JP2000011818A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JP2000011818A JP2000011818A JP17429898A JP17429898A JP2000011818A JP 2000011818 A JP2000011818 A JP 2000011818A JP 17429898 A JP17429898 A JP 17429898A JP 17429898 A JP17429898 A JP 17429898A JP 2000011818 A JP2000011818 A JP 2000011818A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小形の回路遮断器であっても、遮断容量の格
上げが可能であり、可動接触子に接続された可撓導体の
断線を防止できる回路遮断器を得る。 【解決手段】 開閉機構部69により開閉駆動される可
動接触子46と、一端が可動接触子46に接続され、他
端は端子装置に通じるようになされた可撓導体51と、
可動接触子46と端子装置の中間に位置すると共に、可
撓導体51に近接して配置されたデアイオングリッド式
消弧装置52とを備えるものにおいて、この消弧装置5
2の1枚目のデアイオングリッド52aの上面に可撓導
体51の一部分を電気的に接触させて可撓導体51を保
護すると共に、可動接触子46と固定接触子44の間に
発生したアークをデアイオングリッド52aに転流させ
接点45,47の損傷を抑制する。
上げが可能であり、可動接触子に接続された可撓導体の
断線を防止できる回路遮断器を得る。 【解決手段】 開閉機構部69により開閉駆動される可
動接触子46と、一端が可動接触子46に接続され、他
端は端子装置に通じるようになされた可撓導体51と、
可動接触子46と端子装置の中間に位置すると共に、可
撓導体51に近接して配置されたデアイオングリッド式
消弧装置52とを備えるものにおいて、この消弧装置5
2の1枚目のデアイオングリッド52aの上面に可撓導
体51の一部分を電気的に接触させて可撓導体51を保
護すると共に、可動接触子46と固定接触子44の間に
発生したアークをデアイオングリッド52aに転流させ
接点45,47の損傷を抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電灯分
電盤用協約形配線用遮断器のような比較的小形の回路遮
断器に関するものである。
電盤用協約形配線用遮断器のような比較的小形の回路遮
断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本工業規格JIS−C8370の付属
書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器のような外
観を有する配線用遮断器あるいは漏電遮断器としては、
例えば、図14ないし図20に示されたような構成のも
のがある。即ち、漏電遮断器における従来例について説
明すると、図14は漏電遮断器の一部を切り欠いて内部
を示す正面断面図であり、漏電遮断器が閉路状態を示
す。図15は図14の漏電遮断器が開路状態であるとき
を示す正面断面図、図16は図14の漏電遮断器がトリ
ップ状態であるときを示す正面断面図、図17はユニッ
ト化された過電流引き外し装置の構成図である。図18
は図14の漏電遮断器が閉路状態であるときを示す背面
断面図、図19は図14の漏電遮断器が開路状態である
ときを示す背面断面図、図20は図14の漏電遮断器が
トリップ状態であるときを示す背面断面図である。な
お、この従来例における漏電遮断器の外形寸法は、2極
品でありながら、日本工業規格JIS−C8370の付
属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器において
規定された1極品の場合の寸法に適合する大きさになさ
れたものである。
書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器のような外
観を有する配線用遮断器あるいは漏電遮断器としては、
例えば、図14ないし図20に示されたような構成のも
のがある。即ち、漏電遮断器における従来例について説
明すると、図14は漏電遮断器の一部を切り欠いて内部
を示す正面断面図であり、漏電遮断器が閉路状態を示
す。図15は図14の漏電遮断器が開路状態であるとき
を示す正面断面図、図16は図14の漏電遮断器がトリ
ップ状態であるときを示す正面断面図、図17はユニッ
ト化された過電流引き外し装置の構成図である。図18
は図14の漏電遮断器が閉路状態であるときを示す背面
断面図、図19は図14の漏電遮断器が開路状態である
ときを示す背面断面図、図20は図14の漏電遮断器が
トリップ状態であるときを示す背面断面図である。な
お、この従来例における漏電遮断器の外形寸法は、2極
品でありながら、日本工業規格JIS−C8370の付
属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器において
規定された1極品の場合の寸法に適合する大きさになさ
れたものである。
【0003】図14〜図20において、40は第1のカ
バー、41はベース、42は第2のカバー(図18〜2
0に示す)であり、いずれも合成樹脂で形成されてい
る。43は上記第1のカバー40とベース41と第2の
カバー42からなる絶縁筐体であり、前記のように2極
品でありながら電灯分電盤用協約形配線用遮断器の1極
品の大きさに形成されている。44は固定接触子、45
はこの固定接触子44に固着された固定接点、46は可
動接触子であり、固定接点45に対向して接離する可動
接点47を有する。
バー、41はベース、42は第2のカバー(図18〜2
0に示す)であり、いずれも合成樹脂で形成されてい
る。43は上記第1のカバー40とベース41と第2の
カバー42からなる絶縁筐体であり、前記のように2極
品でありながら電灯分電盤用協約形配線用遮断器の1極
品の大きさに形成されている。44は固定接触子、45
はこの固定接触子44に固着された固定接点、46は可
動接触子であり、固定接点45に対向して接離する可動
接点47を有する。
【0004】48は合成樹脂で形成されたクロスバーで
あり、一端が後記する軸71に回動自在に支持され、両
極に並設されたそれぞれの可動接触子46の一端が嵌込
み保持されている。49は接圧ばねで、可動接触子46
とクロスバー48との間に介装されて可動接点47が固
定接点45に接触する方向に常時付勢する。50はクロ
スバー48を時計方向に付勢するクロスバーばねであ
る。51は可撓導体であり、一端は可動接触子46に接
続され、他端は後記する過電流引き外し装置60のバイ
メタル62の自由端62aに接続されている。52は両
接点45,47間に発生するアークを消弧するデアイオ
ングリッド消弧装置である。
あり、一端が後記する軸71に回動自在に支持され、両
極に並設されたそれぞれの可動接触子46の一端が嵌込
み保持されている。49は接圧ばねで、可動接触子46
とクロスバー48との間に介装されて可動接点47が固
定接点45に接触する方向に常時付勢する。50はクロ
スバー48を時計方向に付勢するクロスバーばねであ
る。51は可撓導体であり、一端は可動接触子46に接
続され、他端は後記する過電流引き外し装置60のバイ
メタル62の自由端62aに接続されている。52は両
接点45,47間に発生するアークを消弧するデアイオ
ングリッド消弧装置である。
【0005】61は銅または銅合金等の導電材料を折り
曲げて形成された電源側端子であり、水平端子部61a
と、垂直端子部61bと、傾斜端子部61cと、この傾
斜端子部61cの根元から切り曲げられて垂下した垂下
端子部61dとで形成され、ベース41の溝41aに嵌
着されている。62は平板状のバイメタルであり、一端
が電源側端子61の傾斜端子部61cに固着されてい
る。63は固定鉄片であり、鉄板等の磁性材料をコ字状
に折り曲げて形成され、雌ねじ部を有する基板部63a
が電源側端子61の垂直端子部61bと垂下端子部61
dとの間に配設されている。
曲げて形成された電源側端子であり、水平端子部61a
と、垂直端子部61bと、傾斜端子部61cと、この傾
斜端子部61cの根元から切り曲げられて垂下した垂下
端子部61dとで形成され、ベース41の溝41aに嵌
着されている。62は平板状のバイメタルであり、一端
が電源側端子61の傾斜端子部61cに固着されてい
る。63は固定鉄片であり、鉄板等の磁性材料をコ字状
に折り曲げて形成され、雌ねじ部を有する基板部63a
が電源側端子61の垂直端子部61bと垂下端子部61
dとの間に配設されている。
【0006】64は一方の極(図14〜図16に示す側
の極)における固定鉄片63に対向して配設された可動
鉄片であり、鉄板等の磁性材料で形成され、その中央部
が後記するフレーム70に保持された軸65に回動自在
に支持されている。66は固定鉄片63に螺着された調
整ねじであり、ねじ込むことにより、または、ねじ込み
を戻すことにより、バイメタル62の自由端62aと後
記する係止レバー72の第1の係合片72aとの隙間G
を調整する。即ち、ねじ込むことにより電源側端子61
の垂下端子部61dを押し込み、または、もとの方向に
戻すことにより、これが垂直端子部61bに作用して、
傾斜端子部61cの垂下端子部61dの根元部を変形さ
せ、これにより、バイメタル62が変形して、バイメタ
ル62の自由端62aと後記する係止レバー72の第1
の係合片72aとの隙間Gを調整する。
の極)における固定鉄片63に対向して配設された可動
鉄片であり、鉄板等の磁性材料で形成され、その中央部
が後記するフレーム70に保持された軸65に回動自在
に支持されている。66は固定鉄片63に螺着された調
整ねじであり、ねじ込むことにより、または、ねじ込み
を戻すことにより、バイメタル62の自由端62aと後
記する係止レバー72の第1の係合片72aとの隙間G
を調整する。即ち、ねじ込むことにより電源側端子61
の垂下端子部61dを押し込み、または、もとの方向に
戻すことにより、これが垂直端子部61bに作用して、
