JP2000009369A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000009369A
JP2000009369A JP10172636A JP17263698A JP2000009369A JP 2000009369 A JP2000009369 A JP 2000009369A JP 10172636 A JP10172636 A JP 10172636A JP 17263698 A JP17263698 A JP 17263698A JP 2000009369 A JP2000009369 A JP 2000009369A
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valve
electronic expansion
heat exchanger
expansion valve
outdoor heat
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JP10172636A
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Atsushi Itagaki
敦 板垣
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜運転による悪影響を受け難い快適な暖房
運転を行う空気調和機を提供する。 【解決手段】 複数の室外熱交換器を直列に接続し、室
内熱交換器3と第1室外熱交換器4の間に主電子膨張弁
10を設け、第1室外熱交換器4と第2室外熱交換器5
の間に第1補助電子膨張弁11を、第2室外熱交換器5
と第3室外熱交換器6の間に第2補助電子膨張弁12を
設け、第3室外熱交換器6と四方弁2の間に第5開閉弁
13を設け、室内熱交換器3と主電子膨張弁10間と、
第5開閉弁13と四方弁2間とを第1開閉弁15と第4
開閉弁16とを備えたバイパス管14により接続し、バ
イパス管14の第1開閉弁15と第4開閉弁16間と、
第1室外熱交換器4と第1補助電子膨張弁11間と、第
2室外熱交換器5と第2補助電子膨張弁12間とを、第
2開閉弁19を備えたサブバイパス管17、第3開閉弁
20を備えたサブバイパス管18で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、室外熱交換器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、図17にて示すよ
うに、1は冷媒蒸気を圧縮する圧縮機、2は同圧縮機1
より吐出する冷媒の流れを冷房運転、暖房運転等に合わ
せて切り換える四方弁、4は室外に設置され外気に対し
て冷媒の熱交換を行う室外熱交換器、10は冷媒が通過
し断熱膨張する膨張機構である電子膨張弁、3は室内に
設置され室内空気に対して冷媒の熱交換を行う室内熱交
換器という構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、暖房運転中に低温の外気に対して放熱すること
により冷媒を凝縮させる室外熱交換器では着霜し易く除
霜運転を行う必要があるが、除霜運転は室外熱交換器に
高温高圧の冷媒蒸気を流す等して加熱するため、暖房運
転を中断したり、除霜運転から暖房運転に戻ったとき、
室外熱交換器が加熱していて暖房の立ち上がり性能が悪
いというような問題点があった。本発明においては、上
記の問題点に鑑み、除霜運転による悪影響を受け難い快
適な暖房運転を行う空気調和機を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、インバーター制御された圧縮機の吐出口か
ら吐出される冷媒を、四方弁、室内熱交換器、主電子膨
張弁、室外熱交換器、前記四方弁を経て前記圧縮機の吸
込口へ循環するヒートポンプ式冷凍サイクルを備えた空
気調和機において、前記室外熱交換器を、前記主電子膨
張弁側から第1室外熱交換器、第2室外熱交換器、第3
室外熱交換器という3個の室外熱交換器を直列に接続し
て構成し、各室外熱交換器間に夫々第1補助電子膨張
弁、第2補助電子膨張弁を設け、前記第3室外熱交換器
と四方弁との間に第5開閉弁を設け、前記室内熱交換器
と主電子膨張弁間と、前記第5開閉弁と四方弁間とを接
続し、第1開閉弁と第4開閉弁とを備えたバイパス管を
設け、同バイパス管の前記第1開閉弁と第4開閉弁間
と、前記第1補助電子膨張弁と第1室外熱交換器間とを
接続する第2開閉弁備えた第1サブバイパス管と、前記
バイパス管の前記第1開閉弁と第4開閉弁間と、前記第
2補助電子膨張弁と第2室外熱交換器間とを接続する第
3開閉弁を備えた第2サブバイパス管とを設け、前記イ
ンバーター制御された圧縮機の運転能力に応じて前記複
数の電子膨張弁と前記複数の開閉弁とを開閉制御した構
成となっている。
【0005】また、前記第1室外熱交換器から第3室外
熱交換器の夫々に、サーミスタを設け、各サーミスタの
検知温度と外気温度との差に応じて前記複数の電子膨張
弁と前記複数の開閉弁とを開閉制御した構成となってい
る。
【0006】また、前記サーミスタを、前記各室外熱交
換器の暖房運転時の下流側に設けた構成となっている。
【0007】また、暖房運転時、前記インバーター制御
された圧縮機の運転能力を全出力より低く制御した場
合、低めの度合いが大きくなるのに応じて、前記主電子
膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉弁までを閉
塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と
第5開閉弁とを開放する全容量運転状態と、前記主電子
膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と
第2開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第3
開閉弁と第4開閉弁とを開放する2/3容量運転状態
と、前記主電子膨張弁を絞り、前記第1補助電子膨張弁
と第1開閉弁と第3開閉弁とを閉塞し、前記第2開閉弁
と第4開閉弁とを開放する1/3容量運転状態という3
通りの状態を順次選択するように、前記複数の電子膨張
弁と前記複数の開閉弁とを開閉制御した構成となってい
る。
【0008】また、暖房運転中の除霜運転を、直前の暖
房運転の状態および、または前記3個の室外熱交換器に
設けたサーミスタの検知温度と外気温度との差に応じ
て、前記主電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4
開閉弁までを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補
助電子膨張弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室外
熱交換器から前記室内熱交換器へ向けて流し、全室外熱
交換器を除霜する運転状態と、前記第1開閉弁から第4
開閉弁までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補助電子
膨張弁と第2補助電子膨張弁と第5開閉弁とを開放し、
冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて
流し、全室外熱交換器を除霜する運転状態と、前記第2
補助電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉弁
までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補助電子膨張弁
と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から
前記室外熱交換器へ向けて流し、前記第1室外熱交換器
と第2室外熱交換器とを除霜する運転状態と、前記第1
補助電子膨張弁と第1開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、
前記主電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と第2開閉弁と
第3開閉弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱
交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記第1室
外熱交換器と第3室外熱交換器とを除霜する運転状態
と、前記主電子膨張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを閉
塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と
第1開閉弁と第2開閉弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒
を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流
し、前記第2室外熱交換器と第3室外熱交換器とを除霜
する運転状態と、前記第1補助電子膨張弁を絞り、前記
第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁とを閉塞
し、前記主電子膨張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開
放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ
向けて流し、前記第1室外熱交換器のみを除霜する運転
状態と、前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨
張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第1補
助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁と第5開閉弁と
を開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換
器へ向けて流し、前記第2室外熱交換器のみを除霜する
運転状態と、前記主電子膨張弁と第2開閉弁と第4開閉
弁とを閉塞し、前記第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と
第3開閉弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱
交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記第3室
外熱交換器のみを除霜する運転状態という8通りの除霜
運転状態を組み合わせて除霜した構成となっている。
【0009】また、前記第5開閉弁を、第3補助電子膨
張弁に置き換えた構成となっている。
【0010】また、暖房運転時、前記インバーター制御
された圧縮機の運転能力を全出力より低く制御した場
合、低めの度合いが大きくなるのに応じて、前記主電子
膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉弁までを閉
塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と
第3補助電子膨張弁とを開放する全容量運転状態と、前
記主電子膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張弁と第1
開閉弁と第2開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨張
弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開放する2/3容量運
転状態と、前記主電子膨張弁を絞り、前記第1補助電子
膨張弁と第1開閉弁と第3開閉弁とを閉塞し、前記第2
開閉弁と第4開閉弁とを開放する1/3容量運転状態と
いう3通りの状態を順次選択するように、前記複数の電
子膨張弁と前記複数の開閉弁とを開閉制御した構成とな
っている。
【0011】更に、暖房運転中の除霜運転を、直前の暖
房運転の状態および、または前記n個の室外熱交換器に
設けたサーミスタの検知温度に応じて、前記主電子膨張
弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉弁までを閉塞
し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と第
3補助電子膨張弁とを開放し、冷媒を前記室外熱交換器
から前記室内熱交換器へ向けて流し、全室外熱交換器を
除霜する運転状態と、前記第3補助電子膨張弁を絞り、
前記第1開閉弁から第4開閉弁までを閉塞し、前記主電
子膨張弁と第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と
を開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換
器へ向けて流し、全室外熱交換器を除霜する運転状態
と、前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁か
ら第4開閉弁までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補
助電子膨張弁と第3補助電子膨張弁とを開放し、冷媒を
前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、
前記第1室外熱交換器と第2室外熱交換器とを除霜する
運転状態と、前記第3補助電子膨張弁を絞り、前記第1
補助電子膨張弁と第1開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、
前記主電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と第2開閉弁と
第3開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前
記室外熱交換器へ向けて流し、前記第1室外熱交換器と
第3室外熱交換器とを除霜する運転状態と、前記第3補
助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨張弁と第3開閉弁と
