JP2000006139A - 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法 - Google Patents

洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法

Info

Publication number
JP2000006139A
JP2000006139A JP10180947A JP18094798A JP2000006139A JP 2000006139 A JP2000006139 A JP 2000006139A JP 10180947 A JP10180947 A JP 10180947A JP 18094798 A JP18094798 A JP 18094798A JP 2000006139 A JP2000006139 A JP 2000006139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent
extrusion
raw material
screw
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10180947A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Nitta
利一 新田
Kazuyuki Nakajo
和幸 中條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP10180947A priority Critical patent/JP2000006139A/ja
Publication of JP2000006139A publication Critical patent/JP2000006139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/505Screws
    • B29C48/67Screws having incorporated mixing devices not provided for in groups B29C48/52 - B29C48/66
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/022Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the choice of material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/04Particle-shaped
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
    • B29C48/41Intermeshing counter-rotating screws

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤原料中の水分や温度の影響を受けず安定
した押出性能を発揮する洗剤加工用押出造粒機及びそれ
を用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 一端に材料の入口21と他端に押出ダイ
22を備えたケーシング23内に、材料を入口21から
ダイ方向22に搬送する一対の押出スクリュー24が挿
通され、この押出スクリュー24の先端部にそれぞれス
クリューヘッド25が設けられている二軸押出機20に
おいて、上記スクリューヘッド25は回転方向に傾斜面
部25aを備えたスクリュー形状の一枚羽根構造からな
ることを特徴とする洗剤加工用押出造粒機20。また、
粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法は、洗剤原料を混
練機で混練し、この混練洗剤原料を上記構成の洗剤加工
用押出造粒機20に供給して、ペレット又はヌードル状
に成型後、更に、破砕機に供給して、破砕造粒すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤原料中の水分
や温度の影響を受けず安定した押出性能を発揮する洗剤
加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原
料粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高嵩密度洗剤の製造プロセス
は、噴霧乾燥した後、新たに造粒プロセスを付加するこ
とで対応しており、それぞれ種々の工夫を凝らしてい
る。
【0003】このような噴霧乾燥を併用する造粒法とし
ては、噴霧乾燥した洗剤生地に対し、洗浄ビルダーなど
