JP2000004910A - バックル及び足ひれ - Google Patents

バックル及び足ひれ

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JP2000004910A
JP2000004910A JP18020098A JP18020098A JP2000004910A JP 2000004910 A JP2000004910 A JP 2000004910A JP 18020098 A JP18020098 A JP 18020098A JP 18020098 A JP18020098 A JP 18020098A JP 2000004910 A JP2000004910 A JP 2000004910A
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Japan
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locking
buckle
band
locked
locking step
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JP18020098A
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Seiji Hattori
清次 服部
Tetsuo Yoshizawa
徹夫 吉沢
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APOLLO SPORTS KK
Original Assignee
APOLLO SPORTS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入部をわかりやすい単純な形状にして、挿
入の際の案内効果、及び挿入部の強度等のさらなる向上
が可能なバックルを提供すること。 【解決手段】 連結部20の挿入部22には、被連結部
10の被挿入部12への挿入方向へ単独に突出した挿入
係止突部23が設けられ、挿入係止突部23の先端部の
両側面には、挿入方向とは反対側へ面した係止段部24
がそれぞれ設けられ、被挿入部12には、係止段部24
に対応して両側にそれぞれ支点軸32を中心に回動可能
に装着され、挿入方向へ面した被係止段部34が設けら
れ、常時は板バネ部36の付勢力によって被係止段部3
4を係止段部24へ係止させて連結状態を維持するよう
に位置し、板バネ部36の付勢力に抗して回動した際に
は係止状態を解除して連結状態を解除するように位置す
る係止レバーが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックルに関し、
さらに詳細には、被挿入部を有する被連結部と、前記被
挿入部へ挿入する挿入部が形成された連結部とから成
り、前記被挿入部に前記挿入部を係脱可能に係止させ、
前記連結部と前記被連結部とを係脱可能に連結するバッ
クル及びそのバックルを用いた足ひれに関する。また、
足ひれは、足につけられるフィン或いはフリッパーとも
呼ばれるもので、足が挿入されるフットポケット部と、
水をかくブレード部とを備える。この足ひれによれば、
足のキック力で水を打つことによって、水泳或いはダイ
ビングの際に大きな推進力を得ることができる。また、
足ひれを足につける形式としては、バンドによって固定
するもの(ストラップ型)、靴のように履くもの(フル
フィート型)があり、本発明は前者に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のバックルの構成を説明する
正面図である50は被連結部であり、鞘状の被挿入部5
2を備える。60は連結部であり、被挿入部52へ挿入
する挿入部が62形成されている。被挿入部52に挿入
部62を係脱可能に係止させることで、連結部60と被
連結部50とを係脱可能に連結することができる。挿入
部62は、連結部60の両脇に挿入方向へ向けて形成さ
れた一対の係合片64、64と、中央部に挿入方向へ向
けて形成された案内片65とから形成されている。これ
に対して、被挿入部52は鞘状に設けられると共に、両
側面の中途部にそれぞれ前記係合片64の先端が係合す
る側部開口54が形成されている。
【0003】このバックルによれば、被挿入部52へ挿
入部62を進入させると、一対の係合片64、64は、
その各先端部64aが被挿入部52の鞘口内壁52aに
ガイドされて内側へ湾曲され、さらに挿入部62を押し
込むと先端部64aが鞘口内壁52aを乗り越えて側部
