JP2000007528A - 鼻用パック - Google Patents
鼻用パックInfo
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- JP2000007528A JP2000007528A JP10177491A JP17749198A JP2000007528A JP 2000007528 A JP2000007528 A JP 2000007528A JP 10177491 A JP10177491 A JP 10177491A JP 17749198 A JP17749198 A JP 17749198A JP 2000007528 A JP2000007528 A JP 2000007528A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート状パックがどのような形状の鼻でも完
全に密着接触してしっかりと固定され、使用中に何らか
の行為が顔面に作用して顔面が運動を生起しても、その
運動を吸収してシート状パックが鼻から剥離するのを防
止し、かつ、使用後のシート状パックの剥離作用を簡易
になし得るようにした鼻用パックを提供する。 【解決手段】 パック剤層と透湿・透気性支持体とから
なるシート状パックとパック剤面保護体とを積層したも
のであって、シート状パックが、その上縁部の一方の片
寄った位置に、中央に向かって斜めに切り込まれた1個
のV字状スリットを形成してなる。
全に密着接触してしっかりと固定され、使用中に何らか
の行為が顔面に作用して顔面が運動を生起しても、その
運動を吸収してシート状パックが鼻から剥離するのを防
止し、かつ、使用後のシート状パックの剥離作用を簡易
になし得るようにした鼻用パックを提供する。 【解決手段】 パック剤層と透湿・透気性支持体とから
なるシート状パックとパック剤面保護体とを積層したも
のであって、シート状パックが、その上縁部の一方の片
寄った位置に、中央に向かって斜めに切り込まれた1個
のV字状スリットを形成してなる。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、鼻用パック、特に、貼
り付け時に鼻の形状に充分に密着し得るようにしたシー
ト状の鼻用パックに関する。
り付け時に鼻の形状に充分に密着し得るようにしたシー
ト状の鼻用パックに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の皮膚の毛穴には、油分等の分泌物
やゴミ、埃等により角栓が形成され、この角栓が、肌の
健康上もしくは美容上好ましくない状態を生じさせてい
る。このような角栓の発生を予防し、除去する手段とし
て、各種の洗顔剤を用いて洗顔すること、あるいは、チ
ューブに入った液状のパック剤を顔に塗布することが従
来から行われている。
やゴミ、埃等により角栓が形成され、この角栓が、肌の
健康上もしくは美容上好ましくない状態を生じさせてい
る。このような角栓の発生を予防し、除去する手段とし
て、各種の洗顔剤を用いて洗顔すること、あるいは、チ
ューブに入った液状のパック剤を顔に塗布することが従
来から行われている。
【0003】前記の如き洗顔は、短時間で行え、角栓の
形成を予防できるが、毛穴内に一旦形成された角栓を取
り除くことは、ほとんど不可能であり、一方、前記パッ
ク剤の使用は、液状のパック剤を顔の皮膚に塗布し、そ
のパック剤が乾燥した後、該皮膚上に形成された皮膜を
剥離し、皮膜の接着力により毛穴内にある角栓を接着除
去するものであるが、角栓の除去性能は、まだ充分では
なく、液状のパック剤の顔の皮膚への塗布や剥離が面倒
である。
形成を予防できるが、毛穴内に一旦形成された角栓を取
り除くことは、ほとんど不可能であり、一方、前記パッ
ク剤の使用は、液状のパック剤を顔の皮膚に塗布し、そ
のパック剤が乾燥した後、該皮膚上に形成された皮膜を
剥離し、皮膜の接着力により毛穴内にある角栓を接着除
去するものであるが、角栓の除去性能は、まだ充分では
なく、液状のパック剤の顔の皮膚への塗布や剥離が面倒
である。
【0004】更に、前記の如き塗布型のパック剤は、使
