JP2000012349A - コイル用ボビン - Google Patents

コイル用ボビン

Info

Publication number
JP2000012349A
JP2000012349A JP10170367A JP17036798A JP2000012349A JP 2000012349 A JP2000012349 A JP 2000012349A JP 10170367 A JP10170367 A JP 10170367A JP 17036798 A JP17036798 A JP 17036798A JP 2000012349 A JP2000012349 A JP 2000012349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
lead wire
bobbin
main body
wire guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10170367A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Kito
由久 鬼頭
Katsuhiro Ohashi
勝博 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanmei Electric Co Ltd filed Critical Sanmei Electric Co Ltd
Priority to JP10170367A priority Critical patent/JP2000012349A/ja
Publication of JP2000012349A publication Critical patent/JP2000012349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間のかからず容易に金型にセットでき、し
かもコイルのリード線を損傷することのないコイル用ボ
ビンを提供すること。 【解決手段】 ボビン1は、両端部にフランジ部4・5
と中間部に中間フランジ部6・7を有する本体部3と、
一方のフランジ部4から延設するリード線ガイド部10
と、を有して形成されている。リード線ガイド部10は
本体部3に接続する延設部11とコイルのリード線を挿
通するガイド部12とを有し、ガイド部12にリード線
の通し孔13を形成し、延設部に下開きのV溝14を形
成する。そして、コイルアッシー成形時、V溝14部で
ガイド部12を上方に折り曲げて金型にセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コイル用ボビン
に関し、さらには主に差動トランスに適したコイル用ボ
ビンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に差動トランスやソレノイドには、
コイルを巻回するボビンとボビン内を摺動可能なプラン
ジャとを有して構成されている。差動トランスは、一般
的に油圧バルブのスプールの変位を測定する変位測定器
として使用され、スプールに連結されたコア(プランジ
ャ)をボビンに摺動可能に配置してその変位をボビンに
巻回された検知コイルで測定する。また、ソレノイド
は、コイルを通電することによりプランジャがボビン内
を摺動し、例えば油圧のスプールを作動させることにな
る。従来、差動トランスのコイル用ボビン30は、図8
〜9に示すように、両端部にフランジ部32を有し円筒
状に形成された本体部31に、軸心と直交する方向に3
分割するように中間フランジ部33を2個形成し、3個
のコイル部34を構成できるようにしている。そして、
このコイル用ボビン30にコイル部34を形成するため
のコイル35を巻回して差動トランスを成形する。コイ
ル部34は通常1個の入力コイル部34aと2個の出力
コイル部34bからなり、入力コイル部34aから引き
出されるコイル35のリード線36a2本と出力コイル
部34bから引き出されるリード線36b3本とが結束
されて金型にセットされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリード
線の処理の方法は、引き出された5本のリード線36を
手で揃えた状態で金型に挟んでセットするだけであるた
め、リード線36の金型への取り付け状態を安定して固
定することができず手間を掛けてしまっていた。さら
に、金型で挟むことによりリード線36そのものを損傷
させる可能性があり品質を低下させる原因にもなってい
た。
【0004】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ボビン成形時において、手間のかからない容易な
作業を行なうことができるとともに、リード線の品質を
維持できるコイル用ボビンを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるコイ
ル用ボビンでは、上記の課題を解決するために以下のよ
うに形成するものである。即ち、コイルを巻回するため
のコイル用ボビンであって、円筒状に形成され両端部に
フランジ部を有する本体部と、一方のフランジ部から軸
心と直交する方向に延設されるリード線ガイド部と、を
有し、前記リード線ガイド部が、コイルのリード線を挿
通する通し孔を有するとともに前記本体部に対して屈折
可能な屈折手段を備えて形成されることを特徴とするも
のである。
【0006】また好ましくは、前記屈折手段が、前記本
体部に接続する前記リード線ガイド部の延設部に形成さ
れる溝部であることを特徴とするものであればよい。
【0007】さらに好ましくは、前記リード線ガイド部
が、前記延設部において前記本体部と分離可能に形成さ
れることを特徴とするものであればよい。
【0008】また、前記本体部の両フランジ間に前記フ
ランジと平行に2個の中間フランジ部を有して形成され
ることを特徴とするものであればなおよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】本形態のコイル用ボビン(以下、ボビンと
いう)1は、図1〜3に示すように、差動トランスに使
用する。コイル用ボビン1は非磁性体で形成されるとと
もに、両端部にフランジ部4・5を有して円筒状に形成
されているボビン本体部(以下、本体部という)3と、
一方のフランジ部4から軸心に直交する方向に延設する
リード線ガイド部10と、を有して形成され、両フラン
ジ部4・5の間には、フランジ部4・5と平行な中間フ
ランジ部6・7が2か所形成され、3個のコイル部8を
形成できるようにしている。
【0011】リード線ガイド部10は本体部3側に接続
する延設部11とコイルのリード線を挿通する通し孔1
3を有するガイド部12とを有し、ガイド部12は延設
部11に直交する方向に長尺状に形成されるとともに下
方に突起する枠部12aに5本のリード線を挿通する連
円状の通し孔13が形成されている。通し孔13は前述
に限らず、例えば、楕円または丸孔を5個形成するよう
にしてもよいが、作業性の容易さを考慮して連円状に形
成することが望ましい。延設部11の下面側には下開き
のV溝14が延設部11の短手方向に沿って形成され、
作動トランスのコイルアッシーとして成形する際に、V
溝14部でガイド部12を上方に折り曲げて使用する。
この際、V溝14で折り曲げられた延設部11は切り離
されても構わない。
【0012】なお、延設部11に形成されるV溝14の
