JP2000004357A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000004357A
JP2000004357A JP10285395A JP28539598A JP2000004357A JP 2000004357 A JP2000004357 A JP 2000004357A JP 10285395 A JP10285395 A JP 10285395A JP 28539598 A JP28539598 A JP 28539598A JP 2000004357 A JP2000004357 A JP 2000004357A
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JP10285395A
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Koji Kobayashi
幸二 小林
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイライト部におけるドットの再現性を向上
させる。 【解決手段】 2値化部3により補正データDxyを2値
化するために閾値Tと比較し、補正データDxyが閾値T
以上の場合には2値化データOxy=1とした後、フラグ
FLGをセットする。補正データDxyが閾値Tより小さ
い場合には現在の注目画素の前の画素の処理時にセット
されたフラグFLGを参照し、FLG=0のときには2
値化データOxy=0とし、他方、FLG=1のときには
2値化データOxy=1とした後、フラグFLGをリセッ
トする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、M階調の画像デー
タを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりN(NはN<
Mを満たす自然数)値の画像データに変換する画像処理
装置に関し、例えばプリンタ、複写機、ファクシミリ等
に好適な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置としては、
例えば特開平9−312767号公報に示すように、誤
差拡散法により2値化すると孤立ドットが発生して低濃
度部の階調がとれずに画像のハイライト部の再現性が悪
化することを防止するために、拡散ウィンドウを用いて
誤差拡散を行う際に出力バッファに処理済み直前画素の
出力値を保持し、閾値決定部においてその直前画素の出
力値が「1」のときには直前画素の誤差拡散に用いる閾
値に第1の閾値を割り当て、他方、「0」のときには第
1の閾値より高い第2の閾値を割り当てる方法が提案さ
れている。
【0003】また、他の従来例としては、例えば特開平
7−226841号公報に示すように、誤差拡散法を用
いて階調画像データを2値化する際にドット密度が疎な
領域において不均一に連なるドットを均一に分散させる
ために、注目画素の2値化結果が「255」(ドット有
り)になった場合に、原画像データが「0」に近いほど
大きな誤差拡散マトリクスを選択して誤差拡散処理を行
う方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、M階調の画
像データをそれより低いN値の画像データしか出力でき
ないプリンタ装置に出力する場合や、メモリ保存容量を
低減したり、転送速度を高速化する場合には、データ量
を低減するために階調数を減少させるN値化処理が行わ
れる。N値化処理としては種々の手法が知られている
が、その中でも誤差拡散法、平均誤差最小法、ディザ法
などがよく使用されている。
【0005】ここで、誤差拡散法はある画素をN値化す
る際に生じる量子化誤差を、周辺の未だN値化していな
い画素に重み付けして拡散分配する方法であり、これに
対し、平均誤差最小法は、周辺のN値化済の画素に生じ
た量子化誤差の重み付け平均値により、注目画素の値を
補正する方法である。したがって、この2つの方法は、
誤差の拡散処理をいつ行うかが異なるのみであり、理論
的には等価である。
【0006】一般的な平均誤差最小法では、注目画素の
M階調画像データを、既にN値化した周辺画素の重み付
き誤差分を加算して補正し、その補正値を閾値によりN
値化する。なお、その際に発生する誤差は、未だN値化
されていない周辺画素に拡散することになる。平均誤差
最小法を以下に詳細に説明する。なお、説明を簡単にす
るために2値化を例にする。
【0007】先ず、注目画素に対応する誤差の算出方法
について説明する。なお、本発明では、画像の主走査方
向については、向かって左から右に走査されるものと
し、副走査方向については上から下に走査されるものと
する。図3はウェイトマトリクスと呼ばれるマトリクス
の一例を示し、*印が注目画素(x,y)の位置を示し
ている。先ず、2値化済みの画素から算出された誤差e
x+i,y+jに、対応するマトリクスの重み付け係数wijを
乗算し、2値化済みの周辺画素の誤差の合計を算出し、
次いでウェイトマトリクスの重みを全て加算した合計値
Σwijで除算する。よって、2値化済みの周辺画素の誤
差を正規化し、注目画素の値を補正する誤差を算出する
ことになる。これを式で表すと次式(1)で表すことが
できる。
【0008】
【数1】
【0009】 但し、x,y :注目画素座標 i,j :ウェイトマトリクス座標(但し、注目画素座標の左、上方 向はマイナス) dxy :注目画素の入力画像データ ex+i,y+j :周辺画素の誤差 wij :マトリクスの重み付け係数 Dxy :注目画素の補正画像データ 次に2値化方法について説明する。式(1)における補
正画像データDxyを予め設定された閾値Tにより2値化
