JP2000003628A - 界磁遮断器の冷却装置 - Google Patents

界磁遮断器の冷却装置

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JP2000003628A
JP2000003628A JP16727298A JP16727298A JP2000003628A JP 2000003628 A JP2000003628 A JP 2000003628A JP 16727298 A JP16727298 A JP 16727298A JP 16727298 A JP16727298 A JP 16727298A JP 2000003628 A JP2000003628 A JP 2000003628A
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cooling
field
circuit breaker
breaker
field circuit
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JP16727298A
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English (en)
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Taisuke Miyama
山 泰 輔 深
Tatsumi Uehara
原 辰 已 植
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電プラント全体の信頼性および運用性の向
上を目的として、界磁遮断器を、より合理的に冷却す
る。 【解決手段】 界磁遮断器(6)の温度に関連する物理
量、たとえば界磁遮断器(6)に流れる界磁電流Ifを
監視し、その物理量が界磁遮断器(6)の自冷定格電流
値以上に相当するものであるときは冷却ファン(8)を
起動して界磁遮断器(6)を風冷し、自冷定格電流未満
であるとき冷却ファン(8)を停止させて自冷のみとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界磁遮断器の冷却
装置、特に大容量発電機の界磁回路に設けられる界磁遮
断器に好適に適用し得る界磁遮断器の冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】700MW級のタンデム発電機のサイリ
スタ励磁方式における界磁電流は概ね5000A程度で
あり、これは現存する自冷式直流界磁遮断器の定格電流
(6000A)以下であって特別な問題は無いが、10
00MW級のタンデム発電機の界磁電流は自冷式直流界
磁遮断器の定格電流を超えてしまう。このため、界磁遮
断器に対し冷却設備を設けることが必要になる。
【0003】この種の大容量発電機の励磁電流回路を、
図1を流用して説明する。界磁巻線2を有する交流発電
機1の励磁用電流は、発電機主回路3から励磁用変圧器
4、サイリスタ整流器5、および界磁遮断器6を介して
界磁巻線2に供給される。界磁遮断器6は、構造的には
界磁遮断器盤7内に収納され、この界磁遮断器盤7に界
磁遮断器6を冷却するための冷却ファン8が設けられて
いる。サイリスタ整流器5も風冷式であり、その冷却フ
ァンの起動・停止は界磁遮断器6の入・切と連動して同
時に行っている。本発明は、冷却ファン8その他の冷却
手段によって冷却される界磁遮断器6の冷却装置に関す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1000M
W級タンデム発電機の界磁巻線回路に設けられるような
大容量の界磁遮断器を、発電プラント全体の信頼性およ
び運用性を向上させ得るように、より合理的に冷却し得
る界磁遮断器の冷却装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、交流発電機の界磁巻線に直
列に接続された界磁遮断器に風冷用の冷却ファンを備え
た界磁遮断器の冷却装置において、界磁遮断器の温度に
関連する物理量を測定する測定手段と、この測定手段に
よって測定された物理量が界磁遮断器の自冷定格電流値
以上に相当するものであるか否かを判定する判定手段
と、この判定手段により物理量の値が界磁遮断器の自冷
定格電流値以上に対応するものであると判定されたとき
冷却ファンを起動し、自冷定格電流未満であると判定さ
れたとき冷却ファンを停止するファン制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0006】このように構成することにより、界磁遮断
