JP2000009749A - 電気検査用ピンと電気検査治具およびそれらの作製方法 - Google Patents

電気検査用ピンと電気検査治具およびそれらの作製方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気検査用ピンとワイヤー線の接続部におけ
る抵抗値を最小にし、狭ピッチの配置が可能なプリント
配線板の電気検査用ピンおよび電気検査治具を提供し、
低抵抗の電気検査に対応しうることを目的とする。 【解決手段】 電気検査用ピン1のソケット3のワイヤ
ー線5との接続において、前記ソケット3の管内にワイ
ヤー線5を挿入し、はんだ付けすることにより接続部の
接触抵抗を最小にすることができ、さらに接続部がソケ
ット径と同径であるため、高密度プリント配線板の密集
部においても隣接ピンとの接触もなく高密度のプリント
配線板の低抵抗での検査が可能な電気検査治具を効率的
に作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に数
多く使用されているプリント配線板の電気検査に用いる
電気検査用ピンと電気検査治具およびそれらの作製方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線板は電子機器の小型
化や多機能化や電子部品の自動挿入化あるいは表面実装
化などに伴い、高密度・高精度化などの厳しい要求がな
されている。特に高密度のプリント配線板になれば電気
検査治具の電気検査用ピンを狭ピッチに設計・配置する
必要があり、またビルドアップの多層プリント配線板や
貫通穴に導電性ペーストを充填することにより両面また
は内層間あるいは最外層との電気的接続を図るプリント
配線板や導通孔の直上に実装部品のはんだ付けランドを
形成したプリント配線板も年々増加してきた。そのため
各配線パターンおよび導通孔の電気検査における抵抗値
も高精度に検出する必要があり、電気検査機も低抵抗で
の検出を要求されてきた。
【0003】以下に従来のプリント配線板の電気検査機
の構成および作製方法について説明する。
【0004】図6は従来のプリント配線板用のコンタク
トプローブとワイヤー線との結線を示す概略構成図であ
り、図7は従来の電気検査治具の概略構成図である。
【0005】図6、図7において20は電気検査用ピ
ン、21はコンタクトプローブ、22はソケット、23
は接続部、24はワイヤー線、25はベースボード、2
6はガイドプレート、27はつばによる止まり部、28
は絶縁性チューブである。
【0006】まず、電気検査用ピン20のソケット22
とワイヤー線24との結線方法について図6を用いて説
明する。図6(a)の方法は、ワイヤー線24をソケッ
ト22に挿入した後、機械的なカシメ等により、圧着し
て接続する方法で、この場合接続部23の直径はソケッ
ト22の直径とほぼ同等となる。また図6(b)の方法
はワイヤー線24に予備はんだをした後、ソケット22
の一部切欠した側面ではんだ付けにより接続する方法で
あり、図6(c)の方法は、ワイヤー線24をソケット
22に挿入した後、もしくは挿入せずにソケットの先端
部ではんだ付けする方法である。
【0007】ここで、上記図6(b)および図6(c)
による方法ではワイヤー線24とソケット22の接続部
23周辺ではんだが露出しているため絶縁性のチューブ
28で被覆する必要があり、この場合、接続部23の直
径はソケット22の直径より大きくなるものであった。
【0008】次に、電気検査用治具について図7を用い
て説明する。図7は、電気検査用ピン20をベースボー
ド25に組込み、ガイドプレート26を取付けた構成の
断面図である。図の構成において、ベースボード25の
加工穴の径は電気検査用ピン20がガタつかない程度
に、ソケット22の直径より少し大きく加工しており、
また止まり部27の直径はベースボード25の加工穴の
径よりも少し大きく形成している。
【0009】図7の構成から明らかなように、図6
(a)で示したカシメ等により圧着する方法において
は、必要な数の電気検査用ピン20を事前にワイヤー線
24と結線しておき、その後にベースボード25に組込
むことが可能であり、作業性が優れている。一方、図6
(b)および(c)で示した結線方法では、接続部23
の直径が大きくなるため、ベースボード25にソケット
22を組込んだ後しか結線することができない。
【0010】なお、この後、コンタクトプローブ21の
