JP2000001308A - 多結晶シリコン鋳塊の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

多結晶シリコン鋳塊の製造方法及びその製造装置

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JP2000001308A
JP2000001308A JP10166747A JP16674798A JP2000001308A JP 2000001308 A JP2000001308 A JP 2000001308A JP 10166747 A JP10166747 A JP 10166747A JP 16674798 A JP16674798 A JP 16674798A JP 2000001308 A JP2000001308 A JP 2000001308A
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cooling body
polycrystalline silicon
crucible
silicon ingot
heater
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Masaaki Kawahara
正明 河原
Kazuto Igarashi
万人 五十嵐
Yoshihiro Tsukuda
至弘 佃
Toru Nunoi
徹 布居
Yoshitatsu Otsuka
良達 大塚
Susumu Cho
進 張
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Altemira Co Ltd
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Sharp Corp
Showa Aluminum Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶の成長方向が一定方向に揃っており、不
純物が溶け込んでいない良質な多結晶シリコン鋳塊が得
られる製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る多結晶シリコン鋳塊の製造
方法は、ヒータ6による温度調節が可能な坩堝3にシリ
コン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもってシリコン結
晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3の上方に設置
した冷却体10を下降動作させてシリコン融液4の液面
に冷却体10の底面10aを接触させたうえ、冷却体1
0の底面10aに多結晶シリコンを晶出させながら冷却
体10を上昇動作させることを特徴とする。本発明に係
る多結晶シリコン鋳塊の製造装置7は、ヒータ6による
温度調節が可能であり、昇降動作が可能な坩堝3と、坩
堝3の上方に設置されて昇降動作が可能な冷却体10と
を具備しており、坩堝3及び冷却体10のそれぞれは回
転動作が可能なものであることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多結晶シリコン鋳塊
の製造方法及びその製造装置に係り、特には、太陽電池
用である多結晶シリコン鋳塊を鋳造する方法と、その実
行時に使用される装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】多結晶シリコン鋳塊の製造方法としては
特開平6−64913号公報で開示されているような方
法があり、この製造方法においては、図6で示すよう
に、不活性雰囲気1中において、シリコン結晶質原材2
を坩堝3内に収納したうえで加熱して融解させた後、シ
リコン融液4を坩堝3の下方に設置された鋳型5へと流
下し、鋳型5内における所定の液面高さHに達するまで
シリコン融液4を一気に注入したうえ、シリコン融液4
を鋳型5内で冷却して固化させることが行われる。そし
て、この際にあっては、シリコン融液4が固化するとき
の結晶の成長方向を一定方向に揃えることによって良質
な多結晶シリコン鋳塊を得るため、温度勾配用ヒータ6
を鋳型5の上部に設置しておいたうえ、鋳型5の底部か
ら上部へと向かう矢印Tに従って次第に高温となるよう
な温度勾配を温度勾配用ヒータ6でもって鋳型5に対し
て付与することが実行される。すなわち、このような構
成としておけば、シリコン融液4の結晶C1は鋳型5の
底部から上部へと向かって成長していくことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
製造方法では、鋳型5の側壁5aにおける結晶核成長を
