JP2000008280A - ゴムとの接着性の改善されたポリエステル繊維材料の製造方法 - Google Patents

ゴムとの接着性の改善されたポリエステル繊維材料の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐疲労性を犠牲にすることなくゴム配合物中
に埋め込まれた状態で長時間高温に曝露された場合の耐
熱接着性が著しく改良されたゴム補強用ポリエステル繊
維材料の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ポリエステル繊維材料にゴムとの接着性
を付与するに際して、処理液として(A) キャリアーを含
む処理液、(B) ブロックドイソシアネート水溶液、(C)
エポキシ樹脂の分散液および(D) レゾルシン−ホルムア
ルデヒド−ラテックス(RFL)混合液の4者を組み合わせ
て、1段または2段以上の多段処理により、該ポリエス
テル繊維に処理を施し、かつ第1段の処理浴には少なく
とも前記処理液(A) を、最終段の処理浴には少なくとも
前記処理液(D) を含ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムとの接着性が改
善されたゴム補強用ポリエステル繊維、特にゴム配合物
中に埋め込まれた状態で長時間高温に曝露された場合の
耐熱接着性が著しく改良されたゴム補強用ポリエステル
繊維材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ポリエチレンテレフタレートに代表される
ポリエステル繊維は優れた力学特性、寸法安定性を有す
るが、ナイロン繊維に比べゴムとの接着性、特にゴム配
合物中に埋め込まれた状態で長時間高温に曝露された場
合の接着力低下が著しいという欠点を持つ。ゴム配合物
中での接着力の低下の原因はゴム配合物中のアミンや水
分の作用によるポリエステル繊維の劣化が原因であると
言われており、この欠点を解消するため従来から多くの
提案がなされてきた。例えば、特開昭51-70394号公報で
はカルボキシル末端基量が10eq/106g 以下のポリエステ
ル繊維にエポキシ化合物処理およびポリイソシアネート
化合物処理および RFL処理を施す方法が提案されている
が、ポリイソシアネート処理が有機溶剤系で行われるこ
とおよび3段ディップ処理であることなどで実用的でな
い。特公昭60-31950号公報では少なくとも接着剤処理に
先立って、キャリアー含有液による処理を行うことによ
り、ゴム中で長時間高温に曝露された場合の接着力低下
が少ないポリエステル繊維材料の製造方法が提案されて
おり、耐熱接着性に関しその効果を有するものの耐疲労
性が悪化するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
の問題点を解消するべくなされたものであり、耐疲労性
を犠牲にすることなくゴム配合物中に埋め込まれた状態
で長時間高温に曝露された場合の耐熱接着性が著しく改
良されたゴム補強用ポリエステル繊維材料の製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段、即ち本発明の第1は、ポリエステル繊維材料に
ゴムとの接着性を付与するに際して、処理液として(A)
キャリアーを含む処理液、(B) ブロックドイソシアネー
ト水溶液、(C) エポキシ樹脂の分散液および(D) レゾル
シン−ホルムアルデヒド−ラテックス(RFL)混合液の4
者を組み合わせて、1段または2段以上の多段処理によ
り、該ポリエステル繊維に処理を施し、かつ第1段の処
理浴には少なくとも前記処理液(A) を、最終段の処理浴
には少なくとも前記処理液(D) を含ませることを特徴と
するゴムとの接着性の改善されたポリエステル繊維材料
の製造方法であり、第2は多段処理の処理段数が2段で
ありかつ、第1段処理浴が処理液(A) および処理液(B)
を、第2段処理浴が処理液(B) 、処理液(C) および処理
液(D) を含有する特許請求項1に記載のポリエステル繊
維材料の製造方法であり、第3はポリエステル繊維材料
が紡糸または延伸工程で2個以上のエポキシ基を有する
エポキシ化合物で処理した後 150℃〜260 ℃で熱処理し
て得られた糸条、これを撚糸したコード、またはこれを
製織した織物である特許請求項1又は2に記載のポリエ
ステル繊維材料の製造方法であり、第4はキャリアー
が、o-フェニルフェノール、p-クロルフェノール等のフ
ェノール誘導体、モノクロルベンゼン、トリクロルベン
ゼン等のハロゲン化ベンゼン類およびレゾルシンとp-ク
