JP2000000362A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000000362A
JP2000000362A JP15899499A JP15899499A JP2000000362A JP 2000000362 A JP2000000362 A JP 2000000362A JP 15899499 A JP15899499 A JP 15899499A JP 15899499 A JP15899499 A JP 15899499A JP 2000000362 A JP2000000362 A JP 2000000362A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御基板の異常が原因で遊技機の異常が
発生した場合に、その異常原因の発見を容易にすること
である。 【解決手段】 遊技制御メイン基板37を収容する場合
に、遊技制御メイン基板37全体を透明カバー体で覆
う。これにより、遊技制御メイン基板37の表裏面を含
む全体を外部から見られるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊
技機を制御するための電子装置を含む遊技制御基板を覆
う基板用収容体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技制御基板用収容体におい
て、従来から一般的に知られているものでは、たとえ
ば、遊技機を制御するためのマイクロコンピュータなど
の電子装置を含む遊技制御基板を覆う基板用収容体がた
とえば金属等の材質のもので構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、遊技場に設置さ
れた遊技機が故障して正常に動作しなくなったり、全く
動かなくなったりする場合がある。そのような場合に
は、遊技機を制御するための電子装置を含む遊技制御基
板が故障している可能性がある。しかし、この遊技制御
基板は、従来、金属等の不透明な材質からなる基板用収
容体で覆われているために、外部からその遊技制御基板
を肉眼で視認することができず、肉眼で認識できるよう
な遊技制御基板の故障が発生したとしても簡単にはその
故障を発見することができず、故障の復旧に手間取ると
いう欠点があった。
【0004】また、遊技機が正常に動作しない原因の他
の例としては、遊技制御基板に含まれている電子装置を
不正に改造して、遊技機を不正に動作させる場合があ
り、このような場合においても、その不正改造の痕跡が
前記遊技制御基板を見ることにより肉眼で容易に発見で
きるような場合であっても、従来においては、基板用収
容体内に収容された遊技制御基板を肉眼で見ることがで
きないため、このような不正改造を容易に発見すること
が困難となる欠点があった。
【0005】すなわち、従来においては、遊技機の異常
の原因が遊技制御基板の異常にあり、かつその遊技制御
基板の異常がその遊技制御基板を肉眼で見ることにより
容易に発見できるようなものであったとしても、遊技制
御基板を覆っている基板用収容体が不透明であり、外部
から遊技制御基板を視認することができないために、こ
のような遊技制御基板の異常が発生した場合にその異常
原因を容易には発見できない欠点を有していた。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み、遊技制御基
板の異常が原因で遊技機の異常が発生した場合に、その
異常原因の発見を容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機を制御するための電子装置を含む遊技制御基
板を覆う基板用収容体であって、前記遊技制御基板全体
を外部から可視可能な態様で覆う透明カバー体を含むこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記基板用収容体は、前記遊
技制御基板の基板面に設けられたグランドラインと電気
的に接続されていることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記基板用収容体は、前記遊
技機に設けられた案内部に案内されながら摺動させるこ
とが可能な摺動部と、該摺動部が前記案内部に案内され
た状態で、前記遊技機に設けられた基板用収容体用係合
部に係合可能であり、その係合状態により前記基板用収
容体を遊技機に固定することが可能な固定係合部とを含
むことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記基板用収容体と前記遊技
制御基板との間に介在する態様で設けられた導電板をさ
らに含むことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御基
板を覆う収容体が、遊技制御基板全体を外部から可視可
能な態様で覆う透明カバー体を含む。このため、遊技制
御基板に肉眼で発見することが可能な異常が生じて遊技
機の異常が発生した場合には、収容体外部から透明カバ
ー体を介して遊技制御基板の表裏面を含む全体を見るこ
とにより、遊技機の異常の発生原因を容易につきとめる
ことが可能になる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、次のように作用する。
基板用収容体が、遊技制御基板の基板面に設けられたグ
ランドラインと電気的に接続されている。このように、
基板用収容体が、遊技制御基板のグランドラインと電気
的に接続されているため、これらの電位が同電位にな
る。このため、遊技制御基板全体を外部から容易に検査
できることに加えて、遊技制御基板の故障の原因となり
得る遊技制御基板と基板収容体との間の放電も防ぐこと
ができる。したがって、遊技制御基板を極めて容易に検
査できる構成でありながらも、遊技制御基板の故障を未
然に防ぐ構成にもなるという、遊技制御基板の保護に適
した遊技制御基板用収容体を構成することが可能にな
る。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
基板用収容体が、遊技機に設けられた案内部に案内され
ながら摺動させることが可能な摺動部と、その摺動部が
案内部に案内された状態で、遊技機に設けられた基板用
収容体用係合部に係合可能であり、その係合状態により
基板用収容体を遊技機に固定することが可能な固定係合
部とを含む。このように、基板用収容体が、遊技機側の
案内部にそって摺動された後に遊技機側の基板用収容体