完全には抑えることができないので、側壁5aから横向
き内側へと向けて成長する結晶C2が存在していること
になる。そのため、結晶の成長方向が縦横両方となるば
かりか、鋳型5の底部から成長してくる結晶C1と、鋳
型5の側壁5aから成長する結晶C2とが互いに衝突す
ることとなり、これらの衝突部分において歪みや結晶欠
陥が発生する結果として良質の多結晶シリコンを得るこ
とができなくなってしまう。また、従来の製造方法で
は、シリコン融液4の全部を鋳型5へと一気に注入した
うえで冷却して固化させることが行われているので、長
時間にわたって高温条件下にさらされる鋳型5から酸
素、窒素、カーボンなどの不純物が放出されたうえでシ
リコン融液4へと溶け込むことになりやすく、その結果
としての欠陥が多結晶シリコンに現れてしまうという不
都合が生じる。さらに、鋳型5を使用している限りは、
製造された多結晶シリコン鋳塊を離型剤を用いたうえで
離型させる必要があることにもなっていた。
【0004】そこで、従来の製造方法を採用するに際し
ては、鋳型5の側壁5aから横向き内側へと向かって結
晶C2が成長することを抑制するため、側壁5aの温度
をシリコンの融点以上として維持することが実行されて
おり、このようにした際にはある程度の品質改善が可能
であるものの、必ずしも十分な品質改善が実現できるわ
けではなく、かえって鋳型5が高温のまま加熱され続け
るために鋳型5の側壁5aにおける劣化が進むことにな
り、その結果として長期間にわたる鋳型5の使用が不可
能になるという事態を招いてしまう。なお、鋳型5内に
おける所定の液面高さHに達するまでシリコン融液4を
一気に注入するのではなく、シリコン融液4の冷却固化
に伴って結晶が成長する速度に合わせてシリコン融液4
を少しずつ供給し続けることにより、結晶相互の衝突に
基づく歪みや結晶欠陥が発生することを阻止しようとす
る試みもなされているが、鋳型5の側壁5aにおける結
晶核成長を完全には抑えきれていないのが現状である。
【0005】一方、高純度の多結晶シリコンを得る主要
な方法としてはジーメンス法が知られており、この方法
では、図示省略しているが、ベルジャ型反応器内に設置
されたシリコン棒を通電加熱しながらシラン化合物含有
ガスを導入し、これらの原料ガスをシリコン棒の表面で
熱分解ないし水素還元させることによって多結晶シリコ
ンを析出させることが行われている。そして、この方法
を採用した際には、鋳型を使用する必要がないので、不
純物の溶け込みがなくなるという利点を確保し得るもの
の、反応面積が小さくてシリコン棒が一定の太さに成長
する度毎にシリコン棒を交換しなければならないため、
反応停止が度々必要となる結果として生産性が低くなっ
てしまう。そこで、このような不都合を解消する必要
上、特開平6−172092号公報や特開平6−172
093号公報などで開示されている方法、つまり、多数
のシリコン棒と、環状として反応炉内に配列された原料
ガス供給ノズルとを用いたうえで表面が平滑な多結晶シ
リコンロッドを多量に製造する方法が提案されている。
しかしながら、これらの方法を採用した場合であって
も、シリコン棒の表面に析出する多結晶シリコンの成長
方向は一定とならず、良質な結晶性は得られないため、
製造された多結晶シリコンロッドの殆どは単結晶シリコ
ン製造用原料となっているのが実情である。
【0006】さらにまた、アルミニウムの精製などにお
いては、特開平8−199254号公報で開示されてい
るような方法、つまり、具体的には、空気や不活性ガス
などの冷却用流体が内部を循環している冷却体をアルミ
ニウム合金の溶湯に浸漬したうえで回転させながら冷却
体の底面及び側面に対して精製アルミニウムを晶出させ
る方法が採用されているが、このような方法を適用した
場合には、多結晶シリコンの成長方向がある程度揃うこ
とになると考えられる。しかしながら、成長方向の揃い
方は未だ不十分であり、冷却体の側面から晶出してきた
結晶と底面から晶出してきた結晶との衝突はやはり避け
られないことになってしまう。また、冷却体をシリコン
融液中に浸憤したままでは晶出する結晶がある程度の大
きさとなるまでしか成長せず、整った円筒状を有する多
結晶シリコン鋳塊を得ることは困難となっている。すな
わち、特開平8−199254号公報で開示されている
方法はあくまでも精製方法であるに過ぎず、このような
製造方法を多結晶シリコン鋳塊の製造方法として採用す
るには無理がある。
【0007】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、結晶の成長方向が一定方向に揃って
おり、しかも、不純物が溶け込んでいない良質な多結晶
シリコン鋳塊を容易に得ることができる製造方法と、そ
の製造装置とを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
