JP2000013452A - デ―タ・パルス検出方法およびデ―タ・パルス受信機 - Google Patents

デ―タ・パルス検出方法およびデ―タ・パルス受信機

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JP2000013452A
JP2000013452A JP11122255A JP12225599A JP2000013452A JP 2000013452 A JP2000013452 A JP 2000013452A JP 11122255 A JP11122255 A JP 11122255A JP 12225599 A JP12225599 A JP 12225599A JP 2000013452 A JP2000013452 A JP 2000013452A
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data pulse
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JP11122255A
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English (en)
Inventor
Anthony K Dale Brown
アンソニー・ケイ・デール・ブラウン
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Nortel Networks Ltd
Original Assignee
Northern Telecom Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動ヒステリシス調整が可能なデータ・パルス
受信機を提供する。 【解決手段】 本発明のデータとクロック・チャネルを
含む高速データ伝送媒体上で伝播するデータ信号を受信
するデータ・パルス受信機は、伝送媒体のデータ・チャ
ネルと結合されデータ・パルスを受信する第1の入力
と;伝送媒体のクロック・チャネルと結合されクロック
信号を受信する第2の入力と;第2の入力に結合され、
クロック信号に基づいて少なくとも部分的にヒステリシ
ス制御信号を生成するヒステリシス生成手段と;第1の
入力とヒステリシス生成手段に結合され、ヒステリシス
制御信号を受信し、増幅されたデータ・パルスを出力す
るデータ・パルス検出器とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理に関し、
特に、非同期転送モード信号伝送の分野に関する。さら
に詳細には、本発明は、高速データ伝送媒体上で伝播す
るデータ信号を受信するデータ・パルス受信機に関し、
一方、伝送媒体を介して受信した分布高速データの特徴
を示す実質的な信号レベル減衰を補償する方法に関す
る。この媒体は、データとクロック・チャネルの両方を
含んでいる。ヒステリシス制御信号は、クロック信号か
ら生成され、このデータ信号によって運搬されるデータ
・パルスの検出中に、不要なノイズ信号を区別するため
に用いられる。
【0002】
【従来の技術】情報ハイウェイの到来と通信の拡大と共
に、データ伝送の質と高速化が求められている。通信分
野でもコンピュータ分野でも、たとえば多重プロセッサ
・コンピュータ内におけるメモリとプロセッサ間におい
て、大量のデータをポイント・ツー・ポイントで伝送す
るニーズがある。多くの接続と結合されたデータ・ビッ
トが多いため、相互接続ボトルネックが発生し、大量の
データ・ドライバが必要となり、それに伴って大量の電
力が必要になってきた。
【0003】この輻輳状態を克服するために採用されて
いる方法の1つに、多くのパラレル・ビット・ストリー
ムを高いレートのシリアル・ビット・ストリームに多重
化し、必要な電気的接続の数を減らすという方法があ
る。たとえばデータ信号を例えば50Mb/sから1G
b/sに結合することができる低電力の多重化および分
離化回路へのニーズが多くの商業的な集積回路ベンダー
の関心の的になっている。それでもなお、コンピュータ
業界および通信業界はさらに低電力の解決策を求めてい
る。
【0004】通信切り換え装置内の相互接続の数を減ら
すために採用され、効果を上げている技術として、非接
点バックプレーンが知られている。これは方向性カップ
リング原則に基づいた技術で、データ転送は隣接導体間
で行われる。このようなカップリング・コネクタの例
は、1995年7月11日にWongに対して特許され
ノーザン・テレコム社に譲渡された米国特許5,43
2,486に開示されている。このような方法は、マル
チポイント接続による信号の損失なしに、受動バックプ
レーンを介して、ポイント対マルチポイントおよびマル
チポイント対ポイントのデータ送信を可能にする。この
方法では、マルチ・ギガビット/秒のシリアル・データ
は、データ情報がデータ変遷に含まれるような小さい比
率の交流結合の形態を用いている。それによって、例え
ば、1ギガヘルツ未満の信号帯域幅を送信する要求はな
くなる。このような方法では、分離化回路で受信された
データはかなり減衰している。ピーク・ツー・ピークで
70mvまたはそれより小さい信号レベルは、一般的で
はない。従って、このデータを確実に受信するには、信
号増幅、広帯域周波数、整合入力インピーダンス、不要