位置を確保するためガイドプレート26を取付け、さら
にワイヤー線24をコネクタ等に結線して、電気検査用
治具を完成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら高密度の
プリント配線板に対応する電気検査治具においては、小
径の電気検査用ピンを狭ピッチに配置し、さらには治具
の結線部の接触抵抗を最小にすることが要求されてお
り、最近ではコンタクトプローブのピッチが0.5〜
0.2mmに配置する必要性や接触抵抗値が数mΩ以下が
要求されるようになってきた。
【0012】まず、狭ピッチに対応する電気検査治具
は、上記の図6(a)に示す方法で圧着によりソケット
22とワイヤー線24を結線したのち、ベースボード2
5に組込むことにより対応することが可能であるが、こ
の方法の場合、接続部23の圧着した部分のソケット2
2とワイヤー線24の接触による抵抗値が大きくかつそ
のばらつきが大きくなり、測定の結果も、抵抗値のバラ
ツキは0.10Ω〜170Ωであった。そのためコンタ
クトプローブを狭ピッチに配置できたとしても、数mΩ
単位の検出を必要とする場合は対応できないものであっ
た。
【0013】一方、図6(b),(c)に示したよう
に、ベースボード25に先にソケットを組み込んだ後で
半田付けにより結線を行う方法では、ソケット22とワ
イヤー線24の接触による抵抗値は0.10mΩ程度ま
で低くなり、さらにばらつきも図6(a)の方法に比較
して減少するが、この方法の場合、ソケット22の径よ
り接続部23のはんだ付け部分の径が大きくなるため隣
接ピンとの接触による短絡の発生を防止するため絶縁性
のチューブで被覆する必要があり、この場合はさらに接
続部23の直径が大きくなり、高密度プリント配線板の
狭ピッチに対応することは不可能となる。さらにベース
ボード25に対し電気検査用ピン20の密集部は、はん
だ付けが困難であり、しかもソケット22とワイヤー線
24を事前にはんだ付け結線した後ベースボード25に
組み込むという作業手順をとることができず、そのため
電気検査用治具の作製に多くの時間を費やすことになっ
ている。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、電気検査用ピンのソケットとワイヤー線の接続部に
おける抵抗値を最小にし、同時に狭ピッチ配置が可能な
プリント配線板の電気検査用ピンおよびそれを用いた電
気検査用治具およびその作製方法を提供し、高密度プリ
ント配線板における低抵抗の電気検査に対応しうること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、コンタクトプローブとそれを覆うソケット
とからなる電気検査用ピンとワイヤー線との接続におい
て、前記ソケットの管内にワイヤー線を挿入し、ソケッ
ト間内に存在するはんだによりワイヤー線と電気的に接
続した電気検査用ピンを用いることにより、電気検査を
ソケットとワイヤー接続部の接触抵抗を最小にすること
ができ、さらに事前に結線しても接続部がソケット径よ
り大きくなることがないため、高密度プリント配線板の
密集部においてもベースボードにワイヤー線側から組み
込みが可能であり、しかも隣接する電気検査用ピンとの
接触もなく狭ピッチの配置が可能な電気検査治具を効率
的に作製できることから高密度のプリント配線板の低抵
抗での検査が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、コンタクトプローブとそれを覆うソケットとからな
る電気検査用ピンとワイヤー線との接続において、前記
ソケットの管内にワイヤー線を挿入し、ソケット管内の
みに存在するはんだによりワイヤー線と電気的に接続し
た電気検査用ピンとしたものであり、ソケットとワイヤ
ー線の接続部の抵抗値を最小にし、かつ接続部の直径が
ソケット径より大きくならず、狭ピッチの配置が可能と
なり、さらに事前にソケットとワイヤー線を接続した電
気検査用ピンを準備することができることにより、電気
検査治具の作製作業が容易にできるという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、ソケッ
ト管内の一定の位置ではんだ付けした請求項1に記載の
電気検査用ピンとしたものであり、一定の位置ではんだ
付けによる接続部を形成することにより、電気検査治具
に使用される複数本の電気検査用ピンの抵抗値のバラツ
