JP3814313B2 - 誤差拡散方法、誤差拡散システム及び誤差値発生方法 - Google Patents

誤差拡散方法、誤差拡散システム及び誤差値発生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチレベルのグレースケールピクセル値から少ないレベル数のピクセル値に画像を変換することに関する。更に詳細には、本発明はスクリーン処理と誤差拡散(error diffusion)技術の組み合わせを使用してマルチレベルのグレースケールピクセル値を少ないレベル数のピクセル値に変換することに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像情報は、カラーであっても白黒であっても、最初は少なくとも、例えば白黒なら256レベルでありカラーなら1600万(2563 )以上のレベルのような大きなレベル数を含むグレーレベル形式で走査することによって普通得られる。このマルチレベル形式は標準的なプリンタでは普通プリントできない。
【0003】
グレーレベルという用語は、白黒とカラーの両方の実施に対するかかるデータについて述べるために使用される。標準的なプリンタは、バイナリ(二値もしくは二進法)の場合はスポットか非スポットのいずれかのような限られたレベル数で、又、四値(もしくは四進法)の場合は例えば4のようなスポットと関連した限られたレベル数でプリントを行う。グレーレベル画像データは非常に大きな値によって表されるため、グレーレベル画像データをプリント可能なように限られたレベル数に減ずることが必要である。走査によって得られるグレーレベル画像情報に加えて、コンピュータジェネレーション(computer generation)のようなある処理技術はそのような変換を要求するグレーレベルピクセル値を生成する。
【0004】
グレーレベルピクセル画像データをバイナリレベルピクセル画像データに変換するための標準的な一つの方法は、スクリーン処理(screening)、ディザ法又はハーフトーニングの使用によるものである。そのような構成では、所与の領域に渡ってその領域内の各グレーレベルピクセルは1セットの予め選択されたしきい値の一つと比較される。しきい値のセットはしきい値のマトリックス又はハーフトーンセルを備える。
【0005】
図1は典型的なスクリーン処理回路のブロック図を例示している。この回路では、変更されていない画像信号又はビデオ信号は、ハーフトーンスクリーンマトリックス(a halftone screen matrix) からのスクリーン値と共に変調回路1へ入力されて変更された信号を生成する。次に、変更された信号はバイナリ化(binarization) 回路3によってしきい値処理されてバイナリ出力を生成する。バイナリ出力は処理されたピクセルのオン又はオフのいずれかの特性を表す。
【0006】
この処理において、サンプリングされた画像ピクチャエレメントは一つのしきい値と比較され、白/黒の決定が成される。しかしながら、しきい値関係は画像データをスクリーンデータで変調することによって変更される。スクリーンデータはハーフトーンセルしきい値のセットとして定義された二次元マトリックスからシーケンシャルオーダーで選択される。スクリーン値のセット及びその中での配列はハーフトーンピクチャ画像のグレースケール範囲、周波数、角度及び他の特性を決定する。
【0007】
そのような配列の効果は、画像がグレーである領域に対し、マトリックス内のいくつかのしきい値は超えられ、他は超えられないということである。バイナリの場合では、しきい値が超えられるマトリックスの部分、即ちセルエレメント(cell elements)の部分は黒としてプリントされ、残りのエレメントは白のままであることが許容され、又はその反対であってもよい。セルに白と黒を分散させることによって人間の目にはグレーとして統合される。
【0008】
しかしながら、各ハーフトーンセル内側の有限数のエレメントは有限数のグレーレベルの再現しか許容しないため、典型的なスクリーン処理には、原画像内のグレーの量がその領域にわたって正確に維持されないという問題がある。任意の特定なセルでのしきい値と実際のグレーレベル値との差から生ずる誤差は典型的には無視される。これが画像情報のロスをもたらし、平滑な画像領域で見られうるバンディング(しま模様:banding)又は誤った輪郭のような重大な画像アーチファクト(artifact) を形成する。バンディングにおいて、画像入力グレーレベルは領域にわたって平滑に変化するが、一方、ハーフトーン処理された画像は一つのハーフトーンドット(グレーレベル)から別のハーフトーンドットへの変わり目を作るにちがいない。この変わり目は平滑画像部分を走行するバンド又は輪郭として明確に見られうる。
【0009】