多結晶シリコン鋳塊の製造方法は、ヒータによる温度調
節が可能な坩堝にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ
でもってシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、
坩堝の上方に設置した冷却体を下降動作させてシリコン
融液の液面に冷却体の底面を接触させたうえ、冷却体の
底面に多結晶シリコンを晶出させながら冷却体を上昇動
作させることを特徴とする。この方法によれば、シリコ
ン融液の液面に接触した冷却体の底面に多結晶シリコン
を晶出させながら冷却体を上昇動作させるので、冷却体
の底面には結晶の成長方向が下方へと向かって揃った多
結晶シリコンが成長することになり、結晶の成長方向が
一定方向に揃って良質な多結晶シリコン鋳塊が得られる
ことになる。また、この際においては、従来のような鋳
型を使用しないので、鋳型からの不純物の溶け込みとい
うような悪影響が多結晶シリコン鋳塊に及ぶことも起こ
り得ず、さらには、離型剤を用いたうえで多結晶シリコ
ン鋳塊を鋳型から離型させる必要もないことになる。
【0009】本発明の請求項2に係る多結晶シリコン鋳
塊の製造方法は、ヒータによる温度調節が可能な坩堝に
シリコン結晶質原材を収納し、ヒータでもってシリコン
結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝の上方に設置
した冷却体を下降動作させてシリコン融液の液面に冷却
体の底面を接触させたうえ、冷却体の底面に多結晶シリ
コンを晶出させながら坩堝を下降動作させることを特徴
としている。一方、本発明の請求項3に係る多結晶シリ
コン鋳塊の製造方法は、ヒータによる温度調節が可能な
坩堝にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータでもってシ
リコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝の上方
に設置した冷却体を下降動作させてシリコン融液の液面
に冷却体の底面を接触させたうえ、冷却体の底面に多結
晶シリコンを晶出させながら坩堝を下降動作させつつ冷
却体を上昇動作させることを特徴とする。これらの方法
によれば、請求項1の場合と同じく、結晶の成長方向が
冷却体の底面より下方へと向かって揃った棒状の多結晶
シリコン鋳塊が得られることになる。
【0010】本発明の請求項4に係る多結晶シリコン鋳
塊の製造方法は、請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載した方法であり、坩堝または冷却体の少なくとも一
方を回転動作させることを特徴としている。この方法を
採用した際には、下降動作する坩堝及び上昇動作する冷
却体の双方、もしくは、いずれか一方を回転動作させて
いるので、結晶の成長方向が一定方向に揃っており、し
かも、表面が平滑で整った棒状である結晶性の良好な多
結晶シリコン鋳塊が得られるという利点が確保される。
すなわち、本発明の製造方法によれば、結晶の成長方向
が一定方向に揃って良質な多結晶シリコンが得られるの
で、製造された多結晶シリコン鋳塊の殆ど全てを有効に
使用することが可能となり、従来と比べた場合の利用効
率が非常に高まることになる。また、この多結晶シリコ
ン鋳塊における結晶の成長方向が一定方向に揃ってお
り、しかも、表面が平滑で整った棒状であることを考慮
すると、この多結晶シリコン鋳塊を結晶の成長方向と垂
直をなすようにしてスライスした、つまり、棒状鋳塊の
長さ方向と直交する向きに沿ってスライスした場合に
は、結晶の成長方向が厚さ方向で揃った多結晶シリコン
ウェハ、つまり、結晶粒界面が厚さ方向と平行になった
多結晶シリコンウェハが得られることになり、これをそ
のまま太陽電池用などとして用いることが可能であるた
め、結晶粒界の影響を受け難い多結晶シリコン太陽電池
を製造することができるという利点が確保される。
【0011】本発明の請求項5に係る多結晶シリコン鋳
塊の製造装置は、ヒータによる温度調節が可能であり、
かつ、昇降動作が可能な坩堝と、坩堝の上方に設置され
たうえで昇降動作が可能な冷却体とを具備しており、坩
堝及び冷却体のそれぞれは回転動作が可能なものである
ことを特徴としている。この製造装置によれば、上記し
た多結晶シリコン鋳塊の製造方法を容易に実行すること
が可能であり、良質な多結晶シリコン鋳塊が得られるこ
とになる。また、本発明の請求項6に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造装置は、請求項5に記載した装置であり、
冷却体の表面は冷却用流体でもって温度調整されている
