JP2000004857A - 野菜類の洗浄装置 - Google Patents

野菜類の洗浄装置

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JP2000004857A JP18831198A JP18831198A JP2000004857A JP 2000004857 A JP2000004857 A JP 2000004857A JP 18831198 A JP18831198 A JP 18831198A JP 18831198 A JP18831198 A JP 18831198A JP 2000004857 A JP2000004857 A JP 2000004857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液の液面に浮遊する塵埃を効果的に除去
でき、長時間洗浄液の機能を維持でき、しかも洗浄力の
高い野菜類の洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄液を貯留し野菜類を浸漬して洗浄す
る洗浄槽、及び前記洗浄槽内の洗浄液を撹拌する撹拌手
段を備えた野菜類の洗浄装置において、前記洗浄液の液
面に浮遊している塵埃を除去する塵埃除去手段を前記洗
浄槽に備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜類の洗浄装置
に関する。更に詳しくは、本発明は、洗浄液に野菜類を
浸漬して洗浄する洗浄装置であって、洗浄液の液面に浮
遊している塵埃を除去し、洗浄終了後の野菜類を洗浄液
から取り出す際に再汚染されることを防止した野菜類の
洗浄装置に関する。
【0002】本発明において野菜類とは、野菜の他、果
実類、藻類、山菜等の食用及び薬用植物全般を包含す
る。
【0003】
【従来の技術】一般に、果実、野菜等の野菜類は、加工
する前、又は流通販売する前には、表面に付着している
微生物、虫卵、土砂、農薬等を洗浄する必要があるが、
このような洗浄操作は、衛生上のみならず、製品の品質
を良好に維持し、特に加工食品原料として使用する場合
には、殺菌を容易にするためにも重要である。
【0004】野菜類の洗浄装置は、対象となる野菜類の
種類、処理量等によりその種類が多く、代表的なものと
しては、浸漬式洗浄装置、流水溝式洗浄装置、回転ブラ
シ式洗浄装置、ラバ−ジスク式洗浄装置、回転ドラム式
洗浄装置、高圧噴射式洗浄装置、これらの方式を組み合
わせた洗浄装置等を例示することができる(食品製造装
置百科辞典編集委員会編、「食品製造装置百科辞典」、
第27ペ−ジ、株式会社化学工業社、昭和63年)。
【0005】これらの中でも、浸漬式洗浄装置は、洗浄
液を貯留する洗浄槽を備えており、野菜類をこの洗浄液
に浸漬し、洗浄する形式の装置である。このような浸漬
式洗浄装置は、短時間で洗浄するために、洗浄液を撹拌
するための撹拌手段を備えている。撹拌手段としては、
機械的な撹拌手段の他、貯留した洗浄液に空気を吹き込
み対流を発生させるもの、貯留した洗浄液に洗浄液を噴
出させて対流を発生させるもの等を例示することができ
る。尚、撹拌手段に替えて、前記の回転ブラシ、高圧噴
射等を組み合わせた装置もある。
【0006】これらの浸漬式洗浄装置の問題点として
は、野菜類に付着していた塵埃が洗浄液面に浮遊するこ
と、洗浄液の中に塵埃が混入すること等から、洗浄液が
短時間で洗浄に不適当になってしまうことであった。
【0007】従来、このような問題を解決するために、
例えば、特開平10−33154号に開示された技術
(以下、従来技術と記載する。)は、洗浄槽の底部に、
蓄積された塵埃を排出する手段を備えている。
【0008】一方、近年、種々の溶液を電気分解して得
られる電解水が知られており、このような電解水の応用
技術の確立が急がれている(芝紀代子ら著、「強電解水
ハンドブック」、医学情報社、平成7年)。
【0009】例えば、特開平10−128336号に開
示された技術は、実質的に塩化ナトリウムを含有しない
塩酸水溶液を、無隔膜電解槽に通液して電気分解し、電
解水を得るものである。
【0010】このような電解水は、例えば、水に次亜塩
素酸ソ−ダを添加した場合に比して、低塩素濃度であっ
ても殺菌等の効果が高く、また、毎回使用する度に細か
