JP2000000950A - ラミネート体の製造装置および製造方法 - Google Patents

ラミネート体の製造装置および製造方法

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JP2000000950A
JP2000000950A JP10168129A JP16812998A JP2000000950A JP 2000000950 A JP2000000950 A JP 2000000950A JP 10168129 A JP10168129 A JP 10168129A JP 16812998 A JP16812998 A JP 16812998A JP 2000000950 A JP2000000950 A JP 2000000950A
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laminate
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Morio Kiso
盛夫 木曾
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Hidesato Yoshimitsu
秀聡 善光
Satoshi Yamada
聡 山田
Hidenori Shiozuka
秀則 塩塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラミネート体の気泡残りを防止し、多様な形
状の被ラミネート体に追従して、大面積の太陽電池モジ
ュールを一度に大量に作製できるラミネート体の製造装
置を提供する。 【解決手段】 被ラミネート体103を圧着してラミネ
ート体を製造する装置であって、チャンバー101内に
収容された被ラミネート体103の表裏面の少なくとも
一方に、袋体102が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封止材内に光起電
力素子を有する太陽電池モジュールなどのラミネート体
を製造するための装置および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールは、通常、表面部材
と裏面部材との間に光起電力素子が有機高分子樹脂によ
り封止された構造を有している。
【0003】このような構造の太陽電池モジュールを製
造する場合には、例えば図8に示すように、表面側から
表面部材803、表面封止材樹脂802、光起電力素子
801、裏面封止材樹脂804、裏面部材805の順に
積層したもの(以下、「被ラミネート体」と称する。)
を加圧および加熱することによって、これらを圧着して
いる。
【0004】また、表面の強度を高めるために、表面封
止材樹脂802と光起電力素子801との間に、表面保
護強化材807が介在される場合もある。
【0005】ところで、封止材樹脂を用いて表面部材と
裏面部材とを貼り合わせて太陽電池モジュールを製造す
るには、二重真空室方式によるラミネート装置が一般的
に使用されている。
【0006】図11は、従来の二重真空室方式によるラ
ミネート装置の一例を示す概略断面図である。図11に
おいて、1101は下室、1102は上室、1103は
ダイヤフラム、1105はヒーター、1106および1
107は排気口、1108はO−リング、1109は被
ラミネート体である。
【0007】図示するように、このラミネート装置を用
いた太陽電池モジュールの製造は以下の工程で行われ
る。まず、被ラミネート体1109を下室1101に置
き、排気口1106,1107から上室1102および
下室1101をともに排気する。
【0008】次に、封止材樹脂が溶融する温度までヒー
ター1105で加熱する。ここで封止材樹脂として架橋
型エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を用いた場
合には、EVAの架橋反応が起こらないような温度にす
る必要がある。
【0009】そして、下室1101を排気したまま上室
1102を大気圧に戻して、被ラミネート体1109を
ダイヤフラム1103により圧着する。
【0010】封止材樹脂として架橋型EVAを用いた場
合は、EVAが架橋反応を起こす温度まで加熱し、架橋
が終了するまでその温度を保持する。
【0011】冷却後、モジュールを取り出す。これによ
り、図8に示すような太陽電池モジュールを得ることが
できる。
【0012】このような二重真空室方式のラミネート装
置に関しては、特公平4−65556号公報の「太陽電
池モジュールラミネート装置」、および実登録3017
231号の「ラミネート装置」に開示されている。
【0013】また、単一真空室方式のラミネート装置に
よっても、太陽電池モジュールを製造することができ
る。単一真空室方式とは、二重真空室方式の上室がない
ものであり、図12はその装置の一例を示す概略断面図
である。
【0014】図12において、1201は金属プレー
ト、1202はシリコーンゴムシート、1203はヒー
ター、1204は排気口、1205はO−リング、12