第4開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2
補助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁とを開放し、
冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて
流し、前記第2室外熱交換器と第3室外熱交換器とを除
霜する運転状態と、前記第1補助電子膨張弁を絞り、前
記第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁とを閉
塞し、前記主電子膨張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを
開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器
へ向けて流し、前記第1室外熱交換器のみを除霜する運
転状態と、前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記主電子
膨張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第1
補助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁と第3補助電
子膨張弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記
室外熱交換器へ向けて流し、前記第2室外熱交換器のみ
を除霜する運転状態と、前記第3補助電子膨張弁を絞
り、前記主電子膨張弁と第2開閉弁と第4開閉弁とを閉
塞し、前記第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と第3開閉
弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱
交換器へ向けて流し、前記第3室外熱交換器のみを除霜
する運転状態という8通りの除霜運転状態を組み合わせ
て除霜した構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、図1乃至図14にて示す本
発明の第一の実施例により、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1の冷媒回路図に示すように、1はイン
バータ制御により回転数を変えて運転能力を変えること
ができる冷媒蒸気を圧縮する圧縮機、2は前記圧縮機1
より吐出する冷媒の流れを暖房運転、冷房運転等に合わ
せて切り換える四方弁、3は室内に設置され室内空気に
対して冷媒の熱交換を行う室内熱交換器、4、5、6は
室外に設置され外気に対して冷媒の熱交換を行う直列に
接続された第1室外熱交換器、第2室外熱交換器、第3
室外熱交換器、7、8、9は夫々前記複数の室外熱交換
器の暖房運転時の下流側に設けた第1サーミスタ、第2
サーミスタ、第3サーミスタ、10、11、12は夫々
前記複数の室外熱交換器から見て前記室内熱交換器3側
に設けた冷媒が通過し断熱膨張する膨張機構である主電
子膨張弁、第1補助電子膨張弁、第2補助電子膨張弁、
13は前記第3室外熱交換器6と四方弁2との間に設け
た第5開閉弁、14は前記室内熱交換器3と主電子膨張
弁10間と、前記第5開閉弁13と四方弁2間とを接続
し、第1開閉弁15と第4開閉弁16とを備えたバイパ
ス管、17、18は同バイパス管17の前記第1開閉弁
15と第4開閉弁16間と、前記第1補助電子膨張弁1
1と第1室外熱交換器4間および前記第2補助電子膨張
弁12と第2室外熱交換器5間とを夫々接続し、夫々に
第2開閉弁19、第3開閉弁20を備えた第2サブバイ
パス管、第3サブバイパス管である。
【0013】図2の制御装置の概略ブロック図に示すよ
うに、21は前記室内熱交換器3を収納した室内機に設
けた暖房能力切換スイッチ22の状態等を監視し、後記
室外機制御部23へ暖房能力切換信号等を送信する室内
機制御部であり、23は前記圧縮機1、前記四方弁2、
前記複数の室外熱交換器4、5、6、前記複数のサーミ
スタ7、8、9、前記複数の電子膨張弁10、11、1
2、前記複数の開閉弁13、15、16、19、20、
吸込み外気の温度を測定する外気サーミスタ24を収納
した室外機に設け、前記室内機制御部21からの暖房能
力切換信号と前記複数のサーミスタ7、8、9からの温
度信号とを受信して前記圧縮機1、前記四方弁2、前記
複数の電子膨張弁10、11、12、前記複数の開閉弁
13、15、16、19、20を制御する室外機制御部
である。
【0014】上記構成において、次にその作用と効果に
ついて説明する。図3の動作説明図の暖房能力切換スイ
ッチ22が1/3出力状態の場合の暖房運転と除霜運転
について説明する。先ず、図1と図3の1/3出力状態
の項番1により示す暖房運転について説明する。図2の
制御部の概略ブロック図と図3の1/3出力状態の項番
1に示すように、暖房能力切換スイッチ22を1/3出
力に切り換えると、前記室内機制御部21は前記室外機
制御部23に対し、1/3出力運転を指示する切換信号
を送信する。信号を受信した前記室外機制御部23はイ
ンバータ制御により前記圧縮機1を1/3出力運転さ
せ、前記四方弁2を暖房サイクルになるように切り換
え、前記主電子膨張弁10を絞り、前記第1補助電子膨
張弁11と第1開閉弁15と第3開閉弁20とを閉塞
し、前記第2開閉弁19と第4開閉弁16とを開放する
ことにより、図1の冷媒回路図に示すように、前記圧縮
機1の吐出口より吐出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記
四方弁2を通り、前記室内熱交換器3にて室内空気に放
熱し、暖房することにより凝縮して高温高圧の冷媒液と
なり、同高温高圧の冷媒液は前記主電子膨張弁10にて
断熱膨張することにより低温低圧の冷媒液となり、同低
温低圧の冷媒液は前記第1室外熱交換器4にて外気から
吸熱することにより蒸発して低温低圧の冷媒蒸気とな
り、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口へと吸
引される。
【0015】吸込み外気温が約4゜C以下の状態で上記
1/3出力暖房運転を続けると、前記第1室外熱交換器
4に着霜する。着霜が進むと低圧圧力が低下し、室外熱
交換器と吸込み外気との温度差が大きくなる。これを、
図2に示す前記第1サーミスタ7と前記外気サーミスタ
24との差として前記室内機制御部23にて検知し、そ
の差が所定の値以上になったとき、前記室外機制御部2
3により各要素を制御し、下記に示す除霜運転を行う。
【0016】先ず、図5と図3の1/3出力状態の項番
2に示す除霜兼暖房運転について説明する。図3の1/
3出力状態の項番2に示すように、前記四方弁2を暖房
サイクルになるように切り換え、前記第1補助電子膨張
弁11を絞り、前記第2補助電子膨張弁12と第1開閉
弁15と第2開閉弁19とを閉塞し、前記主電子膨張弁
10と第3開閉弁20と第4開閉弁16とを開放するこ
とにより、図5の冷媒回路図に示すように、前記圧縮機
