JP2000003551A - 光記録媒体からのコピー規制方法、装置及びコピー規制を施した光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体からのコピー規制方法、装置及びコピー規制を施した光記録媒体

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JP2000003551A
JP2000003551A JP10164705A JP16470598A JP2000003551A JP 2000003551 A JP2000003551 A JP 2000003551A JP 10164705 A JP10164705 A JP 10164705A JP 16470598 A JP16470598 A JP 16470598A JP 2000003551 A JP2000003551 A JP 2000003551A
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optical recording
recording surface
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Tomoyuki Morikawa
智之 森川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B7/28Re-recording, i.e. transcribing information from one optical record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • GPHYSICS
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B20/00876Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy wherein physical copy protection means are attached to the medium, e.g. holograms, sensors, or additional semiconductor circuitry

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクが記憶するデータを別の記憶媒体
にコピーするに際し、無制限のコピーを規制するコピー
規制装置等を提供する。 【解決手段】 光ディスク100には遮蔽部材101が取り付
けられ、光ディスク100からデータを記憶媒体103にコピ
ーする装置であって、遮蔽部材が取り付けられているべ
き位置を示す情報を記憶する位置記憶部11と、遮蔽部
材が取り付けられている位置を検出してその位置を示す
情報を出力する位置検出部12と、出力した位置を示す
情報と位置記憶部11が記憶する位置を示す情報とが同
じであるか否かを判定する位置判定部13と、同じであ
ると判定した場合に遮蔽部材を取り外す旨を利用者に指
示する指示部14と、取り外す旨を指示した後遮蔽部材
が取り付けられていないことを確認する取り外し確認部
15と、確認した場合にのみコピーする実行部16とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体からの
コピー規制方法、装置及びコピー規制を施した光記録媒
体に関し、特に、光記録媒体が記憶するデータを別の記
憶媒体にコピーするに際し、無制限のコピーを規制する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の爆発
的な普及にともない、大容量のデータを記憶できる記録
媒体として、光学的特性によって情報記録面にデータを
記録する光記録媒体(以下、「光ディスク」という)が
広く利用されている。光ディスクに記憶されたデータは
デジタルデータなのでコピーによる劣化はなく、コピー
により生成された複製品はオリジナルと同等の品質を備
える。
【0003】従って、例えばオリジナルデータを記憶し
た光ディスクを販売するにあたり、悪意の第3者が不正
なコピーを行ない生成した複製品が安価で市場に出回る
様なことがあると、もはやオリジナルは売れなくなって
しまう。また、例えばユーザー間で次々にコピーされて
使用される場合も同様である。このデメリットを克服す
べく、光ディスクに記録されたデータの不正使用や複製
を防止するさまざまな技術がある。
【0004】そのなかの1つとして暗号化技術がある。
この技術は予め暗号キーを設定しておき、データの利用
時には暗号キーがないと使用させないとする方法であ
る。しかし暗号キー自体を再利用されれば不正使用や複
製を防止できないという欠点がある。また、別の技術と
して利用状態を光ディスク自身に記録するという技術が
ある。この技術によれば、オリジナルか複製品かを判断
して不正なコピー動作を禁止したり、既にインストール
されたものかどうかを判断して不正なインストールを防
止することができる。しかしながら、この技術は書き込
み可能な光ディスクにのみ有効であり、安価な読み出し
専用の光ディスクには利用できない。
【0005】読み出し専用の光ディスクにおける複製を
防止する従来の技術は、特開平8−106720公報
(記録媒体の複写禁止方法及び再生装置)において開示
されている。この技術は、オリジナルの読み出し専用の
光ディスクは消去ができず、複製品となる書き込み可能
な光ディスクは一般に消去が可能であるという特性を利
用するものであり、データを扱うプロクラムが実行時に
このデータの消去動作を実行し、複製品である書き込み
可能な光ディスクの場合にのみデータを消去するという
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、データの不正使用や複製を全て防止でき
るわけではなく、更なる技術の向上が望まれている。そ
こで、本発明は、光ディスクが記憶するデータを別の記
憶媒体にコピーするに際し、無制限のコピーを規制する
ことができるコピー規制方法、装置及びコピー規制を施
した光ディスクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコピー規制
方法等は、光学的特性によって任意のデータを記録する
光記録媒体の情報記録面上の所定の位置には利用者によ
り取り外しが可能な部材が取り付けられ、前記部材が取
り付けられているべき位置を示す情報を記憶する記憶手
段を含む装置を用いて前記光記録媒体の情報記録面に記
憶されたデータを別の媒体にコピーする方法であって、
前記光記録媒体の情報記録面において前記部材が取り付
けられている位置を検出して、その位置を示す情報を出
力する検出ステップと、前記検出ステップで出力された
位置を示す情報と前記記憶手段に記憶された位置を示す
情報とが同じであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで同じであると判定された場合に前記
光記録媒体の情報記録面から前記部材を取り外す旨を利
用者に指示する指示ステップと、前記指示ステップで取
り外す旨を指示した後前記部材が取り外されたことを確
認する確認ステップと、前記確認ステップで取り外され
たことが確認された場合にのみ前記光記録媒体に記憶さ
れたデータを別の媒体にコピーする実行ステップとを備
えることを特徴とする。
【0008】これによって、一度光記録媒体に記憶され
たデータを別の記憶媒体にコピーすると、部材が取り付
けられている状態から取り外された状態になるので、2
度目以降はコピーができなくなる。従って、光記録媒体
が記憶するデータを別の記憶媒体にコピーするに際し、
無制限のコピーを規制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1) <構成>実施の形態1では、光ディスクが記憶するデー
タを別の記憶媒体にコピーするに際し、光ディスクの情
報記録面の一部に、利用者により取り外しが可能でデー
タの読み取りを不能にする遮蔽部材を予め取り付けてお