ノイズ信号に対して識別化を行うヒステリシスのある形
を含む特別な技術を要する。その後、結果信号は、NR
Zフォーマットに戻さなければならない。
【0005】同時係属中の出願であるジョン・ウイリア
ムソン等(John Williamson et al.)による「非接触バ
スに対するノイズ・キャンセル修正」(ノーザンテレコ
ム社に譲渡)には、上述の信号に類似したかなり減衰さ
れた信号の交流結合を行う差動マイクロウエーブ・カプ
ラが開示されている。このカプラは、バイアス、コネク
タおよび他の制御されたインピーダンス不連続源によっ
て発生した望ましくないデータ・パルスの反射をキャン
セルする。この効果は、カプラの入力の構成によって供
給され、その一方はアースにショートされ、他方はオー
プン回路になっている。この入力のオープン・ショート
構成の目的は、他の入力に関して、1つの入力で好まし
くない反射極性を反転させることであり、これによっ
て、差動反射を共通モード反射に変える。しかしなが
ら、このオープン・ショート構成の結果、カプラの出力
は非整合直流特性を有するようになる。
【0006】分布型高速データの分野における他の発明
に、同時係属中の2つのアメリカ特許「シリアル・マル
チGb/sデータ受信機」と「マルチGb/sデータ・
パルス受信機」がある。これらは両方とも、アンソニー
K.D.ブラウン(AnthonyK. D. Brown)によって発明
され、ノーザンテレコム社に譲渡されている。これら2
つのドキュメントは、シリアル・マルチGb/sデータ
受信機を開示している。このシリアル・マルチGb/s
データ受信機の特性には、広帯域周波数、整合入力イン
ピーダンスが含まれ、特に、非常に小さい連続データ信
号の自動ヒステリシス調整方法が含まれる。第2の発明
「マルチGb/sデータ・パルス受信機」は、従来の受
信機を改良している。これは、従来の受信機が、カプラ
の出力の非整合直流特性によって起こる直流バイアスの
問題のために、ウイリアムソン(Williamson)が開示し
ているタイプのカプラに関する動作が適切でないためで
ある。改良された受信機は、カプラに表れる直流バイア
ス問題に影響を受けることがなく、カプラによって生じ
る共通モード反射を阻止する。
【0007】従って、標準通信論理は、伝送ビット・エ
ラー・レートが10-14を得るため、入力ノイズレベル
対ヒステリシス・レベルが−24デシベルのオーダのレ
ベルになるべきであると述べている。このビット・エラ
ー・レートを得るために、受信機のヒステリシス・レベ
ルを調整する際には、データの信号レベルが受信機に知
られていることが必要である。信号レベルは、データ・
ドライバ(電力供給、プロセスおよび温度)での変動に
よって変動し、伝送媒体と減衰の変動によっても変動す
る。よって、受信機で信号のレベルを連続的に監視する
ことが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、マルチG
b/sデータ・パルス受信機は、連続的なデータ信号に
関する自動ヒステリシス調整を行っている間、ATMス
タイル・データに関するヒステリシス調整を簡単にサポ
ートすることができないという問題がある。
【0009】非同期転送モード(ATM)は接続指向型
パケット切り替え技術であり、ここで、すべてのパケッ
トは固定長(53バイト)である。一般的には、ATM
スタイルのデータは、この定義に必ずしも従うことはな
く、可変長のパケットで成りたっていてもよい。しかし
ながら、このスタイルのデータは、バーストという性質
があり、バーストのピーク・レートで送信されなければ
ならない。このとき、バースト間の平均到着時間は、非
常に長く、ランダムに分布している。このデータの断続
的な性質のため、データを連続的に監視することは困難
であり、関連の時定数は、ヒステリシス制御を緊急に調
整するには長すぎる。したがって、信号強度と、時間と
距離の変動を連続的に補償することは難しい。
【0010】上記の背景技術において、この技術分野で
は、伝送媒体上の分布型高速データ信号の減衰を補償で
きるデータ・パルス受信機およびその方法が必要である
ことを示している。
【0011】本発明の目的は、自動ヒステリシス調整が
可能なデータ・パルス受信機を提供することにある。
【0012】本発明のさらなる目的は、データ・パルス
受信機で用いられるヒステリシス制御信号を生成できる
信号処理回路を提供することにある。
【0013】本発明のまたさらなる目的は、データ・パ
ルス受信機中でヒステリシス調整を行う新しい方法を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
れば、本発明は、データとクロック・チャネルを含む高
速データ伝送媒体上で伝播するデータ信号を受信するデ
ータ・パルス受信機において:伝送媒体のデータ・チャ
ネルと結合されデータ・パルスを受信する第1の入力
と;伝送媒体のクロック・チャネルと結合されクロック
信号を受信する第2の入力と;第2の入力に結合され、
クロック信号に基づいて少なくとも部分的にヒステリシ
ス制御信号を生成するヒステリシス生成手段と;第1の
入力とヒステリシス生成手段に結合され、ヒステリシス
制御信号を受信し、増幅されたデータ・パルスを出力す
るデータ・パルス検出器とを含むように構成される。
【0015】一例として、データ・パルス検出器は、一
対のトランジスタを含むフリップ・フロップの回路であ