06は被ラミネート体である。
【0015】図示するように、このラミネート装置を用
いた場合の太陽電池モジュールの製造方法は以下の工程
で行われる。まず、被ラミネート体1206を金属プレ
ート1201上に置き、その上にシリコーンゴムシート
1202を重ねる。
【0016】次に、金属プレート1201の表面に開口
された排気口1204から排気し、シリコーンゴムシー
ト1202により被ラミネート体1206を圧着する。
【0017】封止材樹脂として架橋型EVAを用いた場
合には、EVAが架橋反応を起こす温度まで加熱し、架
橋が終了するまでその温度を保持する。
【0018】冷却後、太陽電池モジュールを取り出す。
これにより二重真空室方式のときと同様の太陽電池モジ
ュールを得ることができる。
【0019】このような単一真空室方式のラミネート装
置に関しては、特開平9−36405号公報の「太陽電
池モジュール及びその製造方法」に開示されている。
【0020】また、これら二種類のラミネート装置以外
には、特開平6−27474号公報の「液晶用ガラス基
板結合装置」のような風船体を用いたラミネート装置が
開示されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、単一真空室
方式のラミネート装置は、二重真空室方式のラミネート
装置のような真空に耐えうる頑丈なチャンバーを必要と
しないため、構造が簡単で、大面積の太陽電池モジュー
ルの製造が容易である。
【0022】しかし、二重真空室方式のラミネート装置
と異なり、排気と同時に被ラミネート体が圧着されるた
め、被ラミネート体の隙間から空気が逃げ難くなり、ラ
ミネート後のモジュール内に気泡残りが発生し易い。
【0023】このように気泡の発生した太陽電池モジュ
ールは外観を損ねるばかりでなく、表面部材あるいは裏
面部材に有機高分子樹脂を用いた場合には気泡内に水分
が浸透し、剥離を促進させたり、電極などの金属部材を
腐食させたりする原因にもなる。
【0024】したがって、従来の単一真空室方式のラミ
ネート装置では、被ラミネート体を加熱する前に被ラミ
ネート体内の空気を十分に排気しなければならず、長時
間の真空引きが必要であった。
【0025】一方、二重真空室方式のラミネート装置
は、上室と下室とを真空引きしてから上室を大気圧に開
放するため、短時間の真空引きでも被ラミネート体内に
は空気が残留し難く、温度と圧力の制御も比較的容易で
ある。
【0026】しかし、ラミネート中に上室あるいは下室
の構造物内部を真空にするため、装置全体を大気圧に耐
えうる構造に形成する必要がある。ラミネート体を大き
くすればするほど装置自体を頑丈にしなければならず、
装置体積が嵩み、コストも増大する。したがって、大面
積の太陽電池モジュールの作製には不向きである。
【0027】また、特開平6−27474号公報の風船
体を用いたラミネート装置では、風船体内に注入する媒
体として圧縮空気を使用しているが、圧縮空気は被ラミ
ネート体を加圧することのみに使用され、媒体と被ラミ
ネートとの間の熱交換が明示されていない。
【0028】さらに、太陽電池モジュールが一般に広く
普及するためには、低コスト化と同時に屋根材一体型あ
るいは建材一体型の太陽電池モジュールのように、構造
部材の兼用、設置作業の簡略化及び意匠性を確立した太
陽電池モジュールを作製することが不可欠である。
【0029】そのためには、図9に示すように、嵌合部
901を有する太陽電池モジュールや和風瓦状の波形太
陽電池モジュールのような多様なニーズに対応しうる太
陽電池モジュールを安価で大量に供給しなければならな
い。なお、図9において、901は嵌合部、902は波
形凸部、903は波形凹部、904は光起電力素子であ
る。
【0030】ところが、このようなラミネート体として
の太陽電池モジュールが複雑な凹凸や曲面形状を有して
いるような場合には、従来のラミネート装置では被ラミ
ネート体を載置する面が平板であるため、十分な力で被
ラミネート体を加圧あるいは均一に加熱することができ
なかった。
【0031】したがって、従来のダイヤフラムのような
一枚のシートでは、ラミネート体内に気泡や充填不良が
発生したり、ラミネート体の凸部に応力が集中してラミ
ネート体が変形もしくは破損したりするおそれがあっ
た。
【0032】また、被ラミネート体を載置する面を予め
モジュールの形状にあわせて凹凸または曲面形状に加工
しておくことも考えられるが、汎用性がなく、製造する
太陽電池モジュールの多様化に適応しえない。
【0033】そのため、従来の屋根材一体型の太陽電池
モジュールの製造方法では、まず平板状の太陽電池モジ
ュールを公知のラミネート装置で作製した後、所望の形
状に加工するため、ローラーフォーマーやベンダーによ
る嵌合部の折り曲げ加工やプレスによる波形加工などを
行ってきた。
【0034】しかし、このような方法では、封止材樹脂
として架橋型有機高分子樹脂を用いた場合には架橋後に
折り曲げることになり、曲げ部に応力が集中する。
【0035】そこで、剥離を防止するため、曲げ加工の
曲率に制約があった。また、ラミネート後に光起電力素