き、この遮蔽部材が取り付けられている位置を検出して
取り付けられているべき位置と照合することにより、正
しく取り付けられていることを認識し、次にこの遮蔽部
材を利用者に取り外させて取り外されたことを確認し、
以上のような手順を踏んだ場合にのみコピーを許可する
ことで無制限のコピーを規制する装置及び方法について
説明する。
【0010】この装置及び方法は、光ディスクの記録単
位は数ミクロン程度なので、情報記録面に取り付けてあ
る遮蔽部材を取り外すと、簡単には元の位置に取り付け
ることができないという特性を利用したものである。図
1は、本発明に係るコピー規制装置10の実施の形態1
の構成を示すブロック図である。
【0011】コピー規制装置10は、位置記憶部11、
位置検出部12、位置判定部13、指示部14、取り外
し確認部15及び実行部16で構成されている。なお、
図1には、コピー規制装置10の他に光ディスク10
0、遮蔽部材101、光ディスク読取装置102及び記
憶媒体103を記載している。光ディスク100は、D
VD−ROM等の光学的特性によって情報記録面に任意
のコンテンツ等のデータを記録する光記録媒体であっ
て、ここでは、初期状態において、遮蔽部材101がそ
の情報記録面の所定の位置に取り付けられている。
【0012】遮蔽部材101は、後述の製造方法で明ら
かにするが、酸化鉄系顔料を混ぜたポリビニルアルコー
ルからなり、光ディスク読取装置102が発生するレー
ザー光を遮蔽し、自身が取り付けられている位置の情報
記録面の部位に記録されたデータの読み取りを不能にす
るものであり、利用者により容易に取り外しが可能であ
り、光ディスク100の情報記録面から取り外された後
に、取り付けられているべき位置に利用者が取り付ける
ことは容易でない。
【0013】光ディスク読取装置102はレーザー光を
発生し、光ディスク100の情報記録面に記録されたデ
ータを読取るものであり、位置検出部12の指示を受け
て遮蔽部材101が取り付けられている位置を検出し、
取り外し確認部15の指示を受けて遮蔽部材101が取
り付けられていないことを確認し、実行部16の指示を
受けてコピーすべきデータを読み取り、実行部16に渡
す。
【0014】位置記憶部11は、予め、遮蔽部材101
が取り付けられているべき位置を示す情報を記憶する。
位置検出部12は、光ディスク読取装置102に指示を
出して、光ディスク100の情報記録面においてデータ
が読み取り不能である位置と読み取り可能である位置と
を比較して読み取り不能である位置を検出させることに
より、遮蔽部材101が取り付けられている位置を検出
させ、その位置を示す情報を出力する。
【0015】位置判定部13は、位置検出部12が出力
する位置を示す情報と、位置記憶部11が記憶する位置
を示す情報とが、同じであるか否かを判定する。指示部
14は、位置判定部13が同じであると判定した場合
に、光ディスクの情報記録面から遮蔽部材101を取り
外す旨を利用者に指示する。取り外し確認部15は、指
示部14が取り外す旨を指示した後、光ディスク読取装
置102に指示を出して、遮蔽部材101が取り付けら
れているべき位置のデータが読み取り可能であることを
確認させることにより、指示部14が取り外す旨を指示
した遮蔽部材101が取り付けられていないことを確認
する。
【0016】実行部16は、取り外し確認部15が取り
付けられていないことを確認した場合にのみ、光ディス
ク100に記録されたデータを記憶媒体103にコピー
する。記憶媒体103は、光ディスク100とは別の記
憶媒体である。なお、遮蔽部材101が光ディスク読取
装置102が発生するレーザー光を遮蔽し、取り付けら
れている位置に記録されたデータの読み取りを不能にす
る場合においては、光ディスクの固有情報が記録されて
いる部分は避けて遮蔽するのが望ましく、例えば、通常
の光ディスクは内周部より読み出しを開始するようにな
っており、その先頭部分から一定の領域は光ディスクの
固有情報が記録されているので、この部分は避けてでき
るだけ外周に近い部分を遮蔽するのが望ましい。
【0017】より具体例には、ISO9660フォーマ
ットでは物理アドレス00:02:16からはボリューム記述子
の集合が記録されているのでこの部分は避け、光ディス
クのディレクトリ情報を記録するパステーブルの領域も
遮蔽しないようにする。また、遮蔽媒体101の反射率
は、高い場合には誤認識の可能性が有る為なるべく低い
方が望ましく、例えば、780nmのレーザーで読み取
りを行うCD−ROMの規格では反射率は65〜70%
とされているが、実際の製品の中には反射率が20%で
も読めるものがあるので、その反射率は15%程度以下
に留めておくのが望ましい。 <動作>図2は、本発明に係るコピー規制装置10がコ
ピーを規制する基本アルゴリズムのフローチャートを示
す図である。
【0018】ここで、コピーを規制する動作について図
2を用いて説明する。 (1)利用者が、遮蔽部材101が取り付けられている
光ディスク100を光ディスク読取装置102にセット
し、光ディスク100のデータを記憶媒体103へコピ
ーする旨をコピー規制装置10に指示する(ステップS
11)。 (2)位置検出部12が光ディスク読取装置102に指
示を出して、光ディスク100の情報記録面においてデ
ータが読み取り不能である位置と読み取り可能である位
置とを検出させることにより、遮蔽部材101が取り付
けられている位置を検出させ、その位置を示す情報を出
力する(ステップS12)。
【0019】(3)位置判定部13が、位置検出部12
が出力する位置を示す情報と、位置記憶部11が記憶す
る位置を示す情報とが、同じであるか否かを判定する。
同じでないと判定した場合又は読み取り不能である位置
が検出されなかった場合は、コピー不可であるとしてコ
ピーせずに動作を終了する(ステップS13)。 (4)位置判定部13が同じであると判定した場合は、
指示部14が、光ディスク100の情報記録面から遮蔽
部材101を取り外す旨を利用者に指示する(ステップ
S14)。
【0020】(5)利用者が、指示部14の指示に従っ
て、遮蔽部材101が取り付けてある光ディスク100
を光ディスク読取装置102から取り出し、取り出した
光ディスク100の情報記録面から遮蔽部材101を取
り外し、再び光ディスク読取装置102にセットする
(ステップS15)。 (6)指示部14が取り外す旨を指示し、利用者が遮蔽
部材101を取り外し、再び光ディスク読取装置102
にセットした後、取り外し確認部15が遮蔽部材101
が取り付けられているか否かを確認する。取り付けられ
ている場合は、コピー不可であるとしてコピーせずに動
作を終了する(ステップS16)。
【0021】(7)取り外し確認部15が取り付けられ
ていないことを確認した場合は、実行部16が光ディス
ク100に記録されたデータを記憶媒体103にコピー
する。(ステップS17)。このようにして一度コピー
を実行すると、光ディスク100の情報記録面に遮蔽部
材101が取り付けられていない状態となり、取り付け
られるべき位置に利用者が取り付けることは容易でない
ので、二度以上のコピーができなくなり、無制限のコピ
ーが規制される。
【0022】なお、上記遮蔽部材101は、自身が取り
付けられている位置の情報記録面の部位に記録されたデ
ータの読み取りを不能とし、且つ、所定のデータを記録
しているものであってもよい。この場合には、位置記憶
部11は、さらに、遮蔽部材101自身が記憶する所定
のデータと同じデータを記憶し、位置検出部12は光デ
ィスク読取装置102に指示を出して、光ディスク10
0の情報記録面において、位置記憶部11に記憶された
同じデータが読み取れる位置を検出させることにより、
遮蔽部材101が取り付けられている位置を検出させ、
その位置を示す情報を出力する。また、取り外し確認部
15は、光ディスク読取装置102に指示を出して、遮
蔽部材101が取り付けられているべき位置の情報記録
面の部位に記録されたデータが位置記憶部11にに記憶
された同じデータと異なることを確認することにより、
遮蔽部材101が取り付けられていないことを確認させ
