JP2000013638A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2000013638A
JP2000013638A JP11111402A JP11140299A JP2000013638A JP 2000013638 A JP2000013638 A JP 2000013638A JP 11111402 A JP11111402 A JP 11111402A JP 11140299 A JP11140299 A JP 11140299A JP 2000013638 A JP2000013638 A JP 2000013638A
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phase
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English (en)
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Mitsuo Kubo
光生 久保
一彦 ▲渋▼谷
Kazuhiko Shibuya
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Kokusai Electric Corp
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Kokusai Electric Corp
Japan Broadcasting Corp
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期的に同期信号が挿入された同期多重信号
に混信波が含まれる場合においても、安定したPLL基
準信号を検出可能であり、同期信号に位相同期したジッ
タの少ない高精度で、安定した再生クロックを得ること
ができる位相同期回路を提供する。 【解決手段】 同期多重信号から同期信号以外の不要成
分を不要信号除去フィルタ1で除去し、時間窓発生回路
6から指示される時間窓内においてのみ、レベル最大値
タイミング検出回路2が最大値を検出し、検出したタイ
ミングで位相比較/制御回路3、VCO4、周波数分周
回路5が位相同期ループを行って同期信号に同期したク
ロックを再生する位相同期回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信システムの
受信機に用いられる位相同期回路係り、特に高精度で安
定した再生クロックを得ることができる位相同期回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】同期信号が周期的に挿入された同期多重
信号に位相同期した信号を再生する例として、テレビ信
号を取り上げて説明する。ここでは、送受信システムと
してテレビ放送を例にとって説明する。テレビ放送で
は、映像信号を作成する際に、テレビカメラ側で信号が
画面のどの部分の画素を表しているかを示す同期信号を
映像信号に付加している。受像機側で、この同期信号を
用いて画像の組み立てを行う受像管の電子ビームの動き
を制御することになる。
【0003】同期信号としては、画面の1水平走査を終
え、次の水平走査に移るときの水平同期信号と、1フィ
ールドの走査を終え、次のフィールドに移るときの垂直
同期信号とがあるが、周期的に挿入された同期信号とし
て、水平同期信号に位相同期した信号の再生を行う受信
側の位相同期回路について説明する。
【0004】従来の位相同期回路について図8を使って
説明する。図8は、従来の位相同期回路の一構成例を示
すブロック図である。従来の位相同期回路は、位相比較
器43と、ループフィルタ44と、VCO45と、分周
器46とからなるPLL回路50と、しきい値判定回路
41と、ワンショット回路42とで構成されている。
【0005】従来の位相同期回路の各部について説明す
る。しきい値判定回路41は、入力されるNTSC(Na
tional Television SystemCommittee)反転信号と予め
設定されているしきい値とを比較し、入力信号がしきい
値よりも大きい場合にパルス信号を出力するものであ
る。
【0006】ワンショット回路42は、ワンショットゲ
ート回路であり、ゲートが開いている場合のパルス信号
入力に対してはスルー出力し、一旦、パルス信号を入力
するとHS周期(水平同期信号周期)の2分の1以上の
一定時間、ゲートを閉じ、パルス信号の入力を受け付け
ないものである。尚、この回路は、NTSC信号の垂直
帰線期間における等化パルス(HSの2分の1の周期で
水平同期パルスと同電圧レベルとなる信号)によって、
不要なパルスが発生するのを防止するための保護回路で
ある。
【0007】PLL回路50は、ワンショット回路42
からのパルス信号を基準信号として入力し、この基準信
号と分周器で分周された局部発振器出力との位相を比較
して、その誤差情報から局部発振出力の周波数及び位相
を制御し、基準信号と一致させて、同期するクロックを
再生する一般的なPLL回路である。
【0008】ここで位相比較器43は、ワンショット回
路42からのパルス信号と、分周器46からの信号との
位相を比較し、その差に比例した直流電圧を出力するも
のである。ループフィルタ44は、位相比較器43から
の直流電圧出力に含まれる雑音を除去するループフィル
タである。VCO45は、電圧制御発振器(Voltage Co
ntrolled Oscillator:VCO)で、入力電圧によって発
振周波数を可変にできる発振器である。分周器46は、
入力信号の周波数を整数分の一にする回路である。
【0009】従来の位相同期回路の動作は、NTSC反
転信号が入力され、しきい値判定回路41で予め設定さ
れているしきい値と比較されて、入力信号の振幅がしき
い値よりも大きい場合にパルス信号が出力され、ワンシ
ョット回路42でパルス信号入力後一定時間はパルス信
号入力を受け付けないようにして不要パルスの発生を防
止し、PLL回路50でパルス信号に同期した再生クロ
ックを発生させるようになっている。
【0010】参考として図9にNTSC試験信号の1種
であるカラーバー信号の反転信号波形を示す。図9のよ
うに、水平同期パルスは、映像信号及びカラーバースト
信号に比べてレベル差があるので、このレベル差の範囲
にしきい値を設けてしきい値判定回路41で水平同期パ
ルス部分を検出することにより、同期する再生クロック
を発生できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位相同期回路では、例えばテレビ信号に混信波が混
入した場合、しきい値判定が的確にできずに同期動作の
不良を引き起こすという問題があった。尚、混信波につ
いては、「スポラディックE層伝搬と外国電波の混信」
テレビジョン学会誌 Vol.36、No5(198
2)に詳しく記載されている。
【0012】具体的には、例えば、図10に示すような
混信波を含むNTSC反転信号の場合、混信波の電界強
度や、周波数等が時間と共に変動するため、しきい値判
定回路41から出力されるパルス信号の出力タイミング
が不安定となり、PLLに必要な正確な基準信号が得ら
