JP5211587B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は情報処理装置に係り、特に、ディスプレイとして有機ELを用いた情報処理装置に関する。
最近、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、ディジタルカメラなどの種々の電子機器の中で、有機ELをディスプレイとして用いたものが提案されている。有機EL(Electronic Luminescent)は、電圧をかけると発光する有機物質を利用して表示するディスプレイである。この有機ELでは、例えばジアミン類などの有機体をガラス面に蒸着させ、それ自体が発光する。そのため、ディスプレイの厚みを従来よりも薄くすることが可能となる。
この有機ELは、有機ELにて消費される消費電流が表示画像の色によって大きく変化するという特性がある。具体的には、同じ表示面積を有する表示画像であっても、表示画像の色に白色の部分が多ければ多いほど、有機ELにて消費される消費電流は大きくなる。反対に、表示画像の色に黒色の部分が多ければ、有機ELに消費される消費電流は小さくなる。
なお、有機ELにて消費される消費電流を低減する技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に提案されている技術によれば、各画素の色相の情報に基づいて、発光効率の低い色(例えば赤)を減らし、かつ、発光効率の高い色(例えば緑)が増えるような色相変換値を算出することができる。
特開2007−148065号公報
しかしながら、従来からディスプレイとして用いられる液晶ディスプレイに比べ、有機ELにて消費される消費電流は大きく、有機ELにて消費される消費電流を如何に削減するかが問題となる。この消費電流の削減に関しては、電池容量が制限される携帯電話機などにおいては特に問題となる。勿論、特許文献1に提案されている技術を用いれば、発光効率の低い色(例えば赤)を減らし、かつ、発光効率の高い色(例えば緑)が増えるような色相変換値を算出することにより、有機ELにて消費される消費電流を低減することは可能となるが、有機ELにて消費される消費電流を十分に削減することは困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ディスプレイとして用いられる有機ELにて消費される消費電流を好適に削減することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、表示画像データを読み込む画像読込手段と、前記表示画像データに基づく表示画像を表示する表示手段と、前記表示画像データに含まれる白色領域を検出し、検出された白色領域に基づいて、前記表示手段に表示される表示画像で白色領域が占有する面積である白色領域面積を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記白色領域面積と、予め設定された白色領域面積に関する閾値とを比較して判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に従い、前記表示手段による表示画像の表示を制御する制御手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記表示手段にて白色領域及び他の色の領域で点灯する点灯時間を設定する点灯時間設定手段とを備え、前記制御手段は、前記点灯時間設定手段により前記白色領域面積が大きいほど短く設定された前記点灯時間に基づいて、タイマを用いて前記表示手段による白色領域及び他の色の領域での点灯動作を制御することにより、前記表示手段による表示画像の表示を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ディスプレイとして用いられる有機ELにて消費される消費電流を好適に削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1(A)は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図1(B)は、携帯電話機1を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ31)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられたメインディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じてメインディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面にメインディスプレイ17が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ20)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図3のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。また、メインディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
また、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ19a、19b、19c、および19dが設けられる。
なお、メインディスプレイ17は、有機ELにより構成されるディスプレイである。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2(A)は、携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2(B)は、携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ20が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ20の下部には、サブディスプレイ21が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
サブディスプレイ21の下部には、さらに、静電タッチパッド22が設けられる。静電タッチパッド22は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