る。 <光ディスク100の製造方法>遮蔽部材101が情報
記録面に部分的に取り付けてある光ディスク100の製
造方法について説明する。
【0023】製造段階において記録単位が細密である光
ディスクに、位置や領域に関して定義通り正確に遮蔽部
材を取り付けるためには、精度の高い貼り付け技術が必
要である。図3は、光ディスクの情報記録面と、その一
部分に貼り付けられる遮蔽部材とを概略的に示した図で
ある。
【0024】図3に示すように、光ディスク100の情
報記録面にはデジタルデータを記録するパターン100
1〜1006が存在する。これらのパターンに合わせ
て、所定の領域に遮蔽部材101を貼り付ける。例え
ば、パターンの幅(トラック幅)は0.5μm、パター
ンの間隔(トラック・ピッチ)は1.6μm、最小マー
ク長は0.83μmである。
【0025】遮蔽部材100が情報記録面に全く取り付
けられていない光ディスク100の製造方法は、従来通
りなのでその説明は省略する。完成した光ディスクの情
報記録面の所定の領域に、ポリビニルアルコールに酸化
鉄系顔料で黒色のものを混ぜた液体(以下、「ポリビニ
ルアルコール系顔料」と言う)を塗付ける。ポリビニル
アルコールを使用する理由は、耐油性が高い、摩耗に強
い、乾燥時には薄膜を形成する、液体状から乾燥する際
に広がる範囲が少ないなどの本発明を実現するために適
した特性を備えているからである。また酸化鉄系顔料で
黒色のものを混ぜる理由は、情報記録面の部位に記録さ
れたデータの読み取りを不能とする為と、前述したよう
に遮蔽媒体の反射率はより低い方が望ましい為である。
【0026】ポリビニルアルコール系顔料を光ディスク
の情報記録面の所定の領域に塗付ける精度を向上させる
ため、あらかじめ光ディスクの製造工程において読取り
に影響しない場所に8点〜12点のアライメントマーク
を設定しておく。アライメントマークが設定された光デ
ィスクを微動可能なXYステージに固定し、このアライ
メントマークを基準にして位置決めを行ない、ポリビニ
ルアルコール系顔料を塗付ける。
【0027】アライメントマークの計測方法としては、
例えば波長530nm以上のHe−Neレーザーを光源
とした光波干渉計を用いて計測する。この計測方法は特
にS/N比が高く、0.0006μmから0.02μm
の精度を出すことができる。アライメントマークは直径
0.6μm〜1.0μm程度の円形であり、トラック間
の読取りに影響しない場所に、集中することなく8点〜
12点設定する。一般にアライメントマークが最低3点
あれば位置計測は可能であるが、計測点数を増やすこと
で計測誤差を平均化して計測精度を向上させている。
【0028】なお、本発明においては、利用者が再び取
り付けることが容易でない程度の精度で遮蔽部材を貼り
付ければ目的を達成できるので、本発明を実現するため
に必要な遮蔽部材の貼り付け精度は「±(50μm−|
他の精度による誤差|)」程度より高いことが望まし
い。例えば他の精度による誤差が「±10μm」で、遮
蔽部材の貼り付け精度が「±40μm」の場合には、位
置判定部13は、位置検出部12が出力する位置を示す
情報と位置記憶部11が記憶する位置を示す情報との差
が示す位置のずれ量が、±50μm以内の場合に同じ位
置と判定し、±50μmを超える場合に違う位置と判定
することになる。
【0029】また、遮蔽部材の貼り付けを行う方法は、
顔料を混ぜた光硬化性樹脂を広めに塗付し、所定の領域
にのみ硬化用の光を照射して硬化させた後に未硬化部分
を除去するものであってもよい。レーザ光と顕微鏡の対
物レンズを使えばスポット径1μmの微小スポットは容
易に実現できることが知られており、光ディスクを読み
取る際の各種技術を用いれば読み取り精度と同等の貼り
付け精度が容易に得られる。
【0030】また、遮蔽部材101が取り付けられてい
る位置を示す情報は、光ディスクの情報記録面の所定の
領域に記憶するものであってもよく、この場合には、位
置記憶部11は他の動作に先立って、遮蔽部材101が
貼り付けられている位置を示す情報を、光ディスク読取
装置102に指示を出して光ディスクの情報記録面の所
定の領域から読み取らせ、その位置を示す情報を記憶す
る。
【0031】(実施の形態2)遮蔽部材が取り付られて
いる位置や領域を、実施の形態1のように固定的に予め
位置記憶部11が記憶している場合には、遮蔽部材を高
精度で貼り付けなくてはならず、有る程度の誤差も考慮
しなければならない。そこで実施の形態2では、遮蔽部
材が取り付けられている位置や領域を固定的に定めず、
ある程度の自由度をもたせる装置及び方法について説明
する。
【0032】実施の形態2における光ディスク100の
製造方法は、光ディスクの情報記録面の任意の領域に実
施の形態1と同様にして遮蔽部材を貼り付けた後、この
位置を実測して位置を示す情報を別の記録領域に記録す
るものである。この実測の方法は、実施の形態1の位置
検出部12が行う方法と同様である。また、位置記憶部
11は他の動作に先立って、遮蔽部材101が貼り付け
られている位置を示す情報を、光ディスク読取装置10
2に指示を出して光ディスクの別の記録領域から読み取
らせ、その位置を示す情報を記憶する。
【0033】無制限のコピーを規制する構成及び以後の
動作は、実施の形態1と同様である。 <光ディスク100の製造方法>図4は、遮蔽部材を情
報記録面に部分的に取り付けた光ディスクの製造方法の
フローチャートを示す図である。
【0034】ここで、このような光ディスクの製造方法
について図4を用いて説明する。 (1)遮蔽部材101が情報記録面に全く取り付けられ
ていない光ディスク100を従来通りの製造方法で生産
する(ステップS21)。 (2)光ディスク100の情報記録面の任意の領域に実
施の形態1と同様にして遮蔽部材101を貼り付ける
(ステップS22)。
【0035】(3)実施の形態1の位置検出部12が行
う方法と同様にして遮蔽部材101が貼り付けられてい
る位置を検出し、その位置を示す情報を出力する(ステ
ップS23)。 (4)出力された位置を示す情報を、光ディスク100
の情報記録面の所定の記録領域に記録する(ステップS
24)。
【0036】ここで、遮蔽部材101が貼り付けられて
いる位置を示す情報は、例えば遮蔽部材101が取り付
けられている位置の物理アドレスの開始位置と終了位置
で表記することができる。物理アドレスはISO966
0準拠のディスクでは「XX:YY:ZZ」といった記
述方式であるため、位置を示す情報は「XXYYZZ」
という文字列とすることもできる。しかしながら、物理
アドレスをそのまま記録すると利用者に容易に取り付け
位置を知られてしまう可能性が高いので、公開鍵暗号等
により暗号化することでセキュリティ度を向上させるこ
ともできる。
【0037】また、遮蔽部材101が取り付けられてい
る位置を示す情報を記録する所定の記録領域は、一般の
利用者が書き換えできず製造過程で記録できる領域であ
ることが望ましく、さらに通常の光ディスクへの読み書
きでは見えない領域であるほうがセキュリティ度が高
い。これらの条件を満たすものとしては、例えばBCA
(Burst Cutting Area)がある。
【0038】BCAはDVD−ROMに固有に定義され
ている領域であり、ディスクのセンターホールの中心か
ら22.3mm(+0/−0.4)〜23.50mm
(±0.05)に位置し、ディスクプレス後YAGレー
ザーによって768バイト(4バイトのエラー訂正部分
を含む)の書き込みができるので、遮蔽部材101が貼
り付けられている位置を示す情報の記録には十分であ
る。
【0039】(実施の形態3)光ディスクの情報記録面
に取り付けられている1個の遮蔽部材によって、無制限
のコピーを規制する装置及び方法について実施の形態
1、2で説明した。そこで実施の形態3では、この遮蔽
部材を複数個取り付けることによって、複数回のコピー
を可能にする装置及び方法について説明する。
【0040】実施の形態1、2では、光ディスクに記憶
されたコンテンツ等のデータをコピーする等の1回の利
用の際に、光ディスクの情報記録面に取り付けられてい
