JP2000013635A - クロック制御回路 - Google Patents

クロック制御回路

Info

Publication number
JP2000013635A
JP2000013635A JP10175666A JP17566698A JP2000013635A JP 2000013635 A JP2000013635 A JP 2000013635A JP 10175666 A JP10175666 A JP 10175666A JP 17566698 A JP17566698 A JP 17566698A JP 2000013635 A JP2000013635 A JP 2000013635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
sampling
clock
personal computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10175666A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sawada
繁 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10175666A priority Critical patent/JP2000013635A/ja
Publication of JP2000013635A publication Critical patent/JP2000013635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコン信号をサンプリングするサンプリン
グクロックの位相を自動的に最適な位相に調整すること
ができるクロック制御回路を提供する。 【解決手段】 PLL回路5は位相調整器52を備え、
パソコンからの水平同期信号に同期したサンプリングク
ロックCKを発生する。位相検出器6は、クロックCK
によりサンプリングされたパソコン信号のサンプリング
位相を検出し、正しい位相よりずれているときに位相制
御信号を発生する。位相制御信号を位相調整器52に入
力し、クロックCKの位相を正しい位相となるように調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコン)信号を表示するディスプレイ
装置やテレビジョン受像機に用いられるクロック制御回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ装置への入力信号は一般的
にRGBアナログ信号である場合が普通である。よっ
て、パソコン信号をディスプレイ装置に入力する際は、
パソコン信号のデジタル画素データをD/A変換してア
ナログ値とする。ディスプレイ装置は内部で、例えばパ
ソコンの出力モードがVGA,SVGA,XGA等に変化しても、
画素数が一定である表示デバイスに対して最適な画素数
に画素変換を行って表示する。
【0003】例えば、表示デバイスが800×600画
素の場合、パソコンより与えられる信号が800×60
0画素の場合には、画素数を変換する必要はないが、6
40×480画素や1080×768画素等の場合に
は、水平,垂直共に画素数を変換する必要がある。この
ような画素数の変換はデジタル的に行うのが適してい
る。そこで、ディスプレイ装置は、入力信号をA/Dコ
ンバータでサンプリングして必要な変換処理等を行った
後、パソコン信号を表示デバイスにて表示する。
【0004】図7は従来のクロック制御回路を備えたデ
ィスプレイ装置を示すブロック図である。図7におい
て、アナログR,G,B信号であるパソコン信号は、A
/Dコンバータ1に入力される。A/Dコンバータ1は
パソコン信号をデジタル信号に変換し、信号処理回路2
に入力する。信号処理回路2は画素数変換やその他各種
の信号処理を施し、D/Aコンバータ3に入力する。
【0005】D/Aコンバータ3はデジタル信号をアナ
ログ信号に変換し、表示デバイス4に入力する。表示デ
バイス4は入力されたアナログ信号(パソコン信号)を
表示する。これらのA/Dコンバータ1,信号処理回路
2,D/Aコンバータ3には、PLL回路5より供給さ
れるサンプリングクロックCKが入力される。
【0006】クロック制御回路であるPLL回路5は、
位相検波器51,位相調整器52,ローパスフィルタ
(LPF)53,電圧制御発振器(VCO)54,分周
器55を備えて構成されている。位相検波器51にはパ
ソコンより水平同期信号が入力され、位相検波器51は
入力された水平同期信号と分周器55の出力とを位相比
較し、位相差に応じた検出電圧を位相調整器52に入力
する。
【0007】位相調整器52はユーザ調整による位相調
整信号に応じて位相検波器51からの検出電圧をオフセ
ットし、LPF52に入力する。LPF52は入力され
た検出電圧を平滑し、制御電圧をVCO54に入力す
る。VCO54は入力された制御電圧に応じて発振し、
サンプリングクロックCKを出力する。このサンプリン
グクロックCKは分周器55に入力されて1/Nに分周
される。分周器55の出力は位相検波器51に入力され
る。
【0008】この図7に示す構成では、PLL回路5が
