JP2000007926A - 土壌改良材並びに舗装方法並びに舗装面の改修方法 - Google Patents

土壌改良材並びに舗装方法並びに舗装面の改修方法

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JP2000007926A JP17593698A JP17593698A JP2000007926A JP 2000007926 A JP2000007926 A JP 2000007926A JP 17593698 A JP17593698 A JP 17593698A JP 17593698 A JP17593698 A JP 17593698A JP 2000007926 A JP2000007926 A JP 2000007926A
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昌三 大川
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国平 周
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土舗装面形成のための土壌改良材、土舗装面
の舗装方法、舗装面の改修方法において、長期間にわた
って土埃の立ちにくい強固な土舗装面を維持し得るもの
を提供する。 【解決手段】 全体における容積比が60〜90%の水
溶性樹脂と、全体における容積比が40〜10%の可塑
剤とを混合してなる軟固化剤を、全体における容積比率
が1.5〜4%となるように舗装用土材料、または舗装
用土材料と上水汚泥の混合物と混合し、土舗装面を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土舗装面形成のた
めの土壌改良材、または土舗装面の舗装方法、または舗
装面の改修方法に関し、特に土舗装面の再現性を高め得
る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種競技施設や遊歩道等の土舗
装面は、自然土(例えば、荒木田土、砂質ロームなど)
から形成されることが多い。しかしながら、このような
自然土を用いた土舗装面は、自然環境の影響により劣化
しやすく、例えば降雨後にはすぐに泥濘化してしまうの
で、一定期間毎に舗装面表層の改修工事が必要となって
いた。
【0003】そこで、本出願人による特公平1−417
62号公報などには、浄水場から採取された上水汚泥を
土壌改良材として用いることにより、泥濘化の起こらな
い舗装面を形成し得る舗装方法が提案されている。
【0004】この舗装方法においては、浄水場の沈殿池
やろ過池で分離された河川中の不純物(粘度コロイド、
藻類、微生物など)である上水汚泥に、高分子凝集剤を
添加する凝集処理を施し、さらに、この上水汚泥を細砂
以下の粒状に粉砕して、土壌改良材を得る。そして、こ
の土壌改良材を、一般の舗装用土材料(自然土)と混合
し、この混合物を用いて舗装用基礎上に土舗装面を形成
する。
【0005】これにより、土舗装面を形成する土粒子
は、上水汚泥中の凝集剤によって被覆され、適度な間隔
をもって強固に粘着する。よって、土舗装面は、高い耐
水性、透水性、耐久性を持ち、降雨などによっても泥濘
化することはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな土舗装面では、土舗装面を構成する土粒子が、スパ
イクなどで土舗装面の表面から剥がされてしまうことが
ある。そして、この土舗装面表面から剥がされた土粒子
が完全に乾燥してしまうと、そのまま土埃となってしま
う。すなわち、舗装面において土粒子を結び付ける働き
をしている凝集剤は、いったん乾燥してしまうと再び水
溶することがないため、いったん剥がされて乾燥した土
粒子に再び水分を与えたとしても、凝集剤によって他の
土粒子と再結合することはなく、土埃となってしまう。
【0007】そこで、従来は、土舗装面に塩化カルシウ
ムや塩化マグネシウムなどを散布することにより、土埃
となった土粒子の飛散防止をしていた。しかしながら、
塩化カルシウムや塩化マグネシウムは潮解性を持つた
め、降雨などがあるとすぐに溶けて流れて出てしまい、
散布の効果は長期間にわたって維持されることはなく、
問題の抜本的な解決にはならない。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、土舗装面形成のための土壌改良材、土舗