ロルフェノールとホルムアルデヒドの反応生成物から選
ばれたものである特許請求項1又は2に記載のポリエス
テル繊維材料の製造方法であり、第5はブロックドイソ
シアネートが水溶性でありかつブロック剤成分の熱解離
温度が 100℃〜200 ℃である特許請求項1又は2に記載
のポリエステル繊維材料の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリエステル
繊維材料は、ポリエチレンテレフタレートまたは少量の
第3成分を共重合したポリエチレンテレフタレートを溶
融紡糸して得られる未延伸糸、それを延伸した延伸糸、
それを数本撚り合わせた撚糸コード、あるいはそれを製
織した織物である。該ポリエステル繊維材料は特公昭47
-49768号公報で示されるような、未延伸糸条あるいは延
伸糸条の段階でエポキシ化合物またはイソシアネート化
合物などで表面活性化したポリエステル繊維よりなるも
のであってもよく、特に該ポリエステル繊維材料が紡糸
または延伸工程で2個以上のエポキシ基を有するエポキ
シ化合物で処理した後 150℃〜260 ℃で熱処理して得ら
れた糸条、それを数本撚り合わせた撚糸コード、あるい
はそれを製織した織物である場合には極めて優れた効果
が得られる。
【0006】本発明の第1段処理浴の処理液(A) と処理
液(B) の固形分重量比は処理液(A)/処理液(B)=0.02/
1〜0.50/1、更には0.04/1〜0.20/1が好ましい。
また繊維に対する処理液 (A)〜(D) 合計の樹脂付着率は
3〜15重量%が好ましい。付着率が3重量%より低いと
十分な接着力が得られず、15重量%より多いと接着がむ
しろ低下する場合があることや、ディップ粕付着等品位
の点からも好ましくない。
【0007】本発明のキャリアーを含む処理液(A) と
は、キャリアーを水に溶解、分散または乳化せしめたも
のであり、その中にはキャリアー以外の溶剤、分散液、
乳化剤あるいは安定剤等の助剤や紡糸油剤等が含有され
ていてもよい。
【0008】ここで言うキャリアーとは、その作用は十
分明らかではないが、ポリエステル繊維内部に浸入拡散
し、ポリエステル繊維の膨潤を高め、繊維内部構造を接
着剤分子が入りやすいよう変化せしめる物質である。つ
まり、キャリアー作用を活用してブロックドイソシアネ
ート水溶液、エポキシ樹脂の分散液およびRFL 溶液をポ
リエステル繊維により強固に結合させ耐熱接着性を向上
させようとするものである。キャリアーとして好ましい
ものはp-クロルフェノール、o-フェニルフェノール等の
フェノール誘導体類、モノクロルベンゼン、トリクロル
ベンゼン等のハロゲン化ベンゼン類およびレゾルシンと
p-クロルフェノールとホルムアルデヒドとの反応生成物
等が上げられる。好ましい例のうち特に好ましい例はで
レゾルシンとp-クロルフェノールとホルムアルデヒドと
の反応生成物である。
【0009】処理液(D)RFLはレゾルシンとホルマリンを
酸またはアルカリ触媒下で反応させて得られる初期縮合
物とスチレンブタジエンラテックス、カルボキシル基含
有スチレンブタジエンラテックス、スチレンブタジエン
ビニルピリジンラテックス、アクリロニトリルブタジエ
ンラテックス、ポリクロロプレンラテックス、天然ゴム
ラテックス等の1種または2種以上との混合水溶液であ
り、レゾルシン、ホルマリン、ラテックスの配合比率は
公知技術のいづれを適用してもよい。
【0010】特公昭60-31950号公報ではキャリアー、RF
L 以外の成分としてブロックドイソシアネートおよび/
またはエポキシの分散液が用いられるが、本発明者が鋭
意検討した結果、処理液(B) ブロックドイソシアネート
として水溶性かつブロック剤成分の熱解離温度が 100℃
〜200 ℃のものを用いることによりゴム中で長時間高温
に曝露された場合の耐熱性が更に改善されるだけでな
く、驚くべきことに耐疲労性が向上することを見いだし
た。ブロックドイソシアネートの成分は特に限定されな
いが、イソシアネート成分としてトリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等のポリイソシアネート類、ブロ
ック剤成分としてフェノール類、アルコール類、オキシ
ム類、ラクタム類など、また水溶化させるための親水成
分はカルボキシル基(またはその塩)、スルホン酸基
(またはその塩)水酸基、アミド基などが適用される。
【0011】耐熱接着性向上の作用は水溶性ブロックド
イソシアネートを用いることでキャリアーによるイソシ
アネートの繊維内部への浸入拡散がより均一なものとな
り、イソシアネートが耐熱接着力の低下の原因となるゴ