れない。図10は、混信波を含むNTSC反転信号の具
体例を示す説明図である。
【0013】そのため、PLL回路が混信波の影響を受
けて、PLL回路の出力である再生クロックにジッタが
生じ、ジッタを含んだ再生クロックをA/D変換器のサ
ンプリングクロックとして使用することにより、復調映
像に水平ジッタやフリッカなどの画質劣化を引き起こす
という問題点があった。
【0014】また、受信した映像信号のレベルに応じて
しきい値判定回路41におけるしきい値の調整が必要
で、特に混信波が混入している場合には、しきい値が一
意的に定まらないという問題点があった。
【0015】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、周期的に同期信号が挿入された同期多重信号に混信
波が含まれる場合においても、安定したPLL基準信号
を得ることが可能であり、同期信号に位相同期したジッ
タの少ない高精度で、安定した再生クロックを得ること
ができる位相同期回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、位相同期回路にお
いて、同期信号が周期的に挿入された同期多重信号から
前記同期信号の周波数成分以外の不要成分を除去し、同
期信号と同周期で、周期長以内の任意の時間開かれる時
間窓内において、前記不要成分が除去された同期多重信
号の出力レベルの最大値を検出し、前記最大値を検出し
たタイミングで位相同期ループにより前記同期信号に同
期したクロックを再生することを特徴としており、同期
信号とそれ以外の部分とのレベル差を確保でき、更に同
期信号周期とは異なるタイミングで発生したレベル最大
値を同期信号として誤検出するのを回避できる。
【0017】また、請求項2記載の発明は、位相同期回
路において、同期信号が周期的に挿入された同期多重信
号から前記同期信号の周波数成分以外の不要成分を除去
し、同期信号を抽出する抽出手段と、同期信号と同周期
で同期信号の周期長以内の時間幅に設定される時間窓が
繰り返される時間窓信号を出力する出力手段と、抽出さ
れた同期信号の出力レベルの最大値を前記出力手段から
の時間窓信号に従って周期的に繰り返される特定期間で
のみ検出し、レベル最大値タイミングの信号を出力する
検出手段と、発振周波数を可変にできる発振手段と、前
記発振手段より出力される信号の周波数を分周する分周
手段と、レベル最大値タイミングにおける前記分周手段
より出力される信号の位相状態に応じて前記発振手段で
の周波数及び位相を制御する制御手段とを有することを
特徴としており、同期信号とそれ以外の部分とのレベル
差を確保でき、更に同期信号周期とは異なる周期で発生
したレベル最大値を同期信号として誤検出するのを回避
できる。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の位相同期回路において、制御手段が、レベル最大値
タイミングにおける分周手段からの出力信号の位相の進
み/遅れを判断して時間窓位置を制御する情報を出力す
る制御手段であり、出力手段が、前記制御手段より出力
される情報に従って時間窓信号の出力タイミングを制御
する出力手段であることを特徴としており、簡易に同期
信号と同期した発振周波数を得ることができる。
【0019】また、請求項4記載の発明は、位相同期回
路において、例えば、NTSC信号のように、同期信号
が周期的に挿入された同期多重信号を入力し、前記同期
信号の周波数成分以外の不要成分を除去して同期信号成
分を抽出する同期信号抽出フィルタと、前記抽出した同
期信号の出力レベルの最大値を周期的に繰り返される特
定期間で検出し、前記最大値を検出したタイミングをレ
ベル最大値タイミングとして出力するレベル最大値タイ
ミング検出回路と、再生するクロックの周波数及び位相
を制御する位相比較/制御回路と、前記位相比較/制御
回路からの制御に従って、出力するクロック信号の周波
数を変化させる電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
で再生されたクロックを周波数分周し、前記同期信号と
同一の周波数を有する分周出力を得る周波数分周器と、
前記レベル最大値タイミング検出回路における検出動作
をレベル最大値が得られるタイミングの近傍の期間での
み有効として時間窓をオープンし、それ以外の期間では
無効として時間窓をクローズする時間窓のオープン/ク
ローズを制御する時間窓信号を出力する時間窓発生回路
とを備え、前記レベル最大値タイミング検出回路は、前
記時間窓発生回路からの時間窓信号に従って時間窓がオ
ープンされている期間を前記特定期間として動作する回
路であり、前記位相比較/制御回路は、前記レベル最大
値タイミング検出回路からのレベル最大値タイミングに
おける前記周波数分周回路からの分周出力の位相を参照
し、前記特定期間でのレベル最大時の前記参照した位相
の変化状態によって前記分周出力の位相の進み/遅れを
判断し、再生するクロックの周波数及び位相を制御する
と共に、前記参照した位相により前記時間窓発生回路に
対して時間窓位置を制御する情報を出力する回路であ
り、前記時間窓発生回路が、前記位相比較/制御回路か
らの時間窓位置を制御する情報と、前記周波数分周器か
らの分周出力に従って同期信号と同周期で時間窓が繰り
返される時間窓信号を出力する回路であることを特徴と
しており、同期信号とそれ以外の部分とのレベル差を確
保でき、更に同期信号周期とは異なるタイミングで発生
したレベル最大値を同期信号として誤検出するのを回避
できる。
【0020】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の位相同期回路において、レベル最大値タイミング検
出回路が、ラッチが指示されると同期信号抽出フィルタ
によって抽出された同期信号をラッチしてその振幅値を
レベル最大値データとして記憶するレベル最大値データ
レジスタと、時間窓がオープンされると、入力された前
記同期信号抽出フィルタによって抽出された同期信号の
振幅値と前記レベル最大値データレジスタに記憶された
レベル最大値データとを逐次比較し、前記入力された同
期信号の振幅値が前記レベル最大値データより大きい場
合に前記レベル最大値データレジスタにおけるラッチの
指示を出力し、前記入力された同期信号の振幅値が前記
レベル最大値データ以下になった時に前記ラッチの指示
を停止すると共に、レベル最大値タイミングを出力する
比較器とを有するレベル最大値タイミング検出回路であ
ることを特徴としており、簡単な構成によって同期信号
によるレベル最大値タイミングのみを検出できる。
【0021】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は請求項5記載の位相同期回路において、位相比較/制
御回路が、再生したクロックのパルスをカウントし、そ
のカウント値をアドレスデータとして出力すると共に、
時間窓と同じ周期でクリアされるカウンタ回路で構成さ
れる周波数分周回路と、レベル最大値タイミングにおけ
る周波数分周回路からのアドレスデータをレベル最大値
アドレスとして保持するレベル最大値アドレスレジスタ
と、前記レベル最大値アドレスレジスタに保持された時