装面の舗装方法、舗装面の改修方法において、長期間に
わたって土埃の立ちにくい強固な土舗装面を維持し得る
ものを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、土壌改
良材を、全体における容積比が60〜90%の水溶性樹
脂と、全体における容積比が40〜10%の可塑剤とを
混合してなる軟固化剤からなるものとする。
【0010】第2の発明では、第1の発明の土壌改良材
を、全体における容積比率が1.5〜4%となるように
舗装用土材料と混合し、この混合物で土舗装面を形成す
る。
【0011】第3の発明では、土壌改良材を、凝集処理
が施された上水汚泥に、第1の発明の軟固化剤を混合し
て生成する。
【0012】第4の発明では、第3の発明の土壌改良材
を、全体における前記軟固化剤の容積比率が1.5〜4
%となるように舗装用土材料と混合し、この舗装用土材
料で土舗装面を形成する。
【0013】第5の発明では、第3の発明の土壌改良材
を、全体における容積比が20〜80%となるようにシ
ルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料に混
合して撹拌し、この混合物を舗装用基礎上にて整地、転
圧して舗装面を形成する。
【0014】第6の発明では、第3の発明の土壌改良材
を30〜60%の水分を含ませた状態で舗装用基礎上に
敷設し、この敷設された土壌改良材の所定の深さまで、
シルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料を
その容積比が20〜80%となるように混合、撹拌し、
転圧して舗装面を形成する。
【0015】第7の発明では、凝集処理が施された上水
汚泥を、全体における容積比が20〜80%となるよう
にシルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料
に混合して撹拌し、この混合物を舗装用基礎上にて整地
し、この混合物に前記軟固化剤を全体における容積比率
が1.5〜4%となるように散布して撹拌し、転圧して
舗装面を形成する。
【0016】第8の発明では、既設舗装面の表層部を掘
削して粉砕した後、請求項1に記載の軟固化剤を、全体
における容積比率が1.5〜4%となるように添加して
団粒化し、この団粒化した混合物を舗装用基礎上に敷き
均して、新たな土舗装面を形成する。
【0017】第9の発明では、既設舗装面の表層部を掘
削して粉砕した後、請求項3に記載の土壌改良材を、全
体における容積比が20〜80%となり且つ前記軟固化
剤の全体における容積比率が1.5〜4%となるように
添加して団粒化し、この団粒化した混合物を舗装用基礎
上に敷き均して、新たな土舗装面を形成する。
【0018】
【発明の作用および効果】本発明によれば、土舗装面を
構成する土粒子の表面は軟固化剤により覆われ、この軟
固化剤を介して土粒子同士で適度の間隔をもって強く結
合され、適度な柔軟性を持ち、耐水性、透水性等に優れ
たものとなる。そして、土舗装面を形成する土粒子同士
の結合が、スパイク等によりいったん破壊されてしまっ
たとしても、土舗装面に再び水分が与えられると、軟固
化剤の再固化作用により土粒子は再び結合し、強固な土
舗装面が再生される。また、軟固化剤に混合された可塑
剤の作用により、軟固化剤は水溶しても粘り強い糊状と
なり、水とともに土舗装面から流れ出してしまうことは
ないので、軟固化剤による土舗装面の再現性は、長期間
にわたって維持される。
【0019】したがって、土舗装面は、長期間にわたっ
て土埃が発生することのない強固な状態に保たれ、日常
のメンテナンス作業も大幅に軽減できるとともに、改修
作業が必要となる期間も大幅に延長され、土舗装面の維
持のためのコストが大幅に削減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0021】本発明では、まず、水溶性樹脂と可塑剤を
混合することにより、軟固化剤を生成する。この場合、
軟固化剤全体に対して、水溶性樹脂の容積比率は60〜
90%、可塑剤の容積比率は10〜40%とする。
【0022】水溶性樹脂としては、酢酸ビニルなど、い
ずれの水溶性樹脂を用いてもよいが、特に冷水に対して
可溶なポリビニルアルコール樹脂を用いることが好まし