ことを特徴とする。この構成によれば、冷却用流体でも
って冷却体の表面温度を低下させることが可能となり、
冷却体の表面温度を低下させておいた際には、冷却体の
底面に晶出する結晶の成長速度をより一層大きくして生
産効率の向上を図り得るという利点が確保される。
【0012】本発明の請求項7に係る多結晶シリコン鋳
塊の製造装置は、請求項5または請求項6に記載した装
置であり、冷却体はシリコンの融液温度であっても耐熱
性を有するカーボンまたは石英を用いて作製されたもの
であることを特徴とする。この構成によれば、耐熱性を
有するカーボンまたは石英によって冷却体を作製してい
るので、シリコン融液に対して底面が接触した際におい
ても冷却体そのものが溶けるというような不都合は生じ
ないことになる。さらに、本発明の請求項8に係る多結
晶シリコン鋳塊の製造装置は、請求項5ないし請求項7
のいずれかに記載した装置であり、冷却体の底面には、
成長する多結晶シリコンを保持する切り欠き部が設けら
れていることを特徴としている。すなわち、この構成に
よれば、冷却体の底面に設けられた切り欠き部によって
多結晶シリコンを保持するので、成長途中の多結晶シリ
コンが冷却体の底面から離れて落下するというような不
都合は生じ得ないことになる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本実施の形態に係る多結晶
シリコン鋳塊の製造装置を簡略化して示す全体断面図、
図2は本実施の形態に係る製造装置が具備する冷却体を
拡大して示す要部断面図であり、図3は本実施の形態に
係る多結晶シリコン鋳塊の製造方法をその手順に従って
示す工程説明図である。また、図4は本実施の形態によ
って製造された多結晶シリコン鋳塊から切り出された多
結晶シリコンチップの結晶性を模式化して示す説明図で
あり、図5は多結晶シリコンチップを用いて作製された
太陽電池の構造を模式化して示す説明図である。なお、
ここでは、多結晶シリコン鋳塊の製造装置を説明したう
え、この製造装置を用いて実行される製造方法を説明す
ることとし、図1において図6と互いに同一となる部
品、部分には同一符号を付している。
【0014】本実施の形態に係る多結晶シリコン鋳塊の
製造装置は鋳造炉ともいわれるものであり、この鋳造炉
7は、図1で示すように、炉内のほぼ中央に設置された
うえでシリコン結晶質原材(図示省略)を収納すること
になる坩堝3と、冷却用流体8を導入するステンレス製
などの配管路9が内挿されたうえで坩堝3の上方に設置
された冷却体10とを具備している。なお、鋳造炉7の
炉内は少なくとも外気と遮断されていればよいのである
が、好ましくは減圧下、あるいは、ヘリウム、窒素、ア
ルゴンなどの不活性雰囲気であることが好ましい。そし
て、坩堝3は、その外周囲に沿って配設されたヒータ6
による所望の温度調節が可能であり、かつ、矢印S1に
沿った昇降動作が可能であるとともに、回転軸11でも
って矢印R1に沿った方向の回転動作が可能なものとな
っている。従って、この際における坩堝3に収納された
シリコン結晶質原材は、坩堝3がヒータ6でもって加熱
されるのに伴って融解したうえでシリコン融液4とな
る。
【0015】また、冷却体10は、矢印S2に沿った昇
降動作及び矢印R2に沿った回転動作が可能な構成とさ
れたものであり、この冷却体10の底面10a近くで配
管路9の先端9aから流出した冷却用流体8は配管路9
の外周囲に沿いながら導出されることになっている。な
お、この冷却体10は結晶を成長させるための底面10
aを有していればよいのであり、その形状が限定される
ことはないが、棒状の多結晶シリコン鋳塊を得る場合に
は円柱状の冷却体10であることが好ましい。すなわ
ち、この冷却体10は冷却用流体8でもって温度制御さ
れており、冷却用流体8が吹き付けられる冷却体10の
底面10aは冷却用流体8でもって確実に冷却されてい
る。そして、冷却体10の材質としてはカーボン、石
英、ボロンナイトライド、SiCなどが適当であるが、
シリコンの融解温度でも耐熱性を有してさえいればよい
ことから、加工性や価格などを考慮すると、カーボンが
最も好ましいと考えられる。なお、カーボンからなる冷
却体10の表面にSiC、SiN、ボロンナイトライト
などを蒸着しておいてもよいことは勿論である。ところ
で、冷却体10を温度制御するための冷却用流体8とし
てはシリコン融液4に対して冷却能力を有する窒素、ア
ルゴン、ヘリウムなどが考えられるが、安価である点か
ら窒素が、また、冷却能力が高い点でヘリウムが好まし
いことになる。
【0016】さらにまた、この冷却体10の底面10a
に対しては、図2で示すように、成長する多結晶シリコ
ンを保持しておくための切り欠き部10bが彫り込み形
成によって設けられている。すなわち、このような切り
