JP6262761B2 - 遠心によって飲料を調製する為の装置 - Google Patents

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Description

発明の分野
[0001]本発明は、遠心によって飲料を調製する分野に関する。特に、本発明は、レセプタクルから飲料を淹出および抽出するように遠心を使用することによって、コーヒーのような飲料を調製する為の装置および方法に関する。
背景
[0002]遠心を使用することによって飲料を調製することは知られている。仕組みは、主に、レセプタクル内に飲料原料を提供すること、レセプタクルに液体を供給すること、粉末と液体の相互作用を確実にするように高速でレセプタクルを回転させ、同時に、レセプタクル内の液体の圧力勾配をつくることから成り、そのような圧力は、レセプタクルの周辺に向かって中心から少しずつ増加する。液体はコーヒー床を貫通するので、コーヒー化合物が生じ、レセプタクルの周辺で流出する液体抽出物が得られる。
[0003]WO 2008/148601は、そのような仕組みを使用する装置の、可能な実施例を説明しているが、ここで、レセプタクルとは、使用前に開口される密封カプセルである。お湯は、回転軸に整列される水注入器を備える水インタフェース部を経てカプセルの中央から供給される。レセプタクルは、カプセルホルダ内に保持され、カプセルホルダは、回転モータによって回転される。液体インタフェース部およびカプセル保持部の両方が、ローラベアリングに沿って装着されている。飲料は、レセプタクルの蓋を通る開口をつくる複数の周辺ニードルによってカプセルから抽出される。カプセルは、その回転軸を中心として遠心されるので、お湯は、飲料原料を通過し、飲料原料と相互作用して液体抽出物を生み出し、その結果として生じる液体抽出物は、遠心力の影響下で、周辺の開口を貫通し、収集装置の衝突壁に抗して放出される。そのため、飲料を構成する液体抽出物は、その後、装置の飲料ダクトを通って排出され、カップのような受容体の中に収集される。
[0004]WO 2008/148646およびWO 2008/148650は、例えばバルブシステムによって、流量制限がレセプタクル、特にカプセルの下流側につくられる飲料調製装置を記載するが、バルブシステムは、レセプタクルを離れる遠心液体によって作られる圧力下で開口し、拡大する。バルブシステムは、カプセルのリム部分にもたれて弾性的に付勢される装置の可動制限部によって形成可能である。
[0005]US 5,566,605は、遠心型抽出セルに関連し、これは、高温飲料調製機の為に変形可能な密封ジョイントを有する。セルは、ドラムとカバーとを備え、カバーは、ドラムと共に内部容量を画成する。カバーは、ランプに係合する付属耳部によってドラムに接続される。
[0006]US 2003/0052206 A1は、食品処理装置用工具を駆動する為の装置に関する。この装置は、その中に配置された食品を処理し、特に、圧縮、切断、すりつぶし、スライシングを行う。それは、特に、フルーツや野菜の為のジュース抽出措置、あるいは、柑橘類フルーツ絞り機、卸し金、野菜切断ディスクに関する。この装置は、ベース部に接続されるバスケットを備える。ベース部は、駆動ヘッド付近に装着されている。ベース部と駆動ヘッドとの間の接続は、駆動部の少なくとも2つの止め金具によって得られるが、これらは、遠心力の下、ベース部の周辺補強部に向かって移動可能である。何も遠心力を伴わないとき、環状弾性膜も後退位置に向かって止め金具を戻すように設けられる。しかしながら、この発明は、回転工具の急速接続、より具体的には、フルーツまたは野菜抽出バスケットを駆動ヘッドに急速接続することを単に扱う。特に、バスケットは、本質的に開口され、液体インタフェース部によって係合されない。特に、回転部品の接続に直接または間接に作用する遠心液体(例えば、フルーツジュース)に伴う圧力がない。
[0007]US 4,700,621は、ジュース抽出機のような高速器具の為の急速/切断結合に関し、ここで、バスケットは、積極的に回転の為に接続され、機械的調整を有することなく、軸方向に駆動アセンブリにラッチ止めされる。
[0008]従来技術の飲料調製装置において、レセプタクルに水を供給する水インタフェース部と、レセプタクルを保持する保持部とは、装置のフレーム部分に沿って回転可能であり、これらは、バヨネットシステム等のような閉鎖機構によって互いに固定されている。保持部は、一般的に、少なくとも一つのローラベアリングを経て、フレーム部に装着されている。液体インタフェース部も、一般的には、少なくとも一つのローラベアリングに沿って装着されるフレーム部の一部である。この装置が遠心中に高速で回転されるとき、液体抽出物の圧力は、これらの回転部品を分けようとする有力な軸方向および径方向の力を回転部品に作り出す。
[0009]WO 2012/007293 A1は、閉鎖を与える飲料調製装置に関し、閉鎖において、径方向および並進で移動可能なピンが装置の閉鎖部材に設けられ、これらが、装置を閉鎖するとき、バネ手段の圧力で、カプセルホルダに設けられた溝に付勢されて係合される。この装置の回転の際、これらのピンと溝との間の係合、すなわち、閉鎖部材およびカプセルホルダ間の接続は、遠心力の増加の結果として増加する。しかしながら、ピンの平行移動のために、ピンをスライドさせるには、高摩擦力を克服しなければならない。これは、慣性質量の増加、すなわち、装置の寸法を全体的に増加する効果を有するピンを増加することによって、達成可能である。より頑丈に装置を作ることでも、装置のコストに影響を与える。さらに、ピンは装置の閉鎖位置に向かって付勢されるので、カプセルからのガス流出は、カプセル内の水の供給中、すなわち、いわゆる予湿ステップ中、カプセルホルダでの閉鎖部材の閉鎖における係合によって妨害される場合がある。
[0010]本発明は、前述された問題を解決することを目的とする。
[0011]このため、本発明は、請求項1に従う装置および請求項14に従う方法に関する。従属請求項は、さらに、本発明を発展させる。
[0012]特に、本発明は、遠心でレセプタクルを駆動することによって、レセプタクル内に含まれる飲料原料から飲料を調製する為の装置に関し、