い。また、可塑剤としては、エチレングリコール、トリ
エチレングリコール、グリセリンなど、いずれの可塑剤
を用いてもよいが、特にグリセリンを用いるのが好まし
い。
【0023】本発明の第1の実施の形態では、この軟固
化剤を単独で土壌改良材として使用する。
【0024】具体的には、軟固化剤を全体における容積
比率が1.5〜4%となるように一般の舗装用土材料
(例えば荒木田土、砂質ロームなど)と混合し、この混
合物を用いて土舗装面を形成する。
【0025】また、土舗装面の改修作業においては、既
設土舗装面の表層部を掘削して粉砕した後、軟固化剤を
その容積比率が1.5〜4%となるように添加して団粒
化し、この団粒化した混合物(改良土)を舗装用基礎上
に敷き均して、新たな土舗装面を形成する。
【0026】一方、本発明の第2の実施の形態では、こ
の軟固化剤を上水汚泥と混合して土壌改良材を生成し、
この土壌改良材を一般の舗装用土材料と混合して土舗装
面を形成する。
【0027】この場合、土壌改良材を舗装用土材料と混
合したときに、混合物全体に対する軟固化剤の容積比率
が1.5〜4%となるようにあらかじめ計算して、軟固
化剤と上水汚泥からなる土舗装材とを混合し、土壌改良
材を形成する。
【0028】ここで、上水汚泥からなる土舗装材とは、
凝集処理を施した上水汚泥を、細砂以下の粒状に粉砕し
て生成されるものである。この上水汚泥としては、凝集
処理、および薬剤注入処理または無薬剤注入処理のいず
れかが施された沈殿池の上水汚泥を濃縮槽処理または天
日乾燥処理したものを用いればよいが、水分を一部除去
した脱水ケーキ状のものを用いることが好ましい。
【0029】また、この土舗装材と軟固化剤との混合作
業は、プラント混合、現場混合のいずれで行ってもよい
が、均質な土壌改良材を得るには、プラント混合が望ま
しく、また現場混合する場合には複数の混合回数を確保
することが望ましい。
【0030】つぎに、この上水汚泥と軟固化剤からなる
土壌改良材を用いて、以下の舗装方法のいずれかにより
土舗装(舗装面の形成)を行う。
【0031】第1の舗装方法では、この土壌改良材を、
シルト質および/または粘土質を有する一般の舗装用土
材料(例えば荒木田土)と混合して撹拌し、この混合物
を舗装用基礎上において整地、転圧して土舗装面を形成
する。この場合、混合物全体における土壌改良材の容積
比は20〜80%となるようにする。
【0032】また、第2の舗装方法では、土壌改良材を
30〜60%の水分を含む状態で舗装用基礎上に敷設
し、これに、全体における容積比が20〜80%となる
ように、一般の舗装用土材料を所定の深さ(例えば5〜
10cm程度)まで混合撹拌し、転圧して舗装面を形成
する。
【0033】また、他の舗装方法として、軟固化剤が添
加されない上水汚泥と舗装用土材料とを混合し、この混
合物に軟固化剤を添加する方法をとってもよい。すなわ
ち、この方法では、まず、上水汚泥からなる土舗装材
を、あらかじめ軟固化剤と混合することなく、シルト質
および/または粘土質を有する一般の舗装用土材料と全
体における容積比が20〜80%となるように混合、撹
拌し、この混合物を舗装用基礎上において整地する。そ
の後、この混合物に軟固化剤を散布し、この散布された
軟固化剤と混合物とを撹拌し、転圧することにより、舗
装面を形成する。この場合も、軟固化剤の添加は、全体
に対する軟固化剤の容積比率が1.5〜4%となるよう
にする。
【0034】また、土舗装面の改修作業においては、既
設土舗装面の表層部を掘削して粉砕した後、本発明の土
壌改良材を全体における容積比が20〜80%となるよ
うに添加して団粒化し、この団粒化した混合物(改良
土)を舗装用基礎上に敷き均して、新たな土舗装面を形
成する。
【0035】つぎに、このように形成された土舗装面の
作用について説明する。
【0036】本発明による土舗装面においては、土粒子
の表面は、軟固化剤(および上水汚泥に含まれる凝集
剤)により覆われるとともに、この軟固化剤(および凝
集剤)を介して土粒子同士で適度の間隔をもって強く結
合される。これにより、乾燥後には強固な土舗装面が形
成され、この土舗装面は水壊することはないとともに、
適度な柔軟性および弾力性を持ったものとなる。
【0037】また、軟固化剤(および上水汚泥)の働き
により土舗装面を形成する土粒子は団粒化するので、土
舗装面は透水性においても優れたものとなる。