る遮蔽部材を1個取り外す。そこで実施の形態3では1
枚の光ディスクで複数回の利用を可能にするために、遮
蔽部材を利用回数分だけ取り付ける。図5は、遮蔽部材
を利用回数分だけ貼り付けられている光ディスク104
を示す図である。
【0041】光ディスク104は、光ディスク100と
同様の光記録媒体であって、ここでは、その初期状態に
おいて、複数の遮蔽部材105〜108がその情報記録
面に部分的に取り付けられている。遮蔽部材の取り付け
領域や条件等は実施の形態1、2と同様である。無制限
のコピーを規制する構成及び動作は、実施の形態1、2
と同様であり、実施の形態3ではこれを繰り返し実行す
る。
【0042】なお、複数の遮蔽部材が取り付けられてい
る光ディスクを使用する場合には、遮蔽部材を取り外す
順番を番号を振るなどして明示するか、利用者に任意の
1個を取り外させ、任意の1個が取り外されたのを確認
すれば利用を可能にする。また、複数の遮蔽部材で複数
のコンテンツの読み取りを不能とし、取り外した遮蔽部
材に応じて動作を選択することもできる。この場合に
は、位置記憶部11は、さらに、遮蔽部材が取り付けら
れているべき位置を示す情報毎に動作すべき内容をそれ
ぞれ記憶し、取り外し確認部15は遮蔽部材の何れか1
個が取り外されたことを確認した場合には、さらに、何
れの遮蔽部材が取り外されたかを確認し、実行部16
は、取り外し確認部15が取り外されたことを確認した
場合にのみ取り外し確認部15が取り外されたことを確
認した遮蔽部材が取り付けられていた位置に基づいて、
位置記憶部11に記憶された動作すべき内容を1つ抽出
し、抽出した動作を実行する。
【0043】また、複数の遮蔽部材で複数のコンテンツ
の読み取りを不能とし、取り外した後の遮蔽部材の残り
状況に応じて動作を選択することもできる。この場合に
は、位置記憶部11は、さらに、複数の遮蔽部材が取り
付けられている状況毎に動作すべき内容をそれぞれ記憶
し、取り外し確認部15は遮蔽部材の何れか1個が取り
外されたことを確認した場合には、さらに、遮蔽部材が
取り付けられている状況を確認し、実行部16は、取り
外し確認部15が取り外されたことを確認した場合にの
み、取り外し確認部15が確認した取り付けられている
状況に基づいて、位置記憶部11に記憶された動作すべ
き内容を1つ抽出し、抽出した動作を実行する。
【0044】図6は、取り外した遮蔽部材に応じて動作
を選択する基本アルゴリズムのフローチャートを示す図
である。ここで、取り外した遮蔽部材に応じて動作を選
択する動作について図6を用いて説明する。なお、ここ
で使用される光ディスク104は、その利用過程におい
て既に遮蔽部材107、108が取り外され、遮蔽部材
105、106がその情報記録面に部分的に取り付けら
れているものとする。
【0045】(1)利用者が、複数の遮蔽部材105、
106が取り付けられている光ディスク104を光ディ
スク読取装置102にセットし、光ディスク104に記
憶されたコンテンツを実行する旨を指示する(ステップ
S31)。 (2)位置検出部12が光ディスク読取装置102に指
示を出して、光ディスク104の情報記録面においてデ
ータが読み取り不能である位置と読み取り可能である位
置とを検出させることにより、遮蔽部材が取り付けられ
ている複数の位置を検出させ、それらの位置を示す複数
の情報を出力する(ステップS32)。ここでは、遮蔽
部材105、106が取り付けられている2個の位置を
示す情報を出力する。
【0046】(3)位置判定部13が、位置検出部12
が出力する位置を示す複数の情報と、位置記憶部11が
記憶する位置を示す複数の情報とを比較して、正しい遮
蔽部材が残っているか否か、及び、どの遮蔽部材が残っ
ているのかを判定する。全く残っていない場合、読み取
り不能である位置が検出されなかった場合、又は、記憶
する位置を示す複数の情報と異なる場合は、実行不可で
あるとして動作を終了する(ステップS33)。ここで
は、正しい遮蔽部材105、106が残っていると判定
する。
【0047】(4)位置判定部13が正しい遮蔽部材が
残っていると判定した場合は、指示部14が、光ディス
ク104の情報記録面から残っている遮蔽部材の何れか
を取り外す旨を利用者に指示する(ステップS34)。
ここでは、遮蔽部材105、106の何れかを取り外す
旨を利用者に指示する。 (5)利用者が、指示部14の指示に従って、遮蔽部材
105、106が取り付けてある光ディスク104を光
ディスク読取装置102から取り出し、取り出した光デ
ィスク104の情報記録面から何れかの遮蔽部材を取り
外し、再び光ディスク読取装置102にセットする(ス
テップS35)。ここでは、遮蔽部材105を取り外す
ものとする。
【0048】(6)取り外し確認部15が、指示部14
が取り外す旨を指示した遮蔽部材の何れかが取り外され
たか否か、及び、何れが取り外されたかを確認する。何
れも取り外されていない場合は、実行不可であるとして
動作を終了する(ステップS36)。ここでは、遮蔽部
材105が取り外されたと確認する。 (7)実行部16が、取り外し確認部15が取り外され
たと確認した遮蔽部材に応じた動作を実行する(ステッ
プS37)。ここでは、遮蔽部材105が取り外された
場合に実行される動作を実行する。
【0049】なお、取り外した後の遮蔽部材の残り状況
に応じて動作を選択する動作については、取り外した遮
蔽部材に応じて動作を選択する動作とほぼ同様であり、
相違点は、上記(6)ステップS36において、取り外
し確認部15が「何れが取り外されたかを確認する」代
わりに「遮蔽部材の残り状況を確認する」ことになり、
ここでは遮蔽部材106が残っていると確認し、(7)
ステップS37において、実行部16が「取り外し確認
部15が取り外されたと確認した遮蔽部材に応じた動作
を実行する」代わりに「取り外し確認部15が残り状況
を確認した遮蔽部材に応じた動作を実行する」ことにな
り、ここでは遮蔽部材106が残っている場合に実行さ
れる動作を実行する。
【0050】
【発明の効果】(A)以上の説明から明らかなように、
本発明に係るコピー規制方法は、光学的特性によって任
意のデータを記録する光記録媒体の情報記録面上の所定
の位置には利用者により取り外しが可能な部材が取り付
けられ、前記部材が取り付けられているべき位置を示す
情報を記憶する記憶手段を含む装置を用いて前記光記録
媒体の情報記録面に記憶されたデータを別の媒体にコピ
ーする方法であって、前記光記録媒体の情報記録面にお
いて前記部材が取り付けられている位置を検出して、そ
の位置を示す情報を出力する検出ステップと、前記検出
ステップで出力された位置を示す情報と前記記憶手段に
記憶された位置を示す情報とが同じであるか否かを判定
する判定ステップと、前記判定ステップで同じであると
判定された場合に前記光記録媒体の情報記録面から前記
部材を取り外す旨を利用者に指示する指示ステップと、
前記指示ステップで取り外す旨を指示した後前記部材が
取り外されたことを確認する確認ステップと、前記確認
ステップで取り外されたことが確認された場合にのみ前
記光記録媒体に記憶されたデータを別の媒体にコピーす
る実行ステップとを備えることを特徴とする。
【0051】これによって、一度光記録媒体に記憶され
たデータを別の記憶媒体にコピーすると、部材が取り付
けられている状態から取り外された状態になるので、2
度目以降はコピーができなくなる。従って、光記録媒体
が記憶するデータを別の記憶媒体にコピーするに際し、
無制限のコピーを規制することができる。
【0052】(B)また、本発明に係るコピー規制方法
は、光学的特性によって任意のデータを記録する光記録
媒体の情報記録面上の1個以上の位置には利用者により
取り外しが可能な1個以上の部材がそれぞれ取り付けら
れ、複数の前記部材がそれぞれ取り付けられているべき
位置を示す複数の情報を記憶する記憶手段を含む装置を
用いて前記光記録媒体の情報記録面に記憶されたデータ
を別の媒体にコピーする方法であって、前記光記録媒体
の情報記録面において前記1個以上の部材が取り付けら
れているそれぞれの位置を検出してそれらの位置を示す