なお、サブディスプレイ21も、メインディスプレイ17と同様に、有機ELにより構成されるディスプレイである。
図3は、本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。
図示せぬ基地局から送信されてきた無線信号は、アンテナ31で受信された後、アンテナ共用器(DUP)32を介して受信回路(RX)33に入力される。受信回路33は、受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)34から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、受信回路33は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。なお、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号の周波数は、制御部41から出力される制御信号SYCによって指示される。
受信回路33からの受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部36に入力される。CDMA信号処理部36は、図示せぬRAKE受信機を備える。このRAKE受信機では、受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれの拡散符号(すなわち、拡散された受信信号の拡散符号と同一の拡散符号)で逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号は、位相が調停された後、コヒーレントRake合成される。Rake合成後のデータ系列は、デインタリーブおよびチャネル復号(誤り訂正復号)が行われた後、2値のデータ判定が行われる。これにより、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、CDMA信号処理部36から出力された受信パケットデータを図示せぬ多重分離部によりメディアごとに分離し、分離されたメディアごとのに対してそれぞれ復号処理を行う。例えば通話モードにおいては、受信パケットデータに含まれる通話音声などに対応するオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。また、例えばテレビ電話モードなどのように、受信パケットデータに動画像データが含まれていれば、この動画像データをビデオコーデックにより復号する。さらに、受信パケットデータがダウンロードコンテンツであれば、このダウンロードコンテンツを伸張した後、伸張されたダウンロードコンテンツを制御部41に出力する。
復号処理により得られたディジタルオーディオ信号はPCMコーデック38に供給される。PCMコーデック38は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタルオーディオ信号をPCM復号し、PCM復号後のアナログオーディオデータ信号を受話増幅器39に出力する。このアナログオーディオ信号は、受話増幅器39にて増幅された後、スピーカ18により出力される。
圧縮伸張処理部37によりビデオコーデックにて復号されたディジタル動画像信号は、制御部41に入力される。制御部41は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタル動画像信号に基づく動画像を、図示せぬビデオRAM(例えばVRAMなど)を介してメインディスプレイ17に表示させる。なお、制御部41は、受信された動画像データだけでなく、CCDカメラ20により撮像された動画像データに関しても、図示せぬビデオRAMを介してメインディスプレイ17に表示させることも可能である。
また、圧縮伸張処理部37は、受信パケットデータが電子メールである場合、この電子メールを制御部41に供給する。制御部41は、圧縮伸張処理部37から供給された電子メールを記憶部42に記憶させる。そして、制御部41は、ユーザによる入力部としての操作キー14の操作に応じて、記憶部42に記憶されているこの電子メールを読み出し、読み出された電子メールをメインディスプレイ17に表示させる。
一方、通話モードにおいて、マイクロフォン15に入力された話者(ユーザ)の音声信号(アナログオーディオ信号)は、送話増幅器40により適正レベルまで増幅された後、PCMコーデック38によりPCM符号化される。このPCM符号化後のディジタルオーディオ信号は、圧縮伸張処理部37に入力される。また、CCDカメラ20から出力される動画像信号は、制御部41によりディジタル化されて圧縮伸張処理部37に入力される。さらに、制御部41にて作成されたテキストデータである電子メールも、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、PCMコーデック38から出力されたディジタルオーディオ信号を所定の送信データレートに応じたフォーマットで圧縮符号化する。これにより、オーディオデータが生成される。また、圧縮伸張処理部37は、制御部41から出力されたディジタル動画像信号を圧縮符号化して動画像データを生成する。そして、圧縮伸張処理部37は、これらのオーディオデータや動画像データを図示せぬ多重分離部で所定の伝送フォーマットに従って多重化した後にパケット化し、パケット化後の送信パケットデータをCDMA信号処理部36に出力する。なお、圧縮伸張処理部37は、制御部41から電子メールが出力された場合にも、この電子メールを送信パケットデータに多重化する。
CDMA信号処理部36は、圧縮伸張処理部37から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施し、スペクトラム拡散処理後の出力信号を送信回路(TX)35に出力する。送信回路35は、スペクトラム拡散処理後の信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などのディジタル変調方式を使用して変調する。送信回路35は、ディジタル変調後の送信信号を、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換(アップコンバート)する。そして、送信回路35は、制御部41により指示される送信電力レベルとなるように、このアップコンバートにより生成された無線信号を高周波増幅する。この高周波増幅された無線信号は、アンテナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、このアンテナ31から図示せぬ基地局に向けて送信される。