【0038】さらに、土舗装面を形成する土粒子同士の
結合が、例えばスパイク等により解かれ、さらにこの結
合が解かれた土粒子が乾燥してしまった場合でも、例え
ば降雨等で土舗装面に再び水分が与えられると、軟固化
剤の再固化作用により土粒子は再び結合し、強固な土舗
装面が再生される。すなわち、軟固化剤を添加した土舗
装面は、高い再現性を持つものとなる。
【0039】この場合、軟固化剤に混合された可塑剤の
作用により、軟固化剤は水溶しても粘り強い糊状とな
り、水とともに土舗装面から流れ出してしまうことはな
い。また、可塑剤は強吸湿性を有するため、土舗装面に
一定の保水性をもたらし、土舗装面に適度な柔軟性およ
び弾力性を保つのに役立つ。
【0040】このように、本発明によれば、形成された
土舗装面は、長期間にわたって土埃が発生することのな
い強固な状態に保たれる。したがって、日常のメンテナ
ンス作業も大幅に軽減できるとともに、改修作業が必要
となる期間も大幅に延長され、土舗装面の維持のための
コストが大幅に削減できる。
【0041】つぎに、図1〜図16の図表に基づいて、
本発明による土舗装面の再現性向上を裏付ける実験結果
について説明する。
【0042】図1には、本発明の軟固化剤における水溶
性樹脂と可塑剤の配合割合の最適性を裏付ける試験結果
を示す。
【0043】この試験では、水溶性樹脂と可塑剤の配合
割合を変えて生成した試料につき薄膜を形成し、この薄
膜形成の早さと、薄膜の強度につき評価する。
【0044】また、形成された薄膜を12時間にわたっ
て水浸した後、水を流し出す。これにより流出しなかっ
た試料で再び薄膜を形成し、同様の水浸および流出を5
回繰り返し、最終的に流出した試料の割合で耐水性を評
価する。
【0045】この試験によれば、図表に示されるよう
に、水溶性樹脂95容積%と可塑剤5容積%の混合物
(試験番号1)では、薄膜形成は早いが、薄膜は土舗装
面を構成するには硬すぎ、また水浸による流出量も50
%と多い。
【0046】これに対して、水溶性樹脂90容積%〜6
0容積%と可塑剤10容積%〜40容積%の配合割合
(試験番号2〜5)の場合には、薄膜の強度は適度に軟
らかいものとなり、また水浸による流出量も30%以下
に抑えられる。
【0047】また、水溶性樹脂50容積%と可塑剤50
容積%(試験番号6)の場合には、薄膜は土舗装面を構
成するには軟らかすぎるものとなる。さらに、水溶性樹
脂40容積%と可塑剤60容積%(試験番号7)の場合
には、薄膜は土舗装面を構成するには軟らかすぎ、また
水浸による流出量も50%と多くなってしまう。
【0048】以上の試験結果から、水溶性樹脂と可塑剤
の配合割合は、水溶性樹脂60容積%〜90容積%に対
して可塑剤40容積%〜10容積%であることが好まし
いと考えられる。
【0049】図2には、軟固化剤の耐久性、および耐水
性に関する再現性(薄膜を再形成したときに耐水性が維
持される性質)についての試験結果を示す。
【0050】この試験は、軟固化剤として水溶性樹脂と
可塑剤を2.5対1の容積比で混合した混合物の薄膜
と、各種比較試料(水溶性樹脂、ポリゾール−P400
B、ポリゾール−AP2698、モビニール−747)
の薄膜について行われた。
【0051】具体的な試験内容としては、まず耐久性試
験として、屋外における12カ月にわたる暴露試験を行
った。
【0052】また、耐水性に関する再現性の試験とし
て、軟固化剤および各種比較試料の薄膜に20ccの水
を添加して所定期間にわたって浸して薄膜の状態を確認
し、その後、薄膜を再形成して再び水浸を繰り返す試験
を、第1回目から第8回目の水浸まで繰り返して実行し
た。
【0053】まず耐久性試験の結果について説明する
と、軟固化剤は、適度に軟らかい硬度(図中に記号Sで
示す)を持つもので、耐久性試験後においても、薄膜の
柔軟性および弾力性が失われることはなかった。一方、
水溶性樹脂単独では、硬度は固め(図中に記号Hで示
す)であり、耐久性試験においては、弾力性は維持され
るが、流出量が多かった。また、ポリゾール−P400
B、ポリゾール−AP2698、モビニール−747
は、いずれも耐久性試験後に弾力性がなくなってしまっ
た。
【0054】つぎに、再現性試験の結果について説明す
ると、軟固化剤は、8回目の試験に至るまで、水溶によ
っても粘り強いゾル状となり、固化を繰り返した。一
方、水溶性樹脂単独では、水溶によって固化を繰り返す