傾斜端子部61cの垂下端子部61dの根元部を変形さ
せ、これにより、バイメタル62が変形して、バイメタ
ル62の自由端62aと後記する係止レバー72の第1
の係合片72aとの隙間Gを調整する。
【0007】69は開閉機構部である。70は開閉機構
部69を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図
示しているが、ベース41と第1のカバー40との間に
植設された軸65と軸92により支持されている。72
は係止レバーであり、その一端にバイメタル62の自由
端62aが矢印方向に湾曲時に係合する第1の係合片7
2aと、他端に後記するローラ79に係合するL字状の
第2の係合片72bと、後記するトリップレバー91が
係合する第3の係合片72cが形成され、軸65に回動
自在に軸支されている。
部69を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図
示しているが、ベース41と第1のカバー40との間に
植設された軸65と軸92により支持されている。72
は係止レバーであり、その一端にバイメタル62の自由
端62aが矢印方向に湾曲時に係合する第1の係合片7
2aと、他端に後記するローラ79に係合するL字状の
第2の係合片72bと、後記するトリップレバー91が
係合する第3の係合片72cが形成され、軸65に回動
自在に軸支されている。
【0008】73はアームであり、後記するハンドルア
ーム74に軸支されたローラピン75を案内するガイド
溝73aと、クロスバー48の突起部48aを押圧する
押圧部73bが形成され、軸65に回動自在に軸支され
ている。74はハンドルアームであり、一端に軸支され
たローラピン75を介してガイド溝73aに係合してい
る。76は合成樹脂で形成されたハンドルであり、外周
面から突出する第1の突起76aと、端面から突出する
第2の突起部76bと、背面部の端面から突出する第3
の突起部76c(図19に示す)を有し、絶縁筐体43
の内部に配設され外部からON,OFF操作が可能であ
り、第1の突起部76aに嵌挿された軸77を介してハ
ンドルアーム74が連動するように構成されている。7
8はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハン
ドル76を回動自在に支持している。79はローラであ
り、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75に
回動自在に挿着されている。
ーム74に軸支されたローラピン75を案内するガイド
溝73aと、クロスバー48の突起部48aを押圧する
押圧部73bが形成され、軸65に回動自在に軸支され
ている。74はハンドルアームであり、一端に軸支され
たローラピン75を介してガイド溝73aに係合してい
る。76は合成樹脂で形成されたハンドルであり、外周
面から突出する第1の突起76aと、端面から突出する
第2の突起部76bと、背面部の端面から突出する第3
の突起部76c(図19に示す)を有し、絶縁筐体43
の内部に配設され外部からON,OFF操作が可能であ
り、第1の突起部76aに嵌挿された軸77を介してハ
ンドルアーム74が連動するように構成されている。7
8はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハン
ドル76を回動自在に支持している。79はローラであ
り、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75に
回動自在に挿着されている。
【0009】80は固定接触子44と負荷側端子81と
の間を電気的に接続する導体、82は導体80が貫通し
電路の不平衡電流を検出する零相変流器である。83は
零相変流器82で検出した零相電流を制御する制御回路
部であり、基板に装着された抵抗器、コンデンサおよび
IC等の電子部品により構成されている。84は漏電引
き外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88
と、漏電動作時にベース41の上端面41cから突出し
て漏電動作したことを表示する漏電トリップ表示子すな
わち漏電トリップ表示ボタン89と、この漏電トリップ
表示ボタン89を突出させる方向に付勢する表示ボタン
ばね90等により構成されている。
の間を電気的に接続する導体、82は導体80が貫通し
電路の不平衡電流を検出する零相変流器である。83は
零相変流器82で検出した零相電流を制御する制御回路
部であり、基板に装着された抵抗器、コンデンサおよび
IC等の電子部品により構成されている。84は漏電引
き外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88
と、漏電動作時にベース41の上端面41cから突出し
て漏電動作したことを表示する漏電トリップ表示子すな
わち漏電トリップ表示ボタン89と、この漏電トリップ
表示ボタン89を突出させる方向に付勢する表示ボタン
ばね90等により構成されている。
【0010】91はトリップレバーであり、プランジャ
88の先端部と当接するプランジャ係合部91aと、漏
電トリップ表示ボタン89の一端に形成されたラッチ部
89aに係合するラッチ係合部91bと、係止レバー7
2の第3の係合片72cと係合するレバー係合部91c
とで形成され、軸92により回動自在に軸支されてい
る。93は軸92に装着されたトリップレバーばねであ
り、トリップレバー91を常時反時計方向へ付勢する。
88の先端部と当接するプランジャ係合部91aと、漏
電トリップ表示ボタン89の一端に形成されたラッチ部
89aに係合するラッチ係合部91bと、係止レバー7
2の第3の係合片72cと係合するレバー係合部91c
とで形成され、軸92により回動自在に軸支されてい
る。93は軸92に装着されたトリップレバーばねであ
り、トリップレバー91を常時反時計方向へ付勢する。
【0011】図18〜図20に示す回路遮断器のベース
41の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する
他極の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、お
よび表示用補助部材が構成されている。図において、4
1〜52、60〜63、65、66、71、76、80
〜84は上記図14に示すものと同一または相当するも
のであり、その説明を省略する。
41の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する
他極の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、お
よび表示用補助部材が構成されている。図において、4
1〜52、60〜63、65、66、71、76、80
〜84は上記図14に示すものと同一または相当するも
のであり、その説明を省略する。
【0012】95はハンドル76に軸支されたガイドプ
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
【0013】また、ガイドプレート95とハンドルばね
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図14に示す正面部へ突出し係止
レバー72と係合する第2の突起98bとが形成され、
軸65に軸支されている。
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図14に示す正面部へ突出し係止
レバー72と係合する第2の突起98bとが形成され、
軸65に軸支されている。
【0014】上記の構成において、過電流引き外し装置
60の部分は、図17に示すようにユニット化された機
構で筐体に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装置
60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾斜
端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、こ
のバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生す
る固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに可
撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそれ
ぞれ一対備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締
付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にしてい
る。
60の部分は、図17に示すようにユニット化された機
構で筐体に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装置
60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾斜
端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、こ
のバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生す
る固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに可
撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそれ
ぞれ一対備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締
付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にしてい
る。
【0015】また、漏電引き外し装置84の部分は、ユ
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対の負荷側端子81と、この負荷側端子81に主導体8