また、携帯電話機1は、外部メモリインタフェース45を備えている。この外部メモリインタフェース45は、メモリカード46を着脱することが可能なスロットを備えている。メモリカード46は、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。さらに、携帯電話機1には、現在の正確な現在の時刻を測定する時計回路(タイマ)47が設けられている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部42からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
記憶部42は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部41のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。
電源回路44は、バッテリ43の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
図4は、図1の携帯電話機1の制御部41が実行することができる機能的な構成を表している。
画像読込部51は、画像表示部58に表示するための表示画像データを記憶部42などから読み込み、読み込まれた表示画像データを画像白色領域検出部52、画像表示部58、および画像縮小部60に供給する。画像白色領域検出部52は、画像読込部51から供給された表示画像データ(画像表示部58に表示するための表示画像データ)を取得し、取得された表示画像データに含まれる白色領域を検出する。例えば表示画像データに含まれる画素値(例えば0乃至255)などに基づいて、表示画像に含まれる白色領域(白色部分)が検出される。画像白色領域検出部52は、検出された表示画像データに含まれる白色領域に関するデータを白色領域面積算出部53に供給する。
白色領域面積算出部53は、画像白色領域検出部52から供給された白色領域に関するデータを取得し、取得された白色領域に関するデータに基づいて、検出された白色領域の面積である白色領域面積を算出し、算出された白色領域面積に関するデータを白色領域面積判定部54に供給する。
白色面積判定部54は、白色領域面積算出部53から供給された白色領域面積に関するデータを取得するとともに、予め設定されている白色領域面積に関する閾値を記憶部42から読み出し、読み出された白色領域面積に関する閾値を参照して、算出された白色領域面積に関するデータに基づいて、白色領域面積に関する閾値と、算出された白色領域面積とを比較して判定する。白色領域面積判定部54は、この判定結果を点灯時間設定部55および画像縮小倍率設定部59に供給する。
点灯時間設定部55は、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間を設定し、設定された点灯時間に関する設定データを点灯時間判定部56に供給する。
点灯時間判定部56は、点灯時間設定部55から供給された白色領域における点灯時間に関する設定データを取得し、白色領域における点灯時間に関する設定データに基づいて、時計回路47により計測される現在の時刻を用いて、白色領域における点灯時間を経過したか否かを判定し、その判定結果を点灯制御部57に供給する。
点灯制御部57は、点灯時間判定部56から供給された判定結果(白色領域における点灯時間を経過したか否かに関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58に表示される表示画像における白色領域での点灯を制御する。
画像表示部58は、例えば図3の有機ELにより構成されるメインディスプレイ17やサブディスプレイ21からなり、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく表示画像を表示する。
画像縮小倍率設定部59は、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率を設定し、設定された縮小倍率に関する設定データを画像縮小部60に供給する。
画像縮小部60は、画像縮小倍率設定部59から供給された縮小倍率に関する設定データ(画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率に関する設定データ)を取得し、取得された縮小倍率に関する設定データに基づいて、画像読込部51にて読み込まれた表示画像データに基づく表示画像の占有面積を縮小する。
次に、図5のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機1における画像表示処理について説明する。この画像表示処理は、画像読込部51にて画像表示部58に表示するための表示画像データが記憶部42などから読み込まれる度に開始される。
ステップS1において、画像読込部51は、画像表示部58に表示するための表示画像データを記憶部42などから読み込み、読み込まれた表示画像データを画像白色領域検出部52、画像表示部58、および画像縮小部60に供給する。勿論、記憶部42に記憶されている表示画像データのみならず、例えばアンテナ31を介して外部から取得された表示画像データや、メモリカード46から取得された表示画像データに関して本発明を適用するようにしてもよい。
ステップS2において、画像白色領域検出部52は、画像読込部51から供給された表示画像データ(画像表示部58に表示するための表示画像データ)を取得し、取得された表示画像データに含まれる白色領域を検出する。例えば表示画像データに含まれる画素値(例えば0乃至255)などに基づいて、表示画像に含まれる白色領域(白色部分)が検出される。画像白色領域検出部52は、検出された表示画像データに含まれる白色領域に関するデータを白色領域面積算出部53に供給する。
ステップS3において、白色領域面積算出部53は、画像白色領域検出部52から供給された白色領域に関するデータを取得し、取得された白色領域に関するデータに基づいて、検出された白色領域の面積である白色領域面積x(すなわち、表示画像データに基づく表示画像中において白色領域が占有する面積)を算出する。白色領域算出部53は、算出された白色領域面積xに関するデータを白色領域面積判定部54に供給する。