−回転の長手方向軸に沿って、回転駆動させることができる位置において、レセプタクルを保持するようにアレンジされた保持部と、
−レセプタクルに対して係合し、レセプタクルに水を供給し、さらに/または、レセプタクルから飲料を抽出するようにアレンジされた液体インタフェース部と、
−レセプタクルに水と原料との相互作用によって、得られる飲料を収集する為の収集部と、を備え、
保持部および液体インタフェース部は、少なくとも回転中または遠心中、接続手段によって互いに接続され、保持部および液体インタフェース部は、遠心中、レセプタクルと共に回転し、接続手段は、少なくとも、保持部および液体インタフェース部の一方の第1係合表面と、保持部および液体インタフェース部の他方に接続されたロック手段の第2係合表面とを備え、これらは、装置の少なくとも回転中、互いに接触して係合するように適合され、保持部と液体インタフェース部が、少なくとも回転の軸方向において、互いに離れて移動することを防止し、接続手段のロック手段は、液体インタフェース部および前記保持部の他方に、少なくとも旋回軸を中心として少なくとも一つの自由度で、移動可能に接続されるようにアレンジされており、旋回軸は、好ましくは、遠心力の増加の結果として、2つの係合表面間で係合力が増加する為に回転の長手方向軸に対して実質的に平行である。
[0013]そのため、従来の装置とは対照的に、本発明の装置は、装置の主な回転部の間に、遠心力の影響によって強くなる閉鎖接続を与えるが、全周に沿って案内されなければならない直線可動ロックピンと比較すると、ロック手段の旋回誘導の摩擦は小さくなり、汚れの衝突は少なくなる。
[0014]特に、装置は、保持部と液体インタフェース部との間にレセプタクルが保持されるようにアレンジされている。液体インタフェース部は、レセプタクルが保持部に保持されるとき、レセプタクルにもたれて係合するようにアレンジされている。液体インタフェース部は、それによって、少なくとも装置の回転中、すなわち、遠心中、レセプタクルに液体圧力の勾配に従わされる。単に最小の摩擦力がロック手段の旋回アレンジの為に克服されるので、本発明は、そのような圧力に接続部が抵抗すること、さらに、飲料抽出中、小さなトルクを必要とする比較的小さなロック手段を用いて、液体インタフェース部がレセプタクルと係合したままになることを確実にするので、高い係合力になる。
[0015]好ましくは、放出開口は装置内に設けられ、レセプタクルに水を供給するとき、前記開口を通ってレセプタクルにガスが流出することを可能にし、少なくとも、レセプタクルに水を供給するとき、第1係合表面と第2係合表面は静止状態の装置では係合されない。レセプタクルに水を供給する間、第1係合表面および第2係合表面は係合しないので、これらの部品の一つ、例えば、液体インタフェース部は、レセプタクル内部の圧力を増加するため簡単に持ち上げられるので、レセプタクルの内部に最初に閉じ込められたガスは、放出開口を経て容易に流出可能である。
[0016]本発明は、また、遠心でレセプタクルを駆動することによって、レセプタクルに含まれる飲料原料から飲料を調製する為の装置に関し、
−長手方向の回転軸に沿って、回転駆動できる位置にレセプタクルを保持するようにアレンジされた保持部と、
−レセプタクルに対して係合し、レセプタクルに水を供給し、さらに/または、レセプタクルから飲料を抽出するようにアレンジされた液体インタフェース部と、
−レセプタクルに水と原料との相互作用によって、得られる飲料を収集する為の収集部と、を備え、
装置には、放出開口が設けられ、レセプタクルに水を供給するとき、前記開口を通してレセプタクル内のガスを流出させることが可能であり、保持部および液体インタフェース部は、少なくとも回転中、接続手段によって互いに接続され、保持部および液体インタフェース部は、遠心中、レセプタクルと共に回転し、接続手段は、少なくとも、保持部または液体インタフェース部の一方の第1係合表面と、保持部または液体インタフェース部の他方のロック手段の第2係合表面とを備え、これらは、少なくとも、レセプタクルに水を供給するとき、静止状態の装置に係合されず、装置の回転中、互いに接触して係合するように適合され、保持部および液体インタフェース部が、少なくとも回転の軸方向において、互いに離れて移動することを防止し、接続手段のロック手段は、液体インタフェース部および保持部の他方に、少なくとも一つの自由度で、移動可能に接続されるようにアレンジされ、遠心力の増加の結果として、2つの係合表面の間の係合力を高めることができる。
[0017]既に述べられてきたように、第1係合表面および第2係合表面は、レセプタクルに水を供給する間は係合しないので、2つの部品の一つ、例えば、液体インタフェース部は、レセプタクル内部の(液体)圧力増加のため、容易に持ち上げることができ、レセプタクル内部に最初に閉じ込められたガスは、そのように作られた放出開口を経て容易に流出することができ、飲料原料は、十分に水と相互作用する(例えば、十分に濡らされる)ことが可能である。
[0018]一般に、接続手段のロック手段は、旋回軸を少なくとも中心として少なくとも一つの自由度で、これらの部品の他方と移動可能に接続されるようにアレンジされ、旋回軸は、好ましくは、回転の長手方向軸に対して実質的に平行になっているので、装置におけるロック手段の摩擦力を減少させる。
[0019]ロック手段は、ロック手段に好ましくは別々に装着される専用質量要素を備えてもよい。別々の、専用の質量要素によって、それぞれの係合力は、必要な生産パラメータ(例えば、回転速度など)で、一列に適用可能である。このため、最適な質量が使用可能であり、装置の摩耗を減少させ、あるいは、少なくとも、遠心質量の力を高める。質量要素は、好ましくは、金属等のような高密度材料(例えば、鋼棒)で形成される。たとえば、ピンも同様に、銅、黄銅、鉛などで形成可能である。質量は、好ましくは、ロック手段の旋回フレームに装着される。
[0020]装置の2つの部品の係合表面は、それらが、少なくとも、それらの部品の方向に延びるようになっており、これらの部品の方向は、回転の軸方向に対して傾斜または湾曲されている。その結果、遠心力は、軸方向における力成分を発生させ、これが、係合表面に当たり、遠心操作中、これらの部品間の接続を高める。