開口54内に嵌まる。すなわち、各係合片64がそのバ
ネ性で元の形に戻って、先端部64aの後方に形成され
た段状の係合部64bと、側部開口54の後方側の縁部
から成る被係合部54aとが、被挿入部52から挿入部
62が離脱しないように係合して安定した状態になる。
これにより、連結部60と被連結部50とが確実に連結
できる。なお、案内片65は、被挿入部52に設けられ
た被案内部55によって案内され、挿入部62が被挿入
部52へ好適に挿入される。また、挿入部62と被挿入
部52の係合を解除するには、一対の係合片64、64
の先端部64a、64aを被挿入部52内へ同時に押し
込んで各係合片64を内側へ湾曲させ、被挿入部52に
対して挿入部62を抜き出す方向へ引っ張ることによっ
て容易になされる。従って、このバックルによれば、簡
単な構成であるが、確実な連結を得ることができ、バン
ド締付機構のバンド40を連結するバックル等として好
適に利用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバックルでは、挿入部62が、挿入方向へ向けて突
出させた一対の係合片64、64と案内片65の3筋か
ら構成され、形状的には単純ではなく、挿入の際の案内
効果、及び各片の強度等のさらなる向上が難しい形状に
なっているという課題がある。特に、係合片64は、引
張等の強度と、それに相反する弾性を要する。このた
め、コンパクトでスマートに設計することが難しく、同
一の大きさ等の条件で強度をさらに高めることは難しか
った。
【0005】そこで、本発明の目的は、挿入部をわかり
やすい単純な形状にして、挿入の際の案内効果、及び挿
入部の強度等のさらなる向上が可能なバックルを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
被挿入部を有する被連結部と、前記被挿入部へ挿入する
挿入部が形成された連結部とから成り、前記被挿入部に
前記挿入部を係脱可能に係止させ、前記連結部と前記被
連結部とを係脱可能に連結するバックルにおいて、前記
挿入部には、前記被挿入部への挿入方向へ単独に突出し
た挿入係止突部が設けられ、該挿入係止突部の先端部の
両側面には、挿入方向とは反対側へ面した係止段部がそ
れぞれ設けられ、前記被挿入部には、前記係止段部に対
応して両側にそれぞれ支点軸を中心に回動可能に装着さ
れ、前記挿入方向へ面した被係止段部が設けられ、常時
は付勢手段の付勢力によって該被係止段部を前記係止段
部へ係止させて前記連結部と前記被連結部との連結状態
を維持するように位置し、前記付勢手段の付勢力に抗し
て回動した際には前記係止状態を解除して前記連結部と
前記被連結部との連結状態を解除するように位置する係
止レバーが備えられていることを特徴とする。
【0007】また、前記係止レバーには、前記支点軸よ
り前記挿入方向側である先端側に、前記被係止段部を前
記係止段部へ付勢して係止する前記付勢手段に相当する
板バネ部が一体的に形成されていることで、簡単な構成
で部品点数を低減でき、製造コストを低減できる。
【0008】また、前記係止レバーには、前記支点軸よ
り前記挿入方向側とは反対側である後端側に、前記被係
止段部と前記係止段部との係止を解除させるべく、使用
者によって前記付勢手段の付勢力に抗して回動するよう
に押圧操作される操作部が設けられ、該操作部には、前
記押圧操作に伴って前記連結部の挿入方向に面する斜面
に当接すると共に押圧して該連結部を前記被連結部から
離脱する方向へ押し出す解除用押圧部が形成されている
ことで、連結部を被連結部からワンタッチでスムースに
離脱させることができる。
【0009】また、前記連結部の後端側には、バンドが
掛け回され、該バンドの締付調整が可能なバンド締付機
構が設けられたことで、バンドを着脱する用途に好適に
利用できる。
【0010】また、本発明は、以上に記載したバックル
が、足ひれに足を固定するために用いられるバンドを着
脱すべく、足を挿入するフットポケット部の少なくとも
一方の側部に装着されていることを特徴とする足ひれに
もある。
【0011】また、前記足ひれにおいて、前記被連結部
の背面板部に、該被連結部の先端側が小径部に開口され
ると共に後端側が大径部に開口された瓢箪形状の係合穴
を備え、前記フットポケット部に、前記係合穴に対応し
て上部が根元部より大径に形成された被係合凸部を備
え、前記大径部を前記被係合凸部に嵌めた後に前記被連
結部を後端側へスライドさせて前記根元部に前記小径部
を嵌め合わせることで、前記被連結部を前記被係合凸部
に着脱可能に係合したことで、バックル全体を足ひれか