が、各試験のたびに、一部分の流失が繰り返された。ま
た、ポリゾール−P400B、ポリゾール−AP269
8、モビニール−747については、再現性はほとんど
認められず、試験を繰り返すたびに薄膜が崩壊してしま
った。
【0055】このような実験結果から、軟固化剤は、柔
軟性および耐久性において優れているとともに、水溶に
対する再現性において優れ、土壌改良材への添加物とし
て適当であると考えられる。
【0056】図3〜図8には、土舗装面に相当する試料
について、本発明の軟固化剤の添加割合を種々に変化さ
せて水壊試験を行った実験結果を示す。
【0057】この水壊試験は第1回目から最大で第7回
目まで繰り返し実行する。各水壊試験においては、各試
料につき形成された供試体(3cm×4cm)を自然乾
燥させた後、水浸し、重量変化を測定する。この測定に
より重量がほぼ変化しなかったときには、供試体は崩壊
しなかったと評価される。なお、水浸時間は、1〜3回
目の水壊試験では24時間、4〜7回目の水壊試験では
10分間とした。
【0058】さらに、前回の水壊試験で崩壊しなかった
供試体を、110℃で24時間乾燥させた後いったん粉
砕し(土粒子の結合をいったん壊し)、再び供試体を形
成して、この供試体につき、同様の水壊試験を繰り返
す。このようにして繰り返される水壊試験によっても、
供試体が崩壊せず、高い耐水性を持つならば、供試体に
は高い再現性(いったん土粒子の結合が壊されても再結
合して再び強固な舗装面を形成する性質)があると評価
されることになる。
【0059】また、各水壊試験においては、供試体の含
水比を測定する。この含水比は、乾燥状態の供試体重量
から、1分間ほど水浸後の供試体重量の増加割合として
測定される。この含水比が供試体に対応する土材料の液
性限界を超えない場合には、供試体は耐水性があり、強
固な土舗装面を形成できると評価される。
【0060】図3、図4は、上水汚泥30%と荒木田土
70%とを混合した混合物に、軟固化剤を均一に混合し
た試料について、水壊試験を行った実験結果を示す図表
である。この試験は、上水汚泥に軟固化剤を混合した土
壌改良材を用いて舗装する舗装方法に対応する。なお、
軟固化剤の添加割合は、全体に対する容積比が0.5容
積%から5.0容積%となるように、0.5容積%刻み
で変化させる。
【0061】図示されるように、軟固化剤の添加量が
0.5容積%の場合(実施例2)には、供試体は第3回
目の水壊試験において完全に崩壊してしまい、十分な再
現性を示さない。また、軟固化剤の添加量が1.0容積
%の場合(実施例3)には、供試体は、第4回目の水壊
試験において軟弱化し、第5回目の水壊試験において完
全に崩壊してしまい、十分な再現性を示さない。
【0062】一方、軟固化剤の添加量が1.5容積%以
上の場合(実施例4〜11)には、供試体は、実施例4
(軟固化剤の添加量が1.5容積%の場合)の第6回、
第7回の水壊試験において軟弱化するだけで、崩壊する
ことはない。したがって、軟固化剤の添加量が1.5容
積%以上であれば、供試体は十分な再現性を示すと評価
できる。また、含水比も、供試体に対応する土材料の液
性限界(60.1%)を超えることはなく、供試体は耐
水性があり、強固な土舗装面を形成できると評価でき
る。
【0063】図5、図6は、上水汚泥30%と真砂土7
0%とを混合した混合物に、軟固化剤を均一に混合した
試料について、図3、図4と同一の試験を行った結果を
示す図表である。この試験も、上水汚泥に軟固化剤を混
合した土壌改良材を用いて舗装する舗装方法に対応す
る。
【0064】図示されるように、軟固化剤の添加量が
0.5容積%の場合(実施例12)には、供試体は第3
回目の水壊試験においては軟弱化し、さらに第4回目の
水壊試験においては完全に崩壊してしまい、十分な再現
性を示さない。また、軟固化剤の添加量が1.0容積%
の場合(実施例13)には、供試体は、第4回目、第5
回目の水壊試験においては軟弱化し、第6回目の水壊試
験においては完全に崩壊してしまい、十分な再現性を示
さない。
【0065】一方、軟固化剤の添加量が1.5容積%以
上の場合(実施例14〜21)には、第7回目の試験に
至るまで供試体は崩壊することはなく、十分な再現性を
示す。また、含水比も、液性限界(60.5%)を超え
ることはなく、供試体は高い耐水性を保ち続ける。
【0066】図7、図8は、荒木田土に軟固化剤を均一
に混合した試料について、図3、図4と同一の試験を行