用係合部に係合させられることにより遊技機に固定され
るため、摺動および係合という簡単な作業により基板用
収容体を遊技機に容易に取付けることができる。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
基板用収容体と前記遊技制御基板との間に導電板が介在
されているため、その導電板によるノイズのシールド効
果により、遊技制御基板へのノイズの侵入を防ぐことが
できる。さらに、基板用収容体と遊技制御基板との間の
位置という導電板の設置位置に起因して、それらの間で
生じるおそれがある放電を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を以下に説
明する。図3は、この発明の第1実施形態を備えたパチ
ンコ遊技機の全体正面図である。
【0016】パチンコ遊技機1の遊技盤5の表面は、遊
技領域3となっている。遊技領域3内に打ち込まれたパ
チンコ玉が始動入賞口7a、7b、7cのいずれかに入
賞すれば、複数種類の識別情報が可変表示可能な可変表
示装置9が可変開始する。この可変表示装置9は、複数
個(図面では3個)のドラムが設けられており、このド
ラムをたとえばステッピングモータ等で回転させること
により可変表示が行なわれ、そのステッピングモータを
停止させることにより可変表示を停止させることができ
る。
【0017】この可変表示装置9の停止時の表示結果が
予め定められた識別情報の組み合わせ(たとえば77
7)となった場合には、可変入賞球装置11が開成し
て、パチンコ玉が入賞し易い遊技者にとって有利な第1
の状態となり大当たり状態が発生する。この大当たり状
態を発生させるか否かは、マイクロコンピュータのリセ
ット待ち時間を利用してカウントアップされる乱数カウ
ンタの始動入賞時における値をピックアップし、そのピ
ックアップされた値に基づいて決定する。
【0018】パチンコ玉が入賞すると、所定の景品玉が
景品玉出口13から打球供給皿15に払い出される。
【0019】図4は、この発明の第1実施形態を備えた
パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図である。遊
技盤の裏側には、MPU,RAMやROM等が実装され
た制御メイン基板を収容した基板ケース17が取り付け
られている。
【0020】また、遊技盤の裏側には、遊技制御サブ基
板21、中継端子基板25が取り付けられている。遊技
制御サブ基板21に設けられた電子回路で、可変表示装
置9(図3参照)の制御を行なう。中継端子基板25
は、ゲーム制御に関する電気的装置と基板ケース17内
に収容された遊技制御メイン基板との電気的接続を中継
している。
【0021】基板ケース17内に収容された遊技制御メ
イン基板にはコネクタ19が設けられており、このコネ
クタ19が配線50を介して遊技制御サブ基板21のコ
ネクタ23に接続されている。また、コネクタ19が配
線50を介して中継端子基板25のコネクタ27に接続
されている。
【0022】29は電源配線であり、33はコネクタで
ある。31はスピーカ配線であり、大当たり状態時等に
効果音を発生させるスピーカ104(図3参照)に接続
されている。
【0023】裏面には、主として合成樹脂で形成された
機構板56が設けられ、機構板56には、景品玉払出装
置35が取り付けられている。景品玉払出装置35に
は、景品玉貯留タンク105および接続桶106を介し
てパチンコ玉が供給されており、パチンコ玉が入賞する
と、景品玉払出装置35内のパチンコ玉が所定数景品玉
として払い出される。景品玉払出装置35から出たパチ
ンコ玉は、基板ケース17の近くであって、かつ遊技盤
の裏面に取り付けられたパチンコ玉案内通路(図示せ
ず)を流下し、景品玉出口13(図3参照)を通り、打
球供給皿15(図3参照)に払い出される。
【0024】また、前記した始動入賞口7a、7b、7
c(図3参照)や可変入賞球装置11(図3参照)に入
賞したパチンコ玉は、前記景品玉払出装置を作動させる
ための入賞玉処理機構(図示せず)に導かれた後にパチ
ンコ機外へ放出される。また、アウト玉となったパチン
コ玉はアウト玉誘導桶(図示せず)を介してパチンコ機
外へ放出される。
【0025】以上説明したように、入賞玉、アウト玉、
および景品玉が主として合成樹脂で形成された機構板5
6内に多量に誘導されるため機構板56との摩擦により
静電気が発生し易い状態となっている。
【0026】図1は、基板ケース17の構造を示す分解
斜視図である。基板ケース17は、基板収容ボックス本
体46、透明カバー体45および開閉カバー体48を備
えている。基板収容ボックス本体46および開閉カバー
体48は、導電性を有するようにするために、たとえば
ポリプロピレンにカーボンを混ぜた合成樹脂で形成され
ている。この樹脂の色は黒色である。また、透明カバー
体45は、ポリカーボネイト等で透明に構成されてい
る。
【0027】基板収容ボックス本体46の内部の四隅に
は、取付部57a,57bが設けられている。MPU,
RAM,ROMが実装された遊技制御メイン基板37
は、取付部57a,57bにビス59で固定されてい
る。遊技制御メイン基板37には、コネクタ接続部41
があり、コネクタ接続部41にコネクタ19が接続され
る。
【0028】基板収容ボックス本体46には、係合孔4
3が設けられており、透明カバー体45に設けられた爪
部47がその係合孔43に挿入される。また、基板収容
ボックス本体46に設けられた係合孔58には、透明カ
バー体45に設けられた係合爪部60が係合する。さら
に、基板収容ボックス本体46に設けられた係合孔49
には、透明カバー体45に設けられた係合爪部51が係
合する。係合孔43、49、58、爪部47、係合爪部
51、60によって、透明カバー体45は基板収容ボッ
クス本体46に固定される。これにより、透明カバー体
45と基板収容ボックス本体46とで構成される包囲体
で遊技制御メイン基板37を包囲し、遊技制御メイン基
板37を外部から触れることができないようにしてい
る。透明カバー体45と基板収容ボックス本体46とに
わたって封印シール81が貼られる。基板収容ボックス
本体46には、採光窓75が設けられている。採光窓7
5を設けた理由は後で説明する。
【0029】透明カバー体45には、開閉カバー体48
が被さる。開閉カバー体48と基板収容ボックス本体4
6とで静電気によるノイズのMPU,RAM,ROMへ
の悪影響を抑制するシールドカバー体の役割を果たす。
開閉カバー体48には支軸69が設けられており、基板