ら好適に着脱でき、足ひれの運搬やメンテナンスを好適
に行うことができる。
【0012】また、前記連結部が前記被連結部に連結し
た際に該被連結部が前記被係合凸部から離脱しないよう
に、前記被連結部が前記被係合凸部に対して先端側へス
ライドすることを防止すべく、前記連結部の背面部にス
トッパとして段状に形成された押さえ段部が設けられた
ことで、バックル全体が不用意に離脱してしまうことを
好適に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発明
によるバックルの一実施例を示す説明図であり、図1
(a)はバックルが連結した状態を示す平面断面図であ
り、図1(b)は図1(a)の側面断面図である。ま
た、図2は図1のバックルの非連結状態を示す説明図で
あり、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2
(a)の側面図である。本実施例のバックルは、足ひれ
のストラップバンドを着脱するためなどに利用される連
結機構を構成するものである。基本的構成は、被挿入部
12を有する被連結部10と、被挿入部12へ挿入する
挿入部22が形成された連結部20とから成る。被挿入
部12に挿入部22を係脱可能に係止させ、連結部20
と被連結部10とを係脱可能に連結するもので、以下に
詳細な構成を説明する。
【0014】連結部20の挿入部22には、被挿入部1
2への挿入方向へ単独に突出した挿入係止突部23が設
けられている。この挿入係止突部23の先端部23aの
両側面には、挿入方向とは反対側である後方へ面した係
止面23bを有する係止段部24がそれぞれ設けられて
いる。本実施例の係止面23bは、挿入方向へ直交する
面と比較して若干外側へ面するように傾斜して設けられ
ている。また、挿入係止突部23には、好適に案内され
るように、挿入方向へ案内溝23cが形成されている。
この案内溝23cは被挿入部12aに設けられた凸条部
13に嵌まって案内される。また、挿入部22がスムー
スに進入できるように、先端部23aの先端面がテーパ
面23dに設けられている。また、挿入部22を好適に
挿入するため、挿入部22の根元部の側面22aが、被
挿入部12の鞘口16に案内されるように構成されてい
る。
【0015】被連結部10の被挿入部12には、係止レ
バー30が、係止段部24に対応して両側にそれぞれ支
点軸32を中心に回動可能に装着されている。各係止レ
バー30には、前記挿入方向である前方へ面した被係止
面33を有する被係止段部34が設けられている。本実
施例の被係止面33が、挿入方向へ直交する面と比較し
て若干内側へ面するように傾斜した状態になるよう、各
係止レバー30が斜めに配されている。
【0016】この係止レバー30は、常時は付勢手段の
付勢力によって被係止段部34を係止段部24へ係止し
て連結部20と被連結部10との連結状態を維持するよ
うに位置し、付勢手段の付勢力に抗して回動した際には
前記係止状態を解除して連結部20と被連結部10との
連結状態を解除するように位置する。また、係止段部2
4と被係止段部34とが相互に係止した状態で、連結部
20を被連結部10から離脱する方向へ引っ張ると、係
止面23bと被係止面33との接触関係、及び支点軸3
2の位置関係等により、係止レバー30は係止段部24
と被係止段部34との係止関係がより強固になる方向へ
回動しようとする。すなわち、係止面23bと被係止面
33とが接触して引張力がかかる力点、支点軸32によ
って構成される支点等の位置関係によって、係止段部2
4に被係止段部34が食い込むみ方向に締め付けられ
る。従って、連結部20と被連結部10とを確実に連結
することができ、その連結にかかる信頼性を向上でき
る。
【0017】また、前記付勢手段としては、図示したよ
うに係止レバー30に一体に形成された板バネ部36が
ある。この板バネ部36は、係止レバー30の支点軸3
2より挿入方向側である先端側に設けられ、被係止段部
34を係止段部24へ付勢して係止するように作用す
る。このように係止レバー30に板バネ部36が一体的
に形成されていることで、簡単な構成で部品点数を低減
でき、製造コストを低減できる。なお、付勢手段として
は、本実施例に限らず、被挿入部12の枠体側に弾性部
材を配するようにしてもよいし、コイルスプリングを用
いてもよい。
【0018】具体的に図1の上側の係止レバー30につ
いて説明すれば、常時は、板バネ部36の付勢力によっ
て、支点軸32を中心に常に反時計方向へ付勢されてい
る。このため、係止レバー30は、回動阻止段部35