子によって発生した電気を取り出すケーブルの端子箱の
取り付け工程が必要であり、さらにフレーム付の太陽電
池モジュールの場合にはフレームの取り付け工程も必要
であった。
【0036】また、従来のラミネート装置では、一枚の
シリコーンゴムシート等によって一様に加圧されるた
め、部分的もしくは経時的な圧力制御をすることができ
なかった。このような一様な加圧では、図8のように封
止される光起電力素子に電極やバィパスダイオード等の
凸状部材806が付属している場合、局部的に数MPa
もの力にかかり、封止材樹脂の厚みが薄くなったり、凸
状部材を破損したりするおそれがあった。
【0037】そこで、凸状部材上の封止材樹脂の厚さを
確保するためにその他の部分にとっては必要以上の厚さ
の封止材樹脂を使用しなければならなかったり、また凸
状部材の破損を防ぐために緩衝材を挟む必要があり、材
料コストが嵩むとともに作業が煩雑になる要因となって
いた。
【0038】さらに、従来のラミネート装置では、構造
上、太陽電池モジュール1枚を作製するのに必要な装置
体積が非常に大きくなってしまうため、一度に大量の太
陽電池モジュールを作製することが難しい。特に大面積
の太陽電池モジュールを作製するような場合には、加熱
および冷却に要する時間が長くなるため、エネルギーの
ロスが大きく、必然的に太陽電池モジュールの製造コス
ト高に繋がっていた。
【0039】本発明は、ラミネート体としての太陽電池
モジュールに気泡残りが発生することがなく、被ラミネ
ート体の表面または裏面の多様な形状にも追従すること
ができ、大面積の太陽電池モジュールを一度に大量に作
製することができるラミネート体の製造装置および製造
方法を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のラミネート体の製造装置は、被ラミネート体を
圧着してラミネート体を製造する装置において、チャン
バー内に収容された被ラミネート体の表裏面の少なくと
も一方に、袋体が配置されるものである。
【0041】上記ラミネート体の製造装置の構成におい
て、袋体の内部には、加熱媒体または/および冷却媒体
が注入される。
【0042】加熱媒体または/および冷却媒体は液体で
あることが好ましく、さらに媒体としてシリコーンオイ
ルを使用する場合、その粘度は25℃において10〜1
000cStの範囲にあることがより好ましい。
【0043】また、袋体には、加熱装置または/および
冷却装置が装備されていることが好ましい。
【0044】さらに、袋体の内部が複数に分割され、圧
力制御系統が少なくとも二系統以上形成されていること
が好ましい。
【0045】上記チャンバー内が排気されることによ
り、袋体の外部が700Pa以下に減圧されることが好
ましい。
【0046】袋体の表面は、エンボス加工されているこ
とが好ましい。
【0047】被ラミネート体と袋体とが交互に多段配置
されることが好ましい。
【0048】また、少なくとも1台以上の加熱中のチャ
ンバーと、少なくとも1台以上の冷却中のチャンバーと
を組み合わせ、組み合わされたチャンバー間で加熱媒体
および冷却媒体が共通化されていてもよい。
【0049】ラミネート体が凹凸、折り曲げまたは曲面
形状を有していてもよい。
【0050】ラミネート体として、封止材内に光起電力
素子を有する太陽電池モジュールが挙げられる。
【0051】一方、本発明のラミネート体の製造方法
は、被ラミネート体を圧着してラミネート体を製造する
ラミネート体の製造方法において、被ラミネート体の表
裏面の一方に袋体を配する工程と、袋体の内部に媒体を
注入することによって被ラミネート体を加圧する工程と
を有するものである。
【0052】上記ラミネート体の製造方法において、袋
体の内部に媒体を注入する前に、袋体の外部を700P
a以下に減圧する工程を有することが好ましい。
【0053】また、袋体の内部に加熱媒体を注入するこ
とにより、または/および袋体に装備された加熱装置に
より、被ラミネート体を加熱する工程を有することが好
ましい。
【0054】さらに、袋体の内部に冷却媒体を注入する
ことにより、被ラミネート体を冷却する工程を有するこ
とが好ましい。
【0055】媒体は液体であることが好ましく、さらに
媒体としてシリコーンオイルを使用する場合、その粘度
は25℃において10〜1000cStの範囲にあるこ
とがより好ましい。
【0056】上記の被ラミネート体を加圧する工程にお
いて、袋体内部の少なくとも二系統以上ある圧力制御系
統を独立に制御することが好ましい。
【0057】また、被ラミネート体を加圧する工程また
は/および加熱する工程において、加圧または/および
加熱中に被ラミネート体と凹凸部材を接着させる工程を
有することが好ましい。
【0058】凹凸部材として、フレームまたは端子箱が
挙げられる。
【0059】また、ラミネート体として、封止材内に光
起電力素子を有する太陽電池モジュールが挙げられる。
【0060】本発明によれば、袋体の内部に媒体を注入
して被ラミネート体を加圧しているので、一様かつ十分
な力で被ラミネート体を圧着することができる。