用者が自己の皮膚に対して均一に塗布することが困難で
あると共に、乾燥が不十分な場合には、皮膚からの剥離
に際して、部分的にパック剤が皮膚に残ることもあり、
その除去に多大な手間がかかるという問題があった。近
年、前記の如き顔の皮膚への塗布型のパックの欠点を補
うために、パック剤を予め支持体に塗布したシート状パ
ックが開発されていると共に、顔の鼻部分のみをパック
するシート状の鼻用パックも開発されている。
用者が自己の皮膚に対して均一に塗布することが困難で
あると共に、乾燥が不十分な場合には、皮膚からの剥離
に際して、部分的にパック剤が皮膚に残ることもあり、
その除去に多大な手間がかかるという問題があった。近
年、前記の如き顔の皮膚への塗布型のパックの欠点を補
うために、パック剤を予め支持体に塗布したシート状パ
ックが開発されていると共に、顔の鼻部分のみをパック
するシート状の鼻用パックも開発されている。
【0005】これらのシート状の鼻用パックの一例とし
て登録実用新案第3034427号公報、及び、登録実
用新案第3046929号公報に記載のものがある。前
記登録実用新案第3034427号公報に記載された鼻
用パックは、パック剤を塗布した支持体が、中央部に向
かって斜めに形成された2個のスリットを有する下縁部
を備えたものであり、スリットを設けることで、装着時
に種々の形状の鼻にフィットさせることを意図してい
る。また、他方の前記登録実用新案第3046929号
公報に記載された鼻用パックは、パック剤を塗布した支
持体が、上縁部の中央部近傍に間隙を空けて2本のスリ
ットを形成する形状とし、前記2本のスリットにより鼻
用パックの支持体を鼻の左右に偏ることなく貼り付けす
るものである。
て登録実用新案第3034427号公報、及び、登録実
用新案第3046929号公報に記載のものがある。前
記登録実用新案第3034427号公報に記載された鼻
用パックは、パック剤を塗布した支持体が、中央部に向
かって斜めに形成された2個のスリットを有する下縁部
を備えたものであり、スリットを設けることで、装着時
に種々の形状の鼻にフィットさせることを意図してい
る。また、他方の前記登録実用新案第3046929号
公報に記載された鼻用パックは、パック剤を塗布した支
持体が、上縁部の中央部近傍に間隙を空けて2本のスリ
ットを形成する形状とし、前記2本のスリットにより鼻
用パックの支持体を鼻の左右に偏ることなく貼り付けす
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シート状の
鼻用パックを、使用者が鼻に適用した場合には、支持体
に塗布したパック剤の効果を引き出すために、できるだ
け、その鼻の皮膚に前記支持体の全面が完全に密着接触
し、皺のない状態でしっかりと固定されていなければな
らないし、支持体を鼻から剥離後に、鼻の皮膚にパック
剤が残らないようにしなければならない。即ち、シート
状の鼻パックは、そのパック剤を塗布された支持体(以
下、シート状パックという。)の貼着時の初期貼付性が
良い、皮膚からの浮きやしわの発生がない、毛穴内の角
栓の除去性が良い、及び、パック剤の皮膚残存が少ない
ことが望まれるものである。
鼻用パックを、使用者が鼻に適用した場合には、支持体
に塗布したパック剤の効果を引き出すために、できるだ
け、その鼻の皮膚に前記支持体の全面が完全に密着接触
し、皺のない状態でしっかりと固定されていなければな
らないし、支持体を鼻から剥離後に、鼻の皮膚にパック
剤が残らないようにしなければならない。即ち、シート
状の鼻パックは、そのパック剤を塗布された支持体(以
下、シート状パックという。)の貼着時の初期貼付性が
良い、皮膚からの浮きやしわの発生がない、毛穴内の角
栓の除去性が良い、及び、パック剤の皮膚残存が少ない
ことが望まれるものである。
【0007】しかし、前記シート状パックは、上縁部の
中央部から両側にその対称位置に一対のスリットを形成
したものであるので、該一対のスリットに挟まれた中央
部が、両サイド側と分離した状態となっている。このた
め、前記シート状パックを鼻に貼着する場合に、該シー
ト状パックを鼻に密着するべく該シート状パックを押圧