が、被挿入部12を形成する枠体側面に形成された側面
開口14の先端側の内縁面であるストッパ面14aで受
けられて、回動を阻止された状態に位置する。また、挿
入部22の挿入係止突部23を進入させると、板バネ部
36が湾曲して被係止段部34が押し退けられ、先端部
23aの係止段部24がその被係止段部34を乗り越え
る。これにより、被係止段部34に係止段部24が係止
した状態となる。
【0019】また、係止レバー30には、支点軸32よ
り前記挿入方向側とは反対側である後端側に、被係止段
部34と係止段部24との係止を解除させるべく、使用
者によって前記付勢手段である板バネ部36の付勢力に
抗して回動するように押圧操作される操作部38が設け
られている。この操作部38は、常時は側面開口14か
ら外部に出た位置にあり、作業者が被挿入部12の内側
方向へ押圧することで、被係止段部34に係止段部24
が係止した状態を解除するように、係止レバー30を回
動できる。
【0020】そして、操作部38には、その操作部38
を押して係止レバー30を回動させる押圧操作に伴っ
て、連結部20の挿入方向に面する斜面26に当接する
と共に押圧して、その連結部20を被連結部10から離
脱する方向へ押し出す解除用押圧部39が突起して形成
されている。このように、解除用押圧部39を備えるこ
とで、図3に示すように、連結部20を被連結部10か
ら強制的にワンタッチでスムースに離脱させることがで
きる。従って、連結部20の離脱に関する操作性及び操
作感覚を向上できる。
【0021】以上の構成によれば、挿入部22が、単純
な形状であるため、挿入の際の案内効果、及び挿入部の
強度のさらなる向上が可能である。すなわち、挿入部2
2を被挿入部12にラフに挿入しても好適にガイドされ
易い。また、従来のものと異なり弾性を要しないため、
強度を確保し易く、製造し易い。さらに、わかりやすい
単純な形状であるため、操作性が向上し、取扱い感覚も
向上する。
【0022】次に、連結部20の後端側に設けられたバ
ンド締付機構28について説明する。本実施例は、足ひ
れに足を固定する際にバンド40を締め付けるラチェッ
ト式のバンド締付機構28である。このバンド締付機構
28は、先ず、バンド40の裏面にその長手方向に所定
の間隔をおいて複数個の凸条の係合部40aが形成され
ている。連結部20の枠体部20aには、その枠体部2
0aの両側面に掛け渡して、足ひれのフットポケット部
の側面に対して軸心が略平行となるようにピン41が回
転可能に軸着されて配設されている。そのピン41に、
バンド40が、踵に当接する側の部分では係合部40a
が内側を向き、掛け回された先端側の部分では係合部4
0aが外側になるように掛け回されている。なお、バン
ド40はピン41で掛け回された直後に枠体部20aの
上面掛け渡し部とピン41との間に設けられた通路42
を通過している。これによって、バンド40の先端側が
後方へ延びた状態に好適に保持され、バンド40が緩む
ことを防止したり、バンド40の先端が大きく振れるこ
とを防止できる。
【0023】そして、枠体部20aには、ピン41と平
行に軸43bによって軸支されると共に、係合部40a
を有するバンド40の面に軸43bを中心に回動して爪
部43aが係合部40aに当接できるように回動係止片
43が装着されている。44は、スプリングであり、爪
部43aを、係合部40aに当接(圧接)するように回
動係止片43を付勢している。このように回動係合片4
3の爪部43aが、係合部40aと係合し、バンド40
が緩み方向へ移動するのを阻止する。そして、バンド4
0が締め付け方向へ引っ張られたとき、爪部43aは、
回動係合片43がスプリング44の付勢力に抗し軸43
bを中心として係合部40aの面から浮き上がる方向へ
動作して、バンド40が締め付け方向へ移動するのを許
容するように構成されている。そのように作動させるた
めに、係合部40aの斜面が爪部43aを案内する。す
なわち、ラチェット式の逆止め機構となっている。
【0024】また、回動係合片43における爪部43a
の反対端をスプリング44の付勢力らに抗して押圧して
爪部43aを浮き上がらせることで、係合部40aと爪
部43aのロック状態を解除することができ、バンド4
0を緩める方向に引っ張って移動させることができるよ
うになる。従って、このバンド締付機構28によれば、
バンド40を容易且つ適切に締め付けることができる。
【0025】次に、以上に説明したバックルを、足ひれ
のストラップバンドを着脱する連結機構として適用した
実施例について、図4及び図5に基づいて説明する。図
