてこの長さで取付けられることが可能な紐162及び紐166を介して伝達された、方向舵から下向きの力と部分的に平衡している。てこの長さは平衡状態を得るように調節可能である。
ライダーが体重を移動させると、ブーム制限紐168のバンジーコード170はブームの後部を下方に引張り、これによって、方向舵アームを下げることによって(安全性の特徴)ブレーキがかけられる。それによって、また、ブームの前部が引き上げられて、ライダーが装置を装着し易くなる。ライダーがブームの前部に吊り下げられているとき、ブーム制限紐の帯紐要素171は引き締められて、ブームが前部で落とすことができる量を制限し、それによって、ライダーの体重を十分に支えることができる。
任意の方向舵がライダーの脚によって下方に押圧されて雪の中に入れられると、前述したようにある角度で外側に曲げられているので、装置は反対方向に旋回される。右脚を下方に押圧すると、装置は左に旋回される、等。方向舵が下方に押圧されて雪の中に入れば入るほど、旋回作用は大きくなる。両脚によって押圧され、ブームの前部から体重を除いて方向舵が下方に動作するように、ライダーの胴体が手足によって幾分支えられて、両方向舵が雪の中に進入してブレーキとして作用する。ライダーの体重が装置から除かれると、バンジーの作用によってブレーキは自動的に方向舵を雪の中に進入させ、これによって、装置の暴走を防止する。さらに、装置の重心が高い位置にあるために、使用されていないときには装置は本来的に不安定である。ライダーが装着していないときには、僅かな距離だけ移動した後、装置はその側に倒れる。取外し及び折畳みは上記と反対の順序で行われる。
平坦な地形に沿って装置を移送しているとき、例えば、チェアリフトに乗せるときとチェアリフトから降ろすときには、ブームはピン120に係合しているブームロック118によってマストと垂直方向に整列した状態にロックされることが可能である。この方向性において、平坦な地形に沿って装置を片足スケートで使用する(即ち、一方の足を足紐70内に置き、他方の足で雪を押して装置を前方に進ませる)ときには、ブームは装置を制御するために使用されてもよい。チェアリフトに乗っている場合には、ライダーはブームをその脚の頂上部(或いはチェア構造上に)を横切って配置させることによって、ライダーは装置の重量を支え、このように、装置の重量を脚に等しく分配して、制限された循環及び無感覚の問題を最小にすることができる。装置がチェアリフトから落ちるのを防ぐために、装置とライダーの間にはつなぎ帯が設けられてもよい。
図18及び図19を参照すると、本発明の他の実施例の冬季レクリエーション装置が参照符号300によって示されている。この装置300は折り曲げられないし、装置10に代わって基本的な調節を低い価格で提供することができる。装置300は合成或いは強化ポリマー枠310からなり、枠310には前述した実施例の竜骨、マスト及びブームのそれぞれの機能性を類似の竜骨部322と、マスト部316と片もち支持ブーム部314とを有する単一支持部材に組み込まれている。竜骨部322は装置10の場合と同様にスノーボード324に取付けられている。ハーネス312は前掲実施例と同様にブーム部に取付けられている。方向舵足ハーネス350はライダーのつま先がはまる紐であることを除いて、操舵/制動アセンブリ326は装置10の同アセンブリに類似する。スクターリングのための足ポケット370は竜骨部の各側の支持体に組み込まれている。方向舵のための支持体は強力なバンジー362或いは(雪が詰まるのを防止するための)「ブーツ」に納入されたバネからなる。
図20及び図21を参照すると、本発明の他の実施例の冬季レクリエーション装置が参照符号400によって示されている。この装置400は吊り下げ点416を有するループ状枠414からなる支持体を含む。ハーネス412はループ内で前記吊り下げ点416に吊り下げられている。前記ループ状枠414は装置10の竜骨22に類似する竜骨422に接続されている。前記竜骨422は従来のスノーボード424のような摺動部材に接続されている。前記摺動部材はスキー、モノスキー等であってもよい。また、操舵アセンブリ426は細長い管状方向舵アーム428に接続された方向舵アセンブリ430からなり、前記方向舵アーム428は竜骨422に取付けられている。方向舵アセンブリ430はスイベル回転接続429を介して側側回転が可能であり、またスイベル回転接続431を介して上下回転が可能である。前記方向舵アセンブリは方向舵432とプラットホーム434とを含み、使用者は前記プラットホームによって操舵入力を方向舵に伝える。装置400はまた幹部438に接続された操作レバー436を含む。前記幹部438はピボット接続と前記幹部を前記竜骨に接続するクイックレリーズクランプ機構440とによって調節可能である。操作レバーは、ケーブル446を介してスノーボードのいずれかの側でスノーブレーキを作動させる自転車様式のブレーキレバー442を含む。