収容ボックス本体46に設けられている挿通部71に、
この支軸69を挿通して、開閉カバー体48を開閉自在
に基板収容ボックス本体46に支持させる。
【0030】一方、基板収容ボックス本体46には係合
孔66が設けられており、この係合孔66に係合する係
合爪部64が開閉カバー体48に設けられており、この
係合爪部64を係合孔66に係合させることにより、開
閉カバー体48が基板収容ボックス本体46に固定され
る。そして、開閉カバー体48を開けたい場合には、係
合爪部64と係合孔66との係合を解除させることによ
り簡単に開けることが可能となる。
【0031】以上のように構成されているため、基板収
容ボックス本体46と開閉カバー体48は支軸69挿通
部71および係合爪部64係合孔66を介して電気的に
導通されている。
【0032】開閉カバー体48には、遊技機名称シール
89および開閉方法等が記載されている取扱説明シール
87が貼られている。基板収容ボックス本体46、透明
カバー体45、開閉カバー体48には、それぞれ、多数
の放熱孔73、79、85が設けられている。この放熱
孔によって遊技制御メイン基板37上に形成された電子
回路からの熱を外部に逃す。
【0033】なお、放熱孔73、79、85は、基板収
容ボックス本体46等の全体に形成されており、図1で
はそれが省略されている。
【0034】透明カバー体45には、コネクタ接続部4
1上に透明カバー体45が被らないようにするための切
欠部77が設けられている。したがって、透明カバー体
45を基板収容ボックス本体46に固定した状態で配線
50が断線してもコネクタ19を取外し、配線50を交
換することができる。
【0035】基板収容ボックス本体46、開閉カバー体
48には、それぞれ、切欠部67、83が形成されてい
る。切欠部67と切欠部83とで形成される開口を配線
引出部とし、この配線引出部からコネクタ19に接続さ
れた配線50を外部に引き出す。切欠部83の両側に
は、離断可能板91が配置されている。離断可能板91
は、接続部93によって切欠部83に固定されている。
配線の量が多い場合は、接続部93をニッパー等で切断
することにより、離断可能板91を取り去り、配線引出
部の面積を広げる。
【0036】図1、図2を参照して、取付部61はビス
62によって機構板56に固定されている。取付部61
には、2本の案内レール63が設けられている。基板ケ
ース17を取付部61に取り付ける場合は、案内レール
63に基板収容ボックス本体46の裏側に設けられた摺
動部65を案内させながら右方向へスライドさせる。次
に、係合爪部55の右側に設けられた押圧部107を機
構板56方向へ押圧し、さらに、基板ケース17を右方
向へスライドさせる。そして、係合爪部55を係合孔5
3に係合させることにより、基板ケース17を取付部6
1に固定する。また、基板ケース17を取り外す場合
は、押圧部107を機構板56方向へ押圧し、係合爪部
55と係合孔53との係合を解除し、基板ケース17を
左側にスライドさせれば、基板ケース17を簡単に取り
外すことができる。
【0037】図5は、基板ケースの断面図である。遊技
制御メイン基板37は、先程説明したように、基板収容
ボックス本体46に取り付けられている。遊技制御メイ
ン基板37の表面70には、CPUやROM等の電子部
品が取り付けられている。遊技制御メイン基板37の裏
面72には、これらの電子部品同士を接続するための配
線パターンが設けられている。
【0038】基板収容ボックス本体46には、採光窓7
5が設けられており、採光窓75と対向する位置には、
透明カバー体45がある。採光窓75から基板収容ボッ
クス本体46に光を入れれば、透明カバー体45を介し
て遊技制御メイン基板37の裏面72に設けられた配線
パターンを見ることができる。したがって、透明カバー
体45を取り外すことなく、裏面72に設けられた配線
パターンが変えられたか否かを確認することができる。
【0039】図2で示すように、機構板56と基板収容
ボックス本体46との間には、第1空間108が設けら
れ、機構板56で発生した静電気が基板収容ボックス本
体46に伝達されることを極力防止している。
【0040】また、基板用収容ボックス本体46と遊技
制御メイン基板37との間に第2空間109が形成され
るとともに遊技制御メイン基板37と透明カバー体45
との間に第3空間110が形成されている。
【0041】このように、第2空間109と第3空間1
10を形成することにより、基板ケース17に印加され
た放電電圧が後述する取付部57aを通ることなく直接
遊技制御メイン基板37に印加されることが防止でき
る。さらに、第2空間109と第3空間110との容量
を異ならしめているため、使用に伴なって発生した遊技
制御メイン基板37からの熱に起因して第2空間109
と第3空間110との空気の温まる速度が異なり、その
温度差によって第2空間109と第3空間110との間
で空気の対流が生じ、基板ケース17への熱を万遍なく
放熱孔73、79、85から放出することができる。
【0042】次に図1、図2を参照して、遊技制御メイ
ン基板37はグランドライン95が延在されたグランド
ライン延在取付け孔111およびグランドライン95が
延在されていない取付孔112を介してビス59を基板
収容ボックス本体46に設けられた取付部57a、57
bにねじ込んで固定されている。遊技制御メイン基板3
7の表面と裏面とには、それぞれ、グランドライン95
が設けられている。このためグランドライン95と基板
ケース17とは、取付部57aと取付部57aと接する
グランドライン延在取付け孔111のグランドラインを
介して電気的に接続されている。これにより、遊技制御
メイン基板37のグランドライン95と基板ケース17
とがほぼ同電位になるため、基板ケース17と遊技制御
メイン基板37との間での放電が防止できる。
【0043】遊技制御メイン基板37には、多数の貫通
孔(図示せず)が設けられている。遊技制御メイン基板
37の表面と裏面とに形成されたグランドライン95
は、この貫通孔を介して電気的に接続されている。これ
により、静電気により機構板56と基板ケース17との
間で万一放電が発生した場合、放電電圧が取付部57a
を通ってまず遊技制御メイン基板37の裏面側のグラン
ドライン95に流れ込むが、この裏面側に流れ込んだ電
流が遊技制御メイン基板37に取り付けられたMPU,
RAM39a,ROM39bに到達するまでに、前記貫
通孔を何度もくぐり抜けてグランドライン95の表面と
裏面との間を何度も巡回し、それによって電圧が遊技制
