JP2000003475A

JP2000003475A - 販売促進システム

Info

Publication number: JP2000003475A
Application number: JP16655498A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Ishibashi; 正教石橋
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1998-06-15
Filing date: 1998-06-15
Publication date: 2000-01-07

Abstract

(57)【要約】【課題】店舗が従来の顧客層とは異なる属性の顧客層
を対象とする商品分野へ参入するのを促進し、店舗の売
り上げ増加に有効に寄与する販売促進システムを提供す
る。【解決手段】各顧客に配布され、顧客の属性情報が記
録されたカード状記録媒体２と、カード状記録媒体が挿
脱されるカードリーダ・ライタ４と、属性情報に応じて
設定された複数の商品グループ毎に商品の識別情報を格
納する記憶手段５と、識別情報を入力する入力手段６
と、カードリーダ・ライタ、記憶手段、及び入力手段に
接続され、入力手段によって入力された識別情報が属す
る商品グループに応じた属性情報とカード状記録媒体に
記録された属性情報とが一致しない場合には、入力され
た識別情報の商品の購入金額に応じたサービス情報をカ
ード状記録媒体に記録する制御手段７とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、店舗が顧客に商品
の購入金額に応じたサービスを行うための販売促進シス
テムに関するものであり、より詳しくは、店舗が従来の
顧客層とは異なる属性の顧客層を対象とする商品分野に
参入するのを促進し、売り上げ増加に有効に寄与するよ
うになした販売促進システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、店舗が取り扱う商品の多品種化が
進んでおり、例えば女性用の商品を専門に取り扱う店舗
で恒久的あるいは一時的に男性用の商品も取り扱うよう
にする等、従来の顧客層とは異なる属性の顧客層を対象
とする商品分野への参入も盛んに行われるようになって
きている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように店舗が従来
の顧客層とは異なる属性の顧客層を対象とする商品分野
に参入する場合、新規の顧客層を獲得するまでの間は新
しい商品群の売り上げが伸びにくく、従来の商品群との
間に売り上げのアンバランスを生じるとともに、新しい
商品群に対する顧客の購買傾向が把握できないため迅速
な売り上げ増加を図りにくいという問題があった。

【０００４】また、従来より、顧客に購入金額に応じて
ポイントを付与し、このポイントの累計値に応じて割引
を行うポイントサービスや、購入金額に応じた割引券の
付与等の割引サービスが行われているが、従来のこの種
のサービスは単に購入金額に応じてポイントや割引券を
付与するのみで、値引き販売に近いものとなりがちであ
り、また、この種のサービスは多くの店舗で行われるよ
うになってきているため、目新しさに欠け、それほど有
効な販売促進手段になり得なくなりつつあるのが現状で
ある。

【０００５】本発明は上述した事情に鑑みて創案された
ものであって、その目的は、店舗が従来の顧客層とは異
なる属性の顧客層を対象とする商品分野に参入するのを
促進し、売り上げ増加に有効に寄与する販売促進システ
ムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項１の発明は、各顧客に配布され、顧客の
属性情報が記録されたカード状記録媒体と、前記カード
状記録媒体が挿脱されるカードリーダ・ライタと、前記
属性情報に応じて設定された複数の商品グループ毎に商
品の識別情報を格納する記憶手段と、前記識別情報を入
力する入力手段と、前記カードリーダ・ライタ、記憶手
段、及び入力手段に接続され、前記入力手段によって入
力された識別情報が属する商品グループに応じた属性情
報と前記カード状記録媒体に記録された属性情報とが一
致しない場合には、入力された識別情報の商品の購入金
額に応じたサービス情報を前記カード状記録媒体に記録
する制御手段とを備えたことを特徴とする販売促進シス
テムである。

【０００７】また、請求項２の発明は、各顧客に配布さ
れ、顧客の属性情報が記録されたカード状記録媒体と、
前記カード状記録媒体が挿脱されるカードリーダ・ライ
タと、前記属性情報に応じて設定された複数の商品グル
ープ毎に商品の識別情報を格納する記憶手段と、前記識
別情報を入力する入力手段と、前記カードリーダ・ライ
タ、記憶手段、及び入力手段に接続され、前記入力手段
によって入力された全ての識別情報の商品の購入金額に
応じたサービス情報を前記カード状記録媒体に記録する
とともに、入力された識別情報が属する商品グループに
応じた属性情報と前記カード状記録媒体に記録された属
性情報とが一致しない場合には、前記サービス情報に加
えて購入金額に応じた他のサービス情報を前記カード状
記録媒体に記録する制御手段とを備えたことを特徴とす
る販売促進システムである。