或いは装置10の操舵/制動アセンブリ26に類似した操舵/制動アセンブリを使用することによって、装置400の操舵機能と制動機能は組み合わせることができる。操舵/制動アセンブリ26は装置を停止するときにはスノーブレーキ444よりも効果的であり、操舵時には方向舵アセンブリ430よりも効果的であることが判明している。
図22を参照すると、本発明の他の実施例の冬季レクリエーション装置が参照符号500によって示されている。この装置500では、使用者は図示されているように一般的に仰臥位に吊り下げられている。装置500は図21におけるループ状枠414に類似したループ状枠514に吊り下げられたハーネス512からなる。前記ループ状枠514は装置400の竜骨422に類似した竜骨522に接続されているが、前頸部523を含み、この前頸部523には使用者の足を支持し操舵及び制動入力を装置に伝えるための、スイベルが取付けられた制動/操舵プラットホーム534が設けられている。前記竜骨522は従来のスノーボード524のような摺動部材に接続されている。操舵アセンブリ526も設けられ、これは方向舵532の作動が該方向舵と制動/操舵プラットホーム534とを連結するケーブル534を介して行われることを除いて装置400の操舵アセンブリ426に類似している。使用者からの制動入力は制動/操舵プラットホーム534からケーブル546を介してスノーボードのいずれかの側のスノーブレーキに伝えられる。
図23〜図34を参照すると、本発明のさらに他の実施例の冬季レクリエーション装置が参照符号600によって示されている。図23〜図25に関連して、装置600は細長い管状のブーム614と、管状マスト618と、管状竜骨622とからなる支持体に吊り下げられたハーネス612を含む。前記ブーム614は僅かな曲折を含み、上方にある角度に曲げられていて、方向舵紐を取付け及び操作するためにライダーにさらなる前方クリアランス及び更に良好な後方角度を提供する。図25に示されているように、ブーム614の後部は以下に記載する2本の方向舵紐のための2個のプーリを含む。ブーム614はマスト618の頂上部616に接続されている。マストの底部620は竜骨622に接続され、この竜骨622は、例えば従来のスノーボード624のような、雪で覆われた表面を摺動するようになっている低摩擦底部を有する摺動部材に接続されている。摺動部材はまたスキー、モノスキー等でもよい。装置600はまた操舵/制動アセンブリ626を含む。ブーム614はヒンジによってマスト618に取付けられている。マスト618及び操舵/制動アセンブリ626は夫々別々にヒンジによって竜骨622に取付けられている。これによって、装置600を折曲形状に折り畳むことができる。
竜骨622は一般的に矩形状断面を有し、前端部628及び後端部630を有する細長い管状部材からなる。立上りチューブ632は前端部628に接続され、該前端部から上方斜め前方に延びている。立上りチューブ632の終端部633にはハンドル棒アセンブリ634が設けられている。竜骨622は前記竜骨をスノーボード624に取付けて、以下に記載するようにスノーボードに傾斜力を与えるための前側及び後側傾斜マウントアセンブリ636及び638を含む。前側及び後側傾斜マウントアセンブリ636及び638の間の間隔はスノーボードの取付点間の間隔に一致する。ケーブル762のような連結部材がハンドル棒アセンブリ634を傾斜マウントアセンブリ636及び638に接続して、以下に記載する機構によってスノーボード624をマストアセンブリ及び竜骨に対して傾斜させる。この傾斜配置の目的は、急斜面において険しいスロープを横切って装置を動作させると、特に好ましくない積雪条件において、側方に摺動して滑降することを防止するためにエッジを十分に立てることは必ずしも可能ではない。傾斜配置によってライダーは(ボードは上りエッジで平行を保っているのでライダーの体重を上り側に保持する必要がある)ハンドル棒を(下りの側に)押しやることができる。ハンドル棒が押しやられると、傾斜マウントはスノーボードの上り側を竜骨及びマストアセンブリに対して下側に押圧して、上りエッジに傾斜面に対して更なる角度と雪の表面を掘る更なる能力を提供する。困難な回転及び横に滑って急に停止するときにもこの特徴は有用である。傾斜は装置を制御するために方向舵及び体重移動と併用して使用される。傾斜マウントは回転するハンドル棒によって操作されることが示されているが、傾斜マウントはハンドル棒に取付けられた自転車様式のブレーキレバーによって操作されてもよいし、或いは適当なケーブルを引くかまたは必要なときにカム部材を回転させるほかの機構によって操作されてもよい。