1の吐出口より吐出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四
方弁2を通り、前記室内熱交換器3にて室内空気に放熱
し、暖房することにより凝縮して高温高圧の冷媒液とな
り、同高温高圧の冷媒液は前記第1室外熱交換器4に流
入してその熱により除霜し、同高温高圧の冷媒液は前記
第1補助電子膨張弁11にて断熱膨張することにより低
温低圧の冷媒液となり、同低温低圧の冷媒液は前記第2
室外熱交換器5にて蒸発して低温低圧の冷媒蒸気とな
り、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口へと吸
引される。この運転を続けると、前記第1室外熱交換器
4が除霜されるとともに、前記第2室外熱交換器5にて
冷媒が蒸発して室外の熱を吸収できるため、暖房を続け
ることができる。更にこの運転を続けると、前記第2室
外熱交換器5に着霜が進行し、それを図2に示す前記第
2サーミスタ8と前記外気サーミスタ24との差として
前記室内機制御部23にて検知し、その差が所定の値以
上になったとき、前記室外機制御部23により各要素を
制御し、下記に示す除霜兼暖房運転に切り換える。
【0017】図6と図3の1/3出力状態の項番3に示
す除霜兼暖房運転について説明する。図3の1/3出力
状態の項番3に示すように、前記四方弁2を暖房サイク
ルになるように切り換え、前記第2補助電子膨張弁12
を絞り、前記主電子膨張弁10と第3開閉弁20と第4
開閉弁16とを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁11と
第1開閉弁15と第2開閉弁19と第5開閉弁13とを
開放することにより、図6の冷媒回路図に示すように、
前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧の冷媒蒸気
は、前記四方弁2を通り、前記室内熱交換器3にて室内
空気に放熱し、暖房することにより凝縮して高温高圧の
冷媒液となり、同高温高圧の冷媒液は前記第2室外熱交
換器5に流入してその熱により除霜し、同高温高圧の冷
媒液は前記第2補助電子膨張弁12にて断熱膨張するこ
とにより低温低圧の冷媒液となり、同低温低圧の冷媒液
は前記第3室外熱交換器6にて蒸発して低温低圧の冷媒
蒸気となり、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込
口へと吸引される。この運転を続けると、前記第2室外
熱交換器5が除霜されるとともに、前記第3室外熱交換
器6にて冷媒が蒸発して室外の熱を吸収できるため、暖
房を続けることができる。更にこの運転を続けると、前
記第3室外熱交換器6に着霜が進行し、それを図2に示
す前記第3サーミスタ9と前記外気サーミスタ24との
差として前記室内機制御部23にて検知し、その差が所
定の値以上になったとき、前記室外機制御部23により
各要素を制御し、下記に示す除霜運転に切り換える。
【0018】図7と図3の1/3出力状態の項番4に示
す除霜運転について説明する。図3の1/3出力状態の
項番4に示すように、前記四方弁2を暖房サイクルにな
るように切り換え、前記主電子膨張弁10と第2開閉弁
19と第4開閉弁16とを閉塞し、前記第2補助電子膨
張弁12と第1開閉弁15と第3開閉弁20と第5開閉
弁13とを開放することにより、図7の冷媒回路図に示
すように、前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧
の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記第3室外熱交
換器6に流入してその熱により除霜し、同高温高圧の冷
媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口
へと吸引される。この運転を続けると、前記第3室外熱
交換器6が除霜される。前記第3サーミスタ9と前記外
気サーミスタ24との差が所定の値以下になり、前記第
3室外熱交換器6の除霜が完了したことを検知したら、
先の図1と図3の1/3出力状態の項番1により示す暖
房運転に戻り、暖房運転を継続する。以上のように、1
/3出力状態で暖房運転を行う場合、3つの室外熱交換
器を順次蒸発器として使い、別の室外熱交換器が蒸発器
として機能しているときに、前のサイクルで蒸発器とし
て機能していた室外熱交換器を除霜できるため、暖房運
転をほとんど中断することなく室外熱交換器の除霜を行
うことができ、快適な暖房運転となる。
【0019】図3の動作説明図の暖房能力切換スイッチ
22が2/3出力状態の場合の暖房運転と除霜運転につ
いて説明する。先ず、図8と図3の2/3出力状態の項
番1により示す暖房運転について説明する。図2の制御
部の概略ブロック図と図3の2/3出力状態の項番1に
示すように、暖房能力切換スイッチ22を2/3出力に
切り換えると、前記室内機制御部21は前記室外機制御
部23に対し、2/3出力運転を指示する切換信号を送
信する。信号を受信した前記室外機制御部23はインバ
ータ制御により前記圧縮機1を2/3出力運転させ、前
記四方弁2を暖房サイクルになるように切り換え、前記
主電子膨張弁10を絞り、前記第2補助電子膨張弁12
と第1開閉弁15と第2開閉弁19とを閉塞し、前記第
1補助電子膨張弁11と前記第3開閉弁20と第4開閉
弁16とを開放することにより、図8の冷媒回路図に示
すように、前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧
の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記室内熱交換器
3にて室内空気に放熱し、暖房することにより凝縮して
高温高圧の冷媒液となり、同高温高圧の冷媒液は前記主
電子膨張弁10にて断熱膨張することにより低温低圧の
冷媒液となり、同低温低圧の冷媒液は前記第1室外熱交
換器4と第2室外熱交換器5にて外気から吸熱すること
により蒸発して低温低圧の冷媒蒸気となり、前記四方弁
2を通り、前記圧縮機1の吸込口へと吸引される。
【0020】吸込み外気温が約4゜C以下の状態で上記
2/3出力暖房運転を続けると、前記第1室外熱交換器
4と第2室外熱交換器5に着霜する。着霜が進むと低圧
圧力が低下し、室外熱交換器と吸込み外気との温度差が
大きくなる。これを、図2に示す前記第1サーミスタ7
と前記外気サーミスタ24との差または前記第2サーミ
スタ8と前記外気サーミスタ24との差として前記室内
機制御部23にて検知し、その差が所定の値以上になっ
たとき、前記室外機制御部23により各要素を制御し、
下記に示す除霜運転を行う。
【0021】先ず、図9と図3の2/3出力状態の項番
2に示す除霜兼暖房運転について説明する。図3の2/
3出力状態の項番2に示すように、前記四方弁2を暖房
サイクルになるように切り換え、前記第2補助電子膨張
弁12を絞り、前記第1開閉弁15から第4開閉弁16
までを閉塞し、前記主電子膨張弁10と第1補助電子膨
張弁11と第5開閉弁13とを開放することにより、図
9の冷媒回路図に示すように、前記圧縮機1の吐出口よ
り吐出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通