するためには、左右のサイド部と中央部分との3部分に
発生する歪を、同時に指等で抑える必要があるが、前記
シート状パックの歪を抑え、鼻の皮膚に浮き・しわの無
い完全に密着接触した状態で貼着するのには、困難な作
業を要し、簡単に行うことができないという不具合が生
じるものである。
中央部から両側にその対称位置に一対のスリットを形成
したものであるので、該一対のスリットに挟まれた中央
部が、両サイド側と分離した状態となっている。このた
め、前記シート状パックを鼻に貼着する場合に、該シー
ト状パックを鼻に密着するべく該シート状パックを押圧
するためには、左右のサイド部と中央部分との3部分に
発生する歪を、同時に指等で抑える必要があるが、前記
シート状パックの歪を抑え、鼻の皮膚に浮き・しわの無
い完全に密着接触した状態で貼着するのには、困難な作
業を要し、簡単に行うことができないという不具合が生
じるものである。
【0008】シート状パックが鼻に密着接触してしっか
りと固定されていないと、そのこと自体で、パック剤の
皮膚への浸透が十分に行われず、毛穴内に形成された油
分等の分泌物やゴミ、埃等からなる角栓をその接着力で
取り除くことができないばかりか、使用者が、前記シー
ト状パックを鼻の皮膚に固定した状態で、会話やその他
の顔を動かす行動等をした場合には、これらの行動が柔
軟な鼻部の皮膚に作用し、該皮膚を蠢かせてしまい、シ
ート状パックが鼻部の皮膚から剥れて、パック剤自体の
機能効果を充分に発揮できていない場合も生じるとの問
題がある。
りと固定されていないと、そのこと自体で、パック剤の
皮膚への浸透が十分に行われず、毛穴内に形成された油
分等の分泌物やゴミ、埃等からなる角栓をその接着力で
取り除くことができないばかりか、使用者が、前記シー
ト状パックを鼻の皮膚に固定した状態で、会話やその他
の顔を動かす行動等をした場合には、これらの行動が柔
軟な鼻部の皮膚に作用し、該皮膚を蠢かせてしまい、シ
ート状パックが鼻部の皮膚から剥れて、パック剤自体の
機能効果を充分に発揮できていない場合も生じるとの問
題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、シート状パックが
どのような形状の鼻でも完全に密着接触してしっかりと
固定され、使用中に何らかの行為が顔面に作用して顔面
が運動を生起しても、その運動を吸収してシート状パッ
クが鼻から剥離するのを防止し、かつ、使用後のシート
状パックの剥離作用を簡易になし得るようにした鼻用パ
ックを提供することである。
たもので、その目的とするところは、シート状パックが
どのような形状の鼻でも完全に密着接触してしっかりと
固定され、使用中に何らかの行為が顔面に作用して顔面
が運動を生起しても、その運動を吸収してシート状パッ
クが鼻から剥離するのを防止し、かつ、使用後のシート
状パックの剥離作用を簡易になし得るようにした鼻用パ
ックを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る鼻用パックは、その上縁部の一方の片寄っ
た位置に中央に向かって斜めに切り込まれた1個のV字
状スリットを形成したことを特徴としている。前述の如
く構成された本発明に係る鼻用パックは、シート状パッ
クの上縁部の片寄った位置に1個のV字状スリットを形
成したものであるので、シート状パックの貼着時に、該
シート状パックの上縁部の中央と両サイド側に発生する
歪を、V字状スリットの両側から絞り込むように押圧す
ることで吸収して、鼻の皮膚に浮き・しわの無い完全に
密着接触した状態で貼着することができる。また、スリ
ットがV字状の切り欠きであるので、この切り欠きの開
口が拡狭することで、前記歪を吸収できる。従って、1
個のV字状スリットのみにより鼻用パックに生ずる、浮
き・皺の調整ができ、構成を簡単にして製造できる。
本発明に係る鼻用パックは、その上縁部の一方の片寄っ
た位置に中央に向かって斜めに切り込まれた1個のV字
状スリットを形成したことを特徴としている。前述の如
く構成された本発明に係る鼻用パックは、シート状パッ
クの上縁部の片寄った位置に1個のV字状スリットを形