後部傾斜マウントアセンブリに隣接する竜骨622の頂上部には、チェアリフトに及びチェアリフトからまたは一般的に水平面上でのスクターリングの場合にライダーが使用するために、ヒール紐671を有する調節可能な足紐670と鋸歯状足パッド672が含まれる。前記ヒール紐671はライダーがチェアリフトに乗っているときに装置が不意に外れるのを防ぐ。同じ結果を得るために、衣服に食いつく係留ロープを使用することを好むライダーもいる。
竜骨622の後端部630には、マスト618及び操舵/制動アセンブリ626を竜骨にヒンジによって接続するためのマストソケットアセンブリ674がボルトで固定されている。前記マストソケットアセンブリ674は基本的には装置10のマストソケットアセンブリ74と同じである。但し、クランプ82の代わりにマストは側板、スペーサ及びマストを貫通している貫通ボルト(図示せず)に締め付けられる大きな摘み692によって上方への移動(従って係脱)が抑制されている。
ブーム614はマスト618に接続されて装置10のコネクタブラケットに類似したコネクタブラケット698によって該マストに対して蝶つがい式の運動が可能であり、その結果、前記ブームはマストによって片持ち支持された位置(一般的にマストに対して垂直)から一般的にマストに対して平行な曲折位置に揺動可能である。装置10のコネクタブラケットとの主要な相違は、挟む危険性を取り除くために板の前部が曲折されていること及び板がマストに穴703(それらのうちのひとつは側板の下方に隠れている)に対応する穴702を含み、その穴を介して板が選択的にプッシュピン705によってマストに接続されることである。プッシュピン705は戻り止めボールを操作するためのボタンを備えた自動ロック式のピンである。図23に示されているように前記穴を使用することは正常な動作であるが、穴703はブームに対する低角度を提供して、リフトラインにおけるスクータリングのためのよりよい姿勢におき、及び装置がチェアリフトで搬送されているときに、その間にブームはライダーのひざを横切って置かれている。ユニットが折り間挙げられるときにピン705を格納するために低い穴704が設けられている。
ハーネス612は使用者の胴を支持するようになっている形状適合線維部材724と脚低部支持繊維部材725とからなる。独立の脚支持部材は何人かのライダーにとってはハーネスを身に着けて動き回ることを快適で容易にさせる。両方の繊維部材は調節可能な紐726によってハーネスをブームの下方で吊り下げるためにブームのクイックレリーズスナップ拘束具730及び731に取付けられている。前側スナップ拘束具731は多数の縦方向に配置された穴734のひとつを介してブームに取付けられ、この結果、異なる胴の長さのライダー或いは選択に応じてライダーを収容するための拘束具731の前後調節が可能になる。前記スナップ拘束に取付けられ且つライダーの片方の肩の近くに位置する引き紐732によって、その紐を引っ張ることによってライダーは前記スナップ拘束具を解放することができる。これによって、取外しが簡単になり、もしライダーが倒れると装置からの離脱が容易に行われる。前期ハーネスは(示されているように)紐取付形でもよいし、或いは(図示しない)ジャケットと一体形であってもよい。いくつかの実施例において、ハーネスはアタッチメントを内蔵することも可能である。これらのアタッチメントによってハーネスは、装置がそれに取付けられて、田舎へハイキングに行くためのバックパックとして使用可能である。同様に、ハーネスは内臓式の貯蔵室或いはポケットを含んでいてもよい。
操舵/制動アセンブリ626は符号10で示された装置の実施例において記載された操舵/制動アセンブリとほとんど同一である。本実施例における方向舵吊下げ紐はブーム(図25を参照せよ)の後部においてプーリ760を通って上方に延び、そして下方向に方向舵アームへと延び、さらに各方向舵アームに取付けられた摺動クランプ718に取付けられたプーリを通って延びている。それから各紐は方向舵アームに沿って前方向に延びて、標準的な海事用クリート(滑り止め具)或いは標準的な海事用ジャムクリートと共に増すとのベースに固着されている。方向舵アームにプーリを備えた摺動クランプ718はライダーの体重と方向舵にかかるライダーの足の力とを釣合わせるために前後に調節可能である。方向舵紐の長さはクリートによって調節され、スナップ拘束具712によって竜骨の後部で接続が絶たれているので、方向舵紐は装置が折畳まれている間は広げられる必要はない。