グレー画像をスクリーン処理することに関連する別の問題は、スクリーン周波数と利用可能なグレーレベル数のかね合いである。高周波数スクリーンを使用することが望ましいが、利用可能なグレーレベルの数はスクリーン周波数が増加するに従って減少する。スクリーン周波数を増加させつつグレーレベル数を増加させるために提案されてきた一つの方法は、Eschbach等による米国特許第5、317、653号で説明されている。米国特許第5、317、653号の全体内容は参照によってここに援用される。
【0010】
この方法では、グレー画像は最初に誤差拡散によって小さなグレーレベル数に減少され、次に、小さなグレーレベル数及び高周波数のラインスクリーンが使用される。この二つのステップのプロセスが画像をバイナリ化する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような方法を実施するためには、プリントエンジン又はシステムは、マルチレベル誤差拡散処理、そしてその後にスクリーンしきい値処理(thresholding) を必要とする。典型的には、かかる機械のための画像処理アーキテクチャはそのような能力を持たない。従って、プリントシステムの典型的な画像処理アーキテクチャから逸脱せず同じ結果を達成することが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、ピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少し、レベル数の減少によって発生される誤差を拡散する方法である。この方法は第1解像度を有するマルチレベルグレースケールピクセル値を受け取る。マルチレベルグレースケールピクセル値はスクリーン処理される。次に、スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数は減少され減少処理の結果として誤差値が発生される。誤差値は隣接ピクセルのマルチレベルグレースケールピクセル値に拡散される。
【0013】
本発明の第2の態様は、ピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少し、レベル数の減少によって発生される誤差を拡散するシステムである。このシステムは、マルチレベルグレースケールピクセル値を受け取る入力手段を含み、該マルチレベルグレースケールピクセル値は第1解像度を有する。スクリーン処理手段はマルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理し、手段は、スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少する。誤差手段は減少の結果として誤差値を発生させる。誤差拡散手段は、隣接ピクセルのマルチレベルグレースケールピクセル値に誤差値を拡散する。
【0014】
本発明の第3の態様は、誤差値を発生させる方法である。この方法は、第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理し、かつ第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値をしきい値処理する。マルチレベルグレースケールピクセル値をしきい値処理した結果として誤差値が発生される。誤差値は、第1解像度よりも低い第2解像度を有する。
【0015】
本発明の第4の態様は、誤差値を発生させるためのシステムである。このシステムは、第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理するスクリーン処理手段と、第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値のためのしきい値処理手段とを含む。誤差手段は、マルチレベルグレースケールピクセル値をしきい値処理した結果として誤差値を発生する。誤差値は第1解像度よりも低い第2解像度を有する。
【0016】
本発明の第5の態様は、受け取り媒体上にマークをレンダリングするためのプリントシステムである。このシステムは第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値を受け取るための受け取り手段、及びマルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理するためのスクリーン処理手段を有する。補間手段は、スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値を第2解像度に変換し、第2解像度は第1解像度よりも高い。バイナリ化手段はバイナリ信号及び誤差値を出力するよう、変換されたマルチレベルグレースケールピクセル値をバイナリ化し、誤差値は第1解像度と等しい解像度を有する。拡散手段は、誤差値を、第1解像度を有するピクセルに隣接するピクセルに対応したマルチレベルグレースケールピクセル値に拡散し、レンダリング手段はバイナリ信号を受け取り媒体上のマークに変換する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の更なる目的及び利点は本発明の様々な実施の形態及び特徴の以下の記述から明らかになるであろう。
