JP2000013137A - 円偏波用フィードホン - Google Patents
円偏波用フィードホンInfo
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Abstract
組立てやすくする。 【解決手段】 フィードホン1の奥端側に一体形成等で
壁部2を設け、壁部にスロット7、8をハ字型に形成
し、入射される円偏波を直線偏波に変換する。壁部、シ
ャーシ3および回路基板4の下面の導電箔とで導波管6
を形成し、スロット7、8で変換された直線偏波を矢印
イの向きに回路基板に立設したプローブ5を介し回路基
板の上面のマイクロストリップラインに結合し、LNB
回路に送出する。スロット7、8は長さを受信電波のλ
/2とし、伝搬方向に対しλ/4離して直交させて配置
する。あるいは、プローブの代わりに回路基板の下面の
導電箔の除去でスロットを設け、このスロットを介しマ
イクロストリップラインに結合してもよい。この場合は
スロットの下方のシャーシに傾斜面を設け、電界の向き
を90度変え、直線偏波がスロットの方向に進むようにす
る。
Description
ンに係り、部品点数を減らし、構造を簡単にし、安価で
組立てやすくするものに関する。
6に示すように、フィードホン41の中にパッチ基板42を
設けて円偏波受信用のパッチアンテナ素子43を形成し、
入射する円偏波をパッチ基板42で直線偏波に変換し、パ
ッチ基板42の背面にプラスチック製等のスペーサ44を介
し配置される基板(回路基板)45のグランド面に偏波面
に直交するように設けたスロット46を介して基板45の上
面のマイクロストリップライン47に結合するものがある
が、部品点数が多くコストがかさむ他、パッチ基板42等
を固定する方法が難しいという問題がある。また、導波
管の一部を変形した蒲鉾型導波管や、導波管内に約1/
4波長の長さの誘電体を挿入するものがあるが、これら
は何れも導波管部のサイズが大きくなるという問題があ
る。
に鑑み、パッチ基板を用いずに円偏波を直線偏波に変換
し、部品点数を減らし、安価でかつ組立てやすくするこ
とを目的とする。
め、本発明の円偏波用フィードホンにおいては、フィー
ドホンの奥端側に壁部を設け、入射される円偏波を直線
偏波に変換するため壁部に第1スロットをハ字型に形成
し、第1スロットで変換された直線偏波を伝搬するため
の導波管を前記壁部と第1回路基板を取付ける第1シャ
ーシおよび第1回路基板の一側の導電箔とで形成し、第
1回路基板の一側にプローブを立設し、導波管で伝搬さ
れた直線偏波をプローブを介し第1回路基板の他側のマ
イクロストリップラインに結合するようにする。
波を伝搬するための導波管を前記壁部と第2回路基板を
取付ける第2シャーシおよび第2回路基板の一側の導電
箔とで形成し、第2回路基板の一側の導電箔の除去によ
り第2スロットを形成し、導波管で伝搬された直線偏波
を第2スロットを介し第2回路基板の他側のマイクロス
トリップラインに結合するようにする。この場合、第2
シャーシの第2スロットの対向部分に傾斜面を形成し、
導波管で伝搬される直線偏波の電界の向きを90度変え、
第2スロットの方向に直線偏波が進むようにする。
長さの2本のスロットをλ/4離して直交させて配置す
る。
線偏波に変換するため第3スロットを十字型に形成し、
壁部と第3回路基板を取付ける第3シャーシおよび第3
回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成し、第3
スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振さ
せて定在波を発生させ、第3回路基板の一側に導電箔の
除去により第3スロットの2本のスロットとそれぞれ45
度をなす第4スロットを形成し、空洞共振器中で発生し
た定在波を第4スロットを介し第3回路基板の他側のマ
イクロストリップラインに結合するようにする。
ける第4シャーシおよび第4回路基板の一側の導電箔と
で空洞共振器を形成し、第3スロットで変換された直線
偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、第
4回路基板に立設したプローブを介し第4回路基板の他
側のマイクロストリップラインに結合するようにする。
り長いスロットと受信電波のλ/2より短いスロットと
を両スロットの中心で直交させて配置する。
第4シャーシとそれぞれ一体に形成するか、または、壁
部部分を別板金で形成し、フィードホンの奥端部に圧入
等により取付けるようにするか、あるいは、壁部部分を
基板で形成し、第1スロットまたは第3スロットを基板
の導電箔の除去により形成するようにしてもよい。
き図面を参照して説明する。図1、図2、図3および図
5は本発明による円偏波用フィードホンの実施例の要部
構成図である。まず、図1において、1はフィードホ
ン、2はフィードホン1の奥端側に設けた壁部、3は第