器の冷却ファンの起動・停止を適切なタイミングで行う
ことができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
界磁遮断器の冷却装置において、界磁遮断器の温度に関
連する物理量が界磁遮断器を介して界磁巻線に流れる界
磁電流であり、測定手段が界磁電流を測定する電流測定
手段であることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
界磁遮断器の冷却装置において、界磁遮断器の温度に関
連する物理量が界磁遮断器の近傍の温度であり、測定手
段が近傍の温度を測定する温度測定手段であることを特
徴とするものである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
界磁遮断器の冷却装置において、界磁遮断器の温度に関
連する物理量が界磁遮断器の導体温度であり、測定手段
が導体温度を測定する温度測定手段であることを特徴と
するものである。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
界磁遮断器の冷却装置において、界磁遮断器に直列に界
磁電流を調整するサイリスタ整流装置が接続され、界磁
遮断器の温度に関連する物理量がサイリスタ整流装置を
構成するサイリスタの制御角であり、判定手段はサイリ
スタの制御角が設定値以下であるか否かを判定するもの
であることを特徴とするものである。
【0011】請求項6に係る発明は、交流発電機の界磁
遮断器に直列に接続される界磁遮断器が界磁遮断器盤内
に収納され、さらに交流発電機にその相分離母線を風冷
するための冷却風を通す冷却配管を備えた、界磁遮断器
の冷却装置において、冷却配管から分岐し界磁遮断器盤
内に冷却風を通して界磁遮断器を冷却した後、その冷却
風を冷却配管に戻すバイパス配管を備えたことを特徴と
するものである。
【0012】このように構成することにより、界磁遮断
器の冷却ファンが不要となり、設備の省略および信頼性
の向上を図ることができる。
【0013】請求項7に係る発明は、交流発電機の界磁
巻線に直列に接続される界磁遮断器が界磁遮断器盤内に
収納され、発電機コレクタを風冷するための冷却風を通
すコレクタ冷却配管を備えた、界磁遮断器の冷却装置に
おいて、界磁遮断器盤をコレクタ冷却配管中に介挿し、
このコレクタ冷却配管の中を通流する冷却風によって界
磁遮断器を冷却することを特徴とするものである。
【0014】このように構成することにより、界磁遮断
器の冷却ファンは不要となり、設備の省略および信頼性
の向上を図ることができる。
【0015】請求項8に係る発明は、交流発電機の界磁
遮断器に直列に接続される界磁遮断器に風冷用の冷却フ
ァンを備えると共に、界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収
納され、さらに交流発電機の相分離母線を風冷するため
の冷却風を通す冷却配管を備えた、界磁遮断器の冷却装
置において、冷却配管から分岐して界磁遮断器盤内に冷
却風を通すための分岐配管と、この分岐配管に直列に介
挿され常時は閉じている電動弁と、界磁遮断器の運転中
に冷却ファンが故障停止したとき電動弁を開いて界磁遮
断器盤内に冷却風を通流させる弁制御手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0016】このように構成することにより、発電ブラ
ントを停止することなく継続して運転することができ
る。
【0017】請求項9に係る発明は、交流発電機の界磁
巻線に直列に接続される界磁遮断器に風冷用の冷却ファ
ンを備えると共に、界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収納
され、さらに発電機コレクタを風冷するための冷却風を
通すコレクタ冷却配管を備えた、界磁遮断器の冷却装置
において、コレクタ冷却配管から分岐し界磁遮断器盤を
含んでコレクタ冷却配管に対しバイパス風路を形成する
バイパス配管と、このバイパス配管に直列に介挿された
電動弁と、界磁遮断器の運転中に冷却ファンが故障停止
したとき電動弁を開いて界磁遮断器盤内にコレクタ冷却
配管から冷却風を通流させる弁制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0018】このように構成することにより、発電プラ
ントを停止することなく継続して運転することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1および図2