図23、図25及び図26を参照すると、ハンドル棒アセンブリ634は略垂直方向に指向されたハンドル棒の幹部732に接続され、改善されたグリップとライダーに快適性を提供するために各側の立上り端部734において終わっている水平ハンドル棒730からなる。前記ハンドル棒幹部732はベアリング、ブッシング或いは他の適当な手段によって立上りチューブ632の遠隔端を介して回転可能に取付けられている。前記立上りチューブの下部に設けられたハンドル棒幹部の端部は水平アクチュエータ棒736に強固に接続されている。前記アクチュエータ棒736は各端部にコネクタ手段を有し、その端部にはケーブル762の終端部が取付けられてもよい。水平アクチュエータ736はベルクランクでもよいし或いは機構が回転するときにケーブルが緩むのを抑制或いは防止するために円形のプーリ形状を有していてもよい。ケーブル端部は例えば適当な接続手段によって前記アクチュエータ棒の各端部で回転ピンに取付けられたねじ溝付調節器にスエージ加工されてもよい。前記回転ピンはケーブルと共に使用される共通の金具である。従って、ライダーが水平ハンドル棒730を回転すると、その回転はアクチュエータ棒736の回転に変えられて、アクチュエータ棒はレバーとして作用し、傾斜マウントを作動させるためにケーブル端部を引っ張る。このように、アクチュエータ手段はケーブルと共にアクチュエータ手段として機能する。このアクチュエータ手段は使用者から入力を受けて、傾斜マウントアセンブリにスノーボードに竜骨に対する傾斜力を与えさせる。傾斜が正しく応答するために、ハンドル棒が通常の状態で回転に対して抵抗を有することが好ましい。その結果、ハンドル棒はライダーによる左右への体重移動を制御するために使用可能である。これを行うために、剛性のあるヘアピンばね738がステアリングコラムの周りに固定して接続され、その結果、ヘアピンばねは前記アクチュエータ棒に対して静止している。ローラレバー740は回転可能なハンドル棒の幹部に取付けられて、ハンドル棒が回転するとそれと共に動く。ローラがヘアピンばねとの間に閉じ込められてヘアピンばねのアームと接触するように、ローラレバーは位置決めされている。ハンドル棒が回動されると(図26に極細線で示されている)、ローラレバーはバネを変形させ、該ばねはアセンブリを中央位置に戻そうとし、それによってハンドル棒に心出し付勢を提供する。傾斜が必要な場合には、ハンドル棒を必要以上に押すと、ハンドル棒はばねの心出し付勢を克服する。停止ブロック742は実質的なばねの押圧力の下でヘアピンばねの端部を抑制するために設けられてもよい。心出し付勢の大きさはそれぞれの体重及び強い或いは弱いヘアピンばねのばね力の好み或いはフック端部を有する標準的な引張りコイルばねをヘアピンばねの端部に目に設けられた2つの目の間に挿入することに応じて調整可能である。心出し付勢はまたボール及び戻り止め/カム機構或いは他の適当な機構によって行われてもよい。
図27及び図28を参照すると、前側及び後側傾斜マウントアセンブリ636及び638が示されている。傾斜マウントアセンブリはスノーボードを竜骨に接続する機能を有し、また傾斜発生装置としてスノーボードに動力を与え傾斜或いは縦軸を中心に竜骨に対して回転させる機能を有する。両傾斜マウントアセンブリの構造は類似しているので、後側傾斜マウントアセンブリを詳細に記載し、その後、前側傾斜マウントアセンブリの構造の違いを記載する。後側傾斜マウントアセンブリ638はスノーボードの取付穴にボルトによって留められ、竜骨と縦方向に一直線をなす軸749を支持する鋳造或いはモールド成形ブラケット748を有する基板746と、各々ブラケット748から横方向にずらされ、回転可能に設けられたローラ752を含み、スノーボードに対して縦方向に指向された回転平面を有する一対のブラケット750とからなる。ロッド端の目に寄りかかっているワッシャ756、カム保持板757、回転カム部材764、上板765、竜骨622を介して取付けられ且つ平または埋め込みナット766によって前記竜骨の上側に固着されているねじ溝付ロッド部755を有するねじ溝付ロッド端754は軸749の周りに設けられている。従って、ナットがロッド端のねじ溝に締付けられると上記の部品はワッシャ756とナット766との間でクランプされる。さらに、軸749はロッド端の目を通過して、それによって基板746、ローラアセンブリ及びスノーボードを竜骨に接続している。このように、ロッド端と軸とのアセンブリはヒンジコネクタとして機能する。このヒンジコネクタはスノーボードが縦軸を中心に竜骨に対して回動または傾斜することが可能になるような方法でスノーボードを竜骨に接続する。