0を介して接続され可動接触子46と接離するようにな
された一対の固定接触子44と、主導体80に設けられ
た零相変流器82と、この零相変流器82の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部83と、
上記漏電引き外しの信号により作動する電磁石部87
と、電磁石部87の作動に応動する漏電トリップ表示ボ
タン89とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品
の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にして
いる。
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対の負荷側端子81と、この負荷側端子81に主導体8
0を介して接続され可動接触子46と接離するようにな
された一対の固定接触子44と、主導体80に設けられ
た零相変流器82と、この零相変流器82の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部83と、
上記漏電引き外しの信号により作動する電磁石部87
と、電磁石部87の作動に応動する漏電トリップ表示ボ
タン89とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品
の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にして
いる。
【0016】さらに、開閉機構部69の部分は、ユニッ
ト化された機構で筐体43に嵌込まれている。即ち、手
動操作用ハンドル76と、この手動操作用ハンドル76
の動作に連動するハンドルアーム74などのリンク機構
と、このリンク機構に連結され上記可動接触子46が嵌
込まれるように形成されたクロスバー48と、上記一対
の固定鉄片63の内、一方の極の固定鉄片63の電磁力
により吸引される可動鉄片64と、上記可動鉄片64ま
たは上記一方の極側のバイメタル62により駆動されて
引き外し動作を生じさせる係止レバー72と、電磁石部
87が作動したとき漏電トリップ表示ボタン89を応動
させると共に引き外し動作を生じさせるトリップレバー
91と、これらの部品を組立るためのフレーム70とを
備えたもので、筐体43に嵌込んだ後は、部品の締付け
などを不要にしている。
ト化された機構で筐体43に嵌込まれている。即ち、手
動操作用ハンドル76と、この手動操作用ハンドル76
の動作に連動するハンドルアーム74などのリンク機構
と、このリンク機構に連結され上記可動接触子46が嵌
込まれるように形成されたクロスバー48と、上記一対
の固定鉄片63の内、一方の極の固定鉄片63の電磁力
により吸引される可動鉄片64と、上記可動鉄片64ま
たは上記一方の極側のバイメタル62により駆動されて
引き外し動作を生じさせる係止レバー72と、電磁石部
87が作動したとき漏電トリップ表示ボタン89を応動
させると共に引き外し動作を生じさせるトリップレバー
91と、これらの部品を組立るためのフレーム70とを
備えたもので、筐体43に嵌込んだ後は、部品の締付け
などを不要にしている。
【0017】さらにまた、トリップバー98の部分もユ
ニット化された機構で筐体43に嵌込まれている。即
ち、一対のバイメタル62の内、他方の極のバイメタル
62により駆動されるように形成されたトリップバー9
8と、このトリップバー98に他方の極の固定鉄片63
の電磁力により吸引される可動鉄片67とを備えたもの
で、筐体43に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不要
にしている。
ニット化された機構で筐体43に嵌込まれている。即
ち、一対のバイメタル62の内、他方の極のバイメタル
62により駆動されるように形成されたトリップバー9
8と、このトリップバー98に他方の極の固定鉄片63
の電磁力により吸引される可動鉄片67とを備えたもの
で、筐体43に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不要
にしている。
【0018】なお、ユニット化された機構以外の消弧装
置52、ガイドプレート95、あるいは、連結ピン97
なども筐体43や各機構に嵌込むだけで、部品の締付
け、あるいは、通電部分の接続などは不要になされてい
る。
置52、ガイドプレート95、あるいは、連結ピン97
なども筐体43や各機構に嵌込むだけで、部品の締付
け、あるいは、通電部分の接続などは不要になされてい
る。
【0019】次に、動作について説明する。図14に示
す漏電遮断器が閉路状態において、ハンドル76を時計
方向にOFF操作すると、ハンドル76の突起部76a
とハンドルアーム74と軸77とで形成されるトグルリ
ンク機構がデッドポイントを越えて屈曲し、クロスバー
ばね50の付勢力によりクロスバー48が軸71を中心
に時計方向に回動し、図15に示すようにクロスバー4
8に保持された可動接触子46の可動接点47を固定接
点45から開離させ、さらに回動してフレーム70の端
面70aとクロスバー48の端面48bとが当接した位
置で停止し、開離動作を完了する。
す漏電遮断器が閉路状態において、ハンドル76を時計
方向にOFF操作すると、ハンドル76の突起部76a
とハンドルアーム74と軸77とで形成されるトグルリ
ンク機構がデッドポイントを越えて屈曲し、クロスバー
ばね50の付勢力によりクロスバー48が軸71を中心
に時計方向に回動し、図15に示すようにクロスバー4
8に保持された可動接触子46の可動接点47を固定接
点45から開離させ、さらに回動してフレーム70の端
面70aとクロスバー48の端面48bとが当接した位
置で停止し、開離動作を完了する。
【0020】次に、図14の閉路状態において、電路に
過電流が流れると、バイメタル62の自由端62aが矢
印方向に湾曲して係止レバー72の第1の係合片72a
を押圧するか、または、可動鉄片64が固定鉄片63に
吸引されると、可動鉄片64の下端部64aがトリップ
バー98の第2の突起98bを介して第1の係合片72
aを押圧する。この押圧により、係止レバー72は軸6
5を中心に反時計方向に回動し、ローラ79と係止レバ
ー72の第2の係合片72bとの係合が解除される。即
ち、ハンドルアーム74の係合が解除される。
過電流が流れると、バイメタル62の自由端62aが矢
印方向に湾曲して係止レバー72の第1の係合片72a
を押圧するか、または、可動鉄片64が固定鉄片63に
吸引されると、可動鉄片64の下端部64aがトリップ
バー98の第2の突起98bを介して第1の係合片72
aを押圧する。この押圧により、係止レバー72は軸6
5を中心に反時計方向に回動し、ローラ79と係止レバ
ー72の第2の係合片72bとの係合が解除される。即
ち、ハンドルアーム74の係合が解除される。
【0021】次に、ハンドルアーム74の係合が解除さ
れると、図16に示すように、クロスバー48はクロス
バーばね50の付勢力により軸71を支点として時計方
向に回動し、可動接点47を固定接点45から開離さ
せ、さらに回動してフレーム70の端面70aとクロス
バー48の端面48bとが当接した位置で停止し、開離
動作を完了する。
れると、図16に示すように、クロスバー48はクロス
バーばね50の付勢力により軸71を支点として時計方
向に回動し、可動接点47を固定接点45から開離さ
せ、さらに回動してフレーム70の端面70aとクロス
バー48の端面48bとが当接した位置で停止し、開離
動作を完了する。
【0022】このとき、図20に示す隣接する他極にお
いて、ハンドル76はハンドルばね96により常にガイ
ドプレート95と同一関係位置に保持されるように付勢
されている。従って、ハンドル76は、クロスバー48
と、連結ピン97と、ガイドプレート95とで構成され
るリンク機構のガイドプレート95の動きに連動して、
ハンドルばね96の付勢力によりOFF位置方向に回動
し、図20および図16に示すようなON,OFFの中
間位置であるトリップ位置に停止して、回路遮断器がト
リップ状態になったことを表示する。
いて、ハンドル76はハンドルばね96により常にガイ
ドプレート95と同一関係位置に保持されるように付勢
されている。従って、ハンドル76は、クロスバー48
と、連結ピン97と、ガイドプレート95とで構成され
るリンク機構のガイドプレート95の動きに連動して、
ハンドルばね96の付勢力によりOFF位置方向に回動
し、図20および図16に示すようなON,OFFの中
間位置であるトリップ位置に停止して、回路遮断器がト
リップ状態になったことを表示する。
【0023】次に、漏電引き外し装置84の動作につい
て説明する。図14に示す回路遮断器が閉路状態におい
て、電路に不平衡電流が流れると、零相変流器82が零
相電流を検出して、その電流信号を制御回路部83に送
り、この制御回路部83は零相電流の値が所定値を越え
ると漏電引き外し装置84内の電磁石部87を励磁す
る。
て説明する。図14に示す回路遮断器が閉路状態におい
て、電路に不平衡電流が流れると、零相変流器82が零
相電流を検出して、その電流信号を制御回路部83に送
り、この制御回路部83は零相電流の値が所定値を越え
ると漏電引き外し装置84内の電磁石部87を励磁す
る。
【0024】電磁石部87の励磁によってプランジャー
88が矢印方向に吸引されると、プランジャー88の先
端部でトリップレバー91を軸92を中心に時計方向に
回動させ、同時にトリップレバー91のレバー係合部9
1cで係止レバー72の第3の係合片72cを押圧し
て、ローラ79と係止レバー72の第2の係合片72b
との係合を解除させる。即ち、図16に示すと同様に開
閉機構部69をトリップ動作させる。
88が矢印方向に吸引されると、プランジャー88の先
端部でトリップレバー91を軸92を中心に時計方向に
回動させ、同時にトリップレバー91のレバー係合部9
1cで係止レバー72の第3の係合片72cを押圧し
て、ローラ79と係止レバー72の第2の係合片72b
との係合を解除させる。即ち、図16に示すと同様に開