り、前記室内熱交換器3にて室内空気に放熱し、暖房す
ることにより凝縮して高温高圧の冷媒液となり、同高温
高圧の冷媒液は前記第1室外熱交換器4と第2室外熱交
換器5とに流入してその熱により除霜し、同高温高圧の
冷媒液は前記第2補助電子膨張弁12にて断熱膨張する
ことにより低温低圧の冷媒液となり、同低温低圧の冷媒
液は前記第3室外熱交換器6にて蒸発して低温低圧の冷
媒蒸気となり、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸
込口へと吸引される。この運転を続けると、前記第1室
外熱交換器4と第2室外熱交換器5とが除霜されるとと
もに、前記第3室外熱交換器6にて冷媒が蒸発して、室
外熱交換器が1/3だけなので若干熱の吸収効率は落ち
るが室外の熱を吸収できるため、暖房を続けることがで
きる。更にこの運転を続けると、前記第3室外熱交換器
6に着霜が進行し、それを図2に示す前記第3サーミス
タ9と前記外気サーミスタ24との差として前記室内機
制御部23にて検知し、その差が所定の値以上になった
とき、前記室外機制御部23により各要素を制御し、下
記に示す除霜運転に切り換える。
【0022】図7と図3の2/3出力状態の項番3に示
す除霜運転について説明する。図3の2/3出力状態の
項番3に示すように、前記四方弁2を暖房サイクルにな
るように切り換え、前記主電子膨張弁10と第2開閉弁
19と第4開閉弁16とを閉塞し、前記第2補助電子膨
張弁12と第1開閉弁15と第3開閉弁20と第5開閉
弁13とを開放することにより、図7の冷媒回路図に示
すように、前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧
の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記第3室外熱交
換器6に流入してその熱により除霜し、同高温高圧の冷
媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口
へと吸引される。この運転を続けると、前記第3室外熱
交換器6が除霜される。前記第3サーミスタ9と前記外
気サーミスタ24との差が所定の値以下になり、前記第
3室外熱交換器6の除霜が完了したことを検知したら、
先の図8と図3の2/3出力状態の項番1により示す暖
房運転に戻り、暖房運転を継続する。以上のように、2
/3出力状態で暖房運転を行う場合、3つの室外熱交換
器を順次蒸発器として使い、別の室外熱交換器が蒸発器
として機能しているときに、前のサイクルで蒸発器とし
て機能していた室外熱交換器を除霜できるため、暖房運
転をほとんど中断することなく室外熱交換器の除霜を行
うことができ、快適な暖房運転となる。
【0023】図3の動作説明図の暖房能力切換スイッチ
22が全出力状態の場合の暖房運転と除霜運転について
説明する。先ず、図10と図3の全出力状態の項番1に
より示す暖房運転について説明する。図2の制御部の概
略ブロック図と図3の全出力状態の項番1に示すよう
に、暖房能力切換スイッチ22を全出力に切り換える
と、前記室内機制御部21は前記室外機制御部23に対
し、全出力運転を指示する切換信号を送信する。信号を
受信した前記室外機制御部23はインバータ制御により
前記圧縮機1を全出力運転させ、前記四方弁2を暖房サ
イクルになるように切り換え、前記主電子膨張弁10を
絞り、前記第1開閉弁15から第4開閉弁16までを閉
塞し、前記第1補助電子膨張弁11と第2補助電子膨張
弁12と第5開閉弁13を開放することにより、図1の
冷媒回路図に示すように、前記圧縮機1の吐出口より吐
出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前
記室内熱交換器3にて室内空気に放熱し、暖房すること
により凝縮して高温高圧の冷媒液となり、同高温高圧の
冷媒液は前記主電子膨張弁10にて断熱膨張することに
より低温低圧の冷媒液となり、同低温低圧の冷媒液は前
記第1室外熱交換器4と第2室外熱交換器5と第3室外
熱交換器6にて外気から吸熱することにより蒸発して低
温低圧の冷媒蒸気となり、前記四方弁2を通り、前記圧
縮機1の吸込口へと吸引される。
【0024】吸込み外気温が約4゜C以下の状態で上記
全出力暖房運転を続けると、前記第1室外熱交換器4と
第2室外熱交換器5と第3室外熱交換器6に着霜する。
着霜が進むと低圧圧力が低下し、室外熱交換器と吸込み
外気との温度差が大きくなる。これを、図2に示す前記
第1サーミスタ7、第2サーミスタ8、第3サーミスタ
9と前記外気サーミスタ24との差として前記室内機制
御部23にて検知し、その差が所定の値以上になったと
き、前記室外機制御部23により各要素を制御し、下記
に示すリバース除霜運転またはホットガス除霜運転を行
う。
【0025】先ず、図11と図3の全出力状態の項番2
に示すリバース除霜運転について説明する。図3の全出
力状態の項番2に示すように、前記四方弁2をリバース
除霜サイクルになるように切り換え、前記主電子膨張弁
10を絞り、前記第1開閉弁15から第4開閉弁16ま
でを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁11と第2補助電
子膨張弁12と第5開閉弁13を開放することにより、
図11の冷媒回路図に示すように、前記圧縮機1の吐出
口より吐出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を
通り、前記第3室外熱交換器6と第2室外熱交換器5と
第1室外熱交換器4に流入してその熱により除霜しなが
ら凝縮して高温高圧の冷媒液となり、同高温高圧の冷媒
液は前記主電子膨張弁10にて断熱膨張することにより
低温低圧の冷媒液となり、同低温低圧の冷媒液は前記室
内熱交換器3にて蒸発して低温低圧の冷媒蒸気となり、
前記四方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口へと吸引さ
れる。
【0026】先ず、図12と図3の全出力状態の項番3
に示すホットガス除霜運転について説明する。図3の全
出力状態の項番3に示すように、前記四方弁2をホット
ガス除霜サイクルになるように切り換え、前記第1開閉
弁15から第4開閉弁16までを閉塞し、前記主電子膨
張弁10から第2補助電子膨張弁12までと第5開閉弁
13を開放することにより、図12の冷媒回路図に示す
ように、前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧の
冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、同高温高圧の冷媒蒸
気は前記第1室外熱交換器4と第2室外熱交換器5と第
3室外熱交換器6に流入してその熱により除霜し、同高
温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記圧縮機
1の吸込口へと吸引される。本ホットガス除霜運転は、
前記室内熱交換器3に高温高圧の冷媒蒸気が流れるため
暖房運転を阻害し難く、その点においては有利である
が、前記圧縮機1の吸込口へ高温高圧の冷媒蒸気が戻る
ため前記圧縮機1に過負荷となり故障し易くなるので、
