JP2000007476A - バークおよび木屑堆肥製造方法 - Google Patents

バークおよび木屑堆肥製造方法

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JP2000007476A
JP2000007476A JP18208398A JP18208398A JP2000007476A JP 2000007476 A JP2000007476 A JP 2000007476A JP 18208398 A JP18208398 A JP 18208398A JP 18208398 A JP18208398 A JP 18208398A JP 2000007476 A JP2000007476 A JP 2000007476A
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bark
fermentation
gas
wood chip
compost
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JP18208398A
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Inventor
Shinjiro Yokota
信次郎 横田
Mitsunori Shibata
光徳 柴田
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INOUE MASASHI SHOTEN KK
Ube Techno Eng Co Ltd
Original Assignee
INOUE MASASHI SHOTEN KK
Ube Techno Eng Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質バークおよび木屑を効率よく生産するこ
とができるようにしたバークおよび木屑堆肥製造方法を
提供する。 【解決手段】 有機性廃棄物を発酵させて発生したガス
を収集し、当該ガスを冷却し湿度を調整することにより
バークおよび木屑発酵に適する温湿度調整を行なった
後、ガスをバークおよび木屑発酵槽内の堆積バークおよ
び木屑層中に吹き込み、バークおよび木屑への栄養源の
補給とバークおよび木屑発酵に適した温湿度条件を設定
して発酵促進をなさしめるようにして

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバークおよび木屑堆
肥製造方法に係り、特にコンポスト工場で出る排気を有
効に利用し、バークおよび木屑(抜根、流木、その他の
木質)から堆肥を製造する工場に適用することができる
バークおよび木屑堆肥製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バーク堆肥は樹皮を主原料とし、家畜ふ
ん等を加えて堆積、廃熟させた物である。一般的なバー
ク堆肥の製造方法は次のようになっている。原木から樹
脂を剥がす作業が行なわれ、この樹皮からなる生バーク
を粉砕して家畜ふん等を混合してそのまま本積みする
か、生バークを粉砕することなくそのまま野積み堆積を
1〜2年間行なった後、粉砕してから本積みする。予め
1〜2年の野積み堆積を終えたバークを粉砕し、発酵促
進のため乾燥鶏糞や硫安、尿素を添加することが従来か
ら行われていたが、最近では牛、豚、鶏の生ふんか、半
熟程度の家畜ふん、あるいは食品排水汚泥や各種のかす
類が添加されることが多い。これらの資材だけで微生物
の養分が不足する場合には、硫安や尿素が添加される。
家畜ふん等を添加して約1年間おいて発酵させたバーク
は、屋内に搬入し、切り返しを行ないながら約2〜3ヶ
月間水分の蒸散と熟成が図られ、製品として袋詰めされ
て出荷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のバーク堆肥の製
造方法では、熟成に非常に多くの時間を要し、バークの
堆肥化に時間がかかり、別に栄養源の添加補給が必要と
なっていた。また、木屑は更に堆肥化に時間がかかって
いた。本発明は、従来の欠点を解消し、良質堆肥を効率
よく生産することができるようにしたバークおよび木屑
堆肥製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバークおよび木屑堆肥製造方法は、有
機性廃棄物を発酵させて発生したガスを収集し、当該ガ
スを冷却除湿することによりバークおよび木屑発酵に適
する温度調整を行なった後、冷却ガスをバークおよび木
屑発酵槽内の堆積バークおよび木屑層中に吹き込み、バ
ークおよび木屑への栄養源の補給とバークおよび木屑発
酵に適した温度条件を設定して発酵促進をなさしめるこ