る。ヒステリシス生成手段は、テール電流の制御量をト
ランジスタと関連負荷抵抗中を通過させる電流源を含
む。テール電流の大きさは、回路のデータ・パルス検出
レベルを制御する。ヒステリシス生成手段は、クロック
信号に基づいてこのテール電流を制御し、データ・パル
ス検出レベルを連続的に調整する。
【0016】本発明の第2の側面によれば、本発明は、
データとクロック・チャネルを含む高速データ伝送媒体
上で伝播するデータ信号を受信するデータ・パルス受信
機で用いられるヒステリシス制御信号を生成できるパル
ス検出回路において:上記のパルス検出回路は、伝送媒
体のクロック・チャネルに結合されクロック信号を受信
する入力と;上記の入力に結合され、クロック信号に基
づいて少なくとも部分的にヒステリシス制御信号を生成
するためのヒステリシス生成手段とを含み、上記のヒス
テリシス制御信号は、データ・パルス受信機のデータ・
パルス検出器のパルス検出レベルを調整できるように構
成される。
【0017】本発明の第3の側面によれば、本発明は、
データとクロック・チャネルを含む高速データ伝送媒体
上で伝播されるデータ信号を受信する方法において:高
速データ伝送媒体のデータ・チャネル上を伝播する信号
中の変動を感知し、上記の変動はデータ・パルスを潜在
的に表し;高速データ伝送媒体のクロック・チャネル上
を伝播するクロック信号を検出し;ヒステリシス制御信
号を生成するために、検出されたクロック信号を処理
し;上記のヒステリシス制御信号を用いて、上記のデー
タ・チャネル上で感知されたどの変動がデータ・パルス
を表わすかを決定することを含むことを特徴とするデー
タ信号受信方法。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よるデータ・パルス検出器と、データ受信機のコンポー
ネントの好ましい実施の形態を示す回路図である。デー
タ・パルス検出器100は、ベース104,エミッタ1
06およびコレクタ108を含むベース接地増幅器10
2を含む。また、ベース接地増幅器110は、ベース1
12,エミッタ114およびコレクタ116を含む。ベ
ース104および112は、アース118に接続され、
典型的には、1.3ボルトの直流でバイアスされる。
【0019】データ・パルス検出器100を動作させる
データ信号は、入力120と122に印加される。これ
らの入力のダミー負荷は、抵抗とコンデンサの直列回路
を含む。これらの詳細については後述する。検出され増
幅されたデータ・パルスは、出力166と168に現れ
る。
【0020】入力120と122に印加されたデータ信
号は、典型的には、図3に示されるタイプのウイリアム
ソン・カプラから得られる。このカプラは、データとク
ロック・チャネルを含む高速伝送媒体を用いて動作す
る。差動データ・ドライバ302は、送信チャネル30
4と306上で、差動信号を送信する。カプラ300は
差動信号を検出し、オープン・カプラ出力308と直流
接地カプラ出力310上で、差動データ・パルスを出力
する。高速データ伝送媒体上で検出される各信号は、個
々のウイリアムソン・カプラを必要とする。本発明のデ
ータ・パルス受信機回路は、少なくとも2つのウイリア
ムソン・カプラが必要となる。1つは、データ信号の検
出に必要で、もう1つはクロック信号の検出に必要とな
る。
【0021】図1に戻ると、直流オープン入力120
は、インピーダンス整合抵抗128を介して、増幅器1
02のエミッタ106に接続される。インピーダンス整
合抵抗130は、接地入力122と増幅器110のエミ
ッタ114とを接続する。差動データ・パルスは、カプ
ラ出力308と310のそれぞれから、入力120と1
22に供給される。バイアス抵抗124は、エミッタ1
06と外部アース172間に接続される。整合抵抗12
6は、一端がエミッタ114に接続され、他端が非接続
となり、直流バイアス抵抗124の寄生容量によって検
出されたオン・チップ基板ノイズを補償する。基板ノイ
ズが最小の場合には、抵抗126は受信機回路から除外
されても良い。
【0022】コレクタ108と116は、負荷抵抗14
2と144をそれぞれ介して正の電源140に接続され
る。負荷抵抗142および144は、バイポーラ・トラ
ンジスタ146および148と共に再生フリップフロッ
プ150を形成する。フリップフロップ150は、デー
タ・パルス検出回路の中心をなし、リターン・ツー・ゼ
ロ(RZ)パルス信号を、ノンリターン・ツー・ゼロ
(NRZ)フォーマット出力信号に再変換する。トラン
ジスタ146と48は、共通接続エミッタ152と15
4、コレクタ156と158およびベース160と16
2とを含む。共通接続エミッタ152と154には戻り
パスを有する電流源164が供給され、その挿入電流源
164は内部オン・チップ・アース170に対して、テ
ール電流を供給する。NRZフォーマットの出力信号
は、相補出力端子166と168に供給される。
【0023】電流源164によって生成されたテール電
流は、ヒステリシス制御信号であり、フリップフロップ
150のパルス検出レベルを調整する。この制御信号は
クロック信号から派生している。詳細については後述す
る。
【0024】入力122が直流接地カプラ出力310に
接続されるとき、インピーダンス整合抵抗130は、増
幅器110に対して直流電流パスを接地する。このパス
