JP2000012644A - カセット移載システム - Google Patents

カセット移載システム

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JP2000012644A
JP2000012644A JP17870498A JP17870498A JP2000012644A JP 2000012644 A JP2000012644 A JP 2000012644A JP 17870498 A JP17870498 A JP 17870498A JP 17870498 A JP17870498 A JP 17870498A JP 2000012644 A JP2000012644 A JP 2000012644A
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cassette
stage
grip hand
forks
smif
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JP17870498A
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English (en)
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Tetsuo Yamamoto
哲夫 山本
Takeshi Ito
伊藤  剛
Seiji Watanabe
誠治 渡辺
Toshimitsu Miyata
敏光 宮田
Tetsuya Kosugi
哲也 小杉
Shigeo Fukuda
重夫 福田
Tsutomu Takeuchi
努 武内
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SMIF装置のカセット把持に際し、カセッ
トに変形を与えることのないグリップハンドを用いるカ
セット移載システムを提供する。 【解決手段】 SMIF装置に装着され水平アームおよ
び垂直アームによって自在に移動されるSMIF装置の
グリップハンド42は、水平方向および垂直方向に移動
可能なフォーク43と、巻ばね61,62によってフォ
ークの間に垂下された押圧板63を有する。グリップハ
ンドは、2つのフォーク43を下降させた状態で、それ
らを矢印Hの方向に近付け、フォークをカセットの係合
用フック23に係合させる。次に、グリップハンドは、
フォークを上昇させ、カセットを中継カセットステージ
30から引き上げるとともに、カセットの係合用フック
の上面を押圧板に当接させ、さらに、巻ばねの反撥力に
抗して若干上昇させ、2つのフォークと巻ばねに付勢さ
れた押圧板とでカセットを把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造装置
において、SMIFポッド等に収納されたカセットをカ
セット収納棚に移載するカセット移載システムに関し、
特に、カセットを把持するグリップハンドを備えるSM
IF装置とアクチュエータにカセットを載せて移動させ
ることができるカセットローダとがカセットの受け渡し
を行うカセット移載システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、この種の従来の半導体製造装
置に用いられているカセット移載システムを示す構成図
である。図12においては、半導体製造装置におけるカ
セット収納棚121とカセットの授受を行うカセット移
載システム100の部分のみを示している。したがっ
て、図12の左側にはウェーハに成膜処理などを行う反
応炉およびその反応炉とカセット収納棚との間のウェー
ハの授受を行う反応炉用ウェーハ移載機等が配置されて
いるのである。このカセット移載システム100におい
て、SMIF装置110(SMIF=Standard Mechani
cal Interface )は、SMIFポッド111の中に収容
されているウェーハカセット12(図3参照;以降、カ
セット12と記す)の係合用フック23をSMIFアー
ム114の一端に取り付けられた回転アーム115の先
端のグリップハンド142(図13(a))により把持
する。
【0003】カセット12を把持したSMIF装置11
0は、SMIF昇降機構113を駆動して、把持したカ
セット12をSMIFボッド111から降下させるとと