し、このとき補正画像データDxyが閾値Tより小さい場
合には2値化データOxyを「0」にし、補正画像データ
Dxyが閾値T以上の場合には2値化データOxyを「1」
にする。なお、Dxy=Tの場合に「1」にしたが、
「0」にして出力画像は殆ど変わらない。これを式で表
すと次のようになる。
【0010】IF Dxy<T THEN Oxy=0 ELSE Oxy=1 最後に、注目画素の誤差を算出する方法について説明す
る。補正画像データDxyと出力画像データOxyにより注
目画素の誤差を算出し、一般的には出力画像データOxy
が「0」であった場合、補正画像データDxyそのものが
誤差となり、他方、出力画像データOxyが「1」であっ
た場合、補正画像データDxyから、入力画像データにお
ける最大値から出力されるドットの概算値が減算された
値が誤差exyとなる。これを式で表すと次のようにな
る。
【0011】exy=Dxy−Oxy・B 但し、B:予め定められた定数(2値化の場合、一般的
には入力画像データの最大値) なお、誤差拡散法の具体的な手法は、特開平7−226
841号公報等に示されているので、ここでは詳細な説
明を省略する。理論的にはこれらの手法により、画像全
体の濃度情報が入力画像を出力画像で保存されたN値化
処理を行うことができる。
【0012】これらの誤差拡散法や平均誤差最小法は、
比較的低階調数しか出力できない機器においても、高解
像度を維持し、かつ階調制御を連続的に行うことができ
るので、近年ではパーソナル向けの安価なインクジェッ
ト方式のプリンタにも採用されている。一方、電子写真
方式のプリンタ、とりわけフルカラーの電子写真方式の
プリンタでは、ディザ法特に組織的ディザ法が多く使用
されている。
【0013】平均誤差最小法や誤差拡散法は、特開平7
−226841号公報にも記載されているようにドット
を分散させる手法であるので、均一に分散する度合いが
画質に影響を与える。これに対し、組織的ディザ法は、
階調数が増加するについてドットの大きさが成長する手
法である。すなわち、平均誤差最小法や誤差拡散法で
は、ドットを離間させた画像を出力するのに対し、組織
的ディザ法ではドットを集中させた画像を出力する。
【0014】インクジェット方式はノズルからインク滴
を紙上に噴射する方式であるので、誤差拡散法によりハ
イライト部を表現する場合に見られるように、孤立ドッ
トの再現性が非常によい。図14はγ補正等の補正を行
わずにインクジェット方式のプリンタにより出力する場
合の光学濃度特性を示し、ハイライト部(入力データが
低い領域)においても安定してドットを再現することが
できるので、ハイライト部から濃度が立ち上がってい
る。
【0015】これに対し、電子写真方式は静電吸着によ
りトナーを感光体ドラム上に付着して潜像を現像する方
式であるので、環境にも左右されやすく、孤立ドット等
に対してトナーを付着させる力が弱い状態では、安定し
てドットを再現することができない。そのため電子写真
方式のプリンタでは、誤差拡散法を採用するとハイライ
ト部を再現することができなくなる。この傾向は、出力
可能な階調数が多いほどハイライト部を再現するために
出力値が小さく、小さなドットを使用するので強くな
る。これらの理由により、電子写真方式では画質上有利
な誤差拡散法ではなく、組織的ディザ法が採用されてい
ることが多い。ここで、図15はγ補正等の補正を行わ
ずに、誤差拡散法を採用して電子写真方式のプリンタに
より出力する場合の光学濃度特性を示し、ハイライト部
におけるドット再現性が安定していないので、入力デー
タが小さい領域では濃度が立ち上がっていないことが分
かる。
【0016】前述した特開平9−312767号公報記
載の発明は、上記のように電子写真方式のプリンタによ
る孤立ドットの再現性が悪いという問題点を解決するた
めに提案され、このため注目画素の周囲のドットの有無
や、ドットが孤立しているか否かに基づいて、ドットが
繋がりやすくなるように閾値を変更するようにしてい
る。しかしながら、この方法によれば、前述したように
誤差拡散法は組織的ディザ法と比較して、ドットを均一
に分散させることにより解像度や階調性を向上させる方
法であるので、ドットを過剰に繋げると誤差拡散法の利
点を損なうという問題点がある。また、この公報には2
値化についてのみが記載され、更に条件が厳しい3値以
上を出力可能なプリンタに対する方法が記載されていな
い。
【0017】ここで、図15に示すように、電子写真方
式のプリンタではドットの再現性が悪く、階調を表現す
ることができない領域はハイライト部であるので、中濃
度領域から高濃度領域についてはドットの再現性がよい
ので、誤差拡散法を採用すべきである。
【0018】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、ハイ
ライト部におけるドットの再現性を向上させることがで
きると共に、中濃度領域から高濃度領域における画質を
維持することができる画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0019】本発明は特に、電子写真方式のように本
来、ドットの再現性が良くないプリンタのドット再現性
を向上させることができる画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0020】本発明はまた、条件が厳しい3値以上を出
力可能なプリンタのドット再現性を向上させることがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、M(Mは2以上の自然数)階調の入力
画像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階
