JP2000005626A - 廃棄物選別方法および装置 - Google Patents

廃棄物選別方法および装置

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JP2000005626A
JP2000005626A JP10160870A JP16087098A JP2000005626A JP 2000005626 A JP2000005626 A JP 2000005626A JP 10160870 A JP10160870 A JP 10160870A JP 16087098 A JP16087098 A JP 16087098A JP 2000005626 A JP2000005626 A JP 2000005626A
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JP
Japan
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sorting
water
waste
sorting cylinder
primary
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JP10160870A
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English (en)
Inventor
Keiji Fukumaki
慶治 服巻
Hiroyuki Uemura
啓行 植村
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NIPPON MAGNETICS KK
Original Assignee
NIPPON MAGNETICS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術に見られる複雑さや困難さを解決
し、シンプルな装置の組み合わせによって、希望する比
重区分に選別を可能にする。 【解決手段】 家庭電化製品、OA機器および自動車等
の廃棄物を破砕してその破砕物を選別する廃棄物選別方
法において、破砕物を適正粒度にふるい分けた後、定量
供給機1によって磁選機2に入れ、除鉄して非磁性物を
上昇水流が通過する選別筒3内に落下せしめ、選別筒3
内を上昇する水速より速い沈降速度をもつ粒子と、上昇
水によって浮上する粒子との2産物に沈降分離させる。
上昇水流選別筒として1次選別筒3および2次選別筒5
を設置し、重金属、軽金属、プラスチック等の非金属お
よびスラッジの4産物に選別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭電化製品、O
A機器および自動車等の廃棄物から成分別に有価資源を
回収するものであり、とくに細粒(約10mm以下)の選
別に有効な装置である。
【0002】
【従来の技術】従来において、家庭電化製品、OA機器
および自動車等の廃棄物から成分別に有価資源を回収す
る場合、廃棄物を破砕した後、重液による浮沈選別、重
液によるサイクロン選別、水によるジグ選別、水による
サイクロン選別、水によるテーブル選別、砂による流動
層選別、電気による渦電流または静電気選別、レーザ光
線やカラーセンサによる光学的選別、風力による選別と
いった方法で選別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
重液選別では装置の複雑さから操業面でのデメリットが
あり、水によるジグ選別では選別室における網の目づま
り、水によるサイクロン選別、テーブル選別、砂による
流動層選別では希望する比重区分に分離するのが困難で
ある。
【0004】また、廃棄物から金属類を回収してリサイ
クルするために、非磁性体であるアルミ缶などのアルミ
ニウムと、スチール缶などの磁性体、あるいは非金属と
を選別するのに、高速で回転する磁石を利用した渦電流
方式での選別下限粒度は約5mmであり、3mm以下の粒
度の金属と非金属を選別することはできない。また、高
電圧を利用する静電気選別も希望する比重区分に分離す
るのが困難である。
【0005】レーザ光線方式あるいはカラーセンサ方式
では、1粒1粒を対象とした選別方法であるから能力的
にも経済的にも不利である。風力選別では媒体である空
気密度が小さいため送風機のエネルギー消費量が大であ
る。
【0006】本発明は上記のような従来技術に見られる
複雑さや困難さを解決し、シンプルな装置の組み合わせ
によって、希望する比重区分に選別を可能にすることを
解決課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の廃棄物選別方法は、家庭電化製品、OA機
器および自動車等の廃棄物を破砕してその破砕物を選別
する廃棄物選別方法において、前記破砕物を適正粒度に
ふるい分けた後、定量供給機によって磁選機に入れ、除
鉄して非磁性物を上昇水流が通過する選別筒内に落下せ
しめ、選別筒内を上昇する水速より速い沈降速度をもつ
粒子と、上昇水によって浮上する粒子との2産物に沈降
分離させることを特徴とする。前記方法において、上昇
水流選別筒を1次および2次用に設置し、重金属、軽金
属、プラスチック等の非金属およびスラッジの4産物に
選別することができる。また、この場合、1次および2
次選別筒への給水装置において、1次選別筒への給水は
ポンプにより給水し、2次選別筒への給水は1次選別筒
内を上昇し最上部への、溢流水を樋に集め、樋中央部の
底板に網板を取り付け、網板の目をくぐり抜けて落下す
る水を2次選別筒下部に給水することができる。
【0008】また、本発明の廃棄物選別装置は、家庭電
化製品、OA機器および自動車等の廃棄物を破砕してそ
の破砕物を選別する廃棄物選別装置において、適正粒度
にふるい分けた後の前記破砕物を除鉄する磁選機と、除
鉄された非磁性物を上昇水流中に落下させて選別筒内に
落下せしめ、上昇する水速より速い沈降速度をもつ粒子
と、上昇水によって浮上する粒子との2産物に沈降分離
させる選別筒とを備えたことを特徴とする。この装置に
おいて、上昇水流選別筒を1次および2次用に設置する