ム配合物中のアミンの捕獲剤としてより有効に作用した
ものと考えられる。このことは過加硫後の強力保持率が
極めて優れていることからも示唆される。また、ブロッ
ク剤成分の熱解離温度が 100℃〜200 ℃のときこの効果
は顕著となる。つまり、熱解離温度が 100℃より低いと
乾燥段階でイソシアネートの架橋反応が開始し、繊維内
部への浸入が不均一なものとなる。一方、200 ℃より高
いと充分な架橋反応が得られず、いづれも耐熱接着性は
低下する。
【0012】耐疲労性向上の作用については明らかでな
いが、特公昭60-31950号公報記載の処方よりガーレー式
評価での曲げ硬さが更に硬くなるにもかかわらず屈曲に
対して樹脂層のキンクが観察されないことから、強固で
ありかつ靱性にも優れた樹脂架橋構造が形成されている
ものと予想される。処理液(D) エポキシ樹脂は特に限定
されないが好ましくは2官能以上の多官能エポキシを用
いることで樹脂の架橋密度が高くなり耐熱接着力の低下
の原因となるゴム配合物中のアミンのバリア性が向上す
ることにより、優れた耐熱接着性が得られる。好ましい
例として脂肪族多価アルコールのポリグリシジルエーテ
ル化合物が優れた性能を示す。かくして得られる本発明
のポリエステル繊維材料は耐疲労性を犠牲にすることな
くゴム配合物中に埋め込まれた状態で長時間高温に曝露
された場合の耐熱接着性が著しく改良された画期的なも
のである。
【0013】[実施例]以下実施例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお各物性値は下記の方法により測定したもの
である。 (接着)JIS-L1017 のTテスト(A法)を改良したHテ
ストで評価した。処理コードをゴム中に1cmの長さ埋め
込み、 140℃×40min 、 170℃で60min および 170℃で
180min加硫した後、ゴムからコードを300mm/min で引き
抜くのに要する力をkg/cm で表したもの。 (耐疲労性)JIS-L1017 のディスク疲労強さ(グッドリ
ッチ法)で評価した。処理コードを2本をゴム中に埋め
込み、 140℃×40min 、加硫してゴムコンポジットを作
成する。この試験片を圧縮12.5%、伸張6.3 %の変形を
回転数2600rpmで50時間与えた後、ゴムからコードを取
り出して疲労後強力を測定し、疲労前との保持率で表し
たもの。 (ゴム中強力劣化)処理コードを中に埋め込み、 170℃
で60min および 170℃で180min加硫した後、ゴムからコ
ードを取り出して加硫後強力を測定し、加硫前との保持
率で表したもの。 (コード硬さ)ガーレー式柔軟度測定機を用いコード長
1.5inchに対する曲げ応力を測定したもので、値を指数
で表す。値が大きいほど硬いことを示す。
【0014】[実施例1]通常の方法より得られた1500
デニール、190 フィラメントのポリエチレンテレフタレ
ート糸条(固有粘度0.88dl/g、強度9.5g/d)を2本撚り
合わせ、撚数39×39(t/10cm)の双糸コードを得た。この
コードを第1処理液に浸漬させ処理液の付いたコードを
圧力を調整した絞りコールで絞り余剰な液を削除する。
処理液を付与させたコードは次いで、 120℃のオーブン
で56秒間乾燥させた後、235 ℃のオーブンで1.6kg/cord
の張力下で45秒間熱処理させた。引き続きを第2処理液
中にコードを浸漬させエアーにより余剰な液を削除す
る。次いで、第1処理と同様 120℃オーブンで56秒乾燥
させた後、 235℃のオーブンで1.0kg/cordの張力下で45
秒熱処理させた。こうして得られたディップ処理コード
の全樹脂付着率は8.0 重量%であった。実施例1で用い
た処理液組成を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】[実施例2]原糸に公知の方法より得られ
たエポキシ化合物で表面活性化した1500デニール、190
フィラメントのポリエチレンテレフタレート糸条(固有
粘度0.88dl/g、強度9.5g/d)を用い、それ以外は実施例
1と同様のディップ処理を施した。処理コードの全樹脂
付着率は8.2重量%であった。
【0017】[比較例1]実施例1の処理液において、
第1処理液および第2処理液中のブロックドイソシアネ
ートを水分散性のブロックドイソシアネートとしてジフ
ェニルメタンビス(4.4'- カルバモイル- εカプロラク
タム)を用い、それ以外は実施例1と同様のディップ処
理を施した。処理コードの全樹脂付着率は 7.9重量%で
あった。