御メイン基板37に設けられたMPU,RAM39a,
ROM39bに到達するまでに極力電圧降下を起こさせ
るのである。すなわち、この貫通孔は、取付部57aか
ら遊技制御メイン基板37に設けられたMPU,RAM
39a,ROM39bまでの電流の流れる距離を極力長
くする機能を有し、これによって遊技制御メイン基板3
7の主要部であるMPU、RAM39a、ROM39b
をノイズによる悪影響から極力保護するものである。
【0044】開閉カバー体48に設けられた切欠部83
と、基板収容ボックス本体46に設けられた切欠部67
とで形成される配線引出部を介して、コネクタ19に接
続された配線50を外部に引き出している。したがっ
て、開閉カバー体48を開けるだけで配線の交換が可能
となる。
【0045】図中49は、係合孔であり、51は係合爪
部、79,85は放熱孔である。係合爪部51と係合孔
49との関係及び放熱孔79,85の働きについては、
図1の説明の箇所を参照されたい。
【0046】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、透明カバー体45を、介して遊技制御メ
イン基板37を包囲する包囲体(透明カバー体45と基
板収容ボックス本体46とからなる)外部から遊技制御
メイン基板37を目で見ることができるようにしてい
る。しかしながら、この発明においてはこれに限定され
るわけではなく、透明カバー体45全体に放熱孔79を
兼ねた多数の貫通孔(遊技制御メイン基板37に取り付
けられた電子部品が通らない程度の大きさ)を設け、そ
の貫通孔を可視部にしてもよい。
【0047】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、遊技制御メイン基板37を包囲し、静電
気によるノイズの電子部品への悪影響を抑制するシール
ドカバー体の機能を、開閉カバー体48と基板収容ボッ
クス本体46とで果たしている。しかしながら、この発
明においてはこれに限定されるわけではなく、導電性の
ある筒状の物をシールドカバー体にしてもよい。この筒
状の口から透明カバー体45が被さった遊技制御メイン
基板37を、筒状の物の中に入れるのである。
【0048】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、遊技制御メイン基板37の表面(つま
り、電子部品が取り付けられている面)側にだけ透明カ
バー体45を配置している。しかしながら、この発明に
おいてはこれに限定されるわけではなく、遊技制御メイ
ン基板37全体を透明カバー体で覆ってもよい。このよ
うにすれば、遊技制御メイン基板37の裏面(つまり、
電子部品同士を接続する配線パターンが形成されている
面)を、封印を剥がすことなく検査することができる。
【0049】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、遊技制御メイン基板37の表面全体上に
透明カバー体45を配置することにより、遊技制御メイ
ン基板37の表面全部を見えるようにしている。しかし
ながら、この発明においてはこれに限定されるわけでは
なく、無断で取替が行なわれる可能性がある部品(MP
U、RAM、ROM等)の取付け箇所のみ見えるように
してもよい。
【0050】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、シールドカバー体である基板収容ボック
ス本体46と開閉カバー体48を、カーボンを混ぜた樹
脂で構成している。しかしながら、この発明においては
これに限定されるわけではなく、導電性を有する金属板
で構成してもよい。
【0051】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、透明カバー体45は、完全な透明体であ
る。しかしながら、この発明においてはこれに限定され
るわけではなく、内部を透視可能な程度までカーボンを
含ませた合成樹脂で形成してもよい。
【0052】図1に示すように、この発明の第1実施形
態においては、開閉カバー体48と遊技制御メイン基板
37との間に透明カバー体45を配置している。しかし
ながら、この発明においてはこれに限定されるわけでは
なく、透明カバー体45と遊技制御メイン基板37との
間に、出し入れ自在の導電性のある板を挿入した構成の
ものでもよい。
【0053】この発明の第1実施形態においては、パチ
ンコ遊技機を制御する電子回路について説明している。
しかしながらこの発明においてはこれに限定されるわけ
ではなく、静電気の影響を受ける電子回路を備えた遊技
機であれば如何なるものでもよい。
【0054】この発明の第2実施形態を以下説明してい
く。図6はこの発明の第2実施形態であり、遊技盤5の
裏面に基板ケース17を取り付けた状態の平面図であ
る。開閉カバー体48は開いた状態にある。透明カバー
体45は透明なので、透明カバー体45を介して遊技制
御メイン基板37が透視できる。21は遊技制御サブ基
板であり、遊技制御サブ基板21に取り付けられたコネ
クタ23の配線50は、遊技制御メイン基板37に取り
付けられたコネクタ19に接続されている。
【0055】遊技制御メイン基板37と遊技盤5とを別
々に入荷し、遊技場で遊技制御メイン基板37を遊技盤
5に取り付けた場合、取付けを行なう者が素人の場合
は、配線ミスの可能性がある。そこで図6に示すよう
に、予め遊技盤5に遊技制御メイン基板37を取り付け
た状態のものを入荷すれば、このようなことは起こらな
い。
【0056】この発明の第3実施形態を以下説明する。
図7は、この発明の第3実施形態の斜視図である。この
発明の第3実施形態においては、図1に示す開閉カバー
体48の代わりに導電性を有する布(以下導電布97と
いう)を用いている。
【0057】導電布97にはゴムバンド99が取り付け
られており、ゴムバンド99にはリング101が取り付
けられている。リング101を、基板収容ボックス本体
46に設けられた鉤部103に掛けることにより、導電
布97が遊技制御メイン基板(図示せず)に被さる状態
を保持する。ゴムバンド99の弾性力を利用して、リン
グ101が鉤部103が外れないようにしている。図中
50は、配線であり、79は放熱孔である。
【0058】以下に、課題を解決するための手段の具体
例を示す。図1に示された基板ケース17についての前
述した変形例により、遊技制御基板(遊技制御メイン基
板37)全体を外部から可視可能な態様で覆う透明カバ
ー体が構成されている。この透明カバー体は、基板用収