調の画像データに補正する画像データ補正手段と、前記
画像データ補正手段により補正されたM階調の画像デー
タを閾値と比較することにより0からN−1までの範囲
のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像データにN
値化すると共に、注目画素のN値化データが0となる場
合であってもその周辺画素のN値化データが0でないと
きには前記注目画素のN値化データを強制的に0を越え
る値に変換するN値化手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】第2の手段は、M(Mは2以上の自然数)
階調の入力画像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法
によりM階調の画像データに補正する画像データ補正手
段と、前記画像データ補正手段により補正されたM階調
の画像データを閾値と比較することにより0からN−1
までの範囲のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像
データにN値化すると共に、注目画素のN値化データが
0となる場合であってもその周辺画素のN値化データが
0でなく、且つ注目画素の入力画像データが所定値未満
のときには前記注目画素のN値化データを強制的に0を
越える値に変換するN値化手段とを備えたことを特徴と
する。
【0023】第3の手段は、M(Mは2以上の自然数)
階調の入力画像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法
によりM階調の画像データに補正する画像データ補正手
段と、注目画素の入力画像データが所定値未満の場合
に、前記画像データ補正手段により補正されたM階調の
画像データを第1の閾値(>第2、第3〜第(N−1)
の閾値)と比較することにより0又はN−1の2値の画
像データに2値化し、注目画素の入力画像データが所定
値未満でない場合に、前記画像データ補正手段により補
正されたM階調の画像データを前記第1から第(N−
1)の閾値と比較することにより0、1〜N−1のN値
の画像データに変換するN値化手段とを備えたことを特
徴とする。
【0024】第4の手段は、M(Mは2以上の自然数)
階調の入力画像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法
によりM階調の画像データに補正する画像データ補正手
段と、注目画素の入力画像データが所定値未満の場合
に、前記画像データ補正手段により補正されたM階調の
画像データを第1の閾値(>第2、第3〜第(N−1)
の閾値)と比較して第1の閾値以上のときにはN−1に
変換し、第1の閾値未満のときにはその周辺画素のN値
化データが0のときには0に変換し、その周辺画素のN
値化データがN−1のときには予め定められた0より大
きな値に変換することによりN値の画像データにN値化
し、注目画素の入力画像データが所定値未満でない場合
に、前記画像データ補正手段により補正されたM階調の
画像データを前記第1から第(N−1)の閾値と比較す
ることにより0、1〜N−1のN値の画像データに変換
するN値化手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】第5の手段は、M(Mは2以上の自然数)
階調の入力画像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法
によりM階調の画像データに補正する画像データ補正手
段と、前記画像データ補正手段により補正されたM階調
の画像データを閾値と比較することにより0からN−1
までの範囲のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像
データにN値化すると共に、注目画素のN値化データが
0となる場合であっても注目画素の入力画像データが所
定値未満であってその周辺画素が孤立点のときには前記
注目画素のN値化データを強制的に0を越える値に変換
するN値化手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】第6の手段は、第1、第2、第5の手段に
おいて前記0を越える値が、N値化データの最大値以下
であることを特徴とする。
【0027】第7の手段は、第1〜第3の手段において
前記周辺画素が、注目画素と同一ラインの画素であるこ
とを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0029】<第1の実施形態>図1は本発明に係る画
像処理装置の一実施形態を示すブロック図、図2は図1
の画像処理装置が適用されたシステムを示すブロック
図、図3は図1の重み発生部のウェイトマトリクスを示
す説明図、図4は図1の画像処理装置の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【0030】図1は一例として、平均誤差最小法を用い
た画像処理部20を示している。なお、以下の説明で
は、画像データの処理については、画像の左上を起点と
して右に向かって主走査方向(x方向)の処理が行わ
れ、1ライン分の処理が終了すると次のラインの処理
{副走査方向(y方向)の処理}が行われる。多階調画
像データ出力部1はこの第1の実施形態では多階調画像
データdxyを加算部2に出力する。加算部2はこの多階
調画像データdxyに対して補正値演算部9からの入力画
素の補正値Exyを加算して補正し、その補正データDxy
を2値化部3と誤差演算部5に出力する。ここで、後述
する第2の実施形態では、多階調画像データ出力部1は