[0021]第2係合面は、回転可能に装着される部材、好ましくはローラによって設けられ、これは、好ましくは、回転軸を有し、回転軸は、回転の長手方向軸に対して垂直にアレンジされている。このため、ローラとして設けられる第2係合表面は、少なくとも遠心中、簡単に第1係合表面と係合可能であり、そのため、それぞれの装置の部品の第2係合表面(例えば、溝)における摩擦を減少させる。係合表面の固定係合にとって、第1係合表面は、保持部または液体インタフェース部における円周溝であり、それと、ロック手段の第2係合表面が、少なくとも遠心中に係合する。最も好ましくは、ローラは、ロック手段の一部である。
[0022]一般に、液体インタフェース部は、レセプタクルの中央で液体を注入する為の手段を備えてもよい。特に、液体注入手段は、中空ニードルによって形成可能であり、中空ニードルが、レセプタクルの蓋に形成された入口を通して貫入またはレセプタクルの蓋を穿孔する。液体注入手段は、また、レセプタクルの入口の周りに合うノズルでもよい。
[0023]液体インタフェース部は、また、レセプタクルから飲料を抽出する手段を備えてもよい。飲料抽出手段は、レセプタクルの上壁に出口開口を穿孔する一連の穿孔部材を備えてもよい。穿孔部材は、液体インタフェース部の円形パターンに沿って分布された小さな円錐またはピラミッド部材でもよい。これらの部材が、レセプタクルの蓋を通る穿孔を与えてもよい。蓋は、気密膜、多孔質膜、ウェブ、濾紙、これらの組み合わせでもよい。おそらく、蓋の厚みの一部は、部材による穿孔に対して抵抗するかもしれない。しかしながら、特に、レセプタクルが既に穿孔または多孔であるとき、穿孔手段は、本発明の中心部分にとって必須ではないことに留意されたい。
[0024]レセプタクル内の液体抽出によって作られた遠心圧力を制御するために、装置は、流量制限バルブを備え、流量制限バルブは、レセプタクルのリム部分と係合する圧縮部分を備える。そのようなバルブ手段とその機能は、例えば、WO 2008/148646に記載されている。バルブの機能は、本質的には、背圧を与えるためであり、背圧は、レセプタクル内の液体の滞留時間を制御可能であり、レセプタクルを離れる遠心液体の流量を制御するためである。
[0025]この装置の圧縮部分は、好ましくは、付勢手段の負荷の下に、レセプタクルのリム部分と係合し、遠心中、液体インタフェース部の圧縮部分は、十分な回転速度が達成されたとき、バルブにおける遠心飲料によって作られる圧力によって、レセプタクルのリム部分から離れて移動されるので、レセプタクルのリム部分と圧縮部分との間に少なくとも一つの流路を作る。レセプタクルは、特定の厚さのリム部分を有するレセプタクルの間で選択されてもよく、バルブの開口は、弾性付勢手段の弾性力と、圧縮部分にもたれて係合されるとき、リム部分の選択された厚さによって設定される事前の制約とによって定められる。概して、厚さが大きくなるほど、バルブ手段における事前の制約は大きくなり、所定の流量に必要な回転速度が大きくなる。
[0026]可能な型式において、接続手段は、レセプタクルの上方に置かれる。そのような型式において、保持部は、レセプタクルのリム部分と実質的に同一の高さに位置された径方向貫通孔を備えてもよく、遠心液体が保持部を囲む収集部の壁に当たる前に、遠心液体が保持部を横切ることを可能にする。
[0027]装置は、部品が十分に互いに離れてレセプタクルを保持部に配置させる開口位置から、装置の回転中または遠心中に接続手段の係合が一般的に可能な閉鎖位置まで、前記部品の少なくとも一方を他方に対して案内して移動させる際、液体インタフェース部および保持部の閉鎖を操作する為に閉鎖作動機構を備えてもよい。閉鎖作動手段は、また、レセプタクルが装置から除去できるように、部品の開口を実行するようにアレンジされてもよい。そのような閉鎖作動機構は、カムシステム、回転バヨネット式閉鎖システム、膝関節手段、水力手段、モータ付きスピンドル型機構、これらのシステムの組み合わせでもよい。特に適した閉鎖システムは、同時係属の欧州特許出願第12194801.2.に記載されている。
[0028]レセプタクルは、好ましくは、1回分の飲料原料を含むカプセルである。カプセルは、広がる側壁、外方に突出したリム部分、前記本体を覆う蓋を備えるカップ状本体でもよい。リム部分は、カプセル保持部と液体インタフェース部との間に挿入されるように設計される。特に、リム部分は、一側部で、液体インタフェース部の制限バルブの圧縮部分によって係合され、他側部で、保持部に保持される。
[0029]用語「カプセル」は、飲料原料を含む、任意の柔軟な、剛性または半剛性容器を指す。カプセルは、本発明の装置から分離可能であり、概して、装置内での使用後は廃棄される(例えば、リサイクル、堆肥に変えられるか、焼却される)。他のカプセルの類義語には、「ポッド」、「パッド」、「カートリッジ」、「小袋」がある。カプセルは、1回使い切りである。レセプタクルも同様に、ちょうど使用前にカプセルを調製する為に使用者によって原料で満たされる
[0030]飲料原料は、任意の適した食品または、液体(特に、お湯)と相互作用するとき液体食品または飲料を与える飲料原料である。特に、飲料原料は、焙煎、粉コーヒー、可溶性コーヒー、グリーンコーヒー、茶葉、可溶性ティー、ハーブティー、チコリ、ココア、ミルク、スープ粉末、幼児用粉ミルク、これらの組み合わせから成るグループから選択される。好ましくは、飲料原料は、本質的に、焙煎および粉コーヒーパウダーである。
[0031]本発明は、また、レセプタクルに含まれる飲料原料から飲料を調製する為の方法に関し、
−保持部にレセプタクルを配置するステップと、
−レセプタクルに液体インタフェース部を係合させるステップと、
−液体インタフェース部によりレセプタクルに水を供給するステップと、
−レセプタクルと共に、保持部と液体インタフェース部を回転させることによって、レセプタクルを回転の長手方向軸に沿って回転駆動するステップと、
−収集部によってレセプタクルに、水および原料間の相互作用によって得られた飲料を収集するステップと、
を備え、保持部および液体インタフェース部は、遠心中、液体インタフェース部と保持部がレセプタクル(17)と共に回転するように少なくとも回転中または遠心中に接続手段によって共に接続され、