【０００８】また、請求項３の発明は、請求項１または
請求項２の販売促進システムにおいて、前記カード状記
録媒体に複数種類の属性情報が記録され、前記各属性情
報に応じてそれぞれ前記複数の商品グループが設定され
たことを特徴としている。

【０００９】また、請求項４の発明は、請求項３の販売
促進システムにおいて、前記制御手段は、前記入力手段
によって入力された識別情報が属する商品グループに応
じた属性情報と前記カード状記録媒体に記録された属性
情報とが一致しない場合に前記カード状記録媒体に前記
サービス情報または前記他のサービス情報を書き込む処
理を、前記複数種類の属性情報から選択された一部の属
性情報についてのみ行うことを特徴とするものである。

【００１０】また、請求項５の発明は、請求項１〜請求
項４の販売促進システムにおいて、前記サービス情報
が、顧客が自己の属性に応じた商品グループに属する商
品を購入する際に適用されるものであることを特徴とし
ている。

【００１１】また、請求項６の発明は、請求項１〜請求
項５の販売促進システムにおいて、前記サービス情報が
割引情報であることを特徴としている。

【００１２】また、請求項７の発明は、請求項１〜請求
項６の販売促進システムにおいて、前記属性情報が性別
であることを特徴としている。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明の一実施
形態である販売促進システム１の構成を示すブロック
図、図２はカード状記録媒体２の平面図、図３は販売促
進システム１による割引情報書き込み処理の手順を示す
フローチャートである。

【００１４】図１に示す販売促進システム１は女性用の
商品を専門に扱う店舗で使用されるもので、各顧客に配
布されるカード状記録媒体２と、店頭に設置されたＰＯ
Ｓ端末装置３と、カード状記録媒体２が挿脱されるカー
ドリーダ・ライタ４と、ハードディスク装置等から成る
記憶装置５と、商品に付されたバーコードを読み取るバ
ーコードリーダ６と、カードリーダ・ライタ４、記憶装
置５、及びバーコードリーダ６に直接またはＰＯＳ端末
装置３を介して接続されたパソコン７とから成ってい
る。なお、バーコードには、商品の識別情報、価格等が
エンコードされている。

【００１５】カード状記録媒体２は、図２に示すよう
に、顧客の会員番号、氏名、住所、年齢、性別等の固定
情報が記録された磁気ストライプ２ａと、顧客が購入し
た、自己の性別とは異なる性別に応じた商品の識別情
報、購入累計金額、購入年月日等が記録されるＩＣチッ
プとを有しており、表面にはＩＣチップの接点２ｂが設
けられている。

【００１６】記憶装置５には、従来より扱っている女性
用商品と新しく導入した男性用商品の識別情報をそれぞ
れ女性を表す識別情報と男性を表す識別情報に基づいて
記録した商品情報ファイルが格納されている。パソコン
７は、カード状記録媒体２に記録された購入累計金額に
基づいて、顧客が自己の性別に応じた商品を購入する際
の割引金額を算出する。

【００１７】次に、この販売促進システム１による割引
情報書き込み処理の手順を図３を参照しつつ説明する。

【００１８】顧客（女性）が男性用商品とカード状記録
媒体２を店員に渡し、店員がカード状記録媒体２をカー
ドリーダ・ライタ４に挿入する（ステップ＃１０）と、
カード状記録媒体２の磁気ストライプ２ａに記録された
性別等の情報とＩＣチップに記録された過去の男性用商
品の購入累計金額が読み込まれ、これがＰＯＳ端末３を
介してパソコン７に送信される。

【００１９】次に、店員が、商品に付されたバーコード
をバーコードリーダ６で読み取る（ステップ＃２０）
と、バーコードにエンコードされた商品の識別情報、価
格が認識され、これがＰＯＳ端末３を介してパソコン７
に送信される。

【００２０】次に、パソコン７が、バーコードードリー
ダ６から送信されてきた商品の識別情報に基づいて、記
憶装置５に格納された商品情報ファイルを検索し、その
識別情報が属するグループに対応する性別を認識し、こ
れをカードリーダ・ライタ４から送信されてきた顧客の
性別と比較し、一致しているか否かを判定する（ステッ
プ＃３０、＃４０）。