間窓がオープンされている期間でのレベル最大時のレベ
ル最大値アドレスを参照し、前回参照したレベル最大値
アドレスと比較して、増加方向の変化量又は減少方向の
変化量を検出し、当該検出結果より周波数分周回路から
のアドレスデータの位相の進み/遅れを判断し、再生す
るクロックの周波数及び位相を制御する制御信号と、前
記参照したレベル最大値アドレスにより時間窓位置を制
御する情報を出力する位相制御回路とを有する位相比較
/制御回路であることを特徴としており、簡単な構成に
よって入力信号に多重されている同期信号に同期した再
生クロックを得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0023】本発明に係る位相同期回路は、同期信号が
周期的に挿入された同期多重信号から同期信号の周波数
成分以外の不要成分を除去して同期信号を抽出し、同期
信号と同周期で、周期長以内の任意の時間開かれる時間
窓内においてのみ、抽出された同期信号の出力レベルの
最大値を検出し、検出したタイミングを基準位相として
位相同期ループを用いることで同期信号に同期したクロ
ックを再生するものであり、混信波の影響を抑圧して同
期信号とそれ以外の信号期間とのレベル差を十分確保
し、またフェージング等の影響によって発生した同期信
号とは異なるタイミングで発生するレベル最大値による
誤検出を回避して、高精度で安定した再生クロックを得
ることができるものである。
【0024】中位概念的に説明すると、本発明の位相同
期回路は、同期信号が周期的に挿入された同期多重信号
から同期信号の周波数成分以外の不要成分を除去し、同
期信号を抽出する抽出手段と、同期信号と同周期で同期
信号の周期長以内に設定される時間窓が繰り返される時
間窓信号を出力する出力手段と、抽出された同期信号の
出力レベルの最大値を出力手段からの時間窓信号に従っ
て周期的に繰り返される特定期間でのみ検出し、レベル
最大値タイミングの信号を出力する検出手段と、発振周
波数を可変にできる発振手段と、発振周波数を分周する
分周手段と、レベル最大値タイミングでの分周手段から
の分周出力の位相状態に応じて発振手段での周波数及び
位相を制御する制御手段とを有するものである。
【0025】また、制御手段は、レベル最大値タイミン
グでの分周手段からの分周出力の位相状態から位相の進
み/遅れを判断し、出力手段で時間窓信号の出力される
タイミングを制御するものである。
【0026】上記本発明の位相同期回路において、抽出
手段は後述する不要信号除去フィルタ1にて実現され、
出力手段は後述する時間窓発生回路6にて実現され、検
出手段は後述するレベル最大値タイミング検出回路2に
て実現され、発振手段は後述するVCO4にて実現さ
れ、分周手段は後述する周波数分周回路5にて実現さ
れ、制御手段は後述する位相比較/制御回路3にて実現
されている。
【0027】まず、本発明に係る位相同期回路の構成に
ついて図1を使って説明する。図1は、本発明に係る位
相同期回路の構成ブロック図である。本発明の位相同期
回路(本回路)は、不要信号除去フィルタ1と、レベル
最大値タイミング検出回路2と、位相比較/制御回路3
と、VCO4と、周波数分周回路5と、時間窓発生回路
6とから構成されている。
【0028】次に、本回路の各部について説明する。不
要信号除去フィルタ1は、同期信号が周期的に挿入され
た同期多重信号を入力し、同期信号の周波数成分以外の
不要成分を除去するもので、具体的には低域通過フィル
タ(Low Pass Filter:LPF)、又は帯域通過フィルタ
(Band PassFilter:BPF)等である。
【0029】レベル最大値タイミング検出回路2は、不
要信号除去フィルタ1の出力レベルの最大値が得られる
タイミングを検出し、レベル最大値タイミング信号を後
段の位相比較/制御回路3及びVCO4及び周波数分周
回路5から成るPLL回路の基準信号として出力するも
のである。
【0030】但し、本発明の特徴部分として、レベル最
大値タイミング検出回路2は、後述する時間窓発生回路
6によって制御される周期的に繰り返される特定期間に
おいてのみ動作して当該特定期間におけるレベル最大値
を検出することができるようになっている。尚、ここで
いう特定期間については後述する。
【0031】位相比較/制御回路3は、レベル最大値タ
イミング検出回路2からのレベル最大値タイミング信号
に従って、レベル最大値タイミングにおける周波数分周
回路5からの分周出力の位相を参照し、特定期間でのレ
ベルが最大になった時に参照した位相の変化状態(位相
の進み/遅れ)によってVCO4の周波数及び位相を制
御すると共に、参照した位相によって後述する時間窓発
生回路6に対して時間窓位置を制御する情報である時間
窓位置アドレスを出力するものである。
【0032】VCO4は、従来のVCO45と同様で、
入力電圧によって発振周波数を可変にできる発振器であ
る。具体的にVCO4では、位相制御回路32からの制
御信号に従い、基準発信周波数に対し±△fだけ周波数
オフセットした再生クロックを出力する。この再生クロ
ックは、例えば、A/D変換器のサンプリングクロック
やロジック回路のクロック信号として用いられる。
【0033】周波数分周回路5は、従来の分周器46と
同様で、VCO4の出力信号の周波数を整数分の一にす
る回路であり、入力信号に含まれる同期信号と同一周波
数を得る回路であるため、本例においてはHS周期(水
平同期信号周期)のアドレス情報を提供する。
【0034】時間窓発生回路6は、レベル最大値タイミ
ング検出回路2を動作させる特定期間である時間帯(時
間窓をオープンさせる期間)を指示する時間窓信号を出
力するものである。具体的には、位相比較/制御回路3
からの時間窓位置を制御する位相情報(時間窓位置アド
レス)と、前記周波数分周器からの分周出力(アドレス
情報)に従って、時間窓位置アドレスに対して前後特定
時間で時間窓をオープンするような、同期信号と同周期
で同期信号周期長以内に設定される時間窓が繰り返され
る時間窓信号を出力する。
【0035】但し、電源投入直後及び位相同期再引き込
み時等の初期状態において、位相比較/制御回路3の位
相制御回路35から時間窓位置アドレスとして特定値x
(時間窓位置アドレスと異なる任意の整数)が出力され
た場合は、時間窓信号を常時オープンする等の初期動作
が行われる。
【0036】オープン期間は、NTSC反転信号の水平
同期パルスのパルス幅相当とすることで、非常に大きい
混信波フェージング環境下であっも、誤って水平同期パ
ルス以外のピーク等が時間窓外に発生しても、そのピー
クを同期信号候補として誤検出することなく、本来の水
平同期パルスのみをレベル最大値として検出可能とな
る。
【0037】尚、上記説明した各部は、位相同期回路全
体に同時に供給される処理クロックに従って動作するよ
うになっている。
【0038】次に、レベル最大値タイミング検出回路2
及び位相比較/制御回路3の具体的構成例について、図
2を用いて説明する。図2は、本発明の位相同期回路に
おいてレベル最大値タイミング検出回路2及び位相比較
/制御回路3の構成を具体的に示した構成ブロック図で
ある。
【0039】レベル最大値タイミング検出回路2は、比
較器21と、レベル最大値データレジスタ22とから構