4に示すように、45はフットポケット部であり、足が
挿入される部分であり、48はブレード部であり、水を
かく水掻き部である。そして、本実施例では、足ひれに
足を固定するために用いられるバンド40を容易且つ好
適に着脱すべく、バックル70が、足を挿入するフット
ポケット部45の両側部に装着されている。
【0026】また、本実施例では、被連結部10を含む
バックル70全体がフットポケット部45に着脱可能に
引っ掛けた状態に連結されている。図5に示すように、
18は係合穴であり、被連結部10の背面板部10a
に、被連結部10の先端側が小径部18aに開口される
と共に後端側が大径部18bに開口されて瓢箪形状に設
けられている。46は被係合凸部であり、フットポケッ
ト部45に、係合穴18に対応して上部46aが根元部
46bより大径に形成されている。また、46cは回り
止め部であり、根元部46bに設けられて、被連結部1
0が所定の範囲内で回動するように、被連結部10の回
動動作を規制する。係合穴18の大径部18bを被係合
凸部46に嵌めた後に被連結部10を後端側へスライド
させて根元部46bに係合穴の小径部18aを嵌め合わ
せることで、被連結部10を被係合凸部46に着脱可能
に係合することができる。このように、バックル70全
体を足ひれから好適に着脱できることで、足ひれの運
搬、収納及びメンテナンスを容易に行うことができ、そ
の機能性を向上できる。
【0027】また、27は押さえ段部であり、連結部2
0が被連結部10に連結した際に、その被連結部10が
フットポケット部45に設けられた被係合凸部46から
離脱しないように、連結部20の背面部にストッパとし
て段状に形成されている。この押さえ段部27によれ
ば、連結部20が被連結部10に連結した状態で大径部
18b上を埋めることになり、被連結部10が被係合凸
部46に対して先端側へスライドすること阻止する。こ
のように押さえ段部27が設けられたことで、バックル
70全体が不用意に離脱してしまうことを好適に防止で
き、その連結の信頼性を向上できる。
【0028】以上のバックル70を備えた足ひれによれ
ば、足ひれを脱ぐとき、容易な操作で簡単且つ確実に行
うことができる。また、足ひれを足に着けるときも、予
め長さを調整して装着できるなど、取扱い易い形態とな
っている。さらに、水中で、足ひれが何かに絡まって抜
け出れないような非常事態が発生しても、足ひれを容易
に離脱できる。
【0029】以上の実施例では、本発明にかかるバック
ル70を足ひれのバンド40の着脱に利用する場合を説
明したが、本発明はこれに限らず、他の用途のバンド等
を着脱する種々の用途にも好適に利用できるのは勿論で
ある。以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説
明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのは勿論のことである。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかるバックルによれば、被連
結部の被挿入部へ挿入する連結部の挿入部に、単独に突
出した挿入係止突部が設けられ、その挿入係止突部の先
端部の両側面に係止段部がそれぞれ形成され、その係止
段部が被挿入部に設けられた係止レバーの被係止段部に
係止することで、被連結部に連結部を好適に連結でき
る。このように、挿入部に単独に突出した挿入係止突部
という単純な形状で、確実にできるため、挿入の際の案
内効果、及び挿入部の強度を向上でき、わかり易い形状
であるため、操作性及び取扱い感覚を向上できるという
著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバックルの一実施例を示す説明
図である。
【図2】図1の実施例のバックルの非連結状態を示す説
明図である。
【図3】図1の実施例のバックルの連結状態が解除され
る動作を示す説明図である。
【図4】本発明にかかる足ひれの一実施例を示す斜視図
である。
【図5】図1の実施例の足ひれとの係合手段を示す説明
図である。
【図6】従来技術を説明する平面図である。
【符号の説明】
10 被連結部 12 被挿入部 18 係合穴 20 連結部 22 挿入部 23 挿入係止突部 24 係止段部 26 斜面 27 押さえ段部 28 バンド締付機構 30 係止レバー 32 支点軸 34 被係止段部 36 板バネ部 38 操作部 39 解除用押圧部 40 バンド 45 フットポケット部 46 被係合凸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被挿入部を有する被連結部と、前記被挿