った結果を示す図表である。この試験は、一般の舗装用
土材料(上水汚泥と混合しない材料)に軟固化剤を添加
する舗装方法に対応する。
【0067】図示されるように、軟固化剤の添加量が
0.5容積%の場合(実施例22)には、供試体は第3
回目の水壊試験においては軟弱化し、第4回目の水壊試
験においては完全に崩壊してしまい、十分な再現性を示
さない。また、軟固化剤の添加量が1.0容積%の場合
(実施例23)には、供試体は、第4回目の水壊試験に
おいて軟弱化し、第5回目の水壊試験においては完全に
崩壊してしまい、十分な再現性を示さない。
【0068】一方、軟固化剤の添加量が1.5容積%以
上の場合(実施例24〜31)には、供試体は第7回目
の試験に至るまで崩壊することはなく、十分な再現性を
示し、また、含水比も液性限界(30.6%)を超える
ことはない。
【0069】以上の試験結果から、軟固化剤の添加割合
は、混合物全体に対して1.5容積%以上とするのが適
当であると結論することができる。
【0070】図9は、本発明に対する比較例として、上
水汚泥100%(比較例1)、上水汚泥30%と荒木田
土70%の混合物(比較例2)、上水汚泥30%と真砂
土70%の混合物(比較例3)、荒木田土100%(比
較例4)について、軟固化剤を添加しないで、上記図3
〜図8と同様の水壊試験を行った結果を示す図表であ
る。
【0071】図示されるように、荒木田土100%(比
較例4)の供試体は、第1回目の水壊試験において完全
に崩壊してしまう。また、上水汚泥を含む供試体(比較
例1〜3)は、第1回目の水壊試験ではいずれも崩壊す
ることなく耐水性を示すが、第2回目の水壊試験ではい
ずれも完全に崩壊してしまう。すなわち、上水汚泥によ
り耐水性が強化された供試体であっても、本発明の軟固
化剤の添加がない限り、いったん粉砕されると再現性は
なく、耐水性も失われてしまう。
【0072】図10、図11には、図3、図4の試験に
対応する参考例として、上水汚泥30%と荒木田土70
%とを混合した混合物に、軟固化剤の代わりに水溶性樹
脂(可塑剤と混合していないもの)を均一に混合した試
料について、上記図2、図3と同様の水壊試験を行った
実験結果を示す図表である。
【0073】図示されるように、供試体は、水溶性樹脂
の添加量が0.5容積%の場合(参考例5)には第2回
目の水壊試験において、水溶性樹脂の添加量が1.0容
積%の場合(参考例6)には第3回目の水壊試験におい
て、それぞれ完全に崩壊してしまう。
【0074】また、水溶性樹脂の添加量が1.5容積%
〜3.5容積%の場合(参考例7〜参考例11)にも、
第6回目、第7回目の水壊試験においては、供試体は軟
弱化するか完全に崩壊するかしてしまう。このように、
土材料に水溶性樹脂を単独で(可塑剤無しで)添加した
場合には、水壊試験を繰り返すたびに水溶性樹脂が流出
してしまい、土材料の再現性は十分に維持されない。
【0075】図12、図13は、図5、図6の試験に対
応する参考例として、上水汚泥30%と真砂土70%と
を混合した混合物に、軟固化剤の代わりに単独の水溶性
樹脂を均一に混合した試料について、図5、図6と同様
の試験を行った結果を示す図表である。
【0076】また、図14、図15は、図7、図8の試
験に対応する参考例として、荒木田土100%とを混合
した混合物に、軟固化剤の代わりに単独の水溶性樹脂を
均一に混合した試料について、図7、図8と同様の試験
を行った結果を示す図表である。
【0077】図12〜図15の図表に示されるように、
これらの試験においても、軟固化剤を添加した対応する
試験に比較して、早くに供試体の崩壊(または軟弱化)
が発生してしまい、土材料の再現性は十分に維持されな
いことが分かる。
【0078】図16は、軟固化剤と土材料の混合物(土
舗装面に相当する)について、柔軟性および弾力性につ
いて試験した結果を示す。
【0079】この試験に使用される供試体を作成するた
めの土材料としては、上水汚泥30%と荒木田土70%
の混合物、上水汚泥30%と真砂土70%の混合物、荒
木田土100%の3種類の土材料が用いられ、軟固化剤
をこれらの土材料に均一に混合して供試体(直径=10
cm、高さ=12.7cm)を作成し、自然乾燥させた
後に試験(ゴルフボール落下試験およびスチールボール
落下試験)を行う。この場合、軟固化剤の添加割合は、
混合物全体に対して1.5容積%から5容積%まで0.