【0061】被ラミネート体を一様な力で圧着するた
め、媒体は液体であることが好ましい。媒体としてシリ
コーンオイルを使用する場合、その媒体の粘度は25℃
において10〜1000cStの範囲にあることがより
好ましい。粘度の下限を10cStとしたのは、10c
St未満のものは引火点が低いからである。一方、粘度
の上限を1000cStとしたのは、1000cStを
超えるものは流動性に劣るからである。
【0062】図2および図6に示すように、被ラミネー
ト体の表面または裏面の凹凸や曲面形状にも追従しうる
ため、様々な形状のラミネート体の作製が可能である。
そのため、例えば太陽電池モジュールの場合、従来のよ
うに封止材樹脂の架橋後に曲げ加工する必要がなく、曲
げ部に応力が集中しないため、剥離の発生が抑えられ
る。
【0063】また、フレームや端子箱といった凹凸部材
が付帯するような分厚い太陽電池モジュールにおいて
も、ラミネート時にこれらの部材を太陽電池モジュール
に取り付けることもできる。
【0064】さらに、袋体内部を二つ以上の袋に分割す
ることによって、圧力制御系統を二系統以上にすること
ができ、被ラミネート体を加圧する際に圧力分布を持た
せることができるので、封止材樹脂の厚さをコントロー
ルすることができる。
【0065】媒体として加熱媒体または冷却媒体を用い
ているため、加圧と同時に被ラミネート体の加熱または
冷却が可能である。また、袋体の内部または表面に加熱
装置または冷却装置を組み込むことによって、媒体によ
る温度ムラを抑制することができる。
【0066】また、加熱中のチャンバーと冷却中のチャ
ンバーとを組み合わせ、加熱媒体および冷却媒体を共通
化することで、効率よく加熱冷却することができる。
【0067】さらに、図1に示すように、袋体間に被ラ
ミネート体を挟み込んで多段構造にすることによって、
いかなる形状の被ラミネート体にも対応することがで
き、太陽電池モジュール1枚を作製するのに必要な装置
体積およびエネルギーを小さくすることができる。
【0068】しかも、装置サイズを大きくしても温度の
均一化を図ることが容易であるため、大面積の被ラミネ
ート体を一度に大量に製造することが可能である。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は本実
施形態に限るものではない。
【0070】図1は本発明のラミネート体の製造装置を
示す概略縦断面図であり、図2はその概略横断面図であ
る。図1および図2において、101,201はラミネ
ート体製造装置、102,202は袋体、103,20
3は被ラミネート体であり、袋体102,202の材質
としては、耐熱性、伸長性に優れ、ラミネート体の表面
部材または裏面部材の折り曲げ部の突起等で破れないよ
うに十分な強度が必要である。
【0071】この点で、袋体102,202としてはシ
リコーンゴム、フッ素ゴムが適しているが、特にビニリ
デンフルオライド系フッ素ゴム、プロピレン/テトラフ
ルオロエチレン系フッ素ゴムが引張り強さの面で最適で
ある。袋体の厚さは、0.5〜10mmであることが望
ましい。
【0072】袋体表面にはエンボス加工を施し、脱気特
性を向上させていることが望ましい。エンボス形状とし
ては、凹凸部の最大高低差が5〜500μmで、ピッチ
が0.1〜10mmであることが望ましい。
【0073】また、袋体の表面もしくは内部には、加熱
装置としてシリコーンゴムヒーター等の面状ヒーターが
取り付けられていてもよい。
【0074】加熱媒体および冷却媒体としては、耐熱性
に優れるシリコーンオイルが挙げられる、特にジメチル
シリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイルが
最適である。媒体の粘度は、10〜1000cSt(2
5℃)のものがよい。粘度の下限を10cStとしたの
は、10cSt未満のものは引火点が低いからである。
一方、粘度の上限を1000cStとしたのは、100
0cStを超えるものは流動性に劣るからである。
【0075】以下に、袋体内に媒体を注入する工程の一
例を説明する。まず、加熱用シリコーンオイルを予め恒
温槽1で100〜200℃の温度に維持しておき、この
恒温槽1内の加熱用シリコーンオイルをポンプにより袋
体内に送給し、所定の圧力になるまで注入する。
【0076】そして、ラミネーション終了まで、袋体内
に加熱用シリコーンオイルを封止する。
【0077】また、冷却用シリコーンオイルを予め恒温
槽2で0〜30℃の温度に維持しておき、袋体から加熱
用シリコーンオイルをポンプで排出すると同時に冷却用
シリコーンオイルを袋体内へ注入する。このとき、袋体
内部の圧力が低下しないように配慮する。
【0078】袋体から排出された加熱用シリコーンオイ
ルは、恒温槽1に戻される。
【0079】冷却終了とともに袋体から冷却用シリコー
ンオイルを排出し、恒温槽2に戻す。
【0080】他の実施形態として、少なくとも1台以上
の加熱中のチャンバーと、少なくとも1台以上の冷却中
のチャンバーとを組み合わせ、組み合わされたチャンバ
ー間で加熱用シリコーンオイルおよび冷却用シリコーン