を介して流れる直流電流は、増幅器110をバイアスす
る。ベース112に1.3ボルトの直流電圧が印加され
るとき、典型的な値100オームのインピーダンス整合
抵抗130には、4ミリアンペアのオーダの直流バイア
ス電流が流れる。
【0025】バイアス抵抗124は、増幅器102の直
流電流パスを外部アース172に供給する。ベース10
4に1.3ボルトの直流電圧が印加されるとき、典型的
な値100オームの直流バイアス抵抗124には、4ミ
リアンペアのオーダの直流バイアス電流が流れる。直流
バイアス抵抗124は、ベース接地増幅器102と11
0の交流特性に対して、大きな不均衡を起こすことはな
い。なぜなら、これは、ベース接地増幅器102の5オ
ームのオーダのエミッタ・インピーダンスに、並列に接
続されているからである。このインピーダンスは、ベー
ス接地増幅器102の直流バイアス電流に依存してい
る。
【0026】抵抗124と130は、非対称カプラ出力
308と310が、それぞれの入力に接続されていると
き、ベース接地増幅器102と110それぞれに、対称
な直流バイアス電流を供給する。
【0027】内部オンチップ・アース170に現れる内
部ノイズの影響を減少させるために、増幅器102の直
流バイアス電流の戻りパスは、外部アース172によっ
て供給される。したがって、アースにショートされたカ
プラ出力が外部アースに接続されているときには、外部
アースでのノイズは、共通モードノイズとして増幅器に
現れる。したがって、このノイズは、受信機100によ
って阻止され、増幅器は、共通モード干渉反射の影響を
実質的には被らない。外部アース172への戻りパス
は、内部オンチップ・アース170への戻りパスと比較
して、NRZ出力信号のタイミング・ジッタの量を大き
く減少させる。
【0028】整合抵抗126は、直流バイアス抵抗12
4の寄生容量によって検出された基板ノイズを補償す
る。整合抵抗126の一端は、エミッタ114に接続さ
れるが、他端は接続されないままである。この結果、抵
抗124と126の寄生容量によって結合される基板ノ
イズは、共通のモードノイズとして現れ、阻止される。
一方、最小基板ノイズの場合には、抵抗126は上述の
ように受信機回路から取り除かれてもよい。
【0029】先に述べたように、抵抗132は静電容量
134と直列に接続され、直流オープン入力120と内
部チップ・アース170間に接続されるダミー回路を形
成する。同様に、抵抗136は、静電容量138と直列
に接続され、直流接地入力122と内部チップ・アース
170間に接続される第2のダミー回路を形成する。し
たがって、両方のダミー回路は、データ・パルス検出器
回路と並列に接続される。図2に示される回路の詳細に
ついて述べる際に、この特性について説明する。
【0030】検出器100は、ベース接地増幅器102
と110を用いるので、広い帯域幅を有する。入力信号
を分流する入力端子120と122に与える寄生容量の
影響は、ベース接地増幅器102と110のエミッタ1
06と114で見られるインダクタンスによって補償さ
れる。この影響によって、増幅器102と110の周波
数応答は大幅に拡大される。
【0031】ベース接地増幅器のトランジスタは、一般
的には、静電放電電位に耐えるために、非常に大きいも
のになる。この保護は、並列ダイオード(図示せず)に
よって増強することができる。この結果、通常、寄生エ
ミッタとベース抵抗は非常に小さいため、トランジスタ
のサイズによっては、これらのベース抵抗の影響は無視
される。ベース接地増幅器の設計は、当業者にとって周
知であり、本発明にとってあまり重要ではないため、詳
細な説明は省略する。
【0032】上述のように、ベース接地増幅器102と
110は、セット・リセット・フリップフロップ150
に接続されている。フリップフロップ150のテール電
流の大きさは、電流源164によって調整することがで
き、ヒステリシス制御信号を形成してヒステリシスの量
を制御する。実際には、ヒステリシス制御信号は、特別
な入力信号電流を検出するために特定の量になるよう調
整される。この入力電流は、フリップフロップ150の
コレクタ負荷抵抗142と144を通過する。同時に、
フリップフロップ150のヒステリシス制御信号は、同
じコレクタ負荷抵抗を通過する。したがって、RSフリ
ップフロップ150の状態を変えるためには、コレクタ
抵抗142と144中の電流パルスによって作られる電
圧は、同じ抵抗内のフリップフロップのヒステリシス制
御信号によって作られる電圧より大きくなければいけな
い。
【0033】理論的には、特定のアプリケーションに合
わせるために、外部抵抗または有線接続によって、ヒス
テリシス制御信号を調整することは可能である。もし入
力信号が差動であれば、入力120と122の両方から
の入力信号電流の働きを考慮に入れなければならない。
しかしながら、もし入力信号が単に受信機100の1つ
の入力にだけ印加されるのであれば、テール電流はヒス
テリシスと同じ量になるように2等分されなければばな
らない。たいていの場合、入力信号は差動になってお
り、受信機100の共通モード入力ノイズを実質的に免
れるという利点を持つ。また、標準の通信論理によれ
ば、ヒステリシス・レベルに関する入力ノイズレベル
は、10-14の通信ビット・エラー・レートを得るため
に、−24デシベルのオーダでなければならない。
【0034】信号データ受信機の特別なアプリケーショ
