JP2000011391A - 光記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の厚さを薄く、横幅を小さく、以て装置
の外形を小さく形成できる光記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 光ヘッドを移動させるリニア機構に供給
される駆動電力が遮断されたときに各光ヘッドを固定す
るロック機構を、装置の外形形状の拡大の要因とならな
いように配設する。光ディスク１７に対してそれぞれ独
立してアクセス可能な複数の光ヘッド３ａ，３ｂ，３ｃ
と、これらの光ヘッドを保持し放射状に移動自在に配設
された複数のキャリッジ４と、これらのキャリッジ４を
案内するためにトラッキング方向へ延伸させて配設され
た一対のガイドシャフト５と、キャリッジ４を移動させ
る移動手段７と、供給電力が遮断されたときにキャリッ
ジ４を固定するためにガイドシャフト５の下方に配置さ
れたロック機構８とを備える構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は開口部を有するカー
トリッジに収納された記録媒体に対して、データの記録
再生を行う光記録再生装置に関するものであり、特に複
数の光ヘッドを用いてデータの記録再生を行うように構
成された光記録再生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の光記録再生装置として特
開平４−１１３５３７号公報に開示される光磁気ディス
ク装置を図８に示す。この図８（ａ）は従来の光記録再
生装置の平面図、（ｂ）は従来の光記録再生装置の側面
図である。

【０００３】この従来の光記録再生装置は、開口部１０
６を有するカートリッジ１０５に収納された一枚の光デ
ィスク１０７に対してそれぞれ独立してアクセス可能な
複数の光ヘッド１０１ａ、１０１ｂと、光ディスク１０
７のトラックを横断するトラッキング方向へ各光ヘッド
１０１ａ、１０１ｂを個別独立して案内する案内手段１
０２と、この案内手段１０２に沿って各光ヘッド１０１
ａ、１０１ｂを移動させるリニアモータ１０３ａ、１０
３ｂとを備える構成である。

【０００４】案内手段１０２は、平行に配設される一対
のサイドレール１０８と、この一対のサイドレール１０
８の間に平行に配設されるセンターレール１０９とから
構成されており、サイドレール１０８とセンターレール
１０９との間に各光ヘッド１０１ａ、１０１ｂをレール
の長手方向へ移動自在に配設されている。つまり、セン
ターレール１０９は光ヘッド１０１ａ、１０１ｂに共用
されることによって、トラック方向の寸法を小さく抑
え、規格化されたカートリッジ１０５の開口部１０６内
に複数の光ヘッド１０１ａ、１０１ｂを配置できるよう
にしたものである。

【０００５】各光ヘッド１０１ａ、１０１ｂには、レ−
ザ光を光ディスク１０７の記録面に照射する対物レンズ
１１０ａ、１１０ｂが備えられており、又、光ディスク
１０７の最内周縁情報から最外周縁情報までを含む範囲
を移動できる構成である。光記録再生装置における光ヘ
ッド１０１ａ、１０１ｂは、シーク速度を向上させるた
めに、光ヘッド１０１ａ、１０１ｂをトラッキング方向
に移動させる動力源として、リニアの動力により駆動さ
れる構成である。

【０００６】なお、１つの光ヘッドで記録媒体のデータ
を記録再生する構成の光記録再生装置が従来から知られ
ているが、この装置では、ハードディスクに比べるとデ
ータ転送速度が遅く、大量のデータを記録再生する際に
非常に時間がかかっていたため、複数の光ヘッドで記録
媒体のデータを記録再生し、データの記録再生の高速化
を図る光記録再生装置の開発が行われている。しかし、
光磁気ディスクといった書換え可能な光ディスクについ
ては、ディスク表面が損傷してデータの記録再生が不可
能にならないように通常開口部を有するカートリッジに
収納されており、又この開口部が、基本的に１つの光ヘ
ッドを配置することを想定して形成されている。このた
め、開口部に複数の光ヘッドを配置することが困難であ
るが、記録媒体に対して複数の光ヘッドでデータの記録
再生を行う光記録再生装置の開発が行われている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の光記録再生装置
は以上のように構成されていたことから、リニアモータ
に供給される駆動電力が遮断されたときに各光ヘッドを
固定させ、光ヘッドに作用する振動及び衝撃を軽減する
ロック機構を配設する場合、サイドレール間に配設スペ
ースがないので、サイドレールの外側等に突出した状態
に配設され、その分だけ装置の外形が大きくなるという
課題を有する。