閉機構部69をトリップ動作させる。
【0025】これと同時に、漏電トリップ表示ボタン8
9の一端に形成されたラッチ部89aとトリップレバー
91のラッチ係合部91bとで構成されるラッチ機構を
図16に一点鎖線で示すように解除することにより、漏
電トリップ表示ボタン89は図16の一点鎖線で示すよ
うに表示ボタンばね90の付勢力によりベース41の上
端面41cより突出して、漏電動作したことを表示す
る。
9の一端に形成されたラッチ部89aとトリップレバー
91のラッチ係合部91bとで構成されるラッチ機構を
図16に一点鎖線で示すように解除することにより、漏
電トリップ表示ボタン89は図16の一点鎖線で示すよ
うに表示ボタンばね90の付勢力によりベース41の上
端面41cより突出して、漏電動作したことを表示す
る。
【0026】次に、漏電事故原因を除去した後にハンド
ル76を図14において時計方向に回動してリセット操
作すると、開閉機構部69のリセット動作と併行して、
ハンドル76の第2の突起部76bが表示ボタン89の
受け部89bを押圧する。この押圧により、表示ボタン
ばね90の付勢力に抗して漏電トリップ表示ボタン89
を下降させ、トリップレバー91のラッチ係合部91b
と漏電トリップ表示ボタン89のラッチ部89aがトリ
ップレバーばね93および表示ボタンばね90の付勢力
により再度係合状態となり、リセット操作を完了する。
従って、漏電遮断器は図15に示す開路状態となる。
ル76を図14において時計方向に回動してリセット操
作すると、開閉機構部69のリセット動作と併行して、
ハンドル76の第2の突起部76bが表示ボタン89の
受け部89bを押圧する。この押圧により、表示ボタン
ばね90の付勢力に抗して漏電トリップ表示ボタン89
を下降させ、トリップレバー91のラッチ係合部91b
と漏電トリップ表示ボタン89のラッチ部89aがトリ
ップレバーばね93および表示ボタンばね90の付勢力
により再度係合状態となり、リセット操作を完了する。
従って、漏電遮断器は図15に示す開路状態となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の漏
電遮断器では、小形化された絶縁筐体の中に開閉機構
部、引き外し装置、消弧装置などが、殆ど隙間なく組み
込まれているので、大電流遮断時の可動接触子及び固定
接触子の損耗を軽減することが困難であり、また、遮断
容量の格上げが困難であった。即ち、他の装置あるいは
部品などの関係で、可動接触子及び固定接触子を大きく
することができず、また、可動接触子と固定接触子の間
に発生するアークの処理にも制約が多くあった。さら
に、可動接触子とバイメタルの間に接続された可撓導体
は、可動接触子が開閉する都度不安定な動きになり易か
った。即ち、可撓導体は柔軟な銅線であるために、製品
により動きが異なることがあり、また、大電流がながれ
ると電磁的にも不安定な動きになり易かった。従って、
他の部品に接触したり、あるいは、絡まるなどにより可
撓導体の断線の原因になるなどの問題点があった。
電遮断器では、小形化された絶縁筐体の中に開閉機構
部、引き外し装置、消弧装置などが、殆ど隙間なく組み
込まれているので、大電流遮断時の可動接触子及び固定
接触子の損耗を軽減することが困難であり、また、遮断
容量の格上げが困難であった。即ち、他の装置あるいは
部品などの関係で、可動接触子及び固定接触子を大きく
することができず、また、可動接触子と固定接触子の間
に発生するアークの処理にも制約が多くあった。さら
に、可動接触子とバイメタルの間に接続された可撓導体
は、可動接触子が開閉する都度不安定な動きになり易か
った。即ち、可撓導体は柔軟な銅線であるために、製品
により動きが異なることがあり、また、大電流がながれ
ると電磁的にも不安定な動きになり易かった。従って、
他の部品に接触したり、あるいは、絡まるなどにより可
撓導体の断線の原因になるなどの問題点があった。
【0028】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、例えば、電灯分電盤用協約形
配線用遮断器のような小形の回路遮断器であっても、遮
断容量の格上げが可能であり、可動接触子に接続された
可撓導体の断線を防止できる回路遮断器を得ることを目
的とする。
るためになされたもので、例えば、電灯分電盤用協約形
配線用遮断器のような小形の回路遮断器であっても、遮
断容量の格上げが可能であり、可動接触子に接続された
可撓導体の断線を防止できる回路遮断器を得ることを目
的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、開閉機構により駆動され固定接触子に対して接離
するようになされた可動接触子と、一端が上記可動接触
子に接続され、他端は端子装置に通じるようになされた
可撓導体と、可動接触子と上記端子装置の中間に位置す
ると共に、可撓導体に近接して配置されたデアイオング
リッド式消弧装置とを備えるものにおいて、この消弧装
置のデアイオングリッドの一面に可撓導体の一部分を電
気的に接触させることにより、可動接触子と固定接触子
の間に発生したアークをデアイオングリッドに転流させ
るようにしたものである。
器は、開閉機構により駆動され固定接触子に対して接離
するようになされた可動接触子と、一端が上記可動接触
子に接続され、他端は端子装置に通じるようになされた
可撓導体と、可動接触子と上記端子装置の中間に位置す
ると共に、可撓導体に近接して配置されたデアイオング
リッド式消弧装置とを備えるものにおいて、この消弧装
置のデアイオングリッドの一面に可撓導体の一部分を電
気的に接触させることにより、可動接触子と固定接触子
の間に発生したアークをデアイオングリッドに転流させ
るようにしたものである。
【0030】また、最外側のデアイオングリッドの一面
に近接して可撓導体保持ポストを設け、可撓導体は上記
最外側のデアイオングリッドの一面と可撓導体保持ポス
トの間を通すか、または、巻回して保持することによ
り、可撓導体の動きを安定化し、かつ、デアイオングリ
ッドの上面に可撓導体の一部分を電気的に接触させるこ
とにより、可動接触子と固定接触子の間に発生したアー
クをデアイオングリッドに転流させるようにしたもので
ある。
に近接して可撓導体保持ポストを設け、可撓導体は上記
最外側のデアイオングリッドの一面と可撓導体保持ポス
トの間を通すか、または、巻回して保持することによ
り、可撓導体の動きを安定化し、かつ、デアイオングリ
ッドの上面に可撓導体の一部分を電気的に接触させるこ
とにより、可動接触子と固定接触子の間に発生したアー
クをデアイオングリッドに転流させるようにしたもので
ある。
【0031】さらに、消弧装置の最外側のデアイオング
リッドの一面に可撓導体の一部分が近接するように配置
し、所定値を超過した過電流が可撓導体に流れたとき、
その過電流により発生する電磁力により可撓導体の一部
分が消弧装置の最外側のデアイオングリッドの一面に電
気的に接触するようにしたものである。
リッドの一面に可撓導体の一部分が近接するように配置
し、所定値を超過した過電流が可撓導体に流れたとき、
その過電流により発生する電磁力により可撓導体の一部
分が消弧装置の最外側のデアイオングリッドの一面に電
気的に接触するようにしたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図7
は、この発明の一実施の形態を日本工業規格JIS−C
8370の付属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮
断器において示された寸法に適合する大きさの漏電遮断
器として示したものである。図1〜図7において、図1
は、漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示す正面断面
図であり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図2は図1の
漏電遮断器が開路状態であるときを示す正面断面図、図
3は図1の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す
正面断面図、図4はユニット化された過電流引き外し装
置の構成図である。図5は図1の漏電遮断器が閉路状態
であるときを示す背面断面図、図6は図1の漏電遮断器
が開路状態であるときを示す背面断面図、図7は図1の
漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す背面断面図
である。なお、この実施の形態における漏電遮断器の外
形寸法は、前記の従来例と同様に、2極品でありなが
ら、日本工業規格JIS−C8370の付属書5による
電灯分電盤用協約形配線用遮断器において規定された1
極品の場合の寸法に適合する大きさになされたものであ
る。
は、この発明の一実施の形態を日本工業規格JIS−C
8370の付属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮
断器において示された寸法に適合する大きさの漏電遮断
器として示したものである。図1〜図7において、図1
は、漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示す正面断面
図であり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図2は図1の
漏電遮断器が開路状態であるときを示す正面断面図、図
3は図1の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す
正面断面図、図4はユニット化された過電流引き外し装
置の構成図である。図5は図1の漏電遮断器が閉路状態
であるときを示す背面断面図、図6は図1の漏電遮断器
が開路状態であるときを示す背面断面図、図7は図1の
漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す背面断面図
である。なお、この実施の形態における漏電遮断器の外
形寸法は、前記の従来例と同様に、2極品でありなが
ら、日本工業規格JIS−C8370の付属書5による