ステップS4において、白色面積判定部54は、白色領域面積算出部53から供給された白色領域面積xに関するデータを取得するとともに、予め設定されている白色領域面積に関する閾値を記憶部42から読み出し、読み出された白色領域面積に関する閾値を参照して、算出された白色領域面積xに関するデータに基づいて、白色領域面積に関する閾値と、算出された白色領域面積xとを比較して判定する。
具体的には、白色領域面積に関する閾値として例えば閾値aと閾値bが予め設定されており(閾値a<閾値b)、これらの白色領域面積に関する閾値と、算出された白色領域面積xの大小が比較されて判定される。すなわち、ステップS4の判定処理においては、白色領域面積に関する閾値aと、算出された白色領域面積xの大小が比較されて判定される。
勿論、白色領域面積に関する閾値として3つ以上の閾値(例えば閾値a、b、cなど)を予め設定するようにして、算出された白色領域面積xをより細かく比較判定するようにしてもよい。また、白色領域面積に関する閾値として所定の値ではなく、ある程度の範囲を閾値として設定するようにしてもよい。
白色領域面積判定部54は、この判定結果を点灯時間設定部55および画像縮小倍率設定部59に供給する。
ステップS4において算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さいと判定された場合、点灯時間設定部55はステップS5で、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間を設定する。
具体的には、本発明の実施形態においては、白色領域面積に関する閾値として例えば閾値aと閾値bが予め設定されており(閾値a<閾値b)、例えば図6のテーブルに示されるように、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さい場合、表示画像の色に白色の部分が少ないために有機ELにて消費される消費電流は小さくなることから、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t1」に設定される。
なお、図6のテーブルは白色領域面積と設定される点灯時間との対応関係を示しており、例えば算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さい場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t1」に設定され、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下である場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t2」に設定され、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値bよりも大きい場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t3」に設定されることを示している。このときに設定される点灯時間t1乃至t3には、「t1>t2>t3」の関係がある。すなわち、表示画像の色に白色の部分が多ければ多いほど、ディスプレイとしての有機ELにて消費される消費電流は大きくなることから、点灯時間は短く設定される。
点灯時間設定部55は、設定された点灯時間に関する設定データを点灯時間判定部56に供給する。
ステップS6において、画像表示部58は、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t1」に設定された後、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく表示画像を表示する。
ステップS7において、点灯時間判定部56は、点灯時間設定部55から供給された白色領域における点灯時間に関する設定データを取得し、白色領域における点灯時間に関する設定データに基づいて、時計回路47により計測される現在の時刻を用いて、白色領域における点灯時間「t1」を経過したか否かを判定する。
例えば算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さい場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t1」に設定されることから、画像表示部58にて白色領域で点灯動作が開始されてから時間「t1」が経過したか否かが判定される。
点灯時間判定部56は、その判定結果を点灯制御部57に供給する。
ステップS7において白色領域における点灯時間「t1」を経過していないと判定された場合、点灯制御部57はステップS8で、画像表示部58を制御し、画像表示部58にて白色領域での点灯動作を継続する。その後、処理はステップS7に戻り、ステップS7において点灯時間判定処理が繰り返し実行される。
一方、ステップ7において白色領域における点灯時間「t1」を経過したと判定された場合、点灯制御部57はステップS9で、画像表示部58を制御し、画像表示部58にて白色領域での点灯動作を一時的に停止し、画像表示部58における表示モードを省電力モードに移行させる。例えば表示画面上における点灯が一時的に停止されて暗くなり、スリープ状態へとなる。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。これにより、画像読込部51に表示画像データが読み込まれるごとに、表示画像データに含まれる白色領域面積が算出され、点灯時間が設定された上で画像表示処理が実行される。
一方、ステップS4において算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さくないと判定された場合(すなわち、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上であると判定された場合)、白色領域面積判定部54はステップS10で、読み出された白色領域面積に関する閾値を参照して、算出された白色領域面積xに関するデータに基づいて、白色領域面積に関する閾値aと閾値bと、算出された白色領域面積xとを比較して判定する。すなわち、ステップS10においては、算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下である否かが判定される。