ブラケットとロッド端の目との間のロッド端のいずれかの側の軸749には、軸に対してロッド端の心出しを行い且つロッド端が軸に沿って動くのを防止するためにスペーサ768が設けられている。回動カム部材764は外縁に円周溝771を有するリング状基部770からなる。溝771はあたかもカム部材を包むかのようにケーブル762を受けるようになっている。前記基部の対角線上部に、そしてスノーボードに面し、カム面772及び773を有するカム面が設けられている。各カム面はカム追従子として作用するローラ752に当接している。カム部材の基部770はワッシャ756と上板765との間にカムリテイナー板757によって挟まれている。カムリテイナー板757はカム部材の補助肩777に係合する円周肩部776を含む。好ましくは、前記上板はテフロンのような低摩擦の下面を有するアルミニウム或いは予め潤滑状態にされた樹脂シートであり、カムリテイナー板は高密度ポリエチレンのような低摩擦樹脂である。従って、カム部材のカム面がローラに乗っている間、竜骨及びスノーボードに対して回動可能である。基部及びカムリテイナーは機能的に回転可能な円板部材と考えられる。その円板部材にはカムがその対角線上に取付けられている。カム部材が一方向或いは他の方向に回動されると、ひとつのカム面が対応するローラを下方向に押し、その間、他のカム面によってその対応するローラが上り、それによって、図31に示されているように、前記カム部材がいずれの方向に回動しているによって、スノーボードを竜骨に対して一方向或いは他の方向に傾斜させる。
前側傾斜マウントアセンブリ636は後側傾斜マウントアセンブリ638と同一であるが、但し、ロッド端が軸上で前後に摺動可能とするために、前側マウントはロッド端の各側の軸にスペーサ768を有していない。前側傾斜マウントアセンブリでのロッド端のこのような運動の自由さによってスノーボードの長さの変化を考慮している。スノーボードが撓んで曲がると、その変化は前側及び後側傾斜マウントの間或いは隆起上方に起こる。付加的な違いは図23に示されているように、前側傾斜マウントにおけるカム面は後側傾斜マウントにおいてカム面に対して180度方向に向けられていることであり、それで好ましくは、両傾斜マウントのカム面は一般的に互いに向かい合っていて且つそれらの間で竜骨上の中間点の方に傾斜していて、それによって、体重がかけられたときに、カム面がローラを離れさせようとするので、それらを異なる方向に向けることはこれらの力を平衡させる。
図29及び図30を参照して、傾斜マウントアセンブリのいくつかの実施例はロッド端を泥及び雪から保護するための可とう性ブーツを含んでいてもよい、及び/或いはそれらの実施例はカム部材に接着されて傾斜マウントアセンブリ全体を納入するための基板に対して押し下げられる可とう性ブーツの変形物を含んでもよい。
図28、図31及び図32を参照すると、図28は中立位置のカム部材と共に傾斜マウントを示している。前期中立位置では、傾斜力はスノーボードに伝達されない。図31は平らなカム面772及び773を有するカム部材を示している。これらのカム面772及び773はお互いに対して回動するにつれてローラに対するカム面の角度が変化する。有効径が変化するように、カム或いはボードが(視点に対して)傾斜するにつれて、ローラに対するカムの有効径は変化して、2つの部品の間に摺動が発生される。図32は、起伏のあるカム底面を有するカム部材を示している。カムが回動するにつれて対をなすローラと同じ角度にカム面を保つために、前記カム底面は次第にカム面の周りの角度を変化させる。製造はより困難であるが、カムがもっと多くの負荷を持った面を有する平らなローラと接触することができるので、この構成は好ましい。もしカムが可塑性を有しているならば、起伏のある面は、モールドが作製されるならば、容易に作られる。傾斜が起こるにつれて、径の有効な変化によってカムが回動すると、起伏のあるカム面/平らなローラはまだ摺動運動を行う。
図33を参照すると、後側傾斜マウントのほかの実施例が示されていて、その後側傾斜マウントはいくつかの場合には好ましい。この実施例では、軸749(極細線で示されている)はスノーボード及びロッド端754を横切って指向されている。前記ロッド端754は竜骨とスノーボードとの間の前から後ろへの力を吸収することに関与し、縦方向に指向されてこれらの力に対する抵抗する力は大きい。この実施例では、ブラケット750はローラ及び軸の両方によって使われ、その結果、ローラ及びロッド端の目は同軸的に軸に取付られている。スペーサ768はロッドのいずれかの側の軸に設けられ、それを中心に保つ。