成されている。比較器21は、不要信号除去フィルタ1
からの出力信号と、レベル最大値データレジスタ22に
記憶されているレベル最大値データとを処理クロックの
タイミングで逐次比較する比較動作を行い、比較結果を
判定フラグとして出力するものである。
【0040】ここで判定フラグは、例えば、入力信号の
振幅がレベル最大値データより大きい場合、ハイ(H)
(Hはロジック回路のHレベル信号)とし、入力信号の
振幅がレベル最大値データ以下の場合、ロー(L)(L
はロジック回路のLレベル信号)とするものである。但
し、ハイ/ローの設定を逆にしても構わないが、ここで
は、当該設定で説明することにする。
【0041】また、本発明の特徴部分として、比較器2
1は、時間窓発生回路6からの時間窓信号に従って時間
窓内においてのみ動作するようになっている。具体的に
比較器21は、時間窓信号がオープン(例えばロジック
回路のHレベル)になると上記比較動作を開始し、時間
窓信号がクローズ(例えばロジックレベルのLレベル)
になると、上記比較動作を停止する。そして、比較動作
停止期間中は判定フラグは、ロー(L)を出力する。
【0042】レベル最大値データレジスタ22は、不要
信号除去フィルタ1で不要信号が除去された同期信号の
時間窓内におけるレベル最大値データを記憶するもので
ある。
【0043】具体的にレベル最大値データレジスタ22
の動作は、比較器21から出力される判定フラグを入力
し、判定フラグがH状態であればラッチイネーブルと認
識して、不要信号除去フィルタ1の出力信号をラッチし
てレベル最大値データとして更新記憶し、判定フラグが
L状態であればラッチは行わずに記憶されているレベル
最大値データを保持する。そして、時間窓発生回路6か
らの時間窓信号がLに変化したタイミングを利用して記
憶内容をクリアするようになっている。
【0044】例えば、時刻(t)における不要信号除去
フィルタ1の出力信号をdat(t)、レベル最大値デ
ータレジスタ22に記憶されているレベル最大値データ
をmaxdatとする例で説明すると、dat(t+
1)がmaxdatよりも大きい場合、比較器21の判
定フラグ出力がハイ(H)となり、レベル最大値データ
レジスタ22はdat(t+1)をmaxdatとして
記憶し、時刻(t+2)における比較器21での比較動
作に供される。
【0045】尚、レベル最大値データレジスタ22のク
リアタイミングは、時間窓発生回路6からの時間窓信号
のクローズタイミング等、比較器21での比較動作が停
止している状態であればよい。
【0046】上記説明した比較器21とレベル最大値デ
ータレジスタ22の動作によって、時間窓がオープンさ
れる以前には、レベル最大値データレジスタ22に記憶
されているレベル最大値データがクリアされており、時
間窓信号がオープンされた時に、比較器21における比
較動作が開始され、不要信号除去フィルタ1からの出力
信号は必ずレベル最大値データの初期値よりも大きいの
で、判定フラグはハイ(H)となり、レベル最大値デー
タレジスタ22では不要信号除去フィルタ1からの出力
信号がラッチされてレベル最大値データとして記憶され
る。
【0047】そして、以降は不要信号除去フィルタ1か
らの出力信号の振幅値が増加傾向にある間は判定フラグ
はハイ(H)であり、出力信号の振幅値がレベル最大値
に達して減少傾向に転じると、比較器21からの判定フ
ラグはロー(L)が出力されることになるので、レベル
最大値データレジスタ22におけるラッチ動作は停止さ
れ、出力信号のピーク時のレベル最大値データが保持さ
れる。
【0048】そして、また出力信号の振幅値が増加傾向
になり、レベル最大値データレジスタ22に記憶された
レベル最大値データを超えた時点から判定フラグはハイ
(H)が出力され、レベル最大値データレジスタ22に
おけるラッチ動作が行われる。以降、出力信号の振幅値
の増加/減少が繰り返されるのであれば、上記動作が繰
り返されることになる。
【0049】そして、時間窓がクローズされると、比較
器21での比較動作が停止されて判定フラグは、ロー
(L)が出力される。判定フラグ及びレベル最大値デー
タレジスタ22に記憶されるレベル最大値データの具体
例については、本発明の位相同期回路の動作で具体的に
説明する。
【0050】尚、比較器21から出力される判定フラグ
は、レベル最大値データレジスタ22におけるラッチの
指示/停止を制御する信号であると共に、レベルタイミ
ング検出回路2から位相比較/制御回路3に出力される
レベル最大値タイミングに相当している。
【0051】つまり、判定フラグ(H)は、時間窓内に
おいて不要信号除去フィルタ1からの出力信号のレベル
最大値が更新されていることを示し、判定フラグがロー
(L)であることが、出力信号のレベル最大値が更新さ
れていないことを示しており、位相比較/制御回路3に
対して最後に判定フラグが(H)であったタイミングが
時間窓内におけるレベル最大値タイミングであったこと
を示している。
【0052】尚、時間窓がオープンしている間に同期多
重信号の振幅のピークが複数存在し、各ピークにおける
最大値がより大きくなっていくような場合、比較器21
から出力される判定フラグ(レベル最大値タイミング信
号)は、複数のH状態が発生することになるが、時間窓
内で最後に発生したH状態がLに変化するタイミング
が、時間窓内において最もレベルが大きくなったタイミ
ング(レベル最大時)である。
【0053】位相比較/制御回路3は、レベル最大値ア
ドレスレジスタ31と、位相制御回路32とから構成さ
れている。レベル最大値アドレスレジスタ31は、時間
窓内において同期信号のレベル最大値を検出したタイミ
ングにおける水平同期信号の位相情報であるHS周期ア
ドレス(以下、レベル最大値アドレスという)を保持す
るものである。
【0054】具体的にレベル最大値アドレスレジスタ3
1の動作は、比較器21から出力される判定フラグを入
力し、判定フラグがH状態であればラッチイネーブルと
認識して、周波数分周回路5からの分周出力(HS周期
アドレス)をラッチしてレベル最大値アドレスとして更
新記憶し、判定フラグがL状態であればラッチは行わず
に記憶されているレベル最大値アドレスを保持する。
【0055】位相制御回路32は、レベル最大値アドレ
スレジスタ31に保持された特定期間(時間窓)におけ
るレベル最大時のレベル最大値アドレスを参照し、前回
参照したレベル最大値アドレスと比較して、増加方向の
変化又は減少方向の変化を判断し、当該判断によって周
波数分周回路5からの分周出力の位相(レベル最大値ア
ドレス)の進み/遅れを判断し、再生するクロックの周
波数と位相を制御する制御信号と、参照したレベル最大
値アドレスにより時間窓位置を制御するための情報(時
間窓位置アドレス)を出力するものである。
【0056】具体的に位相制御回路32の動作は、例え
ばHS周期でオープン/クローズする時間窓発生回路6
からの時間窓信号に従って動作するものとして、図6に
示す時間窓信号がクローズ(Lになる)するタイミング
等で起動されて、レベル最大値アドレスレジスタ31か
らレベル最大値アドレスを入力し、レベル最大値アドレ
ス(図6の例ではアドレスa)が毎回一定となるように
VCO4への制御信号を出力する。図6は、図4の信号