ンにおいては、入力信号またはデータのレベルは既知で
もなく可変でもない。これらの状況下では、一般的に最
適なビット・エラー・レートは得られないため、固定さ
れたヒステリシス・レベルは望ましくない。この問題を
克服するため、先行技術で提案された技術は、入力デー
タ信号のレベルを監視し、自動手段によってヒステリシ
ス・レベルを調整する。
【0035】受信機100の目標となる仕様では、ピー
ク振幅が30ミリボルトでヒステリシス・レベルが20
0ピコ秒以上である入力データパルスを検出できなけれ
ばならない。このようなデータ・パルスに現れるエネル
ギは、非常に小さいので、そのレベルを正確にモニタす
ることは困難である。この点において、データ・パルス
は、検出器100によって、RZ(リターン・ツー・ゼ
ロ)フォーマットから、NRZ(ノンリターン・ツー・
ゼロ)フォーマットへただちに変換されなければならな
い。入力データ・ストリームの振幅を直接監視すること
は、実際には、困難である。
【0036】入力パルスの高さを正確に監視し、ヒステ
リシス・レベルを最適に調整できる別の技術がある。検
出器100の出力166と168におけるパルスの高さ
は、主にフリップフロップ150のヒステリシス・バイ
アス電流のレベルによって決定される。入力データ信号
の大きさが所定の量だけヒステリシス・レベルを越えた
と仮定すると、フリップフロップ150は反転し、それ
によって、出力166と168の状態が変化する。出力
166と168が差動対として接続されており、フリッ
プフロップ150が変化すると、差動対の出力も変化す
る。さらに、出力166と168における共通モードの
変化は、差動対の出力には現れない。このように、差動
対の出力にパルスがあってもなくても、ヒステリシス・
レベルは、入力データ・パルスの差動振幅よりも、小さ
いか大きいかのどちらかである。
【0037】差動対の出力を整流回路に交流結合させる
ことによって、ヒステリシス・レベルが入力データ・パ
ルス・ピーク振幅よりも小さいか大きいかによって、信
号振幅は大きいまたは非常に小さくなる。さらに、整流
回路の出力を統合することによって、ヒステリシス・バ
イアス電流のレベルを調整するために用いられる電圧が
得られる。その結局、検出器100のヒステリシス・レ
ベルをデータ・パルスのレベルに連続的に調整する自動
ヒステリシス調整が得られる。
【0038】しかしながら、この方法にも問題点があ
る。それは、データ・パルスのピーク振幅に、ヒステリ
シス・レベルを調整すると、データの受信が確実でなく
なるという問題点である。それが不確実になるのは、デ
ータ・パルスの振幅が少しでも減少すると、データ・パ
ルスは検出されなくなるからである。第2のデータ・パ
ルス検出器を第1のデータ・パルス検出器と並列に用い
れば、この問題は解決する。第1の検出器は、データ・
パルスの振幅を監視し、一方、第2の検出器は、そのヒ
ステリシス・レベルを第1の受信機のヒステリシス・レ
ベルに比例して低い値に設定する。実際、第2の検出器
のヒステリシス・レベルを、データ・パルスのピークの
高さの所望の比率に設定することは可能である。通常、
50パーセントのレベルで、最適のビット・エラー・レ
ート性能が得られる。
【0039】本発明の好ましい実施の形態に、先行技術
のヒステリシス制御を直接適用すると、送信されたデー
タのバースト・モードの性質によって、機能的なエラー
が発生する可能性もある。データが散在しており、いか
なる特定の時間にも知られていないという状況下では、
本発明は、データと同じビット・レートのクロックがデ
ータ信号と同時に送信されることを要求するバックプレ
ーン・システム・アーキテクチャの特徴を有し、データ
信号よりむしろクロック信号に依存し、それによってヒ
ステリシス・レベルを十分に制御する。
【0040】バックプレーン構成の特徴を有する典型的
な高速データ伝送媒体において、4つの差動データ信号
のチャネルは、4ビット・データ・バス中で4ビットデ
ータをデータ送信機からマルチポイント・データ受信機
に運ぶ。同期クロック差動信号チャネルを含む第5のビ
ットは、4ビットのデータ・バスを伴い、物理的には4
ビットのデータ・バスの中間に位置し、このようにし
て、対称の5ビット・クロックとデータ・バスを生成す
る。この構成は、クロック差動接続と4つのデータの差
動接続のうちいずれかの1つとの間のタイミング・スキ
ューを最小化するために用いられる。既存のバックプレ
ーンの物理的レイアウト技術によって、クロックとデー
タ・チャネル特性は正確に一致され、その結果、単一の
5ビットのバス中のクロックとデータ信号は、実質的に
同じ振幅で、データ受信機に到着する。非同期転送シス
テムの特徴は、データはバースト・モードで動作してい
るあいだ、同時に発生するクロックとビット同期したま
ま維持され、クロックの送信が連続的に行われることで
ある。
【0041】本発明によるデータ・パルス受信機は、得
られるデータ信号のヒステリシス・レベルを最適にし、
バーストモード・データ特性の結果として、変動にあま
り左右されない新規の共有ヒステリシス制御信号を発生
する。
【0042】図2は、本発明による共有ヒステリシス制
御信号を含むデータ・パルス受信機のシステムレベル・
ブロック図である。一般的に、データ・パルス受信機
は、ヒステリシス制御信号生成器と図1に関連して説明
されているタイプの1以上のデータ・パルス検出器の2