接続手段は、少なくとも、保持部または液体インタフェース部の一方の第1係合表面と、保持部または液体インタフェース部の他方に接続されたロック手段の第2係合表面とを備え、これらは、少なくとも、回転の軸方向において、保持部と前記液体インタフェース部が互いに離れて移動することを防止するように装置の少なくとも回転中、互いに接触して係合し、
接続手段のロック手段は、旋回軸を少なくとも中心とした少なくとも一つの自由度で、液体インタフェース部および保持部の他方に移動可能に接続されるようにアレンジされ、旋回軸は、好ましくは、回転の長手方向軸に対して実質的に平行であり、遠心力の増加の結果として、2つの係合表面間の係合力を高める。
[0032]好ましくは、レセプタクルにおける水の供給ステップ中、第1係合表面および第2係合表面は、静止状態の装置には係合されず、圧力がかけられたレセプタクル内のガスは、装置に設けられた少なくとも一つの放出開口を経て流出させることができる。特に、レセプタクル内の水の供給は、レセプタクル内の圧力増加になるので、液体インタフェース部を保持部から持ち上げ、レセプタクルと放出開口との間にガスの為の放出路を与える。
[0033]軸方向および径方向に対する参照は、本発明の説明において、一般的に、回転部分またはレセプタクルの回転の長手方向軸に対して行われる。軸方向は、そのような軸に対して平行または整列された方向を指す。径方向は、前記軸に対して直交する、可能な方向を指す。
[0034]添付図面と組み合わせてみるとき、本発明の追加の特徴、利点、目的は、好ましい実施形態の詳細な説明の観点で明らかになる。
図1は、静止状態の淹出ユニット(例えば、水を容器の中に供給するとき)における本発明の装置を示す。 図2は、閉鎖状態および静止状態の淹出ユニットにおける本発明の装置を示す。 図3は、閉鎖状態および回転状態の淹出ユニットにおける本発明の装置を示す。 図4は、図1の装置の部分的断面図を示す。 図5aは、図1の装置の液体インタフェース部の斜視図を示す。 図5bは、図5aの液体インタフェース部の側面図を示す。 図5cは、図5aの液体インタフェース部の平面図を示す。 図6は、図1の装置のロック手段を示す。 [0043]以下、例示事項として、図1〜図6に関して、好ましい実施形態を説明する。
詳細な説明
[0044]本発明の装置1は、より詳細に後述する取り外し可能なカプセル17(概略的に図4に図示)のようなレセプタクルを受け取り、遠心する為に、一般的に、「本質的に」知られるように遠心淹出ユニット2を備える。遠心淹出ユニットは、レセプタクルに含まれる飲料原料と、レセプタクルに注入される水との両方から、コーヒーのような飲料を調製する為に設計される。注入される水は、(例えば、淹出または混合によって)飲料原料と共に相互作用し、遠心力のために、その周囲でレセプタクルを離れるように強制される飲料抽出物が得られる。ユニット2は、液体供給ライン3と液体連通して配置され、液体供給ライン3は、レセプタクル4からユニット2へと、加熱された液体(好ましくは水)を供給することが意図されている。液体は、ポンプ5によってライン3を通って流通される。ポンプ5は、例えば、ピストンポンプ、ダイアフラムポンプ、蠕動ポンプのような、適した型式でもよい。ヒータ6は、周囲温度を超える温度で液体を加熱する為に、液体供給ラインに沿って設けられている。温度は、抽出される飲料によって変更してもよい。例えば、コーヒーのために、水は約70℃〜100℃に加熱される。
[0045]淹出ユニット2は、互いに接続された2つの回転部品、特に、液体インタフェース部8および下部保持部16を備える。2つの部品は、飲料原料を含むカプセルのようなレセプタクル17を保持するように設計されている。装置は、回転モータ86のような回転駆動手段を更に備え、回転モータ86は、(簡単化のため、機械的に詳述されない)結合手段7を経て保持部16のような淹出モジュールの回転部品の一つと結合されている。回転部品は、少なくとも回転中に、長手方向の回転軸「I」に沿って、遠心中、これらの部品8,16がレセプタクル17と共に互いに回転するように、閉鎖の際にアレンジされ、すなわち、本願に説明されるように接続手段によって互いに接続される。回転の軸「I」は垂直でなくてもよいが、垂直または水平に対して一定角度で傾斜可能であることに留意されたい。制御ユニット50も、淹出動作、特に、モータ86の回転速度、ヒータ6によって提供される液体の温度、ポンプ5によって供給される液体量と流量のような他の動作を制御するように設けられる。
[0046]液体インタフェース部8は、ローラベアリングアセンブリを経て上部フレーム9内で支持され、下部保持部16もローラベアリングアセンブリによって支持される。液体インタフェース部8は、フレーム9およびベアリング10間に挿入される弾性付勢手段11の力の下、ローラベアリング10を通って上部フレーム9内に装着される。フレーム9は、断面が減じられた内部ハウジング12を備え、これは、弾性付勢手段を構成する螺旋バネ11を受ける。バネ11は、リング13を押圧する。ベアリング10の外側は、前記リング13に適合する。図5a〜図5cに特に良く見えるように、液体インタフェース部8は、ベースプレート14を備え、ベースプレート14は、中央部分を備え、中央部分は、ローラベアリング10の内側を通って係合するように設計されている。バネ11は、遠心前、軸方向において装置の閉鎖中の圧力の下で、遊びと誤差を補償して、部品を維持するように作用する。
[0047]淹出ユニット2の下側において、下部フレーム15は、カプセル17を支持するように意図された保持部16を受ける為に配置される。保持部16は、下部ローラベアリング18によって、下部フレーム15を通って回転できるように装着され、下部ローラベアリング18は、減じられた断面の下部フレーム15の下部ハウジング19に適合する。
[0048]飲料原料を含むレセプタクルまたはカプセル17は、2つの回転部品8,16の間にアレンジされる。カプセル17は、保持部16によって保持されるように設計され、寸法が決められ、液体インタフェース部8によって上部から係合される。カプセル17は、底部34,広がる側壁39を有する本体を備え、広がる側壁39は、リム部分38によって外側に延びる。カプセルは、底部34および側壁39間のエッジを画成することなく、概略凸部を有することができる。蓋のような上壁37は、本体を覆う。蓋は、気密性の膜および/または多孔性の壁でもよい。