い濃度調整を行なう必要がない点において優れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に、野菜類の洗浄
装置においては、野菜類に付着していた塵埃は、例えば
泥、土等の重い塵埃であれば、洗浄槽底部に沈殿する
が、わらくず、細根、葉、毛髪等の軽い塵埃は、洗浄液
の液面に浮遊する傾向があった。前記従来技術では、洗
浄槽の底部に沈殿した塵埃は除去することができるが、
洗浄液の液面に浮遊している塵埃を除去することはでき
なかった。このため、洗浄が終了した後の野菜類を洗浄
液から取り出す際に、液面に浮遊していた塵埃が再度野
菜類に付着する問題点があった。
【0012】また、野菜類、特に生食する野菜、果実
等、の洗浄装置においては、安全性に鑑みて洗剤を使用
することは好ましくなく、このため洗浄液としては単な
る水又は温湯が使用されることが通例であった。従っ
て、従来の野菜類の洗浄装置は、洗浄力という点から不
十分であった。
【0013】本発明の目的は、洗浄液の液面に浮遊する
塵埃を効果的に除去することにより洗浄液の機能を長時
間維持でき、しかも洗浄力の高い野菜類の洗浄装置を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、洗浄液を貯留し、野菜類を浸漬して洗浄す
る洗浄槽、及び前記洗浄槽内の洗浄液を撹拌する撹拌手
段を備えた野菜類の洗浄装置において、前記洗浄液の液
面に浮遊している塵埃を除去する塵埃除去手段を前記洗
浄槽に備えたことを特徴とする野菜類の洗浄装置、であ
る。
【0015】また、前記本発明は、塵埃除去手段が、次
のa)及びb)、 a)前記洗浄液の液面よりも上の位置に設けられ、下端
部が前記洗浄液の液面に浸漬されるロ−ルブラシ、 b)前記ロ−ルブラシを回転させる駆動手段、を備えた
こと、ナトリウムイオン濃度が200ppm以下、及び
pHが4.5〜6.8の範囲の電解水を製造する電解水
製造手段を備え、前記電解水製造手段により製造した電
解水を前記洗浄液として使用すること、及び、電解水製
造手段が、塩化ナトリウムを実質的に添加しない塩酸水
溶液を電気分解する無隔膜電解槽を備えていること、を
望ましい態様としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に前記課題を解決するために
創出した本発明を説明するが、本発明の要素には後記す
る実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要
素の符号をカッコで囲んだものを付記している。本発明
を後記の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本
発明の理解を容易にするためであって、本発明の技術的
範囲を実施例に限定するためではない。
【0017】図1は、本発明の野菜類の洗浄装置の一実
施例の外観を示す斜視図である。
【0018】本発明の野菜類の洗浄装置(1)は、洗浄
液(3)を貯留する洗浄槽(2)を備えている。洗浄槽
(2)の容量は、野菜類の処理量によって適宜の容量の
ものを選択することが可能であり、洗浄槽(2)の材質
は、保守管理の容易なステンレスが最も望ましい。
【0019】また本発明の野菜類の洗浄装置(1)は、
洗浄液(3)を撹拌する撹拌手段(4)を備えている。
撹拌手段(4)は、公知のものであり、機械的撹拌の
他、空気を吹き込む形式、流水を吹き込む形式等、如何
なるものであっても採用できる。
【0020】このような洗浄装置(1)は、連続式であ
っても回分式であってもいずれでもよく、連続式の場合
は、野菜類を搬入する手段、移送する手段、搬出する手
段(5)等を備えていても良い。尚、作業性を向上する
ためには、野菜類を搬出する手段(5)を備えることが
望ましい。
【0021】本発明は、以上の洗浄装置(1)におい
て、洗浄液(3)の液面(C)に浮遊している塵埃を除
去する塵埃除去手段(6〜8)を備えたことを特徴とし
ている。塵埃除去手段(6〜8)は、液面(C)に浮遊
している塵埃を、回収するか、廃棄するか、沈殿させる
か等如何なる態様のものであっても良い。また塵埃除去
手段(6〜8)は、洗浄槽(1)と一体的に設けても良
いが、別個に設けることもできる。要するに、洗浄液
(3)の液面(C)から塵埃を除去できるならば、如何
なる形態で設置することも可能である。
【0022】本発明は、塵埃除去手段(6〜8)が、ロ