もに、SMIFアーム114を駆動して把持したカセッ
ト12を反応炉側(図12において左側)に移動させ、
回転アーム115を回転させ、カセットローダ120の
アクチュエータの上にカセット12を載置しカセットロ
ーダ120に引き渡す。カセット12を受け取ったカセ
ットローダ120は、上昇あるいは下降を行って、反応
炉側に縦方向に複数積み上げるような状態に配置された
カセット収納棚121に受け取ったカセット12を適宜
に収納する。この場合、ファン・フィルタ・ユニット1
25,126や排気ファン127は、内部を清浄に保つ
ように働いている。
【0004】SMIFアーム114のグリップハンド1
42は、図13(a)に示されるように、カセット12
の係合用フック23を把持するためのフォーク143
と、把持の際にカセット12を押圧する2本の押圧ピン
163と、押圧ピン163を上下動可能にグリップハン
ド142に連結させている巻ばね161とを有する。グ
リップハンド142は、2つのフォーク143の間隔を
広げた状態で支持部材130の上に載るカセット12の
上に降下され、押圧ピン163の先端が2つの係合用フ
ック23の間のカセット12の上面に当接する。その
後、グリップハンド142は、フォーク143がカセッ
ト12の係合用フック23に係合できるように、巻ばね
161の反撥力に抗して押圧ピン163が矢印Vの方向
にスライドするように、さらに若干降下させられる(図
13(b))。この押圧ピン163による押圧は、カセ
ット12を確実に把持するためのものである。グリップ
ハンド142は、フォーク143を矢印H方向に移動さ
せて、カセット12の係合用フック23に近付け、係合
用フック23に係合させる(図13(c))ことによ
り、カセット12を把持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
製造装置に用いられるカセット移載システム100にお
いては、SMIFポッド111からのカセット12をカ
セットローダ120に引き渡すために、SMIF装置1
10のSMIF昇降機構113がカセット12を把持し
たSMIFアーム114を直下に降下させるとともに、
比較的に長い回転アーム115を回転させなければなら
ず、機構が複雑になるとともに、余計なスペースを必要
とし、ティーチング機能を付帯させた場合には、その調
節が容易でない。また、SMIF装置110とカセット
ローダ120とがカセット12を挟んで、SMIF装置
110からカセットローダ120に直接カセット12を
引き渡すので、SMIF装置110がカセットローダ1
20に負荷をかけてしまうこととなり、カセットローダ
120がベルト駆動であることもあって、カセットロー
ダ120の位置が正規の位置からずれてしまうという問
題がある。さらに、グリップハンド142がカセット1
2を把持する場合に、カセット12の係合フック23よ
り強度の低い係合フック23の間の上面を押圧ピンによ
り点で押圧することによりカセット12やカセット12
の支持部材に変形を与えるという問題もある。
【0006】この発明は、上記問題に鑑み、SMIF装
置の構造が簡単、かつ、スペースを多くとらず、SMI
F装置とカセットローダとの間のカセットの授受によっ
てカセットローダに位置ずれが発生せず、ティーチング
機能の調節も容易であり、カセット把持に際し、カセッ
トやカセットの支持部材に変形を与えることのなく、オ
リフラ合わせも可能な半導体製造装置に用いるカセット
移載システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、第1の発明は、カセットを把持するグリップハ
ンドを備えるSMIF装置とアクチュエータにカセット
を載せて移動させることができるカセットローダとがカ
セットの受け渡しを行うカセット移載システムにおい
て、前記グリップハンドは、互いに接近または離隔する
ように水平に移動可能であって、最大に離隔させたとき
には、前記カセットの2つの係合用フック間の最大寸法
より大きく開くことができる2つのフォークと、前記2
つのフォークの間において巻ばねによって垂下され、前
記カセットの2つの係合用フック間の最小寸法より長く
された押圧板とを有するとともに、前記グリップハンド
は、前記カセットを把持するために前記2つのフォーク
を最下端に下げるとともに最大に離隔させて支持部材上
の前記カセットの上に降下して停止し、前記2つのフォ