[0049]液体インタフェース部8は、注入器35を備え、注入器35は、水のような液体をカプセル17内に(カプセル17の中央に)供給(例えば、注入)するように設計されている。注入器35は、チューブ型式でもよく、チューブは、ベースプレート14を横断し、多孔性の先端によって終わる。その上端において、注入器35は、液体供給ライン3と液体連通にある。チェックバルブのような追加の液体制御手段が先端上流側に設けられてもよい。液体インタフェース部8の下部表面の周囲には、一連の飲料抽出手段36が置かれ、一連の飲料抽出手段36は、多数の飲料出口を与えて最終的に飲料をカプセル17から抽出するように、多数の区域でカプセル17の上壁を穿孔するように設計されている。そのため、周囲の出口は、遠心力が最高になるカプセル17のリム38に密接した上壁37に作られる。あるいは、カプセル17の側壁39またはカプセル17の側壁39および上壁37の両方に出口を設けることは想定可能であろう。出口も、装置1においてカプセル17の挿入前、カプセル17に予め形成可能である。遠心液体の為の複数の出口として、リム38が形成されることも可能である。
[0050]バネ付勢カプセル管状抽出部材は、カプセルがインタフェース部8の下部表面からの引き剥がしに助力するように、注入器35と同軸に、それと共に摺動装置内に位置されてもよい。図1は、(装置内にカプセルが存在しないとき)展開位置における抽出部材を示す。さらに、インタフェース部8は、カプセルおよびインタフェース部8の表面間の吸引効果を回避または断つように、数個の小さな貫通孔によって横断可能である。
[0051]カプセル17のリム38および液体インタフェース部8のバネ付勢圧縮部分41間に流量制限またはベンチュリをつくる為に、図1〜図4における装置として、WO 2008/148646に説明されたように更にバルブ手段40が設けることが可能である。この部分41は、例えば、ゴムまたはプラスチック管状トングでもよく、これは、ベースプレート14の円周凹部42に装着される。トングは、バネ付勢要素43によって、軸方向「I」に付勢される。要素43は、弾性ブレードのような、適したバネであればよい。バルブ手段40は、さらに、中央バネ11によって圧迫されている。圧縮部分41およびバネ付勢要素43は、一体要素として形成可能であることに留意されたい。そのため、カプセル17のリム38は、バルブ手段40の固定部を形成し、バネ付勢圧縮部分41は、遠心液体の水圧の下でリム38から移動する可動部を形成する。しかしながら、これも反対でもよい。たとえば、カプセル17のリム38は、リム38の下方または中に置かれた弾性手段の力の下で開口するように強いられる部分から形成されてもよい。他の代替えにおいて、バルブ手段40は、WO 2008/148601に説明されるように、全体的にカプセル17と一体化が可能である。
[0052]保持部16は、保持部16の段部を形成するリムの支持部分60と、この部分60から上方に延びる上部側壁29とを備える。支持部分60は、カプセル17のリム38の少なくとも一部分をしっかりと支持するように構成されている。一つ又は複数の(飲料および/またはガス)放出開口61が、側壁29を通って更に設けられている。これらの開口61は、円形または矩形のような異なる形状でもよい。好ましい実施形態において、それらは、また、細長いスロットでもよい。一般的に、放出開口61は、装置に設けられるべきであり、レセプタクル17内のガスは、水がレセプタクル17に供給/注入されるとき、前記開口61を通って流出させることができる。
[0053]フレーム15内には、カプセル17内の原料および液体/水間の相互作用によって得られる遠心飲料を受け、カプセル17を残し、バルブ手段40と開口61を通過させる為の収集装置44が設けられている。飲料放出開口は、ガスを逃がすための放出開口61と同一開口でもよい。収集装置44は、好ましくは、U字状環状壁を備え、U字状環状壁は、下部フレーム15および保持部16間に置かれる。その外側には、壁が、開口61の高さを超えて上方に延び、好ましくは、カプセル17から出てくる遠心液体の為の衝突部の壁を形成する。収集装置44は、飲料出口46によって、壁の角のある部分に更に延びている。そのような出口46は、下部フレーム15の中に設けられた開口47を貫通する。そのため、遠心中、飲料は収集装置44に収集され、出口46を通って排出され、出口46の下に配置されるレセプタクル(例えば、カップ)を満たす。
[0054]本発明の一般的な態様によると、液体インタフェース部8と保持部16は、両方とも装置1の回転部であるが、少なくとも遠心中、すなわち、これらの部品8,16の回転中、接続手段によって互いに接続される。以下、より具体的に検討されるように、接続手段は、少なくとも一つのロック手段を備え、ロック手段は、遠心の影響下で、好ましくは、レバー効果の下で、(旋回可能に)外側に移動可能であるので、そのような状況下で接続手段の係合力を高めることができる。
[0055]例示された型式の発明において、装置1は、一連のロック手段20を備え、それぞれが、丸くされた形状の表面のような係合表面23を囲んでいる。より正確に、好ましくは、4つのロック手段20が例示された型式(図5a、図5cを参照)において、90度で、部品8,16の一つの周辺に分布される。ロック手段20は、少なくとも旋回軸21を中心として、好ましくは少なくとも一つの自由度で、それに対して移動可能に接続されるように、好ましくは、それぞれの部品8,16にアレンジされる。旋回軸21は、好ましくは、長手方向の回転軸「I」に対して平行に向けられる。弾性手段(図示せず)は、ロック手段20およびそれぞれの部品8,16の対応部(例えば、ベース部14)間に挿入可能であり、それぞれの部品8,16に対して、ロック手段20が接続され、ロック手段20は、淹出ユニット2の閉鎖動作中、内方に回転するように動かされるとき、長手方向の回転軸「I」に対して、外側に弾性的に付勢されるようになる。しかしながら、本願で詳細に説明されるように、バネの付勢力は、小さいので、液体(例えば、水)をレセプタクル17の中に供給する間、レセプタクル17内部の高められる圧力のため、液体インタフェース部8は、保持部16から持ち上げられるので、レセプタクル17内に最初に閉じ込められたガスを流出させることができる。