【０００８】本発明は、リニア機構に供給される駆動電
力が遮断されたときに各光ヘッドを固定するロック機構
を、装置の外形形状の拡大の要因とならないように配設
して、装置の厚さを薄く形成し、若しくは装置の横幅を
小さく形成し、装置の外形を小さく形成できる光記録再
生装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の光記録再生装置
においては、リニア機構へ供給される駆動電力が遮断さ
れたときに各光ヘッドを固定するロック機構を、記録媒
体の最外周部分に相当する光ヘッドの側端位置に配設、
又は少なくとも記録媒体の最内周、最外周、最内周と最
外周との中間地点における光ヘッドの移動する位置の下
方位置に選択的に配設させている。このため、前者では
ロック機構を配設するスペースを確保しやすく、装置の
厚さを薄く形成でき、後者では装置の外形を小さく形成
することができる。又ロック機構について説明すると、
本発明の光記録再生装置を内蔵するコンピュータなどの
電源遮断処理をコンピュータの操作者より指示された場
合、光記録再生装置にも電力供給が中止されるという情
報を伝達する。電力供給中止の信号を受け取った光記録
再生装置は、光ヘッドをロック機構で固定する。この光
ヘッドの固定により、電力が供給されなくなった場合に
発生する光ヘッドへの振動、衝撃を防止できる。

【００１０】さらに、コンピュータなどからの電力供給
遮断は、常に操作者が操作の終了をコンピュータへ指示
するものではなく、不意の停電、操作ミスなどにより電
源が遮断される場合がある。不意の電源遮断に対して
は、光記録再生装置内部に、緊急時に使用される電力を
保持する畜電部品などを搭載し、常に電力を保持してお
く。そして、不意に光記録再生装置への電力が遮断され
た場合、緊急用に使用される畜電部品などから電力を供
給し、光ヘッドをコンピュータの処理終了位置に移動さ
せ、光ヘッドをロック機構で固定し、光ヘッドへ作用す
る振動、衝撃を防止する。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、開口部を有するカートリッジに収納された円盤状の
記録媒体に対し、磁気的なリニア機構により記録媒体の
略半径方向へ移動自在な複数の光ヘッドでデータの記録
再生を行う光記録再生装置であって、複数の光ヘッドを
カートリッジの開口部内における記録媒体の半径方向に
放射状に配設し、リニア機構へ供給される駆動電力が遮
断されたときに各光ヘッドを固定するロック機構を、記
録媒体の最外周部分に相当する光ヘッドの側端位置に配
設したことを特徴とする光記録再生装置であり、リニア
機構へ供給される駆動電力が遮断されたときに各光ヘッ
ドを固定するロック機構を、記録媒体の最外周部分に相
当する光ヘッドの側端位置に配設することで、ロック機
構を配設し易くなり、又、装置の厚さを薄く形成できる
という作用を有する。

【００１２】本発明の請求項２に記載の発明は、開口部
を有するカートリッジに収納された円盤状の記録媒体に
対し、磁気的なリニア機構により記録媒体の略半径方向
へ移動自在な複数の光ヘッドでデータの記録再生を行う
光記録再生装置であって、複数の光ヘッドをカートリッ
ジの開口部内における記録媒体の半径方向に放射状に配
設し、リニア機構へ供給される駆動電力が遮断されたと
きに各光ヘッドを固定するロック機構を、記録媒体の最
内周、最外周又は最内周及び最外周の中間地点における
光ヘッドが移動する任意の位置の下方位置に選択的に配
設したことを特徴とする光記録再生装置であり、ロック
機構を配設する位置を選択することで装置の横幅を小さ
く形成でき、装置の外形を小さく形成できるという作用
を有する。

【００１３】以下本発明の実施の形態について、図１な
いし図４を用いて説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１における
光記録再生装置の全体を表わす平面図、図２は図１のＡ
−Ａ断面図、図３は図１の光記録再生装置の拡大平面
図、図４は本発明の実施の形態１のロック機構図であ
る。

【００１４】以上の各図において本実施の形態に係る光
記録再生装置は、光ディスクを装着するターンテーブル
１と、ターンテーブル１を回転させるスピンドルモータ
２と、光ディスク１７を収容するカートリッジ２３の開
口部２４の位置に配置させ、カートリッジ２３内の光デ
ィスク１７に対してそれぞれ独立してアクセス可能な複
数の光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃと、光ディスク１７のト
ラックを横断するトラッキング方向へ移動自在に配設さ
れ、対応する光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを保持する複数
のキャリッジ４と、光ディスク１７のトラッキング方向
へ延伸させて配設され、キャリッジ４をトラッキング方
向へ案内する一対のガイドシャフト５と、光ディスク１
７の記録面に照射するレ−ザ光を出射させ、記録面で反
射する反射光を検出するレ−ザユニット６と、キャリッ
ジ４をトラッキング方向へ移動させる移動手段７と、こ
の移動手段７に供給される駆動電力の供給停止中にキャ
リッジ４を固定するロック機構８とを備える構成であ
る。