一般的には上記のリバース除霜運転を行う場合が多い。
【0027】なお、室外熱交換器の数は本例では3個で
あるが、2個以上であれば同様の構成で同様の効果を得
ることができる。
【0028】以上出力が1/3出力、2/3出力、全出
力という各暖房運転における除霜運転をシリアルに制御
する方法について説明したが、次に出力に関係なく制御
する方法について説明する。暖房運転中、図2の制御部
の概略ブロック図に示すように、前記第1室外熱交換器
7、第2室外熱交換器8、第3室外熱交換器9に設けた
前記第1サーミスタ10、第2サーミスタ11、第3サ
ーミスタ12と、前記外気サーミスタ24との温度差を
前記室外機制御部23により常時監視する。着霜が進む
と低圧圧力が低下し、室外熱交換器と吸込み外気との温
度差が大きくなるので、どの室外熱交換器が着霜してき
たか検知することができる。着霜した室外熱交換器に応
じて、図4の動作説明図の8つの除霜運転から適切なも
のを前記室外機制御部23が選択し、実行する。なお、
図4の項番1から項番4までと項番7と項番8は、上記
で既に説明しているので、ここでは省略する。
【0029】項番5と項番6については、まだ説明して
いないので、次に説明する。先ず、図13と図4の項番
5に示す除霜運転について説明する。図4の項番5に示
すように、前記四方弁2を暖房サイクルになるように切
り換え、前記第1補助電子膨張弁11と第1開閉弁15
と第4開閉弁16とを閉塞し、前記主電子膨張弁10と
第2補助電子膨張弁12と第2開閉弁19と第3開閉弁
20と第5開閉弁13とを開放することにより、図7の
冷媒回路図に示すように、前記圧縮機1の吐出口より吐
出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前
記第1室外熱交換器4と第3室外熱交換器6に流入して
その熱により除霜し、同高温高圧の冷媒蒸気は、前記四
方弁2を通り、前記圧縮機1の吸込口へと吸引される。
この運転により、前記第1室外熱交換器4と第3室外熱
交換器6とが除霜される。
【0030】次に、図14と図4の項番6に示す除霜運
転について説明する。図4の項番6に示すように、前記
四方弁2を暖房サイクルになるように切り換え、前記主
電子膨張弁10と第3開閉弁20と第4開閉弁16とを
閉塞し、前記第1補助電子膨張弁11と第2補助電子膨
張弁12と第1開閉弁15と第2開閉弁19と第5開閉
弁13とを開放することにより、図7の冷媒回路図に示
すように、前記圧縮機1の吐出口より吐出した高温高圧
の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、前記第2室外熱交
換器5と第3室外熱交換器6に流入してその熱により除
霜し、同高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁2を通り、
前記圧縮機1の吸込口へと吸引される。この運転によ
り、前記第2室外熱交換器5と第3室外熱交換器6とが
除霜される。
【0031】以上のように除霜する必要のある室外熱交
換器だけを選択して除霜し、他の室外熱交換器は構成上
可能な範囲で蒸発器として機能させることにより、除霜
しながらも外気より吸熱することができ、かつ必要のな
い室外熱交換器を除霜のために加熱して暖房運転の効率
を落とすことが少なく、暖房運転を阻害しない除霜運転
とすることができる。
【0032】次に、図15と図16にて示す本発明の第
二の実施例について説明する。上記第一の実施例とは、
第一の実施例で第5開閉弁13としていたものを、第3
補助電子膨張弁25としたことが異なる。基本的な動作
は上記第一の実施例と同じなので、制御部の概略ブロッ
ク図や説明図は、前記第5開閉弁13を前記第3補助電
子膨張弁25に置き換えて考えるだけでよい部分は省略
する。第一の実施例においては、除霜運転のみを行い前
記主電子膨張弁10から第1補助電子膨張弁12までど
の電子膨張弁も絞らずに動作させた場合、前記圧縮機1
の吸込口へ高温高圧の冷媒蒸気が戻るため前記圧縮機1
に過負荷となり故障し易くなる。図16の説明図に示す
ように、除霜運転のみを行う場合、前記第3補助電子膨
張弁25を絞ることにより、前記圧縮機1へ低温低圧の
冷媒蒸気が戻るようにし、前記圧縮機1に過負荷となら
ないようにすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
除霜運転による悪影響を受け難い快適な暖房運転を行う
空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、1/3出力の暖房運転状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
制御部の概略ブロック図である。
【図3】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
説明図で、1/3出力、2/3出力、全出力毎の各要素
の制御内容を示す。
【図4】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
説明図で、除霜運転状態毎の各要素の制御内容を示す。
【図5】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、1/3出力の除霜兼暖房運転状態を示
す。
【図6】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、1/3出力の除霜兼暖房運転状態を示
す。
【図7】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、1/3出力の除霜運転状態を示す。
【図8】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、2/3出力の暖房運転状態を示す。
【図9】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す
冷媒回路図で、2/3出力の除霜兼暖房運転状態を示
す。
【図10】本発明による空気調和機の第一の実施例を示
す冷媒回路図で、全出力の暖房運転状態を示す。
【図11】本発明による空気調和機の第一の実施例を示
す冷媒回路図で、全出力のリバース除霜運転状態を示
す。
【図12】本発明による空気調和機の第一の実施例を示
す冷媒回路図で、全出力のホットガス除霜運転状態を示
す。
【図13】本発明による空気調和機の第一の実施例を示
す冷媒回路図で、除霜運転状態を示す。
【図14】本発明による空気調和機の第一の実施例を示
す冷媒回路図で、除霜運転状態を示す。
【図15】本発明による空気調和機の第二の実施例を示
す冷媒回路図である。
【図16】本発明による空気調和機の第二の実施例を示
す説明図で、除霜運転状態毎の各要素の制御内容を示
す。
【図17】従来の空気調和機の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室内熱交換器 4 第1室外熱交換器 5 第2室外熱交換器 6 第3室外熱交換器 7 第1サーミスタ 8 第2サーミスタ 9 第3サーミスタ 10 主電子膨張弁 11 第1補助電子膨張弁 12 第2補助電子膨張弁 13 第5開閉弁 14 バイパス管 15 第1開閉弁 16 第4開閉弁 17 サブバイパス管 18 サブバイパス管 19 第2開閉弁 20 第3開閉弁 25 第3補助電子膨張弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバーター制御された圧縮機の吐出口