5容積%刻みで変化させる。
【0080】ゴルフボール落下試験では、ゴルフボール
を100cmの高さ(初期高さ)から供試体に向けて自
由落下させ、ゴルフボールが跳ね返った高さ(反発高
さ)からGB係数(反発高さ/初期高さ)×100を算
出して、舗装面の衝撃吸収性を評価する。また、スチー
ルボール落下試験でも同様に、スチールボールを100
cmの初期高さから自由落下させ、その反発高さからS
B係数(反発高さ/初期高さ)×100を算出して、舗
装面の弾性反発性を評価する。
【0081】図から分かるように、3種類の土材料のい
ずれに軟固化剤を混合した供試体でも、軟固化剤の添加
割合が大きくなるにしたがってGB係数およびSB係数
は大きくなり(ゴルフボールおよびスチールボールはよ
り強く反発するようになり)、供試体は硬くなる。特
に、軟固化剤の添加割合が4.0%を超えると(実施例
39、実施例40)、GB係数およびSB係数は急増
し、図の右端欄(参考例35)に示す軟固化剤を添加し
なかった場合に比較して、かけ離れたものとなってしま
う。
【0082】したがって、土舗装面として適度の柔軟性
および弾力性を確保するためには、軟固化剤の添加割合
は、全体に対して4.0容積%以下とするのが適切であ
ると結論することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水溶性樹脂と可塑剤の配合割合を変化させた場
合の軟固化剤の特性変化を示す図表である。
【図2】本発明の軟固化剤の耐久性および再現性を比較
試料と比較した図表である。
【図3】上水汚泥30%と荒木田土70%とを混合した
混合物に、本発明の軟固化剤を均一に混合した試料につ
いて、水壊試験を行った実験結果を示す図表である。
【図4】上水汚泥30%と荒木田土70%とを混合した
混合物に、本発明の軟固化剤を均一に混合した試料につ
いて、水壊試験を行った実験結果を示す図表である。
【図5】上水汚泥30%と真砂土70%とを混合した混
合物に、本発明の軟固化剤を均一に混合した試料につい
て、水壊試験を行った実験結果を示す図表である。
【図6】上水汚泥30%と真砂土70%とを混合した混
合物に、本発明の軟固化剤を均一に混合した試料につい
て、水壊試験を行った実験結果を示す図表である。
【図7】荒木田土100%に、本発明の軟固化剤を均一
に混合した試料について、水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図8】荒木田土100%に、本発明の軟固化剤を均一
に混合した試料について、水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図9】比較例について水壊試験を行った実験結果を示
す図表である。
【図10】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図11】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図12】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図13】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図14】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図15】参考例について水壊試験を行った実験結果を
示す図表である。
【図16】各種土材料と本発明の軟固化剤の混合物につ
き、軟固化剤の添加割合を変化させたときの混合物の柔
軟性および弾力性の変化を示す図表である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月20日(1999.5.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】第1の発明では、全体における容積比が6
0〜90%の水溶性樹脂と、全体における容積比が40
〜10%の可塑剤とを混合してなる軟固化剤からなる土
壌改良材を、全体における容積比率が1.5〜4%とな
るように舗装用土材料と混合し、この混合物で土舗装面
を形成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第2の発明では、土壌改良材を、凝集処理
が施された上水汚泥に、全体における容積比が60〜9
0%の水溶性樹脂と全体における容積比が40〜10%
の可塑剤とを混合してなる軟固化剤を混合して生成す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第3の発明では、第2の発明の土壌改良材
を、全体における前記軟固化剤の容積比率が1.5〜4
%となるように舗装用土材料と混合し、この舗装用土材
料で土舗装面を形成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第4の発明では、第2の発明の土壌改良材
を、全体における容積比が20〜80%となるようにシ
ルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料に混
合して撹拌し、この混合物を舗装用基礎上にて整地、転
圧して舗装面を形成する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】第5の発明では、第2の発明の土壌改良材
を30〜60%の水分を含ませた状態で舗装用基礎上に
敷設し、この敷設された土壌改良材の所定の深さまで、
シルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料を
その容積比が20〜80%となるように混合、撹拌し、
転圧して舗装面を形成する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第6の発明では、凝集処理が施された上水
汚泥を、全体における容積比が20〜80%となるよう
にシルト質および/または粘土質を有する舗装用土材料
に混合して撹拌し、この混合物を舗装用基礎上にて整地
し、この混合物に全体における容積比が60〜90%の