成したものであるので、シート状パックの貼着時に、該
シート状パックの上縁部の中央と両サイド側に発生する
歪を、V字状スリットの両側から絞り込むように押圧す
ることで吸収して、鼻の皮膚に浮き・しわの無い完全に
密着接触した状態で貼着することができる。また、スリ
ットがV字状の切り欠きであるので、この切り欠きの開
口が拡狭することで、前記歪を吸収できる。従って、1
個のV字状スリットのみにより鼻用パックに生ずる、浮
き・皺の調整ができ、構成を簡単にして製造できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の鼻用パ
ックに係る一実施形態について説明する。図1は、本実
施形態の鼻用パック10のパック剤面保護体7から剥離
したシート状パック1の平面図であり、該鼻用パック1
0は、シート状をしており、パック剤層1bと透湿、透
気等の性質を保有する不織布たる支持体1aとからなる
シート状パック1とパック剤面保護体7(図4参照)と
を積層して形成したもので、前記シート状パック1の形
状は、その上縁部の一方の片寄った位置に中央に向かっ
て斜めに切り込まれた1個のV字状スリット2を形成
し、他方、下縁部には一つの凸部3がその中央部に、該
凸部3の両側に緩い曲線の凹状部4、4が形成されてい
る。
ックに係る一実施形態について説明する。図1は、本実
施形態の鼻用パック10のパック剤面保護体7から剥離
したシート状パック1の平面図であり、該鼻用パック1
0は、シート状をしており、パック剤層1bと透湿、透
気等の性質を保有する不織布たる支持体1aとからなる
シート状パック1とパック剤面保護体7(図4参照)と
を積層して形成したもので、前記シート状パック1の形
状は、その上縁部の一方の片寄った位置に中央に向かっ
て斜めに切り込まれた1個のV字状スリット2を形成
し、他方、下縁部には一つの凸部3がその中央部に、該
凸部3の両側に緩い曲線の凹状部4、4が形成されてい
る。
【0012】ここで、斜視図である図2に従って、前記
図1に示した鼻用パック10の鼻への適用について述べ
る。前記鼻用パック10は、前記パック剤面保護体7か
らパック剤を塗布されているシート状パック1を剥し
て、該シート状パック1を鼻に貼着するものであるが、
そのシート状パック1の下縁部の凸部3が顔の中央部に
位置する鼻8の鼻尖9に位置合わせした上で押圧され、
鼻8を覆うように貼り付けられる。次に、前記シート状
パック1の上縁部の中央と両サイド側に発生する歪を、
V字状スリット2の両側から指等で絞り込むように押圧
することで吸収して、鼻8の皮膚に浮き・しわの無い完
全に密着接触した状態に貼着する。従って、如何なる形
状の鼻に対しても貼り付け調整が自在となり、汎用性が
向上する。
図1に示した鼻用パック10の鼻への適用について述べ
る。前記鼻用パック10は、前記パック剤面保護体7か
らパック剤を塗布されているシート状パック1を剥し
て、該シート状パック1を鼻に貼着するものであるが、
そのシート状パック1の下縁部の凸部3が顔の中央部に
位置する鼻8の鼻尖9に位置合わせした上で押圧され、
鼻8を覆うように貼り付けられる。次に、前記シート状
パック1の上縁部の中央と両サイド側に発生する歪を、
V字状スリット2の両側から指等で絞り込むように押圧
することで吸収して、鼻8の皮膚に浮き・しわの無い完
全に密着接触した状態に貼着する。従って、如何なる形
状の鼻に対しても貼り付け調整が自在となり、汎用性が
向上する。
【0013】また、このように貼り付けられたシート状
パック1は、使用中に生起した何らかの行為によって顔
面の皮膚が動かされ、目の周辺の皮膚に皺を生起させる
動きが生じても、この皮膚の動きが前記シート状パック
1に形成された上縁部のV字状スリット2によって吸収
される。この吸収作用は、目の周辺の皮膚の動きによっ
て鼻8からシート状パック1が容易に剥離することを防
止することとなり、パック剤のパック機能が十分に発揮
されるものである。
パック1は、使用中に生起した何らかの行為によって顔
面の皮膚が動かされ、目の周辺の皮膚に皺を生起させる
動きが生じても、この皮膚の動きが前記シート状パック