1個以上の情報を出力する検出ステップと、前記検出ス
テップで出力された位置を示す1個以上の情報が前記記
憶手段に記憶された位置を示す複数の情報の中に含まれ
ているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステ
ップで含まれていると判定された場合に前記光記録媒体
の情報記録面から前記部材の1個を取り外す旨を利用者
に指示する指示ステップと、前記指示ステップで取り外
す旨を指示した後前記部材の何れか1個が取り外された
ことを確認する確認ステップと、前記確認ステップで取
り外されたことが確認された場合にのみ前記光記録媒体
に記憶されたデータを別の媒体にコピーする実行ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0053】これによって、一回光記録媒体に記憶され
たデータを別の記憶媒体にコピーする度に部材が1個取
り外されるので、部材の数だけコピーができる。従っ
て、光記録媒体が記憶するデータを別の記憶媒体にコピ
ーするに際し、コピーの回数を管理することができる。 (C)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(B)
のコピー規制方法において、前記記憶手段は、さらに、
前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報毎に
動作すべき内容をそれぞれ記憶しており、前記確認ステ
ップは前記部材の何れか1個が取り外されたことを確認
した場合には、さらに、何れの部材が取り外されたかを
確認し、前記実行ステップは前記確認ステップで取り外
されたことが確認された場合にのみ前記確認ステップで
取り外されたことが確認された部材が取り付けられてい
た位置に基づいて前記記憶手段に記憶された動作すべき
内容を1つ抽出し抽出した動作を実行することを特徴と
することもできる。
【0054】これによって、利用者が取り外した部材に
応じた動作を実行することができる。従って、複数種類
の動作を設定することができる。 (D)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(B)
のコピー規制方法において、前記記憶手段は、さらに、
複数の前記部材が取り付けられている状況毎に動作すべ
き内容をそれぞれ記憶しており、前記確認ステップは前
記部材の何れか1個が取り外されたことを確認した場合
には、さらに、前記部材が取り付けられている状況を確
認し、前記実行ステップは前記確認ステップで取り外さ
れたことが確認された場合にのみ前記確認ステップで確
認された状況に基づいて前記記憶手段に記憶された動作
すべき内容を1つ抽出し抽出した動作を実行することを
特徴とすることもできる。
【0055】これによって、部材が取り付けられている
状況に応じた動作を実行することができる。従って、複
数種類の動作を設定することができる。 (E)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(A)
〜(D)のコピー規制方法において、前記部材は自身が
取り付けられている位置の情報記録面の部位に記録され
たデータの読み取りを不能とし、前記検出ステップは前
記光記録媒体の情報記録面においてデータが読み取り不
能である部位を検出することにより前記部材が取り付け
られている位置を検出し、前記確認ステップは前記部材
が取り付けられているべき位置の情報記録面の部位に記
録されたデータが読み取り可能であることを確認するこ
とにより前記部材が取り外されたことを確認することを
特徴とすることもできる。
【0056】これによって、部材がデータの読み取りを
不能にするので、容易に部材が取り付けられている位置
を検出することができる。 (F)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(A)
〜(D)のコピー規制方法において、 前記部材は自身
が取り付けられている位置の情報記録面の部位に記録さ
れたデータの読み取りを不能とし且つ所定のデータを記
録し、前記記憶手段は、さらに、前記部材が記憶するデ
ータと同じデータを記憶し、前記検出ステップは前記光
記録媒体の情報記録面において前記記憶手段に記憶され
た同じデータが読み取れる部位を検出することにより前
記部材が取り付けられていることを検出し、前記確認ス
テップは前記部材が取り付けられているべき位置の情報
記録面の部位に記録されたデータが前記記憶手段に記憶
された同じデータと異なることを確認することにより前
記部材が取り外されたことを確認することを特徴とする
こともできる。
【0057】これによって、部材がデータの読み取りを
不能にし、且つ、所定のデータを記録しているので、容
易に部材が取り付けられている位置を検出することがで
きる。 (G)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(E)
又は(F)のコピー規制方法において、前記光記録媒体
は、さらに、前記部材が取り付けられているべき位置を
示す情報を記録しており、前記コピー規制方法は、さら
に、前記判定ステップよりも前に、前記部材が取り付け
られているべき位置を示す情報を前記光記録媒体から読
み取り前記記憶手段に記憶する読み取りステップを備え
ることを特徴とすることもできる。
【0058】これによって、部材が取り付けられている
べき位置を示す情報を光記録媒体が記憶し、取り付けら
れているべき位置を示す情報を読み取り記憶するので、
予めその情報を記憶しておく必要がなく、光記録媒体毎
に別々の位置に部材を取り付けることもできる。 (H)また、本発明に係るコピー規制方法は前記(A)
〜(G)のコピー規制方法において、前記判定ステップ
は前記検出ステップで出力された位置を示す情報と前記
記憶手段に記憶された位置を示す情報との差が示す位置
のずれ量が±50μm以内の場合に同じ位置と判定し±
50μmを超える場合に違う位置と判定することを特徴
とすることもできる。
【0059】これによって、±50μmを超える場合に
違う位置と判定されるので、一度部材を取り外してしま
うと、利用者は特別な道具等を使わない限り、同じ位置
と判定される様な位置に部材を取り付けることができな
い。 (I)以上の説明から明らかなように、本発明に係るコ
ピー規制装置は、光学的特性によって任意のデータを記
録する光記録媒体の情報記録面上の所定の位置には利用
者により取り外しが可能な部材が取り付けられ、前記光
記録媒体の情報記録面に記憶されたデータを別の媒体に
コピーする装置であって、前記部材が取り付けられてい
るべき位置を示す情報を記憶する記憶手段と、前記光記
録媒体の情報記録面において前記部材が取り付けられて
いる位置を検出してその位置を示す情報を出力する検出
手段と、前記検出手段が出力した位置を示す情報と前記
記憶手段が記憶する位置を示す情報とが同じであるか否
かを判定する判定手段と、前記判定手段が同じであると
判定した場合に前記光記録媒体の情報記録面から前記部
材を取り外す旨を利用者に指示する指示手段と、前記指
示手段で取り外す旨を指示した後前記部材が取り外され
たことを確認する確認手段と、前記確認手段が取り外さ
れたことを確認した場合にのみ前記光記録媒体に記憶さ
れたデータを別の媒体にコピーする実行手段とを備える
ことを特徴とする。
【0060】これによって、(A)と同様の効果が得ら
れる。 (J)また、本発明に係るコピー規制装置は、光学的特
性によって任意のデータを記録する光記録媒体の情報記
録面上の1個以上の位置には利用者により取り外しが可
能な1個以上の部材がそれぞれ取り付けられ、前記光記
録媒体の情報記録面に記憶されたデータを別の媒体にコ
ピーする装置であって、複数の前記部材がそれぞれ取り
付けられているべき位置を示す複数の情報を記憶する記
憶手段と、前記光記録媒体の情報記録面において前記1
個以上の部材が取り付けられているそれぞれの位置を検
出してそれらの位置を示す1個以上の情報を出力する検
出手段と、前記検出手段が出力した位置を示す1個以上
の情報が前記記憶手段が記憶する位置を示す複数の情報