【００２１】ここでは性別が一致しないので、パソコン
７は、カードリーダ・ライタ４から送信されてきた過去
の男性用商品の購入累計金額にバーコードリーダ６から
送信されてきた商品の価格を足して新しい購入累計金額
を算出し、これをカードリーダ・ライタ４に送信し、カ
ードリーダ・ライタ４に、カード状記録媒体２に記録さ
れている購入累計金額を送信されてきた購入累計金額に
更新させる（ステップ＃５０）。

【００２２】そして、カード状記録媒体２がカードリー
ダ・ライタ４から排出され（ステップ＃６０）、店員は
ＰＯＳ端末装置３で発行されたレシートや釣り銭ととも
にカード状記録媒体２と包装された商品を顧客に渡す。
なお、ステップ＃４０で性別が一致した場合にはステッ
プ＃５０の処理を行わずにステップ＃６０に進む。

【００２３】この顧客が女性用商品を購入する場合に
は、カード状記録媒体２に記録された男性用商品の購入
累計金額に基づいて割り引きを受けることができる。即
ち、パソコン７がカードリーダ・ライタ４から送信され
てきた購入累計金額に基づいて割引金額を算出し、ＰＯ
Ｓ端末３が商品の価格からこの割引金額を減算した金額
を表示するので、顧客はこの金額を店員に支払う。

【００２４】このように本実施形態のシステムによれ
ば、顧客が自己の属性（女性）とは異なる属性に応じた
商品（男性用商品）を購入すると、次に自己の属性に応
じた商品を購入する場合に割引を受けることができるた
め、新しく導入した男性用商品の売り上げが増加し、商
品間の売り上げのアンバランスが低減する。また、男性
用商品が売れることによって、店舗が扱い慣れていない
男性用商品に対する顧客の購買傾向を把握することがで
きるので、商品内容を見直すことでさらに男性用商品の
売り上げを増やすことができる。さらに、男性の顧客も
女性用商品を購入すると、次に男性用商品を購入する場
合に割引を受けることができるため、男性の顧客による
女性用商品の売り上げも増やすことができる。したがっ
て、店舗が扱う商品の多品種化を促進し、店舗の売り上
げ増加に有効に寄与するものである。

【００２５】なお、属性情報は性別に限定されるもので
はなく、年齢層、居住地域、あるいはその他のものであ
ってもよい。また、カード状記録媒体に記録されるサー
ビス情報は購入累計金額に限定されるものではなく、購
入金額に応じたポイントやその他のものであってもよ
い。また、カード状記録媒体に記録されたサービス情報
に基づいて行われるサービスは割引に限定されるもので
はなく、景品やその他の特典であってもよい。

【００２６】また、上述した実施形態では、顧客が自己
の属性と異なる属性に応じた商品を購入した場合にのみ
カード状記録媒体にサービス情報を記録するようになっ
ているが、全ての商品の購入金額に応じたサービス情報
をカード状記録媒体に書き込むようにするとともに、購
入した商品が属する商品グループの属性と顧客の属性が
異なる場合には、前記サービス情報に加えて他のサービ
ス情報をカード状記録媒体に記録するようにしてもよ
い。このようにすると、従来のポイントカードや割引券
と同等の販売促進機能が付加されるため、さらに売り上
げ増加に有効に寄与するようになる。

【００２７】このような具体例としては、例えば、全て
の商品の購入金額に応じてサービスポイントを計算し、
属性が一致しない場合には、これに加えて購入金額に応
じた加算ポイントを計算し、これを前記サービスポイン
トとともにカード状記録媒体に書き込むようにすること
等が考えられる。また、属性が一致しない場合に与えら
れるサービス情報は、全ての商品の購入金額に応じて与
えられるサービス情報とは異なる種類のものであっても
よい。

【００２８】また、上述した実施形態では、カード状記
録媒体に一つの属性情報のみを記録し、この一つの属性
情報によって複数の商品グループを設定するようにして
いるが、カード状記録媒体に複数の属性情報を記録し、
各属性情報毎に複数の商品グループを設定するようにし
てもよい。この場合、購入した商品が属する商品グルー
プの属性と顧客の属性が異なる場合にカード状記録媒体
に購入金額に応じた情報を書き込む処理を、全ての属性
情報について行うようにしてもよいし、あらかじめ選択
された一部の属性情報についてのみ行うようにしてもよ
い。また、対象とする属性情報を期間毎に変更し、各期
間毎に特定の商品群の売り上げ増加を図るようにしても
よい。このようにすると、様々な顧客層に応じた多種類
の商品をバランス良く販売することができる。

