JP2000009619A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2000009619A
JP2000009619A JP10174186A JP17418698A JP2000009619A JP 2000009619 A JP2000009619 A JP 2000009619A JP 10174186 A JP10174186 A JP 10174186A JP 17418698 A JP17418698 A JP 17418698A JP 2000009619 A JP2000009619 A JP 2000009619A
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JP
Japan
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test piece
twist
bevel gear
belt
crosshead
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Pending
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JP10174186A
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English (en)
Inventor
Hisanori Fuse
寿則 布施
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】捻れ又は撚りを有する材料の引張試験におい
て、捻れ又は撚りの戻りによる不要な負荷を解消し、測
定値の精度の向上をはかる。 【解決手段】試験片7を把持する上下一対のつかみ具を
有する材料試験機において、下つかみ具9に下つかみ部
側傘歯車17を備え、回転軸受け14を介して回転自在
に設置するとともに、クロスヘッド4の変位をベルト1
6で下つかみ部プーリ13に伝達し、同軸上の回転軸受
け側傘歯車18を介して下つかみ部側傘歯車17を回転
し、試験片7に荷重の伸びに応じた回転を加えて試験片
7の捻れ又は撚りの戻りを原形に近く補正する。したが
って、試験片7の変形による測定値の誤差を少なくし
て、精度の向上がはかれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捻れ又は撚りを有
するワイヤ等の試験片について引張試験等を行う材料試
験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されているこの種の材料試
験機は図3に示すとおりで、テーブル10上の両側に2
本の支柱3が植設され各上端はヨーク1で連結されてい
る。他方テーブル10内の回転駆動機構(図示せず)に
て回転される2本のねじ桿2も植設され、上方にクロス
ヘッド4が螺合されている。このねじ桿2の回転により
クロスヘッド4が上下に移動する。クロスヘッド4に上
つかみ具5が取り付けられている。 上つかみ具5に
は、上つかみ歯6が配備されておりこの上つかみ歯6に
ワイヤ等の試験片7が把持される。下つかみ具9はテー
ブル10上に固定されており、この下つかみ具9には下
つかみ歯8が配備されている。以上の構成において、ね
じ桿2の回転駆動によりクロスヘッド4が変位し試験片
7に引張荷重が負荷され、材料引張試験がおこなわれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成からなる従来の材料試験機においては、試験片
7の材質とその形状により、すなわち、塑性を有する材
質で、たとえばロープやワイヤ等の試験片7の場合、測
定値に誤差が生じる。ロープは繊維を有し、撚糸のよう
に撚り合わされている。動物の糸状角質形成物で、羊毛
や毛糸のように撚り合わされたものもある。金属で構成
される材質で、電線のように撚り合わされた試験片7も
ある。
【0004】これらの試験片7を引張試験する際に、試
験負荷に加えて試験片7の捻れ又は撚りが戻ろうとする
力が作用して試験片7が破断される。すなわち、測定値
は試験片7本来の強度と異なる値となる。この発明は、
このような事情に鑑みてなされたものであって、捻れ又
は撚りを有する試験片7の引張試験のより精度の高い測
定値が得られる材料試験機を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の材料試験機においては、クロスヘッドの変位
に応じた回転を一方のつかみ具に負荷して、試験片の測
定時の捻れ又は撚りを保持するようにしたものである。
これにより試験片の引張試験の測定値はほぼ原形に基い
たものとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基いて説明する。本発明のつかみ具を配備した材料試験
機の構成は図1に示されている。ヨーク1とその支柱3
で支えられているねじ桿2は電動機とその減速機を介し
て回転する。回転により変位するクロスヘッド4に上つ
かみ具5が配備されており、上つかみ歯6を介して試験
片7の一端が把持される。一方テーブル10に下つかみ
具9が配備されており、下つかみ歯8を介して試験片7
の他端が把持され、試験片7に荷重が負荷される。これ
らは従来技術とかわるところはない。
【0007】本発明の材料試験機においては、ヨーク1
にはヨーク部プーリ11が配備されており、下つかみ具
9には下つかみ部プーリ13が配備されており、それぞ
れ二個のプーリ外径は等しく、ベルト16が張設され2