の何種類かの洗剤成分を均一に乾式混合し、水又はバイ
ンダー液を加えて混練して、洗剤生地に可塑性を与えて
から造粒機に投入され、押し出し造粒された後、粉砕・
ふるい分け工程を経て目的とする形状、粒度分布の粉末
洗剤を得る等の押し出し造粒技術が従来から知られてい
る。例えば、特開昭61−69900号公報には、ある
型式のミキサーの中で界面活性剤とビルダーを含有する
洗剤の噴霧乾燥生成物を表面改質剤とバインダーの存在
の下に撹拌造粒処理を行うことを特徴とする流動性の改
良された高密度の粒状洗剤製造法が開示されている。
【0004】また、粒状洗剤や洗剤原料粒子の製造等に
用いる押し出し装置等としては、例えば、図6及び図7
(a)〜(c)に示すように、一端に材料の入口1と他
端に押出ダイ2を備えたケーシング3内に、混練洗剤材
料4を入口からダイ方向2に搬送する押出スクリュー5
が挿通され、この押出スクリュー5の先端部に三枚羽根
形状の送り羽根からなるスクリューヘッド6が設けられ
た洗剤加工用押出造粒機7が知られている。なお、図6
は、説明等の都合上一軸態様で示しているが、二軸押出
機を示すものである。また、図7(b)に示すように、
スクリューヘッド6はスクリューヘッド固定用の板状の
固定部材6aとネジ部材とによりネジ止めで固着され
る。更に、従来における一般の押し出し装置等として
は、特定のフィン列を有する直列2段押出機(特開平6
−91726号公報)、伸縮自在の螺旋体を用いる原料
送り装置及びこれを用いた押出機(特開平7−4118
4号公報)、パドル状の羽根を備えた二軸押出機(特開
平9−76326号公報、特開平6−285951号公
報)などが知られている。
【0005】このような噴霧乾燥や押し出し造粒装置等
を用いて粒子状生成物を得る場合において、生成物中の
水分含有率の許容範囲は、比較的狭いのが普通であり、
従って生成物中の所望の水分含有率を達成するためには
装置の運転状態を精密に制御する必要がある。しかしな
がら、実際の製造等では、様々な理由によって装置の運
転条件を変更する必要が生じることとなる。その際、新
たな設定値(目標水分や能力)になるまで時間がかかり
すぎるという課題があり、設定を変更して制御が安定す
るまでの間の生成物の所望の品質を確保することができ
なくなり、後工程の押し出し造粒工程に影響を及ぼし稼
働率が低下することとなる。
【0006】特に、水分の変動は、混練や押し出し造粒
の運転(軸動力等の負荷変動、装置への付着・凝集)に
影響を及ぼすことが知られている。例えば、水分が多す
ぎると乾燥品移送装置(ベルトコンベア)に付着・凝集
して移送不能になったり、また、逆に水分が少なすぎる
と混練工程で他の添加成分と均一に混練することができ
なくなり、不均一な混練の結果、負荷変動が大きくなる
という課題がある。更に、プラントの立ち上げ時、特に
押し出し造粒装置等では安定した混練が行われるまでの
スタートアップ時間が必要であり、噴霧乾燥した粉温度
の変動等により、混練した後の押し出し造粒機からの排
出が劣化し、押し出し機内で滞留し排出不良、特に温度
の低いスタートアップ時に押出不能となってしまい、安
定化・省力化の阻害要因となっている。
【0007】上記図6及び図7に示した洗剤加工用押出
造粒機7では、図8に示すように、スタート時等に押し
出し機の負荷が大きくなり、送り羽根等の噛み込みの不
良が発生し、押出ダイ2から押し出される洗剤材料の量
が少なく排出不良となる等の課題が生じている。これ
は、図6に示す矢印部8の送り羽根周辺部等に洗剤混練
材料が冷えた状態で残存しており、この状態等で混練を
スタートとした場合に三枚羽根形状の送り羽根からなる
スクリューヘッド6に大きな負荷がかかるため、上記の
課題等が生じているものと推察され、更に上記スクリュ
ーヘッド6の構造も上記の課題を生じている原因とも推
察される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
種々の課題に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、洗剤原料等中の水分や温度等の影響を受けずスター
ト時から終了時まで安定した押出性能を発揮する洗剤加
工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料
粒子の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題について鋭意検討した結果、一端に材料の入口と
他端に押出ダイを備えたケーシング内に、材料を入口か
らダイ方向に搬送する一対の押出スクリューが挿通さ
れ、この押出スクリューの先端部にそれぞれスクリュー
ヘッドが設けられている二軸押出機において、上記スク
リューヘッドの構造を特定構造等とすることにより、上