オイルが共通化され、加熱用シリコーンオイルおよび冷
却用シリコーンオイルが加熱および冷却中に両者の袋体
内を循環するように構成してもよい。
【0081】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限る
ものではない。なお、以下の実施例においては、ラミネ
ート体として太陽電池モジュールを用いている。
【0082】(実施例1) <光起電力素子の作製>図3に示すような構成のアモル
ファスシリコン(a−Si)太陽電池(光起電力素子)
を以下のようにして作製した。
【0083】図3において、301は導電性基体、30
2は裏面反射層、303は半導体層、304は透明電極
層、305は集電電極、306aはプラス側出力端子、
306bはマイナス側出力端子、307は導電性接着
剤、308は半田である。
【0084】すなわち、洗浄したステンレス鋼製の基板
301上に、スパッタ法で裏面反射層302としてAl
層(膜厚5000Å)とZnO層(膜厚5000Å)を
順次形成した。
【0085】次いで、プラズマCVD法により、SiH
4とPH3とH2の混合ガスからn型a−Si層を、Si
4とH2の混合ガスからi型a−Si層を、SiH4
BF3とH2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層を形
成し、n層膜厚150Å/i層膜厚4000Å/p層膜
厚100Å/n層膜厚100Å/i層膜厚800Å/p
層膜厚100Åの層構成のタンデム型a−Si光電変換
半導体層303を形成した。
【0086】次に、透明導電層304として、In23
薄膜(膜厚700Å)を、O2雰囲気下でInを抵抗加
熱法で蒸着することによって形成した。
【0087】その後、光起電力素子の欠陥除去処理を行
った。すなわち、電導度が50乃至70mSとなるよう
に調整した塩化アルミニウムの水溶液中に、光起電力素
子を浸漬するとともに、素子の透明導電層に対向するよ
うに電極板を浸漬し、光起電力素子をアースとして電極
板に3.5ボルトの正電位を2秒間印加することによ
リ、シャントしている部分の透明導電層を選択的に分解
した。
【0088】この処理により、光起電力素子のシャント
抵抗は処理前1kΩ・cm2乃至10kΩ・cm2であっ
たのに対し、処理後は50kΩ・cm2乃至200kΩ
・cm2に改善された。
【0089】最後に、透明導電層304上に集電用のグ
リッド電極305を設ける。スクリーン印刷により形成
された幅200ミクロンの銅ペーストのライン上に沿っ
て直径100ミクロンの銅線を敷線し、その上にクリー
ム半田を載せた後、半田を溶融させることにより銅線を
銅ペースト上に固定し集電電極とした。
【0090】マイナス側端子306bとして銅タブをス
テンレス鋼製基板301にステンレス半田308を用い
て取り付け、プラス側端子306aとしては錫箔のテー
プを導電性接着剤307にて集電電極305に取り付け
て出力端子とし、光起電力素子を得た。
【0091】<ラミネートによるモジュールの作製>図
4は、本発明のラミネート体の製造装置おいて、ラミネ
ート部に被ラミネート体を搬入する前の状態を示す概略
断面図である。図4において、401は治具、402は
支持棒、403は被ラミネート体、404は袋体、40
5は真空チャンバーである。
【0092】搬入および搬出機構を備えた治具401の
支持棒402上に被ラミネート体403として、凸部の
曲率がR1=100mm(図9中、902)、凹部の曲
率がR2=120mm(図9中、903)になるように
曲げ加工され、嵌合部(図9中、901)を有する裏面
部材(0.4mm厚のポリエステル塗装のガルバリウム
鋼板)上に裏面封止材樹脂(230μm厚EVA/10
0μm厚PET/230μm厚EVAの一体積層フィル
ム)、光起電力素子(アモルファスシリコン半導体)、
表面封止材樹脂(250μm厚EVA)、表面保護強化
材(ガラス繊維不織布、秤量20g/m2:10μm径
13mm長のガラス繊維をアクリルバインダーで不織布
にしたもの)、表面部材(50μm厚エチレン−テトラ
フルオロエチレン共重合体(以下ETFE))を順次積
層した。ただし、これらの積層物は嵌合部にかからない
ようなサイズにした。
【0093】ここで用いたEVAは、EVA樹脂(酢酸
ビニル含有量33%)100重量部に対して架橋剤とし
て2、5−ジメチル−2、5−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン1.5重量部、シランカップリング剤と
してγ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン
1.0重量部、紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4
−n−オクトキシベンゾフェノン0.3重量部、光安定
化剤としてビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート0.1重量部、酸化防止剤とし
てトリス(モノ−ノニルフェニル)フォスファイト0.