に対する本発明における時間窓信号及びHS周期アドレ
スの状態を示した説明図である。
【0057】尚、時間窓内に信号レベルのピークが複数
存在し、各ピークにおける最大値がより大きくなってい
くような場合、比較器21から出力される判定フラグ
(レベル最大値タイミング信号)は、複数のH状態が発
生し、レベル最大値アドレスレジスタ31に保持される
レベル最大値アドレスは複数回保持される状態がある
が、時間窓終了時に保持されているレベル最大値アドレ
スが、当該時間窓におけるレベル最大値アドレスであ
る。
【0058】レベル最大値アドレスが一定という状態
は、周波数分周回路5からの再生HS信号周期と、入力
した同期信号に含まれるHS信号周期とが位相同期して
いる状態を意味する。そこで、内部の記憶回路に前回の
レベル最大値アドレスを記憶するようにして、レベル最
大値アドレスが減少方向に変化している場合は、VCO
4の周波数が低い(再生HS信号位相が遅れている)と
判断し、逆にレベル最大値アドレスが増加方向に変化し
ている場合は、VCO4の周波数が高い(再生HS信号
位相が進んでいる)と判断して、VCO4への制御信号
を出力する。この時、例えば、入力するレベル最大値ア
ドレスの分布、平均等を逐次計算し、これらの変化に応
じて制御信号を出力すれば、位相制御に時定数をもたせ
る事ができる。
【0059】また、時間窓発生回路6に出力する時間窓
位置アドレスは、レベル最大値アドレスの平均値(分布
の中心)等でよいが、電源投入直後や位相同期再引き込
み時等の初期状態では、正しい同期パルス位置、即ち、
時間窓位置アドレスを特定できないため、時間窓信号を
常時オープンするために時間窓位置アドレスとして特定
値x(時間窓位置アドレスとダブらない任意の整数)を
出力するようになっている。
【0060】次に、本発明の位相同期回路の動作につい
て、同期多重信号としてNTSC反転信号を入力する場
合の例として図2を使って具体的に説明する。
【0061】本発明の位相同期回路では、同期信号が含
まれる同期多重信号が入力され、不要信号除去フィルタ
1において同期信号成分以外の不要信号成分が除去され
る。
【0062】NTSC反転信号の場合、不要信号除去フ
ィルタ1としては、カットオフ周波数が200kHz程
度のLPF、又は通過帯域が10kHz〜200kHz
程度のBPF等である。NTSC反転信号の映像信号帯
域約4.2MHzのうち、同期信号成分は、水平同期周
波数の約15kHzから約200kHzの向きに集中し
ており、残りは不要成分とみなしフィルタにより取り除
いてもよい。
【0063】NTSC反転信号に混信波が含まれる場合
としては、水平同期パルスとカラーバーストとのレベル
差が十分に確保出来ないケースや、図3に示すように水
平同期パルス期間内で2つの振幅ピークが発生するケー
スがあり、レベル最大値検出に支障をきたす可能性があ
る。図3は、混信波がある場合と混信波がない場合の反
転NTSC信号の水平同期パルス期間を比較して示した
説明図である。
【0064】しかしこのような混信波が含まれる入力信
号であっても、不要信号除去フィルタ1を通過させるこ
とにより、図4に示すように平均化され、レベル最大値
の検出ポイントが1点になるのに加え、カラーバースト
部分の振幅を抑圧して水平同期パルスとのレベル差を十
分に確保出来るため、水平同期パルスに相当するレベル
最大値の誤検出を未然に防ぐ効果がある。図4は、不要
信号除去フィルタ通過後の信号を示す説明図である。
【0065】不要信号除去フィルタ1で不要成分が除去
された同期多重信号が、レベル最大値タイミング検出回
路2に入力され、レベル最大値タイミング検出回路2で
は、時間窓発生回路6からの時間窓信号に従って時間窓
がオープンしている期間内で入力信号の最大値が得られ
るタイミングが検出されてレベル最大値タイミング信号
として出力される。
【0066】そして、位相比較/制御回路3でレベル最
大値タイミング検出回路2からのレベル最大値タイミン
グ信号に従って、時間窓期間内のレベル最大値タイミン
グにおける周波数分周回路5からの再生HS信号の位相
(レベル最大値アドレス)が取得される。
【0067】ここで、レベル最大値タイミング検出回路
2及び位相比較/制御回路3における各部の動作につい
て、図5の具体例を用いて説明する。図5は、本発明の
位相同期回路のレベル最大値タイミング検出回路2及び
位相比較/制御回路3内の各部における状態の具体例を
示すタイミングチャート図である。尚、図5において各
部は、(e)に示した処理クロックに従って動作してい
るものとする。
【0068】レベル最大値タイミング検出回路2内で
は、時間窓発生回路6からの時間窓信号(図5(a))
がHになる(時刻t0)と、比較器21が不要信号除去フ
ィルタ1からの出力信号(図5(b))と、レベル最大
値データレジスタ22に記憶されているレベル最大値デ
ータ(図5(c))との比較動作を開始する。
【0069】この時、レベル最大値データ(図5
(c))は既にクリア(値“0”)されているので、出
力信号(値“6C”)がレベル最大値データより大きい
と判断されて、判定フラグ(図5(d))はHになり、
それを受けてレベル最大値データレジスタ22が不要信
号除去フィルタ1からの出力信号のラッチを行うので、
タイミング(t1)でレベル最大値データ(図5(c))
は(値“6C”)になる。
【0070】一方、レベル最大値タイミング検出回路2
の比較器21から出力される判定フラグ(図5(d))
は、レベル最大値タイミング信号として位相比較/制御
回路3に入力され、時刻t0〜t1の判定フラグHを受けて
レベル最大値アドレスレジスタ31で周波数分周回路5
からの分周出力(HS周期アドレス)(図5(f))の
ラッチが行われ、タイミング(t1)でレベル最大値アド
レスレジスタ31に記憶されるレベル最大値アドレス
(図5(g))は(値“5”)になる。
【0071】そして、次の処理クロックのタイミング
(時刻t1)から時刻t2までは、比較器21においてレベ
ル最大値データ(値“6C”)と不要信号除去フィルタ
1の出力信号(値“60”,“67”,“63”)が比
較され、レベル最大値データの方が大きいことから判定
フラグ(図5(d))はLになり、レベル最大値データ
レジスタ22ではラッチをおこなわずレベル最大値デー
タ(値“6C”)が保持され、同様にレベル最大値アド
レスレジスタ31ではラッチをおこなわずレベル最大値
アドレス(値“5”)が保持される。
【0072】そして、時刻t2で不要信号除去フィルタ1
の出力信号の振幅が値“ED”になり、レベル最大値デ
ータ(値“6C”)より大きいと判断されて、判定フラ
グはHになり、それを受けてレベル最大値データレジス
タ22が不要信号除去フィルタ1の出力信号のラッチを
行い、タイミング(t3)でレベル最大値データ(図5
(c))は値“ED”になり、同様にレベル最大値アド
レスレジスタ31が分周出力のラッチを行い、タイミン
グ(t3)でレベル最大値アドレス(図5(g))は値
“9”になる。
【0073】以降は、比較器21における比較動作及び
判定フラグHに伴うレベル最大値データレジスタ22に
おける不要信号除去フィルタ1の出力信号のラッチが繰
り返され、図5の例では、時刻t4〜t5の比較動作によっ