    から吐出される冷媒を、四方弁、室内熱交換器、主電子
    膨張弁、室外熱交換器、前記四方弁を経て前記圧縮機の
    吸込口へ循環するヒートポンプ式冷凍サイクルを備えた
    空気調和機において、 前記室外熱交換器を、前記主電子膨張弁側から第1室外
    熱交換器、第2室外熱交換器、第3室外熱交換器という
    3個の室外熱交換器を直列に接続して構成し、各室外熱
    交換器間に夫々第1補助電子膨張弁、第2補助電子膨張
    弁を設け、前記第3室外熱交換器と四方弁との間に第5
    開閉弁を設け、前記室内熱交換器と主電子膨張弁間と、
    前記第5開閉弁と四方弁間とを接続し、第1開閉弁と第
    4開閉弁とを備えたバイパス管を設け、同バイパス管の
    前記第1開閉弁と第4開閉弁間と、前記第1補助電子膨
    張弁と第1室外熱交換器間とを接続する第2開閉弁備え
    た第1サブバイパス管と、前記バイパス管の前記第1開
    閉弁と第4開閉弁間と、前記第2補助電子膨張弁と第2
    室外熱交換器間とを接続する第3開閉弁を備えた第2サ
    ブバイパス管とを設け、前記インバーター制御された圧
    縮機の運転能力に応じて前記複数の電子膨張弁と前記複
    数の開閉弁とを開閉制御してなることを特徴とする空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 前記第1室外熱交換器から第3室外熱交
    換器の夫々に、サーミスタを設け、各サーミスタの検知
    温度と外気温度との差に応じて前記複数の電子膨張弁と
    前記複数の開閉弁とを開閉制御してなることを特徴とす
    る請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記サーミスタを、前記各室外熱交換器
    の暖房運転時の下流側に設けてなることを特徴とする請
    求項2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 暖房運転時、前記インバーター制御され
    た圧縮機の運転能力を全出力より低く制御した場合、低
    めの度合いが大きくなるのに応じて、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉
    弁までを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電
    子膨張弁と第5開閉弁とを開放する全容量運転状態と、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張弁と第
    1開閉弁と第2開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨
    張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開放する2/3容量
    運転状態と、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1補助電子膨張弁と第
    1開閉弁と第3開閉弁とを閉塞し、前記第2開閉弁と第
    4開閉弁とを開放する1/3容量運転状態という3通り
    の状態を順次選択するように、前記複数の電子膨張弁と
    前記複数の開閉弁とを開閉制御してなることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 暖房運転中の除霜運転を、直前の暖房運
    転の状態および、または前記3個の室外熱交換器に設け
    たサーミスタの検知温度と外気温度との差に応じて、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉
    弁までを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電
    子膨張弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室外熱交
    換器から前記室内熱交換器へ向けて流し、全室外熱交換
    器を除霜する運転状態と、 前記第1開閉弁から第4開閉弁までを閉塞し、前記主電
    子膨張弁と第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と
    第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前
    記室外熱交換器へ向けて流し、全室外熱交換器を除霜す
    る運転状態と、 前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第
    4開閉弁までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補助電
    子膨張弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交
    換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記第1室外
    熱交換器と第2室外熱交換器とを除霜する運転状態と、 前記第1補助電子膨張弁と第1開閉弁と第4開閉弁とを
    閉塞し、前記主電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と第2
    開閉弁と第3開閉弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前
    記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前
    記第1室外熱交換器と第3室外熱交換器とを除霜する運
    転状態と、 前記主電子膨張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞
    し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電子膨張弁と第
    1開閉弁と第2開閉弁と第5開閉弁とを開放し、冷媒を
    前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、
    前記第2室外熱交換器と第3室外熱交換器とを除霜する
    運転状態と、 前記第1補助電子膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張
    弁と第1開閉弁と第2開閉弁とを閉塞し、前記主電子膨
    張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開放し、冷媒を前記