−ルブラシ(6、7)及びこのロ−ルブラシ(6、7)
の駆動手段(8)を備えたことを望ましい態様としてい
る。ロ−ルブラシ(6、7)は、洗浄液(3)の液面
(C)よりも上の位置であって、かつ下端部が洗浄液
(3)の液面(C)に浸漬される位置に設置される。
【0023】ロ−ルブラシ(6、7)の本数は、特に制
約されず、1本であっても複数本であっても良い。また
設置する方向も制約を受けず、例えば、連続式の場合
は、野菜類の進行方向に対して直角方向に設置しても良
く、並行方向に設置しても良い。
【0024】ロ−ルブラシ(6、7)の植毛の密度は、
極端に密に植毛されているものは好ましくなく、ある程
度、粗に植毛されているものが好ましい。即ち、ロ−ル
ブラシの毛に引っ掛かった塵埃を清掃する際には、粗に
植毛されている方が都合がよいためである。また、ロ−
ルブラシ(6、7)は着脱自在に設置することにより、
清掃に便利である。
【0025】このようなロ−ルブラシ(6、7)は、駆
動手段(8)により回転する。回転の態様は、連続的な
回転の他、間欠回転、スピ−ドの緩急をつけた回転等如
何なる方法でも良い。
【0026】次に本発明の洗浄装置(1)の作用を説明
する。洗浄装置(1)に貯留された洗浄液(3)に、野
菜類を投入し、撹拌手段(4)により撹拌する。野菜類
を洗浄液(3)に浸漬し、かつ撹拌することにより、野
菜類の表面に付着した塵埃は剥離する。剥離した重い塵
埃は沈殿するが、軽い塵埃は洗浄液(3)の液面(C)
に浮遊する。
【0027】ロ−ルブラシ(6、7)が回転しているの
で、液面(C)に浮上した塵埃は、ロ−ルブラシ(6、
7)に引っ掛かり、除去される。この結果、液面(C)
には塵埃が浮遊することがなく、洗浄が終了した野菜類
を洗浄液(3)から取り出す際に、再度塵埃が付着する
ことが防止される。尚、ロ−ルブラシ(6、7)の植毛
は、一端引っ掛かった塵埃が、再度離れることがないよ
う、ある程度カ−ルした毛であることが好ましい。
【0028】本発明は、ナトリウムイオン濃度が200
ppm以下、及びpHが4.5〜6.8の範囲の電解水
を製造する電解水製造手段(図示せず)を備え、この電
解水製造手段により製造した電解水を前記洗浄液(3)
として使用することを望ましい態様としている。このよ
うな電解水としては、例えば前記特開平10−1283
36号に開示された電解水を例示することができる。
【0029】従来の電解水は、水を電気分解して得られ
るものであるが、電解効率を増加させるために塩化ナト
リウムを添加することが常識であった。従って、従来の
電解水は、一般的にナトリウムイオン濃度が200pp
mを超え、pHが強酸性域であった。しかしながら、本
発明では、ナトリウムイオン濃度が200ppm以下、
及びpHが4.5〜6.8の範囲の電解水を使用する。
このような電解水を野菜類の洗浄装置(1)に使用する
という着想は従来知られていなかったものである。
【0030】このような電解水は、ナトリウムイオン濃
度が200ppm以下であって、塩味がないため、洗浄
液(3)として使用しても野菜類の味を変質させること
がなく、水による再洗浄の必要がない。また、pHが中
性付近であるため、野菜類の品質に何ら悪影響を与える
ことがない。即ち、本発明において使用する電解水は、
自然の水と同様に取り扱うことが可能であり、野菜類の
洗浄液(3)として特に好適である。
【0031】更に、この電解水は、殺菌及び浄化の作用
が従来の電解水よりも強力であるため、野菜類に付着し
た細菌を殺菌することができるのみならず、野菜類に付
着した農薬を、より効果的に除去する効果も期待するこ
とができるのである。また、長時間使用した場合であっ
ても、洗浄液(3)に細菌が増殖することを防止し得る
のである。
【0032】このような電解水を製造する電解水製造手
段は、洗浄装置(1)と一体に構成しても、別体に構成
しても良い。
【0033】本発明は、このような電解水を製造する手
段が、実質的に塩化ナトリウムを添加しない塩酸水溶液
を原料とし、これを電気分解する無隔膜電解槽を備えて
いるものであることを望ましい態様とする。
【0034】このような電解水製造手段は、次の手順で
電解水を製造する。即ち、まず、塩化ナトリウムを含有
しない水に塩酸を添加し、塩酸水溶液を調製する。ここ
に「水」とは、水道水、地下水、伏流水、脱塩水、蒸留