【0018】[比較例2]原糸に実施例2と同様のエポ
キシ化合物で表面活性化したポリエチレンテレフタレー
ト糸条を用い、比較例1と同様の水分散性のブロックド
イソシアネートを用い、それ以外は実施例1と同様のデ
ィップ処理を施した。処理コードの全樹脂付着率は 8.1
重量%であった。
【0019】[比較例3]実施例1の処理液において第
1処理液にキャリアーを加えずブロックドイソシアネー
トのみとし、それ以外は実施例1と同様のディップ処理
を施した。処理コードの全樹脂付着率は 7.3重量%であ
った。
【0020】[比較例4]ブロックドイソシアネート、
エポキシを含まない、キャリアー+RFL 処方の代表例と
して表2に示す処理液を用い、それ以外は実施例1と同
様のディップ処理を施した。処理コードの全樹脂付着率
は 6.5重量%であった。
【0021】
【表2】
【0022】実施例1〜比較例4の処理条件とコード物
性を表3にまとめて示す。本発明の実施例1および2が
比較例1〜4に対して過加硫での接着力、ゴム中強力劣
化に優れることは明らかであり、コードの化学的劣化が
抑制されていることが判る。またコードが硬いにもかか
わらず、比較例4と同等レベルの耐疲労性を維持してい
ることは比較例1〜3の従来技術では予想できなかった
本発明の新規な事項である。
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、耐疲労性を犠牲にする
ことなくゴム配合物中に埋め込まれた状態で長時間高温
に曝露された場合の耐熱接着性が著しく改良されたゴム
補強用ポリエステル繊維材料の製造方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F072 AB05 AB24 AB28 AC01 AC06 AC07 AD02 AL18 AL19 4L033 AA07 AB01 AC11 BA04 BA05 BA10 BA69 BA99 CA34 CA49 CA68

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル繊維材料にゴムとの接着性
    を付与するに際して、処理液として(A) キャリアーを含
    む処理液、(B) ブロックドイソシアネート水溶液、(C)
    エポキシ樹脂の分散液および(D) レゾルシン−ホルムア
    ルデヒド−ラテックス(RFL)混合液の4者を組み合わせ
    て、1段または2段以上の多段処理により、該ポリエス
    テル繊維に処理を施し、かつ第1段の処理浴には少なく
    とも前記処理液(A) を、最終段の処理浴には少なくとも
    前記処理液(D) を含ませることを特徴とするゴムとの接
    着性の改善されたポリエステル繊維材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 多段処理の処理段数が2段でありかつ、
    第1段処理浴が処理液(A) および処理液(B) を、第2段
    処理浴が処理液(B) 、処理液(C) および処理液(D) を含
    有する特許請求項1に記載のポリエステル繊維材料の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 ポリエステル繊維材料が紡糸または延伸
    工程で2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物で
    処理した後 150℃〜260 ℃で熱処理して得られた糸条、
    これを撚糸したコード、またはこれを製織した織物であ
    る特許請求項1又は2に記載のポリエステル繊維材料の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 キャリアーが、o-フェニルフェノール、
    p-クロルフェノール等のフェノール誘導体、モノクロル
    ベンゼン、トリクロルベンゼン等のハロゲン化ベンゼン
    類およびレゾルシンとp-クロルフェノールとホルムアル
    デヒドの反応生成物から選ばれたものである特許請求項
    1又は2に記載のポリエステル繊維材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 ブロックドイソシアネートが水溶性であ
    りかつブロック剤成分の熱解離温度が 100℃〜200 ℃で
    ある特許請求項1又は2に記載のポリエステル繊維材料
    の製造方法。
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