水溶性樹脂と全体における容積比が40〜10%の可塑
剤とを混合してなる軟固化剤を全体における容積比率が
1.5〜4%となるように散布して撹拌し、転圧して舗
装面を形成する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】第7の発明では、既設舗装面の表層部を掘
削して粉砕した後、全体における容積比が60〜90%
の水溶性樹脂と全体における容積比が40〜10%の可
塑剤とを混合してなる軟固化剤を、全体における容積比
率が1.5〜4%となるように添加して団粒化し、この
団粒化した混合物を舗装用基礎上に敷き均して、新たな
土舗装面を形成する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第8の発明では、既設舗装面の表層部を掘
削して粉砕した後、第2の発明の土壌改良材を、全体に
おける容積比が20〜80%となり且つ前記軟固化剤の
全体における容積比率が1.5〜4%となるように添加
して団粒化し、この団粒化した混合物を舗装用基礎上に
敷き均して、新たな土舗装面を形成する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周 国平 埼玉県久喜市南5丁目4番41号 株式会社 ハイクレー内 Fターム(参考) 2D051 AA05 AB03 AB04 AD08 AF01 AG11 AH01 AH03 EA06 EB02 EB04 EB06 4J002 BE021 BF021 EC046 EC056 FD026 GL00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体における容積比が60〜90%の水溶
    性樹脂と、全体における容積比が40〜10%の可塑剤
    とを混合してなる軟固化剤からなることを特徴とする土
    壌改良材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の土壌改良材を、全体にお
    ける容積比率が1.5〜4%となるように舗装用土材料
    と混合し、この混合物で土舗装面を形成することを特徴
    とする舗装方法。
  3. 【請求項3】凝集処理が施された上水汚泥に、請求項1
    に記載の軟固化剤を混合して生成したことを特徴とする
    土壌改良材。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の土壌改良材を、全体にお
    ける前記軟固化剤の容積比率が1.5〜4%となるよう
    に舗装用土材料と混合し、この舗装用土材料で土舗装面
    を形成することを特徴とする舗装方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の土壌改良材を、全体にお
    ける容積比が20〜80%となるようにシルト質および
    /または粘土質を有する舗装用土材料に混合して撹拌
    し、この混合物を舗装用基礎上にて整地、転圧して舗装
    面を形成することを特徴とする請求項4に記載の舗装方
    法。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の土壌改良材を30〜60
    %の水分を含ませた状態で舗装用基礎上に敷設し、この
    敷設された土壌改良材の所定の深さまで、シルト質およ
    び/または粘土質を有する舗装用土材料をその容積比が
    20〜80%となるように混合、撹拌し、転圧して舗装
    面を形成することを特徴とする請求項4に記載の舗装方
    法。
  7. 【請求項7】凝集処理が施された上水汚泥を、全体にお
    ける容積比が20〜80%となるようにシルト質および
    /または粘土質を有する舗装用土材料に混合して撹拌
    し、この混合物を舗装用基礎上にて整地し、この混合物
    に前記軟固化剤を全体における容積比率が1.5〜4%
    となるように散布して撹拌し、転圧して舗装面を形成す
    ることを特徴とする舗装方法。
  8. 【請求項8】既設舗装面の表層部を掘削して粉砕した
    後、請求項1に記載の軟固化剤を、全体における容積比
    率が1.5〜4%となるように添加して団粒化し、この
    団粒化した混合物を舗装用基礎上に敷き均して、新たな
    土舗装面を形成することを特徴とする舗装面の改修方
    法。
  9. 【請求項9】既設舗装面の表層部を掘削して粉砕した
    後、請求項3に記載の土壌改良材を、全体における容積
    比が20〜80%となり且つ前記軟固化剤の全体におけ
    る容積比率が1.5〜4%となるように添加して団粒化
    し、この団粒化した混合物を舗装用基礎上に敷き均し
    て、新たな土舗装面を形成することを特徴とする舗装面
    の改修方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064618A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Oku Antsuuka Kk 土質系舗装改良材及びその施工法
WO2005115055A1 (de) * 2004-05-22 2005-12-01 Sika Deutschland Gmbh Elektrische kunstharz - widerstandsheizung
JP2007120229A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Zenitaka Corp 土質改良工法
JP2008001868A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Terunaito:Kk 舗装用土材料の改質剤、クレイ舗装材、その調製方法および舗装方法
JP2018204243A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 国立大学法人宇都宮大学 ヒドロゲルを用いた土壌改良舗装工法

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