図23、図24及び図34は装置600におけるケーブル762の通路を示している。図34を参照して、頂上部及びライダーの視点から見た場合におけるカム部材の周りのケーブルの通路が示されている。参照の便宜のため、ケーブルは水平アクチュエータ棒736の右側の取付点から始まり、水平アクチュエータ棒の左側の取付点で終わっている。このように、ケーブルはその始点から通常、立ち上がりチューブ632と平行に延び、ガイドプーリ650(図23を参照せよ)を通過する。前記ガイドプーリ650はケーブルと回動カム部材の溝771とを整列させる。好ましくは、ガイドプーリはケーブルがプーリから脱落するのを防止するための制止紐を含む。前記ガイドプーリからケーブルは前カム部材783の周りを時計周り方向にくるまり、それから後方に延びて、竜骨の左側に超えて、後カム部材784の後部の周りを反時計周り方向にくるまる。戻りケーブルはもう一度竜骨の左側に超えて、前カムの側に延びる。それからケーブルは左側の他のガイドプーリを通過して、その終点に達する。各カム部材のクランプアセンブリ785(図27を参照せよ)はケーブルを張って溝771に入れて、溝内でケーブルの滑りを防止する。交差させる目的は傾斜マウントにおけるカム部材がハンドル棒における入力に応答して反対方向に回動するためである。これは本実施例において一定の傾斜運動を行うために必要である。その理由は、前マウントにおけるカム面が後マウントのカム面に対して180度方向に指向されているからである。本実施例において交差がなければ、前マウントが一方向に傾斜するにつれてハンドル棒からの入力はスノーボードのねじれを生じ、他方、後マウントは反対方向に傾斜するだろう。
本発明の上記の実施例が特定の特徴を有するものとして記載及び図示されてきたが、ある実施例に関連して記載された特徴は他の実施例においても使用されてもよいということは理解されるべきである。このように一例として、装置600のひとつ或いはそれ以上のブームとコネクタブラケットと、方向舵ラインとハンドル棒とこの場合、たわみやすいよりはむしろ堅い前側マウントアセンブリの組み合わせた装置10の取付アセンブリを含む本発明の実施例(図35)が導かれてもよい。
上記記載事項及び図は本発明の好ましい或いは代替実施例を構成しているが、発明の範囲から逸脱することなく多数の変更が行われることは理解されるであろう。本発明は添付した請求の範囲に定義される。
本発明をさらに理解するために、さらに本発明がどのように実施されるかをもっと明白に示すために、ひとつの例として添付した図面を参照する:
図1は本発明の冬季レクリエーション装置の一実施例の側面図であり、ライダーは一般的に水平な、顔を下に向けたからだの位置において吊り上げられている。 図2は図1の装置の側面図である。 図3は崩壊した形状における図1の装置の側面図である。 図4は竜骨部の一部を切除して前部取付組立体を露出させて示す図1における装置の前部の側面図である。 図5は図1における前部取付組立体の正面分解図である。 図6は内部及びその基底構造を破線で示す、図4における装置部分の平面図である。 図7は図4における装置の前部のA−A線における断面図である。 図8は図1における装置の近傍部分の側面図であり、後部取付組立体及びマストソケット組立体を示す。 図9は側板の一部を破断して示す、図1における装置後部の側面図である。 図10は図8における装置の前部のB−B線における断面図である。 図11は図1における装置の一部の側面図であり、ブームの後部、マストの頂上部及びコネクタブラケットを示す。 図12は図11における装置の前記一部の底面図である。 図13は壷金の中央線における断面図である。 図14は図13における壷金の側面図である。 図15は図13における壷金の上面図である。 図16は図14とは反対側から見た壷金の側面図である。 図17はマスト、ブームを除外して示す図1における装置の後部の上面図であり、操舵/制動アセンブリを示す。 図18は本発明の冬季レクリエーション装置の他の実施例の側面図であり、使用者は一般的に水平な、顔を下に向けたからだの位置において吊り上げられている。 図19は図18の装置の上面図である。 図20はループ状枠支持体を有する本発明の冬季レクリエーション装置の他の実施例の側面図である。 図21は図20における装置のループ状枠の側面図である。 図22は本発明の冬季レクリエーション装置の他の実施例の側面図であり、使用者は一般的に水平な、顔を上に向けたからだの位置において吊り上げられている。 図23は本発明の冬季レクリエーション装置のさらに他の実施例の側面図である。 図24はマスト、ブームを除外して示す図23における装置の上面図である。 図25は図23における装置のブーム後部の底面図である。 