位相調整器52を備えているので、サンプリングクロッ
クCKの位相をパソコン信号のデータ位相に正しく一致
させることができる。サンプリングクロックCKの位相
をパソコン信号のデータ位相に正しく一致させると、サ
ンプリングクロックCKの位相がパソコン信号のデータ
位相に正しく一致していない場合に発生する各種の不具
合(画像のノイズ等)を取り除くことができる。
【0009】例えば、パソコン信号がSVGA信号の場合、
画素数は800×600であり、PLL回路5は1水平
期間に1056個の水平同期信号にロックしたサンプリ
ングクロックCKを生成する。従って、分周器55にお
ける1/N分周のNの値は1056である。この場合、
水平同期信号の周波数を30kHzとすれば、サンプリ
ングクロックCKの周波数は30kHz×1056=3
1.6MHzとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のク
ロック制御回路においては、ユーザが画像のノイズを視
覚的に判定しながら、サンプリングクロックCKの位相
を設定しなければならなかった。何らかの原因で時間的
に最適なサンプリングクロックCKの位相が変化した
り、パソコンとディスプレイ装置とを接続するケーブル
のインピーダンスや長さが変化した場合、入力されたパ
ソコン信号とサンプリングクロックCKとの位相は不安
定に変化する。PLL回路5の安定性が十分でない場合
も同様である。
【0011】この不安定性は、パソコン信号がXGAやSXG
Aのように、クロック周波数が高くなると一層大きくな
る。従って、ユーザはその都度、最適化調整を行う必要
があるので、大きな負担となり、また、ディスプレイ装
置の表示品質が安定しないという重大な欠点を有するこ
とになる。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、パソコン信号をサンプリングするサンプリ
ングクロックの位相を自動的に最適な位相に調整するこ
とができるクロック制御回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、所定のサンプリングクロ
ックを発生し、このサンプリングクロックの位相を制御
するクロック制御回路において、コンピュータより入力
される水平同期信号が入力され、この水平同期信号に同
期したサンプリングクロックを発生する位相調整器(5
2)を備えたPLL回路(5)と、前記サンプリングク
ロックによりサンプリングされてデジタル信号とされた
コンピュータ信号のサンプリング位相を検出し、サンプ
リング位相が正しい位相よりずれているときに位相制御
信号を発生する位相検出器(6)とを備えて構成し、前
記位相制御信号を前記位相調整器に入力することによっ
て、前記サンプリングクロックの位相を、前記コンピュ
ータ信号のサンプリング位相が正しい位相となるように
調整するよう構成したことを特徴とするクロック制御回
路を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクロック制御回路
について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明
のクロック制御回路の一実施例を示すブロック図、図2
は図1中の位相検出器6の具体的構成を示すブロック
図、図3は図1中の位相検出器6の動作を説明するため
のフローチャート、図4は本発明のクロック制御回路を
説明するための図、図5は本発明のクロック制御回路に
用いて好適なパソコン信号の例を示す図、図6は図5に
示すパソコン信号を発生するためのコンピュータ信号発
生装置の一例を示すブロック図である。なお、図1にお
いて、図7と同一部分には同一符号が付してある。
【0015】図1において、アナログR,G,B信号で
あるパソコン信号は、A/Dコンバータ1に入力され
る。A/Dコンバータ1はパソコン信号をデジタル信号
に変換し、信号処理回路2に入力する。信号処理回路2
は画素数変換やその他各種の信号処理を施し、D/Aコ
ンバータ3に入力する。
【0016】D/Aコンバータ3はデジタル信号をアナ
ログ信号に変換し、表示デバイス4に入力する。表示デ
バイス4は入力されたアナログ信号(パソコン信号)を
表示する。これらのA/Dコンバータ1,信号処理回路
2,D/Aコンバータ3には、PLL回路5より供給さ
れるサンプリングクロックCKが入力される。
【0017】A/Dコンバータ1より出力されたデジタ
ル信号とされたパソコン信号は、本発明により新たに加
えられた位相検出器6に入力される。位相検出器6は後
に詳述するようにしてパソコン信号のサンプリング位相
を検出する。位相検出器6は位相制御信号出力端子61
を備えており、この位相制御信号出力端子61より位相
制御信号を出力する。位相検出器6と後述のPLL回路
5がクロック制御回路を構成する。
【0018】PLL回路5は、位相検波器51,位相調
整器52,ローパスフィルタ(LPF)53,電圧制御
発振器(VCO)54,分周器55を備えて構成されて
いる。また、PLL回路5は、位相検出器6からの位相
制御信号を入力する位相制御端子56を備えている。
【0019】位相検波器51にはパソコンより水平同期
信号が入力され、位相検波器51は入力された水平同期