記目的の洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗
剤又は洗剤原料粒子の製造方法を得ることに成功し、本
発明を完成するに至ったのである。すなわち、本発明の
洗剤加工用押出造粒機は、一端に材料の入口と他端に押
出ダイを備えたケーシング内に、材料を入口からダイ方
向に搬送する一対の押出スクリューが挿通され、この押
出スクリューの先端部にそれぞれスクリューヘッドが設
けられている二軸押出機において、上記スクリューヘッ
ドは、回転方向に傾斜面部を備えたスクリュー形状の一
枚羽根構造からなることを特徴とする。また、本発明の
粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法は、洗剤原料を混
練機で混練し、この混練洗剤原料を上記構成の洗剤加工
用押出造粒機に供給して、ペレット状又はヌードル状に
成型後、更に、破砕機に供給して、破砕造粒することを
特徴とする。なお、本発明で規定する「洗剤原料粒子」
とは、界面活性剤含有粒子、界面活性剤及び漂白剤又は
漂白活性化剤含有粒子等をいうものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら詳しく説明する。本発明の粒状洗剤又
は洗剤原料粒子の製造方法は、図1に示されるように、
洗剤成分及び洗剤成分以外の成分などからなる洗剤原料
10をニーダー等の混練機11で混練し、得られた混練
洗剤原料12を本発明の洗剤加工用押出造粒機20に供
給して、ペレット状又はヌードル状に成型後、該ペレッ
ト状又はヌードル状の固形洗剤30を更に破砕機31に
供給して、破砕造粒するものである。上記製造方法にお
いて用いる本発明の洗剤加工用押出造粒機20は、図2
(a)、(b)及び図3に示すように、一端に混練洗剤
原料12を投入するホッパーを備えた入口21と他端に
押出ダイ(ダイス)22を備えたケーシング23内に、
材料12を入口21からダイ22方向に搬送する一対の
押出スクリュー24が挿通され、この押出スクリュー2
4の先端部にそれぞれスクリューヘッド(送り羽根)2
5が取り付けられている。26は駆動源により押出スク
リュー24を駆動するスクリュー軸部である。なお、ス
クリューヘッド25の取り付け態様は、スクリューヘッ
ド25のキー溝で位置決めし、図7(b)と同様にネジ
止めで固着される。また、押出ダイ(ダイス)22は、
図2(b)に示すように、ハウジング22aに嵌め込ま
れ、該ハウジング22aはボルト(10本)でケーシン
グ23の先端部分に固着されている。
【0011】このスクリューヘッド(送り羽根)25
は、図4(a)及び(b)に示すように、回転方向に肉
厚の傾斜面部25aとケーシング23の内壁面と平行な
面となる平行面部25bとを備えたスクリュー形状の一
枚羽根構造からなっており、その中央部には押出スクリ
ュー24の先端部に取り付けるための取付孔25c及び
キー溝25dを有している。なお、この一対となるスク
リューヘッド25の回転方向は、図2(c)〜に示
す態様の回転が可能であるが、好ましくは、回転方向が
逆で、ケーシング23内の内側中央部へ循環する回転
(の内側方向に回転)が望ましい。また、このスクリ
ューヘッド(送り羽根)25は、好ましくは、図3に示
すように、下記(1)〜(3)の条件からなる構造を有するス
クリューの一部であることが望ましい。 (1)スクリューのピッチP1:押出スクリュー24のピッ
チPの1/3〜2/3、より好ましくは、0.4〜0.
6であること。 (2)スクリューの長さL1:スクリューピッチP1の1/
3〜2/3、より好ましくは0.4〜0.6であるこ
と。 (3)スクリューの直径R1:ケーシング直径Rの比が0.
96〜0.995であること。 上記(1)〜(3)の条件(範囲)となるピッチP1、長さL1
及び直径R1を備えたスクリューヘッド(送り羽根)2
5とすることにより、洗剤原料等中の水分や温度等の影
響を受けずスタート時から終了時まで、特にスタートア
ップ時等に安定した押出性能を更に発揮することができ
るものとなる。
【0012】本発明の押出造粒機20で押出造粒する洗
剤原料は、特に限定されるものではなく、例えば、当該
押出造粒の前工程であるニーダー等の混練機で混練した
混練洗剤原料(生地)等が使用できるものであり、該洗
剤原料中には、界面活性剤、ビルダー、表面改質剤、増
量剤等の洗剤成分の他、二価金属補足剤、アルカリ剤又
は無機電解質、再汚染防止剤、漂白剤、酵素、青味付与
剤、ケーキング防止剤、酸化防止剤、蛍光染料、活性化
漂白剤、香料、色素等を含有することができ、これらは
目的に応じて配合することができる。
【0013】このように構成される本発明の洗剤加工用
押出造粒機20では、撹拌羽根24aが垂直方向に回転