とを特徴とした。
【0005】更に、他の第2の発明構成としては、有機
性廃棄物を発酵させて発生したガスを収集し、当該ガス
を冷却処理することによりバークおよび木屑発酵に適す
る湿度調整を行なった後、湿度調整ガスをバークおよび
木屑を堆積しているバークおよび木屑発酵槽内に吹き込
み、バークおよび木屑への栄養源の補給とバークおよび
木屑発酵に適した湿度条件を設定して発酵促進をなさし
めるようにした。これらの構成において、前記バークお
よび木屑発酵槽から排出されるガスを前記有機性廃棄物
の発酵槽に循環供給することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るバークおよ
び木屑堆肥製造方法の具体的実施の形態を図面を参照し
て詳細に説明する。図1はバークおよび木屑堆肥製造の
ための設備構成例を示しており、これはバークおよび木
屑が投入されるバークおよび木屑発酵槽10を有してい
る。このバークおよび木屑発酵槽10に対しては、粉砕
したバークおよび木屑堆肥原料を貯槽させるようにして
いる。また、バークおよび木屑発酵槽10に隣接して有
機汚泥などの有機性廃棄物を発酵させる有機廃棄物発酵
槽12を設けている。有機廃棄物発酵槽12は、コンポ
スト製造用の発酵槽であり、下水汚泥、活性汚泥、生ゴ
ミ等を投入して発酵させるものとしている。そして、こ
の実施形態では、前記有機廃棄物発酵槽12にて発生し
た発酵ガスをバークおよび木屑発酵槽10に導入し、有
機物発酵ガスの特にアンモニアガスをバークおよび木屑
発酵槽10に供給することにより、バークおよび木屑発
酵に必要な窒素源供給をなさしめる構成としている。
【0007】このため、まず、有機性廃棄物発酵槽12
に対して、有機性廃棄物の発酵に必要な空気(酸素)を
送気ブロア14にて送り込むようにしている。図示の例
では、発酵槽12の底部に複数の散気パイプ16を敷設
し、当該散気パイプ16に開口されているノズルから空
気を槽内汚泥中に供給する。有機性廃棄物発酵槽12で
は、供給空気(酸素)によって発酵が促進され、発酵に
伴ってアンモニアガス、炭酸ガス、アミン系ガス、メチ
ルメルカプタン、硫化水素などが発生する。発生ガスは
発酵槽12の上部空間に溜められるが、前述したように
本発明ではこれをバークおよび木屑堆肥の発酵促進に利
用しようとするものである。このため、上記有機性廃棄
物発酵槽12上部にはガス引き抜き管18が接続され、
これをバークおよび木屑発酵槽10に導いている。
【0008】ここで、前記ガス引き抜き管18を通じて
有機性廃棄物の発酵ガスを取り出すが、発酵ガスは最大
値が80℃以上にまで達する高温度ガスとなる。また、
有機性廃棄物発酵槽12の内部は湿度が非常に高い環境
にあり、したがって発酵ガスは必要以上の高湿度ガスと
なっている。そこで、この実施形態では、有機性廃棄物
発酵槽12から排出されるガスの温度および湿度を調整
できるようにしている。これは具体的には、前記ガス引
き抜き管18をクーラ20に導入し、管路を通るガスの
冷却による温度調整と、除湿作用による湿度調整とがで
きるようにしている。クーラ20はスタンド20pを配
列して構成され、この周りをガス引き抜き管の出側につ
いたフレキシブルチューブを巻き付けたものであり、空
気の冷却により温度調整と、温度降下による水分凝縮を
行なわせている。クーラ20のガス出口側には気液分離
装置22が設備され、ここでガスに同伴している凝縮水
分が取り除かれる。ガス中にはアンモニアが含まれてい
るため、凝縮水はアンモニアが溶け込んだ状態となる。
【0009】気液分離装置22によって分離された液
は、一旦収容タンク24に収集され、次いで貯液ピット
26に収容される。液分離されたガスの排気管22bは
排気ブロア28の吸込み口に接続され、温度と湿度が調
整された状態で排気ブロア28から排気される。排気ブ
ロア28はバークおよび木屑発酵槽10内の堆積バーク
層へ有機性廃棄物発酵槽12から取り出したガスを吹き
込み供給するように構成している。このため、バークお
よび木屑発酵槽10の底部には有機性廃棄物発酵槽12
の場合と同様に、複数の散気パイプ30が設置され、こ
れに開口させたノズルから発酵ガスを堆積バーク層へ吹
き出すようにしている。したがって、排気ブロア28の
排気口は途中から分岐して複数の散気パイプ30に接続
され、前記クーラ20、気液分離装置22を経由して排
気ブロア28からの出口温度が40〜70℃程度に設定
され、バークおよび木屑発酵槽10への供給温度が40
〜70℃となるように設定している。また、ガス湿度が
30〜40%であったガスをバークおよび木屑発酵槽1
0への供給時には20〜30%以下に調整することがで
きる。
【0010】また、この実施形態では、前述した貯液ピ
