JP3991451B2 - 円偏波用フィードホン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は円偏波用フィードホンに係り、部品点数を減らし、構造を簡単にし、安価で組立てやすくするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
円偏波用フィードホンには、例えば、図6に示すように、フィードホン41の中にパッチ基板42を設けて円偏波受信用のパッチアンテナ素子43を形成し、入射する円偏波をパッチ基板42で直線偏波に変換し、パッチ基板42の背面にプラスチック製等のスペーサ44を介し配置される基板(回路基板)45のグランド面に偏波面に直交するように設けたスロット46を介して基板45の上面のマイクロストリップライン47に結合するものがあるが、部品点数が多くコストがかさむ他、パッチ基板42等を固定する方法が難しいという問題がある。また、導波管の一部を変形した蒲鉾型導波管や、導波管内に約1/4波長の長さの誘電体を挿入するものがあるが、これらは何れも導波管部のサイズが大きくなるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような点に鑑み、パッチ基板を用いずに円偏波を直線偏波に変換し、部品点数を減らし、安価でかつ組立てやすくすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第1スロットを形成し、該壁部と、第1回路基板を取付ける第1シャーシおよび前記第1回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第1スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第1回路基板の一側の導電箔の除去により前記第1スロットで変換された直線偏波の電界と直交する方向に第2スロットを形成し、前記空洞共振器中で発生した定在波を前記第2スロットを介し前記第1回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにする。
【0006】
あるいは、フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第3スロットを形成し、該壁部と、第2回路基板を取付ける第2シャーシおよび前記第2回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第3スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第2回路基板に設けたプローブを介し前記第2回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図3および図5は本発明による円偏波用フィードホンの実施例の要部構成図である。
【0012】
図3または図5に示すように、本発明によるフィードホン部 21 または 31 はそれぞれの壁部 22 または 32 に連なる小径端部から拡開された断面円形でラッパ状の形状をなしている。
【0013】
図3では、フィードホン21の小径端部に設けた壁部22に第1スロット26、27を十字型に形成する。この第1スロット26、27で入射される円偏波を直線偏波に変換し、壁部22、第1シャーシ23および第1回路基板24の下面の導電箔とで形成され前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置される空洞共振器28により共振させて定在波を発生させ、第1回路基板24の下面の導電箔の除去で形成された第2スロット24を介し第1回路基板24の上面のマイクロストリップラインに結合する。第1スロット26、27は、拡大図に示すように受信電波のλ/2より長いスロット26とλ/2より短いスロット27とを両スロットの中央で垂直に交叉する形状とし、これらスロット26、27と第1回路基板24の下面に導電箔の除去で形成したスロット25とが45度となるように壁部22に穿設する。スロットの長さ(L1、L2)が入射電波のλ/2ならば電波はスロットで捕捉されるので、スロット26および27の長さを適宜に設定する。図は右旋偏波用のもので、スロット26による電界E1の位相がスロット27による電界E2よりπ/2遅れ、合成された電界E3が発生する。図4に示す如く各スロットを周波数f1とf2とに対応させることにより、f1とf2の間の周波数f0で電界E3が生じ、この電界E3による直線偏波は空洞共振器28を介し電界E3の方向と直交する方向に形成された第2スロット25で捉えられる。
【0014】
図5は、フィードホン31の小径端部に設けた壁部32に第3スロット27、28を設け、円偏波を直線偏波に変換し、第2シャーシ33で形成されフィードホン部 31 の小径端部に連なるように配置される空洞共振器中で共振して定在波となり、第2回路基板34に立設したプローブ35に結合させて捉え、上面のマイクロストリップラインでLNB回路に伝送する。
【0015】
図1は本発明による円偏波用フィードホンの第1または第3スロットを「ハ」字型に形成した場合の実施例の要部構成図である。図1において、1はフィードホン、2はフィードホン1の奥端側に設けた壁部、7および8は第1または第3スロットで「ハ」字型に形成されている。フィードホン1の開口からの円偏波は壁部2に達し、ハ字型の第1または第3スロット7、8で直線偏波に変換される。第1または第3スロット7、8は、拡大図に示すように受信電波のλ/2の長さのスロットをλ/4の間隔で直交する方向に配置させたもので、壁部2を穿設して形成する。図の配置は右旋円偏波用のため変換後の直線偏波の進行方向(矢印イ)に対してスロット7と8がλ/4離れており、スロット7による電界E2はスロット8による電界E1に比べて位相がπ/2遅れとなり、電界Eoが合成される。左旋偏波用とするにはスロット8の中心線がスロット7の中心と垂直になる位置に入替えればよい。
【0016】
なお、壁部2、22または32は、フィードホン1、21、31、および第1、第2シャーシ23または33と共にアルミダイキャスト等で一体に形成すれば、フィードホン一体型LNBを構成する場合にも有用である。また、スロットの寸法精度を得るのが難しい場合等には各壁部を板金で形成し、スロットを穿設し、この板金を圧入等の方法でフィードホンの小径端部に取付けるか、あるいは、壁部を基板で形成し、基板の導電箔を除去してスロットを形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明による円偏波用フィードホンによれば、フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第1スロットを形成し、該壁部と、第1回路基板を取付ける第1シャーシおよび前記第1回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第1スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第1回路基板の一側の導電箔の除去により前記第1スロットで変換された直線偏波の電界と直交する方向に第2スロットを形成し、前記空洞共振器中で発生した定在波を前記第2スロットを介し前記第1回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにした、または、フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第3スロットを形成し、該壁部と、第2回路基板を取付ける第2シャーシおよび前記第2回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第3スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第2回路基板に設けたプローブを介し前記第2回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにしたので、固定方法に難のあるパッチ基板等を用いずに、入射される円偏波を直線偏波に変換するものであるから、構造が簡単で部品点数が少なく、比較的安価でしかも組立てやすい有用なものである。なお、フィードホンおよびシャーシと共に壁部をアルミダイキャスト等で一体に形成すれば、フィードホン一体型LNBとする場合にも有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円偏波用フィードホンの他の実施例の要部構成図である。
【図2】本発明による円偏波用フィードホンの他の実施例の要部構成図である。
【図3】本発明による円偏波用フィードホンの一実施例の要部構成図である。
【図4】円偏波受信の原理図である。
【図5】本発明による円偏波用フィードホンの他の実施例の要部構成図である。
【図6】従来の円偏波用フィードホンの一例の要部構成図である。
【符号の説明】
7、8、26、27 第1、第3スロット
1、21、31、41 フィードホン
2、22、32 壁部
23、33 第1、第2シャーシ
24、34 第1、第2回路基板
35 プローブ
25 第2スロット

Claims (2)

  1. フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第1スロットを形成し、該壁部と、第1回路基板を取付ける第1シャーシおよび前記第1回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第1スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第1回路基板の一側の導電箔の除去により前記第1スロットで変換された直線偏波の電界と直交する方向に第2スロットを形成し、前記空洞共振器中で発生した定在波を前記第2スロットを介し前記第1回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにした円偏波用フィードホン。
  2. フィードホン小径端部に壁部を設け、入射される円偏波を直線偏波に変換するため該壁部に第3スロットを形成し、該壁部と、第2回路基板を取付ける第2シャーシおよび前記第2回路基板の一側の導電箔とで空洞共振器を形成して同空洞共振器が前記フィードホン部の小径端部に連なるように配置し、前記第3スロットで変換された直線偏波を空洞共振器中で共振させて定在波を発生させ、前記第2回路基板に設けたプローブを介し前記第2回路基板の他側に設けたマイクロストリップラインに結合するようにした円偏波用フィードホン。
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