電灯分電盤用協約形配線用遮断器において規定された1
極品の場合の寸法に適合する大きさになされたものであ
る。
【0033】図1〜図7において、40は第1のカバ
ー、41はベース、42は第2のカバー(図5〜図7に
示す)であり、いずれも合成樹脂で形成されている。4
3は上記第1のカバー40とベース41と第2のカバー
42からなる絶縁筐体であり、前記のように2極品であ
りながら電灯分電盤用協約形配線用遮断器の1極品の大
きさに形成されている。44は固定接触子、45は固定
接点、46は可動接点47を有する可動接触子である。
48はクロスバーであり、一端が後記する軸71に回動
自在に支持され、両極に並設されたそれぞれの可動接触
子46の一端が嵌込み保持されている。49は接圧ばね
で、可動接点47が固定接点45に接触する方向に常時
付勢する。50はクロスバーばねである。
ー、41はベース、42は第2のカバー(図5〜図7に
示す)であり、いずれも合成樹脂で形成されている。4
3は上記第1のカバー40とベース41と第2のカバー
42からなる絶縁筐体であり、前記のように2極品であ
りながら電灯分電盤用協約形配線用遮断器の1極品の大
きさに形成されている。44は固定接触子、45は固定
接点、46は可動接点47を有する可動接触子である。
48はクロスバーであり、一端が後記する軸71に回動
自在に支持され、両極に並設されたそれぞれの可動接触
子46の一端が嵌込み保持されている。49は接圧ばね
で、可動接点47が固定接点45に接触する方向に常時
付勢する。50はクロスバーばねである。
【0034】61は電源側端子であり、水平端子部61
aと、垂直端子部61bと、傾斜端子部61cと、この
傾斜端子部61cの根元から切り曲げられて垂下した垂
下端子部61dとで形成され、ベース41の溝41aに
嵌着されている。62はバイメタルであり、一端が電源
側端子61の傾斜端子部61cに固着されている。63
は固定鉄片であり、雌ねじ部を有する基板部63aが電
源側端子61の垂直端子部61bと垂下端子部61dと
の間に配設されている。
aと、垂直端子部61bと、傾斜端子部61cと、この
傾斜端子部61cの根元から切り曲げられて垂下した垂
下端子部61dとで形成され、ベース41の溝41aに
嵌着されている。62はバイメタルであり、一端が電源
側端子61の傾斜端子部61cに固着されている。63
は固定鉄片であり、雌ねじ部を有する基板部63aが電
源側端子61の垂直端子部61bと垂下端子部61dと
の間に配設されている。
【0035】64は一方の極(図1〜図3に示す側の
極)における固定鉄片63に対向して配設された可動鉄
片であり、その中央部が後記するフレーム70に保持さ
れた軸65に回動自在に支持されている。66は固定鉄
片63に螺着された調整ねじであり、バイメタル62の
自由端62aと後記する係止レバー72の第1の係合片
72aとの隙間Gを調整する。即ち、調整ねじ66をね
じ込むことにより電源側端子61の垂下端子部61dを
押し込み、または、もとの方向に戻すことにより、これ
が垂直端子部61bに作用して、傾斜端子部61cの垂
下端子部61dの根元部を変形させ、これにより、バイ
メタル62が変形して、バイメタル62の自由端62a
と後記する係止レバー72の第1の係合片72aとの隙
間Gを調整する。
極)における固定鉄片63に対向して配設された可動鉄
片であり、その中央部が後記するフレーム70に保持さ
れた軸65に回動自在に支持されている。66は固定鉄
片63に螺着された調整ねじであり、バイメタル62の
自由端62aと後記する係止レバー72の第1の係合片
72aとの隙間Gを調整する。即ち、調整ねじ66をね
じ込むことにより電源側端子61の垂下端子部61dを
押し込み、または、もとの方向に戻すことにより、これ
が垂直端子部61bに作用して、傾斜端子部61cの垂
下端子部61dの根元部を変形させ、これにより、バイ
メタル62が変形して、バイメタル62の自由端62a
と後記する係止レバー72の第1の係合片72aとの隙
間Gを調整する。
【0036】69は開閉機構部、70は開閉機構部69
を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図示して
いるが、ベース41と第1のカバー40との間に植設さ
れた軸65と軸92により支持されている。72は係止
レバーであり、その一端にバイメタル62の自由端62
aが矢印方向に湾曲時に係合する第1の係合片72a
と、他端に後記するローラ79に係合するL字状の第2
の係合片72bと、後記するトリップレバー91が係合
する第3の係合片72cが形成され、軸65に回動自在
に軸支されている。
を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図示して
いるが、ベース41と第1のカバー40との間に植設さ
れた軸65と軸92により支持されている。72は係止
レバーであり、その一端にバイメタル62の自由端62
aが矢印方向に湾曲時に係合する第1の係合片72a
と、他端に後記するローラ79に係合するL字状の第2
の係合片72bと、後記するトリップレバー91が係合
する第3の係合片72cが形成され、軸65に回動自在
に軸支されている。
【0037】73はアームであり、後記するハンドルア
ーム74に軸支されたローラピン75を案内するガイド
溝73aと、クロスバー48の突起部48aを押圧する
押圧部73bが形成され、軸65に回動自在に軸支され
ている。74はハンドルアームであり、一端に軸支され
たローラピン75を介してガイド溝73aに係合してい
る。76は合成樹脂で形成されたハンドルであり、外周
面から突出する第1の突起76aと、端面から突出する
第2の突起部76bと、背面部の端面から突出する第3
の突起部76c(図6に示す)を有し、絶縁筐体43の
内部に配設され外部からON,OFF操作が可能であ
り、第1の突起部76aに嵌挿された軸77を介してハ
ンドルアーム74が連動するように構成されている。7
8はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハン
ドル76を回動自在に支持している。79はローラであ
り、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75に
回動自在に挿着されている。
ーム74に軸支されたローラピン75を案内するガイド
溝73aと、クロスバー48の突起部48aを押圧する
押圧部73bが形成され、軸65に回動自在に軸支され
ている。74はハンドルアームであり、一端に軸支され
たローラピン75を介してガイド溝73aに係合してい
る。76は合成樹脂で形成されたハンドルであり、外周
面から突出する第1の突起76aと、端面から突出する
第2の突起部76bと、背面部の端面から突出する第3
の突起部76c(図6に示す)を有し、絶縁筐体43の
内部に配設され外部からON,OFF操作が可能であ
り、第1の突起部76aに嵌挿された軸77を介してハ
ンドルアーム74が連動するように構成されている。7
8はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハン
ドル76を回動自在に支持している。79はローラであ
り、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75に
回動自在に挿着されている。
【0038】80は固定接触子44と負荷側端子81と
の間を電気的に接続する導体、82は零相変流器、83
は零相電流を制御する制御回路部である。84は漏電引
き外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88
と、漏電動作時にベース41の上端面41cから突出し
て漏電動作したことを表示する漏電トリップ表示ボタン
89と、この漏電トリップ表示ボタン89を突出させる
方向に付勢する表示ボタンばね90等により構成されて
いる。
の間を電気的に接続する導体、82は零相変流器、83
は零相電流を制御する制御回路部である。84は漏電引
き外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88
と、漏電動作時にベース41の上端面41cから突出し
て漏電動作したことを表示する漏電トリップ表示ボタン
89と、この漏電トリップ表示ボタン89を突出させる
方向に付勢する表示ボタンばね90等により構成されて
いる。
【0039】91はトリップレバーであり、プランジャ
88の先端部と当接するプランジャ係合部91aと、漏
電トリップ表示ボタン89の一端に形成されたラッチ部
89aに係合するラッチ係合部91bと、係止レバー7
2の第3の係合片72cと係合するレバー係合部91c
とで形成され、軸92により回動自在に軸支されてい
る。93は軸92に装着されたトリップレバーばねであ
り、トリップレバー91を常時反時計方向へ付勢する。
これらは、前記従来の漏電遮断器のものと同一または相
当するものである。
88の先端部と当接するプランジャ係合部91aと、漏
電トリップ表示ボタン89の一端に形成されたラッチ部
89aに係合するラッチ係合部91bと、係止レバー7
2の第3の係合片72cと係合するレバー係合部91c
とで形成され、軸92により回動自在に軸支されてい
る。93は軸92に装着されたトリップレバーばねであ
り、トリップレバー91を常時反時計方向へ付勢する。
これらは、前記従来の漏電遮断器のものと同一または相
当するものである。
【0040】図5〜図7に示す回路遮断器のベース41
の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する他極
の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、および
表示用補助部材が構成されている。図において、41〜
50、60〜63、65、66、71、76、80〜8
4は上記図1に示すものと同一または相当するものであ
り、その説明を省略する。
の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する他極