つの主要な機能的ブロックを含む。これらのデータ・パ
ルス検出器は、ヒステリシス制御信号の値に依存して、
閾値検出を実行する。ヒステリシス制御信号生成器20
8は、ピーク検出用のパルス検出器200を含み、それ
はクロック信号を入力として受け取る。クロック信号
は、実際には、2つの並列パルス検出器200と202
によって受信される。パルス検出器200の出力は、ピ
ーク検出器206を駆動させる。このピーク検出器20
6は、フィードバックによって、パルス検出器200と
202の両方のヒステリシス・レベルを制御する。ここ
で、パルス検出器202は実際にはクロック信号の再生
に関係している。この結果、パルス検出器200のヒス
テリシス・レベルは、クロック信号のピーク振幅を十分
に監視するように調整される。同じピーク検出器206
は、他のパルス検出器を低速で特定のヒステリシス・レ
ベルで駆動するように設定される他の出力を有する。例
えば、他のヒステリシス・レベルと第1のヒステリシス
・レベルとの割合は、典型的には50パーセントである
ため、他のパルス検出器は、データ・アイを中間点でス
ライスする。これらの他のパルス検出器は、以下のよう
に用いられる。1つは第2のクロックパルス検出器20
2であり、これはクロック信号を再生し、他はパルス検
出器100であり、これはクロック再生回路に従属して
おり、クロック再生回路と同じヒステリシス・レベルを
有するデータ信号を受信する。したがって、データ・パ
ルス検出器のヒステリシス・レベルは、データが本来バ
ースト信号であっても、連続的に、ピーク・データ信号
の50パーセントに設定できる。
【0043】図4は、クロック再生回路を含み、特に、
自動ヒステリシス調整を含むデータ・パルス受信機であ
るヒステリシス制御信号生成器208の回路の詳細を示
す図である。ソースでのクロック振幅は、データの振幅
と同一になるように特定され、またデータ・レートは同
一であるため、伝送の質はクロックとデータについて同
一である。この結果、本来連続的であるクロックはデー
タ受信機で監視され、データのレベルはクロックのレベ
ルから推測される。これは、その後、クロックに関する
データラインに対してヒステリシス・レベルを調整する
ために用いられる。
【0044】ヒステリシス制御信号生成器208の一部
分を成すパルス検出器200と202は同一である。パ
ルス検出器200の概略図は図5に示される。パルス検
出器202は、パルス検出ステージ200と同じ図で表
されるため、詳細説明は省略する。図5に示されるこれ
らのシリアル・マルチGb/sパルス検出器は、図1に
示されるパルス検出器100と同一であるが、例外とし
て、図1のダミーのRC回路は1つの静電容量で置き換
えられる。それ以外については、全ての機能は、図1の
回路に関する上述の説明と同じである。
【0045】図4において、トランジスタ406,40
8,412,432および434は、すべて同じサイズ
である。Pチャネル電界効果トランジスタ(FET)4
14,416および418は、異なるサイズである。特
に、FETトランジスタ414と416の相互コンダク
タンスの割合は、それぞれ、検出器200と202から
の電流シンクの割合を決定する。トランジスタ対410
と412,432と434は、1対1のミラーを構成
し、FETトランジスタ414と416による電流源を
それぞれミラーリングするために用いられる。もし、F
ETトランジスタ418の相互コンダクタンスが、FE
Tトランジスタ416の相互コンダクタンスよりも小さ
ければ、FETトランジスタ418と416のPチャネ
ルFETミラーは電流ゲインを示す。この電流ゲインに
よって、パルスの高さはより正確に検出できるようにな
る。これは利点である。本発明の好ましい実施の形態に
おいて、FETトランジスタ418,416,414の
チャネル長は等しい。また、チャネルの幅は、それぞれ
1対5対10である。この構成で、検出器202のヒス
テリシス・レベルは、データ・ピーク振幅の半分に設定
される。
【0046】パルス検出器200の差動出力は、トラン
ジスタ406と408の差動対に供給される。これらの
トランジスタは、パルス検出器200の出力が切り替わ
ると、切り替わる。これは、クロック・パルス・ピーク
振幅が、パルス検出器200のヒステリシス・レベルよ
りも大きいときに起こる。トランジスタ406,408
の差動対の出力は、負荷抵抗404から取り出され、静
電容量438を介して、2つの抵抗424および426
と、トランジスタ422から成る検出ユニットに交流結
合される。実際の回路では、並列に接続された付加的な
検出ユニットを有する負荷抵抗402からの出力を用い
ることもできる。それによって、検出ユニットの感度を
高くすることができる。簡略化のために、第2の検出ユ
ニットは、図4には示されていない。
【0047】抵抗424と426およびトランジスタ4
22から成る検出ユニットは、基準電圧442によって
バイアスされる。抵抗424と426の割合は、トラン
ジスタ422のベース電圧がダイオード電圧降下より小
さい値、例えば、0.75ボルトになるように選択され
る。パルスが静電容量438を介してトランジスタ42
2のベースに印加されると、ベース上の電位は瞬間的に
高くなり、そのために、トランジスタ422には、FE
T418のゲート電位を低くするような電流が流れる。