【００２９】また、上述した実施形態ではパソコンに外
付けした記憶装置を使用しているが、パソコンに内蔵さ
れた記憶装置を使用してもよい。また、パソコンや記憶
装置に代えて、ＰＯＳ端末装置に内蔵されたマイコンや
メモリを使用するようにしてもよい。

【００３０】なお、上述した以外にも、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように本発明の販売促進シ
ステムは、店舗が従来の顧客層とは異なる属性の顧客層
を対象とする商品分野へ参入するのを促進し、店舗の売
り上げ増加に有効に寄与するという効果を奏する。

【００３２】また、請求項２の販売促進システムは、全
ての購入金額に対してサービス情報が与えられるように
したことにより、従来のポイントサービスや割引券と同
等の販売促進機能が付加されるため、さらに売り上げ増
加に有効に寄与するようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態である販売促進システム
１の構成を示すブロック図。

【図２】カード状記録媒体２の平面図。

【図３】販売促進システム１によるサービス情報書き
込み処理の手順を示すフローチャート。

【符号の説明】

１販売促進システム２カード状記録媒体４カードリーダ・ライタ５記憶装置６バーコードリーダ（入力手段）７パソコン（制御手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各顧客に配布され、顧客の属性情報が記
録されたカード状記録媒体と、前記カード状記録媒体が
挿脱されるカードリーダ・ライタと、前記属性情報に応
じて設定された複数の商品グループ毎に商品の識別情報
を格納する記憶手段と、前記識別情報を入力する入力手
段と、前記カードリーダ・ライタ、記憶手段、及び入力
手段に接続され、前記入力手段によって入力された識別
情報が属する商品グループに応じた属性情報と前記カー
ド状記録媒体に記録された属性情報とが一致しない場合
には、入力された識別情報の商品の購入金額に応じたサ
ービス情報を前記カード状記録媒体に記録する制御手段
とを備えたことを特徴とする販売促進システム。
【請求項２】各顧客に配布され、顧客の属性情報が記
録されたカード状記録媒体と、前記カード状記録媒体が
挿脱されるカードリーダ・ライタと、前記属性情報に応
じて設定された複数の商品グループ毎に商品の識別情報
を格納する記憶手段と、前記識別情報を入力する入力手
段と、前記カードリーダ・ライタ、記憶手段、及び入力
手段に接続され、前記入力手段によって入力された全て
の識別情報の商品の購入金額に応じたサービス情報を前
記カード状記録媒体に記録するとともに、入力された識
別情報が属する商品グループに応じた属性情報と前記カ
ード状記録媒体に記録された属性情報とが一致しない場
合には、前記サービス情報に加えて購入金額に応じた他
のサービス情報を前記カード状記録媒体に記録する制御
手段とを備えたことを特徴とする販売促進システム。
【請求項３】前記カード状記録媒体に複数種類の属性
情報が記録され、前記各属性情報に応じてそれぞれ前記
複数の商品グループが設定されたことを特徴とする請求
項１または請求項２に記載の販売促進システム。
【請求項４】前記制御手段は、前記入力手段によって
入力された識別情報が属する商品グループに応じた属性
情報と前記カード状記録媒体に記録された属性情報とが
一致しない場合に前記カード状記録媒体に前記サービス
情報または前記他のサービス情報を書き込む処理を、前
記複数種類の属性情報から選択された一部の属性情報に
ついてのみ行うことを特徴とする請求項３に記載の販売
促進システム。
【請求項５】前記サービス情報は、顧客が自己の属性
に応じた商品グループに属する商品を購入する際に適用
されるものであることを特徴とする請求項１〜請求項４
のいずれか一項に記載の販売促進システム。
【請求項６】前記サービス情報が割引情報であること
を特徴とする請求項１〜請求項５のいずれか一項に記載
の販売促進システム。
【請求項７】前記属性情報が性別であることを特徴と
する請求項１〜請求項６のいずれか一項に記載の販売促
進システム。