JP2000001960A - 組立式階段 - Google Patents

組立式階段

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JP2000001960A
JP2000001960A JP10168394A JP16839498A JP2000001960A JP 2000001960 A JP2000001960 A JP 2000001960A JP 10168394 A JP10168394 A JP 10168394A JP 16839498 A JP16839498 A JP 16839498A JP 2000001960 A JP2000001960 A JP 2000001960A
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JP
Japan
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vertical
stairs
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JP10168394A
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Inventor
Hideaki Ishibashi
秀昭 石橋
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Xyence Corp
Original Assignee
Xyence Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置場所の状況に応じて長さや幅、勾配など
を自由に設定することができる、新規な組立式階段を提
供する。 【解決手段】 本発明の組立式階段は、平行した2本の
縦部材と、該2本の縦部材のそれぞれの軸に垂直に互い
に対向するよう設けた複数組の結合軸受に対してそれぞ
れに回動自在に嵌合される軸材を備えた踏面部材の複数
個と、取り付け対象の斜面上に設けられた複数の固定部
材と、該固定部材と該2本の縦部材のそれぞれとを結合
する結合部材とを備えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組立式階段に関し、
更に具体的には公園、土塁等における法面や、堤防、よ
う壁等の斜壁面などに、状況に応じた角度を保って設置
するに適した、自由度の大きな組立式階段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園や土塁等における法面などに
設けられる階段は、それぞれ現地の法面の勾配や環境な
どの状況に応じて個々に設計され、予め調達し準備され
た部材を現地に搬入して、土木工事を実施すると共に組
立を行うことにより建設されるものであった。また河岸
の堤防やよう壁などを登り降りするには、通常用いられ
る梯子などは踏面が狭くて不安定であるため、使用上の
不安がなくかつ簡便に設けることができる階段が望まれ
ている。しかしこのような要求に応え得る仮設の階段で
あっても、それぞれ現地の状況に応じて個々に設計さ
れ、予め斜壁面などにアンカー等を設けて、これに組み
付けるようにしているのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方式の
階段は、その規模の大小に拘らず設置場所の状況に応じ
た設計を行う必要があったため、小規模な階段を設置す
る場合でも建設費用が嵩む傾向があった。そこで本発明
は、設置場所の状況に応じて長さや幅、勾配などを自由
に設定することができる、新規な組立式階段を提供する
ことを目的とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
とができる本発明の組立式階段は、平行した2本の縦部
材と、該2本の縦部材のそれぞれの軸に垂直に互いに対
向するよう設けた複数組の結合軸受に対してそれぞれに
回動自在に嵌合される軸材を備えた踏面部材の複数個
と、取り付け対象の斜面上に設けられた複数の固定部材
と、該固定部材と該2本の縦部材のそれぞれとを結合す
る結合部材とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0005】そして軸材が踏面部材の一方端部に配置さ
れ、更に軸材の両端部が踏面部材の側方に突出して、縦
部材に設けた結合軸受に嵌合できるように構成してある
と、縦部材の結合軸受に支持された軸材を支点として踏
面部材が自由に回動できるから、組立式階段を設置する
際に、縦部材を法面に平行に設けることにより、踏面部
材の自由端部を法面等に接触させて支持することで、複
数の踏面部材の傾きを簡単に揃えることができ、階段の
組立及び設置の作業が容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の組立式階段を図によって
更に詳細に説明する。図1及び図2に本発明の組立式階
段の1例を示すが、1は例えば河岸のコンクリート製護
岸堤防などの斜面Aに対して、傾斜に沿って設けられた
丸太材等からなる縦部材であるが、必ずしも丸太材など
の木質材に限られることなく、金属や合成樹脂などの材
料を利用して形成されたものであってもよい。
【0007】かかる2本の縦部材1の間には、丸太材等
を組み合わせて形成された踏面部材2が設けてある。そ
して縦部材1の端部や中間部には、結合部材である結合
ボルト4により固定部材3が取り付けてあり、この固定
部材3は、コンクリート斜面に固定されている。
【0008】また踏面部材2は、例えば図3及び図4に
示すように、略同径の丸太材2a、2b、2cを並べた
うえ、それぞれの軸に直角方向に貫通して設けた複数の
ボルト21等により、これらを結合して形成したもので
ある。また、この踏面部材2の一方の端部に位置する丸
太材2aは、他の丸太材2b、2cより長いものであ
り、両側方に端部が突出するように組み立てられて、軸
材を構成している。そしてこの軸材の両端部は、2本の
縦部材1の向かい合った側に、それぞれ軸に直角方向に
穿設されている穴状の結合軸受11に対して、回動自在
に嵌合できるようになっている。
【0009】かかる踏面部材2は必ずしも丸太材で形成
される必要はなく、角材であっても構わない。更には木
材に限らず、適宜の材質を利用して形成することもでき
る。こうした踏面部材2における軸材の両端部には、鋼
の短管などからなる保護環体22を嵌着しておくと、組
立作業が容易になるばかりでなく、回動も容易になるう
え、雨水の浸入による腐食などを防止して、耐久性を高
くすることもできる。また、踏面部材2の丸太材を並べ
て形成された踏面は、丸太の形状のままであってもよい