2重量部を配合したものである。また、ETFEは、E
VAとの接着と高めるため、接着面側をプラズマ放電処
理した。
【0094】図5に示すように、三段に積層された被ラ
ミネート体503を等間隔に袋体502が配置されてい
る真空チャンバー501内に入れた後、チャンバー50
1内を気密した。
【0095】袋体には面状ヒーターを内蔵したビニリデ
ンフルオライド系フッ素ゴム(厚さ:lmm)を用い、
図6に示すように、袋体601の内部は五つの領域に分
割されており、その表面にはエンボス加工(凹凸部の最
大高低差:50μm、ピッチ:0.6mm)が施されて
いる。なお、図6において、601は袋体、602は低
圧領域、603は高圧領域である。
【0096】次に、真空チャンバーの内部を真空ポンプ
により700Pa以下に減圧してから、袋体の内部に加
熱媒体として160℃のジメチルシリコーンオイル(粘
度:100cSt(25℃))を注入した。これによ
り、被ラミネート体を加圧すると同時に加熱を開始し
た。
【0097】このとき、袋体601の低圧領域602が
図8の光起電力素子上の電極部(凹凸差500μm)に
接触し、袋体601の高圧領域603はその他の領域に
接触するようにした。なお、図8において、801は光
起電力素子、802は表面封止材樹脂、803は表面部
材、804は裏面封止材樹脂、805は裏面部材、80
6は電極、807は表面保護強化材である。
【0098】また、圧力は低圧領域602で0.1MP
a、高圧領域603で0.5MPaになるようにした。
【0099】被ラミネート体の温度が140℃に達する
まで5分、140℃以上で15分間保持されるまで加熱
し、その後、袋体より加熱媒体を排出すると同時に、袋
体内へ冷却媒体を注入した。冷却媒体としては25℃の
シリコンオイルを用い、10分間循環冷却した。
【0100】ラミネート体が十分冷却した後、冷却媒体
を袋体より排出し、袋体の外部を常圧に開放した。チャ
ンバーから積層治具を搬出し、ラミネートされた太陽電
池モジュールを取り出した。
【0101】こうして得られた太陽電池モジュールの外
観、および環境試験後の特性を評価した。
【0102】(実施例2)実施例2は、曲面状の裏面部
材の代わりに図10に示すようにコの字状に折り曲げ加
工(曲率R3=3mm)されたの裏面部材を用いた以外
は実施例1と同様な処方でラミネートし、評価した。な
お、図10において、1001は折り曲げ部、1002
は光起電力素子である。
【0103】(実施例3)実施例3は、曲面状の裏面部
材の代わりに図7に示すように平面状の裏面部材を用い
た以外は実施例1と同様な処方でラミネートし、評価し
た。なお、図7において、701はラミネート体製造装
置、702は袋体、703は被ラミネート体である。
【0104】(実施例4)実施例4は、表面封止材樹脂
として250μm厚のEVAの代わりに500μm厚E
VAを用い、内部が分割されていない袋体により被ラミ
ネート体を一様に0.5MPaで加圧した以外は実施例
1と同様な処方でラミネートし、評価した。
【0105】(実施例5)実施例5は、表面封止材樹脂
として250μm厚のEVAの代わりに500μm厚E
VAを用い、内部が分割されていない袋体により被ラミ
ネート体を一様に0.5MPaで加圧した以外は実施例
2と同様な処方でラミネートし、評価した。
【0106】(実施例6)実施例6は、表面封止材樹脂
として250μm厚のEVAの代わりに500μm厚E
VAを用い、内部が分割されていない袋体により被ラミ
ネート体を一様に0.5MPaで加圧した以外は実施例
3と同様な処方でラミネートし、評価した。
【0107】(比較例1)比較例1は、凸部の曲率がR
1=100mm、凹部の曲率がR2=120mmになるよ
うに曲げ加工され、嵌合部1001を有する裏面部材上
に裏面封止材樹脂、光起電力素子、表面封止材樹脂(5
00μm厚EVA)、表面部材を積層した被ラミネート
体を、二重真空室方式のラミネート装置で被ラミネート
体の温度が140℃に達するまで15分、140℃以上
で15分間保持されるまで加熱し、その後30分間冷却
してラミネートし、評価した。
【0108】(比較例2)比較例2は、二重真空室方式
のラミネート装置の代わりに単一真空室方式のラミネー
ト装置を用いた以外は比較例1と同様な処方でラミネー
トし、評価した。
【0109】(比較例3)比較例3は、曲面状の裏面部
材の代わりに平面状の裏面部材を用い、表面封止材樹脂
として500μm厚のEVAの代わりに250μm厚E
VAを用いた以外は比較例1と同様な処方でラミネート
し、評価した。
【0110】(比較例4)比較例4は、二重真空室方式
のラミネート装置の代わりに単一真空室方式のラミネー
ト装置を用いた以外は比較例3と同様な処方でラミネー
トし、評価した。
【0111】(比較例5)比較例5は、曲面状の裏面部
材の代わりに平面状の裏面部材を用いた以外は比較例1
と同様な処方でラミネートし、ラミネーション後に平板
状の太陽電池モジュールをローラーフォーマーによって
嵌合部の曲げ加工をし、プレスによって凸部の曲率がR
1=100mm、凹部の曲率がR2=120mmになるよ
うに曲げ加工したモジュールを評価した。
【0112】(比較例6)比較例6は、二重真空室方式
のラミネート装置の代わりに単一真空室方式のラミネー
ト装置を用いた以外は比較例5と同様な処方でラミネー
トし、評価した。
【0113】<評価結果>以上の実施例1〜6および比
較例1〜6で作製した太陽電池モジュールについて、下
記項目の評価を行った。その結果を表1に示す。 (1)初期外観 ラミネート後の太陽電池モジュールの外観を肉眼で観察