ークを接近させて前記カセットの前記2つの係合用フッ
クに係合させ、さらに、前記2つのフォークを引き上
げ、前記2つの係合用フックが前記押圧板に当接した後
に、前記巻ばねの反撥力に抗してさらに若干引き上げ
て、前記カセットを把持できるようにされている。
【0008】また、第2の発明は、前記SMIF装置と
前記カセットローダとの間に水平な中継カセットステー
ジを設け、前記SMIF装置と前記カセットローダとの
間において渡すべきカセットは、前記中継カセットステ
ージに載置し、受け取るべきカセットは、前記中継カセ
ットステージを介して受け取るのであるが、この場合、
前記SMIF装置は、前記グリップハンドを水平方向に
移動させる水平アームと、垂直方向に移動させる垂直ア
ームと、前記グリップハンドを90度回転するグリップ
ハンド回転機構とを有し、前記中継カセットステージ
は、通常では水平にされている第1のカセットステージ
と、前記第1のカセットステージに直角になるように連
結された第2のカセットステージと、必要に応じて前記
第1,第2のカセットステージを90度回転されるカセ
ットステージ回転機構とを有するとともに、前記中継カ
セットステージの下方にはオリフラ合わせ機構と前記オ
リフラ合わせ機構を上下させるオリフラ合わせ昇降機構
とを有し、前記SMIF装置が前記グリップハンドによ
ってカセットを把持し、カセット内のウェーハが直立す
るようにグリップハンド回転機構によってカセットを9
0度回転させて前記第1のカセットステージに載置する
と、前記オリフラ合わせ昇降機構は、前記オリフラ合わ
せ機構を上昇させ、前記ウェーハのオリフラ合わせを行
わせた後に、前記オリフラ合わせ機構を元の位置に降下
させ、前記中継カセットステージは、カセットステージ
回転機構によって前記カセット内のウェーハが水平にな
るように前記第1,第2のカセットステージを90度回
転させることにより、前記カセットを前記第2のカセッ
トステージに載せ換えて前記カセットローダに引き渡
す。
【0009】さらに、第3の発明は、前記SMIF装置
が前記グリップハンドによって前記カセットを把持し、
把持した位置から前記カセットを垂直に降下させると、
前記カセットローダは、前記降下されたカセットを前記
カセットローダのアクチュエータの上に直接受け取るこ
とができるように、前記カセットローダは、前記SMI
F装置に直接隣接して配置されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明に
係わる半導体製造装置に用いられるカセット移載システ
ムの第1の実施の形態を示す構成図、図2は、図1のS
MIF装置のSMIFアーム14の構成を詳しく示す
図、図3は、ウェーハを収納したウェーハカセットを示
す図、図4は、図2のグリップハンド42を詳しく説明
する図、図5は、図4のグリップハンドの動作を説明す
る図、図6は、図2で示されるグリップハンドの組み付
けられている実際の状況を示す図である。なお、図1に
おいては、外部およびカセット収納棚とカセットの授受
を行うカセット移載システムの部分のみを示しているの
であって、図1の左側にはカセットに収納されたウェー
ハに成膜処理などを行う反応炉およびその反応炉とカセ
ット収納棚との間のウェーハの授受を行う反応炉用ウェ
ーハ移載機等が配置されているのである。
【0011】図1の半導体製造装置のカセット移載シス
テム1は、外部とカセット収納棚21との間でウェーハ
CWの収納されたカセットの授受を行う。カセット移載
システム1に含まれるSMIF装置10(SMIF=St
andard Mechanical Interface )は、図2に示すように
ボールねじ46を内蔵するLMガイドから構成される水
平アーム45を駆動してSMIFポッド11の下に位置
付けたグリップハンド42に対して、垂直アーム41を
駆動し、グリップハンド42をSMIFポッド11の中
まで上昇させる。SMIF装置10は、グリップハンド
42のフォーク43によりSMIFポッド11の中のカ
セット12の係合用フック23(図3参照)を把持し、
垂直アーム41を下降させる。次に、SMIF装置10
は、水平アーム45のボールねじ46をアーム駆動用モ
ータ(不図示)によって回転駆動し、グリップハンド4
2に把持されたカセット12を中継カセットステージ3
0に載置する。SMIF装置10は、カセット12を中
継カセットステージ30に載置した後に、カセット12