【００１５】キャリッジ４の移動手段７は、キャリッジ
４に設けたコイル１０と、このコイル１０の中に装着さ
れるヨーク１１と、コイル１０の付近に配設した磁石１
２とから形成されるリニア機構を構成している。

【００１６】次に、図４（ａ）はロック解除の状態を、
図４（ｂ）はロック状態を表わす図である。これら図４
において、各ロック機構８は、各キャリッジ４が進退す
通路の下方位置に配設されており、キャリッジ４の凹部
１３に挿入してキャリッジ４を固定するキャリッジロッ
ク爪１４と、このキャリッジロック爪１４をキャリッジ
４の凹部１３から離す方向に付勢するキャリッジロック
爪用スプリング１５と、駆動電力の供給停止中にキャリ
ッジロック爪１４をキャリッジ４の凹部１３内に挿入す
るように押圧する押圧具１６（一例としてソレノイド等
が用いられている）とで構成されている。

【００１７】光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃは、光ディスク
１７の記録面にレ−ザ光を照射する対物レンズ１８と、
対物レンズ１８を装着するレンズホルダー１９と、レン
ズホルダー１９をレンズホルダー１９に固定する板バネ
２０と、レンズホルダー１９に設けたフォーカスコイル
２１とを備える構成である。フォーカスコイル２１に流
す電流の方向により対物レンズ１８を光ディスク１７の
記録面に近付けたり、遠ざけたりできる。

【００１８】キャリッジ４は、レーザユニット６から出
射されるレーザ光を光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃの対物レ
ンズ１８に入射させる反射ミラー２２を備える構成であ
る。

【００１９】次に、以上の構成に基づく本実施の形態１
に係る光記録再生装置の動作について説明する。レーザ
ユニット６から出射されたレーザ光は、反射ミラー２２
で反射されて対物レンズ１８に入射し、対物レンズ１８
で集光されて光ディスク１７の記録面上にスポットを結
ぶ。又光ディスク１７の記録面で反射したレーザ光の反
射光は再び対物レンズ１８を通過し、反射ミラー２２で
反射されてレーザユニット６に戻り、レーザユニット６
内の受光素子（図示せず）に入射する。このレーザユニ
ット６内の受光素子（図示せず）で、光ディスク１７の
記録面からの反射光から対物レンズ１８で集光したスポ
ットとトラック方向における位置ずれ量を検出し、これ
を制御回路にフィードバックして光ヘッド３ａ、３ｂ、
３ｃのフォーカスコイル２１とコイル１０に流す電流を
コントロールし、対物レンズ１８の位置を補正する。

【００２０】トラッキング方向のキャリッジ４の移動
は、コイル１０に電流が流されることにより、ヨーク１
１と磁石１２との磁気的作用で発生する推進力でもっ
て、トラッキング方向にキャリッジ４を移動させる。

【００２１】次に、本発明の光記録再生装置を内蔵させ
たコンピュータについて、コンピュータの使用が終了し
た際における、光記録再生装置の終了処理について説明
する。コンピュータの操作者がコンピュータの使用を終
了し、電源遮断の指示をしたとき、本発明における光記
録再生装置内のそれぞれのキャリッジ４を図２から図４
に示すように光ディスク１７の最内周に移動させる。そ
して、すべてのキャリッジ４が光ディスク１７の最内周
に移動されると、図４（ａ）に矢印Ａで示すように、キ
ャリッジロック爪用スプリング１５の付勢力でキャリッ
ジ４の凹部１３から離れた状態のキャリッジロック爪１
４を、押圧具１６の駆動力により、矢印Ａ方向に軸を中
心に回転させる。

【００２２】その結果、図４（ｂ）に示すようにキャリ
ッジ４の底部に設けられた凹部１３にキャリッジロック
爪１４が入り込み固定され、キャリッジ４はトラッキン
グ方向に移動不可能となる。複数のキャリッジ４の固定
が終了した時点で、本発明の光記録再生装置の終了処理
を終了したことを本発明の光記録再生装置の制御を司る
コンピュータに通知し、そして、コンピュータ側の電源
が遮断する。

【００２３】ここで、コンピュータの電源が正規の方法
ではなく、停電などにより不意に電源を切られた場合で
は、本発明の光記録再生装置内に取り付けられたコンデ
ンサーなどに常に電荷を貯えておき、電源が遮断された
時点において、電荷の貯えられたコンデンサーの電力に
より、複数の光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを所定の位置に
移動させ、同様にキャリッジロック爪１４により、キャ
リッジ４を固定する。