は、請求項1および2に係る発明の実施の形態を示すも
のである。図1の主回路構成は、すでに述べた通りであ
る。界磁電流を測定するために界磁遮断器6に直列に分
流器等の電流検出器9を接続する。電流検出器9で検出
された界磁電流値を、信号変換器10を介して判定器1
1に入力する。判定器11は信号変換器10から入力さ
れた界磁電流値を内部に設定された設定値(自冷定格電
流値)と比較し、界磁電流値が設定値を上回る場合はフ
ァン制御装置12に超過信号を出す。ファン制御装置1
2は、その超過信号を受取ることにより、冷却ファン8
に起動指令を出してこれを起動させる。
【0020】冷却ファン8の運転状態において界磁電流
が設定値(自冷定格電流値)未満になると、それを判定
器11によって検知し、ファン制御装置12を介して冷
却ファン8に停止指令を出してこれを停止させる。
【0021】図2は上記動作の動作ロジックを示すもの
である。界磁遮断器6が閉の状態すなわち交流発電機1
が運転しているとの条件と、冷却ファン8が停止中であ
るとの条件と、発電機界磁電流が設定値(自冷定格電流
値)以上であるとの条件とが成立した時、それをAND
ゲート13によって検知し、その出力信号によりファン
制御装置12を介して冷却ファン8を起動する。停止の
ときは、界磁遮断器6が閉の状態すなわち交流発電機1
が運転しているとの条件と、冷却ファン8が停止中であ
ることの信号をNOTゲート14を介して得られる冷却
ファン8が運転中であるとの条件と、界磁電流が設定値
(自冷定格電流値)以上であることの信号をNOTゲー
ト15を介して得られる界磁電流が設定値未満であると
の条件とが成立した時、それをANDゲート16によっ
て検知し、その出力信号によりファン制御装置12を介
して冷却ファン8を停止する。
【0022】(実施の形態2)図3および図4は、請求
項1および請求項3に係る発明の実施の形態を示すもの
である。ここでは図3に示すように、界磁遮断器6の近
傍の空気温度に依存して冷却ファン8の起動・停止を制
御する。界磁遮断器6の近傍の空気温度は、界磁遮断器
盤7内に配置した温度検出器21により検出し、信号変
換器10を介して、界磁遮断器6の近傍の空気の実測温
度Taを求め、それを判定器11に入力する。
【0023】図4は、図3の装置の動作ロジックを示す
ものである。図4に示す動作ロジックは、図2に示され
ている動作ロジックにおける判定器11の内容が異なる
だけで、他は変わりがない。図4の判定器11は、温度
検出器21によって検出された界磁遮断器6の近傍の空
気の実測温度Taが判定器11により設定値(温度上昇
限度)以上であるか否かを判定する。実測温度Taが設
定値以上であれば、界磁遮断器6が閉の状態にあるとの
条件と、冷却ファン8が停止中であるとの条件との条件
とが同時に成立した時、それをANDゲート13によっ
て検知し、その出力信号によりファン制御装置12を介
して冷却ファン8を起動する。
【0024】停止のときは、界磁遮断器6が閉の状態に
あるとの条件と、冷却ファン8が停止中でない、すなわ
ち運転中であるとの条件と、実測温度Taが設定値以上
でない、すなわち設定値未満であるとの条件とが成立し
た時、そのことをANDゲート16によって検知し、そ
の出力信号によりファン制御装置12を介して冷却ファ
ン8を停止する。
【0025】(実施の形態3)図5および図6は、請求
項1および請求項4に係る発明の実施の形態を示すもの
である。ここでは図5に示すように、界磁遮断器6の導
体温度に依存して冷却ファン8の起動・停止を制御す
る。界磁遮断器6の導体部に取り付けた温度検出器22
により導体温度Tbを検出し、それを信号変換器10を
介して判定器11に入力する。
【0026】図6は、図5の装置の動作ロジックを示す
ものである。図6に示す動作ロジックは、図4に示され
ている動作ロジックにおける判定器11の内容が異なる
だけで、他は変わりがない。図6の判定器11は、導体
温度Tbが判定器11により設定値(温度上昇限度)以
上であるか否かを判定する。導体温度Tbが設定値以上
であれば、界磁遮断器6が閉の状態にあるとの条件と、
冷却ファン8が停止中であるとの条件とが同時に成立し
た時、それをANDゲート13によって検知し、その出
力信号によりファン制御装置12を介して冷却ファン8
を起動する。
【0027】停止のときは、界磁遮断器6が閉の状態に
あるとの条件と、冷却ファン8が停止中でない、すなわ
ち運転中であるとの条件と、導体温度Tbが設定値以上
でない、すなわち設定値未満であるとの条件とが成立し
た時、そのことをANDゲート16によって検知し、そ
の出力信号によりファン制御装置12を介して冷却ファ