容体(基板ケース17)に含まれる。
【0059】また、図1および図2に示されるように、
前記基板用収容体は、前記遊技制御基板の基板面に設け
られたグランドライン(グランドライン95)と電気的
に接続されている。
【0060】また、図1等に示された摺動部65によ
り、遊技機(パチンコ遊技機1)に設けられた案内部
(案内レール63)に案内されながら摺動させることが
可能な摺動部が構成されている。図1等に示された係合
孔53により、前記摺動部が前記案内部に案内された状
態で、前記遊技機に設けられた基板用収容体用係合部
(係合爪部55)に係合可能であり、その係合状態によ
り前記基板用収容体を遊技機に固定することが可能な固
定係合部が構成されている。
【0061】また、前述した変形例に示されるように、
前記基板用収容体と前記遊技制御基板との間に介在する
態様で導電板が設けられている。
【0062】
【効果】請求項1に関しては、遊技制御基板を覆う収容
体が、遊技制御基板全体を外部から可視可能な態様で覆
う透明カバー体を含む。このため、遊技制御基板に肉眼
で発見することが可能な異常が生じて遊技機の異常が発
生した場合には、収容体外部から透明カバー体を介して
遊技制御基板の表裏面を含む全体を見ることにより、遊
技機の異常の発生原因を容易につきとめることができ、
異常の原因追求が容易となる。
【0063】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。基板
用収容体が、遊技制御基板のグランドラインと電気的に
接続されているため、これらの電位が同電位になる。こ
のため、遊技制御基板全体を外部から容易に検査できる
ことに加えて、遊技制御基板の故障の原因となり得る遊
技制御基板と基板収容体との間の放電も防ぐことができ
る。したがって、遊技制御基板を極めて容易に検査でき
る構成でありながらも、遊技制御基板の故障を未然に防
ぐ構成にもなるという、遊技制御基板の保護に適した遊
技制御基板用収容体を提供することができる。
【0064】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に関する効果に加えて、次のような効果を得ることが
できる。基板用収容体が、遊技機側の案内部にそって摺
動された後に遊技機側の基板用収容体用係合部に係合さ
せられることにより遊技機に固定されるため、摺動およ
び係合という簡単な作業により基板用収容体を遊技機に
容易に取付けることができる。
【0065】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1に関する効果に加えて、次のような効果を得ることが
できる。基板用収容体と前記遊技制御基板との間に導電
板が介在されているため、その導電板によるノイズのシ
ールド効果により、遊技制御基板へのノイズの侵入を防
ぐことができる。さらに、基板用収容体と遊技制御基板
との間の位置という導電板の設置位置に起因して、それ
らの間で生じるおそれがある放電を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第1
実施形態の分解斜視図である。
【図2】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第1
実施形態の縦断面図である。
【図3】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第1
実施形態を備えたパチンコ遊技機の全体正面図である。
【図4】図3に示すパチンコ遊技機の内部構造を示す全
体背面図である。
【図5】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第1
実施形態の横断面図である。
【図6】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第2
実施形態が取り付けられた遊技盤の平面図である。
【図7】この発明に従った遊技制御基板用収容体の第3
実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
17 基板ケース 37 遊技制御メイン基板 39 CPU、ROM 45 透明カバー体 46 基板収容ボックス本体 48 開閉カバー体 69 支軸 71 挿通部 95 グランドライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月5日(1999.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 遊技機
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊
技機に関する。詳しくは、遊技機を制御するための電子
装置が設けられた遊技制御基板と、該遊技制御基板を覆
う基板用収容体とを含む遊技機に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものでは、たとえば、遊技機を制御す
るためのマイクロコンピュータなどの電子装置が設けら
れた遊技制御基板と、その遊技制御基板を収容する基板
用収容体とが設けられ、その基板用収容体がたとえば金
属等の材質のもので構成されていた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機を制御するための電子装置が設けられた遊技
制御基板と、該遊技制御基板を覆う基板用収容体とを含
む遊技機であって、前記基板用収容体は、前記遊技制御
基板全体を外部から視認可能な態様で覆う合成樹脂製の
透明カバー体で構成されているとともに、枢支部を中心
として揺動することにより開閉可能な開閉部を有し、前
記遊技制御基板には、その表面と裏面とにグランドライ
ンが形成されているとともに、前記両グランドラインを
貫通して電気的に導通させる複数の貫通部が形成されて
いることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記基板用収容体を取付ける
ための取付部材が遊技機側取付部に取付けられており、
前記取付部材は、前記基板用収容体と前記遊技機側取付
部との間に介在して前記遊技制御基板の裏面側を覆う板
状部を有し、前記基板用収容体と前記遊技機側取付部と
を離隔させて両者間に空間を形成したことを特徴とす
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記グランド
ラインは、前記基板用収容体に電気的に接続されている