する造粒室となるケーシング23内に、洗剤原料である
洗剤捏和物を連続的に供給するに際し、撹拌羽根24a
の回転による周方向の力により押し出し造粒するスクリ
ュー羽根24aを装着し、該スクリュー羽根24aと回
転軸となるスクリュー軸部26が連通する出口部分にお
いて上記構造のスクリューヘッド(送り羽根)25を装
着して洗剤造粒物を撹拌混合しながら強制的に前進さ
せ、スクリュー先端部に取付られたダイ22の孔より連
続的・効果的な押し出し造粒を図ることができるものと
なる。
【0014】この結果、粗大化した洗剤造粒物が造粒室
となるケーシング23内で滞留することなく前進する。
上記スクリュー状の羽根24b部分では洗剤造粒物を更
に加圧して密度を増加させ、押出ダイ22面に均等に分
布させ洗剤造粒物の流れを均等にする。押出ダイ22外
周より押し出された洗剤造粒物は、図示しないダイス外
周面で回転するナイフで切断され、所要長さの形状、例
えば、ペレット状又はヌードル状に成形する構成となっ
ており、ダイスより洗剤造粒物が均等な速度で出てくる
ことにより整粒される。上記洗剤原料を混練・押し出し
造粒するに際し、洗剤原料中における炭酸カリウムや非
イオン界面活性剤と共に含有する水分を7.5〜9重量
%に調整して混練・押し出し造粒することが好ましい。
【0015】本発明の洗剤加工用押出造粒機20は、洗
剤原料等中の水分や温度等の影響を受けずスタート時か
ら終了時まで安定した押出性能を発揮するものとなり、
洗剤加工における噴霧乾燥した後、混練し、押し出し造
粒後、粉砕・篩分けされる工程の一般に適用できるもの
である。特に、従来の押出造粒機において図8に示され
るような課題、すなわち、温度の低いスタートアップ時
に押出スクリュー等への負荷が大きく、噛み込み不良、
排出不良が生じることがあったが、本発明の洗剤加工用
押出造粒機20では、図5に示されるように、温度の低
いスタートアップ時においても押出スクリュー等への負
荷が極めて少なく、噛み込み不良、排出不良などは生じ
ることなく、安定した押出性能を発揮するものとなる。
【0016】本発明の粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造
方法は、図1に示されるように、上記洗剤成分などから
なる洗剤原料10をニーダー等の混練機11で混練し、
得られた混練洗剤原料12を上記構成の洗剤加工用押出
造粒機20に供給して、ペレット状又はヌードル状に成
型後、該ペレット状又はヌードル状の固形洗剤30を更
に破砕機31に供給して、破砕造粒することにより、目
的の粒状洗剤又は洗剤原料粒子が得られるものとなる。
本発明の製造方法では、粉末ヘビー洗剤、漂白剤、ライ
ト系洗剤などの製造に好適に適用できる。
【0017】上記押出造粒機20等により成型されるペ
レット状又はヌードル状の固形洗剤30の径、長さは、
目的の洗剤等の用途、次工程である破砕造粒の態様等に
応じて適宜設定できるものであり、例えば、ペレットの
径は、直径2〜10mm、好ましくは、4〜7mm、長
さ5〜30mm、好ましくは、5〜15mmである。上
記ペレット状又はヌードル状の固形洗剤30は、例え
ば、分級スクリーンを有するカッターミルタイプ等の破
砕機に供給されて、破砕造粒される。最終破砕造粒物で
ある粒状洗剤又は洗剤原料粒子の平均粒径は、目的の洗
剤等の用途に応じて適宜設定できるものであり、好まし
くは、300〜1500μm、更に好ましくは500〜
1000μmである。カッターミルタイプの破砕機とし
ては、多段の回転破砕刃を有し、360°解放スクリー
ンを通して破砕物が排出されるものであり、スクリーン
の開口径を調整することにより、任意の粒径を設定でき
るものとなる。なお、破砕造粒の際に、一般に用いられ
ている破砕助剤を配合してもよい。
【0018】このように構成される本発明の製造方法で
は、洗剤原料をニーダー等の混練機で混練し、得られた
混練洗剤原料を本発明となる洗剤加工用押出造粒機に供
給して、ペレット状又はヌードル状に成型後、該ペレッ
ト状又はヌードル状の固形洗剤を更にカッターミルタイ
プ等の破砕機に供給して、破砕造粒することにより、目
的の優れた粒状洗剤又は洗剤原料粒子が得られるものと
なる。
【0019】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0020】下記洗剤原料(組成成分)をニーダーによ
り混練して混練洗剤原料(捏和物、水分量7.5重量
%)調製した。なお、配合単位は、重量%である。 直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸カリウム 16 直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 6 C14〜18α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 15 A型ゼオライト 24 非イオン界面活性剤 5 炭酸ナトリウム 13 炭酸酸カリウム 11.5 重炭酸ナトリウム 6 亜硫酸ナトリウム、蛍光剤 3.5