ン8を停止する。
【0028】(実施の形態4)図7および図8は、請求
項1および請求項5に係る発明の実施の形態を示すもの
である。この実施の形態では、サイリスタ整流器5を構
成するサイリスタの制御角αに依存して冷却ファン8の
起動・停止を制御する。ここで制御角αは、界磁電流が
大なるときは小さく、界磁電流が小なるときは大である
から、これを界磁電流の大小に相関関係を有する物理量
として用いることができる。制御角αの情報は、サイリ
スタ整流器5に内蔵されている整流器制御装置から得る
ことができる。制御角αの情報を信号変換器10を介し
て判定器11に導入する。判定器11は、制御角αが界
磁遮断器6の風冷定格界磁電流相当の制御角を設定値と
してそれ以下か否かを判定する。
【0029】図8は、図7の装置の動作ロジックを示す
ものである。図8に示す動作ロジックは、図1ないし図
6に示されている各実施の形態と比較して判定器11の
内容が異なるだけで、他は変わりがない。図8の判定器
11は、制御角αが設定値以下であるか否かを判定し、
制御角αが設定値以下であれとき、その条件と、界磁遮
断器6が閉の状態にあるとの条件と、冷却ファン8が停
止中であるとの条件とが同時に成立した時、それをAN
Dゲート13によって検知し、その出力信号によりファ
ン制御装置12を介して冷却ファン8を起動する。
【0030】冷却ファン8が運転中で、かつ界磁遮断器
6が閉の状態にあるとき、制御角αが設定値を超えると
きは、そのことをANDゲート16により検知し、ファ
ン制御装置12により冷却ファン8を停止させる。
【0031】(実施の形態5)図9は、請求項6に係る
発明の実施の形態を示すものである。この実施の形態に
おいては、IPB(相分離母線)を風冷するための冷却
風を流しているIPB冷却風導管23から分岐させたバ
イパス配管24を界磁遮断器盤7に引込み、界磁遮断器
6を冷却した後、IPB冷却風導管23へ排気する。こ
のようにしてIPBの冷却装置が動作していればIPB
冷却風導管23に冷却風が流れ、界磁遮断器6を冷却す
る。つまり、この実施の形態では、IPBと連動して界
磁遮断器6の冷却を行うことができる。
【0032】(実施の形態6)図10は、請求項7に係
る発明の実施の形態を示すものである。この実施の形態
は、界磁遮断器6の冷却を、発電機運転と連動して行う
ものである。発電機コレクタ冷却風配管25の入口側に
設けられたフィルタ26から発電機コレクタ27までの
間に、界磁遮断器6を収納した界磁遮断器盤7を配置し
ている。冷却空気をフィルタ13を通して浄化された冷
却風を界磁遮断器盤7内に吹込み、界磁遮断器6を冷却
して界磁遮断器盤7から出てくる冷却風を発電機コレク
タ27に送り、発電機コレクタ27を冷却した後、排気
する。このようにして、発電機の運転中においてはコレ
クタ冷却風配管25に冷却風が流れ、界磁遮断器6を冷
却することができる。
【0033】(実施の形態7)図11は、請求項8に係
る発明の実施の形態を示すものである。この実施の形態
では、図9に示すバイパス配管24における界磁遮断器
盤7の両側に、電動弁28,29を設ける。電動弁2
8,29は常時は、弁制御装置30によって検知される
冷却ファン8の正常・故障に応じて開閉制御される。
【0034】正常時は界磁遮断器盤7に取り付けられた
冷却ファン8を運転し、界磁遮断器6を冷却するが、こ
のとき、バイパス配管24に設けた電動弁28,29は
閉じている。界磁遮断器6を冷却する冷却ファン8が故
障停止した場合は、冷却ファン8についての故障信号に
より、電動弁28,29を弁制御装置30によって開
き、バイパス配管24を介して界磁遮断器盤7に冷却風
を引込み、界磁遮断器6を冷却した後、IPB冷却風導
管23へ戻す。このようにして冷却ファン8が故障した
場合においても、IPB冷却装置が動作している限り、
バイパス配管24を介して界磁遮断器盤7に冷却風を通
流させ、界磁遮断器6を冷却することができる。
【0035】(実施の形態8)図12は、請求項9に係
る発明の実施の形態を示すものである。この実施の形態
は、図10に示した実施の形態の変形例であり、界磁遮
断器盤7を発電機コレクタ冷却風配管25の中に直列に
挿入するのではなく、フィルタ26から発電機コレクタ
2に至る冷却風配管25から上流側および下流側でバイ
パス配管31,32を分岐させ、両バイパス配管31,
32の間に界磁遮断器盤7を接続する。バイパス配管3
1,32にはそれぞれ電動弁33,34を配設してお
く。
【0036】図12に示す配置構成において、正常時は
界磁遮断器盤7に取り付けられた冷却ファン8を運転
し、界磁遮断器6を冷却するが、このとき、バイパス配