多階調画像データdxyを加算部2と2値化部3(図の破
線)に出力する。
【0031】2値化部3はこの補正データDxyを閾値発
生部4からの閾値Tと比較することにより2値化し、そ
の2値化データOxyを2値画像データ出力部6と誤差演
算部5に出力する。なお、バッファ10には注目画素の
近傍画素の出力値を強制的にオンにするか否かを示すフ
ラグFLGが格納され、2値化部3はこのフラグFLG
に基づいて注目画素の2値化データOxyが0となる場合
であってもその周辺画素の2値化データOxyが0でない
ときには注目画素の2値化データOxyを強制的に0を越
える値、ここでは2値化データOxy=1に変換する。
【0032】誤差演算部5は補正データDxyと2値化デ
ータOxyに基づいて、画素位置(x,y)の注目画素の
誤差exyを算出して誤差記憶部7に格納する。重み発生
部8は予めウェイトマトリクスが格納され、その重みW
ijを発生する。補正値演算部9は誤差記憶部7に格納さ
れている周辺画素の誤差ex+i,y+jと重みWijを積和演
算して補正値Exyを算出し、加算部2に出力する。
【0033】このような平均誤差最小法処理部20は、
例えば図2に示すようにホストコンピュータ21内に設
けられる。この場合には平均誤差最小法処理はホストコ
ンピュータ21のソフトウエアにより実行され、その2
値化データOxyが2値画像出力プリンタ22に転送され
てプリンタ22により2値画像が出力される。なお、シ
ステム構成は他にも種々の構成が考えられ、本発明は図
2に示す例に限定されず、ハードウエアにより実現して
もよい。
【0034】重み発生部8には例えば図3に示すように
上のラインの3画素+当該ラインの2画素のウェイトマ
トリクスが予め格納される。なお、図3に示す*印は注
目画素(x,y)を示し、また、周辺画素の位置に示す
数値「1」、「2」、すなわち 斜め左上(x−1,y−1):1 真上(x,y−1):2 斜め右上(x+1,y−1):1 左(x−1,y):2 はその画素の誤差の重みwを示している。なお、ウェイ
トマトリクスは他にも種々の構成が考えられ、本発明は
図3に示す例に限定されない。
【0035】次に図4を参照してホストコンピュータ2
1による平均誤差最小法処理について説明する。先ず、
主走査方向の画素カウンタxと、副走査方向のラインカ
ウンタyとフラグFLGを初期化(x=0,y=0,F
LG=0)する(ステップS1)。次いで補正値演算部
9により次式(2)のように、誤差記憶部7に格納され
ている周辺画素の誤差ex+i,y+jと重みWijを積和演算
して補正値Exyを算出する(ステップS2)。
【0036】 Exy=(ex-1,y-1×1+ex,y-1×2+ex+1,y-1×1+ex-1,y×2) ×1/6 …(2) 次いで加算部2により、多階調画像データdxyとこの補
正値Exyを加算して補正データDxyを算出し(ステップ
S3)、次いで2値化部3により補正データDxyを2値
化するために閾値Tと比較する(ステップS4)。この
2値化処理では、補正データDxyが閾値Tより小さい場
合には現在の注目画素の前の画素の処理時にセットされ
たフラグFLGを参照し(ステップS4→S5)、FL
G=0のときには2値化データOxy=0とし(ステップ
S6)、他方、FLG=1のときには2値化データOxy
=1とした後、フラグFLGをリセットする(ステップ
S7→S8)。また、補正データDxyが閾値T以上の場
合には2値化データOxy=1とした後、フラグFLGを
セットする(ステップS9→S10)。
【0037】次いで誤差演算部5により補正データDxy
と、2値化データOxyと、予め定められた値Bに基づい
て、次式(3)のように画素位置(x,y)の注目画素
の誤差exyを算出して誤差記憶部7に格納する(ステッ
プS11)。なお、値Bは通常、入力階調の最大値
(黒)と同一であり、例えば多階調画像データdxy=8
ビットの場合、B=255である。
【0038】 exy=Dxy−Oxy・B …(3) 次いで主走査方向の画素カウンタxをインクリメントし
(ステップS12)、これにより1画素分の処理が終了
する。次いで1ライン分の処理が終了したか否かを判断
し(ステップS13)、終了していない場合にはステッ
プS2に戻って右隣りの画素について処理を行う。そし
て、ステップS13において1ライン分の処理が終了し
ている場合には、副走査方向のラインカウンタyをイン
クリメントし(ステップS14)、次いでフラグFLG
をリセットし(ステップS15)、次いで全ライン分の
処理が終了したか否かを判断する(ステップS16)。
そして、終了していない場合にはステップS2に戻って
次のラインについて処理を行い、他方、全ライン分の処
理が終了している場合にはこの処理を終了する。
【0039】したがって、上記実施形態によれば、注目
画素の2値化データOxyが0となる場合であってもその
周辺画素の2値化データOxyが0でないときには注目画
素の2値化データOxy=1に変換するので、平均誤差最
小法を用いてもドットを集中させることができる。この
ため、ハイライト部におけるドット再現性が安定してい
ない電子写真方式のプリンタにより出力しても、全濃度
範囲で階調性を向上させることができる。
【0040】なお、上記実施形態(以下に示す第1〜第
5の実施形態も同様)では平均誤差最小法を例にして説
明したが、誤差拡散法が平均誤差最小法と等価であるの
で、本発明は誤差拡散法にも適用することができる。ま
た、平均誤差最小法と誤差拡散法において、2値化用の
閾値Tに対してランダムノイズを重畳したり、ディザマ
トリクスを使用して閾値Tを変化させる方法や、ライン
の処理方向を互い違いに行う方法等が提案されている
が、本発明はいずれの方法にも適用することができる。