の係合用フック23からフォーク43を外し、カセット
12の次の操作の妨害にならないようにグリップハンド
42を適宜な位置に後退させる。図2中44はグリップ
ハンド回転用モータである。
【0012】カセットローダ20は、SMIF装置10
がカセット12を中継カセットステージ30に載置する
と、このカセット12を中継カセットステージ30から
アクチュエータの上に受け取り、上昇あるいは下降し、
反応炉側に縦方向に複数積み上げるような状態に配置さ
れたカセット収納棚21の適宜なものの前に移動させ、
さらにアクチュエータの往復運動を行って、このカセッ
ト12をそのカセット収納棚に載置する。このように、
SMIF装置10は、図12に示される従来の比較的に
長い回転アーム115を回転させる必要もなく、垂直ア
ーム41の昇降方向の移動および水平アーム45による
水平方向の移動により、カセット12を自在に移動でき
る。これらのアームによる移動は、直線運動なので機構
的に複雑でなく、位置決めのティーチング調節も容易で
ある。また、カセット12の受け取りの際に、SMIF
装置10から直接受け取らずに、中継カセットステージ
30を介して受け取るので、カセットローダ20がSM
IF装置10から負荷を加えられることが無く、カセッ
トローダ20の位置が正規の位置からずれてしまうとい
うことも無い。これらのことは、カセットローダ20か
ら中継カセットステージ30を介して、カセットをSM
IF装置10に引き渡す場合にも同様である。この場
合、ファン・フィルタ・ユニット25,26や排気ファ
ン27は、内部を清浄に保つように働いている。
【0013】この例において、グリップハンド42には
図4および図5に示されるような構造的および動作的な
工夫がなされている。すなわち、構造的には巻ばね6
1,62によってグリップハンド42の下に垂下された
押圧板63を有する。この押圧板63は、グリップハン
ド42の下面に対して平行に、また、上下方向に所定の
間隔をあけるように配置されており、その長さは、カセ
ット12の2つの係合用フック23の間隔より長く、2
つの係合用フック23の上に載ることができる長さにさ
れている。したがって、グリップハンド42がカセット
12をフォーク43によって把持する際に、強度の大き
いカセット12の係合用フック23を押圧板63によっ
て上方から平面的に押圧するものの、従来のように係合
用フック23の間のカセット12の上面をピンにより点
で押圧しないので、カセット12の上面やカセット12
を支える支持部材を変形させることがない。
【0014】また、グリップハンド42は、図5に示さ
れるように示されるように動作するので、カセット12
にもたらす変形力は小さくなる。すなわち、支持部材で
ある中継カセットステージ30に載せられたカセット1
2に対して、グリップハンド42は、2つのフォーク4
3を下降させた状態で、それらを矢印Hの方向に近付け
(図5(a))、フォーク43をカセット12の係合用
フック23に係合させる(図5(b))。次に、グリッ
プハンド42は、2つのフォーク43を上昇させ、カセ
ット12を中継カセットステージ30から引き上げると
ともに、カセット12の係合用フック23の上面を押圧
板63に当接させ、さらに、巻ばね61,62の反撥力
に抗して若干上昇させ、2つのフォーク43と巻ばね6
1,62に付勢された押圧板63とでカセット12を把
持する。SMIF装置10は、このようにカセット12
を把持したグリップハンド42を、垂直アーム41およ
び水平アーム45を駆動して次の位置に移動させる。す
なわち、グリップハンド42は、中継カセットステージ
30の上のカセット12を把持する際に、カセット12
を中継カセットステージ側に押圧することなく引き上げ
るので、中継カセットステージ30に変形を与えること
がない。これらの装置は、実際には図6に示すように2
組組み込まれるのが好ましい。
【0015】次に、この発明に係わるカセット移載シス
テムの第2の実施の形態について図7および図8を参照
して説明する。図7および図8で示されるカセット移載
システムは、図1のものに比較して、中継カセットステ
ージ30に直交するように結合され、中継カセットステ
ージ30と一緒に回転可能にされた中継カセットステー
ジ31と、上下移動可能に組み込まれたオリフラ合わせ
機構40が追加されている。SMIF装置10は、カセ
ット12を把持したグリップハンド42を図7の矢印R