【0018】
以下は本発明で例示された図面の詳細な記述である。この記述においては、図面と同様に同一参照番号は同一デバイス、回路又は同等の機能を実行する等価回路を表す。
【0019】
典型的には、プリントシステムの画像処理アーキテクチャはスクリーン処理、しきい値処理又は誤差拡散のいずれかの機能を使用する。しきい値処理されるピクセルに対して、変更されたビデオ信号VT ' がピクセルビデオ信号Vから計算される。変更されたビデオ信号VT ' は、VT ' =(T+255−V)/2と定義される。この定義において、Tは所望のしきい値レベルである。0から255の間のT及びVに対して、計算されたV’も0から255の範囲であることに注意されたい。
【0020】
スクリーン処理されるピクセルに対して、同様の変更されたビデオ信号VS ’がピクセル位置のピクセルビデオ信号V及びスクリーン値Sから計算される。スクリーン処理のための変更されたビデオ信号VS ’はVS ’=(S+255−V)/2として定義される。スクリーン値Sはピクセル位置及び使用されるハーフトーンスクリーン処理パターンに依存する。ラインスクリーンかドットスクリーンのいずれかが使用されうることに注意されたい。
【0021】
誤差拡散によってレンダリングされる(rendered) ピクセルに対しては変更されたビデオ信号は単に反転されたビデオ信号である。更に詳細には、変更されたビデオ信号はVED' =255−Vと定義される。
【0022】
バイナリ化の最終ステップにおいて、全ての変更されたビデオ信号VT ' 、VS ’及びVED' は128と比較されてピクセルのオン又はオフ特性が決定される。つまり、変更されたビデオ信号が128より大きいか128と等しければピクセルはオフ(黒)であり、そうでなければオン(白)である。このことは、ビデオ信号V自体をしきい値T又はスクリーン値Sと比較する、より典型的なアプローチと同じ結果をもたらすことに注意されたい。誤差拡散の場合は、前のピクセルから伝播された適切な誤差は128と比較する前にV’に加算されなければならず、下流ピクセルに伝播される誤差もその後に計算されなければならない。
【0023】
しかしながら、上記のように、利用可能なグレーレベル数を維持しながら一層高い周波数でビデオ信号をスクリーン処理することが望ましい。この結果を実現させるために、本発明は誤差拡散処理の前にスクリーン処理を使用する。更に詳細には、変更されたビデオ信号VS ’は上記に開示されたスクリーン処理方法を用いて最初に計算される。この計算は小さな一次元スクリーンセルからのスクリーン値を使用する。変更されたビデオ信号VS ’を計算した後、スクリーン処理され変調されたビデオ信号V’は誤差拡散処理によって処理される。本発明の好適な実施の形態においては、この誤差拡散処理は高アドレス可能度誤差拡散(high addressability error diffusion)処理である。
【0024】
図2は本発明のスクリーン処理/誤差拡散処理を行う回路を例示している。図2においては、変更されていないビデオ信号又は画像信号は変調器1でスクリーン処理され、VS ’=(S+255−V)/2の好適な式を使用して変更された信号VS ’を生成する。ここに、Sはハーフトーンスクリーンパターンから派生したスクリーン値に等しい。
【0025】
この変更された信号VS ’は加算器5に入力され、該信号は上流で処理されたピクセル位置から伝播された誤差値の加算によって更に変更され、VS ''(VS ''=VS ’+ei )を生成する。加算器5で利用される誤差成分(eFIFO+eFB)は、伝播された誤差を記憶する誤差バッファ7(eFIFO)及びバイナリ化回路9(eFB)から受け取られる。
【0026】
更に変更された信号VS ''はバイナリ化回路9に入力され、マルチレベルの変更された信号VS ''は誤差拡散/しきい値処理を用いることによってバイナリ出力に変換される。この処理からの誤差のあるもの(eFB)は次に処理されるピクセルに直接フィードバックされ、残り(eFIFO)は次の走査線上でピクセルを処理するために誤差バッファ7に記憶される。誤差の分配は重み付け係数に基づいている。任意の組の係数が使用されうる。本発明の好適な実施の形態においては、重み付け係数は、Shiau 等による係属中の米国特許出願第08/167,758号で述べられている係数である。この係属中の出願(第08/167,758号)の全体内容は参照としてここに援用される。