ことができる。この場合、1次および2次選別筒への給
水装置において、1次選別筒への給水はポンプにより給
水し、2次選別筒への給水は1次選別筒内を上昇し最上
部への、溢流水を樋に集め、樋中央部の底板に網板を取
り付け、網板の目をくぐり抜けて落下する水を2次選別
筒下部に給水する構成とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しながら具体的に説明する。図1は
本発明の上昇水流選別プラントの実施例を示すプロセス
フローであり、図2は図1の実施例の上昇水流選別筒の
拡大図である。図中、1は原料フィーダ、2はドラム型
磁選機、3は1次選別筒、4は重金属バケットエレベー
タ、5は2次選別筒、6は軽金属バケットエレベータ、
7は浮上物振動スクリーン、8はスパイラル分級機、9
は循環水サンプ、10は循環水ポンプ、11は1次選別
筒溢流樋、12は網板、13は2次選別筒溢流樋であ
る。
【0010】本装置で処理する破砕産物は、あらかじめ
選別に適した粒度区分にふるい分けされたものであり、
原料フィーダ1によりドラム型磁選機2にかけられ、着
磁物である鉄と非着磁物であるプラスチック類、アルミ
ニウムおよび銅、その他の重金属とに選別する。
【0011】1次選別筒3および2次選別筒5の内部に
は選別しようとする破砕物の粒度および比重による水中
落下速度に等しい上昇水流を生じさせ、所定の比重区分
に選別することができる。1次選別筒3は銅、真鍮、鉛
などの重金属を沈降させ沈降物は重金属バケットエレベ
ータ4で掻き上げ脱水する。
【0012】1次選別筒3の上部より水と共に溢流する
アルミニウム、プラスチックなどの軽量物は2次選別筒
5内に流下し、アルミニウムを沈降させて軽金属バケッ
トエレベータ6で掻き上げ脱水する。2次選別筒5の上
部より水と共に溢流するプラスチックなどの非金属は振
動スクリーン7に流れ込み脱水される。振動スクリーン
7の網下はスパイラル分級機8またはスラッジ掻き出し
機付き沈降槽に流下し、固液分離を行う。スパイラル分
級機8のオーバーフローは循環水サンプ9に流入しポン
プ10により1次選別筒3に循環水として使用する。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、湿式
選別方法であるため集塵装置の設置が不要であり、設備
費の軽減を図ると共に、微粒子を含めた破砕物を比重区
分毎に選別することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の上昇水流選別プラントの実施例を示
すプロセスフローである。
【図2】 図1の実施例の上昇水流選別筒の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 原料フィーダ、2 ドラム型磁選機、3 1次選別
筒、4 重金属バケットエレベータ、5 2次選別筒、
6 軽金属バケットエレベータ、7 浮上物振動スクリ
ーン、8 スパイラル分級機、9 循環水サンプ、10
循環水ポンプ、11 1次選別筒溢流樋、12 網
板、13 2次選別筒溢流樋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭電化製品、OA機器および自動車等
    の廃棄物を破砕してその破砕物を選別する廃棄物選別方
    法において、 前記破砕物を適正粒度にふるい分けた後、定量供給機に
    よって磁選機に入れ、除鉄して非磁性物を上昇水流が通
    過する選別筒内に落下せしめ、選別筒内を上昇する水速
    より速い沈降速度をもつ粒子と、上昇水によって浮上す
    る粒子との2産物に沈降分離させることを特徴とする廃
    棄物選別方法。
  2. 【請求項2】 上昇水流選別筒を1次および2次用に設
    置し、重金属、軽金属、プラスチック等の非金属および
    スラッジの4産物に選別することを特徴とする請求項1
    記載の廃棄物選別方法。
  3. 【請求項3】 1次および2次選別筒への給水装置にお
    いて、1次選別筒への給水はポンプにより給水し、2次
    選別筒への給水は1次選別筒内を上昇し最上部への、溢
    流水を樋に集め、樋中央部の底板に網板を取り付け、網
    板の目をくぐり抜けて落下する水を2次選別筒下部に給
    水することを特徴とする請求項2記載の廃棄物選別方
    法。
  4. 【請求項4】 家庭電化製品、OA機器および自動車等
    の廃棄物を破砕してその破砕物を選別する廃棄物選別装
    置において、 適正粒度にふるい分けた後の前記破砕物を除鉄する磁選
    機と、除鉄された非磁性物を上昇水流中に落下させて選
    別筒内に落下せしめ、上昇する水速より速い沈降速度を
    もつ粒子と、上昇水によって浮上する粒子との2産物に
    沈降分離させる選別筒とを備えたことを特徴とする廃棄
    物選別装置。
  5. 【請求項5】 上昇水流選別筒を1次および2次用に設
    置したことを特徴とする請求項4記載の廃棄物選別装
    置。
  6. 【請求項6】 1次および2次選別筒への給水装置にお
    いて、1次選別筒への給水はポンプにより給水し、2次
    選別筒への給水は1次選別筒内を上昇し最上部への、溢
    流水を樋に集め、樋中央部の底板に網板を取り付け、網
    板の目をくぐり抜けて落下する水を2次選別筒下部に給
    水する構成としたことを特徴とする請求項5記載の廃棄
    物選別装置。
JP10160870A 1998-06-09 1998-06-09 廃棄物選別方法および装置 Pending JP2000005626A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060930A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 住友金属鉱山株式会社 比重分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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