個のプーリが連動する。このベルト16はクロスヘッド
4と直交する位置にベルト着脱具12と、ベルト着脱具
15が配備されている。前記のヨーク部プーリ11と下
つかみ具プーリ13は同じ外径のもので、異なる外径の
ものが数組準備される。従って、ベルト16もプーリの
外径できまる長さのものが準備される。選択されたプー
リによってベルト16がクロスヘッド4と直交する位置
がきまる。また、ベルト16をいずれのベルト着脱具1
2とベルト着脱具15に固定させるかによって、下つか
み部プーリ13の回転方向を逆転する。
【0008】図2は、下つかみ部プーリ13の回転が試
験片7に伝達される構成を示す。試験片7は下つかみ具
9に下つかみ歯8を介して把持され、下つかみ具9は下
つかみ部側傘歯車17を備え、回転軸受け14を介して
支持されており下つかみ具9が回転自在となっている。
この回転軸受け14はテーブル10に固定されている。
回転軸受け14はL字形の支柱に回転軸受けを備え、両
端に下つかみ部プーリ13と回転軸受け側傘歯車18を
配備した軸を支持し、回転軸受け側傘歯車18は下つか
み部側傘歯車17と噛み合い、下つかみ部プーリ13の
回転を下つかみ具9に伝達する。
【0009】以上の構成において、捻れ又は撚りを有す
る試験片7の引張試験では、ねじ桿2が回転しクロスヘ
ッド4が上方に変位する。すなわち、試験片7に荷重が
負荷される。クロスヘッド4に配備されたベルト着脱具
12によって固定されたベルト16はエンドレスの形状
を持ち、ヨーク1に配備されたヨーク部プーリ11と下
つかみ部プーリ13に張設されている。ヨーク部プーリ
11の外径は下つかみ部プーリ13の外径と等しく、ベ
ルト16は試験片7の軸心と平行している。ベルト着脱
具12とベルト着脱具15はどちらかの一つがベルト1
6を固定し他の一つは取りはずされている。この構成に
よってクロスヘッド4の変位が下つかみ部プーリに回転
を与える。前記のベルト16と試験片7の軸心は平行に
配置されているので試験片7の長さによって決まるクロ
スヘッド4の位置による下つかみ部プーリ13の回転角
の差は発生しない。下つかみ部プーリ13の回転は同軸
で連結された回転軸受け側傘歯車18を介して噛合して
いる下つかみ部側傘歯車17に回転を与える。下つかみ
部側傘歯車17は下つかみ具9と同軸で連結されてお
り、回転軸受け14で回転自在に支持されている。下つ
かみ部側傘歯車17の回転は下つかみ具9と下つかみ歯
8を介して試験片7に回転を与え、試験片7の捻れ又は
撚りの戻りを防止する。
【0010】捻れ又は撚りの戻りを防止するために試験
片7に与える回転量は、試験片7の材質や形状によって
決まる。このことに対応するため、外径の異なるヨーク
部プーリ11と下つかみ部プーリ13とベルト16の組
み合わせが用意される。この組み合わせ3点を取り替え
ることで、試験片7に与える回転量を増減する。この
際、張設されたベルト16とクロスヘッド4と直交する
位置にベルト着脱具12が配備される。試験片7の捻れ
又は撚りの方向によってベルト16はベルト着脱具15
で固定され、捻れ又は撚りの戻りを防止する。試験片7
は荷重が負荷された際に、その伸びによって発生した捻
れ又は撚りの戻りが原形に近く補正されるため、不要な
荷重の負荷が加わることを回避し精度の高い測定値を得
ることができる。
【0011】また実施例では、クロスヘッド4の変位を
ベルト16で伝達する構成であるがクロスヘッド4の変
位をパルスエンコゥダーでパルスに変換し、パルスモー
タで下つかみ部側傘歯車17を回転する構成に応用する
ことができる。この構成ではより原形に合致した捻れ又
は撚りの形状にすることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、試験片が塑性を有する材質の捻れおよび撚り
を有する撚糸等や電線にその形状に合わせて材料試験を
行うことができる。また、これらの製品の製造工程での
引っ張り強さや撚りを作る回転速度など複合の力が働く
場合の評価もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の材料試験機のつかみ具の構成を示す
図である。
【図2】この発明の下つかみ具回転の構成を示す図であ
る。
【図3】従来の材料試験機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ヨーク 2・・・ねじ桿 3・・・支柱 4・・・クロスヘッド 5・・・上つかみ具 6・・・上つかみ歯 7・・・試験片 8・・・下つかみ歯 9・・・下つかみ具 10・・・テーブル 11・・・ヨーク部プーリ 12・・・ベルト着脱具 13・・・下つかみ部プーリ 14・・・回転軸受け 15・・・ベルト着脱具 16・・・ベルト 17・・・下つかみ部側傘歯車 18・・・回転軸受け側傘歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片を把持する一対のつかみ具を備え
    るとともに一方のつかみ具を取り付けたクロスヘッドを
    変位させて試験片に負荷を与える材料試験機において、
    少なくとも一方のつかみ具を回転自在に設置するととも
    に、前記クロスヘッドの変位に応じて前記回転可能なつ
    かみ具に回転を与える機構を設けたことを特徴とする材
    料試験機。
JP10174186A 1998-06-22 1998-06-22 材料試験機 Pending JP2000009619A (ja)

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