てレベル最大値データが値“FD”に更新されたのが最
後の更新となり、時間窓信号(図5(a))によって時
刻t6で時間窓がクローズされるまでの間レベル最大値デ
ータの更新が行われない。
【0074】その結果、最終的にこの時間窓におけるレ
ベル最大値データが値“FD”であり、レベル最大値を
検出したタイミングが時刻t4〜t5であり、そのときラッ
チした分周出力である値“F”が、当該時間窓における
レベル最大値アドレスとしてレベル最大値アドレスレジ
スタ31に保持され、時刻t7で位相制御回路32がレベ
ル最大値アドレスレジスタ31からレベル最大値アドレ
スとして値“F”を取得することになる。
【0075】尚、時間窓がクローズされるタイミングを
利用して時刻t7で、レベル最大値データレジスタ22の
内容がクリアされて初期値“0”になる。
【0076】上記説明した動作によって位相比較/制御
回路3の位相制御回路32で1つの時間窓におけるレベ
ル最大値アドレスが取得され、前回取得した前の時間窓
のレベル最大値アドレスと比較することによって位相の
進み/遅れが判断されて、位相の進み/遅れに従ってV
CO4に対して周波数及び位相を制御する制御信号が出
力され、VCO4で制御信号に従って発振周波数を制御
して再生クロックが出力され、再生クロックは、例え
ば、A/D変換器のサンプリングクロックや、ロジック
回路のクロック信号として用いられる。
【0077】尚、位相制御回路32からは時間窓位置の
制御のための時間窓位置アドレスが時間窓発生回路6に
出力され、またVCO4からの再生クロックが周波数分
周回路5で分周される。
【0078】例えば、VCO4の基準発振周波数を2倍
カラーサブキャリア周波数(2fsc=7.15MH
z)とすると、分周数は、 fsc=HS周波数×455÷2 であるから、 2fsc÷HS周波数=(455×HS周波数)÷HS
周波数=455 となり、454カウント後0クリアされるという動作を
する。
【0079】そして、周波数分周回路5で分周された再
生クロックは、レベル最大値アドレスレジスタ31でレ
ベル最大値検出タイミングにおけるHS周期アドレス
(レベル最大値アドレス)取得に用いられるようになっ
ている。
【0080】また、周波数分周回路5で分周された再生
クロックは、時間窓発生回路6で時間窓信号作成にも用
いられ、時間窓発生回路6では、kを整数として位相制
御回路32からの時間窓位置アドレスに対して±kした
アドレス(時間窓位置アドレス±kアドレス)で時間窓
信号をオープンすることとし、オープン期間は、NTS
C反転信号の水平同期パルスのパルス幅(4.7μse
c)相当とすることで、不要信号除去フィルタ1から出
力される信号が、例えば、図7に示すように、周波数が
低く、レベルの大きな混信波を含む場合であっても、時
間窓外に発生した水平同期パルス以外のピークBが誤っ
て同期信号候補として誤検出されることなく、本来の水
平同期パルスAだけをレベル最大値として検出可能とな
る。図7は、周波数が低く、レベルの大きな混信波が含
まれる場合のNTSC反転信号と本発明の時間窓信号の
状態を示す説明図である。
【0081】また、電源投入直後等では、位相制御回路
32から時間窓発生回路6に対して時間窓位置アドレス
として特定値xが出力され、時間窓発生回路6では、時
間窓を連続的にオープンし、例えば、最大値アドレスa
の分布が集中して、本来のピーク位置を検出したと位相
制御回路35が判断し、所定の時間窓位置アドレスが時
間窓発生回路6に出力されると、時間窓発生回路6は時
間窓の幅を狭める等の制御を行うようになっている。
【0082】本発明の位相同期回路によれば、入力した
同期多重信号から不要信号除去フィルタ1で同期信号の
周波数成分以外の不要成分を除去するので、混信波が含
まれる入力信号であっても、平均化されレベル最大値の
検出ポイントが1点になるのに加え、カラーバースト信
号の振幅を抑圧して水平同期パルスとのレベル差を十分
に確保出来るため、水平同期パルスのレベル最大値の誤
検出を未然に防ぐ効果がある。
【0083】また、本発明の位相同期回路では、不要信
号が除去された同期多重信号のレベル最大値を検出する
レベル最大値タイミング検出回路2、およびレベル最大
値検出タイミングにおける再生同期信号の位相に応じて
再生クロックを制御する位相比較/制御回路3は、時間
窓発生回路6からの時間窓信号に従って、同期信号周期
長以内に設定される所定の時間窓内においてのみ動作す
るので、例えば入力した同期多重信号がフェージングの
影響を受けている場合において、本来の同期信号のタイ
ミング以外でレベル最大値が発生していても、同期信号
によるレベル最大値タイミングと誤まって検出すること
を防止できる効果がある。
【0084】上記説明した不要信号除去フィルタ1の機
能と、時間窓発生回路6による時間窓の設定とを組み合
わせることによって、更に混信波による妨害の影響を大
きく抑制することができる効果がある。
【0085】また、本発明の位相同期回路によれば、比
較器21から出力されるレベル最大値を示すフラグ信号
がレベル最大値データレジスタ22及びレベル最大値ア
ドレスレジスタ31におけるラッチ動作の指示を行うた
め、時間窓内において同期信号のピークが複数存在して
もその中で最大になったタイミングが検出されるので、
より高精度でレベル最大値タイミングが検出できる効果
がある。
【0086】本発明の位相同期回路によれば、混信波の
電界強度、周波数等が変動する場合おいても同期信号に
よるレベル最大値タイミングの検出が可能であり、且つ
混信波の電界強度に応じた調整等が不要であり、正確且
つ安定的にPLL基準信号を作成できて、送信側からの
同期信号に位相同期した再生クロックを生成できる効果
がある。
【0087】また、要するハードウェアが小規模である
ため低価格化を可能とするのに加え、デジタル信号処理
により、回路の調整を不要にできる効果がある。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、同期信号
が周期的に挿入された同期多重信号から同期信号の周波
数成分以外の不要成分を除去し、同期信号と同周期で、
周期長以内の任意の時間開かれる時間窓内において、不
要成分を除去された同期多重信号の出力レベルの最大値
を検出し、最大値を検出したタイミングで位相同期ルー
プにより同期信号に同期したクロックを再生する位相同
期回路としているので、同期信号とそれ以外の信号期間
とのレベル差を確保し、更に同期信号周期とは異なるタ
イミングで発生したレベル最大値を同期信号として誤検
出するのを回避して、高精度で安定した再生クロックを
得ることができる効果がある。
【0089】請求項2記載の発明によれば、抽出手段で
同期信号が周期的に挿入された同期多重信号から同期信
号の周波数成分以外の不要成分を除去し、同期信号を抽
出し、出力手段で同期信号と同周期で同期信号の周期長
以内の時間幅に設定される時間窓が繰り返される時間窓
信号を出力し、検出手段で抽出された同期信号の出力レ
ベルの最大値を出力手段からの時間窓信号に従って周期
的に繰り返される特定期間でのみ検出し、レベル最大値
タイミングを表す信号を出力し、発振手段で発振周波数
を可変にした信号を出力し、分周手段で発振手段からの