Pに示されるように90度回転させ、矢印RQに示され
るように微調整して中継カセットステージ30の上に載
置する。次に、オリフラ合わせ昇降機構(不図示)によ
ってオリフラ合わせ機構40を矢印DDで示されるよう
に上昇させ、ウェーハ駆動用ローラ(不図示)をカセッ
ト12に収納されたウェーハCWの周縁に当接させる。
ウェーハ駆動用ローラがウェーハCWの周縁に当接する
と、オリフラ合わせ機構40は、ウェーハ駆動用ローラ
を回転駆動して、カセット12に収納されたウェーハC
Wをウェーハ駆動用ローラの接触摩擦力によって回転さ
せる。
【0016】回転するウェーハCWのオリフラがウェー
ハ駆動用ローラのところに到達すると、ウェーハ駆動用
ローラは、それ以上ウェーハCWを回転させることがで
きなくなり、空転をする。このことは、時間の前後はあ
っても、カセット12の中の全てのウェーハCWについ
て共通に発生するので、ウェーハCWのオリフラは、一
定の向きに整列することとなる。オリフラ合わせ終了
後、オリフラ合わせ昇降機構は、オリフラ合わせ機構4
0を元の位置に降下させる。中継カセットステージ3
0,31は、図8において、矢印RRに示されるように
90度回転させられ、カセット12が中継カセットステ
ージ31の上に載せられ、ウェーハが水平になるように
させられる。このように、オリフラ合わせ機構40は、
中継カセットステージ30,31の配置にともなって、
SMIF装置10とカセットローダ20との間に配置す
ることが可能となり、スペースを有効に利用できること
となる。カセット12に収納されたウェーハCWがオリ
フラ付きでなくノッチ付きの場合には、オリフラ合わせ
機構40の代わりにノッチ合わせ機構を配置するればよ
いことはいうまでもない。
【0017】図1ないし図8によって説明した第1,第
2の実施の形態においては、中継カセットステージをS
MIF装置とカセットローダ20との間に配置したが、
場合によっては、カセット12の受け渡しの精度より
も、両者の間のスペースを無くしてしまいたいというこ
とがある。図9は、この要望に応えるためのカセット移
載システムの第3の実施の形態を示す構成図である。こ
の例においては、図1ないし図8のSMIF装置10の
代わりにグリップハンド42を垂直方向にのみ移動でき
るSMIF装置70を配置し、カセットローダ20は、
このSMIF装置70のグリップハンド42の直下にア
クチュエータを移動できるように、SMIF装置70に
隣接して配置する。したがって、カセットローダ20
は、SMIF装置70のグリップハンド42がSMIF
ポッド11のカセット12の係合用フック23を把持し
て、垂直に降下させるカセット12を平行移動せずに、
アクチュエータの上に受け取る。カセットローダ20
は、受け取ったカセット12をカセット収納棚21の適
宜なものの前に移動させ、さらに往復運動を行って、カ
セット12をそのカセット収納棚21に載置する。
【0018】さらに簡素化した第4の実施の形態を図1
0および図11に示す。図10のカセット移載システム
においては、図9のSMIF装置70の代わりにSMI
F装置80を配置している。SMIF装置80は、モー
タMを駆動してボールねじ19を回転させ、SMIF昇
降機構13の受け台18を降下させることによって、ポ
ッド11からカセット12を降下させる(図11
(a))。降下させたカセット12をグリップハンド4
2およびそのフォーク43のようなロック機構83によ
ってロックし、SMIF昇降機構13の受け台18をさ
らに降下させる(図11(b))。そこで、受け台18
とカセット12との空間にカセットローダ20のアクチ
ュエータを移動し、カセット12をそのアクチュエータ
の上に受け取る。したがって、図1ないし図8の例にお
いて中継カセットステージ30,31やオリフラ合わせ
機構40に占められていた空間を省略することができて
いる。
【0019】
【発明の効果】以上に詳述したように、第1の発明に係
わるカセット移載システムは、カセットを把持するグリ
ップハンドを備えるSMIF装置とアクチュエータにカ
セットを載せて移動させることができるカセットローダ
とがカセットの受け渡しを行うカセット移載システムに
おいて、前記グリップハンドは、互いに接近または離隔
するように水平に移動可能であって、最大に離隔させた
ときには、前記カセットの2つの係合用フック間の最大
寸法より大きく開くことができる2つのフォークと、前