の中に含まれているか否かを判定する判定手段と、前記
判定手段が含まれていると判定した場合に前記光記録媒
体の情報記録面から前記部材の1個を取り外す旨を利用
者に指示する指示手段と、前記指示手段で取り外す旨を
指示した後前記部材の1個が取り外されたことを確認す
る確認手段と、前記確認手段が取り外されたことを確認
した場合にのみ前記光記録媒体に記憶されたデータを別
の媒体にコピーする実行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0061】これによって、(B)と同様の効果が得ら
れる。 (K)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(J)
のコピー規制装置において、前記記憶手段は、さらに、
前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報毎に
動作すべき内容をそれぞれ記憶し、前記確認手段は前記
部材の何れか1個が取り外されたことを確認した場合に
は、さらに、何れの部材が取り外されたかを確認し、前
記実行手段は前記確認手段が取り外されたことを確認し
た場合にのみ前記確認手段が取り外されたことを確認し
た部材が取り付けられていた位置に基づいて前記記憶手
段に記憶された動作すべき内容を1つ抽出し抽出した動
作を実行することを特徴とすることもできる。
【0062】これによって、(C)と同様の効果が得ら
れる。 (L)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(J)
のコピー規制装置において、前記記憶手段は、さらに、
複数の前記部材が取り付けられている状況毎に動作すべ
き内容をそれぞれ記憶し、前記確認手段は前記部材の何
れか1個が取り外されたことを確認した場合には、さら
に、前記部材が取り付けられている状況を確認し、前記
実行手段は前記確認手段が取り外されたことを確認した
場合にのみ前記確認手段が確認した状況に基づいて前記
記憶手段に記憶された動作すべき内容を1つ抽出し抽出
した動作を実行することを特徴とすることもできる。
【0063】これによって、(D)と同様の効果が得ら
れる。 (M)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(I)
〜(L)のコピー規制装置において、前記部材は自身が
取り付けられている位置の情報記録面の部位に記録され
たデータの読み取りを不能とし、前記検出手段は前記光
記録媒体の情報記録面においてデータが読み取り不能で
ある部位を検出することにより前記部材が取り付けられ
ている位置を検出し、前記確認手段は前記部材が取り付
けられているべき位置の情報記録面の部位に記録された
データが読み取り可能であることを確認することにより
前記部材が取り外されたことを確認することを特徴とす
ることもできる。
【0064】これによって、(E)と同様の効果が得ら
れる。 (N)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(I)
〜(L)のコピー規制装置において、前記部材は、自身
が取り付けられている位置の情報記録面の部位に記録さ
れたデータの読み取りを不能とし且つ所定のデータを記
録し、前記記憶手段は、さらに、前記部材が記憶するデ
ータと同じデータを記憶し、前記検出手段は前記光記録
媒体の情報記録面において前記記憶手段に記憶された同
じデータが読み取れる部位を検出することにより前記部
材が取り付けられていることを検出し、前記確認手段は
前記部材が取り付けられているべき位置の情報記録面の
部位に記録されたデータが前記記憶手段に記憶された同
じデータと異なることを確認することにより前記部材が
取り外されたことを確認することを特徴とすることもで
きる。
【0065】これによって、(F)と同様の効果が得ら
れる。 (O)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(M)
又は(N)のコピー規制装置において、前記光記録媒体
は、さらに、前記部材が取り付けられているべき位置を
示す情報を記録しており、前記コピー規制装置は、さら
に、前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報
を前記光記録媒体から読み取り前記記憶手段に記憶する
読み取り手段を備えることを特徴とすることもできる。
【0066】これによって、(G)と同様の効果が得ら
れる。 (P)また、本発明に係るコピー規制装置は前記(I)
〜(O)のコピー規制装置において、前記判定手段は前
記検出手段が出力した位置を示す情報と前記記憶手段が
記憶する位置を示す情報との差が示す位置のずれ量が±
50μm以内の場合に同じ位置と判定し±50μmを超
える場合に違う位置と判定することを特徴とすることも
できる。
【0067】これによって、(H)と同様の効果が得ら
れる。 (Q)以上の説明から明らかなように、本発明に係る光
記録媒体は、光学的特性によって情報記録面に任意のデ
ータを記録する光記録媒体であって、情報記録面上の所
定の位置に利用者により取り外しが可能な部材を備え、
前記部材は自身が取り付けられている位置の情報記録面
の部位に記録されたデータの読み取りを不能とすること
を特徴とする。
【0068】これによって、光記録媒体の情報記録面に
はデータの読み取りを不能とする部材が部分的に取り付
けられているので、光記録媒体が記憶するデータを別の
記憶媒体にコピーする過程で部材を取り外させることに
より、二度目以降はコピーができなくなる。従って、光
記録媒体が記憶するデータを別の記憶媒体にコピーする
に際し、無制限のコピーを規制することができる。
【0069】(R)以上の説明から明らかなように、本
発明に係る光記録媒体は、光学的特性によって情報記録
面に任意のデータを記録する光記録媒体であって、情報
記録面上の複数の位置に利用者により取り外しが可能な
複数の部材をそれぞれ備え、前記部材はそれぞれ自身が
取り付けられている位置の情報記録面の部位に記録され
たデータの読み取りを不能とすることを特徴とする。
【0070】これによって、光記録媒体の情報記録面に
はデータの読み取りを不能とする部材が部分的に複数取
り付けられているので、光記録媒体が記憶するデータを
別の記憶媒体にコピーする度に部材を1個取り外させる
ことにより、部材の数だけコピーができ、また、部材が
データの読み取りを不能にするので、容易に部材が取り
付けられている位置を検出することができる。
【0071】従って、光記録媒体が記憶するデータを別
の記憶媒体にコピーするに際し、コピーの回数を管理す
ることができる。 (S)以上の説明から明らかなように、本発明に係る光
記録媒体は、前記(Q)又は(R)の光記録媒体におい
て、前記部材は、さらに、所定のデータを記録すること
を特徴とすることもできる。
【0072】これによって、部材がデータの読み取りを
不能にし、且つ、所定のデータを記録しているので、容
易に部材が取り付けられている位置を検出することがで
きる。 (T)また、本発明に係る光記録媒体は前記(Q)〜
(S)の光記録媒体において、前記光記録媒体は、さら
に、前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報
を記録することを特徴とすることもできる。
【0073】これによって、部材が取り付けられている
べき位置を示す情報を光記録媒体が記憶するので、予め
その情報を装置側で記憶しておく必要がなく、また、光
記録媒体毎に別々の位置に部材を取り付けることがで
き、さらには、光記録媒体の製造過程において、適当に
貼り付けた後に貼り付けた位置を実測してその位置を示
す情報を記録すれば、高精度な貼り付け装置を用いなく
ても高い貼り付け精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコピー規制装置10の実施の形態
1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るコピー規制装置10がコピーを規