信号と分周器55の出力とを位相比較し、位相差に応じ
た検出電圧を位相調整器52に入力する。位相調整器5
2には位相制御端子56を介して位相検出器6からの位
相制御信号が入力される。
【0020】位相調整器52は位相制御信号に応じて位
相検波器51からの検出電圧をオフセットし、LPF5
2に入力する。LPF52は入力された検出電圧を平滑
し、制御電圧をVCO54に入力する。VCO54は入
力された制御電圧に応じて発振し、サンプリングクロッ
クCKを出力する。このサンプリングクロックCKは分
周器55に入力されて1/Nに分周される。分周器55
の出力は位相検波器51に入力される。
【0021】この図1に示す構成では、PLL回路5が
位相調整器52を備え、位相検出器6からの位相制御信
号に応じて自動的に位相を調整するので、サンプリング
クロックCKの位相をパソコン信号のデータ位相に正し
く一致させることができる。サンプリングクロックCK
の位相をパソコン信号のデータ位相に正しく一致させる
と、サンプリングクロックCKの位相がパソコン信号の
データ位相に正しく一致していない場合に発生する各種
の不具合(画像のノイズ等)を取り除くことができる。
【0022】ここで、位相検出器6の構成及び動作につ
いて詳細に説明する。図2に示すように、位相検出器6
は、演算部611と制御部612とを備えるCPU61
と、メモリ62と、D/Aコンバータ63とを備えて構
成されている。
【0023】図2において、CPU61の演算部611
には、水平同期信号(HD)及び垂直同期信号(VD)
が入力されると共に、A/Dコンバータ1からのデジタ
ルデータD1,D2,D3…が入力される。演算部61
1は、デジタルデータD1,D2,D3…の内の連続し
た複数データを用い、隣接するデータ値の差分の合計値
Sを求める。
【0024】メモリ62は、演算部611より出力され
る合計値Sを所定期間分、S1,S2,S3…として蓄
積する。メモリ62に蓄積された合計値S1,S2,S
3…はCPU61の制御部612に入力される。制御部
612は、後述する手法によってパソコン信号のサンプ
リング位相が最適であるか否かを判定し、その判定結果
に応じて位相制御信号を出力する。この位相制御信号
は、D/Aコンバータ63によってアナログ信号とさ
れ、位相制御信号出力端子61より出力される。
【0025】さらに、位相検出器6の動作について、図
3及び図4を用いて説明する。図4は、パソコン信号の
サンプリング位相とそのサンプリング位相によってサン
プリングした場合に得られるデジタルデータ列との関係
を示しており、(A)はサンプリング位相が正しい位相
より進んだ方向にずれた場合、(B)はサンプリング位
相が正しい場合、(C)はサンプリング位相が正しい位
相より遅れる方向にずれた場合である。図4において、
(A)ではデータ列をDl1〜Dl6とし、(B)ではデー
タ列をDj1〜Dj6とし、(C)データ列をDh1〜Dh6と
している。
【0026】図4に示すような、画素が交互に最大値と
最小値に変化するパソコン信号の場合、サンプリングク
ロックCKによるサンプリングは、図4(B)に示すよ
うに、画素の最大値と最小値とをデジタルデータとして
得るのが正しい位相である。
【0027】そこで、位相検出器6は次のようにしてサ
ンプリング位相を検出し、サンプリング位相が図4
(A),(C)のようにずれている場合には、位相制御
信号を発生する。図3において、演算部611は、ステ
ップS1で、水平方向に隣接するデータ値の差分の合計
値Sを演算する。デジタルデータD1〜D6より合計値
Sを演算する場合、合計値Sは次のようにして得られ
る。
【0028】S=|D1−D2|+|D2−D3|+|D3−D4|+|D4
−D5|+|D5−D6|
【0029】この合計値Sが最大値のとき、サンプリン
グ位相は図4(B)に示すような正しい位相である。
【0030】そして、ステップS2で、所定期間分の合
計値Sを、メモリ62にS1,S2,S3…として蓄積
する。制御部612は、ステップS3で、メモリ62よ
り入力された合計値S1,S2,S3…より、サンプリ
ング位相が最適であるかを判定する。最大値を示す合計
値Sが正しいサンプリング位相であると判断することが
できる。
【0031】このとき、制御部612は、再びステップ
S1に戻って同じ処理を繰り返す場合と、ステップS4
による処理を行った後、再びステップS1に戻って同じ
処理を繰り返す場合とを選択する。ステップS4では、
表示デバイス4に表示される画像に影響を及ぼさない程
度の微少な位相制御を施すよう、位相制御信号を発生す
る。
【0032】パソコン信号は、図4に示すように、変化
のある信号ばかりではなく、場合によっては全く変化の
ない信号である場合もある。この場合には、演算部61
1の演算結果である合計値S1,S2,S3…は、位相
が正しくなくても同じ値となり、見かけ上、位相が正し
いような状態となってしまう。
【0033】そこで、制御部612は、最大値を示す合
計値Sが得られなかったり、合計値S1,S2,S3…
にほとんど差がないような場合には、ステップS4によ
る処理を行う。ステップS4で、サンプリング位相を進
む方向もしくは遅れる方向に微少に動かすことによっ
て、より値の大きな合計値Sが得られるかどうかを判断