【００２４】このようにして、駆動電力が遮断された場
合でも光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを固定させることで、
光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃに作用する搬送中の振動及び
衝撃を軽減し、光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃの破壊を防止
できる。

【００２５】又、各光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃのロック
機構８を、各キャリッジ４が移動する通路の下方にそれ
ぞれ配設しているので、装置の横幅を小さく形成し、装
置の外形を小さく形成できる。

【００２６】（実施の形態２）次に、図５から図７に基
づいて本発明の実施の形態２に係る光記録再生装置を説
明する。本発明の実施の形態２に係る光記録再生装置の
基本的な構成は、前述の実施の形態１と同一構成であ
り、同一の構成部分は省略し、相違点について説明す
る。図５は本発明の実施の形態２における光記録再生装
置の拡大平面図、図６及び図７は図５のロック機構の要
部拡大図、図５の他のロック機構の平面図である。

【００２７】実施の形態１に係る光記録再生装置では、
各ロック機構８を各キャリッジ４が移動する通路の下方
にそれぞれ配設していた。本実施の形態２に係る光記録
再生装置では、光ヘッド３ａ、３ｃに対するロック機構
８をガイドシャフト５の後端部分の横の位置に配設し、
光ヘッド３ｂに対するロック機構８を実施の形態１と同
様に光ヘッド３ｂの移動する位置の下方位置に配設して
いる。

【００２８】又、図６と図７において、光ヘッド３ａ、
３ｃに対するロック機構８は、キャリッジロック爪１４
をキャリッジ４の底部の凹部１３でなく、キャリッジ４
の軸受け間の凹部２５に挿入し、光ヘッド３ａ、３ｃを
固定する構成である。このため、光ヘッド３ａ、３ｃに
対するロック機構８は、光ヘッド３ａ、３ｃに対するキ
ャリッジロック爪１４と、キャリッジロック爪用スプリ
ング１５と、押圧具１６（一例としてソレノイド等が用
いられている）との配設位置が異なっている。

【００２９】次に、本発明の光記録再生装置を内蔵させ
たコンピュータについて、コンピュータの使用が終了し
た際における、光記録再生装置の終了処理について説明
する。

【００３０】コンピュータの操作者がコンピュータの使
用を終了し、電源遮断の指示をしたとき、図５から図７
に示すように、本発明における光記憶装置内のそれぞれ
のキャリッジ４を移動させ、各光ヘッド３ａ、３ｂ、３
ｃを光ディスク１７の最内周（ここでは、光ヘッド３
ｂ）、最外周（ここでは、光ヘッド３ｃ）、最内周と最
外周の中間点（ここでは、光ヘッド３ａ）に分けて配置
させる。そして、すべてのキャリッジ４を所定の位置に
移動させた後、それぞれのキャリッジ４を以下のように
固定する。

【００３１】光ヘッド３ａにおいては、図６（ａ）
（ｂ）（ｃ）に示すように通常キャリッジロック爪用ス
プリング１５の付勢力で、キャリッジ４の凹部２５から
離れた位置に配置されるキャリッジロック爪１４が押圧
具１６の駆動力により、矢印Ｂ方向（図６（ｃ）参照）
に軸を中心にして回転する。その結果、キャリッジ４の
軸受け間の凹部２５にキャリッジロック爪１４が挿入さ
れ、キャリッジ４をトラッキング方向に移動不可能とな
るように固定し、光ディスク１７の最内周と最外周の中
間点で光ヘッド３ａを固定させる。

【００３２】光ヘッド３ｃにおいては、図７（ａ）
（ｂ）（ｃ）に示すように通常キャリッジロック爪用ス
プリング１５の付勢力で、キャリッジ４の凹部２５から
離れた位置に配置されるキャリッジロック爪１４が押圧
具１６の駆動力により、矢印Ｃ方向（図７（ｃ）参照）
に軸を中心にして回転する。その結果、キャリッジ４の
軸受け間の凹部２５にキャリッジロック爪１４が挿入さ
れ、キャリッジ４をトラッキング方向に移動不可能とな
るように固定し、光ディスク１７の最外周で光ヘッド３
ｃを固定させる。

【００３３】中央の光ヘッド３ｂにおいては図４に示す
ように、実施の形態１と同様にキャリッジ４を固定させ
る。

【００３４】その後、すべてのキャリッジ４の固定が終
了した時点で、本発明の光記録再生装置の終了処理が終
了したことを本発明の光記録再生装置の制御を司るコン
ピュータに通知し、そして、コンピュータ側の電源が終
了する。