図26は図23における装置のハンドルレバー組立体の底面図である。 図27は図23における装置の傾斜取付組立体の縦断側面図である。 図28は図23における装置の傾斜取付組立体の断面図である。 図29は塵/雪ブートとともに示す図27における装置の傾斜取付組立体の縦断側面図である。 図30は傾斜取付組立体を完全に封入している塵/雪ブートの他の実施例の側面図である。 図31は図23における装置の傾斜取付組立体の断面図であり、スノーボードに対する傾斜の付与を示している。 図32は傾斜取付部材の他の実施例の断面図であり、スノーボードに対する傾斜の付与を示している。 図33は中立位置にある傾斜取付部材のさらに他の実施例の断面図である。 図34は図23における装置の回転カム部材に巻回されたケーブルの経路を示す上面図である。 図35は本発明の冬季レクリエーション装置のさらに他の実施例の側面図である。

Claims (31)

  1. 以下の要素からなる、雪に覆われた表面を滑降するための冬季レクリエーション装置:
    上面及び雪に覆われた表面を摺動可能な低摩擦底部を有する摺動部材と、
    前記摺動部材の上面に接続され、摺動部材から上方に延びる支持体と、
    前記支持体に吊り下げられたハーネスとからなり、
    前記支持体とハーネスは該装置の使用者を雪の表面上方で吊り下げるようになっている。
  2. 前記支持体及びハーネスは使用者を一般的に水平位置に吊り下げるようになっている特許請求の範囲第1項の装置。
  3. 前記支持体及びハーネスは使用者を一般的に下向き位置に吊り下げるようになっている特許請求の範囲第1項または第2項の装置。
  4. 前記摺動部材が上面に取付点を有する従来のスノーボードからなり、前記支持体が前記取付点に接続可能である特許請求の範囲第1項または第3項の装置。
  5. 前記支持体または前記摺動部材に接続され、装置が動いている間に装置の舵取りを行うために使用者によって作動可能な操舵機構からさらになる特許請求の範囲第3項または第4項の装置。
  6. 前記支持体または前記摺動部材に接続され、使用者によって把持されるようになっている手掛け部からさらになる特許請求の範囲第5項の装置。
  7. 前記支持体が前記摺動部材に接続される竜骨部と、前記摺動部材から離れる方向に前記竜骨部から上方に延びるマスト部と、前記マスト部から順方向に延び、前記摺動部材の上方で前記ハーネスを吊り下げるようになっているブーム部からさらになる特許請求の範囲第5項または第6項の装置。
  8. 前記支持体が前記摺動部材の上部に接続された竜骨部と、前記竜骨部に接続され、前記摺動部材から上方に延びるマストと、前記マストに接続され、前記摺動部材の上方に延びて該摺動部材の上方に前記ハーネスを吊り下げるための片持ち支持されたブームとからなる特許請求の範囲第5項または第6項の装置。
  9. 前記マストが前記竜骨部との関係において蝶つがい式運動可能に接続され、その結果、前記マストは直立状態から該マストが前記竜骨部と一般的に平行である曲折位置に揺動される特許請求の範囲第8項の装置。
  10. 前記ブームが前記マストとの関係において蝶つがい式運動可能に接続され、その結果、前記ブームが前記マストに一般的に平行である動作可能位置から前記ブームが一般的に前記マストと平行である曲折位置に揺動される特許請求の範囲第9項の装置。
  11. 前記操舵機構が2本の平行なアームからなり、各アームは装置の正中面のどちらかの側で前記支持体に蝶つがい式に接続され、各アームは前記摺動部材の周囲を越えて後方に延びる遠隔端部を有し、各アームは、前記遠隔端部が雪の表面を掻く第1位置と前記遠隔端部が雪から離れる第2位置との間で使用者によって独立して移動可能である特許請求の範囲第7項または第10項の装置。
  12. 各遠隔端部に接続され、前記アームが第1位置にあるときに雪に接触し掻くための平面舵からなる特許請求の範囲第11項の装置。
  13. 各遠隔端部に接続され、使用者の足を受け、それによって使用者が足で各アームを動かすのを可能にする足ハーネスからさらになる特許請求の範囲第12項の装置。
  14. 前記支持部材と各アームとの間に接続され、使用者の各足が前記足ハーネス内にある場合に、使用者の脚の重量を保持するための調整可能なストラップをさらに含む特許請求の範囲第13項の装置。
  15. 以下の要素からなる雪で覆われた表面を滑降するための冬季レクリエーション装置を提供するためにスノーボードに装着するための装置:
    前記スノーボードに接続されるようになっていて、該スノーボードから上方に延びる支持体、及び
