JP2000008724A - 風除け室用ドア - Google Patents

風除け室用ドア

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JP2000008724A
JP2000008724A JP10175700A JP17570098A JP2000008724A JP 2000008724 A JP2000008724 A JP 2000008724A JP 10175700 A JP10175700 A JP 10175700A JP 17570098 A JP17570098 A JP 17570098A JP 2000008724 A JP2000008724 A JP 2000008724A
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▲功▼ 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風除け室と店舗主室との出入り口に設けられた
風除け室用ドアが強風によって開放されることを防止す
る。 【解決手段】店舗主室24と風除け室22との出入り口
に設けられた風除け室用ドア21は、一方の側縁部がヒ
ンジ結合されて、他方の側縁部が店舗主室24の内部お
よび風除け室22の内部に向かってそれぞれ回動して、
出入り口が開放されるとともに、その出入り口が常時閉
鎖されるように付勢されている。風除け室用ドア21に
おける回動側の側縁部の下端部には、風除け室22から
店舗主室24内部へ気流を通過させるとともに、店舗主
室24内部から風除け室22内への気流の通過を防止す
る開放防止機構10が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗、事務所等に
おいて、室外との出入り口である玄関と、店舗の陳列室
等の主室との間に風除け室が設けられる際に、風除け室
と主室内部との出入り口を開閉するために配置される風
除け室用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地等のように、強風または温度差が
発生しやすい地域に設置される店舗では、商品が陳列さ
れた店舗主室と、建物の出入り口である玄関との間に風
除け室を設けて、風除け室を通って、店舗主室に出入り
することが行われている。風除け室と店舗主室との出入
り口を開閉する風除け室用ドアは、通常、出入り口に対
して係合されることのない自由開き式になっており、出
入り口を常時閉鎖するように付勢されている。
【0003】このような店舗では、玄関ドアを開放して
風除け室内に出入りする際に、風除け室内に風が吹き込
まれても、風除け室用ドアによって、風除け室と店舗主
室との間の出入り口が閉鎖されているために、店舗主室
内に風が吹き込むことが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】風除け室と店舗主室と
の出入り口に設けられた自由開き式の風除け室用ドア
は、常時、閉鎖状態になるように付勢されているもの
の、玄関ドアが開放された際に強風が風除け室内に吹き
込むと、その強風によって、自由開き式の風除け室用ド
アが開放されるおそれがある。風除け室用ドアドアが開
放されると、店舗主室の内部に風が吹き込まれるため
に、店舗主室内の空気が流動し、粉塵等が舞い上がった
り、室温が変動するという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、風除け室内にに風が進入しても、
風除け室から店舗等の内部に風が進入することを極力防
止することができる風除け室用ドアを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の風除け室用ドア
は、店舗、事務所等の主室と玄関との間に設けられた風
除け室と主室との出入り口を開閉するように配置されて
おり、その出入り口を常時閉鎖するように付勢された自
由開き式の風除け室用ドアであって、主室内に回動され
る側縁部の下端部に、風除け室から主室内へ気流を通過
させて、主室内から風除け室内への気流の通過を防止す
る開放防止機構が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の風除け室用ドアの実施の
形態の一例を示す正面図、図2は、その風除け室用ドア
10が配置された風除け室の平面図である。図2に示す
ように、風除け室22は、例えば、店舗における玄関2
3と店舗主室24との間に配置されており、この風除け
室22を通って店舗主室24内に出入りするようになっ
ている。風除け室用ドア21は、風除け室22と店舗主
室24とを区画する隔壁25に設けられた出入り口25
aを開閉するように配置されている。風除け室用ドア2
1は、玄関ドア26によって開閉される玄関23に対向
して設けられている。風除け室ドア21の上下方向に沿
った一方の側縁部は、出入り口25aの上下方向に沿っ
た一方の側縁部にヒンジ結合されており、風除け室ドア
21における上下方向に沿った他方の側縁部は、店舗主
室24の内部および風除け室22の内部に向かって自由
に回動するようになっている。風除け室用ドア21は、
出入り口25aを、常時、閉鎖するように付勢されてお
り、また、出入り口25aに対して係合されない自由開
き式になっている。
【0009】風除け室用ドア21の回動側の側縁部にお
ける下端部には、風除け室用ドア21が強風によって店
舗主室24内に回動することを防止する開放防止機構1
0が設けられている。図3は、その開放防止機構10を
示す断面図である。開放防止機構10は、風除け室用ド
ア21の下端部を水平方向に貫通する貫通孔21a内に
配置される円筒状のハウジング11と、このハウジング
11内に配置された円板状の弁体12とを有している。
円筒状のハウジング11の各開口端部は、それぞれ、端
面部11dによって覆われている。各端面部11dに
は、水平方向に延びる複数の開口部11eが上下方向に
等しい間隔をあけて設けられている。各端面部11dの