抵抗420と関連する静電容量428は、トランジスタ
422からのパルス化電流を積分するために用いられ、
FETトランジスタ418,416および414の電流
は、緩慢に変化する。これらのトランジスタ中の電流の
最小値は、抵抗430によって設定され、それによっ
て、ヒステリシスの最小レベルが設定される。これは、
入力データがない場合には、ノイズパルスによる出力
「チャタリング」を防止するために有益である。
【0048】クロック信号から派生したヒステリシス・
レベルが、データ・パルス検出器に正確に印加されるた
めには、5つのすべてのクロックとデータ・パルス検出
器は同一であることが好ましい。図2に示すように、ヒ
ステリシス制御信号生成器208は、2つの並列パルス
検出器からなる。そのうちの1つは、ピーク検出用であ
り、もう1つはクロック再生用である。ピーク検出回路
は連続的なクロック入力信号上で厳密に検出されている
ため、データ・パルス検出器は、それ自身のピーク検出
回路を必要としない。インピーダンスが不均衡にならな
いように、図1に示され、また上述されたように、シリ
アル・データ・パルス検出器には、ダミーのRC回路が
供給される。このダミー回路の主な機能は、外部バスに
与えられるデータとクロックのパルス検出器の入力イン
ピーダンスをすべて同一にし、理想的には、それぞれ、
50オームになるようにすることである。図1に示され
る適切なダミー回路は、バースト・モード・データ伝送
に対してバックプレーン上の信号強度の完全な変化を連
続的に補償する。
【0049】本発明の好ましい実施の形態について上述
したが、これは、限定的に解釈すべきではなく、本発明
の主旨から外れなければ、修正または変化させることも
できる。本発明の範囲は、クレームとそれの均等物にお
いて定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による入力並列ダミーロードを有する
データ・パルス検出器の回路を示す図である。
【図2】 本発明によるクロック信号から派生された共
有ヒステリシス制御信号を含むデータ・パルス受信機回
路のシステム・レベルを示す図である。
【図3】 ウイリアムソン・カプラの回路を示す図であ
る。
【図4】 ヒステリシス制御信号を生成する回路を示す
図である。
【図5】 図4に示されるタイプのシリアル・マルチG
b/sのデータ・パルス検出器の回路を示す図である。
【符号の説明】
100…データ・パルス検出器 102、110…ベース接地増幅器 104,112…ベース 106,114…エミッタ 108,116…コレクタ 118…アース 120,122…データ入力 128,130…インピーダンス整合抵抗 124,126,128,130,132,136…抵
抗 134,138…静電容量 164…電流源 166,168…出力端子 170…内部オン・チップ・アース 172…外部アース 200,202…パルス検出器 206…ピーク検出器 208…ヒステリシス制御信号生成器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390023157 THE WORLD TRADE CEN TRE OF MONTREAL,MON TREAL,QUEBEC H2Y3Y 4,CANADA (72)発明者 アンソニー・ケイ・デール・ブラウン カナダ国,ケイ2エム 1シー1,オンタ リオ,カナタ,エクエストリアン ドライ ブ 26

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データとクロック・チャネルを含む高速
    データ伝送媒体上で伝播するデータ信号を受信するデー
    タ・パルス受信機において:伝送媒体のデータ・チャネ
    ルと結合され、データ・パルスを受信する第1の入力
    と;伝送媒体のクロック・チャネルと結合され、クロッ
    ク信号を受信する第2の入力と;前記第2の入力に結合
    され、クロック信号に基づいて少なくとも部分的にヒス
    テリシス制御信号を生成するヒステリシス生成手段と;
    前記第1の入力と前記ヒステリシス生成手段に結合さ
    れ、前記ヒステリシス制御信号を受信し、増幅されたデ
    ータ・パルスを出力するデータ・パルス検出器とを含む
    ことを特徴とするデータ・パルス受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のヒステリシス生成手段は、前記第2の入
    力に結合され前記のクロック信号を受信するクロック・
    パルス検出器を含むことを特徴とするデータ・パルス受
    信機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のクロック・パルス検出器は、増幅された
    クロック・パルスを生成する出力を含むことを特徴とす
    るデータ・パルス受信機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のヒステリシス生成手段は、前記のクロッ
    ク・パルス検出器の出力に結合された入力を含むヒステ
    リシス制御信号生成ステージを含み、前記のヒステリシ
    ス制御信号生成ステージは、増幅されたクロック・パル
    スに依存して、前記のヒステリシス制御信号を生成する
