JP1683714S - マスク - Google Patents

Abstract

本意匠に係る物品は、各部の名称を示す参考図に示すように、着用時に着用者の鼻及び口の前方に位置するマスク本体と、このマスク本体を支持する支持体と、着用時に着用者の耳に引っ掛けるための耳掛け孔が開口形成された耳掛け部及び着用者の下顎に引っ掛ける顎掛け孔が開口形成された顎掛け部を有する装着部とを備えており、支持体が装着部に接続されている。マスク本体は、透光性を有する複数のフィルム部材を相互に剥離可能に重ね合わせて形成されている。支持体は、紙材料を用いて折り曲げ形成されており、裏面にマスク本体が熱や接着剤により接合されている。装着部と接続する接続端は、熱や接着剤により装着部に接続されている。装着部は、例えば不織布や紙などのシートに線状の弾性体を挟み込んで積層した伸縮自在で通気性に優れた素材により形成されている。また、装着部の表面及び裏面には、多数の皺が視認可能に形成されている。本意匠に係る物品は、着用者が着用するときは装着部を伸張させながら顎掛け部を装着者の下顎に対して装着し、さらに耳掛け部を耳に装着することにより着用することができる。このように着用すると、マスク本体が着用者の鼻や口の前方に位置するので、着用者から飛散する飛沫等はマスク本体によって受け止められる。また、飛沫等が付着して汚れたフィルム部材は支持体から剥離して取り除くことができるので、次に使用するときは飛沫等が付着していない清潔な状態で使用することができる。そのため、着用者の飛沫等による飛沫感染が拡大するリスクを大きく軽減しつつ、全てのフィルム部材を使用するまで繰り返し使用することができる。また、着用時は、装着部に形成されている多数の皺により、装着者の肌面と装着部との間に隙間を形成することができる。そのため、着用者の汗等が装着部に浸み込まずに通気して蒸発させることができるので、連続して長時間着用した場合においても汗等により湿っぽく不快に感じることを大きく低減することができる。また、着用時に顎掛け部の位置を調整することで、支持体及びマスク本体の着用位置を調整することも可能になる。また、本意匠に係る物品は、装着部と支持体との間に空間が形成されているので、着用者が呼吸しやすい状態を維持することができる。