した。問題のないものを○とし、問題のあったものには
その状況をコメントした。 (2)高温高湿試験 85℃/85%RHの高温高湿下に3000時間放置
し、試験後の太陽電池モジュールの外観上の変化を観察
した。変化のないものを○とし、変化のあったものには
その状況をコメントした。
【0114】
【表1】
【0115】表1から明らかなように、実施例1〜6の
太陽電池モジュールはいずれも充填不良のない外観上優
れたものであった。また、高温高湿試験後においても問
題は認められなかった。
【0116】これに対して比較例1、2のように曲面形
状を有する裏面部材を用いてラミネーションした場合に
は、初期外観においてモジュール凹部で充填不良がみら
れ、高温高湿試験後には表面封止材樹脂であるEVAと
光起電力素子との界面で剥離が発生した。
【0117】また、比較例3、4のように表面封止材樹
脂であるEVAの厚さが250μmと薄いものは、高温
高湿試験後において、最もEVAが薄くなる光起電力素
子上の電極部分で剥離が発生した。
【0118】さらに、比較例5、6のようにラミネーシ
ョン後にプレス加工したものは、高温高湿試験後におい
て、光起電力素子間でEVAが剥離した。
【0119】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
被ラミネート体の表裏面の少なくとも一方に袋体を配
し、袋体の内部に加熱媒体または/および冷却媒体を注
入することによって、気泡残りの発生を防止するととも
に、多様な形状のラミネート体を作製することができ
る。
【0120】また、被ラミネート体と袋体とを交互に多
段配置することによって、被ラミネート体一枚当りの装
置体積およびエネルギーを小さくして、大面積の太陽電
池モジュールを一度に大量に作製することができ、生産
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラミネート体の製造装置を示す概略縦
断面図である。
【図2】本発明のラミネート体の製造装置を示す概略横
断面図である。
【図3】光起電力素子の基本構成の一例を示す図であ
り、(a)はその概略断面図、(b)はその受光面側の
平面図である。
【図4】本発明のラミネート体の製造装置おいて、ラミ
ネート部に被ラミネート体を搬入する前の状態を示す概
略断面図である
【図5】本発明のラミネート体の製造装置において、曲
面形状を持った被ラミネート体を製造する場合を示す概
略断面図である。
【図6】本発明における袋体の一例を示す概略図であ
る。
【図7】本発明のラミネート体の製造装置において、平
板状の被ラミネート体を製造する場合を示す概略断面図
である。
【図8】太陽電池モジュールの一例を示す概略断面図で
ある。
【図9】波形太陽電池モジュールの一例を示す概略図で
ある。
【図10】瓦棒葺き太陽電池モジュールの一例を示す概
略図である。
【図11】従来の二重真空室方式のラミネート装置の一
例を示す概略断面図である。
【図12】従来の単一空室方式のラミネート装置の一例
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
101 ラミネート体製造装置 102 袋体 103 被ラミネート体 201 ラミネート体製造装置 202 袋体 203 被ラミネート体 301 導電性基体 302 裏面反射層 303 半導体層 304 透明電極層 305 集電電極 306a プラス側出力端子 306b マイナス側出力端子 307 導電性接着剤 308 半田 401 治具 402 支持棒 403 被ラミネート体 404 袋体 405 真空チャンバー 501 ラミネート体製造装置 502 袋体 503 被ラミネート体 601 袋体 602 低圧領域 603 高圧領域 701 ラミネート体製造装置 702 袋体 703 被ラミネート体 801 光起電力素子 802 表面封止材樹脂 803 表面部材 804 裏面封止材樹脂 805 裏面部材 806 電極 807 表面保護強化材 901 嵌合部 902 波形凸部 903 波形凹部 904 光起電力素子 1001 折り曲げ部 1002 光起電力素子 1101 チャンバー下室 1102 チャンバー上室 1103 ダイアフラム 1104 金属プレート 1105 ヒーター 1106、1107 排気口 1108 O−リング 1201 金属プレート 1202 シリコーンゴムシート 1203 ヒーター 1204 排気口 1205 O−リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 善光 秀聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 塩塚 秀則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA25 AA33 AB04 AB10 AB17 AG00 AK04J AK17J AK41 AK68 AL01 AT00A BA02 BA05 DD07B DG01 DG15 EH66 EK06 GB17B HB21B JK14 5F051 BA14 EA01 JA05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ラミネート体を圧着してラミネート体
    を製造する装置において、 チャンバー内に収容された被ラミネート体の表裏面の少
    なくとも一方に、袋体が配置されることを特徴とするラ
    ミネート体の製造装置。
  2. 【請求項2】 袋体の内部に、加熱媒体または/および
    冷却媒体が注入されることを特徴とする請求項1記載の