【0027】
このバイナリ化処理において、生成される誤差は、所望の出力、マルチレベル画像データ値と、画像データのマルチレベルグが8ビットで表されるなら255か0のいずれかである実際の出力値との差を表す。この誤差は拡散されるため、可能な限り多くのグレーレベル情報を維持する。
【0028】
上記のように好適な実施の形態においては、誤差拡散処理は高アドレス可能度誤差拡散処理である。従って、スクリーン処理/高アドレス可能度誤差拡散処理を以下で一層詳細に説明する。最初に、高アドレス可能度誤差拡散処理を手短に説明する。
【0029】
高アドレス可能度誤差拡散処理を説明するに際し、ピクセル位置i及びピクセル位置i+1での入力グレーレベルをそれぞれVi 及びVi+1 によって表わすものとする。ピクセル値は8ビットの整数であるものとし、説明のためここでは0が白を示し255が黒を示すものとする。上流ピクセルから下流ピクセル位置に送出されるより低解像度におけるレンダリング誤差をei によって示す。
【0030】
高アドレス可能度の特徴は、ピクセル間の補間、サブピクセルの形成を含むことに注意されたい。この補間は、高アドレス可能度誤差拡散処理に影響を与える。更に詳細には、補間が行われる方法によって、明確な出力が高アドレス可能度誤差拡散処理を利用して得られうる。補間のそのような方法の一つを以下に説明する。
【0031】
最初に、変更されたピクセル値P0i =Vi +ei 及びP1i =Vi+1 +ei が計算される。サブピクセルは0からN−1によって示され、高アドレス可能度特性はN=4である。補間されたサブピクセル値は、n=0からN−1に対してBn =P0+n(P1−P0)/Nとして計算される。次に、補間されたサブピクセル値は、ビデオ値の範囲が0から255までとした場合に、ほとんどの場合128であるしきい値と比較される。
【0032】
n が128と等しいか128より大きいときは、サブピクセルはオンとされ、そうでない場合にはサブピクセルはオフとされる。下流ピクセルに伝播される誤差は、所望の出力(P0+P1)/2から実出力即ちy*255/Nを差し引くことによって計算され、ここで、yはオンになったサブピクセルの数である。次に誤差は重み付け係数のセットと掛け合わされて第1バージョンおけるように下流ピクセルに分配される。
【0033】
更に詳細には、入力され変更されたビデオ信号はN個のサブピクセルユニットに分割される。P0及びP1の値は上記のように計算される。計算されたサブピクセル値はしきい値、即ち128と比較される。サブピクセル値がしきい値と等しいかしきい値よりも大きければ、サブピクセル値はオン状態にセットされる。しかしながら、サブピクセル値が128より小さいと、サブピクセル値はオフ状態にセットされる。
【0034】
全てのサブピクセル値の比較が完了すると、オンのサブピクセルの数が計算される。更に、しきい値処理からの誤差が計算され、その値は元の低空間解像度(the original lower spatial resolution)を表す。誤差を計算すると、誤差は重み付け係数と掛け合わされ下流ピクセルに伝播される。
【0035】
本発明の好適な実施の形態の高アドレス可能度誤差拡散処理は、米国出願番号第08/285、326号(本願と同時に日本に出願される)で十分に開示されている。この米国出願の全体内容は参照によってここに援用される。
【0036】
スクリーン変調されたビデオ信号VS ’に高アドレス可能度誤差拡散処理を実行するとき、典型的な誤差拡散処理において想定される黒及び白のレベルは変更される必要がある。実際の変更は以下の通りである。
【0037】
ピクセルビデオ信号Vから、スクリーン変調されたビデオ信号VS ’への変換は図3に述べられている。固定したビデオ信号Vに対して、スクリーン変調されたビデオ信号VS ’は、スクリーン値Sが0から255間を変化するとレベルAB間で変化する値を有する。従って、誤差拡散処理又は計算において使用される有効的な白及び黒の値は、この例では白の値は64であり黒の値は192である。これは典型的な誤差分配値とは異なり、その場合、白の値はV’=0であり、黒の値はV’=255である。
【0038】
スクリーン処理処理と関連して使用される高アドレス可能度誤差拡散処理を、図4と関連して更に詳細に説明する。この説明においては、ei の値は前のピクセルから現在のi番目のピクセルに伝播されたレンダリング誤差を表す。i番目のピクセル位置では、サブピクセル値はP0=VS i +ei =VS ''i 及びP1=VS i+1 +ei =VS ''i+1 で与えられる。この値は図4に示されるように補間値B0 からBN-1 を得るために使用される。図4に例示される高アドレス可能度ファクタはN=4であることに注意されたい。