の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、および
表示用補助部材が構成されている。図において、41〜
50、60〜63、65、66、71、76、80〜8
4は上記図1に示すものと同一または相当するものであ
り、その説明を省略する。
【0041】95はハンドル76に軸支されたガイドプ
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
【0042】また、ガイドプレート95とハンドルばね
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図1に示す正面部へ突出し係止レ
バー72と係合する第2の突起98bとが形成され、軸
65に軸支されている。
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図1に示す正面部へ突出し係止レ
バー72と係合する第2の突起98bとが形成され、軸
65に軸支されている。
【0043】上記の構成において、過電流引き外し装置
60の部分は、図4に示すようにユニット化された機構
で筐体43に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装
置60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾
斜端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、
このバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生
する固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに
可撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそ
れぞれ一対備えたもので、筐体43に嵌込んだ後は、部
品の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にし
ている。
60の部分は、図4に示すようにユニット化された機構
で筐体43に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装
置60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾
斜端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、
このバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生
する固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに
可撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそ
れぞれ一対備えたもので、筐体43に嵌込んだ後は、部
品の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にし
ている。
【0044】また、漏電引き外し装置84の部分は、ユ
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対の負荷側端子81と、この負荷側端子81に主導体8
0を介して接続され可動接触子46と接離するようにな
された一対の固定接触子44と、主導体80に設けられ
た零相変流器82と、この零相変流器82の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部83と、
上記漏電引き外しの信号により作動する電磁石部87
と、電磁石部87の作動に応動する漏電トリップ表示ボ
タン89とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品
の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にして
いる。
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対の負荷側端子81と、この負荷側端子81に主導体8
0を介して接続され可動接触子46と接離するようにな
された一対の固定接触子44と、主導体80に設けられ
た零相変流器82と、この零相変流器82の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部83と、
上記漏電引き外しの信号により作動する電磁石部87
と、電磁石部87の作動に応動する漏電トリップ表示ボ
タン89とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品
の締付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にして
いる。
【0045】さらに、開閉機構部69の部分は、ユニッ
ト化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、手動操
作用ハンドル76と、この手動操作用ハンドル76の動
作に連動するハンドルアーム74などのリンク機構と、
このリンク機構に連結され上記可動接触子46が嵌込ま
れるように形成されたクロスバー48と、上記一対の固
定鉄片63の内、一方の極の固定鉄片63の電磁力によ
り吸引される可動鉄片64と、上記可動鉄片64または
上記一方の極側のバイメタル62により駆動されて引き
外し動作を生じさせる係止レバー72と、電磁石部87
が作動したとき漏電トリップ表示ボタン89を応動させ
ると共に引き外し動作を生じさせるトリップレバー91
と、これらの部品を組立るためのフレーム70とを備え
たもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不
要にしている。
ト化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、手動操
作用ハンドル76と、この手動操作用ハンドル76の動
作に連動するハンドルアーム74などのリンク機構と、
このリンク機構に連結され上記可動接触子46が嵌込ま
れるように形成されたクロスバー48と、上記一対の固
定鉄片63の内、一方の極の固定鉄片63の電磁力によ
り吸引される可動鉄片64と、上記可動鉄片64または
上記一方の極側のバイメタル62により駆動されて引き
外し動作を生じさせる係止レバー72と、電磁石部87
が作動したとき漏電トリップ表示ボタン89を応動させ
ると共に引き外し動作を生じさせるトリップレバー91
と、これらの部品を組立るためのフレーム70とを備え
たもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不
要にしている。
【0046】さらにまた、トリップバー98の部分もユ
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対のバイメタル62の内、他方の極のバイメタル62に
より駆動されるように形成されたトリップバー98と、
このトリップバー98に他方の極の固定鉄片63の電磁
力により吸引される可動鉄片67とを備えたもので、筐
体に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不要にしてい
る。
ニット化された機構で筐体に嵌込まれている。即ち、一
対のバイメタル62の内、他方の極のバイメタル62に
より駆動されるように形成されたトリップバー98と、
このトリップバー98に他方の極の固定鉄片63の電磁
力により吸引される可動鉄片67とを備えたもので、筐
体に嵌込んだ後は、部品の締付けなどを不要にしてい
る。
【0047】なお、ユニット化された機構以外のガイド
プレート95、あるいは、連結ピン97、後述の消弧装
置52なども筐体や各機構に嵌込むだけで、部品の締付
け、あるいは、通電部分の接続などは不要になされてい
る。
プレート95、あるいは、連結ピン97、後述の消弧装
置52なども筐体や各機構に嵌込むだけで、部品の締付
け、あるいは、通電部分の接続などは不要になされてい
る。
【0048】52は両接点45,47間に発生するアー
クを消弧するためのデアイオングリッド消弧装置であ
り、周知の通り磁性材製のU字状グリッドを複数枚組合
わせたもので、可動接触子46と電源側端子61との中
間に配置されている。41dは後述の可撓導体51を保
持するための可撓導体保持ポストであり、デアイオング
リッド消弧装置52の上面に近接して設けられている。
なお、この可撓導体保持ポスト41dは、ベース41と
一体に成型するか、もしくは、ベース41とカバー4
0,42との間に植設されたものである。可撓導体51
は、一端が可動接触子46に接続され、他端は過電流引
き外し装置60のバイメタル62の自由端62aに接続
され、中間部分が、可撓導体保持ポスト41dに巻回保
持されている。さらに、この巻回された部分は、デアイ
オングリッド消弧装置52の1枚目のデアイオングリッ
ド52aの上面に電気的に接触するようになされてい
る。なお、44aは固定接触子44のアークランナであ
り、一端が固定接触子44に接続され、他端はデアイオ
ングリッド消弧装置52の下面に対向するように延長さ
れている。
クを消弧するためのデアイオングリッド消弧装置であ
り、周知の通り磁性材製のU字状グリッドを複数枚組合
わせたもので、可動接触子46と電源側端子61との中
間に配置されている。41dは後述の可撓導体51を保
持するための可撓導体保持ポストであり、デアイオング
リッド消弧装置52の上面に近接して設けられている。
なお、この可撓導体保持ポスト41dは、ベース41と
一体に成型するか、もしくは、ベース41とカバー4
0,42との間に植設されたものである。可撓導体51
は、一端が可動接触子46に接続され、他端は過電流引
き外し装置60のバイメタル62の自由端62aに接続
され、中間部分が、可撓導体保持ポスト41dに巻回保
持されている。さらに、この巻回された部分は、デアイ
オングリッド消弧装置52の1枚目のデアイオングリッ