【００３５】ここで、コンピュータの電源が正規の方法
ではなく、停電などにより不意に電源を切断された場
合、常に本発明の光記録再生装置内に取り付けられたコ
ンデンサーなどに電荷を貯えておき、電源が遮断された
時点において、電荷の貯えられたコンデンサーの電力に
より、複数の光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを所定の位置に
移動させ、キャリッジロック爪１４でキャリッジ４を固
定し、各光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを所定の位置で固定
させる。

【００３６】このように、駆動電力が遮断された場合で
も各光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを固定させることで、光
ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃに作用する搬送中の振動及び衝
撃を軽減し、光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃの破壊を防止で
きる。更に、光ヘッド３ａ、３ｂ、３ｃを光ディスク１
７の最内周、最外周、最内周と最外周の中間点に分けて
固定しているので、光ディスク１７の最内周で固定され
た光ヘッド３ｂで光ディスクの情報データを読み込み、
残り光ヘッド３ａ、３ｃで即座にデータの記録再生を行
うことができ、データの高速記録再生を実現することが
できる。

【００３７】又、光ヘッドの移動する位置の下方位置に
配設しているので、装置の厚さを薄く形成でき、装置の
外形を小さく形成できる。

【００３８】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、各光ヘッ
ドを移動させるリニア機構へ供給される駆動電力が遮断
されたときに、各光ヘッドを固定するロック機構を装置
の外形形状の拡大の要因とならないように配設できるこ
とから、装置の厚さを薄く形成でき、若しくは装置の横
幅を小さく形成でき、装置の外形を小さく形成すること
ができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１における光記録再生装置
の全体を表わす平面図

【図２】図１のＡ−Ａ断面図

【図３】図１の光記録再生装置の拡大平面図

【図４】本発明の実施の形態１のロック機構図

【図５】本発明の実施の形態２における光記録再生装置
の拡大平面図

【図６】図５のロック機構の要部拡大図

【図７】図５の他のロック機構の平面図

【図８】（ａ）は従来の光記録再生装置の平面図 （ｂ）は従来の光記録再生装置の側面図

【符号の説明】

１ ターンテーブル ２ スピンドルモータ ３ａ、３ｂ、３ｃ、１０１ａ、１０１ｂ 光ヘッド ４ キャリッジ ５ ガイドシャフト ６ レーザユニット ７ 移動手段 ８ ロック機構 １０ コイル １１ ヨーク １２ 磁石 １３、２５ 凹部 １４ キャリッジロック爪 １５ キャリッジロック爪用スプリング １６ 押圧具 １７、１０７ 光ディスク １８、１１０ａ、１１０ｂ 対物レンズ １９ レンズホルダー ２０ 板バネ ２１ フォーカスコイル ２２ 反射ミラー ２３、１０５ カートリッジ ２４、１０６ 開口部 １０２ 案内手段 １０３ａ、１０３ｂ リニアモータ １０８ サイドレール １０９ センターレール

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5D068 AA02 BB01 CC07 EE01 EE15 EE16 EE17 EE18 GG06 5D117 AA02 CC06 EE17 FF27 GG06 JJ20 5D119 AA02 BA01 CA12 DA13 DA15 MA05

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】開口部を有するカートリッジに収納された
   円盤状の記録媒体に対し、磁気的なリニア機構により記
   録媒体の略半径方向へ移動自在な複数の光ヘッドでデー
   タの記録再生を行う光記録再生装置であって、前記複数
   の光ヘッドをカートリッジの開口部内における記録媒体
   の半径方向に放射状に配設し、前記リニア機構へ供給さ
   れる駆動電力が遮断されたときに各光ヘッドを固定する
   ロック機構を、記録媒体の最外周部分に相当する光ヘッ
   ドの側端位置に配設したことを特徴とする光記録再生装
   置。
2. 【請求項２】開口部を有するカートリッジに収納された
   円盤状の記録媒体に対し、磁気的なリニア機構により記
   録媒体の略半径方向へ移動自在な複数の光ヘッドでデー
   タの記録再生を行う光記録再生装置であって、前記複数
   の光ヘッドをカートリッジの開口部内における記録媒体
   の半径方向に放射状に配設し、前記リニア機構へ供給さ
   れる駆動電力が遮断されたときに各光ヘッドを固定する
   ロック機構を、記録媒体の最内周、最外周又は最内周及
   び最外周の中間地点における光ヘッドが移動する任意の
   位置の下方位置に選択的に配設したことを特徴とする光
   記録再生装置。