水、精製水(例えば、RO水、膜処理水等)、これらの
混合水等であって、実質的に塩化ナトリウムを添加しな
いものを意味している。「塩化ナトリウムを添加しな
い」とは、人為的に塩化ナトリウムを添加しないことを
意味しており、水に本来含有されているナトリウムイオ
ンは考慮しない。
【0035】このような塩酸水溶液を、無隔膜電解槽に
通水し、電気分解し、電解水を取得する。この電解水に
は、塩化ナトリウムは全く添加されていないため、当然
のことながらナトリウムイオン濃度が、前記「水」に含
有されていたナトリウムイオン濃度を超えることがな
く、一般的な水に含有されるナトリウムイオン濃度の限
界である200ppm以下となるのである。
【0036】以上の操作を実施する電解水製造手段とし
て、市販の電解水製造装置であるピュアスタ−(商標。
森永エンジニアリング社製、以下同じ。)を例示するこ
とができる。この装置に、21重量%(以下、特に断り
のない限り同じ。)又は3%の塩酸を貯留したタンクを
設置し、前者の場合は21%の塩酸と水とを混合して無
隔膜電解槽に通水し、後者の場合には3%の塩酸のみを
無隔膜電解槽に通水し、連続的に電気分解し、電気分解
液を製造することが可能である。得られた電気分解液を
水により希釈し、そのpHを4.5〜6.8の範囲に調
整し、電解水を得ることができる。
【0037】以上のようにして得られた電解水は、塩化
ナトリウムが実質的に添加されておらず、しかもpHは
ほぼ中性の付近にあり、従来の一般的な電解水に比し
て、より自然水に近い物性を有しているのである。
【0038】以上、説明した本発明の洗浄装置(1)を
適用できる野菜類としては、野菜類全般、例えば、白
菜、キャベツ、春菊、貝割れ大根、ミツバ、サラダ菜、
リ−フレタス、ホウレン草等の葉菜類、アスパラガス、
ウド等の茎菜類、大根、人参、ゴボウ、イモ類、タマネ
ギ、ラッキョウ、ユリネ等の根菜類、トマト、キュウ
リ、ナス、カボチャ、ピ−マン、豆類等の果菜類、カリ
フラワ−、ブロッコリ−等の花菜類、その他、キノコ
類、香辛野菜類、山菜類、野草類、薬用植物、中国野菜
等を例示することができる。また、純粋な野菜の他、果
実類、海草等の藻類、ピ−ナッツ、クルミ等の種実類に
適用することもできる。
【0039】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を詳述するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 図1は、本発明の野菜類の洗浄装置の一実施例の外観を
示す斜視図である。図1において、洗浄装置1は、ステ
ンレス製のバット2を備えている。バット2は、二重構
造を有しており、外壁と内壁の間は空洞である。バット
2には、電解水3が貯留されている。尚、バット2には
貯留した電解水を廃棄するための蛇口を備えているが、
図1では図示を省略している。
【0040】バット2には、空気配管4が接続されてお
り、空気配管4の末端は、バット2の内部底面に延出し
ており、この内部底面の全面に渡って空気配管が張り巡
らされている。そして、このバット2の底面の空気配管
には、適宜の場所に空気噴出孔が形成されている。尚、
空気配管4の先端は空気源に接続され、更に空気圧調節
弁及び流量調整弁(いずれも図示せず。)が設けられて
おり、空気の流量を調節することができる。
【0041】また、バット2にはチェ−ンコンベア−5
が備えられている。チェ−ンコンベア−5は矢印y方向
に循環稼働し、電解水3に浸漬された野菜類を搬出する
ための装置である。
【0042】バット2には、ロ−ルブラシ6及び7が備
えられている。ロ−ルブラシ6及び7の下端部は、バッ
ト2に貯留された電解水3に浸漬されている。バット2
には、ロ−ルブラシ6及び7の駆動装置8を備えてお
り、駆動装置8の内部には、ロ−ルブラシ6及び7の芯
棒を回転させる歯車変速機構と、この歯車変速機構を駆
動するモ−タ−、スイッチ類等が(いずれも図示せず)
配設されている。更に、バット2の至近位置には、電解
水製造装置ピュアスタ−PS−25型が配置されている
が、図1では図示を省略している。
【0043】以上の、野菜類の洗浄装置1の作用を説明
すれば、最初に、図示しない電解水製造装置ピュアスタ
−PS−25型を稼働する。このピュアスタ−PS−2
5型においては、水道水に塩酸を添加して実質的に塩化