1に形成された上縁部のV字状スリット2によって吸収
される。この吸収作用は、目の周辺の皮膚の動きによっ
て鼻8からシート状パック1が容易に剥離することを防
止することとなり、パック剤のパック機能が十分に発揮
されるものである。
【0014】更に、使用後に前記シート状パック1を鼻
7から剥離する場合には、該シート状パック1における
上縁部の前記V字状の端を指先または指の爪で引き剥
し、その端部の適宜の範囲を部分的に剥離した後、この
剥離部分を指先で摘みながら引き下げる。前記シート状
パック1の引き下げによる剥離作動は、人間生理学上、
顔面を痛めることがなくスムーズに行われる。図3は、
四個のシート状の鼻用パック10、10・・・を配列した
状態を示した平面図であり、図4は、パック剤層1bと
支持体1aとからなるシート状パック1とパック剤面保
護体7とを積層した状態を示した図3のA−A断面図で
ある。
7から剥離する場合には、該シート状パック1における
上縁部の前記V字状の端を指先または指の爪で引き剥
し、その端部の適宜の範囲を部分的に剥離した後、この
剥離部分を指先で摘みながら引き下げる。前記シート状
パック1の引き下げによる剥離作動は、人間生理学上、
顔面を痛めることがなくスムーズに行われる。図3は、
四個のシート状の鼻用パック10、10・・・を配列した
状態を示した平面図であり、図4は、パック剤層1bと
支持体1aとからなるシート状パック1とパック剤面保
護体7とを積層した状態を示した図3のA−A断面図で
ある。
【0015】図3の四個の鼻用パック10、10・・・
は、通常は、切断線11、12に沿って切断されてお
り、各々単体として、販売・使用されるものであるが、
場合によっては、複数個を一体として販売するようにし
ても良い。図4に示されているように、鼻用パック10
は、前記シート状パック1とパック剤面保護体7とのシ
ート状積層体で、該シート状パック1は、パック剤層1
bとパック剤の付着した不織布1aから成っている。前
記シート状パック1は、その外形輪部13に沿って、鼻
用パック素材から切断され、該シート状パック1以外の
前記鼻用パック素材の不要部分を除去した状態で、かつ
パック剤の面がパック剤面保護体7側に位置するよう
に、パック剤面保護体7と積層貼着されている。鼻8へ
の貼着時には、シート状パック1を、積層状態(実線状
態)にあるものを、前記パック剤面保護体7から剥離
(点線状態)することで、分離して使用するものであ
る。
は、通常は、切断線11、12に沿って切断されてお
り、各々単体として、販売・使用されるものであるが、
場合によっては、複数個を一体として販売するようにし
ても良い。図4に示されているように、鼻用パック10
は、前記シート状パック1とパック剤面保護体7とのシ
ート状積層体で、該シート状パック1は、パック剤層1
bとパック剤の付着した不織布1aから成っている。前
記シート状パック1は、その外形輪部13に沿って、鼻
用パック素材から切断され、該シート状パック1以外の
前記鼻用パック素材の不要部分を除去した状態で、かつ
パック剤の面がパック剤面保護体7側に位置するよう
に、パック剤面保護体7と積層貼着されている。鼻8へ
の貼着時には、シート状パック1を、積層状態(実線状
態)にあるものを、前記パック剤面保護体7から剥離
(点線状態)することで、分離して使用するものであ
る。
【0016】前記本実施形態では、1個のV字状スリッ
ト2をシート状パック1の左側に備えた例を示したけれ
ども、シート状パック1の右側に斜設さられてもよく、
V字状スリット2の斜設位置も本実施形態のものに限定
されるものではない。前記実施形態の形状のシート状パ
ック10のシート状パック1を実施例1として、比較例
1、比較例2と比較して、初期貼付性、浮き・しわの発
生、角栓の除去性、パック剤の残肌について評価した。
ト2をシート状パック1の左側に備えた例を示したけれ
ども、シート状パック1の右側に斜設さられてもよく、
V字状スリット2の斜設位置も本実施形態のものに限定
されるものではない。前記実施形態の形状のシート状パ
ック10のシート状パック1を実施例1として、比較例