    入部へ挿入する挿入部が形成された連結部とから成り、
    前記被挿入部に前記挿入部を係脱可能に係止させ、前記
    連結部と前記被連結部とを係脱可能に連結するバックル
    において、 前記挿入部には、前記被挿入部への挿入方向へ単独に突
    出した挿入係止突部が設けられ、該挿入係止突部の先端
    部の両側面には、挿入方向とは反対側へ面した係止段部
    がそれぞれ設けられ、 前記被挿入部には、前記係止段部に対応して両側にそれ
    ぞれ支点軸を中心に回動可能に装着され、前記挿入方向
    へ面した被係止段部が設けられ、常時は付勢手段の付勢
    力によって該被係止段部を前記係止段部へ係止させて前
    記連結部と前記被連結部との連結状態を維持するように
    位置し、前記付勢手段の付勢力に抗して回動した際には
    前記係止状態を解除して前記連結部と前記被連結部との
    連結状態を解除するように位置する係止レバーが備えら
    れていることを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 前記係止レバーには、前記支点軸より前
    記挿入方向側である先端側に、前記被係止段部を前記係
    止段部へ付勢して係止する前記付勢手段に相当する板バ
    ネ部が一体的に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のバックル。
  3. 【請求項3】 前記係止レバーには、前記支点軸より前
    記挿入方向側とは反対側である後端側に、前記被係止段
    部と前記係止段部との係止を解除させるべく、使用者に
    よって前記付勢手段の付勢力に抗して回動するように押
    圧操作される操作部が設けられ、該操作部には、前記押
    圧操作に伴って前記連結部の挿入方向に面する斜面に当
    接すると共に押圧して該連結部を前記被連結部から離脱
    する方向へ押し出す解除用押圧部が形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のバックル。
  4. 【請求項4】 前記連結部の後端側には、バンドが掛け
    回され、該バンドの締付調整が可能なバンド締付機構が
    設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    バックル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のバックルが、足ひれに足
    を固定するために用いられるバンドを着脱すべく、足を
    挿入するフットポケット部の少なくとも一方の側部に装
    着されていることを特徴とする足ひれ。
  6. 【請求項6】 前記被連結部の背面板部に、該被連結部
    の先端側が小径部に開口されると共に後端側が大径部に
    開口された瓢箪形状の係合穴を備え、前記フットポケッ
    ト部に、前記係合穴に対応して上部が根元部より大径に
    形成された被係合凸部を備え、前記大径部を前記被係合
    凸部に嵌めた後に前記被連結部を後端側へスライドさせ
    て前記根元部に前記小径部を嵌め合わせることで、前記
    被連結部を前記被係合凸部に着脱可能に係合したことを
    特徴とする請求項5記載の足ひれ。
  7. 【請求項7】 前記連結部が前記被連結部に連結した際
    に該被連結部が前記被係合凸部から離脱しないように、
    前記被連結部が前記被係合凸部に対して先端側へスライ
    ドすることを防止すべく、前記連結部の背面部にストッ
    パとして段状に形成された押さえ段部が設けられたこと
    特徴とする請求項6記載の足ひれ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017411A (ja) * 2000-06-23 2002-01-22 Illinois Tool Works Inc <Itw> ジッパコード止め具
US6588068B1 (en) * 2002-02-14 2003-07-08 Ching-Wen Wang Strap fastener of swimming flipper
CN108502128A (zh) * 2017-06-21 2018-09-07 广州琪高投资有限公司 可拆卸蛙鞋

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