    出力を含むことを特徴とするデータ・パルス受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のクロック・パルス検出器は、前記のヒス
    テリシス制御信号生成ステージの出力と結合したヒステ
    リシス制御信号を受信する入力を含むことを特徴とする
    データ・パルス受信機。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のヒステリシス制御信号生成ステージは、
    複数のヒステリシス制御信号を生成する複数の出力を含
    むことを特徴とするデータ・パルス受信機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記複数のヒステリシス制御信号は、ヒステリ
    シス制御の異なるレベルに影響を与える異なる物理的な
    特性を持つことを特徴とするデータ・パルス受信機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記の受信機は、前記のクロック・パルス検出
    器以外のパルス検出器を含み、クロック信号を受信し、
    再生され増幅されたクロック信号を出力することを特徴
    とするデータ・パルス受信機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータ・パルス受信機に
    おいて:前記のクロック・パルス検出器以外の前記のパ
    ルス検出器は、複数のヒステリシス制御信号のうちの1
    つを受信する入力を含むことを特徴とするデータ・パル
    ス受信機。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のデータ・パルス受信機
    において:前記のデータ・パルス検出器は、フリップフ
    ロップ回路を含むことを特徴とするデータ・パルス受信
    機。
  11. 【請求項11】 請求項11記載のデータ・パルス受信
    機において:前記のフリップフロップ回路は、トランジ
    スタ対を含むことを特徴とするデータ・パルス受信機。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のデータ・パルス受信
    機において:前記のヒステリシス制御信号は、前記のフ
    リップフロップに印加されることを特徴とするデータ・
    パルス受信機。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のデータ・パルス受信
    機において:前記のヒステリシス制御信号は、前記のト
    ランジスタを通過する電流信号であることを特徴とする
    データ・パルス受信機。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のデータ・パルス受信機
    において:前記第1の入力は、第1の信号受信ポイント
    と第2の信号受信ポイントとを含み、前記の信号受信ポ
    イントは、データ・パルスを運ぶ差動信号を受信するこ
    とを特徴とするデータ・パルス受信機。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のデータ・パルス受信
    機において:前記第1の信号受信ポイントは、直流パス
    を接地するデータ・カップラに接続できることを特徴と
    するデータ・パルス受信機。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のデータ・パルス受信
    機において:前記第2の信号受信ポイントは、直流パス
    を接地しないデータ・カップラに接続できることを特徴
    とするデータ・パルス受信機。
  17. 【請求項17】 データとクロック・チャネルを含む高
    速データ伝送媒体上で伝播するデータ信号を受信するデ
    ータ・パルス受信機で用いられるヒステリシス制御信号
    を生成できるパルス検出回路において:前記のパルス検
    出回路は、 伝送媒体のクロック・チャネルに結合されクロック信号
    を受信する入力と;前記入力に結合され、クロック信号
    に基づいて少なくとも部分的にヒステリシス制御信号を
    生成するためのヒステリシス生成手段とを含み、 前記のヒステリシス制御信号は、データ・パルス受信機
    のデータ・パルス検出器のパルス検出レベルを調整でき
    ることを特徴とするパルス検出回路。
  18. 【請求項18】 データとクロック・チャネルを含む高
    速データ伝送媒体上で伝播されるデータ信号を受信する
    方法において:高速データ伝送媒体のデータ・チャネル
    上を伝播する信号中のデータ・パルスを潜在的に表す変
    動を感知し;高速データ伝送媒体のクロック・チャネル
    上を伝播するクロック信号を検出し;ヒステリシス制御
    信号を生成するために、検出されたクロック信号を処理
    し;前記のヒステリシス制御信号を用いて、前記のデー
    タ・チャネル上で感知されたどの変動がデータ・パルス
    を表わすかを決定することを含むことを特徴とするデー
    タ信号受信方法。
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