ことを特徴とする
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項2に
載の発明の構成に加えて、前記取付部材は、前記基板用
収容体を摺動案内する案内部と、前記基板用収容体を係
合固定するための基板用収容体用係合部とを含み、前記
基板用収容体は、前記案内部に案内されながら摺動させ
ることが可能な摺動部と、該摺動部が前記案内部に案内
された状態で前記基板用収容体用係合部に係合可能であ
り、その係合状態により前記基板用収容体を前記取付部
材に固定することが可能な固定係合部とを含むことを特
徴とする請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記基板
用収容体と前記遊技制御基板との間に介在する態様で設
けられた導電板をさらに含むことを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、表示状
態が変化可能であり表示結果が予め定められた特定の表
示態様になった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状
態に制御可能となるように定められた可変表示装置をさ
らに含み、遊技機背面側から見て前記可変表示装置の左
側に前記基板用収容体が配設されていることを特徴とす
る。請求項7に記載の本発明は、請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御基
板と該遊技制御基板により制御される制御対象機器とを
中継する中継基板と、表示状態が変化可能であり表示結
果が予め定められた特定の表示態様になった場合に遊技
者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となるように
定められた可変表示装置と、打玉の入賞に伴い景品玉を
払出可能な玉払出装置とをさらに含み、前記可変表示装
置の一方の側方に前記玉払出装置が配設され、前記可変
表示装置における前記玉払出装置が設けられた側とは反
対側の側方に前記中継基板が配設されていることを特徴
とする。請求項8に記載の本発明は、請求項1〜請求項
7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記透明カ
バー体がポリカーボネイトで構成されていることを特徴
とする。請求項9に記載の本発明は、請求項1〜請求項
8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記基板用
収容体には、遊技機の機種名が表示される機種名シール
が貼着されていることを特徴とする。請求項10に記載
の本発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発
明の構成に加えて、前記透明カバー体に、前記遊技制御
基板に接続されるコネクタを挿通するための切欠部が設
けられていることを特徴とする。請求項11に記載の本
発明は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明
の構成に加えて、打玉が打込まれる遊技領域を前面に形
成している遊技盤を含み、前記基板用収容体は、前記遊
技盤側に設けられていることを特徴とする。
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御基
板を覆う収容体が、遊技制御基板全体を外部から視認
能な態様で覆う合成樹脂製の透明カバー体で構成されて
いるとともに、開閉部が枢支部を中心として開閉可能で
ある。このため、遊技制御基板に肉眼で発見することが
可能な異常が生じて遊技機の異常が発生した場合には、
基板用収容体外部から透明カバー体を介して遊技制御基
板の表裏面を含む全体を見ることにより、遊技機の異常
の発生原因を容易につきとめることが可能になる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、遊技制御基板の表面と裏面とにグ
ランドラインが形成されており、その両グランドライン
を貫通して電気的に導通させる複数の貫通部が形成され
ているために、静電気に起因した放電電圧がこのグラン
ドラインに万一流れ込んだとしても、前記貫通部を何度
も潜り抜けて表面側グランドラインと裏面側グランドラ
インとの間を何度も巡回することにより放電電圧が電圧
降下を起こす。請求項2に記載の本発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、基板用収容体を取付
けるための取付部材が遊技機側取付部に取付けられてお
り、その取付部材が、基板用収容体と遊技機側取付部と
の間に介在して遊技制御基板の裏面側を覆う板状部を有
している。さらに基板用収容体と遊技機側取付部とを離
隔させて両者間に空間が形成されている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、次のよ
うに作用する。遊技制御基板のグランドラインが基板用
収容体に電気的に接続されている。このように、遊技制
御基板のグランドラインを介して遊技制御基板と基板用
収容体とが電気的に接続されているため、これらの電位
が同電位になる。このため、遊技制御基板と基板用収容
体との間で生じるおそれがある放電を防ぐことができ
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、基板用収容体が、取付
部材に設けられている案内部に案内されながら摺動させ
ることが可能な摺動部と、その摺動部が案内部に案内さ
れた状態で、取付部材に設けられた基板用収容体を係合
部に係合可能であり、その係合状態により基板用収容体
を取付部材に固定することが可能な固定係合部とを含
む。このように、基板用収容体が、案内部に沿って摺動
された後基板用収容体用係合部に係合させられることに
より取付部材に固定されるため、摺動および係合という
簡単な作業により基板用収容体を取付部材に容易に取付
けることができる。請求項5に記載の本発明によれば、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、次のように作用する。基板用収容体と前記遊技制
御基板との間に導電板が介在されているため、その導電
板によるノイズのシールド効果により、遊技制御基板へ
のノイズの侵入を防ぐことができる。さらに、基板用収
容体と遊技制御基板との間の位置という導電板の設置位
置に起因して、それらの間で生ずるおそれがある放電を
防ぐことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
表示状態が変化可能な可変表示装置の表示結果が予め定
められた特定の表示態様になった場合に遊技者にとって
有利な特定遊技状態に制御可能となる。そして、遊技機
背面側から見てその可変表示装置の左側に前記基板用収
容体が配設されている。請求項7に記載の本発明によれ
ば、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用
に加えて、中継基板の働きにより、遊技制御基板とその
遊技制御基板により制御される制御対象機器とが中継さ
れる。表示状態が変化可能な可変表示装置の表示結果が
予め定められた特定の表示態様になった場合に遊技者に
とって有利な特定遊技状態に制御可能となる。玉払出装
置の働きにより、打玉の入賞に伴い景品玉の払出が可能
となる。そして、前記可変表示装置の一方の側方に前記
玉払出装置が配設され、前記可変表示装置における前記
玉払出装置が設けられた側とは反対側の側方に前記中継
基板が配設されている。請求項8に記載の本発明によれ
ば、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明の作用
に加えて、前記透明カバー体がポリカーボネイトで構成
されている。請求項9に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
基板用収容体に、遊技機の機種名が表示される機種名シ
ールが貼着されている。請求項10に記載の本発明によ
れば、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明の作
用に加えて、透明カバー体に、切欠部が設けられてお
り、遊技制御基板に接続されるコネクタがその切欠部を
通して挿通することが可能となる。請求項11に記載の
本発明によれば、請求項1〜請求項10のいずれかに記
載の発明の作用に加えて、基板用収容体が遊技盤側に設
けられている。
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を以下に説
明する。図3は、この発明の第1実施形態を備えたパチ
ンコ遊技機の全体正面図である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また、前述した変形例に示されるように、
前記基板用収容体と前記遊技制御基板との間に介在する
態様で導電板が設けられている。前記遊技盤5により、
打玉が打込まれる遊技領域3を前面に形成している遊技
盤が構成されている。図6に基づいて説明したように、
前記基板用収容体は、前記遊技盤側に設けられている。
前述した遊技制御メイン基板37に多数設けられている
貫通孔により、遊技制御基板の表面と裏面とに形成され
ているグランドラインを貫通して電気的に導通させる複
数の貫通部が構成されている。前記取付部61により、
前記基板用収容体を取付けるための取付部材が構成され
ている。この取付部材は、図1,図2に示されているよ
うに、基板用収容体と遊技機側取付部(機構板56)と
の間に介在して前記遊技制御基板の裏面側を覆う板状部
を有しており、さらに基板用収容体と前記遊技機側取付
部とを離隔させて両者間に空間(108)を形成してい
る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】前記開閉カバー体48により、枢支部を中
心として揺動することにより開閉可能な開閉部が構成さ
れている。前記可変表示装置9により、表示状態が変化
可能であり表示結果が予め定められた特定の表示態様に
なった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当
り状態)に制御可能となるように定められた可変表示装
置が構成されている。そして、図6に基づいて説明した
ように、遊技機背面側から見て左側に前記基板用収容体
が配設されている。前記中継基板25により、前記遊技
制御基板と該遊技制御基板により制御される制御対象機
器とを中継する中継基板が構成されている。前記景品玉
払出装置35により、打玉の入賞に伴い景品玉を払出可
能な玉払出装置が構成されている。そして、図4に基づ
いて説明したように、前記可変表示装置の一方の側方に
前記玉払出装置が配設され、前記可変表示装置における
前記玉払出装置が設けられた側とは反対側の側方に前記
中継基板が配設されている。前述したように、前記透明
カバー体がポリカーボネイトで構成されている。前記遊
技機名称シール89により、遊技機の機種名を表示する
機種名シールが構成されている。前記切欠部77によ
り、前記遊技制御基板に接続されるコネクタが挿通され
るための切欠部が構成されている。
【発明の効果】 請求項1に記載の本発明によれば、遊技
制御基板を覆う基板用収容体が、遊技制御基板全体を外
部から視認可能な態様で覆う合成樹脂製の透明カバー体
で構成されている。このため、遊技制御基板に肉眼で発
見することが可能な異常が生じて遊技機の異常が生じた
場合には、基板用収容体外部から透明カバー体を介して
遊技制御基板の表裏面を含む全体を見ることにより、遊
技機の異常の発生原因を容易に突き止めることができ、
異常の原因追求が容易となる。しかも、透明カバー体が
合成樹脂製で構成されているために、ガラス等の材質と
比べて割れにくくかつ安価で容易に製造することが可能
となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】一方、基板用収容体全体を金属製材料で構
成した場合に比べて内部を視認可能にした基板用収容体
の場合にはノイズのシールド効果が低下しがちになる
が、その不都合を複数の貫通部による電圧降下によって
補い、ノイズによる悪影響の不都合が極力防止できる。
しかも、開閉部が開閉可能であるために、その開閉部を
開くことにより比較的簡単に遊技制御基板を露出させる
ことができ遊技制御基板の保守点検等が行ないやすくな
る。請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載
の発明の効果に加えて、基板用収容体と遊技機側取付部
との間に空間を隔てた状態で板状部が介在し、その板状
部により遊技制御基板の裏面側が覆われた状態となるた
めに、遊技機側取付部に発生した静電気に起因したノイ
ズの悪影響が遊技制御基板に及ぶことを板状部および前
記空間によって極力遮断することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