1、比較例2と比較して、初期貼付性、浮き・しわの発
生、角栓の除去性、パック剤の残肌について評価した。
【0017】[実施例1]パック剤は、ビニルピロリド
ンー酢酸ビニル共重合体、無機充填剤、防腐剤、及び水
とを混合したものとすると共に、剥離処理したポリエチ
レンテレフタレートフイルムに前記パック剤を塗布して
パック剤が乾燥後、ポリエステル製不織布を積層してシ
ート状の鼻用パック素材を形成した。該シート状の鼻用
パック素材から図1の形状にカットし、シート状パック
1を形成した。鼻に水を付けて、該シート状パック1を
貼着し、15分間保持して乾燥後に剥離した。
ンー酢酸ビニル共重合体、無機充填剤、防腐剤、及び水
とを混合したものとすると共に、剥離処理したポリエチ
レンテレフタレートフイルムに前記パック剤を塗布して
パック剤が乾燥後、ポリエステル製不織布を積層してシ
ート状の鼻用パック素材を形成した。該シート状の鼻用
パック素材から図1の形状にカットし、シート状パック
1を形成した。鼻に水を付けて、該シート状パック1を
貼着し、15分間保持して乾燥後に剥離した。
【0018】[比較例1]比較例1は、図1のシート状
パック1の上縁部の両側に一対のV字状スリットを備え
た以外は、実施例1と形状を同じにすると共に、それ以
外のパック剤の組成、シート状パック1の構造、貼着方
法も同じにした。
パック1の上縁部の両側に一対のV字状スリットを備え
た以外は、実施例1と形状を同じにすると共に、それ以
外のパック剤の組成、シート状パック1の構造、貼着方
法も同じにした。
【0019】[比較例2]比較例2は、図1のシート状
パック1の上縁部のV字状スリットを無くし、直線状と
した以外は、実施例1と形状を同じにすると共に、それ
以外のパック剤の組成、シート状パック1の構造、貼着
方法も同じにした。実施例1と比較例1、2とは、ボラ
ンティアのパネラー10名について調査したもので、評
価の結果を表1に示す。
パック1の上縁部のV字状スリットを無くし、直線状と
した以外は、実施例1と形状を同じにすると共に、それ
以外のパック剤の組成、シート状パック1の構造、貼着
方法も同じにした。実施例1と比較例1、2とは、ボラ
ンティアのパネラー10名について調査したもので、評
価の結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1から理解されるように、シート状パッ
クの上縁部の片側に1個のV字状スリットを備えた実施
例1は、シート状パックの上縁部の両側に一対のV字状
スリットを備えた比較例1に比べて、そのシート状パッ
ク1の初期貼付性、浮き・しわの発生、角栓除去性、及
び、パック剤肌残りが少ない点で優れている。これは、
シート状パック1の上縁部のV字状スリットが1個で、
しかも片側によっているので、シート状パックの貼着時
に、V字状スリットの両側から絞り込むように押圧する
ことで、シート状パックの歪を吸収して、鼻の皮膚にシ
ート状パック1の全体を密着状に接触して貼着されるこ
とによるものと解される。また、前記実施例1は、シー
ト状パック1の上縁部のV字状スリットが無く直線状の
比較例2に対しては、前記調査のいずれの面において
も、優れており、1個のV字状スリットを備えたことに
よる前記調査の如き有用な機能を明確にしている。
クの上縁部の片側に1個のV字状スリットを備えた実施
例1は、シート状パックの上縁部の両側に一対のV字状
スリットを備えた比較例1に比べて、そのシート状パッ
ク1の初期貼付性、浮き・しわの発生、角栓除去性、及
び、パック剤肌残りが少ない点で優れている。これは、
シート状パック1の上縁部のV字状スリットが1個で、
しかも片側によっているので、シート状パックの貼着時
に、V字状スリットの両側から絞り込むように押圧する
ことで、シート状パックの歪を吸収して、鼻の皮膚にシ
ート状パック1の全体を密着状に接触して貼着されるこ
とによるものと解される。また、前記実施例1は、シー
ト状パック1の上縁部のV字状スリットが無く直線状の
比較例2に対しては、前記調査のいずれの面において
も、優れており、1個のV字状スリットを備えたことに