【0021】上記混練洗剤原料を図2及び3に示される
本発明となる洗剤加工用押出造粒機20に供給して、ペ
レット状(直径5mm、長さ8mm)に成型した。洗剤
加工用押出造粒機20は、装置の実寸は、下記のとおり
である。 ・押出機スクリューピッチ(P):150mm ・スクリュ−ヘッド(送り羽根)のスクリューピッチ
(P1):70mm ・スクリュ−ヘッド(送り羽根)の直径(R1):29
6mm ・ケーシングの内径(R):300mm、長さ:782
mm ・スクリュ−ヘッド(送り羽根)の長さ(L1):35
mm 上記押出造粒機20により得られたペレット状固形洗剤
を分級スクリーンを有するカッターミルタイプの破砕機
に供給し、破砕造粒して平均粒径570μmの粒状洗剤
を製造した。
【0022】
【発明の効果】本発明の洗剤加工用押出造粒機によれ
ば、洗剤原料中の水分や温度の影響を受けず安定した押
出性能を発揮するものとなり、特に、温度の低いスター
トアップ時においても押出スクリュー等への負荷が極め
て少なく、噛み込み不良、排出不良などの課題は生じる
ことなく、安定した押出性能を発揮するものとなる。ま
た、本発明の製造方法によれば、洗剤製造における洗剤
原料を噴霧乾燥した後、混練、押出造粒後、粉砕・篩分
けされる一連の工程において、上記押出造粒工程に本発
明の押出造粒機を使用することにより、製造上のトラブ
ルを生じることなく、効率よく優れた粒状洗剤又は洗剤
原料粒子が製造されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗剤加工用押出造粒機を用いた粒状洗
剤又は洗剤原料粒子の製造方法の実施形態の一例を示す
工程図である。
【図2】(a)は本発明の洗剤加工用押出造粒機の実施
形態の一例を示す断面図、(b)はそのI−I線、IIー
II線断面図、(c)〜はスクリュ−ヘッドの回転方
向を説明する説明図である。
【図3】図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】(a)は、本発明の洗剤加工用押出造粒機に取
り付けられるスクリューヘッドの実施形態の一例を示す
平面図、(b)は、その斜視図である。
【図5】本発明の洗剤加工用押出造粒機を用いた押し出
し造粒スタート時の負荷変動、混練状況との関係を示す
特性図である。
【図6】従来の洗剤加工用押出造粒機の一例を示す概略
斜視図である。
【図7】(a)は従来の洗剤加工用押出造粒機に取り付
けられるスクリューヘッドの一例を示す平面図であり、
(b)は(a)のAーA線断面図、(c)は(a)のB
ーB線断面図である。
【図8】従来の洗剤加工用押出造粒機を用いた押し出し
造粒スタート時の負荷変動、混練状況との関係を示す特
性図である。
【符号の説明】
10 洗剤原料 11 混練機(ニーダー) 12 混練洗剤原料 20 洗剤加工用押出造粒機 25 スクリューヘッド 25a 傾斜面部 30 固形洗剤 31 破砕機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AA49 AC01 AC04 BA01 BA03 BC01 BC02 BC12 BC19 BC37 BD05 BK13 BK26 BK43 BL08 BL47 BM06 BN29 4F207 AA49 AC01 AC04 KA04 KF01 KF02 KK12 KK13 KL28 4H003 AB15 AB19 AB44 AC01 BA10 CA06 CA15 CA20 EA12 EA16 EA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に材料の入口と他端に押出ダイを備
    えたケーシング内に、材料を入口からダイ方向に搬送す
    る一対の押出スクリューが挿通され、この押出スクリュ
    ーの先端部にそれぞれスクリューヘッドが設けられてい
    る二軸押出機において、上記スクリューヘッドは、回転
    方向に傾斜面部を備えたスクリュー形状の一枚羽根構造
    からなることを特徴とする洗剤加工用押出造粒機。
  2. 【請求項2】 洗剤原料を混練機で混練し、この混練洗
    剤原料を請求項1記載の洗剤加工用押出造粒機に供給し
    て、ペレット状又はヌードル状に成型後、更に、破砕機
    に供給して、破砕造粒することを特徴とする粒状洗剤又
    は洗剤原料粒子の製造方法。