欠き部10bを設けておいた場合には、晶出して成長途
中の多結晶シリコンが底面10aから離れて落下するこ
とを防止することが可能となり、しかも、成長終了後に
は軽い衝撃を与えるだけのことによって多結晶シリコン
鋳塊を冷却体10から容易に取り外せることになる。な
お、切り欠き部10bの形状が限定されることはなく、
多結晶シリコンが落下しがたい形状でありさえすればよ
いのであり、この切り欠き部10bに固着して残った多
結晶シリコンは、冷却用流体8を流さないようにしなが
ら冷却体10をシリコン融液中に浸漬することによって
再利用されることになっている。
【0017】つぎに、本実施の形態に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法を実施例1ないし実施例5において図
3の工程説明図を参照しながら説明するが、本発明に係
る製造方法の適用範囲が以下の実施例のみに限定されな
いことは勿論である。
【0018】(実施例1)実施例1に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法は、ヒータ6による温度調節が可能な
坩堝3にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもっ
てシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3
の上方に設置した冷却体10を下降動作させてシリコン
融液4の液面に冷却体10の底面10aを接触させたう
え、冷却体10の底面10aに多結晶シリコンを晶出さ
せながら冷却体10を上昇動作させるものである。すな
わち、具体的には、まず、図3(a)で示すように、鋳
造炉7内をアルゴンからなる不活性雰囲気1とし、シリ
コン結晶質原材である太陽電池級の原料ポリシリコン
(純度6−Nine)の6.0kgと、ボロンをドービ
ングするための調整合金とをカーボン製の坩堝3に収納
したうえ、ヒータ6でもって坩堝3の温度を1550℃
に保持し、原料ポリシリコン及び調整合金を加熱して融
解することによってシリコン融液4を得る。
【0019】引き続き、冷却用流体としての窒素ガスが
配管路9を通じて循環しているカーボン製の冷却体10
を矢印S2に沿って下降動作させたうえ、図3(b)で
示すように、冷却体10の底面10aをシリコン融液4
の液面に接触させると、この底面10aに対しては多結
晶シリコンの結晶C3が晶出してくる。なお、ここで
は、窒素ガスの流量を150,360,5401/mi
nと変化させ、かつ、シリコン融液4の温度を146
0,1410,1405℃と変化させながら結晶C3を
成長させることを行っている。さらに、冷却体10の底
面10aに多結晶シリコンを晶出させながら、図3
(c)で示すように、結晶C3が底面10aから下方へ
と向かって成長する速度と同じ速度で冷却体10を矢印
S2に沿って上昇動作させると、冷却体10の底面10
aには結晶C3の成長方向が下方へと向かって揃った多
結晶シリコンが成長することになり、棒状の多結晶シリ
コン鋳塊が得られる。なお、本発明の発明者らが多結晶
シリコン鋳塊を調査してみたところによれば、窒素ガス
流量及びシリコン融液温度と結晶C3の成長速度との関
係は表1で示すようになっており、窒素ガスの流量が5
401/minでシリコン融液4の温度が1405℃の
条件下における結晶C3の成長速度が最も大きいことが
確認されている。
【0020】
【表1】
【0021】また、窒素ガスの流量5401/minと
し、シリコン融液4の温度を1425℃としたうえで他
の条件を変えないまま、冷却体10の底面10aから下
方へと向かって長さ30mmの多結晶シリコン鋳塊(以
下、この多結晶シリコン鋳塊を実施例品Aという)を成
長させた後、得られた多結晶シリコン鋳塊をスライスし
たうえでアルカリエッチングを施して結晶C3の成長方
向を観察してみたところ、その成長方向は冷却体10の
底面10aから下方へと向かう方向に揃っていることが
確認された。さらにまた、選択化学エッチングによって
現出させたエッチピットの密度(エッチピットデンシテ
ィー:EPD)を従来の製造方法を採用して製造された
多結晶シリコン鋳塊の場合と比較してみた際には表2で
示すような結果が得られており、この結果によれば、本
実施例によって製造された多結晶シリコン鋳塊AのEP
Dが従来よりも30%近くも低減し、成長時の結晶の衝
突による歪みや結晶欠陥の発生が抑制されていることが
分かる。
【0022】
【表2】
【0023】(実施例2)実施例2に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法は、ヒータ6による温度調節が可能な
坩堝3にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもっ
てシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3
の上方に設置した冷却体10を下降動作させてシリコン
融液4の液面に冷却体10の底面10aを接触させたう
え、冷却体10の底面10aに多結晶シリコンを晶出さ
せながら冷却体10を上昇動作させつつ回転動作させる
ものである。すなわち、具体的には、図3(c)で示す
ように、多結晶シリコンの結晶C3が冷却体10の底面
10aから下方へと向かって成長する速度と同じ速度で
冷却体10を矢印S2に沿って上昇動作させる際、この
冷却体10を30rpmの回転速度で矢印R2に沿って
回転動作させることが実施例2では行われている。そこ
で、他の条件については変化させないまま、冷却体10
の底面10aから下方へと向かって長さ30mmの多結
晶シリコン鋳塊(以下、この多結晶シリコン鋳塊を実施
例品Bという)を成長させたうえで結晶の成長方向を観
察してみたところ、その成長方向が冷却体10の底面1
0aから下方へと向かう方向に揃っていることは勿論の
こと、冷却体10を回転動作させながら多結晶シリコン
を成長させたことに伴って多結晶シリコン鋳塊の表面が
より平滑となっており、しかも、整った棒状を有するこ
とが確認されている。
【0024】(実施例3)実施例3に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法は、ヒータ6による温度調節が可能な
坩堝3にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもっ
てシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3
の上方に設置した冷却体10を下降動作させてシリコン
融液4の液面に冷却体10の底面10aを接触させたう
え、冷却体10の底面10aに多結晶シリコンを晶出さ
せながら坩堝3を下降動作させるものである。すなわ
ち、実施例1では冷却体10の底面10aに多結晶シリ
コンを晶出させながら冷却体10を結晶C3の成長速度
と同じ速度で上昇動作させていたのであるが、この実施
例3においては、図3(c)で示すように、冷却体10
の底面10aに多結晶シリコンを晶出させながら冷却体
10ではなくて坩堝3の方を結晶C3の成長速度と同じ
速度で矢印S1に沿って下降動作させることを行ってい
る。そして、他の条件については変化させないまま、冷
却体10の底面10aから下方へと向かって長さ30m
mの多結晶シリコン鋳塊(以下、この多結晶シリコン鋳
塊を実施例品Cという)を成長させたうえで結晶の成長
方向を観察してみたところによれば、その成長方向が冷
却体10の底面10aから下方へと向かう方向に揃って
いることが確認されている。
【0025】(実施例4)実施例4に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法は、ヒータ6による温度調節が可能な
坩堝3にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもっ
てシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3
の上方に設置した冷却体10を下降動作させてシリコン
融液4の液面に冷却体10の底面10aを接触させたう
え、冷却体10の底面10aに多結晶シリコンを晶出さ
せながら坩堝3を下降動作させつつ回転動作させるもの
である。すなわち、具体的には、図3(c)で示すよう
に、多結晶シリコンの結晶C3が冷却体10の底面10
aから下方へと向かって成長する速度と同じ速度で坩堝
3を矢印S1に沿って下降動作させる際、この坩堝3を
30rpmの回転速度で矢印R1に沿って回転動作させ
ることが実行されている。そこで、他の条件については
変化させないまま、冷却体10の底面10aから下方へ
と向かって長さ30mmの多結晶シリコン鋳塊(以下、
この多結晶シリコン鋳塊を実施例品Dという)を成長さ
せたうえで結晶の成長方向を観察してみたところ、その
成長方向が冷却体10の底面10aから下方へと向かう
方向に揃っており、しかも、坩堝3を回転動作させなが
ら多結晶シリコンを成長させたことに伴って多結晶シリ
コン鋳塊の表面がより平滑となって整った棒状を有して
いることが確認されている。
【0026】(実施例5)実施例5に係る多結晶シリコ
ン鋳塊の製造方法は、ヒータ6による温度調節が可能な
坩堝3にシリコン結晶質原材を収納し、ヒータ6でもっ
てシリコン結晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝3
の上方に設置した冷却体10を下降動作させてシリコン