また、上記実施形態では2値化を例にして説明したが、
3値以上の階調に変換する場合にも適用することができ
る。
【0041】また、強制的に2値化データOxy=1とす
るために判定する周辺画素を注目画素と同一ラインの画
素としたので、余分なラインメモリを必要とせず、コス
トアップとならない。なお、強制的に2値化データOxy
=1とするために判定する周辺画素を注目画素の次のラ
インの画素とすると、次のラインの出力値を格納するた
めのバッファが必要となる。
【0042】<第2の実施形態>次に第2の実施形態に
ついて説明する。第2の実施形態のブロック図、システ
ム構成及びウェイトマトリクスはそれぞれ、第1の実施
形態における図1〜図3と同一であり、図5に示すフロ
ーチャートが異なる。但し、第2の実施形態では、図1
において多階調画像データ出力部1は多階調画像データ
dxyを加算部2と2値化部3(図の破線)に出力する。
また、図5では2値化処理(ステップS4〜S10)が
異なり、他の処理(ステップS1〜S3、S11〜S1
6)は同一であるので、異なる点についてのみを説明す
る。
【0043】先ず、第1の実施形態と同様に同様に補正
データDxyを算出すると(ステップS3)、2値化部3
により補正データDxyを2値化するために閾値Tと比較
する(ステップS4)。この2値化処理では、補正デー
タDxyが閾値Tより小さい場合には現在の注目画素の前
の画素の処理時にセットされたフラグFLGを参照し
(ステップS4→S5)、FLG=0のときには2値化
データOxy=0とし(ステップS6)、他方、FLG=
1のときには2値化データOxy=1とした後、フラグF
LGをリセットする(ステップS7→S8)。
【0044】そして、この第2の実施形態では、補正デ
ータDxyが閾値T以上の場合には2値化データOxy=1
とした後(ステップS9)、ハイライト部であるか否か
を判定するために入力画像データdxyを予め定められた
値Aと比較し(ステップS10−1)、dxy<Aの場合
にはフラグFLGをリセットし(ステップS10−
2)、他方、dxy<Aでない場合にはフラグFLGをセ
ットする(ステップS10−3)。したがって、この第
2の実施形態では、注目画素の2値化データOxyが0と
なる場合であってもその周辺画素の2値化データOxyが
0でなく且つハイライト部の場合に2値化データOxy=
1とするので、第1の実施形態と同様な効果を実現する
ことができる。
【0045】<第3の実施形態>次に図6、図7を参照
して第3の実施形態について説明する。ここで、第1、
第2の実施形態では、出力先のプリンタが2値(0又は
1)であって、ハイライト部におけるドット再現性が悪
い場合について説明したが、この第3の実施形態では、
出力先のプリンタが3値(0、1又は2)であって、3
値化データOxyが最大値「2」のときにドット再現性が
可能な場合に対応するように構成されている。ここで、
従来、3値を出力可能なプリンタに対して誤差拡散法を
適用した場合には、中間値「1」の出力ドットが均一に
分散されるので、2値プリンタよりハイライトの再現性
が悪かった。
【0046】図6に示す構成では、第2の実施形態に対
して3値化を行うための3値化部3a、2つの閾値T
1、T2(但し、T1>T2)を発生する閾値発生部4
a及び3値画像データ出力部6aが異なり、また、フラ
グFLG用のバッファ10が設けられていないことを除
き、他の構成は同一である。また、第2の実施形態と同
様に、多階調画像データ出力部1は多階調画像データd
xyを加算部2と3値化部3aに出力する。
【0047】図7では第1の実施形態(図4)に対して
3値化処理(ステップS24〜S32)が異なり、他の
処理(ステップS21〜S23、S33〜S38)は同
一であるので、異なる点についてのみを説明する。先
ず、補正データDxyを算出すると(ステップS23)、
3値化部3aにより、ハイライト部であるか否かを判定
するために入力画像データdxyを予め定められた値Aと
比較し(ステップS24)、dxy<Aの場合にはステッ
プS25以下に進み、他方、dxy<Aでない場合にはス
テップS28以下に分岐する。
【0048】ステップS25以下では、先ず、補正デー
タDxyと閾値T1(>T2)を比較し(ステップS2
5)、Dxy<T1の場合には3値化データOxy=0とし
(ステップS26)、他方、Dxy<T1でない場合には
3値化データOxy=2とする(ステップS27)。すな
わち、この第3の実施形態では、ハイライト部では3値
化データOxy=最小値「0」又は最大値「2」の2値化
を行う。
【0049】これに対し、ステップS28以下では、先
ず、同様に補正データDxyと閾値T1(>T2)を比較
し(ステップS28)、Dxy<T1の場合には次いで補
正データDxyと閾値T2と比較して(ステップS2
9)、Dxy<T2のときには3値化データOxy=0とし
(ステップS30)、他方、Dxy<T2でない場合には
3値化データOxy=1とする(ステップS31)。ま
た、ステップS28においてDxy<T1でない場合には
3値化データOxy=2とする(ステップS32)。
【0050】ここで、続くステップS33では、式
(3)を算出するが、この第3の実施形態における値B
は、例えば多階調画像データdxy=8ビットの場合、B
=85である。
【0051】したがって、この第3の実施形態では、ハ
イライト部では3値化データOxy=最小値「0」又は最
大値「2」の2値化を行い、中間値「1」に変換しない
ので、中間値「1」の出力ドットが均一に分散されて2
値プリンタよりハイライトの再現性が悪い3値以上出力
可能なプリンタに適用した場合に、ハイライト部におけ
るドット再現性を向上させることができる。