ナトリウムを添加しない塩酸水溶液を調製し、これを無
隔膜電解槽で電気分解し、のち希釈する。このようにし
て製造した有効塩素濃度15ppm、ナトリウムイオン
濃度3ppm、pH6.7の電解水3を、バット2に貯
留するのである。
【0044】空気配管4に空気を流し、前記バット2の
底面に張り巡らされた空気配管に空気を流し、空気噴出
孔より空気を噴出させる。これにより電解水3は、下側
から空気が吹き込まれ、撹拌される。この状態で、矢印
x方向より、野菜類を投入する。空気配管4より注入さ
れた空気によって、投入した野菜類は撹拌され、適宜反
転し、洗浄される。
【0045】洗浄の結果、電解水3の液面Cには、野菜
類に付着していた塵埃が浮遊するが、駆動装置8を稼働
させロ−ルブラシ6及び7を回転させ、浮遊した塵埃を
ロ−ルブラシ6及び7の植毛に絡め取り、除去する。
【0046】この結果、洗浄が終了した野菜類はチェ−
ンコンベア−5によって、矢印y方向に搬出され、図示
しない容器に受け止められる。この際、液面Cの塵埃は
除去されているため、野菜類に塵埃が付着することがな
い。
【0047】以上のように、本発明の野菜類の洗浄装置
1によれば、電解水3の液面Cに浮上する塵埃を除去し
ながら、野菜類を強力に洗浄することができるため、衛
生的であるとともに、確実な洗浄を行なうことができる
のである。
【0048】
【発明の効果】本発明の野菜類の洗浄装置によれば、洗
浄液の液面に浮遊する塵埃を効果的に除去しながら洗浄
できるため、長時間、洗浄液の効果を維持することがで
き、しかも電解水を利用して強力な洗浄を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の野菜類の洗浄装置の一実施例
の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
C 液面 1 洗浄装置 2 バット(洗浄槽) 3 電解水(洗浄液) 4 空気配管(撹拌手段) 5 チェ−ンコンベア− 6 ロ−ルブラシ 7 ロ−ルブラシ 8 駆動装置(駆動手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を貯留し、野菜類を浸漬して洗浄
    する洗浄槽、及び前記洗浄槽内の洗浄液を撹拌する撹拌
    手段を備えた野菜類の洗浄装置において、前記洗浄液の
    液面に浮遊している塵埃を除去する塵埃除去手段を前記
    洗浄槽に備えたことを特徴とする野菜類の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 塵埃除去手段が、次のa)及びb)、 a)前記洗浄液の液面よりも上の位置に設けられ、下端
    部が前記洗浄液の液面に浸漬されるロ−ルブラシ、 b)前記ロ−ルブラシを回転させる駆動手段、を備えた
    請求項1に記載の野菜類の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ナトリウムイオン濃度が200ppm以
    下、及びpHが4.5〜6.8の範囲の電解水を製造す
    る電解水製造手段を備え、前記電解水製造手段により製
    造した電解水を前記洗浄液として使用する請求項1又は
    請求項2のいずれかに記載の野菜類の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 電解水製造手段が、塩化ナトリウムを実
    質的に添加しない塩酸水溶液を電気分解する無隔膜電解
    槽を備えている請求項3に記載の野菜類の洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106072705A (zh) * 2016-08-08 2016-11-09 洛宁超越农业有限公司 一种专用葡萄清洗装置
KR101804070B1 (ko) * 2016-11-18 2017-12-01 김광선 엽채류 세척장치
CN108685127A (zh) * 2018-07-20 2018-10-23 广州市永合祥自动化设备科技有限公司 蔬菜清洗装置
CN109832637A (zh) * 2017-11-28 2019-06-04 中山市隆昶兴厨房设备有限公司 一种节能消毒洗菜机

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