1シャーシ、4は第1回路基板、5はプローブ、6は導
波管、7および8は第1スロットで「ハ」字型に形成す
る。フィードホン1の開口からの円偏波は壁部2に達
し、ハ字型の第1スロット7、8で直線偏波に変換され
る。第1スロット7、8は、拡大図に示すように受信電
波のλ/2の長さのスロットをλ/4の間隔で直交させ
たもので、壁部2を穿設して形成する。図の配置は右旋
円偏波用のため変換後の直線偏波の進行方向(矢印イ)
に対してスロット7と8がλ/4離れており、スロット
7による電界E2はスロット8による電界E1に比べて位相
がπ/2遅れとなり、電界Eoが合成される。左旋偏波用
とするにはスロット8の中心線がスロット7の中心と垂
直になる位置に入替えればよい。要部断面図およびA−
A′矢視図に示すように壁部2の上面、第1シャーシ3
および第1回路基板4の下面の導電箔でa×b×cの大
きさの空間を形成し、受信周波数の基本波を伝搬する導
波管6とする。第1スロット7、8で変換された直線偏
波により導波管6内に垂直方向の電界が生じ、直線偏波
は矢印イの向きに進み、第1回路基板4に立設したプロ
ーブ5を介し上面のマイクロストリップラインに供給さ
れ、後続のLNB(低雑音周波数変換器)回路に送出さ
れる。
の除去で第2スロット13を形成し、第2シャーシ11の第
2スロット13に対向する部分を傾斜面14とする。第1ス
ロットで変換された直線偏波の電界の向きを傾斜面14で
90度変える。これで直線偏波は第2スロットの方向に進
み、第2スロット13を介し第2回路基板12の上面のマイ
クロストリップラインに結合される。
22に第3スロット26、27を十字型に形成する。この第3
スロット26、27で入射される円偏波を直線偏波に変換
し、壁部22、第3シャーシ23および第3回路基板24の下
面の導電箔とで形成される空洞共振器28により共振させ
て定在波を発生させ、第3回路基板24の下面の導電箔の
除去で形成された第4スロット24を介し第3回路基板24
の上面のマイクロストリップラインに結合する。第3ス
ロット26、27は、拡大図に示すように受信電波のλ/2
より長いスロット26とλ/2より短いスロット27とを両
スロットの中央で垂直に交叉する形状とし、これらスロ
ット26、27と第3回路基板24の下面に導電箔の除去で形
成したスロット25とが45度となるように壁部22に穿設す
る。スロットの長さ(L1、L2)が入射電波のλ/2なら
ば電波はスロットで捕捉されるので、スロット26および
27の長さを適宜に設定する。図は右旋偏波用のもので、
スロット26による電界E1の位相がスロット27による電界
E2よりπ/2遅れ、合成された電界E3が発生する。図4
に示す如く各スロットを周波数f1とf2とに対応させるこ
とにより、f1とf2の間の周波数f0で電界E3が生じ、この
電界E3による直線偏波は空洞共振器28を介し第4スロッ
ト25で捉えられる。
に第3スロット27、28を設け、円偏波を直線偏波に変換
し、第4シャーシ33で形成した空洞共振器中で共振して
定在波となり、第4回路基板34に立設したプローブ35に
結合させて捉え、上面のマイクロストリップラインでL
NB回路に伝送する。
ン1、11、23または33、および第1〜第4シャーシ3、
11、23または33と共にアルミダイキャスト等で一体に形
成すれば、フィードホン一体型LNBを構成する場合に
も有用であるが、スロットの寸法精度を得るのが難しい
場合等には各壁部を板金で形成し、スロットを穿設し、
この板金を圧入等の方法でフィードホンの奥端部に取付
けるか、あるいは、壁部を基板で形成し、基板の導電箔
を除去してスロットを形成してもよい。
偏波用フィードホンによれば、フィードホンの奥端側に
別板金または基板の導電箔等で壁部を設け、この壁部に
ハ字型または十字型のスロットを形成するもので、固定
方法に難のあるパッチ基板等を用いずに、入射される円
偏波を直線偏波に変換するものであるから、構造が簡単
で部品点数が少なく、比較的安価でしかも組立てやすい
有用なものである。なお、フィードホンおよびシャーシ
と共に壁部をアルミダイキャスト等で一体に形成すれ
ば、フィードホン一体型LNBとする場合にも有用であ
る。
の要部構成図である。
例の要部構成図である。
例の要部構成図である。
例の要部構成図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 フィードホンの奥端側に壁部を設け、入
射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第1
スロットをハ字型に形成し、第1スロットで変換された
直線偏波を伝搬するための導波管を前記壁部と第1回路
基板を取付ける第1シャーシおよび第1回路基板の一側
の導電箔とで形成し、前記第1回路基板の一側にプロー
ブを立設し、導波管で伝搬された直線偏波を前記プロー
ブを介し第1回路基板の他側のマイクロストリップライ