出力信号の周波数を分周し、制御手段でレベル最大値タ
イミングにおける分周手段からの分周出力の位相状態に
応じて発振手段での周波数及び位相を制御する位相同期
回路としているので、同期信号とそれ以外の信号期間と
のレベル差を確保でき、更に同期信号周期とは異なるタ
イミングで発生したレベル最大値を同期信号として誤検
出するのを回避して、高精度で安定した再生クロックを
得ることができる効果がある。
【0090】請求項3記載の発明によれば、制御手段で
レベル最大値タイミングにおける分周手段からの出力信
号の位相状態から位相の進み/遅れを判断して時間窓位
置を制御する情報を出力し、出力手段でその情報に従っ
て時間窓信号の出力タイミングを制御する請求項2記載
の位相同期回路としているので、簡易に同期信号に同期
した発振周波数を得ることができる効果がある。
【0091】請求項4記載の発明によれば、同期信号が
周期的に挿入された同期多重信号を入力し、同期信号抽
出フィルタが、同期信号の周波数成分以外の不要成分を
除去し、レベル最大値タイミング検出回路が周期的に繰
り返される特定期間において不要成分を除去した同期多
重信号の信号レベルの最大値を検出し、最大値を検出し
たタイミングをレベル最大値タイミングとして出力し、
位相比較/制御回路が、再生するクロックの周波数及び
位相を制御し、電圧制御発振器が、位相比較/制御回路
からの制御に従って出力するクロック信号の周波数及び
位相を変化させ、周波数分周器が、再生されたクロック
を周波数分周して同期信号と同一の周波数を有する分周
出力を得て、時間窓発生回路が、レベル最大値タイミン
グ検出回路の動作タイミングを制御する時間窓のオープ
ン/クローズを制御する時間窓信号を出力する位相同期
回路であって、レベル最大値タイミング検出回路は、時
間窓発生回路からの時間窓信号に従って時間窓がオープ
ンされている期間を特定期間として動作し、位相比較/
制御回路は、レベル最大値タイミング検出回路からのレ
ベル最大値タイミングにおける周波数分周回路からの分
周出力の位相を参照し、特定期間でのレベル最大時の参
照した位相の変化状態によって分周出力の位相の進み/
遅れを判断し、再生するクロックの周波数及び位相を制
御すると共に、参照した位相により時間窓発生回路に対
して時間窓位置を制御する情報を出力し、時間窓発生回
路が、位相比較/制御回路からの時間窓位置を制御する
情報と、周波数分周器からの分周出力に従って同期信号
と同周期で時間窓が繰り返される時間窓信号を出力する
位相同期回路としているので、同期信号とそれ以外の信
号期間とのレベル差を確保し、同期信号周期とは異なる
タイミングで発生したレベル最大値を同期信号として誤
検出するのを回避して、高精度で安定した再生クロック
を得ることができる効果がある。
【0092】請求項5記載の発明によれば、レベル最大
値タイミング検出回路において、レベル最大値データレ
ジスタが、ラッチが指示されると同期信号抽出フィルタ
によって抽出された同期信号をラッチしてその振幅値を
レベル最大値データとして記憶し、比較器が、時間窓が
オープンされると、入力された同期信号抽出フィルタに
よって抽出された同期信号の振幅値とレベル最大値デー
タレジスタに記憶されたレベル最大値データとを逐次比
較し、入力された同期信号の振幅値がレベル最大値デー
タより大きい場合にレベル最大値データレジスタにおけ
るラッチの指示を出力し、入力信号の振幅値がレベル最
大値データ以下になった時にラッチの指示を停止すると
共に、レベル最大値タイミングを出力する請求項4記載
の位相同期回路としているので、簡単な構成によって同
期信号によるレベル最大値のみを検出できる効果があ
る。
【0093】請求項6記載の発明によれば、位相比較/
制御回路において、周波数分周回路が、再生したクロッ
クのパルスをカウントし、そのカウント値をアドレスデ
ータとして出力すると共に、時間窓と同じ周期でクリア
されるカウンタ回路で構成され、レベル最大値アドレス
レジスタが、レベル最大値タイミングにおける周波数分
周回路からのアドレスデータをレベル最大値アドレスと
して保持し、位相制御回路が、レベル最大値アドレスレ
ジスタに保持された時間窓がオープンされている期間で
のレベル最大時のレベル最大値アドレスを参照し、前回
参照したレベル最大値アドレスと比較して、増加方向の
変化量又は減少方向の変化量を検出し、当該検出結果よ
り周波数分周回路からの分周出力(アドレスデータ)の
位相の進み/遅れを判断し、再生するクロックの周波数
及び位相を制御する制御信号と、参照したレベル最大値
アドレスにより時間窓位置を制御する情報を出力する請
求項4又は請求項5記載の位相同期回路としているの
で、簡単な構成によって入力信号に多重されている同期
信号に同期した再生クロックを得ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相同期回路の構成ブロック図で
ある。
【図2】本発明の位相同期回路においてレベル最大値タ
イミング検出回路及び位相比較/制御回路の構成を具体
的に示した構成ブロック図である。
【図3】混信波がある場合と混信波がない場合のNTS
C信号を比較して示した説明図である。
【図4】不要信号除去フィルタ通過後の信号を示す説明
図である。
【図5】本発明の位相同期回路のレベル最大値タイミン
グ検出回路及び位相比較/制御回路内の各部における状
態の具体例を示すタイミングチャート図である。
【図6】図4の信号に対する本発明における時間窓信号
及びHS周期アドレスの状態を示した説明図である。
【図7】周波数が低く、レベルの高い混信波を含む不要
信号除去フィルタ通過後の反転NTSC信号と本発明の
時間窓信号の状態を示す説明図である。
【図8】従来の位相同期回路の一構成例を示すブロック
図である。
【図9】NTSC試験信号の1種であるカラーバー映像
の反転信号波形を示す説明図である。
【図10】混信波を含むNTSC反転信号の具体例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…不要信号除去フィルタ、 2…レベル最大値タイミ
ング検出回路、 3…位相比較/制御回路、 4…VC
O、 5…周波数分周回路、 6…時間窓発生回路、
21…比較器、 22…レベル最大値データレジスタ、
31…レベル最大値アドレスレジスタ、 32…位相
制御回路、 41…しきい値判定回路、42…ワンショ
ット回路、 43…位相比較器、 44…ループフィル
タ、45…VCO、 46…分周器、 50…PLL回
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月22日(1999.4.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】NTSC反転信号の場合、不要信号除去フ
ィルタ1としては、カットオフ周波数が200kHz程
度のLPF、又は通過帯域が10kHz〜200kHz
程度のBPF等である。NTSC反転信号の映像信号帯
域約4.2MHzのうち、同期信号成分は、水平同期周
波数の約15kHzから約200kHzの間に集中して
おり、残りは不要成分とみなしフィルタにより取り除い