ット26のアンモニア水を前記バークおよび木屑発酵槽
10の内部に堆積バーク層の上面から吹きかけることが
できるようにしている。このため、貯液ピット26とバ
ークおよび木屑発酵槽10とを連絡する液管路32が設
けられ、この液管路32の先端域で複数に分岐して散液
ノズルに接続し、当該ノズルをバークおよび木屑発酵槽
10の上方に配置している。
【0011】バークおよび木屑発酵槽10では堆積バー
ク層に有機性廃棄物の発酵ガスが吹き込まれることによ
って、二次的に発酵ガスが生じる。このガスは主として
炭酸ガス、アミン系ガスとなるが、実施形態ではこれら
を再度有機性廃棄物発酵槽12への導入ガスとして利用
するようにしている。このためバークおよび木屑発酵槽
10の排気経路は送気ブロア14の入口管路に接続さ
れ、バルブの切り替えにより全ガスを再循環させ、ある
いは一部のみを再循環させるようにもでき、また全く循
環もさせない方法もとれる。
【0012】このように構成された設備を利用してバー
クおよび木屑堆肥を製造する方法は次のようになる。下
水汚泥などの有機性廃棄物が発酵槽12に溜められ、発
酵に必要な空気(酸素)が導入される。有機性廃棄物の
発酵に伴ってアンモニアガスや炭酸ガス、アミン系ガ
ス、メチルメルカプタン、硫化水素などが発生する。こ
れは排気ブロア28を通じて有機性廃棄物発酵槽12か
ら排気され、最初クーラ20によって40〜70℃程度
まで冷却し、次いで気液分離装置22にて冷却して凝縮
された水分が除去される。これによって20〜30%以
下の湿度で40〜70℃まで冷却された発酵ガスがバー
クおよび木屑発酵槽10に導入される。バークおよび木
屑発酵槽では発酵槽排出ガス中の悪臭物質(アンモニ
ア、硫化水素他)がバーク材を通すことによって吸着除
去される。この発酵ガス中のアンモニアガスが堆積バー
クに供給されることによって、バークおよび木屑発酵に
必要な窒素源が補給される。また、加湿空気を送ること
で発酵条件を満たすように水分補給することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有機性廃棄物を発酵させて発生したガスを収集し、当該
ガスを冷却し湿度を調整することによりバークおよび木
屑発酵に適する温湿度調整を行なった後、ガスをバーク
および木屑発酵槽内の堆積バークおよび木屑層中に吹き
込み、バークおよび木屑への栄養源の補給とバークおよ
び木屑発酵に適した温湿度条件を設定して発酵促進をな
さしめるようにしている。このため、コンポスト工場の
発酵槽より出るガスを、アンモニアを含み、バークおよ
び木屑堆肥製造時、発酵菌の栄養源としてバークおよび
木屑発酵促進を実現することができる。また、特に、こ
のガスは適度な温度、湿度に設定されるため、バークお
よび木屑堆肥化促進効果が極めて高くなる役目を果た
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るバークおよび木屑堆肥製造方法を
実施するための設備構成のブロック図である。
【符号の説明】
10 バークおよび木屑発酵槽 12 有機性廃棄物発酵槽 16 散気パイプ 20 クーラ 22 気液分離装置 30 散気パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 光徳 福岡県福岡市早良区昭代1丁目2−11 株 式会社井上政商店内 Fターム(参考) 4H061 AA02 CC41 CC47 CC51 CC55 EE64 EE70 GG02 GG14 GG19 GG20 GG47 GG48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性廃棄物を発酵させて発生したガス
    を収集し、当該ガスを冷却することによりバークおよび
    木屑発酵に適する温度調整を行なった後、冷却ガスをバ
    ークおよび木屑発酵槽内の堆積バークおよび木屑層中に
    吹き込み、バークおよび木屑への栄養源の補給とバーク
    および木屑発酵に適した温度条件を設定して発酵促進を
    なさしめることを特徴とするバークおよび木屑堆肥製造
    方法。
  2. 【請求項2】 有機性廃棄物を発酵させて発生したガス
    を収集し、当該ガスを冷却除湿処理することによりバー
    クおよび木屑発酵に適する湿度調整を行なった後、湿度
    調整ガスをバークおよび木屑を堆積しているバークおよ
    び木屑発酵槽内に吹き込み、バークおよび木屑への栄養
    源の補給とバークおよび木屑発酵に適した湿度条件を設
    定して発酵促進をなさしめることを特徴とするバークお
    よび木屑堆肥製造方法。
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