管31,32に設けた電動弁31,32は閉じている。
界磁遮断器6の冷却ファン8が故障停止した場合は、冷
却ファン8の故障信号により、電動弁31,32を弁制
御装置30によって開き、バイパス配管31,32を介
して界磁遮断器盤7に冷却風を引込み、界磁遮断器6を
冷却した後、発電機コレクタ冷却風配管25および発電
機コレクタ27を介して排気する。このようにして冷却
ファン8が故障した場合においても、発電機コレクタ2
7の冷却装置が動作している限り、バイパス配管31,
32に冷却風が流れ、界磁遮断器6を冷却することがで
きる。このようにして冷却ファン8が故障した場合にお
いても、交流発電機1が回転している限り界磁遮断器6
を冷却することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、界磁遮断器を冷却する
冷却ファンの起動・停止を適切なタイミングで行うこと
ができ、冷却ファンの故障時においてもプラントを安全
停止または運転継続させることが可能となる。
【0038】以上のことから、界磁遮断器ファン故障に
よるプラント運用面での制限が低減され、発電プラント
全体としての信頼性向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2に係る発明の実施の形態を示す回路構
成図。
【図2】請求項2に係る発明の実施の形態を示す動作ロ
ジック図。
【図3】請求項3に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図4】請求項3に係る発明の実施の形態を示す動作ロ
ジック図。
【図5】請求項4に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図6】請求項4に係る発明の実施の形態を示す動作ロ
ジック図。
【図7】請求項5に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図8】請求項5に係る発明の実施の形態を示す動作ロ
ジック図。
【図9】請求項6に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図10】請求項7に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図11】請求項8に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【図12】請求項9に係る発明の実施の形態を示す構成
図。
【符号の説明】
1 交流発電機 2 界磁巻線 3 発電機主回路 4 励磁用変圧器 5 サイリスタ整流装置 6 界磁遮断器 7 界磁遮断器盤 8 冷却ファン 9 電流検出器 10 信号変換器 11 判定器 12 ファン制御装置 13,16 ANDゲート 14,15 NOTゲート 21,22 温度検出器 23 IPB冷却風導管 24 バイパス配管 25 発電機コレクタ冷却風配管 26 フィルタ 27 発電機コレクタ 28,29 電動弁 30 弁制御装置 31,32 バイパス配管 33,34 電動弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流発電機の界磁巻線に直列に接続された
    界磁遮断器に風冷用の冷却ファンを備えた界磁遮断器の
    冷却装置において、前記界磁遮断器の温度に関連する物
    理量を測定する測定手段と、この測定手段によって測定
    された物理量が前記界磁遮断器の自冷定格電流値以上に
    相当するものであるか否かを判定する判定手段と、この
    判定手段により前記物理量の値が前記界磁遮断器の自冷
    定格電流値以上に対応するものであると判定されたとき
    前記冷却ファンを起動し、自冷定格電流未満であると判
    定されたとき前記冷却ファンを停止するファン制御手段
    とを備えたことを特徴とする界磁遮断器の冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の界磁遮断器の冷却装置に
    おいて、前記界磁遮断器の温度に関連する物理量が前記
    界磁遮断器を介して前記界磁巻線に流れる界磁電流であ
    り、前記測定手段が前記界磁電流を測定する電流測定手
    段であることを特徴とする界磁遮断器の冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の界磁遮断器の冷却装置に
    おいて、前記界磁遮断器の温度に関連する物理量が前記
    界磁遮断器の近傍の温度であり、前記測定手段が前記近