    室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記
    第1室外熱交換器のみを除霜する運転状態と、 前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨張弁と第
    3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨
    張弁と第1開閉弁と第2開閉弁と第5開閉弁とを開放
    し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向
    けて流し、前記第2室外熱交換器のみを除霜する運転状
    態と、 前記主電子膨張弁と第2開閉弁と第4開閉弁とを閉塞
    し、前記第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と第3開閉弁
    と第5開閉弁とを開放し、冷媒を前記室内熱交換器から
    前記室外熱交換器へ向けて流し、前記第3室外熱交換器
    のみを除霜する運転状態という8通りの除霜運転状態を
    組み合わせて除霜してなることを特徴とする請求項4記
    載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記第5開閉弁を、第3補助電子膨張弁
    に置き換えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 暖房運転時、前記インバーター制御され
    た圧縮機の運転能力を全出力より低く制御した場合、低
    めの度合いが大きくなるのに応じて、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉
    弁までを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電
    子膨張弁と第3補助電子膨張弁とを開放する全容量運転
    状態と、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張弁と第
    1開閉弁と第2開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨
    張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開放する2/3容量
    運転状態と、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1補助電子膨張弁と第
    1開閉弁と第3開閉弁とを閉塞し、前記第2開閉弁と第
    4開閉弁とを開放する1/3容量運転状態という3通り
    の状態を順次選択するように、前記複数の電子膨張弁と
    前記複数の開閉弁とを開閉制御してなることを特徴とす
    る請求項6記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 暖房運転中の除霜運転を、直前の暖房運
    転の状態および、または前記n個の室外熱交換器に設け
    たサーミスタの検知温度に応じて、 前記主電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第4開閉
    弁までを閉塞し、前記第1補助電子膨張弁と第2補助電
    子膨張弁と第3補助電子膨張弁とを開放し、冷媒を前記
    室外熱交換器から前記室内熱交換器へ向けて流し、全室
    外熱交換器を除霜する運転状態と、 前記第3補助電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第
    4開閉弁までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補助電
    子膨張弁と第2補助電子膨張弁とを開放し、冷媒を前記
    室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、全室
    外熱交換器を除霜する運転状態と、 前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記第1開閉弁から第
    4開閉弁までを閉塞し、前記主電子膨張弁と第1補助電
    子膨張弁と第3補助電子膨張弁とを開放し、冷媒を前記
    室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記
    第1室外熱交換器と第2室外熱交換器とを除霜する運転
    状態と、 前記第3補助電子膨張弁を絞り、前記第1補助電子膨張
    弁と第1開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記主電子膨
    張弁と第2補助電子膨張弁と第2開閉弁と第3開閉弁と
    を開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換
    器へ向けて流し、前記第1室外熱交換器と第3室外熱交
    換器とを除霜する運転状態と、 前記第3補助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨張弁と第
    3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨
    張弁と第2補助電子膨張弁と第1開閉弁と第2開閉弁と
    を開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換
    器へ向けて流し、前記第2室外熱交換器と第3室外熱交
    換器とを除霜する運転状態と、 前記第1補助電子膨張弁を絞り、前記第2補助電子膨張
    弁と第1開閉弁と第2開閉弁とを閉塞し、前記主電子膨
    張弁と第3開閉弁と第4開閉弁とを開放し、冷媒を前記
    室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記
    第1室外熱交換器のみを除霜する運転状態と、 前記第2補助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨張弁と第
    3開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第1補助電子膨
    張弁と第1開閉弁と第2開閉弁と第3補助電子膨張弁と
    を開放し、冷媒を前記室内熱交換器から前記室外熱交換
    器へ向けて流し、前記第2室外熱交換器のみを除霜する
    運転状態と、 前記第3補助電子膨張弁を絞り、前記主電子膨張弁と第
    2開閉弁と第4開閉弁とを閉塞し、前記第2補助電子膨
    張弁と第1開閉弁と第3開閉弁とを開放し、冷媒を前記
    室内熱交換器から前記室外熱交換器へ向けて流し、前記
    第3室外熱交換器のみを除霜する運転状態という8通り
    の除霜運転状態を組み合わせて除霜してなることを特徴
    とする請求項7記載の空気調和機。
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