代わりに、図4に示すように、延設部11Aの中央部が
平面視(縦断面方向でもよい)において湾曲された狭小
部分18を形成することによって折り曲げやすくしても
よい。さらに延設部11の全体の厚みを薄く形成しても
よい。
【0013】このボビン1をコイルアッシーとして成形
する場合、図5〜6に示すように、延設部11のV溝1
4部で上方に屈折してセットする。このセットの際は、
上述のように、延設部11が繋がれたままでもよく、図
7に示すように延設部11を切断して分離した状態でセ
ットするようにしてもよい。そして、コイル9を3か所
のコイル部8にそれぞれ巻回する。コイル部8は中央部
が入力用コイル部8aでその両端が出力用コイル部8b
・8cに構成されるため、入力用コイル部8aに巻回さ
れるコイル9の両端から引き出されるリード線9a端部
2本と、出力用のコイル部8bに巻回されるコイル9の
一端及び出力用コイル部8cに巻回されるコイル9の一
端及び出力用コイル部8bと8cとに巻回されるコイル
9の渡り部とからそれぞれ引き出されるリード線9b端
部3本とがガイド部12の通し孔13に挿通され外部に
配線される。
【0014】そして、金型をセットして成形樹脂を充填
すると図5〜6に示すようなコイルアッシー20が形成
される。ガイド部12の枠部12aの先端は、コイルア
ッシー20の外形線より僅かに外部に突出している。そ
のため、リード線9は金型には接触することなく外部に
配線されることになる。
【0015】なお、本発明のボビンは、差動トランス用
でなく一般のソレノイド用コイルボビンに適応すること
もできる。この場合、本体部に形成される中間フランジ
部を除き、両端のフランジ部を有して円筒状に形成され
た本体部から、一方のフランジ部から延設部を形成し、
その先端部にガイド部を設けることによりリード線ガイ
ド部が形成される。そして上記の形態と同様にV溝また
は狭小部を延設部に設けるようにすることになる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、コイル用ボビンは、コ
イルを巻回するためのものであり円筒状に形成され両端
部にフランジ部を有する本体部と、一方のフランジ部か
ら軸心と直交する方向に延設されるリード線ガイド部
と、を有し、前記リード線ガイド部が、コイルのリード
線を挿通する通し孔を有するとともに前記本体部に対し
て屈折可能な屈折手段を備えて形成されている。そして
屈折手段の部分でガイド部が本体部と略平行になるよう
に折り曲げて、リード線を巻線してその端末を前記通し
孔から外部に引き出した状態で樹脂成形するとコイルア
ッシーが形成される。そのため、リード線は成形時にお
いて、リード線ガイド部の通し孔でガイドされ金型と干
渉することなく成形を行なうことができる。従って、極
めて容易にセットできるとともにリード線を金型で損傷
させることがない。
【0017】また、このコイル用ボビンは、前記屈折手
段が、前記本体部に接続する前記リード線ガイド部の延
設部に形成される溝部であるため、前記溝部で容易に折
り曲げることができる。
【0018】さらに、前記リード線ガイド部が、前記延
設部において前記本体部と分離可能に形成されている。
つまり、ボビン成形時においては本体部とリード線ガイ
ド部が一体的形成され、コイルアッシー成形時において
リード線ガイド部が本体部と分離して金型にセットされ
る。従って、延設部で屈折する際に、本体部とリード線
ガイド部が接続したままでもよく、また分離してもよい
ので容易な作業で行なうことができる。
【0019】さらにこのボビンは、中間フランジ部を両
フランジ部の間に形成することによって差動トランス用
のコイル用ボビンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるコイル用ボビンを示す断
面図
【図2】図1におけるV溝部を示す一部拡大図
【図3】図1における底面図
【図4】図3における延設部の別の形態を示す底面図
【図5】リード線ガイド部が本体部と接続している状態
のコイルアッシーの断面図
【図6】図5の側面図
【図7】リード線ガイド部が本体部と分離した状態のコ
イルアッシーの断面図
【図8】コイルが巻回された従来のコイル用ボビンを示
す断面図
【図9】図8の簡略図
【符号の説明】
1…ボビン 3…本体部 4…フランジ部 5…フランジ部 6…中間フランジ部 7…中間フランジ部 8…コイル部 9、9a、9b…リード線 10…リード線ガイド部 11…延設部 12…ガイド部 13…通し孔 14…V溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回するためのコイル用ボビン
    であって、 円筒状に形成され両端部にフランジ部を有する本体部
    と、一方のフランジ部から軸心と直交する方向に延設さ
    れるリード線ガイド部と、を有し、 前記リード線ガイド部が、コイルのリード線を挿通する
    通し孔を有するとともに前記本体部に対して屈折可能な
    屈折手段を備えて形成されることを特徴とするコイル用
    ボビン。
  2. 【請求項2】 前記屈折手段が、前記本体部に接続する
    前記リード線ガイド部の延設部に形成される溝部である
    ことを特徴とする請求項1記載のコイル用ボビン。
  3. 【請求項3】 前記リード線ガイド部が、前記延設部に
    おいて前記本体部と分離可能に形成されることを特徴と
    する請求項2記載のコイル用ボビン。
  4. 【請求項4】 前記本体部の両フランジ間に前記フラン
    ジと平行に2個の中間フランジ部を有して形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコイル用ボビン。
JP10170367A 1998-06-17 1998-06-17 コイル用ボビン Pending JP2000012349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170367A JP2000012349A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 コイル用ボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170367A JP2000012349A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 コイル用ボビン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000012349A true JP2000012349A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15903629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10170367A Pending JP2000012349A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 コイル用ボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000012349A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150124294A (ko) * 2014-04-28 2015-11-05 주식회사 인팩 차량용 솔레노이드