    ラミネート体の製造装置。
  3. 【請求項3】 加熱媒体または/および冷却媒体が液体
    であることを特徴とする請求項2記載のラミネート体の
    製造装置。
  4. 【請求項4】 媒体としてシリコーンオイルを使用する
    場合、その粘度が25℃において10〜1000cSt
    の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載のラミネ
    ート体の製造装置。
  5. 【請求項5】 袋体に、加熱装置または/および冷却装
    置が装備されていること特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のラミネート体の製造装置。
  6. 【請求項6】 袋体の内部が複数に分割され、圧力制御
    系統が少なくとも二系統以上形成されていることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のラミネート体の
    製造装置。
  7. 【請求項7】 チャンバー内が排気されることにより、
    袋体の外部が700Pa以下に減圧されること特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のラミネート体の製造
    装置。
  8. 【請求項8】 袋体の表面がエンボス加工されているこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のラミネ
    ート体の製造装置。
  9. 【請求項9】 被ラミネート体と袋体とが交互に多段配
    置されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載のラミネート体の製造装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1台以上の加熱中のチャン
    バーと、少なくとも1台以上の冷却中のチャンバーとを
    組み合わせ、組み合わされたチャンバー間で加熱媒体お
    よび冷却媒体が共通化されていることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載のラミネート体の製造装置。
  11. 【請求項11】 ラミネート体が凹凸、折り曲げまたは
    曲面形状を有することを特徴とする請求項1〜10のい
    ずれかに記載のラミネート体の製造装置。
  12. 【請求項12】 ラミネート体が封止材内に光起電力素
    子を有する太陽電池モジュールであることを特徴とする
    請求項1〜11のいずれかに記載のラミネート体の製造
    装置。
  13. 【請求項13】 被ラミネート体を圧着してラミネート
    体を製造するラミネート体の製造方法において、 被ラミネート体の表裏面の一方に袋体を配する工程と、
    袋体の内部に媒体を注入することによって被ラミネート
    体を加圧する工程とを有することを特徴とするラミネー
    ト体の製造方法。
  14. 【請求項14】 袋体の内部に媒体を注入する前に、袋
    体の外部を700Pa以下に減圧する工程を有すること
    を特徴とする請求項13に記載のラミネート体の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 袋体の内部に加熱媒体を注入すること
    により、または/および袋体に装備された加熱装置によ
    り、被ラミネート体を加熱する工程を有することを特徴
    とする請求項13または14に記載のラミネート体の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 袋体の内部に冷却媒体を注入すること
    により、被ラミネート体を冷却する工程を有することを
    特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のラミネ
    ート体の製造方法。
  17. 【請求項17】 媒体が液体であることを特徴とする請
    求項15または16に記載のラミネート体の製造方法。
  18. 【請求項18】 媒体としてシリコーンオイルを使用す
    る場合、その粘度が25℃において10〜1000cS
    tの範囲にあることを特徴とする請求項17に記載のラ
    ミネート体の製造方法。
  19. 【請求項19】 被ラミネート体を加圧する工程におい
    て、袋体内部の少なくとも二系統以上ある圧力制御系統
    を独立に制御することを特徴とする請求項13〜18の
    いずれかに記載のラミネート体の製造方法。
  20. 【請求項20】 被ラミネート体を加圧する工程または
    /および加熱する工程において、加圧または/および加
    熱中に被ラミネート体と凹凸部材を接着させる工程を有
    することを特徴とする請求項13〜19のいずれかに記
    載のラミネート体の製造方法。
  21. 【請求項21】 凹凸部材がフレームまたは端子箱であ
    ることを特徴とする請求項20に記載のラミネート体の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 ラミネート体が封止材内に光起電力素
    子を有する太陽電池モジュールであることを特徴とする
    請求項13〜21のいずれかに記載のラミネート体の製
    造方法。
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