ド52aの上面に電気的に接触するようになされてい
る。なお、44aは固定接触子44のアークランナであ
り、一端が固定接触子44に接続され、他端はデアイオ
ングリッド消弧装置52の下面に対向するように延長さ
れている。
【0049】次に、動作について説明すると、通常の開
閉及び漏電引き外し装置84の動作によるトリップな
ど、前記の従来の漏電遮断器と同一であるため説明を省
略する。この発明の要部について説明すると、過電流が
流れると、トリップ動作により可動接点47が固定接点
45から開離される。このとき両接点45,47の間に
アークが発生するが、このアークは周知のようにデアイ
オングリッド消弧装置52に吸引される。このとき、可
撓導体51がデアイオングリッド消弧装置52の1枚目
のデアイオングリッド52aの上面に電気的に接触して
いるので、可動接点47に発生したアークはデアイオン
グリッド52aに転流する。固定接点45側のアーク
は、アークランナ44aに転流する。即ち、発生したア
ークは、瞬時に両接点45,47からデアイオングリッ
ド52a及びアークランナ44aに転流するので、両接
点45,47の損傷が抑制される。
閉及び漏電引き外し装置84の動作によるトリップな
ど、前記の従来の漏電遮断器と同一であるため説明を省
略する。この発明の要部について説明すると、過電流が
流れると、トリップ動作により可動接点47が固定接点
45から開離される。このとき両接点45,47の間に
アークが発生するが、このアークは周知のようにデアイ
オングリッド消弧装置52に吸引される。このとき、可
撓導体51がデアイオングリッド消弧装置52の1枚目
のデアイオングリッド52aの上面に電気的に接触して
いるので、可動接点47に発生したアークはデアイオン
グリッド52aに転流する。固定接点45側のアーク
は、アークランナ44aに転流する。即ち、発生したア
ークは、瞬時に両接点45,47からデアイオングリッ
ド52a及びアークランナ44aに転流するので、両接
点45,47の損傷が抑制される。
【0050】実施の形態2.図8ないし図13は、この
発明の実施の形態2を示すものである。図8〜図13に
おいて、図8は漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示
す正面断面図であり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図
9は図8の漏電遮断器が開路状態であるときを示す正面
断面図、図10は図8の漏電遮断器がトリップ状態であ
るときを示す正面断面図、図11は図8の漏電遮断器が
閉路状態であるときを示す背面断面図、図12は図8の
漏電遮断器が開路状態であるときを示す背面断面図、図
13は図8の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示
す背面断面図である。この場合、上記図8〜図13の各
図面は、前記実施の形態1における図1〜図3及び図5
〜図7に相当するものである。即ち、図8は図1に、図
9は図2に、図10は図3に、図11は図5に、図12
は図6に、図13は図7に相当するものであり、後述の
可撓導体51の配置以外の構成は同一であるため、各部
分の説明を省略する。
発明の実施の形態2を示すものである。図8〜図13に
おいて、図8は漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示
す正面断面図であり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図
9は図8の漏電遮断器が開路状態であるときを示す正面
断面図、図10は図8の漏電遮断器がトリップ状態であ
るときを示す正面断面図、図11は図8の漏電遮断器が
閉路状態であるときを示す背面断面図、図12は図8の
漏電遮断器が開路状態であるときを示す背面断面図、図
13は図8の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示
す背面断面図である。この場合、上記図8〜図13の各
図面は、前記実施の形態1における図1〜図3及び図5
〜図7に相当するものである。即ち、図8は図1に、図
9は図2に、図10は図3に、図11は図5に、図12
は図6に、図13は図7に相当するものであり、後述の
可撓導体51の配置以外の構成は同一であるため、各部
分の説明を省略する。
【0051】上記図8〜図13の各図面において、51
は可撓導体であり、一端が可動接触子46に接続され、
他端は過電流引き外し装置60のバイメタル62の自由
端62aに接続され、中間部分が、可撓導体保持ポスト
41dとデアイオングリッド消弧装置52の1枚目のデ
アイオングリッド52aの上面との間を通して保持され
るように配置されている。さらに、可撓導体保持ポスト
41dと1枚目のデアイオングリッド52aの上面との
間を通る部分は、デアイオングリッド消弧装置52の1
枚目のデアイオングリッド52aの上面に電気的に接触
するようになされている。なお、44aは固定接触子4
4のアークランナであり、一端が固定接触子44に接続
され、他端はデアイオングリッド消弧装置52の下面に
対向するように延長されている。
は可撓導体であり、一端が可動接触子46に接続され、
他端は過電流引き外し装置60のバイメタル62の自由
端62aに接続され、中間部分が、可撓導体保持ポスト
41dとデアイオングリッド消弧装置52の1枚目のデ
アイオングリッド52aの上面との間を通して保持され
るように配置されている。さらに、可撓導体保持ポスト
41dと1枚目のデアイオングリッド52aの上面との
間を通る部分は、デアイオングリッド消弧装置52の1
枚目のデアイオングリッド52aの上面に電気的に接触
するようになされている。なお、44aは固定接触子4
4のアークランナであり、一端が固定接触子44に接続
され、他端はデアイオングリッド消弧装置52の下面に
対向するように延長されている。
【0052】この実施の形態における漏電遮断器によれ
ば、可撓導体51の配置が実施の形態1のものと異なる
が、通常の開閉及び漏電引き外し装置84の動作による
トリップなど、すべて同一であり、また、発生したアー
クが瞬時に両接点45,47からデアイオングリッド5
2a及びアークランナ44aに転流して、両接点45,
47の損傷が抑制される作用効果も実施の形態1のもの
と同一である。
ば、可撓導体51の配置が実施の形態1のものと異なる
が、通常の開閉及び漏電引き外し装置84の動作による
トリップなど、すべて同一であり、また、発生したアー
クが瞬時に両接点45,47からデアイオングリッド5
2a及びアークランナ44aに転流して、両接点45,
47の損傷が抑制される作用効果も実施の形態1のもの
と同一である。
【0053】実施の形態3.上記実施の形態1及び2に
おいては、可撓導体保持ポスト41dを介して可撓導体
51がデアイオングリッド52aに接触するように構成
したものを示したが、可撓導体保持ポスト41dが無く
ても、可撓導体51の成形、あるいは、デアイオングリ
ッド消弧装置52の絶縁側板(図示せず)などを利用し
て接触するように構成することが可能である。
おいては、可撓導体保持ポスト41dを介して可撓導体
51がデアイオングリッド52aに接触するように構成
したものを示したが、可撓導体保持ポスト41dが無く
ても、可撓導体51の成形、あるいは、デアイオングリ
ッド消弧装置52の絶縁側板(図示せず)などを利用し
て接触するように構成することが可能である。
【0054】実施の形態4.上記実施の形態1,2及び
3においては、いずれも、可撓導体51がデアイオング
リッド52aに接触するように構成したものを示した
が、可撓導体51とデアイオングリッド52aとは常時
接触していなくても同様の作用効果が得られる。即ち、
上記実施の形態1,2及び3において、可撓導体51と
デアイオングリッド52aの上面との間に隙間がある場
合、所定値を超過した過電流が上記可撓導体51に流れ
たとき、その過電流により発生する電磁力により上記可
撓導体51の一部分が消弧装置の1枚目のデアイオング
リッド52aの上面に接触する。この接触が電気的に接
触するように構成すれば、実施の形態1,2及び3のも
のと同様に、発生したアークが瞬時に両接点45,47
からデアイオングリッド52a及びアークランナ44a
に転流して、両接点45,47の損傷が抑制される。
3においては、いずれも、可撓導体51がデアイオング
リッド52aに接触するように構成したものを示した
が、可撓導体51とデアイオングリッド52aとは常時
接触していなくても同様の作用効果が得られる。即ち、
上記実施の形態1,2及び3において、可撓導体51と
デアイオングリッド52aの上面との間に隙間がある場
合、所定値を超過した過電流が上記可撓導体51に流れ
たとき、その過電流により発生する電磁力により上記可
撓導体51の一部分が消弧装置の1枚目のデアイオング
リッド52aの上面に接触する。この接触が電気的に接
触するように構成すれば、実施の形態1,2及び3のも
のと同様に、発生したアークが瞬時に両接点45,47
からデアイオングリッド52a及びアークランナ44a
に転流して、両接点45,47の損傷が抑制される。
【0055】実施の形態5.上記の実施の形態では、い
ずれも漏電遮断器について説明したが、この発明は、漏
電遮断器に限らず、回路遮断器にも適用できるものであ
る。また、電灯分電盤用協約形配線用遮断器に限定され
るものではなく、小形の回路遮断器に広く適用できるも
のである。
ずれも漏電遮断器について説明したが、この発明は、漏
電遮断器に限らず、回路遮断器にも適用できるものであ
る。また、電灯分電盤用協約形配線用遮断器に限定され
るものではなく、小形の回路遮断器に広く適用できるも
のである。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に述べるような効果を奏する。
れているので、以下に述べるような効果を奏する。
【0057】この発明の回路遮断器によれば、可動接触
子に接続された可撓導体の一部分が、デアイオングリッ
ド消弧装置の最外側のデアイオングリッドの一面と電気
的に接触するように構成されているので、可動接触子と