    前記支持体から吊り下げられたハーネスとからなり、ここにおいて、前記支持体及びハーネスとは該装置の使用者を雪の表面上方で吊り下げるようになっている。
  16. 前記支持体及びハーネスは使用者を一般的に水平位置に吊り下げるようになっている特許請求の範囲第15項の装置。
  17. 前記支持体及びハーネスは使用者を一般的に下向き位置に吊り下げるようになっている特許請求の範囲第15項または第16項の装置。
  18. 前記支持体に接続され、装置が動いている間に装置の舵取りを行うために使用者によって作動可能な操舵機構からさらになる特許請求の範囲第17項の装置。
  19. 前記支持体に接続され、使用者によって把持されるようになっている手掛け部からなる特許請求の範囲第17項または第18項の装置。
  20. 前記支持体が前記スノーボードに接続されるようになっている竜骨部と、前記竜骨部から離れるように該竜骨部から上方に延びるマスト部と、前記マスト部から順方向に延び、前記摺動部材の上方で前記ハーネスを吊り下げるようになっているブーム部とからなる特許請求の範囲第18項または第19項の装置。
  21. 前記支持体が前記スノーボードに接続されるようになっている竜骨と、前記竜骨に接続され、該竜骨から上方に延びるマストと、前記マストに接続され、前記竜骨の上方に延び、前記スノーボードの上方で前記ハーネスを吊り下げるようになっている片持ち支持されたブーム部とからなる特許請求の範囲第18項または第19項の装置。
  22. 前記マストが前記竜骨部との関係において蝶つがい式運動可能に接続され、その結果、前記マストは直立状態から該マストが前記竜骨部と一般的に平行である曲折位置に揺動される特許請求の範囲第21項の装置。
  23. 前記ブームが前記マストとの関係において蝶つがい式運動可能に接続され、その結果、前記ブームが前記マストに一般的に平行である動作可能位置から前記ブームが一般的に前記マストと平行である曲折位置に揺動される特許請求の範囲第22項の装置。
  24. 前記操舵機構が2本の平行なアームからなり、各アームは装置の正中面のどちらかの側で前記支持体に蝶つがい式に接続され、各アームは前記摺動部材の周囲を越えて後方に延びる遠隔端部を有し、各アームは、前記遠隔端部が雪の表面を掻く第1位置と前記遠隔端部が雪から離れる第2位置との間で使用者によって独立して移動可能である特許請求の範囲第20項または第23項の装置。
  25. 各遠隔端部に接続され、前記アームが第1位置にあるときに雪に接触し掻くための平面舵からなる特許請求の範囲第24項の装置。
  26. 各遠隔端部に接続され、使用者の足を受け、それによって使用者が足で各アームを動かすのを可能にする足ハーネスからさらになる特許請求の範囲第25項の装置。
  27. 前記支持部材と各アームとの間に接続され、使用者の各足が前記足ハーネス内にある場合に、使用者の脚の重量を保持するための調整可能なストラップをさらに含む特許請求の範囲第26項の装置。
  28. 前記支持体を摺動部材に接続する少なくともひとつの傾斜発生装置からさらになり、前記傾斜発生装置は使用者から入力を受けて前記傾斜角発生装置に動力を前記摺動部材に付与させて、前記支持体に対して縦軸の周りに前記摺動部材を傾斜させるアクチュエータ手段を有する特許請求の範囲第1項〜第27項の装置。
  29. 前記傾斜角発生装置は前記摺動部材を前記支持体に接続して、その結果、前記摺動部材が前記支持体に対して縦軸の周りに前記摺動部材を傾斜させる蝶つがい式コネクタと、前記支持体の各側部に移動可能に設けられて、前記アクチュエータが同時に一方の側のカムを一方向に移動させ且つ反対側のカムを反対方向に移動させる態様で前記アクチュエータ手段に接続されているカムと、前記摺動部材に設けられて、前記カムと協働して動力を摺動部材に付与して前記支持体に対して傾斜させる対応する数のカム追従部材とからなる特許請求の範囲第28項の装置。
  30. 前記傾斜角発生装置はまた前記カムが対角線上の反対部分に設けられた支持体に回動可能に設けられた円板部材からさらになり、ひとつのカムが一般的に前記支持体の各側に位置し、カムの運動は前記円板部材の回転によって生じる特許請求の範囲第29項の装置。
  31. 前記円板部材はその縁部に円周溝を含み、前記アクチュエータは前記溝内で円板部材に巻回されたケーブル及び使用者によって移動可能である少なくともひとつのレバーとからなり、該レバーに前記ケーブルが接続され、これによって、前記レバーの運動は前記円板部材の回転、従ってカムの移動に変化する特許請求の範囲第30項の装置。
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