制する基本アルゴリズムのフローチャートを示す図であ
る。
【図3】光ディスクの情報記録面と、その一部分に貼り
付けられる遮蔽部材とを概略的に示した図である。
【図4】遮蔽部材を情報記録面に部分的に取り付けた光
ディスクの製造方法のフローチャートを示す図である。
【図5】遮蔽部材を利用回数分だけ貼り付けられた光デ
ィスク104を示す図である。
【図6】遮蔽部材の残り状況によって動作を選択する基
本アルゴリズムのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 コピー規制装置 11 位置記憶部 12 位置検出部 13 位置判定部 14 指示部 15 確認部 16 実行部 100 光ディスク 101 遮蔽部材 102 光ディスク読取装置 103 記憶媒体 104 光ディスク 105〜108 遮蔽部材

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的特性によって任意のデータを記録
    する光記録媒体の情報記録面上の所定の位置には、利用
    者により取り外しが可能な部材が取り付けられ、 前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報を記
    憶する記憶手段を含む装置を用いて、前記光記録媒体の
    情報記録面に記憶されたデータを別の媒体にコピーする
    方法であって、 前記光記録媒体の情報記録面において、前記部材が取り
    付けられている位置を検出して、その位置を示す情報を
    出力する検出ステップと、 前記検出ステップで出力された位置を示す情報と、前記
    記憶手段に記憶された位置を示す情報とが、同じである
    か否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップで同じであると判定された場合に、前
    記光記録媒体の情報記録面から前記部材を取り外す旨
    を、利用者に指示する指示ステップと、 前記指示ステップで取り外す旨を指示した後、前記部材
    が取り外されたことを確認する確認ステップと、 前記確認ステップで取り外されたことが確認された場合
    にのみ、前記光記録媒体に記憶されたデータを別の媒体
    にコピーする実行ステップとを備えることを特徴とする
    コピー規制方法。
  2. 【請求項2】 光学的特性によって任意のデータを記録
    する光記録媒体の情報記録面上の1個以上の位置には、
    利用者により取り外しが可能な1個以上の部材がそれぞ
    れ取り付けられ、 複数の前記部材がそれぞれ取り付けられているべき位置
    を示す複数の情報を記憶する記憶手段を含む装置を用い
    て、前記光記録媒体の情報記録面に記憶されたデータを
    別の媒体にコピーする方法であって、 前記光記録媒体の情報記録面において、前記1個以上の
    部材が取り付けられているそれぞれの位置を検出して、
    それらの位置を示す1個以上の情報を出力する検出ステ
    ップと、 前記検出ステップで出力された位置を示す1個以上の情
    報が、前記記憶手段に記憶された位置を示す複数の情報
    の中に含まれているか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップで含まれていると判定された場合に、
    前記光記録媒体の情報記録面から前記部材の1個を取り
    外す旨を、利用者に指示する指示ステップと、 前記指示ステップで取り外す旨を指示した後、前記部材
    の何れか1個が取り外されたことを確認する確認ステッ
    プと、 前記確認ステップで取り外されたことが確認された場合
    にのみ、前記光記録媒体に記憶されたデータを別の媒体
    にコピーする実行ステップとを備えることを特徴とする
    コピー規制方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、さらに、前記部材が取
    り付けられているべき位置を示す情報毎に、動作すべき
    内容をそれぞれ記憶しており、 前記確認ステップは、前記部材の何れか1個が取り外さ
    れたことを確認した場合には、さらに、何れの部材が取
    り外されたかを確認し、 前記実行ステップは、前記確認ステップで取り外された
    ことが確認された場合にのみ、前記確認ステップで取り
    外されたことが確認された部材が取り付けられていた位
    置に基づいて、前記記憶手段に記憶された動作すべき内
    容を1つ抽出し、抽出した動作を実行することを特徴と
    する請求項2記載のコピー規制方法。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、さらに、複数の前記部
    材が取り付けられている状況毎に、動作すべき内容をそ
    れぞれ記憶しており、 前記確認ステップは、前記部材の何れか1個が取り外さ
    れたことを確認した場合には、さらに、前記部材が取り
    付けられている状況を確認し、 前記実行ステップは、前記確認ステップで取り外された
    ことが確認された場合にのみ、前記確認ステップで確認
    された状況に基づいて、前記記憶手段に記憶された動作
    すべき内容を1つ抽出し、抽出した動作を実行すること
    を特徴とする請求項2記載のコピー規制方法。
  5. 【請求項5】 前記部材は、自身が取り付けられている
    位置の情報記録面の部位に記録されたデータの読み取り
    を不能とし、 前記検出ステップは、前記光記録媒体の情報記録面にお
    いて、データが読み取り不能である部位を検出すること
    により、前記部材が取り付けられている位置を検出し、 前記確認ステップは、前記部材が取り付けられているべ
    き位置の情報記録面の部位に記録されたデータが、読み
    取り可能であることを確認することにより、前記部材が
    取り外されたことを確認することを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載のコピー規制方法。
  6. 【請求項6】 前記部材は、自身が取り付けられている
    位置の情報記録面の部位に記録されたデータの読み取り
    を不能とし、且つ、所定のデータを記録し、 前記記憶手段は、さらに、前記部材が記憶するデータと
    同じデータを記憶し、 前記検出ステップは、前記光記録媒体の情報記録面にお
    いて、前記記憶手段に記憶された同じデータが読み取れ
    る部位を検出することにより、前記部材が取り付けられ
    ていることを検出し、 前記確認ステップは、前記部材が取り付けられているべ
    き位置の情報記録面の部位に記録されたデータが、前記
    記憶手段に記憶された同じデータと異なることを確認す
    ることにより、前記部材が取り外されたことを確認する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のコピー
    規制方法。
  7. 【請求項7】 前記光記録媒体は、さらに、前記部材が
    取り付けられているべき位置を示す情報を記録してお
    り、 前記コピー規制方法は、さらに、前記判定ステップより
    も前に、 前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報を、
    前記光記録媒体から読み取り、前記記憶手段に記憶する
    読み取りステップを備えることを特徴と請求項5又は6
    に記載のコピー規制方法。
  8. 【請求項8】 前記判定ステップは、前記検出ステップ
    で出力された位置を示す情報と、前記記憶手段に記憶さ
    れた位置を示す情報との差が示す位置のずれ量が、±5
    0μm以内の場合に同じ位置と判定し、±50μmを超
    える場合に違う位置と判定することを特徴とする請求項
    1〜7の何れかに記載のコピー規制方法。