ステップS10において算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下であると判定された場合、点灯時間設定部55はステップS11で、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間を設定する。
具体的には、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以上である場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t2」に設定される。点灯時間設定部55は、設定された点灯時間に関する設定データを点灯時間判定部56に供給する。
ステップS12において、画像表示部58は、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t2」に設定された後、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく表示画像を表示する。
ステップS13において、点灯時間判定部56は、点灯時間設定部55から供給された白色領域における点灯時間に関する設定データを取得し、白色領域における点灯時間に関する設定データに基づいて、時計回路47により計測される現在の時刻を用いて、白色領域における点灯時間「t2」を経過したか否かを判定する。
例えば算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下である場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t2」に設定されることから、画像表示部58にて白色領域で点灯動作が開始されてから時間「t2」が経過したか否かが判定される。点灯時間判定部56は、その判定結果を点灯制御部57に供給する。
ステップS13において白色領域における点灯時間「t2」を経過していないと判定された場合、点灯制御部57はステップS14で、画像表示部58を制御し、画像表示部58にて白色領域での点灯動作を継続する。その後、処理はステップS13に戻り、ステップS13において点灯時間判定処理が繰り返し実行される。
一方、ステップ13において白色領域における点灯時間「t2」を経過したと判定された場合、点灯制御部57はステップS15で、画像表示部58を制御し、画像表示部58にて白色領域での点灯動作を一時的に停止し、画像表示部58における表示モードを省電力モードに移行させる。例えば表示画面上における点灯が一時的に停止されて暗くなり、スリープ状態へとなる。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS10において算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下ではないと判定された場合(すなわち、算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値bよりも大きいと判定された場合)、点灯時間設定部55はステップS16で、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間を設定する。
具体的には、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値bよりも大きい場合、画像表示部58にて白色領域で点灯する時間である点灯時間が「t3」に設定される。点灯時間設定部55は、設定された点灯時間に関する設定データを点灯時間判定部56に供給する。
その後、ステップS17乃至S20の処理においては、ステップS6乃至S9またはステップS12乃至S15の処理と同様に、設定された点灯時間「t3」に基づいて点灯制御部57にて点灯動作の制御がなされる。
本発明の実施形態においては、表示画像データを読み込み、表示画像データに基づく表示画像を画像表示部58に表示し、表示画像データに含まれる白色領域を検出し、検出された白色領域に基づいて、画像表示部58に表示される表示画像で白色領域が占有する面積である白色領域面積を算出し、算出された白色領域面積と、予め設定された白色領域面積に関する閾値とを比較して判定し、その判定結果に基づいて、表示手段にて白色領域で点灯する点灯時間を設定し、設定された点灯時間に基づいて、タイマを用いて表示手段による白色領域での点灯動作を制御することにより、画像表示部58による表示画像の表示を制御することができる。これにより、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域が画像表示部58(メインディスプレイ17またはサブディスプレイ21にディスプレイとして用いられる有機EL)において占有する面積に応じて、点灯動作の時間を設定して点灯動作を制御することができ、画像表示部58に消費される消費電流を好適に削減することができる。
なお、本発明の実施形態においては、ディスプレイとしての有機ELにて消費される消費電流が白色に関して大きいことから、表示画像データに含まれる白色領域を検出するようにしたが、このような場合に限られず、白色よりも消費電流は大きくないが、相対的に他の色の中で消費電流が大きい色の領域を検出するようにしてもよい。
ところで、図5のフローチャートを参照して説明した画像表示処理においては、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域が画像表示部58において占有する面積に応じて、点灯動作の時間を設定して点灯動作を制御するようにしているが、このような場合に限られず、例えば表示画像データに含まれる白色領域が多い場合に、表示画像を縮小して表示するようにしてもよい。これにより、画像表示部58に消費される消費電流を好適に削減することができる。以下、この方法を用いた画像表示処理について説明する。
図7のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機1における他の画像表示処理について説明する。なお、図7のステップS31乃至S34、およびステップS38の処理は、図5のステップS1乃至S4、およびステップS10の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS34において算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さいと判定された場合、画像縮小倍率設定部59はステップS35で、白色領域面積判定部54から供給された判定結果(白色領域面積に関する判定結果)を取得し、取得された判定結果に基づいて、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率を設定し、設定された縮小倍率に関する設定データを画像縮小部60に供給する。