外周縁部は、貫通孔21aの開口端面の外周側に全周に
わたって広がったフランジ状に構成されている。
【0010】ハウジング11の軸方向中程における上部
内周面には、それぞれが内方に突出した一対の突起部1
1bが設けられている。また、ハウジング11の内周面
には、両突起部11bに対向する下部内周面から内方に
突出したストッパー11cが設けられている。
【0011】ハウジング11内に設けられる円板状の弁
体12はハウジング11の内径よりも若干小さな外径に
形成されており、各突起部11bおよびストッパー11
cに対して店舗主室24側から突き合わされた状態で、
ハウジング11内に同心状に配置されている。弁体12
の上部には、ハウジング11の上部内周面に設けられた
一対の突起部11b間に嵌入する突出部12aが設けら
れており、この突出部12aが、両突起部11b間に水
平に架設された支持軸13によって、垂下した状態で支
持されている。従って、弁体12の下部は、ストッパー
11cに突き当たった状態から、支持軸13を中心とし
て店舗主室24内に向かって回動し得る状態になってい
る。
【0012】ハウジング11の上部内周面と弁体12の
店舗主室24側面との間には、捩じりバネ14が配置さ
れており、弁体12の下部が常時ストッパー11cに当
接するように弁体12を付勢している。
【0013】このような開放防止機構10が設けられた
風除け室用ドア21では、玄関ドア26が開放されて、
風除け室22内に風が進入すると、風除け室22内の気
圧が上昇し、風除け室用ドア21が、店舗主室24側に
回動するように付勢される。しかしながら、このとき、
風除け室22内の空気が、風除け室用ドア21の下部に
設けられた開放防止機構10における風除け室21内側
の端面部11dに設けられた各開口部11eを通って、
ハウジング11内に進入する。ハウジング11内に進入
した気流は、捩じりバネ14によって付勢された弁体1
2を、コイルスポリング14の付勢力に抗して、店舗主
室24側に押圧し、弁体12の下部を店舗主室24側に
回動させる。これにより、ハウジング11内を気流が通
過して、店舗主室24側の端面部11dに設けられた各
開口部11eから店舗主室24内に流入する。
【0014】その結果、風除け室22内の気圧が低下
し、風除け室用ドア21は、店舗主室24側に回動され
ず、従って、店舗主室24内に強風が吹き込まれるおそ
れがなく、店舗主室24内に塵埃が舞い上がったり、風
除け室用ドア21がバタついて深いな音がしたり、店舗
主室24内の温度が低下するおそれがない。
【0015】開放防止機構10内を通過する気流は、風
除け室22内の気圧の上昇によって生じるものであり、
風除け室22内に進入する風のような強い圧力にはなら
ず、従って、店舗主室24内に進入しても、特に問題は
なく、店舗主室24内にて塵埃を舞い上がらせたり、店
舗主室24内における大きな温度変動を来すおそれがな
い。
【0016】これに対して、店舗主室24内の気圧が上
昇した場合には、ハウジング11内に気流が進入する
が、ハウジング11内に配置された弁体12が、捩じり
バネ14によって、ストッパー11cに当接してハウジ
ング11内を閉鎖した状態になっているために、ハウジ
ング11内に進入した気流は、風除け室22内に流入す
ることが防止される。その結果、店舗主室24内の気密
性が保持されて、店舗主室24内の温度変動が生じるお
それがない。
【0017】
【発明の効果】本発明の風除け室用ドアは、このよう
に、下端部に、風除け室から主室に気流を通過させる開
放防止機構が設けられているために、風除け室内に強風
が吹き込んでも、風除け室用ドアは開放されるおそれが
なく、従って、主室内に強風が吹き込むことによって塵
埃が舞い上がったり、風除け室用ドアがバタついて深い
な音がしたり、温度変動が生じるおそれがない。また、
開放防止機構は、主室から風除け室への気流の通過を防
止しているために、主室の気密性が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風除け室用ドアの実施の形態の一例を
示す正面図である。
【図2】その風除け室用ドアが設けられた風除け室の平
断面図である。
【図3】風除け室用ドアに設けられた開放防止機構の断
面図である。
【符号の説明】
10 開放防止機構 11 ハウジング 11b 突起部 11c ストッパー 11d 端面部 12 弁体 13 支持軸 14 捩じりバネ 21 風除け室用ドア 22 風除け室 23 玄関 24 店舗主室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗、事務所等の主室と玄関との間に設
    けられた風除け室と主室との出入り口を開閉するように
    配置されており、その出入り口を常時閉鎖するように付
    勢された自由開き式の風除け室用ドアであって、 主室内に回動される側縁部の下端部に、風除け室から主
    室内へ気流を通過させて、主室内から風除け室内への気
    流の通過を防止する開放防止機構が設けられていること
    を特徴とする風除け室用ドア。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009215749A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Railway Technical Res Inst ルーバおよびシェルタ状構造物の圧力低減構造
JP2012177538A (ja) * 2012-04-16 2012-09-13 Sankyo Tateyama Inc 換気装置
KR20190002053U (ko) * 2018-02-02 2019-08-12 주식회사 케이씨씨 창호용 기밀유지구
CN111306638A (zh) * 2020-03-30 2020-06-19 广东美的制冷设备有限公司 壁挂式空调室内机及空调器

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