融液4の液面に冷却体10の底面10aを接触させたう
え、冷却体10の底面10aに多結晶シリコンを晶出さ
せながら坩堝3を下降動作させつつ冷却体10を上昇動
作させるものである。すなわち、この実施例5において
は、図3(c)で示すように、冷却体10の底面10a
に多結晶シリコンを晶出させながら坩堝3を矢印S1に
沿って下降動作させるとともに、冷却体10を矢印S2
に沿って上昇動作させることが実行されており、実施例
1及び実施例3と同様の作用が得られることが確認され
ている。さらにまた、この際には、下降動作する坩堝3
及び上昇動作する冷却体10の双方を逆向きに回転動作
させてもよく、他の条件については変化させないまま、
冷却体10の底面10aから下方へと向かって長さ30
mmの多結晶シリコン鋳塊(以下、この多結晶シリコン
鋳塊を実施例品Eという)を成長させたうえで結晶の成
長方向を観察してみたところによれば、その成長方向が
冷却体10の底面10aから下方へと向かう方向に揃っ
ており、しかも、多結晶シリコン鋳塊の表面がより平滑
となって整った棒状を有することが確認されている。
【0027】ところで、実施例1ないし実施例5におい
ては、冷却体10がカーボン製であり、冷却用流体8が
窒素ガスであるとしているが、このような条件に限られ
ることはないのであり、例えば、石英でもって冷却体1
0を作製し、ヘリウムガスを冷却用流体8としてもよい
ことが本発明の発明者らによって確認されている。すな
わち、ヘリウムガスの流量を5401/minとし、シ
リコン融液4の温度を1425℃としたうえ、他の条件
については同様としながら冷却体10の底面10aから
下方へと向かって長さ30mmの多結晶シリコン鋳塊を
成長させた際における結晶C3の成長速度は2.51m
m/minであり、冷却用流体8が窒素ガスである場合
に比べると、1.5倍程度速く成長することが分かって
いる。なお、このようにして製造された多結晶シリコン
鋳塊の結晶成長方向も、冷却体10の底面10aから下
方へと向かう一定方向に揃っていることも確認済みとな
っている。
【0028】さらにまた、以上説明した各実施例の手順
に従って製造された多結晶シリコン鋳塊、つまり、実施
例品A〜Eの各々をその長さ方向と直交する向きに沿っ
てスライスしてなる多結晶シリコンウェハから図4で示
すような多結晶シリコンチップ、例えば、20mm×2
0mm×500μmの大きさでPN接合とされたチップ
を製作し、かつ、このチップを使用したうえで図5で示
すような構成の太陽電池セルを試作することを行った。
なお、これらの図4及び図5における符号12は結晶粒
界面、13は結晶粒界であり、Gは結晶の成長方向、T
hはチップの厚み方向をそれぞれ示している。そして、
このようにして試作された太陽電池セルの有する変換効
率を、従来通りの手順に従って製造された多結晶シリコ
ン鋳塊(以下、従来品という)から試作された太陽電池
セルの変換効率と比較してみたところ、表3で示すよう
な結果が得られている。すなわち、この表3によれば、
実施例品A〜Eを用いて試作された太陽電池セルの変換
効率が、従来品を用いて試作された太陽電池セルの変換
効率より少なくとも10%程度向上していることが分か
る。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明に係る多結晶シリコン鋳塊の製造
方法によれば、冷却体の底面には結晶の成長方向が下方
へと向かって揃った多結晶シリコンが成長するので、結
晶の成長方向が一定方向に揃って良質であるのみなら
ず、表面が平滑で整った棒状を有する多結晶シリコン鋳
塊が得られる。また、鋳型からの不純物の溶け込みとい
うような悪影響が多結晶シリコン鋳塊に及ぶことも起こ
り得ず、さらには、離型剤を用いたうえで多結晶シリコ
ン鋳塊を鋳型から離型させる必要もないという効果が得
られる。従って、本発明に係る製造方法を採用して製造
された多結晶シリコン鋳塊を用いる場合には、結晶粒界
及び欠陥の影響が低減されており、かつ、高い変換効率
を有する太陽電池を製造できることになる。また、本発
明に係る多結晶シリコン鋳塊の製造装置によれば、上記
した多結晶シリコン鋳塊の製造方法を容易に実行するこ
とが可能であり、良質な多結晶シリコン鋳塊を製造でき
るという効果が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る多結晶シリコン鋳塊の製造
装置を簡略化して示す全体断面図である。
【図2】本実施の形態に係る製造装置が具備している冷
却体を拡大して示す要部断面図である。
【図3】本実施の形態に係る多結晶シリコン鋳塊の製造
方法をその手順に従って示す工程説明図である。
【図4】本実施の形態によって製造された多結晶シリコ
ン鋳塊から切り出された多結晶シリコンチップの結晶性