    傍の温度を測定する温度測定手段であることを特徴とす
    る界磁遮断器の冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の界磁遮断器の冷却装置に
    おいて、前記界磁遮断器の温度に関連する物理量が前記
    界磁遮断器の導体温度であり、前記測定手段が前記導体
    温度を測定する温度測定手段であることを特徴とする界
    磁遮断器の冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の界磁遮断器の冷却装置に
    おいて、前記界磁遮断器に直列に前記界磁電流を調整す
    るサイリスタ整流装置が接続され、前記界磁遮断器の温
    度に関連する物理量が前記サイリスタ整流装置を構成す
    るサイリスタの制御角であり、前記判定手段は前記サイ
    リスタの制御角が設定値以下であるか否かを判定するも
    のであることを特徴とする界磁遮断器の冷却装置。
  6. 【請求項6】交流発電機の界磁遮断器に直列に接続され
    る界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収納され、さらに前記
    交流発電機にその相分離母線を風冷するための冷却風を
    通す冷却配管を備えた、界磁遮断器の冷却装置におい
    て、前記冷却配管から分岐し前記界磁遮断器盤内に冷却
    風を通して前記界磁遮断器を冷却した後、その冷却風を
    前記冷却配管に戻すバイパス配管を備えたことを特徴と
    する界磁遮断器の冷却装置。
  7. 【請求項7】交流発電機の界磁巻線に直列に接続される
    界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収納され、発電機コレク
    タを風冷するための冷却風を通すコレクタ冷却配管を備
    えた、界磁遮断器の冷却装置において、前記界磁遮断器
    盤を前記コレクタ冷却配管中に介挿し、このコレクタ冷
    却配管の中を通流する冷却風によって前記界磁遮断器を
    冷却することを特徴とする界磁遮断器の冷却装置。
  8. 【請求項8】交流発電機の界磁遮断器に直列に接続され
    る界磁遮断器に風冷用の冷却ファンを備えると共に、前
    記界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収納され、さらに前記
    交流発電機の相分離母線を風冷するための冷却風を通す
    冷却配管を備えた、界磁遮断器の冷却装置において、前
    記冷却配管から分岐して前記界磁遮断器盤内に冷却風を
    通すための分岐配管と、この分岐配管に直列に介挿され
    常時は閉じている電動弁と、前記界磁遮断器の運転中に
    前記冷却ファンが故障停止したとき前記電動弁を開いて
    前記界磁遮断器盤内に冷却風を通流させる弁制御手段と
    を備えたことを特徴とする界磁遮断器の冷却装置。
  9. 【請求項9】交流発電機の界磁巻線に直列に接続される
    界磁遮断器に風冷用の冷却ファンを備えると共に、前記
    界磁遮断器が界磁遮断器盤内に収納され、さらに発電機
    コレクタを風冷するための冷却風を通すコレクタ冷却配
    管を備えた、界磁遮断器の冷却装置において、前記コレ
    クタ冷却配管から分岐し前記界磁遮断器盤を含んで前記
    コレクタ冷却配管に対しバイパス風路を形成するバイパ
    ス配管と、このバイパス配管に直列に介挿され常時は閉
    じている電動弁と、前記界磁遮断器の運転中に前記冷却
    ファンが故障停止したとき前記電動弁を開いて前記界磁
    遮断器盤内に前記コレクタ冷却配管から冷却風を通流さ
    せる弁制御手段とを備えたことを特徴とする界磁遮断器
    の冷却装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067769A (ja) * 2012-01-12 2012-04-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 風力発電装置用ファン装置および風力発電装置
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WO2017041755A1 (zh) * 2015-09-11 2017-03-16 上海电科电器科技有限公司 框架断路器的风扇监控方法和监控装置
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