てもよい。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号が周期的に挿入された同期多重
    信号から前記同期信号の周波数成分以外の不要成分を除
    去し、同期信号と同周期で、周期長以内の任意の時間開
    かれる時間窓内において、前記不要成分が除去された同
    期多重信号の出力レベルの最大値を検出し、前記最大値
    を検出したタイミングで位相同期ループにより前記同期
    信号に同期したクロックを再生することを特徴とする位
    相同期回路。
  2. 【請求項2】 同期信号が周期的に挿入された同期多重
    信号から前記同期信号の周波数成分以外の不要成分を除
    去し、同期信号を抽出する抽出手段と、同期信号と同周
    期で同期信号の周期長以内の時間幅に設定される時間窓
    が繰り返される時間窓信号を出力する出力手段と、抽出
    された同期信号の出力レベルの最大値を前記出力手段か
    らの時間窓信号に従って周期的に繰り返される特定期間
    でのみ検出し、レベル最大値タイミングの信号を出力す
    る検出手段と、発振周波数を可変にできる発振手段と、
    前記発振手段より出力される信号の周波数を分周する分
    周手段と、レベル最大値タイミングにおける前記分周手
    段より出力される信号の位相状態に応じて前記発振手段
    での周波数及び位相を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする位相同期回路。
  3. 【請求項3】 制御手段が、レベル最大値タイミングに
    おける分周手段からの出力信号の位相の進み/遅れを判
    断して時間窓位置を制御する情報を出力する制御手段で
    あり、 出力手段が、前記制御手段より出力される情報に従って
    時間窓信号の出力タイミングを制御する出力手段である
    ことを特徴とする請求項2記載の位相同期回路。
  4. 【請求項4】 例えば、NTSC信号のように、同期信
    号が周期的に挿入された同期多重信号を入力し、前記同
    期信号の周波数成分以外の不要成分を除去して同期信号
    成分を抽出する同期信号抽出フィルタと、 前記抽出された同期信号の出力レベルの最大値を周期的
    に繰り返される特定期間で検出し、前記最大値を検出し
    たタイミングをレベル最大値タイミングとして出力する
    レベル最大値タイミング検出回路と、 再生するクロックの周波数及び位相を制御する位相比較
    /制御回路と、 前記位相比較/制御回路からの制御に従って、出力する
    クロック信号の周波数を変化させる電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器で再生されたクロックを周波数分周
    し、前記同期信号と同一の周波数を有する分周出力を得
    る周波数分周器と、 前記レベル最大値タイミング検出回路における検出動作
    をレベル最大値が得られるタイミングの近傍の期間での
    み有効として時間窓をオープンし、それ以外の期間では
    無効として時間窓をクローズする時間窓のオープン/ク
    ローズを制御する時間窓信号を出力する時間窓発生回路
    とを備え、 前記レベル最大値タイミング検出回路は、前記時間窓発
    生回路からの時間窓信号に従って時間窓がオープンされ
    ている期間を前記特定期間として動作する回路であり、 前記位相比較/制御回路は、前記レベル最大値タイミン
    グ検出回路からのレベル最大値タイミングにおける前記
    周波数分周回路からの分周出力の位相を参照し、前記特
    定期間でのレベル最大時の前記参照した位相の変化状態
    によって前記分周出力の位相の進み/遅れを判断し、再
    生するクロックの周波数及び位相を制御すると共に、前
    記参照した位相により前記時間窓発生回路に対して時間
    窓位置を制御する情報を出力する回路であり、 前記時間窓発生回路が、前記位相比較/制御回路からの
    時間窓位置を制御する情報と、前記周波数分周器からの
    分周出力に従って同期信号と同周期で時間窓が繰り返さ
    れる時間窓信号を出力する回路であることを特徴とする
    位相同期回路。
  5. 【請求項5】 レベル最大値タイミング検出回路が、 ラッチが指示されると同期信号抽出フィルタによって抽
    出された同期信号をラッチしてその振幅値をレベル最大
    値データとして記憶するレベル最大値データレジスタ
    と、 時間窓がオープンされると、入力された前記同期信号抽
    出フィルタによって抽出された同期信号の振幅値と前記
    レベル最大値データレジスタに記憶されたレベル最大値
    データとを逐次比較し、前記入力された同期信号の振幅
    値が前記レベル最大値データより大きい場合に前記レベ
    ル最大値データレジスタにおけるラッチの指示を出力
    し、前記入力された同期信号の振幅値が前記レベル最大
    値データ以下になった時に前記ラッチの指示を停止する
    と共に、レベル最大値タイミングを出力する比較器とを
    有するレベル最大値タイミング検出回路であることを特
    徴とする請求項4記載の位相同期回路。
  6. 【請求項6】 位相比較/制御回路が、 再生したクロックのパルスをカウントし、そのカウント
    値をアドレスデータとして出力すると共に、時間窓と同
    じ周期でクリアされるカウンタ回路で構成される周波数
    分周回路と、 レベル最大値タイミングにおける周波数分周回路からの
    アドレスデータをレベル最大値アドレスとして保持する
    レベル最大値アドレスレジスタと、 前記レベル最大値アドレスレジスタに保持された時間窓
    がオープンされている期間でのレベル最大時のレベル最
    大値アドレスを参照し、前回参照したレベル最大値アド
    レスと比較して、増加方向の変化量又は減少方向の変化
    量を検出し、当該検出結果より周波数分周回路からのア
    ドレスデータの位相の進み/遅れを判断し、再生するク
    ロックの周波数及び位相を制御する制御信号と、前記参
    照したレベル最大値アドレスにより時間窓位置を制御す
    る情報を出力する位相制御回路とを有する位相比較/制
    御回路であることを特徴とする請求項4又は請求項5記
    載の位相同期回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245076A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Clarion Co Ltd 車載用放送受信装置及びオートプリセット方法

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JP2008245076A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Clarion Co Ltd 車載用放送受信装置及びオートプリセット方法

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