キを低減するという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の電気検査用ピンを用いた電気検査治具とした
ものであり、上記電気検査用ピンを用いて電気検査治具
を作製することにより、狭ピッチかつ低抵抗の電気検査
を必要とする高密度のプリント配線板に対応しうる電気
検査治具を提供できるものである。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2に記載の電気検査用ピンを用いた電気検査治具とした
ものであり、上記電気検査用ピンを用いて電気検査治具
を作製することにより、抵抗値のバラツキを低減し高精
度な電気検査を必要とする高密度のプリント配線板に対
応しうる電気検査治具を提供できるものである。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、電気検
査用ピンのソケット管内に、導体表面をはんだで被覆し
たワイヤー線を挿入した後、ソケットを外部から熱する
ことによりはんだを溶融することでソケットとワイヤー
線をはんだ付けする電気検査用ピンの作製方法としたも
のであり、ソケット管内に挿入する前にワイヤー線の導
体表面にはんだを被覆することにより、はんだ量を一定
にすることが容易となり、そのことにより接続部の抵抗
値のバラツキを低減することができ、さらにソケット管
内に挿入したあと、はんだを溶融することによりソケッ
トとワイヤー線の接続作業を容易にし、これにより作業
効率の向上と作業によるバラツキを低減するという作業
を有する。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、電気検
査用ピンのソケット管内に一定の大きさの糸状または球
状のはんだを挿入した後ワイヤー線を挿入する請求項5
に記載の電気検査用ピンの作製方法としたものであり、
ソケット管内に一定量のはんだを確保することにより、
ワイヤー線とソケットのはんだ溶融による接続の信頼性
を向上させるという作業を有する。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、事前に
電気検査用ピンのソケットのワイヤー線を挿入する側の
反対側から非金属またははんだ不着性の物質を一定の位
置まで挿入する請求項6に記載の電気検査用ピンの作製
方法としたものであり、非金属またははんだ不着性の物
質をソケット管内の一定の位置で一旦固定することによ
り、糸状または球状のはんだのソケット管内での位置を
一定かつ容易に設定することができるため、ソケットと
ワイヤー線の接続部を一定にできるため複数本の電気検
査用ピンの抵抗値のバラツキを低減することができ、さ
らに作業性を向上させることができるという作用を有す
る。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5〜請求項7に記載のいずれかの方法で作製した複数の
電気検査用ピンを接続されたワイヤー線の側からベース
ボードに組み込んだ後、複数の所定位置に穴加工が施さ
れたガイドプレートをコンタクトプローブ側からベース
ボードに取り付け固定する電気検査治具の作製方法とし
たものであり、ベースボードに接続する前にワイヤー線
と接続することにより低抵抗でかつバラツキの小さい電
気検査用ピンを複数本作製したのち、それらをベースボ
ードに組み込み、ガイドプレートを取り付け固定すると
いう方法で電気検査治具を作製することにより、ワイヤ
ー線との接続部の抵抗値およびそのバラツキを最小に
し、かつ狭ピッチに電気検査用ピンを配置することがで
き、さらに電気検査治具の作製の作業を向上するという
ものである。
【0024】(実施の形態)以下、本発明の一実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】図1〜図4は本発明の一実施の形態を示す
プリント配線板の電気検査用ピンの作製方法を示す図で
あり、図5は、本発明の一実施の形態の電気検査治具の
断面を示す図である。図1〜図5において1は電気検査
用ピン、2はコンタクトプローブ、3はソケット、4は
はんだ付けによる接続部、5はワイヤー線、5bはワイ
ヤー線の導体部、5cはワイヤー線導体部のはんだ被覆
部、6はコンタクトプローブ内のスプリング、7はコン
タクトプローブ内のプランジャー、8はつばによる止ま