好ましい実施形態によると、ロック手段20は、付勢手段と共に設けられないので、開口61は、装置を閉鎖するとき装置1を回転させる前に、開く。両方の場合、ガスは、少なくとも液体/水をレセプタクル内に供給するとき、遠心を始める前、バルブ手段40および放出開口61を通って流出することができるので、飲料原料との適した相互作用の為に、適量の液体をカプセル17に入れることができる。バルブ手段は、好ましくは、制御された寸法(図示せず)の径方向溝またはチャネルを備え、これらは、バネ付勢圧縮部分41に形成され、液体インタフェース部8がカプセルおよび下部保持部16に係合されるとき、放出開口61に向かってガスを流出させることができる。径方向溝は、カプセルのリム38と接触するようになる部分41の下部係合表面において、どこに位置されてもよい。カプセルのリムに径方向溝を有することも想定可能であろう。この静止状態(水の供給、ガスの流出)は、図1および図4に示されている。
[0056]図2は、装置がレセプタクル17を中心として閉鎖される静止(回転しない)状態を示す。図2は、部品8,16を閉鎖後、水を供給する前(図1を参照)の状態であり、あるいは、ガスが完全にレセプタクル17から流出され、システムが遠心処理の為に用意されるときの状態である。図2の好ましい実施形態において、ロック手段20は、バネによって閉鎖またはロック位置の方に付勢されない。そのため、バネの省略は、部品点数の減少、コスト削減になる。
[0057]保持部16の内側に、保持部16または接続手段は、(円周)溝28のような周辺凹部を更に備える。溝28は、相補的に形成され、保持部16の側壁の内部(管状)表面において、円周に延び、複数のロック手段20によって係合される。溝28は、レセプタクル17が所定位置で保持部に適合されるとき、レセプタクル17の高さを超えて、より正確に内部表面に設けられる。連続した凹部28の利点は、接続操作において、液体インタフェース部8が必然的に特定の向きを必要としないことである。放出開口61は、貫通孔として前記溝28内に設けられるのが好ましい。
[0058]図3は、保持部16の溝28において係合されるロック手段20によって液体インタフェース部8が保持部16に接続されるとき、装置1というか淹出状態にある遠心淹出ユニット2を示す。ロック手段20の凸型表面23と係合する溝28の凹型保持表面48が設けられる。溝28の湾曲した保持表面48は、上方内側に延び、ロック手段20の湾曲した表面23において、相補的に係合される。淹出または遠心または回転状態において、カプセル17は、2つの部品8,16によって回転駆動され、その後、遠心力のため、ロック手段によって閉じられる。保持部16または液体インタフェース部8の一方の表面48(本願では第1係合表面ともいう。)と、これらの部品8,16の他方に接続されるロック手段の表面(本願では第2係合表面という。)とは、接続手段を形成する。
[0059]動的な水圧は、カプセル17内につくられ、そのような圧力は、中心軸Iから周辺に向かって次第に増加する。この水圧は、カプセル17の最も周辺の地点で最大値に達する。圧力は、バルブ手段40を開くように、軸方向において、液体インタフェース部8に作用されるが、バルブ手段40は、遠心された飲料の為に限られた流路を与える。たとえば、バルブ手段40は、圧力閾値がバルブ手段40の上流、例えば、幾つかのバー(bars)の上流に達するときに開く。開口は、前述されたように上方に偏向するトング41によって実行される。そのため、これらの軸方向の力は、液体インタフェース部8に作用し、液体インタフェース部8を保持部16から分離する。しかしながら、装置1の回転速度が高いほど、ロック手段20は、それぞれの溝28と更に係合するので、結果として生じる係合力は、遠心力の結果として、2つの係合表面23,48の間で高められる。係合力は、追加の質量要素Sをロック手段20に付けることによって、さらに高めることができるので、レバー効果のため、遠心質量を高める。質量要素Sは、ロック手段20に取り外せるように設けられる。このため、軸方向の力が適用されて2つの部品8,16を分離する傾向にあるとき、第1係合表面23と第2係合表面48は、そのような分離に抵抗するように係合において協働する。このため、少なくともレセプタクルに水を供給するとき、第1係合表面23と第2係合表面48が静止状態の装置において必然的に係合されない場合、それらは、装置1の少なくとも回転中、互いに接触して係合され、少なくとも回転の軸方向Iにおいて、保持部16と液体インタフェース部8が互いに離れて移動することを防止する。
[0060]バルブ手段40が遠心中に正しく動作するように、ロック手段によって得られる接続は、動的水圧に抵抗しなければならない。特に、回転によってつくられるローラの遠心力F1、好ましくは、さらに質量要素の遠心力F2は、動的な閉鎖力を発生させるが、この動的な閉鎖力は、遠心力を受けるロック手段20の質量から生じるように軸方向に向けられる。これらの力と係合表面23,48の向きの結果として、係合力は、装置1の回転速度が増加するとき、著しき増加する。
[0061]第2係合表面23は、好ましくは凸状表面として配置されることが前述されてきた。好ましい実施形態において、第2係合表面は、回転可能に装着された部材、好ましくはローラ22によって設けられるが、この部材は、好ましくは回転軸を有し、この回転軸は、回転の長手方向軸に対して垂直にアレンジされる。このため、ローラは、相補的な凹状の第1係合表面48の中に簡単に転がることができるので、相互に関係付けられた特徴部の摩耗と摩擦力とを減じる。
[0062]保持部16との液体インタフェース部8の初期の閉鎖の作動は、例えば、図1に示されるような上部フレームに作用する閉鎖作動機構45によって実行される。閉鎖機構45は、表わされているようなカムシステム、または、回転型バヨネット式閉鎖システムまたは膝関節手段または水力手段またはモータ付きスピンドル型機構、これらの組み合わせでもよい。特に、適した閉鎖システムは、同時係属出願の欧州特許出願第12194801.2号に説明されている。もちろん、この閉鎖機構45も、これらの部品間の相対的閉鎖運動の為に、下部フレーム15に、あるいは、両方のフレーム9,15に関連付けが可能である。