固定接触子の間に発生したアークが、瞬時にデアイオン
グリッド及びアークランナに転流して、両接触子の接点
の損傷が抑制される。従って、小形の回路遮断器であっ
ても遮断容量の格上げが可能になる。
子に接続された可撓導体の一部分が、デアイオングリッ
ド消弧装置の最外側のデアイオングリッドの一面と電気
的に接触するように構成されているので、可動接触子と
固定接触子の間に発生したアークが、瞬時にデアイオン
グリッド及びアークランナに転流して、両接触子の接点
の損傷が抑制される。従って、小形の回路遮断器であっ
ても遮断容量の格上げが可能になる。
【0058】また、可撓導体保持ポストを設けて可撓導
体を保持したものは、可動接触子が開閉しても安定した
動きになり、他の部品に接触したり、あるいは、絡まる
などの問題を生じない。従って、可撓導体の成形作業が
容易であり、可撓導体の断線の問題も抑制される。
体を保持したものは、可動接触子が開閉しても安定した
動きになり、他の部品に接触したり、あるいは、絡まる
などの問題を生じない。従って、可撓導体の成形作業が
容易であり、可撓導体の断線の問題も抑制される。
【0059】さらに、過電流により発生する電磁力によ
り可撓導体の一部分が消弧装置の最外側のデアイオング
リッドの一面に電気的に接触するように構成したもの
も、可撓導体の動きが安定するので、他の部品に接触し
たり、あるいは、絡まるなどの問題が抑制される。
り可撓導体の一部分が消弧装置の最外側のデアイオング
リッドの一面に電気的に接触するように構成したもの
も、可撓導体の動きが安定するので、他の部品に接触し
たり、あるいは、絡まるなどの問題が抑制される。
【図1】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器の一部
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
【図2】 図1の漏電遮断器の開路状態を示す正面断面
図である。
図である。
【図3】 図1の漏電遮断器のトリップ状態を示す正面
断面図である。
断面図である。
【図4】 ユニット化された過電流引き外し装置の構成
図である。
図である。
【図5】 図1の漏電遮断器の閉路状態を示す背面断面
図である。
図である。
【図6】 図1の漏電遮断器の開路状態を示す背面断面
図である。
図である。
【図7】 図1の漏電遮断器のトリップ状態を示す背面
断面図である。
断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の漏電遮断器の一部
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
【図9】 図8の漏電遮断器の開路状態を示す正面断面
図である。
図である。
【図10】 図8の漏電遮断器のトリップ状態を示す正
面断面図である。
面断面図である。
【図11】 図8の漏電遮断器の閉路状態を示す背面断
面図である。
面図である。
【図12】 図8の漏電遮断器の開路状態を示す背面断
面図である。
面図である。
【図13】 図8の漏電遮断器のトリップ状態を示す背
面断面図である。
面断面図である。
【図14】 従来の漏電遮断器を示す正面断面図であ
る。
る。
【図15】 従来の漏電遮断器の開路状態を示す正面断
面図である。
面図である。
【図16】 従来の漏電遮断器のトリップ状態を示す正
面断面図である。
面断面図である。
【図17】 ユニット化された過電流引き外し装置の構
成図である。
成図である。
【図18】 従来の漏電遮断器の閉路状態を示す背面断
面図である。
面図である。
【図19】 従来の漏電遮断器の開路状態を示す背面断
面図である。
面図である。
【図20】 従来の漏電遮断器のトリップ状態を示す背
面断面図である。
面断面図である。
40 第1のカバー、41 ベース、41d 可撓導体
保持ポスト、42 第2のカバー、43 絶縁筐体、4
4 固定接触子、45 固定接点、46 可動接触子、
47 可動接点、48 クロスバー、51 可撓導体、
52 消弧装置、52a デアイオングリッド、60
過電流引き外し装置、61 電源側端子、62 バイメ
タル、63 固定鉄片、64 可動鉄片、66 調整ね
じ、67 可動鉄片、69 開閉機構部、70 フレー
ム、72 係止レバー、76 ハンドル、81 負荷側
端子、82 零相変流器、83 制御回路、84 漏電
引き外し装置、87 電磁石部、89 漏電トリップ表
示ボタン、91 トリップレバー、95ガイドプレー
ト、96 ハンドルばね、98 トリップバー。
保持ポスト、42 第2のカバー、43 絶縁筐体、4
4 固定接触子、45 固定接点、46 可動接触子、
47 可動接点、48 クロスバー、51 可撓導体、
52 消弧装置、52a デアイオングリッド、60
過電流引き外し装置、61 電源側端子、62 バイメ
タル、63 固定鉄片、64 可動鉄片、66 調整ね
じ、67 可動鉄片、69 開閉機構部、70 フレー
ム、72 係止レバー、76 ハンドル、81 負荷側
端子、82 零相変流器、83 制御回路、84 漏電
引き外し装置、87 電磁石部、89 漏電トリップ表
示ボタン、91 トリップレバー、95ガイドプレー
ト、96 ハンドルばね、98 トリップバー。
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉機構により駆動され固定接触子に対
して接離するようになされた可動接触子と、一端が上記
可動接触子に接続され、他端は端子装置に通じるように
なされた可撓導体と、上記可動接触子と上記端子装置の
中間に位置すると共に、上記可撓導体に近接して配置さ
れたデアイオングリッド消弧装置とを備えるものにおい
て、上記消弧装置のデアイオングリッドに上記可撓導体
の一部分を電気的に接触させたことを特徴とする回路遮
断器。 - 【請求項2】 最外側のデアイオングリッドの一面に近
接して可撓導体保持ポストを設け、可撓導体を上記最外
側のデアイオングリッドの一面と上記可撓導体保持ポス
トの間を通して保持したことを特徴とする請求項1記載
の回路遮断器。 - 【請求項3】 可撓導体保持ポストに可撓導体の一部分
を巻回して保持したことを特徴とする請求項2記載の回
路遮断器。 - 【請求項4】 開閉機構により駆動され固定接触子に対
して接離するようになされた可動接触子と、一端が上記
可動接触子に接続され、他端は端子装置に通じるように
なされた可撓導体と、上記可動接触子と上記端子装置の
中間に位置すると共に、上記可撓導体に近接して配置さ
れたデアイオングリッド消弧装置とを備えるものにおい
て、上記消弧装置のデアイオングリッドに上記可撓導体
の一部分が近接するように配置し、所定値を超過した過
電流が上記可撓導体に流れたとき、その過電流により発
生する電磁力により上記可撓導体の一部分が上記消弧装
置のデアイオングリッドに電気的に接触するようにした
ことを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17429898A JP2000011818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-06-22 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17429898A JP2000011818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-06-22 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011818A true JP2000011818A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15976230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17429898A Pending JP2000011818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-06-22 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011818A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006278113A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Mitsubishi Electric Corp | 漏電遮断器 |
CN102254757A (zh) * | 2011-06-24 | 2011-11-23 | 人民电器集团有限公司 | 一种小型断路器的中性极结构 |
KR200463716Y1 (ko) | 2008-07-16 | 2012-11-23 | 현대중공업 주식회사 | 기중 차단기의 한류 장치 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP17429898A patent/JP2000011818A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006278113A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Mitsubishi Electric Corp | 漏電遮断器 |
JP4507944B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-07-21 | 三菱電機株式会社 | 漏電遮断器 |
KR200463716Y1 (ko) | 2008-07-16 | 2012-11-23 | 현대중공업 주식회사 | 기중 차단기의 한류 장치 |
CN102254757A (zh) * | 2011-06-24 | 2011-11-23 | 人民电器集团有限公司 | 一种小型断路器的中性极结构 |
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