【0052】<第4の実施形態>次に図8、図9を参照
して第4の実施形態について説明する。図8に示すよう
に、この第4の実施形態では第3の実施形態に対して、
フラグFLG用のバッファ10が設けられていることを
除き、他の構成は同一である。また、図9に示すよう
に、3値化処理(ステップS24〜S32)が異なり、
他の処理(ステップS21〜S23、S33〜S38)
は同一であるので、異なる点についてのみを説明する。
【0053】先ず、補正データDxyを算出すると(ステ
ップS23)、3値化部3aにより、ハイライト部であ
るか否かを判定するために入力画像データdxyを予め定
められた値Aと比較し(ステップS24)、dxy<Aの
場合にはステップS25以下に進み、他方、dxy<Aで
ない場合にはステップS24−1を経由してステップS
28以下に分岐する。
【0054】ステップS25以下では、先ず、補正デー
タDxyと閾値T1(>T2)を比較する(ステップS2
5)。そして、Dxy<T1の場合にはフラグFLGを判
定し(ステップS26ー1)、FLG=0の場合には3
値化データOxy=0とし(ステップS26−2)、他
方、FLG=0でない場合には3値化データOxy=1と
し(ステップS26−3)、次いでフラグFLGをリセ
ットする(ステップS26−4)。また、ステップS2
5においてDxy<T1でない場合には3値化データOxy
=2とし(ステップS27−1)、次いでフラグFLG
をセットする(ステップS27−2)。
【0055】これに対し、ステップS24においてdxy
<Aでない場合には、フラグFLGをリセットする(ス
テップS24−1)。次いでステップS28以下では、
第3の実施形態と同様に補正データDxyと閾値T1(>
T2)を比較し(ステップS28)、Dxy<T1の場合
には次いで補正データDxyと閾値T2と比較して(ステ
ップS29)、Dxy<T2のときには3値化データOxy
=0とし(ステップS30)、他方、Dxy<T2でない
場合には3値化データOxy=1とする(ステップS3
1)。また、ステップS28においてDxy<T1でない
場合には3値化データOxy=2とする(ステップS3
2)。また、続くステップS33において式(3)を算
出するための値Bは、例えば多階調画像データdxy=8
ビットの場合、B=85である。
【0056】したがって、この第4の実施形態では、ハ
イライト部(dxy<A)であって補正データDxy<T1
且つ周辺画素の3値化データOxy=2の場合、注目画素
を強制的にオンにし、また、この画素の値を最大値
「2」ではなく中間値「1」に変換するので、2値プリ
ンタよりハイライトの再現性が悪い3値以上出力可能な
プリンタに適用した場合に、最小誤差平均法により高解
像度が劣化する点を最小限に抑えながら、ハイライト部
におけるドット再現性を向上させることができる。
【0057】<第5の実施形態>次に図10〜図13を
参照して第5の実施形態について説明する。図10に示
すように、第5の実施形態では図1に示す構成に対し
て、2値画像データ記憶部11と孤立点判別部12が追
加され、また、フラグFLG用のバッファ10が設けら
れていないことを除き、他の構成は同一である。2値画
像データ記憶部11は2値化部3により変換された2ラ
イン分の2値化データOxyを記憶し、孤立点判別部12
は2値化部3により変換された現ライン及び2値画像デ
ータ記憶部11に記憶されている前の2ライン分の合計
3ラインの2値化データOxyに基づいて、図11に示す
ように3画素×3のマトリクスにおける右下の注目画素
(図示*)が孤立点か否かを判断する。
【0058】ここで、図12(a)はこの3画素×3の
マトリクスにおいて注目画素の左側の画素の2値化デー
タOxyがオン(=1)、図12(b)は注目画素の上の
画素の2値化データOxyがオン(=1)であって他の全
ての画素の2値化データOxyがオフ(=0)の場合を示
している。そして、孤立点判別部12は3画素×3のマ
トリクスにおける2値化データOxyが図12(a)
(b)に示すパターンと同一の場合に注目画素を孤立点
と判断し、判断結果を2値化部3に与える。なお、図1
2(a)(b)に示すパターンでは、斜め方向の孤立点
を考慮していないが、全ての画素について上方向と右方
向にスキャンするので特に問題は発生しない。また、斜
め方向の孤立点のみを考慮してもよく、全ての方向の孤
立点を考慮してもよい。
【0059】次に図13を参照して第5の実施形態の処
理について説明する。図13では図4に対して2値化処
理(ステップS4〜S4−5)が異なり、他の処理(ス
テップS1〜S3、S11〜S16)は同一であるの
で、異なる点についてのみを説明する。先ず、第1の実
施形態と同様に同様に補正データDxyを算出すると(ス
テップS3)、2値化部3により補正データDxyを2値
化するために閾値Tと比較する(ステップS4)。
【0060】そして、この2値化処理では、補正データ
Dxyが閾値Tより小さい場合にはハイライト部であるか
否かを判定するために入力画像データdxyを予め定めら
れた値Aと比較し(ステップS4−1)、dxy<Aの場
合には「孤立点有り」のときには2値化データOxy=1
とし(ステップS4−2→S4−3)とし、他方、「孤
立点有り」でないときには2値化データOxy=0とする
(ステップS4−2→S4−4)。また、ステップS4
−1においてdxy<Aでない場合には2値化データOxy
=0とし(ステップS4−2→S4−4)、また、ステ
ップS4において補正データDxy<閾値Tでない場合に
は2値化データOxy=1とする(ステップS4−5)。
【0061】したがって、この第5の実施形態では、補
正データDxy<Tであり、且つハイライト部(dxy<