JP10180947A 1998-06-26 1998-06-26 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法 Pending JP2000006139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180947A JP2000006139A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180947A JP2000006139A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000006139A true JP2000006139A (ja) 2000-01-11

Family

ID=16092066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180947A Pending JP2000006139A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000006139A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029957A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Sumiyoshi Heavy Ind Co Ltd 建設汚泥等の加圧成形装置
US20220203315A1 (en) * 2019-04-10 2022-06-30 Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Device for Manufacturing Granular Materials or Extrudates

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029957A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Sumiyoshi Heavy Ind Co Ltd 建設汚泥等の加圧成形装置
US20220203315A1 (en) * 2019-04-10 2022-06-30 Glatt Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung Device for Manufacturing Granular Materials or Extrudates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2997054B2 (ja) 洗濯用またはクリーニング用洗剤の顆粒の製造方法
CN101670251B (zh) 一种圆球形阴离子表面活性剂的制造方法
WO1999032599A1 (en) Method of manufacturing particles
JPH04215832A (ja) 前押出式スクリュー型押出し造粒機
JPH1034730A (ja) 同方向回転2軸押出機による高融点樹脂の脱水システム
CN211762749U (zh) 一种改性色母生产用双螺杆造粒装置
JP2000006139A (ja) 洗剤加工用押出造粒機及びそれを用いた粒状洗剤又は洗剤原料粒子の製造方法
JP3623796B2 (ja) 棒状石けんの製造方法とその装置
US4957675A (en) Method and apparatus for preparing caseinates
JP4212103B2 (ja) 結晶状マルチトールの製造方法
CA2444608A1 (en) Ammonium glyphosate compositions and process for their preparation
JP2978227B2 (ja) ゴム成分を含む含水重合体の2軸スクリュー型圧搾脱水方法及び同脱水機
CN1103628C (zh) 挤压装置的应用
CN211384915U (zh) 一种藕粉双螺杆挤压制粒机
JPH0889782A (ja) 造粒装置
CN111251499A (zh) 一种聚丙烯改性微粒子造粒线
CN221161635U (zh) 一种无落屑的双螺杆挤出机
CN218462658U (zh) 一种造粒系统及减水剂生产线
CN217746978U (zh) 一种带有烘干机构的饲料造粒装置
CN216578700U (zh) 新型环保结粒机
JPH06182760A (ja) ミニペレット造粒方法及び装置
JPH0223833A (ja) チョコレート成形品の製造方法及び製造装置
CN218985365U (zh) 一种挤出造粒机
JP2002166462A (ja) 木粉系複合材の製造方法及び木粉系複合材の製造システム
JPH028962B2 (ja)