[0063]装置1の下部ベアリング接続は、保持部16の、液体インタフェース部8との自己整合が確実になるように設計可能である。その一般的原則において、保持部16の回転軸70は、径方向においてバネ付勢されるが、軸方向「I」においては硬直している。この特定型式において、軸70は、ベアリング18に固定されているが、ベアリング18は、一連の螺旋状板バネによって下部フレーム部分のハウジングにリンクされている。この自己整合アレンジメントも、遠心中の振動を減じる。もちろん、弾性手段は、例えば、ゴム要素のような径方向に弾性変位を与える任意の均等手段によって置換可能である。また、この自己整合システムは、上部ベアリングアセンブリに配置可能である。
[0064]以下、レセプタクル17に含まれる飲料原料から飲料を調製する為の方法を説明する。
[0065]第1ステップにおいて、レセプタクル17が提供され、保持部16内に配置される。その後、液体インタフェース部8がレセプタクル17にもたれて係合される。この状態において、ロック手段20は、好ましくは、それぞれの第1係合表面48と係合するように付勢されないが、そのように付勢することも可能である。この方法の次のステップにおいて、液体(好ましくは、水)が、液体インタフェース部8によってレセプタクル17に供給される。前記方法のステップ中、第1係合表面48と第2係合表面23は、好ましくは、前記静止状態の装置1で係合されないので、レセプタクル17のガスは、装置、好ましくは、第1係合表面48に設けられた放出開口を経て流出することができる。レセプタクル17内の水の供給は、好ましくは、レセプタクル17内の圧力増加になるので、レセプタクル17内の圧力増加のため、保持部16から液体インタフェース部8を持ち上げ、レセプタクル17および放出開口61間のガスの為の放出通路を与えることが起こる。
[0066]この方法の次のステップにおいて、レセプタクルは、保持部16および液体インタフェース部8をレセプタクル17と共に回転させることによって、長手方向の回転軸Iに沿って回転駆動される。前記遠心ステップ中、少なくとも回転中、保持部16と液体インタフェース部8は、これらの部品8,16がレセプタクル17と共に回転するように、接続手段によって互いに接続される。少なくとも、その保持部16または液体インタフェース部8の一方の第1係合表面48と、保持部16または液体インタフェース部8の他方に接続されたロック手段20の第2係合表面は、少なくとも回転の軸方向Iにおいて、保持部16および液体インタフェース部8が互いに離れて移動することを防止するように、少なくとも前記回転ステップ中、互いに接触して係合することが起こる。接続手段のロック手段20は、好ましくは長手方向の回転軸Iに対して実質的に平行である少なくとも旋回軸を中心として、少なくとも一つの自由度で、これらの部品8,16の他方に移動可能に接続されるようにアレンジされるので、2つの係合表面間の係合力は、遠心力の増加の結果として増加する。
[0067]最後のステップにおいて、レセプタクル17内の水および原料間の相互作用によって得られ、レセプタクル17の外に遠心される飲料が収集部(44)によって収集され、飲料出口46を経て放出可能になる。
[0068]本発明のロック原理は、本発明の範囲を逸脱することなく異なる設計をとってもよい。このため、ロック手段20は、保持部16または液体インタフェース部8に設けることが可能であり、そのとき、第1係合表面は、これらの部品8,16の対応する他方に設けられる。レバー効果のため、ロック手段20、というかその第2係合表面は、第1係合表面と比べると、径方向において、回転の軸Iに密接して設けられる。ローラ配置の代替えとして、第2係合表面23も同様に、それぞれの部材の球状配置または他の回転対称配置によって形成可能である。

Claims (15)

  1. 遠心でレセプタクル(17)を駆動することによって前記レセプタクル(17)に含まれる飲料原料から飲料を調製する為の装置であって、
    長手方向の回転軸(I)に沿って、回転駆動できる位置に前記レセプタクル(17)を保持するようにアレンジされた保持部(16)と、
    前記レセプタクル(17)に対して係合し、前記レセプタクル(17)に水を供給し、さらに/または、前記レセプタクル(17)から前記飲料を抽出するようにアレンジされた液体インタフェース部(8)と、
    前記レセプタクル(17)内で水と前記原料との相互作用によって得られる飲料を収集する為の収集部(44)と、
    を備え、
    前記保持部(16)および前記液体インタフェース部(8)は、少なくとも回転中、接続手段によって互いに接続され、前記保持部(16)および前記液体インタフェース部(8)は、遠心中、前記レセプタクル(17)と共に回転し、
    前記接続手段は、少なくとも、前記保持部(16)および前記液体インタフェース部(8)の一方の第1係合表面(48)と、前記保持部(16)および前記液体インタフェース部(8)の他方に接続されたロック手段(20)の第2係合表面(23)とを備え、これらは、前記装置の少なくとも回転中、互いに接触して係合するように適合され、前記保持部(16)と前記液体インタフェース部(8)が、少なくとも回転の軸方向において、互いに離れて移動することを防止し、
    前記接続手段の前記ロック手段(20)は、前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の前記他方に、少なくとも旋回軸(21)を中心として少なくとも一つの自由度で、移動可能に接続されるようにアレンジされている、装置。
  2. 前記装置(1)には、放出開口(61)が設けられ、前記レセプタクル(17)に水を供給するとき、前記レセプタクル(17)内のガスを前記開口(61)を通して逃がすことが可能であり、前記第1係合表面(48)と前記第2係合表面(23)は、少なくとも、前記飲料の前記抽出中、前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の前記回転前、前記レセプタクル(17)に水を供給するとき、前記装置(1)の静止状態には係合されない、請求項1に記載の装置。