  9. 【請求項9】 光学的特性によって任意のデータを記録
    する光記録媒体の情報記録面上の所定の位置には、利用
    者により取り外しが可能な部材が取り付けられ、 前記光記録媒体の情報記録面に記憶されたデータを別の
    媒体にコピーする装置であって、 前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報を記
    憶する記憶手段と、 前記光記録媒体の情報記録面において、前記部材が取り
    付けられている位置を検出して、その位置を示す情報を
    出力する検出手段と、 前記検出手段が出力した位置を示す情報と、前記記憶手
    段が記憶する位置を示す情報とが、同じであるか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段が同じであると判定した場合に、前記光記
    録媒体の情報記録面から前記部材を取り外す旨を、利用
    者に指示する指示手段と、 前記指示手段で取り外す旨を指示した後、前記部材が取
    り外されたことを確認する確認手段と、 前記確認手段が取り外されたことを確認した場合にの
    み、前記光記録媒体に記憶されたデータを別の媒体にコ
    ピーする実行手段とを備えることを特徴とするコピー規
    制装置。
  10. 【請求項10】 光学的特性によって任意のデータを記
    録する光記録媒体の情報記録面上の1個以上の位置に
    は、利用者により取り外しが可能な1個以上の部材がそ
    れぞれ取り付けられ、 前記光記録媒体の情報記録面に記憶されたデータを別の
    媒体にコピーする装置であって、 複数の前記部材がそれぞれ取り付けられているべき位置
    を示す複数の情報を記憶する記憶手段と、 前記光記録媒体の情報記録面において、前記1個以上の
    部材が取り付けられているそれぞれの位置を検出して、
    それらの位置を示す1個以上の情報を出力する検出手段
    と、 前記検出手段が出力した位置を示す1個以上の情報が、
    前記記憶手段が記憶する位置を示す複数の情報の中に含
    まれているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段が含まれていると判定した場合に、前記光
    記録媒体の情報記録面から前記部材の1個を取り外す旨
    を、利用者に指示する指示手段と、 前記指示手段で取り外す旨を指示した後、前記部材の1
    個が取り外されたことを確認する確認手段と、 前記確認手段が取り外されたことを確認した場合にの
    み、前記光記録媒体に記憶されたデータを別の媒体にコ
    ピーする実行手段とを備えることを特徴とするコピー規
    制装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段は、さらに、前記部材が
    取り付けられているべき位置を示す情報毎に、動作すべ
    き内容をそれぞれ記憶し、 前記確認手段は、前記部材の何れか1個が取り外された
    ことを確認した場合には、さらに、何れの部材が取り外
    されたかを確認し、 前記実行手段は、前記確認手段が取り外されたことを確
    認した場合にのみ、前記確認手段が取り外されたことを
    確認した部材が取り付けられていた位置に基づいて、前
    記記憶手段に記憶された動作すべき内容を1つ抽出し、
    抽出した動作を実行することを特徴とする請求項10記
    載のコピー規制装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、さらに、複数の前記
    部材が取り付けられている状況毎に、動作すべき内容を
    それぞれ記憶し、 前記確認手段は、前記部材の何れか1個が取り外された
    ことを確認した場合には、さらに、前記部材が取り付け
    られている状況を確認し、 前記実行手段は、前記確認手段が取り外されたことを確
    認した場合にのみ、前記確認手段が確認した状況に基づ
    いて、前記記憶手段に記憶された動作すべき内容を1つ
    抽出し、抽出した動作を実行することを特徴とする請求
    項10記載のコピー規制装置。
  13. 【請求項13】 前記部材は、自身が取り付けられてい
    る位置の情報記録面の部位に記録されたデータの読み取
    りを不能とし、 前記検出手段は、前記光記録媒体の情報記録面におい
    て、データが読み取り不能である部位を検出することに
    より、前記部材が取り付けられている位置を検出し、 前記確認手段は、前記部材が取り付けられているべき位
    置の情報記録面の部位に記録されたデータが、読み取り
    可能であることを確認することにより、前記部材が取り
    外されたことを確認することを特徴とする請求項9〜1
    2の何れかに記載のコピー規制装置。
  14. 【請求項14】 前記部材は、自身が取り付けられてい
    る位置の情報記録面の部位に記録されたデータの読み取
    りを不能とし、且つ、所定のデータを記録し、 前記記憶手段は、さらに、前記部材が記憶するデータと
    同じデータを記憶し、 前記検出手段は、前記光記録媒体の情報記録面におい
    て、前記記憶手段に記憶された同じデータが読み取れる
    部位を検出することにより、前記部材が取り付けられて
    いることを検出し、 前記確認手段は、前記部材が取り付けられているべき位
    置の情報記録面の部位に記録されたデータが、前記記憶
    手段に記憶された同じデータと異なることを確認するこ
    とにより、前記部材が取り外されたことを確認すること
    を特徴とする請求項9〜12の何れかに記載のコピー規
    制装置。
  15. 【請求項15】 前記光記録媒体は、さらに、前記部材
    が取り付けられているべき位置を示す情報を記録してお
    り、 前記コピー規制装置は、さらに、 前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報を、
    前記光記録媒体から読み取り、前記記憶手段に記憶する
    読み取り手段を備えることを特徴と請求項13又は14
    に記載のコピー規制装置。
  16. 【請求項16】 前記判定手段は、前記検出手段が出力
    した位置を示す情報と、前記記憶手段が記憶する位置を
    示す情報との差が示す位置のずれ量が、±50μm以内
    の場合に同じ位置と判定し、±50μmを超える場合に
    違う位置と判定することを特徴とする請求項9〜15の
    何れかに記載のコピー規制装置。
  17. 【請求項17】 光学的特性によって情報記録面に任意
    のデータを記録する光記録媒体であって、 情報記録面上の所定の位置に、利用者により取り外しが
    可能な部材を備え、 前記部材は、自身が取り付けられている位置の情報記録
    面の部位に記録されたデータの読み取りを不能とするこ
    とを特徴とする光記録媒体。
  18. 【請求項18】 光学的特性によって情報記録面に任意
    のデータを記録する光記録媒体であって、 情報記録面上の複数の位置に、利用者により取り外しが
    可能な複数の部材をそれぞれ備え、 前記部材はそれぞれ、自身が取り付けられている位置の
    情報記録面の部位に記録されたデータの読み取りを不能
    とすることを特徴とする光記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記部材は、さらに、 所定のデータを記録することを特徴とする請求項17又
    は18に記載の光記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記光記録媒体は、さらに、 前記部材が取り付けられているべき位置を示す情報を記
    録することを特徴とする請求項17〜19の何れかに記
    載の光記録媒体。
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