り部、9は糸状または球状あるいはクリーム状のはん
だ、9aはソケット管内で溶融した少量のはんだ、10
は非金属のはんだ不着性の物質としての耐熱性樹脂棒で
あり、10aは耐熱性樹脂棒の止め部である。
【0026】まず、図1に示すように、電気検査用ピン
1をコンタクトプローブ2とソケット3に分離する。次
に図2に示すように、内径がφ0.35mmのソケット3
のコンタクトプローブ側から直径がφ0.32mmの耐熱
性樹脂棒10を挿入し、止め部10aにより一定の位置
A点で停止させ、その状態を維持する。
【0027】次に反対側から直径0.25mmで溶融温度
が180℃〜230℃の糸状はんだまたは球状はんだを
ソケット3の管内のA点まで入れる。ソケット3の外部
からA点に瞬間的にはんだごてなどの手段を用いて20
0℃〜250℃の熱を加えソケット管内で溶融した少量
のはんだ9aだけを管内のソケット3のA点付近に残し
ておく。このときの糸状はんだまたは球状はんだの径は
ソケット内径に対して(表1)に示すような関係が最も
望ましく、あらゆるソケット径に対応することが可能で
ある。
【0028】
【表1】
【0029】次に図3に示すように、ワイヤー線5をソ
ケット3に挿入し、ワイヤー線のはんだ被覆部5cがA
点に達した時点で、ソケット管内で溶融した少量のはん
だ9aをはんだ被覆部5cのはんだとともにソケット3
のA点をはんだごて等の加熱溶融手段を用いて外部から
はんだの溶融温度以上の200℃〜250℃の熱を加え
て溶融し、ソケット3のA点でワイヤー線の導体部5b
とソケット3をはんだを介して接続する。その数秒後耐
熱性樹脂棒10をソケット3から抜き取りA点にはんだ
付けによる接続部4を形成する。その後コンタクトプロ
ーブ2と結線が終了したソケット3を組立て図4に示す
ような電気検査用ピン1を完成する。
【0030】上記の電気検査用ピン1の構造および作製
方法から明らかなように、耐熱性樹脂棒10をソケット
3の管内の一定の位置で一旦固定することにより、糸状
または球状のはんだ9のソケット管内での位置を一定か
つ容易に設定することができ、さらに、ソケット3管内
に挿入する前にワイヤー線の導体表面にはんだを被覆す
ることにより、はんだ量を一定にすることが容易とな
る。このことから複数本の電気検査用ピンの抵抗値のバ
ラツキを低減することができる。
【0031】またソケット管内に挿入したあとに、はん
だを溶融することによりソケットとワイヤー線の接続作
業を容易にし、作業によるバラツキも低減する。
【0032】次に、上記のプリント配線板の電気検査用
ピンを用いた電気検査治具について図5を用いて説明す
る。
【0033】まず、電気検査治具に必要な本数の電気検
査用ピン1を作製し、必要な検査位置および径でNC工
作機などを用いて穴加工、座繰り加工などを行ったベー
スボード25およびガイドプレート26を別途準備す
る。次に前述の方法で作製し用意した複数の電気検査用
ピン1をベースボード25に組込み、コンタクトプロー
ブ2の位置を確保するためガイドプレート26を取付け
る。
【0034】ここでベースボード25の加工穴の径は電
気検査用ピン1がガタつかない程度に、ソケット3の直
径より大きく加工しており、また止まり部8の直径は加
工穴よりも大きくする必要がある。
【0035】その後、ワイヤー線5をコネクタ等に結線
し、最後にボード間の補強や組み上げのためのボルトの
締め付け、ガイドピン等の組み込みを行い完成する。そ
して電気検査治具を完成する。
【0036】上記の電気検査治具の構造から明らかなよ
うに、ソケット3とワイヤー線5の接続部4の抵抗値を
最小にし、かつ接続部4がソケット3の管内であるため
接続部4の直径がソケット3の径より大きくなることは
なく、従来用いられた絶縁チューブが不要のため狭ピッ
チの配置が可能となり、低抵抗の電気検査を必要とする
高密度のプリント配線板に対応しうる電気検査治具を提
供できるものである。
【0037】以下に、ワイヤー線をソケットに挿入し、
機械的なカシメ等により圧着して接続する従来による方
法と本発明で作製した電気検査用ピンの抵抗値の比較を
(表2)に示す(ソケット内径φ0.35mmの場合の比
較データ:リード線内部抵抗含む、電気検査用ピンのサ
ンプル数 20本)。
【0038】
【表2】
【0039】比較結果からも明らかなように、本実施の
形態においては抵抗値およびそのバラツキにおいても優
れている。
【0040】従来の圧着による方式では、圧着力の強弱