する。これによって、サンプリング位相が最適であるか
を正確に判定することができる。微少な位相制御を施す
ことによってより値の大きな合計値Sが得られた場合に
は、その最大値を示す合計値Sが正しいサンプリング位
相である。
【0034】そして、制御部612は、ステップS5
で、サンプリング位相が図4(A),(C)のようにず
れている場合には、サンプリング位相を調整すべく、位
相制御信号を発生する。なお、上記のサンプリング位相
の微少制御もこれと同様に行う。この位相制御信号は、
D/Aコンバータ63によってアナログ信号とされ、位
相制御信号出力端子61及び位相制御端子56を介して
位相調整器52に入力されるので、サンプリングクロッ
クCKの位相をパソコン信号のデータ位相に正しく一致
させることが可能となる。
【0035】なお、合計値Sの値が所定値以下の場合
は、ステップS3での判定を保留したり、また、合計値
Sが急に大きく変化した場合は、パソコン信号の内容が
変化したものと判定して前後のデータ群から除外するこ
とが望ましい。サンプリング位相の最適値は、時間的に
急に変動するものではないので、上記のステップS4に
おける微少な位相制御及びステップS3における判定
は、長い時定数によって時間をかけて行えばよい。図3
に示す位相検出は、図2に示すCPU61を用いて、ソ
フトウェアによって容易に実現することができる。
【0036】以上説明した本発明のクロック制御回路に
よるサンプリングクロックCKの制御は、以下に説明す
るように、パソコン信号にサンプリング位相の検出を容
易にするレファレンス信号を挿入することによって、極
めて容易に実現することが可能となる。
【0037】図5(A),(B)は、パソコン信号に挿
入するレファレンス信号Srefの例を示している。図5
(A)は、パソコン信号の画面の最終ラインに2値の画
素毎に変化するデータ群よりなるレファレンス信号Sre
fをそれぞれのフィールドに挿入したものである。図5
(B)は、パソコン信号の画面の最終ラインに2値の画
素毎に変化するデータ群よりなる2種類のレファレンス
信号Sref1,Sref2を時間的に交互に挿入したものであ
る。
【0038】図5(A),(B)に示すレファレンス信
号Sref,Sref1,Sref2の2値は、それぞれ所定の値
でよい。一例として、最大値と最小値を用いることがで
きる。図5(B)に示す2種類のレファレンス信号Sre
f1,Sref2は、1フィールド毎に交互に切り換わるもの
であってもよく、複数フィールド毎に交互に切り換わる
ものであってもよい。
【0039】図5(A)の例では、画面の最終ライン
は、破線状の模様のように認識されることになるが、画
素が小さいので視覚上ほとんど目立つことなく、目障り
になることはない。また、図5(B)の例では、同一位
置の画素は例えば最大値と最小値で交互に変化するの
で、画面の最終ラインは、一本の灰色のラインのように
認識されることになる。図5(B)の例では、図5
(A)の例よりさらに視覚上目立たない。
【0040】この種のレファレンス信号Sref(Sref
1,Sref2を含む)は、複数ラインに挿入してもよい
し、挿入する位置も図5の例に限定されるものではな
い。レファレンス信号Srefを表示エリア外に設けて視
覚的な違和感を完全になくすることも可能である。レフ
ァレンス信号Srefを挿入する期間は、1画面を構成する
フィールド期間の表示エリア内(実際の画面内)でも表
示エリア外(実際の画面外)でもよい。また、レファレ
ンス信号SrefはR,G,B信号の全てに挿入してもよ
いし、R,G,B信号のいずれかの1つもしくは2つに
挿入してもよい。
【0041】次に、図6を用いて、このようなレファレ
ンス信号Srefを有するパソコン信号(グラフィックス
信号)を発生するコンピュータ信号発生装置の構成の一
例について説明する。図6において、メインCPU10
とローカルCPU11とはPCIバス等によって接続さ
れ、メインCPU10はローカルCPU11を制御す
る。ローカルCPU11は、DRAM111,CPU1
12,DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)11
3を備えて構成されている。
【0042】メインCPU10が所定の画像の描画を指
示すると、ローカルCPU11は、グラフィックアクセ
ラレータ12に対し、その画像の描画を指示する。な
お、メインCPU10によるローカルCPU11に対す
る命令は、メインCPU10が行う描画のための動作以
外の動作スピードを損なわないよう、最小の情報伝送に
よって行われる。
【0043】グラフィックアクセラレータ12は、デー
タ発生部121,アドレス発生部122,タイミング発
生部123,ランダムアクセスメモリD/Aコンバータ
(RAMDAC)124を備えて構成されている。データ発生
部121は画像データを発生し、アドレス発生部122
はアドレスを発生する。これらの画像データ及びアドレ
スはグラフィックメモリ13に入力される。
【0044】タイミング発生部123はデータ発生部1
21及びアドレス発生部122にタイミング信号を発生
すると共に、グラフィックメモリ13の書き込みクロッ
クWCKと読み出しクロックRCKとを発生し、グラフ