ンに結合するようにした円偏波用フィードホン。 - 【請求項2】 フィードホンの奥端側に壁部を設け、入
射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第1
スロットをハ字型に形成し、第1スロットで変換された
直線偏波を伝搬するための導波管を前記壁部と第2回路
基板を取付ける第2シャーシおよび第2回路基板の一側
の導電箔とで形成し、前記第2回路基板の一側の導電箔
の除去により第2スロットを形成し、前記第1スロット
で変換された直線偏波を該第2スロットを介し第2回路
基板の他側のマイクロストリップラインに結合するよう
にした円偏波用フィードホン。 - 【請求項3】 前記第2シャーシの第2スロットの対向
部分に傾斜面を形成し、前記導波管で伝搬される直線偏
波の電界の向きを90度変え、第2スロットの方向に直線
偏波が進むようにした請求項2記載の円偏波用フィード
ホン。 - 【請求項4】 前記第1スロットは、受信電波のλ/2
の長さの2本のスロットをλ/4離して直交させて配置
してなる請求項1、2または3記載の円偏波用フィード
ホン。 - 【請求項5】 フィードホンの奥端側に壁部を設け、入
射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第3
スロットを十字型に形成し、該壁部と第3回路基板を取
付ける第3シャーシおよび第3回路基板の一側の導電箔
とで空洞共振器を形成し、前記第3スロットで変換され
た直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生さ
せ、前記第3回路基板の一側の導電箔の除去により前記
第3スロットの2本のスロットとそれぞれ45度をなす第
4スロットを形成し、前記空洞共振器中で発生した定在
波を第4スロットを介し第3回路基板の他側のマイクロ
ストリップラインに結合するようにした円偏波用フィー
ドホン。 - 【請求項6】 フィードホンの奥端側に壁部を設け、入
射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第3
スロットを十字型に形成し、該壁部と第4回路基板を取
付ける第4シャーシおよび第4回路基板の一側の導電箔
とで空洞共振器を形成し、前記第3スロットで変換され
た直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生さ
せ、第4回路基板に設けたプローブを介し第4回路基板
の他側のマイクロストリップラインに結合するようにし
た円偏波用フィードホン。 - 【請求項7】 前記第3スロットは、受信電波のλ/2
より長いスロットと受信電波のλ/2より短いスロット
とを両スロットの中心で直交させて配置してなる請求項
5または6記載の円偏波用フィードホン。 - 【請求項8】 前記フィードホンおよび壁部を前記第1
乃至第4シャーシとそれぞれ一体に形成するようにした
請求項1、2、3、4、5、6または7記載の円偏波用
フィードホン。 - 【請求項9】 前記壁部部分を別板金で形成し、フィー
ドホンの奥端部に圧入等により取付けるようにした請求
項1、2、3、4、5、6または7記載の円偏波用フィ
ードホン。 - 【請求項10】 前記壁部部分を基板で形成し、前記第
1スロットまたは第3スロットを基板の導電箔の除去に
より形成するようにした請求項1、2、3、4、5、6
または7記載の円偏波用フィードホン。
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JP17263198A Expired - Fee Related JP3991451B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 円偏波用フィードホン |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020045395A (ko) * | 2000-12-08 | 2002-06-19 | 이형도 | 엘엔비용 하우징 |
JP2005312068A (ja) * | 2005-05-11 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | マイクロ波モジュール |
CN113924691A (zh) * | 2019-06-10 | 2022-01-11 | 株式会社藤仓 | 模式转换器、rf模块以及便携式终端 |
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1998
- 1998-06-19 JP JP17263198A patent/JP3991451B2/ja not_active Expired - Fee Related
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