のバラツキにより、接続性に与える影響が大きく、圧着
力が強すぎるとソケットが変形しベースボードに通りに
くくなるため、組込み作業時にワイヤーへかかる力が大
きくなる場合があり、ワイヤーとソケットの接続におい
て断線や断線手前の状態が発生することもあり、また、
圧着が弱すぎると接続が不完全であり、引張強度が確保
出来ずソケットから外れてしまうこともある。
【0041】本実施の形態においては、上述のような電
気検査治具の作製時の不具合も解消することができ、治
具作製に要する時間も30%以上短縮することができ
た。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、電気検査用ピン
のソケットとワイヤー接続部の接触抵抗を最小にするこ
とができ、さらに事前に結線しても接続部がソケット径
より大きくなることがないため、高密度プリント配線板
の密集部においてもベースボードにワイヤー線側から組
み込みが可能であり、しかも隣接する電気検査用ピンと
の接触もなく狭ピッチの配置が可能な電気検査治具を効
率的に作製できることから高密度のプリント配線板の低
抵抗での検査が可能となり、さらに電気検査治具の作製
時の不具合を解消し、併せて作業性の向上も図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すプリント配線板の
電気検査用ピンの作製工程を示す断面図
【図2】同工程断面図
【図3】同工程断面図
【図4】同工程断面図
【図5】本発明の一実施の形態の電気検査治具の断面図
【図6】従来のプリント配線板用のコンタクトプローブ
とワイヤー線との結線を示す概略構成図
【図7】従来の電気検査治具の概略構成図
【符号の説明】 1 電気検査用ピン 2 コンタクトプローブ 3 ソケット 4 はんだ付けによる接続部 5 ワイヤー線 5b ワイヤー線の導体部 5c ワイヤー線導体部のはんだ被覆部 6 コンタクトプローブ内のスプリング 7 コンタクトプローブ内のプランジャー 8 つばによる止まり部 9 糸状のはんだ 9a ソケット管内で溶融した少量のはんだ 10 非金属のはんだ不着性の物質としての耐熱性樹脂
棒 10a 耐熱性樹脂棒の止め部 25 ベースボード 26 ガイドプレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトプローブとそれを覆うソケッ
    トとからなる電気検査用ピンとワイヤー線との接続にお
    いて、前記ソケットの管内にワイヤー線を挿入し、ソケ
    ット管内に存在するはんだによりワイヤー線と電気的に
    接続した電気検査用ピン。
  2. 【請求項2】 ソケット管内の一定の位置ではんだ付け
    した請求項1に記載の電気検査用ピン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電気検査用ピンを用い
    た電気検査治具。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電気検査用ピンを用い
    た電気検査治具。
  5. 【請求項5】 電気検査用ピンのソケット管内に、導体
    表面をはんだで被覆したワイヤー線を挿入した後、ソケ
    ットを外部から熱することによりはんだを溶融しソケッ
    トとワイヤー線をはんだ付けする電気検査用ピンの作製
    方法。
  6. 【請求項6】 電気検査用ピンのソケット管内に一定の
    大きさの糸状または球状のはんだを挿入した後ワイヤー
    線を挿入する請求項5に記載の電気検査用ピンの作製方
    法。
  7. 【請求項7】 事前に電気検査用ピンのソケットのワイ
    ヤー線を挿入する側の反対側から非金属またははんだ不
    着性の物質を一定の箇所まで挿入する請求項6に記載の
    電気検査用ピンの作製方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜請求項7に記載のいずれかの
    方法で作製した複数の電気検査用ピンを接続されたワイ
    ヤー線の側からベースボードに組み込んだ後、複数の所
    定位置に穴加工が施されたガイドプレートをコンタクト
    プローブ側からベースボードに取り付け固定する電気検
    査治具の作製方法。
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