ィックメモリ13に入力する。データ発生部121が発
生した画像データは、グラフィックメモリ13のアドレ
ス発生部122が発生したアドレスに書き込まれる。
【0045】グラフィックメモリ13に書き込まれた画
像データは、所定の順序及び速さで読み出され、RAMDAC
124に入力される。グラフィックメモリ13より読み
出される画像データがシリアルデータであるとすると、
RAMDAC124はこれをパラレルデータに変換すると共
に、アナログ信号に変換する。これによって、RAMDAC1
24からは、アナログのR,G,B信号が出力される。
【0046】図5で説明したようなレファレンス信号S
refを有するパソコン信号を発生する場合、画面中の画
像とレファレンス信号Srefとをグラフィックメモリ1
3における同一の描画プレーンに描画してもよいし、画
面中の画像とレファレンス信号Srefとを別々の描画プ
レーンに描画してもよい。
【0047】レファレンス信号Srefを描画プレーンに
描画する場合には、メインCPU10が、レファレンス
信号Srefを描画するラインとライン数、また、2値デ
ータのそれぞれの値等を指定することによって、時間毎
に更新される各描画プレーンに常時描画させるように制
御する。図5(A)のようなレファレンス信号Srefと
するか、図5(B)のようなレファレンス信号Sref1,
Sref2とするかは、あるいは、その他のレファレンス信
号とするかは、メインCPU10がローカルCPUに与
えるコマンドを適宜に設定することによって、任意に実
現することができる。
【0048】以上のようなレファレンス信号Srefを挿
入したパソコン信号であれば、図1中の位相検出器6
は、レファレンス信号Srefを用いることによって、パ
ソコン信号のサンプリング位相が正しい位相となってい
るかを、極めて容易に検出することができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のク
ロック制御回路は、コンピュータより入力される水平同
期信号が入力され、この水平同期信号に同期したサンプ
リングクロックを発生する位相調整器を備えたPLL回
路と、そのサンプリングクロックによりサンプリングさ
れてデジタル信号とされたコンピュータ信号のサンプリ
ング位相を検出し、サンプリング位相が正しい位相より
ずれているときに位相制御信号を発生する位相検出器と
を備えて構成し、位相制御信号を位相調整器に入力する
ことによって、サンプリングクロックの位相を、コンピ
ュータ信号のサンプリング位相が正しい位相となるよう
に調整するよう構成したので、サンプリングクロックの
位相を自動的に最適な位相に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1中の位相検出器6の具体的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1中の位相検出器6の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】本発明を説明するための図である。
【図5】本発明に用いて好適なパソコン信号の例を示す
図である。
【図6】図5に示すパソコン信号を発生するためのコン
ピュータ信号発生装置の一例を示すブロック図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2 信号処理回路 3 D/Aコンバータ 4 表示デバイス 5 PLL回路 6 位相検出器 10 メインCPU 11 ローカルCPU 12 グラフィックアクセラレータ 13 グラフィックメモリ 51 位相検波器 52 位相調整器 53 ローパスフィルタ 54 電圧制御発振器 55 分周器 56 位相制御端子 61 位相制御信号出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のサンプリングクロックを発生し、こ
    のサンプリングクロックの位相を制御するクロック制御
    回路において、 コンピュータより入力される水平同期信号が入力され、
    この水平同期信号に同期したサンプリングクロックを発
    生する位相調整器を備えたPLL回路と、 前記サンプリングクロックによりサンプリングされてデ
    ジタル信号とされたコンピュータ信号のサンプリング位
    相を検出し、サンプリング位相が正しい位相よりずれて
    いるときに位相制御信号を発生する位相検出器とを備え
    て構成し、 前記位相制御信号を前記位相調整器に入力することによ
    って、前記サンプリングクロックの位相を、前記コンピ
    ュータ信号のサンプリング位相が正しい位相となるよう
    に調整するよう構成したことを特徴とするクロック制御
    回路。
  2. 【請求項2】前記位相検出器は、前記コンピュータ信号
    の水平方向に隣接した画素の差分値が最大となる状態を
    正しいサンプリング位相であると判断することを特徴と
    する請求項1記載のクロック制御回路。
  3. 【請求項3】前記位相検出器は、前記サンプリングクロ
    ックの位相を微少変動させつつ前記差分値が最大となる
    状態を検出することを特徴とする請求項2記載のクロッ