が、平坦となるように削ってあってもよく、あるいは金
属や合成樹脂、ゴムなどで形成された滑り止め材などを
取り付けておくこともできる。
【0010】本発明の組立式階段は、2本の縦部材1が
踏面部材2を間に挟むように嵌合して組み立てられ、踏
面部材2が軸材を支点として回動できるようになってい
るが、縦部材1に設けられる結合軸受11の間隔は、踏
面部材2の踏込み幅より広いことが望ましい。このよう
に設定すると、縦部材1と踏面部材2とを工場などで仮
組立したのちに、2本の縦部材1の間に踏面部材2が平
坦になるよう挟み込んだ、コンパクトな状態で梱包しま
た運搬することができる。しかしこのような形態とする
ことは必ずしも必要ではない。
【0011】また本発明の組立式階段を斜面Aに設置す
るに当たっては、2本の縦部材1が斜面Aに対して所定
の間隔を保つように、斜面Aに固定される。この際の縦
部材1と斜面Aとの間隔は、踏面部材2が縦部材1に嵌
合された軸材を支点として回動して、その自由端部が斜
面Aに接触した状態で支えられたときに、踏面が水平と
なるように調整することが望ましい。しかし場合によ
り、階段に設けられた踏面部材2の全てが水平とはなら
ないことがあるが、その場合には踏面部材2と斜面Aと
の間に、適宜の材料で形成したスペーサなどを挟み込む
ことで、調整することができる。
【0012】また、2本の縦部材1を斜面Aに対して固
定するための固定部材3は、高さを調整できるように構
造を備えていることが望ましい。このような固定部材3
として、例えば図5に示すようにL形の金具などを用い
ることができるが、その形状や材質が限定されるもので
はない。この固定部材3は、縦部材1の軸に直角方向に
貫通した結合ボルト4などの結合部材により、縦部材1
に結合され、また、斜面を構成するコンクリート壁体に
埋め込まれたアンカーボルト31などで、確実に斜面A
に対して固定できるようになっている。この際に縦部材
1と斜面Aとの間隔は、それぞれ適合した高さを有する
固定部材3を選択して用いるか、斜面Aの上に適当なス
ペーサなどをおいて固定するなどの手段を用いることに
より、適切となるよう調整することができる。
【0013】更に本発明の組立式階段は、公園などの土
壌で形成された斜面等に設置される場合もあるが、その
ときには図6に示すように、固定部材3として、例えば
木質その他の材質からなる杭などを用いることができ
る。そして木質の杭を利用する場合には、地盤内に打設
した杭と縦部材1とを、共に貫通する結合ボルト4を用
いて結合することができる。しかし結合部材としてはボ
ルトのほか、釘、木ネジ或いは臍穴を設けて組み合わせ
た上、縄やロープで結び付ける等の方法を利用すること
も可能である。また、その際の踏面部材2を水平にする
ための調整は、法面の表面を少し削ったうえ、煉瓦や石
などをスペーサとして用いて行う方法が採用できる。
【0014】このような本発明の組立式階段は、図6や
図7に示すように、斜面の勾配が小から大まで大幅に異
なる場合でも、全く同じ構造や寸法の部材を用いて組み
立てたうえ、設置場所の状況に応じた調整を行うことに
より、それぞれ最適な状態の階段を容易に設置すること
ができる。また、長さ寸法が異なる規格化された縦部材
1と、横幅寸法が異なる規格化された踏面部材2とを、
予めそれぞれ複数種類用意しておき、これらから適宜に
選択して組み合わせることにより、それぞれ設置場所の
規模や状況に応じた適切な階段を短期間で設置すること
もできる。
【0015】
【発明の効果】本発明の組立式階段は、平行した2本の
縦部材と、縦部材のそれぞれに設けた複数組の結合軸受
に回動自在に嵌合される軸材を備えた踏面部材とを組み
立て、斜面上に設けた複数の固定部材と、縦部材を結合
して設置するもので、設置場所の雰囲気に適応した材質
の階段が選択できるから、設置場所の状況に応じた適切
な長さ、幅、勾配を有し、且つ環境の雰囲気を損なわな
い階段を、簡単に組み立てて設置することができ、また
建設期間が極めて短くて済み、経済的であるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立式階段の例の構造を示す縦断面図
である。
【図2】図1の組立式階段を河岸堤防に設置した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の組立式階段の例における踏面部材の構
造を示す斜視図である。
【図4】本発明の組立式階段の例における縦部材と踏面
部材との結合構造を示す部分図で、(A) は正面図、(B)
は縦断面図である。
【図5】本発明の組立式階段の例における縦部材と固定
部材との結合構造を示す横断面図である。
【図6】本発明の組立式階段の別な例の設置状況を示す
縦断面図である。
【図7】本発明の組立式階段の別な例の別な構造状況を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 縦部材 11 結合軸受 2 踏面部材 2a 丸太材 2b 丸太材 2c 丸太材 21 ボルト 22 保護環体 3 固定部材 31 アンカーボルト 4 結合ボルト A 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行した2本の縦部材と、該2本の縦部
    材のそれぞれの軸に垂直に互いに対向するよう設けた複
    数組の結合軸受に対してそれぞれに回動自在に嵌合され
    る軸材を備えた踏面部材の複数個と、取り付け対象の斜
    面上に設けられた複数の固定部材と、該固定部材と該2
    本の縦部材のそれぞれとを結合する結合部材とを備えて
    なることを特徴とする組立式階段。
  2. 【請求項2】 前記軸材が踏面部材の一方端部に配置さ
    れている、請求項1に記載の組立式階段。
  3. 【請求項3】 前記軸材の両端部が踏面部材の両側方に
    突出している、請求項1又は2に記載の組立式階段。
JP10168394A 1998-06-16 1998-06-16 組立式階段 Withdrawn JP2000001960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021031870A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 中国電力株式会社 昇降設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021031870A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 中国電力株式会社 昇降設備
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