を模式化して示す説明図である。
【図5】本実施の形態によって製造された多結晶シリコ
ン鋳塊から切り出された多結晶シリコンチップを用いて
作製された太陽電池セルの構造を模式化して示す説明図
である。
【図6】従来の形態に係る多結晶シリコン鋳塊の製造装
置を簡略化して示す全体断面図である。
【符号の説明】
3 坩堝 4 シリコン融液 6 ヒータ 7 鋳造炉(製造装置) 10 冷却体 10a 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 万人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 佃 至弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 布居 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大塚 良達 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)発明者 張 進 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 Fターム(参考) 4G072 AA01 BB01 BB12 GG03 GG04 HH01 MM38 NN01 NN02 UU02 5F051 CB04 CB29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによる温度調節が可能な坩堝にシ
    リコン結晶質原材を収納し、ヒータでもってシリコン結
    晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝の上方に設置し
    た冷却体を下降動作させてシリコン融液の液面に冷却体
    の底面を接触させたうえ、冷却体の底面に多結晶シリコ
    ンを晶出させながら冷却体を上昇動作させることを特徴
    とする多結晶シリコン鋳塊の製造方法。
  2. 【請求項2】 ヒータによる温度調節が可能な坩堝にシ
    リコン結晶質原材を収納し、ヒータでもってシリコン結
    晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝の上方に設置し
    た冷却体を下降動作させてシリコン融液の液面に冷却体
    の底面を接触させたうえ、冷却体の底面に多結晶シリコ
    ンを晶出させながら坩堝を下降動作させることを特徴と
    する多結晶シリコン鋳塊の製造方法。
  3. 【請求項3】 ヒータによる温度調節が可能な坩堝にシ
    リコン結晶質原材を収納し、ヒータでもってシリコン結
    晶質原材を加熱して融解させた後、坩堝の上方に設置し
    た冷却体を下降動作させてシリコン融液の液面に冷却体
    の底面を接触させたうえ、冷却体の底面に多結晶シリコ
    ンを晶出させながら坩堝を下降動作させつつ冷却体を上
    昇動作させることを特徴とする多結晶シリコン鋳塊の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載した多結晶シリコン鋳塊の製造方法であって、 坩堝または冷却体の少なくとも一方を回転動作させるこ
    とを特徴とする多結晶シリコン鋳塊の製造方法。
  5. 【請求項5】 ヒータによる温度調節が可能であり、か
    つ、昇降動作が可能な坩堝と、坩堝の上方に設置された
    うえで昇降動作が可能な冷却体とを具備しており、坩堝
    及び冷却体のそれぞれは回転動作が可能なものであるこ
    とを特徴とする多結晶シリコン鋳塊の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した多結晶シリコン鋳塊
    の製造装置であって、 冷却体の表面は冷却用流体でもって温度調整されている
    ことを特徴とする多結晶シリコン鋳塊の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載した多結
    晶シリコン鋳塊の製造装置であって、 冷却体はシリコンの融解温度でも耐熱性を有するカーボ
    ンまたは石英を用いて作製されたものであることを特徴
    とする多結晶シリコン鋳塊の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載した多結晶シリコン鋳塊の製造装置であって、 冷却体の底面には、成長する多結晶シリコンを保持する
    切り欠き部が設けられていることを特徴とする多結晶シ
    リコン鋳塊の製造装置。
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