記2つのフォークの間において巻ばねによって垂下さ
れ、前記カセットの2つの係合用フック間の最小寸法よ
り長くされた押圧板とを有するとともに、前記グリップ
ハンドは、前記カセットを把持するために前記2つのフ
ォークを最下端に下げるとともに最大に離隔させて支持
部材上の前記カセットの上に降下して停止し、前記2つ
のフォークを接近させて前記カセットの前記2つの係合
用フックに係合させ、さらに、前記2つのフォークを引
き上げ、前記2つの係合用フックが前記押圧板に当接し
た後に、前記巻ばねの反撥力に抗してさらに若干引き上
げて、前記カセットを把持できるようにされていること
により、前記グリップハンドが2つの係合用フックの間
のあまり強くないカセット上面に不都合な負荷をかけて
変形させることがないという効果がある。
【0020】また、第2の発明は、前記グリップハンド
と、前記グリップハンドを水平および垂直方向に自在に
移動させる水平アームおよび垂直アームと、第1,第2
のカセットステージを備える中継カセットステージと、
オリフラ合わせ機構と、オリフラ合わせ昇降機構とが協
働して、カセットに収納されたウェーハのオリフラ合わ
せを行い、カセットの受け渡しは、中継カセットステー
ジを介して行うことにより、グリップハンドの移動の機
構および操作が簡潔で容易であり、オリフラのずれのな
い、カセットローダのアクチュエータに不都合な負荷を
かけないカセットの受け渡しが実行できるという効果が
ある。
【0021】また、第3の発明は、前記カセットローダ
を前記SMIF装置に直接隣接して配置するので、前記
カセットローダは、前記SMIF装置が垂直に降下させ
る前記カセットを直接そのアクチュエータの上に受け取
ることができることにより、前記カセットローダと前記
SMIF装置との間に従来存在した空間が不要となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる半導体製造装置に用いられる
カセット移載システムの第1の実施の形態を示す構成図
である。
【図2】図1のSMIF装置のSMIFアームの構成を
詳しく示す図である。
【図3】ウェーハを収納したウェーハカセットを示す図
である。
【図4】(a)は図2のグリップハンドを詳しく説明す
る正面図、(b)は(a)の平面図である。
【図5】(a),(b),(c)は、図4のグリップハ
ンドの動作を説明する図である。
【図6】図2で示されるグリップハンドの組み付けられ
ている実際の状況を示す図である。
【図7】この発明に係わる半導体製造装置に用いられる
カセット移載システムの第2の実施の形態を示す構成図
である。
【図8】図7の中継カセットステージによってカセット
が回転されるのを示す図である。
【図9】この発明に係わる半導体製造装置に用いられる
カセット移載システムの第3の実施の形態を示す構成図
である。
【図10】この発明に係わる半導体製造装置に用いられ
るカセット移載システムの第4の実施の形態を示す構成
図である。
【図11】(a),(b)は、図10のロック機構とS
MIF昇降機構との動作を説明する図である。
【図12】カセット移載システムの従来例を示す構成図
である。
【図13】(a)は図12の従来例に用いられているグ
リップハンドを示す図、(b)は(a)の動作を説明す
る図、(c)は(a)の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 半導体製造装置のカセット移載システム 10,70,80 SMIF装置 11 SMIFポッド 12 ウェーハカセット 13 SMIF昇降機構 14 SMIFアーム 18 受け台 19,46 ボールねじ 20 カセットローダ 21 カセット収納棚 23 係合用フック 30,31 中継カセットステージ 40 オリフラ合わせ機構 42 グリップハンド 43 フォーク 44 グリップハンド用モータ 45 水平アーム 61,62 巻ばね 63 押圧板 83 ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 誠治 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 宮田 敏光 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 小杉 哲也 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 福田 重夫 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 武内 努 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5F031 BB01 CC12 CC32 HH05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを把持するグリップハンドを備