A)であって且つ周辺画素が孤立点の場合に強制的に2
値化データOxy=1とするので、前述した同じ効果が得
られる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像データをN値化する際に、注目画素のN
値化データが0となる場合であってもその周辺画素のN
値化データが0でないときには注目画素のN値化データ
を強制的に0を越える値に変換するので、ハイライト部
におけるドットの再現性を向上させることができると共
に、中濃度領域から高濃度領域における画質を維持する
ことができ、特に電子写真方式のように本来、ドットの
再現性が良くないプリンタのドット再現性を向上させる
ことができる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、画像データ
をN値化する際に、注目画素のN値化データが0となる
場合であってもその周辺画素のN値化データが0でな
く、且つ注目画素の入力画像データが所定値未満のとき
には注目画素のN値化データを強制的に0を越える値に
変換するので、ハイライト部におけるドットの再現性を
向上させることができると共に、中濃度領域から高濃度
領域における画質を維持することができ、特に電子写真
方式のように本来、ドットの再現性が良くないプリンタ
のドット再現性を向上させることができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、画像データ
をN値化する際に、M階調の画像データを第1の閾値
(>第2、第3〜第(N−1)の閾値)と比較すること
により0又はN−1の2値の画像データに2値化し、注
目画素の入力画像データが所定値未満でない場合に、M
階調の画像データを前記第1から第(N−1)の閾値と
比較することにより0、1〜N−1のN値の画像データ
に変換するので、ハイライト部におけるドットの再現性
を向上させることができると共に、中濃度領域から高濃
度領域における画質を維持することができ、特に電子写
真方式のように本来、ドットの再現性が良くないN値の
プリンタのドット再現性を向上させることができる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、画像データ
をN値化する際に、注目画素の入力画像データが所定値
未満の場合に、前記画像データ補正手段により補正され
たM階調の画像データを第1の閾値(>第2、第3〜第
(N−1)の閾値)と比較して第1の閾値以上のときに
はN−1に変換し、第1の閾値未満のときにはその周辺
画素のN値化データが0のときには0に変換し、その周
辺画素のN値化データがN−1のときには予め定められ
た0より大きな値に変換することによりN値の画像デー
タにN値化し、注目画素の入力画像データが所定値未満
でない場合に、前記画像データ補正手段により補正され
たM階調の画像データを前記第1から第(N−1)の閾
値と比較することにより0、1〜N−1のN値の画像デ
ータに変換するので、ハイライト部におけるドットの再
現性を向上させることができると共に、中濃度領域から
高濃度領域における画質を維持することができ、特に電
子写真方式のように本来、ドットの再現性が良くない3
値以上のプリンタのドット再現性を向上させることがで
きる。
【0066】請求項5記載の発明によれば、画像データ
をN値化する際に、注目画素のN値化データが0となる
場合であっても注目画素の入力画像データが所定値未満
であってその周辺画素が孤立点のときには注目画素のN
値化データを強制的に0を越える値に変換するので、ハ
イライト部におけるドットの再現性を向上させることが
できると共に、中濃度領域から高濃度領域における画質
を維持することができ、特に電子写真方式のように本
来、ドットの再現性が良くない3値以上のプリンタのド
ット再現性を向上させることができる。
【0067】請求項6記載の発明によれば、0を越える
値が、N値化データの最大値以下であるので、ハイライ
ト部におけるドットの再現性を向上させることができる
と共に、中濃度領域から高濃度領域における画質を維持
することができ、特に電子写真方式のように本来、ドッ
トの再現性が良くない3値以上のプリンタのドット再現
性を向上させることができる。
【0068】請求項7記載の発明によれば、周辺画素が
注目画素と同一ラインの画素であるので、メモリの増加
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置が適用されたシステムを示
すブロック図である。
【図3】図1の重み発生部のウェイトマトリクスを示す
説明図である。
【図4】図1の画像処理装置の処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】第2の実施形態の画像処理装置の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】第3の実施形態の画像処理装置を示すブロック
図である。
【図7】第3の実施形態の画像処理装置の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】第4の実施形態の画像処理装置を示すブロック
図である。
【図9】第4の実施形態の画像処理装置の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】第5の実施形態の画像処理装置を示すブロッ
ク図である。
【図11】図11の孤立点判別部のマトリクスを示す説
明図である。
【図12】図11の孤立点判別部の判別パターンを示す
説明図である。
【図13】第5の実施形態の画像処理装置の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図14】インクジェット方式プリンタの光学濃度特性