【0039】
これらの補間値は128と比較されてサブピクセルのオン又はオフ特性を決定する。黒としてレンダリングされるサブピクセルの数をnで示すと、現在のレンダリング誤差は、所望の出力から差し引くことの実出力、即ちe’i =((P0+P1)/2)−64−(n(192−64)/N)で得られる。換言すると、この誤差は、所望の出力((P0+P1)/2)−64から、(オンのサブピクセルの数)×(高アドレス可能度特性によって割られた黒と白の基準値の差)を減算したものとして定義される。この新しい誤差は重み付け係数のセットと掛け合わされ、重み付けされた誤差は下流ピクセルに伝播される。
【0040】
オン又はオフの特性を決定するために、サブピクセル値は複数の比較ステップによって処理される。高アドレス可能度誤差拡散処理を実施するために使用される回路の実際のアーキテクチャの例は、米国特許出願番号第08/285、572号(本願と同時に日本に出願される)において十分に開示されている。この米国特許出願の全体内容は参照としてここに援用される。
【0041】
本発明のスクリーン処理と高アドレス可能度誤差拡散レンダリングの組み合わせは、図5に例示されるように単純な垂直ラインスクリーンパターンを使用して利用されうる。更に、本発明は図6に例示されるように45°のラインスクリーンと共に利用されることもできる。本発明ではドットスクリーン又はコンスタントスクリーンと共に利用されることもできる。本発明の好適な実施の形態においては、ドットスクリーンは連続的なトーン領域で利用され、コンスタントスクリーンは単純な誤差拡散処理をエミュレートするためにテキスト領域で使用される。バッファに記憶された誤差は連続的なトーンとテキスト領域の両方と同じ範囲内であるため、これがウィンドウツーウィンドウ(window-to-window) から又はエフェクトツーエフェクト(effect-to-effect) からのより平滑な変わり目を形成する。
【0042】
どのようなタイプのスクリーンが使用されても、本発明はプリントシステムによるプリントに利用可能な高いグレーレベル数を維持しつつ高周波数スクリーンの特性を実現できる。従って、本発明は限られたグレーレベルのスクリーンで典型的に見られる輪郭アーチファクトを減少させ、プリントシステムの典型的な画像処理アーキテクチャに影響を与えずにそのような特徴を実現することができる。
【0043】
本発明について述べるとき、ピクセル及びサブピクセルという用語が利用されてきた。これらの用語は受け取り媒体上の物理的に画定可能な領域での物理的に測定可能な光学的特性を表す電気(光ファイバが使用されるなら光)信号を表す。受け取り媒体は任意の有形文書、受光体(例えば、感光体)又はマーキング物質転写媒体でもよい。更に、ピクセル及びサブピクセルという用語は、ディスプレイ媒体上の物理的に画定可能な領域での物理的に測定可能な光学的特性を表す電気(光ファイバが使用されるなら光)信号を表す。両方の場合の複数の物理的に画定可能な領域は、物質マーキングデバイス、電気又は磁気マーキングデバイスか光学ディスプレイデバイスのいずれかによってレンダリングされる物理画像全体の物理的に測定可能な光学的特性を表す。最後にピクセルという用語は、物理画像の物理光学的特性を電子又は電気表示に変換するように物理画像を走査するとき、単一の光検出器セルから発生した物理光学的特性データを表す電気(光ファイバが使用されるなら光)信号を表す。換言すると、この場合ではピクセルは光検出器上の物理的に画定可能な領域で測定された物理画像の物理光学的特性を表す電気(又は光)表示である。
【0044】
本発明は上記に詳細に述べられてきたが、本発明の精神から逸脱しない限り様々な変更が実施されうる。例えば、本発明の好適な実施の形態はプリントシステムに関して述べられてきたが、このスクリーン処理/誤差拡散方法はディスプレイシステムにおいても容易に実施されうる。更に、本発明のスクリーン処理及び高アドレス可能度誤差拡散方法は、ASIC(エイシック:Application-specific integrated circuit)でも容易に実施されるため、スキャナ、電子サブシステム、プリンタ又はディスプレイデバイスにこの処理を配置することを可能にする。
【0045】
更に本発明は0から255のビデオ範囲に関して述べられてきた。しかしなが、処理されるピクセルのグレーレベルについて述べるためにビデオ範囲は任意の適切な範囲であってよいことが本発明によって意図される。更に、本発明はバイナリ出力デバイスに限らず、任意のレンダリングシステムに容易に適用可能である。本発明の概念は4、レベル又はそれより高いレベルの出力端末にも容易に適用可能であることが意図されている。
【0046】