    えるSMIF装置とアクチュエータにカセットを載せて
    移動させることができるカセットローダとがカセットの
    受け渡しを行うカセット移載システムにおいて、 前記グリップハンドは、互いに接近または離隔するよう
    に水平に移動可能であって、最大に離隔させたときに
    は、前記カセットの2つの係合用フック間の最大寸法よ
    り大きく開くことができる2つのフォークと、前記2つ
    のフォークの間において巻ばねによって垂下され、前記
    カセットの2つの係合用フック間の最小寸法より長くさ
    れた押圧板とを有するとともに、前記グリップハンド
    は、前記カセットを把持するために前記2つのフォーク
    を最下端に下げるとともに最大に離隔させて支持部材上
    の前記カセットの上に降下して停止し、前記2つのフォ
    ークを接近させて前記カセットの前記2つの係合用フッ
    クに係合させ、さらに、前記2つのフォークを引き上
    げ、前記2つの係合用フックが前記押圧板に当接した後
    に、前記巻ばねの反撥力に抗してさらに若干引き上げ
    て、前記カセットを把持できるようにされていることを
    特徴とするカセット移載システム。
  2. 【請求項2】 前記SMIF装置と前記カセットローダ
    との間に水平な中継カセットステージを設け、前記SM
    IF装置と前記カセットローダとの間において渡すべき
    カセットは、前記中継カセットステージに載置し、受け
    取るべきカセットは、前記中継カセットステージを介し
    て受け取るのであるが、この場合、前記SMIF装置
    は、前記グリップハンドを水平方向に移動させる水平ア
    ームと、垂直方向に移動させる垂直アームと、前記グリ
    ップハンドを90度回転するグリップハンド回転機構と
    を有し、前記中継カセットステージは、通常では水平に
    されている第1のカセットステージと、前記第1のカセ
    ットステージに直角になるように連結された第2のカセ
    ットステージと、必要に応じて前記第1,第2のカセッ
    トステージを90度回転されるカセットステージ回転機
    構とを有するとともに、前記中継カセットステージの下
    方にはオリフラ合わせ機構と前記オリフラ合わせ機構を
    上下させるオリフラ合わせ昇降機構とを有し、前記SM
    IF装置が前記グリップハンドによってカセットを把持
    し、カセット内のウェーハが直立するようにグリップハ
    ンド回転機構によってカセットを90度回転させて前記
    第1のカセットステージに載置すると、前記オリフラ合
    わせ昇降機構は、前記オリフラ合わせ機構を上昇させ、
    前記ウェーハのオリフラ合わせを行わせた後に、前記オ
    リフラ合わせ機構を元の位置に降下させ、前記中継カセ
    ットステージは、カセットステージ回転機構によって前
    記カセット内のウェーハが水平になるように前記第1,
    第2のカセットステージを90度回転させることによ
    り、前記カセットを前記第2のカセットステージに載せ
    換えて前記カセットローダに引き渡す請求項1記載のカ
    セット移載システム。
  3. 【請求項3】 前記SMIF装置が前記グリップハンド
    によって前記カセットを把持し、把持した位置から前記
    カセットを垂直に降下させると、前記カセットローダ
    は、前記降下されたカセットを前記カセットローダのア
    クチュエータの上に直接受け取ることができるように、
    前記カセットローダは、前記SMIF装置に直接隣接し
    て配置されている請求項1記載のカセット移載システ
    ム。
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