を示す説明図である。
【図15】電子写真方式プリンタの光学濃度特性を示す
説明図である。
【符号の説明】
2 加算部 3 2値化部 3a 3値化部 4,4a 閾値発生部 5 誤差演算部 7 誤差記憶部 8 重み発生部 9 補正値演算部 10 バッファ 11 2値データ記憶部 12 孤立点判別部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M(Mは2以上の自然数)階調の入力画
    像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階調
    の画像データに補正する画像データ補正手段と、 前記画像データ補正手段により補正されたM階調の画像
    データを閾値と比較することにより0からN−1までの
    範囲のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像データ
    にN値化すると共に、注目画素のN値化データが0とな
    る場合であってもその周辺画素のN値化データが0でな
    いときには前記注目画素のN値化データを強制的に0を
    越える値に変換するN値化手段と、を備えた画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 M(Mは2以上の自然数)階調の入力画
    像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階調
    の画像データに補正する画像データ補正手段と、 前記画像データ補正手段により補正されたM階調の画像
    データを閾値と比較することにより0からN−1までの
    範囲のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像データ
    にN値化すると共に、注目画素のN値化データが0とな
    る場合であってもその周辺画素のN値化データが0でな
    く、且つ注目画素の入力画像データが所定値未満のとき
    には前記注目画素のN値化データを強制的に0を越える
    値に変換するN値化手段と、を備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 M(Mは2以上の自然数)階調の入力画
    像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階調
    の画像データに補正する画像データ補正手段と、 注目画素の入力画像データが所定値未満の場合に、前記
    画像データ補正手段により補正されたM階調の画像デー
    タを第1の閾値(>第2、第3〜第(N−1)の閾値)
    と比較することにより0又はN−1の2値の画像データ
    に2値化し、注目画素の入力画像データが所定値未満で
    ない場合に、前記画像データ補正手段により補正された
    M階調の画像データを前記第1から第(N−1)の閾値
    と比較することにより0、1〜N−1のN値の画像デー
    タに変換するN値化手段と、を備えた画像処理装置。
  4. 【請求項4】 M(Mは2以上の自然数)階調の入力画
    像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階調
    の画像データに補正する画像データ補正手段と、 注目画素の入力画像データが所定値未満の場合に、前記
    画像データ補正手段により補正されたM階調の画像デー
    タを第1の閾値(>第2、第3〜第(N−1)の閾値)
    と比較して第1の閾値以上のときにはN−1に変換し、
    第1の閾値未満のときにはその周辺画素のN値化データ
    が0のときには0に変換し、その周辺画素のN値化デー
    タがN−1のときには予め定められた0より大きな値に
    変換することによりN値の画像データにN値化し、注目
    画素の入力画像データが所定値未満でない場合に、前記
    画像データ補正手段により補正されたM階調の画像デー
    タを前記第1から第(N−1)の閾値と比較することに
    より0、1〜N−1のN値の画像データに変換するN値
    化手段と、を備えた画像処理装置。
  5. 【請求項5】 M(Mは2以上の自然数)階調の入力画
    像データを平均誤差最小法又は誤差拡散法によりM階調
    の画像データに補正する画像データ補正手段と、 前記画像データ補正手段により補正されたM階調の画像
    データを閾値と比較することにより0からN−1までの
    範囲のN(NはN<Mを満たす自然数)値の画像データ
    にN値化すると共に、注目画素のN値化データが0とな
    る場合であっても注目画素の入力画像データが所定値未
    満であってその周辺画素が孤立点のときには前記注目画
    素のN値化データを強制的に0を越える値に変換するN
    値化手段と、を備えた画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記0を越える値は、N値化データの最
    大値以下であることを特徴とする請求項1、2又は5記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記周辺画素は、注目画素と同一ライン
    の画素であることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1に記載の画像処理装置。
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