  3. 前記接続手段の前記ロック手段(20)は、旋回軸(21)を少なくとも中心として少なくとも一つの自由度で、前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の他方と移動可能に接続されるようにアレンジされ、前記旋回軸(21)は、長手方向の回転軸(I)に対して実質的に平行である、請求項1または2に記載の装置。
  4. 質量要素(S)が、遠心力を高めるために、移動可能に前記ロック手段(20)に設けられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の前記係合表面(48,23)は、前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の方向に少なくとも延び、回転の前記軸方向(I)に対して、傾斜または湾曲される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第2係合表面(23)は、回転可能に装着された部材、好ましくは、ローラ(22)によって設けられ、好ましくは、前記長手方向の回転軸(I)に対して垂直にアレンジされた回転軸を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記第1係合表面(48)は、前記保持部(16)または前記液体インタフェース部(8)
    における円形溝(28)であり、前記ロック手段(20)の前記第2係合表面(23)は、少なくとも遠心中に係合する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記放出開口(61)は、径方向貫通開口(61)であり、これらが、好ましくは、前記第1係合表面(48)に設けられる、請求項2〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記液体インタフェース部(8)は、前記レセプタクル(17)の中央に液体を注入する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記液体インタフェース部(8)は、前記レセプタクルから前記飲料を抽出する為の手段を備え、前記飲料抽出手段(36)は、好ましくは、前記レセプタクル(17)の側壁および/または上壁に出口開口を穿孔する為に一連の穿孔部材を備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記レセプタクル(17)のリム部分(38)と係合する圧縮部分(41)を備える流量制限バルブ(40)を更に備え、
    前記バルブの前記圧縮部分(41)は、好ましくは、弾性付勢手段の荷重の下で、前記レセプタクル(17)のリム部分(38)と係合し、遠心中、前記圧縮部分は、好ましくは、遠心される飲料の圧力によって、前記リム部分から離れて移動され、前記レセプタクル(17)の前記リム部分と前記圧縮部分との間に少なくとも一つの流路を作る、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記接続手段またはロック手段(20)は、前記レセプタクル(17)の上方に置かれる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記装置は、前記飲料が前記レセプタクルを抜ける為の放出開口(61)を更に備え、前記液体の為の前記放出開口(61)と前記ガスの為の前記放出開口(61)とが、好ましくは、同一である、請求項〜12のいずれか一項に記載の装置。
  14. レセプタクル(17)に含まれる飲料原料から飲料を調製する為の方法であって、
    前記レセプタクル(17)を保持部(16)に配置するステップと、
    液体インタフェース部(8)を前記レセプタクル(17)に抗して係合させるステップと、
    前記液体インタフェース部(8)によって、前記レセプタクル(17)に水を供給するステップと、
    前記保持部(16)と前記液体インタフェース部(8)とを前記レセプタクル(17)と共に回転させることによって、回転の長手方向軸に沿って、前記レセプタクル(17)を回転駆動させるステップと、
    前記レセプタクル(17)内の前記原料と水との間の相互作用によって得られる飲料を収集部(44)によって収集するステップと、
    を備え、
    前記保持部(16)および前記液体インタフェース部(8)は、遠心中、前記液体インタフェース部(8)と前記保持部(16)が前記レセプタクル(17)と共に回転するように少なくとも回転中に接続手段によって共に接続され、
    前記接続手段は、少なくとも、前記保持部(16)または前記液体インタフェース部(8)の一方の第1係合表面(48)と、前記保持部(16)または前記液体インタフェース部(8)の他方に接続されたロック手段(20)の第2係合表面(23)とを備え、これらは、少なくとも、回転の軸方向(I)において、前記保持部(16)と前記液体インタフェース部(8)が互いに離れて移動することを防止するように前記装置の少なくとも回転中、互いに接触して係合し、 前記接続手段の前記ロック手段(20)は、旋回軸(21)を少なくとも中心とした少なくとも一つの自由度で、前記液体インタフェース部(8)および前記保持部(16)の前記他方に移動可能に接続されるようにアレンジされ、前記旋回軸(21)は、好ましくは、前記長手方向の回転軸(I)に対して実質的に平行であり、遠心力の増加の結果として、2つの前記係合表面(23,48)間の係合力を高める、方法。
  15. 前記レセプタクル(17)に水を供給するステップ中、前記第1係合表面(48)および前記第2係合表面(23)は、前記装置の静止状態には係合されず、前記レセプタクル(17)内のガスは、前記装置(1)に設けられた放出開口(61)を経て抜け、
    前記レセプタクル(17)内の水の前記供給は、好ましくは、前記レセプタクル(17)内の圧力増加になり、前記液体インタフェース部(8)を前記保持部(16)から持ち上げ、前記レセプタクル(17)と前記放出開口(61)との間にガスの為の放出路を与える、請求項14に記載の方法。
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