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150124294A (ko) * 2014-04-28 2015-11-05 주식회사 인팩 차량용 솔레노이드
KR101646074B1 (ko) * 2014-04-28 2016-08-08 주식회사 인팩 차량용 솔레노이드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4890085A (en) Terminal fitted bobbin
JP2957698B2 (ja) 補聴器用コイルアッセンブリー
JP2829174B2 (ja) 磁気式ピックアップセンサ
US6559749B1 (en) Coil former
KR970076918A (ko) 공통 모드 노이즈와 정상 모드 노이즈를 제거하는 초크 코일
JP2002508842A (ja) ソレノイドコイルのための変位測定システム
JP2000012349A (ja) コイル用ボビン
US9004389B2 (en) Bobbin and method of using the same
US4334208A (en) Coil former for a transformer
JP2001006925A (ja) 2方向性比例ソレノイド
JP2001230130A (ja) 電源トランス
DE59303494D1 (de) Spulenkörper
KR930007969Y1 (ko) 솔레노이드 보빈
JPH09180945A (ja) ピン端子付ボビン及びそれを用いた電子部品
JP3448721B2 (ja) インダクタンスコイル装置
JP2574163B2 (ja) 小形巻線部品
JPH06295817A (ja) プランジャ
KR920004626Y1 (ko) 전자혈압계용 압력조정변
EP0073605A1 (en) Spool for sewing thread
JPS6116663Y2 (ja)
JPS57187911A (en) Spool for coil
JPH0434037Y2 (ja)
JPS58199509A (ja) 電気巻線器部品の製造方法
JPH0512966Y2 (ja)
KR20200019449A (ko) 인덕터

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030422