    ク制御回路。
JP10175666A 1998-06-23 1998-06-23 クロック制御回路 Pending JP2000013635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10175666A JP2000013635A (ja) 1998-06-23 1998-06-23 クロック制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10175666A JP2000013635A (ja) 1998-06-23 1998-06-23 クロック制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013635A true JP2000013635A (ja) 2000-01-14

Family

ID=16000109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10175666A Pending JP2000013635A (ja) 1998-06-23 1998-06-23 クロック制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013635A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005004191A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Canon Inc 表示装置及び信号発生装置及び表示パネル
JP2008216474A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Pioneer Electronic Corp 映像信号処理ユニットおよびタイミング信号生成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005004191A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Canon Inc 表示装置及び信号発生装置及び表示パネル
JP2008216474A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Pioneer Electronic Corp 映像信号処理ユニットおよびタイミング信号生成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0805430B1 (en) Video adapter and digital image display apparatus
US9582850B2 (en) Apparatus and method thereof
EP1256928A2 (en) Method and apparatus for adjusting contrast and sharpness for regions in a display device
US6097379A (en) Liquid crystal display device
JP4612758B2 (ja) 映像信号処理装置
WO1998020476A1 (fr) Dispositif de reproduction d'images, projecteur, systeme de reproduction d'images et support d'enregistrement d'information
JP2001356729A (ja) 画像表示装置
JP3398124B2 (ja) 液晶ディスプレイの画面自動調整装置及びその方法
JP2001166766A (ja) 画像表示装置のドットクロック調整方法およびドットクロック調整装置
JP2008197141A (ja) 画像表示装置及びその周波数調整方法
JPH10319932A (ja) ディスプレイ装置
JP3879951B2 (ja) 位相調整装置、位相調整方法及び表示装置
JP4572144B2 (ja) 表示パネル駆動装置および表示パネル駆動方法
JPH11161220A (ja) デジタル表示装置
JP3214820B2 (ja) デジタル画像表示装置
JP2000013635A (ja) クロック制御回路
JP2000010546A (ja) コンピュータ信号発生装置
JP3228179B2 (ja) 表示装置
KR100266167B1 (ko) 샘플링 주파수 및 샘플링 위치 조정장치와 조정방법
KR100207315B1 (ko) 평판 디스플레이 장치
KR100299591B1 (ko) 영상 크기를 자동으로 조정할 수 있는 평판디스플레이 장치 및 그의 조정방법
JP2000338926A (ja) 画像表示装置
KR100525006B1 (ko) 영역들의 컨트라스트 및 샤프니스를 제어할 수 있는디스플레이 장치 및 반도체 장치
JP4291618B2 (ja) 同期制御方法および画像表示装置
JP3338198B2 (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302