よる前記調査の如き有用な機能を明確にしている。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の鼻用パックは、シート状パックの上縁部の一方の片
寄った位置に、1個のV字状スリットを形成したので、
鼻の皮膚に鼻用パックのシート状パックの全体が密着接
触して貼着されることで、シート状パックの鼻への初期
貼付性を良くし、浮き・しわの発生を少なくし、かつ、
パック剤の肌への残存を少なくすることができる。
明の鼻用パックは、シート状パックの上縁部の一方の片
寄った位置に、1個のV字状スリットを形成したので、
鼻の皮膚に鼻用パックのシート状パックの全体が密着接
触して貼着されることで、シート状パックの鼻への初期
貼付性を良くし、浮き・しわの発生を少なくし、かつ、
パック剤の肌への残存を少なくすることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るシート状パックの平
面図。
面図。
【図2】図1で示したシート状パックを鼻に適用した状
態に係る斜視図。
態に係る斜視図。
【図3】複数のシート状の鼻用パックを配列した状態の
平面図。
平面図。
【図4】図3で示したシート状の鼻用パックA−A断面
図。
図。
1 シート状パック 2 V字状スリット 3 凸部 4 凹状部 7 パック剤面保護体 8 鼻 9 鼻尖 10 鼻用パック
Claims (1)
- 【請求項1】 パック剤層と透湿・透気性支持体とから
なるシート状パックとパック剤面保護体とを積層したシ
ート状の鼻用パックにおいて、 前記シート状パックは、その上縁部の一方の片寄った位
置に中央に向かって斜めに切り込まれた1個のV字状ス
リットを形成したことを特徴とするシート状の鼻用パッ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177491A JP2000007528A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 鼻用パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177491A JP2000007528A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 鼻用パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007528A true JP2000007528A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16031839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10177491A Pending JP2000007528A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 鼻用パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106176511A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-12-07 | 广州市哲科生物科技有限公司 | 一种蜂胶去黑头鼻膜及其制备方法和应用 |
-
1998
- 1998-06-24 JP JP10177491A patent/JP2000007528A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106176511A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-12-07 | 广州市哲科生物科技有限公司 | 一种蜂胶去黑头鼻膜及其制备方法和应用 |
CN106176511B (zh) * | 2016-07-12 | 2019-11-08 | 广州市哲科生物科技有限公司 | 一种蜂胶去黑头鼻膜及其制备方法和应用 |
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