最後に本発明は、モノクローム又は白黒環境に関して述べられてきた。しかしながら、本発明の概念はカラー環境にも容易に適用可能である。つまり、本発明のスクリーン処理及び高アドレス可能度誤差拡散処理はカラーピクセルを表す各カラースペース値に適用されうる。
【0047】
要約すると、本発明は、画像処理システムがある形式の電子文書を別の形式の電子文書に変換することを可能にするスクリーン処理と誤差拡散方法又はモジュールの組み合わせを提供する。
【0048】
本発明は前述の様々な実施の形態を参照して述べられてきたが、上の詳細な説明と結び付けられるべきものではなく、特許請求の範囲内で為される変更もしくは変化を網羅するよう意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なスクリーン処理回路を例示したブロック図である。
【図2】本発明のバイナリ化処理を例示したブロック図である。
【図3】本発明によって実行されるスクリーン処理プロセスを表したグラフ図である。
【図4】本発明で利用される補間及びバイナリ化処理を例示したグラフ図である。
【図5】垂直ラインスクリーンパターンを例示した図である。
【図6】対角線スクリーンパターンを例示した図である。
【符号の説明】
1 変調器
5 加算器
7 誤差バッファ
9 バイナリ化回路

Claims (3)

  1. ピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少し、レベル数の減少から発生される誤差を拡散させる方法であって、
    (a) 第1解像度のマルチレベルグレースケールピクセル値を受け取るステップと、
    (b) 前記マルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理するステップと、
    (c) 前記スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値を、第1解像度よりも高い第2解像度を有する、複数のサブピクセル値に変換し、前記サブピクセル値の各々をしきい値処理することにより、前記スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少させるステップと、
    (d) 前記ステップ(c)での減少処理の結果として、元の解像度である第1解像度に基づいた誤差値を発生させるステップと、
    (e) 前記誤差値を隣接ピクセルのマルチレベルグレースケールピクセル値に拡散するステップと、
    を含む誤差拡散方法。
  2. ピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少し、レベル数の減少から発生される誤差を拡散するシステムであって、
    第1解像度を有するマルチレベルグレースケールピクセル値を受け取る入力手段と、
    前記マルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理するスクリーン処理手段と、
    前記スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値を、第1解像度よりも高い第2解像度を有する、複数のサブピクセル値に変換し、前記サブピクセル値の各々をしきい値処理することにより、前記スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値のレベル数を減少させる手段と、
    前記手段による減少の結果として、元の解像度である第1解像度に基づいた誤差値を発生させる誤差手段と、
    前記誤差値を隣接ピクセルのマルチレベルグレースケールピクセル値に拡散させる誤差拡散手段と、
    を備えた誤差拡散システム。
  3. 誤差値を発生させる方法であって、
    (a) 第1解像度を有するピクセルを表すマルチレベルグレースケールピクセル値をスクリーン処理するステップと、
    (b) 前記スクリーン処理されたマルチレベルグレースケールピクセル値を、第1解像度よりも高い第2解像度を有するサブピクセルを表す、複数のサブピクセル値に変換するステップと、
    前記解像度を有するサブピクセルを表すサブピクセル値各々しきい値処理するステップと、
    ) 前記ステップ()において前記サブピクセル値を各々しきい値処理した結果として、元の解像度である第1解像度に基づいた誤差値を発生させるステップと、
    を有する誤差値発生方法。
JP19202195A 1994-08-03 1995-07-27 誤差拡散方法、誤差拡散システム及び誤差値発生方法 Expired - Fee Related JP3814313B2 (ja)

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