または請求項2に記載の発明の効果に加えて、次のよ
うな効果を得ることができる。遊技制御基板のグランド
ラインを介して遊技制御基板と基板用収容体とが電気的
に接続されているため、これらの電位が同電位となる。
このため、遊技制御基板と基板用収容体との間で生ずる
おそれがある放電を防ぐことができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の効果に加えて、次のような効果を得る
ことができる。基板用収容体が、取付部材の案内部にそ
って摺動された後に取付部材の基板用収容体用係合部に
係合させられることにより取付部材に固定されるため、
摺動および係合という簡単な作業により基板用収容体を
取付部材に容易に取付けることができる。請求項5に記
載の本発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれかに
記載の発明の効果に加えて、次のような効果を得ること
ができる。基板用収容体と前記遊技制御基板との間に導
電板が介在されているため、その導電板によるノイズの
シールド効果により、遊技制御基板へのノイズの侵入を
防ぐことができる。さらに、基板用収容体と遊技制御基
板との間の位置という導電板の設置位置に起因して、そ
れらの間で生ずるおそれがある放電を防ぐことができ
る。請求項6に記載の本発明によれば、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、基板用収
容体が、可変表示装置に対し遊技機背面側から見て左側
に配設されているために、遊技機背面側から見て右側を
回動中心として機構板が開閉される一般的な遊技機にお
いて、機構板を開成したときは左側からメンテナンス作
業を行なうことになるので、基板用収容体が左側に位置
する方が基板用収容体を交換するなどのメンテナンスや
基板不正改造の有無の確認作業を行ないやすい。しか
も、遊技機背面側から見て右側に景品玉を払出すための
玉払出装置が設けられている一般的な遊技機において、
その大量の景品玉を払出す場合に生ずる静電気に起因し
たノイズの悪影響が遊技制御基板に及ぶことを極力防止
することができる。請求項7に記載の本発明によれば、
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、中継基板によって配線が中継されるために配線作
業が楽となる。しかも、たとえば、中継基板が可変表示
装置の上方に配設されていた場合には、その中継基板と
遊技制御基板との間の配線が可変表示装置の組付け時の
邪魔となるばかりでなく、可変表示装置の存在により中
継基板と遊技制御基板との間の配線が行ないづらくなっ
てしまうという不都合が生ずるが、本発明の場合には、
可変表示装置の側方に中継基板が設けられているため
に、そのような不都合が生じない。さらに、玉払出装置
の反対側に中継基板が設けられているために、玉払出装
置から発生する静電気に起因したノイズの悪影響が中継
基板に及ぶことを極力防止することができる。請求項8
に記載の本発明によれば、請求項1〜請求項7のいずれ
かに記載の発明の効果に加えて、ポリカーボネイトを透
明カバー体に使用しているために、透視性に優れかつ比
較的安価に構成することができる。請求項9に記載の本
発明によれば、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、基板用収容体に貼着されている機
種名シールを見ることによりその遊技機の機種名がわか
るために、遊技機の検査を行なう場合に、機種名を確認
しながら行なうことができる。また、機種名シールが貼
着されていない場合にはそのことによってその遊技機が
正規のものでないもしくは不正改造されている可能性が
高いことが確認できる。請求項10に記載の本発明によ
れば、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、遊技制御基板全体を覆う透明カバー体をは
ずすことなく遊技制御基板に対しコネクタを切欠部を通
して接続,取外しでき、接続,取外しの作業が容易にな
る。請求項11に記載の本発明によれば、請求項1〜請
求項10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、遊技
盤側に基板用収容体を設けることで、静電気等によるノ
イズを発生しやすい玉払出装置等が設けられている機構
盤側などに取付ける場合に比べて、ノイズによる悪影響
を受けにくくできる。さらには、遊技盤側に基板用収容
体が設けられているため、遊技盤に設けられる電気部品
から遊技制御基板に接続される配線を短くでき、接続作
業を容易化できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を制御するための電子装置を含
    む遊技制御基板を覆う基板用収容体であって、 前記遊技制御基板全体を外部から可視可能な態様で覆う
    透明カバー体を含むことを特徴とする、遊技制御基板用
    収容体。
  2. 【請求項2】 前記基板用収容体は、前記遊技制御基板
    の基板面に設けられたグランドラインと電気的に接続さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の遊技制御基
    板用収容体。
  3. 【請求項3】 前記基板用収容体は、 前記遊技機に設けられた案内部に案内されながら摺動さ
    せることが可能な摺動部と、 該摺動部が前記案内部に案内された状態で、前記遊技機
    に設けられた基板用収容体用係合部に係合可能であり、
    その係合状態により前記基板用収容体を遊技機に固定す
    ることが可能な固定係合部とを含むことを特徴とする、
    請求項1記載の遊技制御基板用収容体。
  4. 【請求項4】 前記基板用収容体と前記遊技制御基板と
    の間に介在する態様で設けられた導電板をさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項1記載の遊技制御基板用収容
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018019790A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社大一商会 遊技機

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