具体的には、本発明の実施形態においては、白色領域面積に関する閾値として例えば閾値aと閾値bが予め設定されており(閾値a<閾値b)、例えば図8のテーブルに示されるように、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さい場合、表示画像の色に白色の部分が少ないために有機ELにて消費される消費電流は小さくなることから、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n1」に設定される。
なお、図8のテーブルは白色領域面積と設定される点灯時間との対応関係を示しており、例えば算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さい場合、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n1」に設定され、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下である場合、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n2」に設定され、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値bよりも大きい場合、画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n3」に設定されることを示している。このときに設定される縮小倍率n1乃至n3には、「n3>n2>n1」の関係がある。すなわち、表示画像の色に白色の部分が多ければ多いほど、ディスプレイとしての有機ELにて消費される消費電流は大きくなることから、縮小倍率は大きく設定される。例えばn1=1、n2=2、n3=3などのように設定される。
画像縮小倍率設定部59は、設定された縮小倍率に関する設定データを画像縮小部60に供給する。
ステップS36において、画像縮小部60は、画像縮小倍率設定部59から供給された縮小倍率に関する設定データ(画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率に関する設定データ)を取得し、取得された縮小倍率に関する設定データに基づいて、画像読込部51にて読み込まれた表示画像データに基づく表示画像を縮小し、画像読込部51にて読み込まれた表示画像データに基づく表示画像の占有面積を縮小する。具体的には、ステップS36においては、縮小倍率n1を用いて、画像読込部51にて読み込まれた表示画像データに基づく原表示画像が1/n1に縮小される。勿論、原表示画像の縮小処理に関しては、段階的に行うようにしてもよい。
ステップS37において、画像表示部58は、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく原表示画像に関して1/n1に縮小された表示画像を表示する。なお、原表示画像を縮小して表示した後、ユーザにより操作キー14のうち特定の操作キーが押下されることにより、白色領域を考慮しないで通常の原表示画像を表示するように戻るようにしてもよい。
一方、ステップS34において算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値aよりも小さくないと判定された場合(すなわち、算出された白色領域面積xが白色領域面積に関する閾値a以上であると判定された場合)、読み出された白色領域面積に関する閾値を参照して、算出された白色領域面積xに関するデータに基づいて、白色領域面積に関する閾値aと閾値bと、算出された白色領域面積xとを比較して判定する。すなわち、ステップS38においては、算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下である否かが判定される。
ステップS38において算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下であると判定された場合、処理はステップS39に進み、ステップS39以降の処理において画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n2」に設定され、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく原表示画像に関して1/n2に縮小された表示画像が表示される。例えばn2=2の場合、表示画像データに基づく原表示画像に関して1/2に縮小された表示画像が表示される。
一方、ステップS38において算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値a以上で、かつ、閾値b以下ではないと判定された場合(すなわち、算出された白色領域面積xが、白色領域面積に関する閾値bよりも大きいと判定された場合)、処理はステップS42に進み、ステップS42以降の処理において画像表示部58に白色領域を含めた表示画像を表示する際の縮小倍率が「n3」に設定され、画像読込部51から供給された表示画像データに基づく原表示画像に関して1/n3に縮小された表示画像が表示される。例えばn3=3の場合、表示画像データに基づく原表示画像に関して1/3に縮小された表示画像が表示される。なお、原表示画像が縮小された際には、縮小された表示画像の外延領域は例えば消費電流の少ない黒色などで表示されるようにしてもよい。
これにより、表示画像データに含まれる白色領域に応じて表示画像そのものを縮小することができ、画像表示部58に消費される消費電流を好適に削減することができる。
なお、本発明の第1実施形態においては、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域の色(すなわち、白色)を変化させることなく、画像表示部58に消費される消費電流を削減するようにしたが、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域の色(すなわち、白色)を、白色より消費電流の少ない色(例えば赤色や青色、緑色など)に変化させるようにして画像表示部58に消費される消費電流を削減するようにしてもよい。以下、この方法を用いた本発明に係る第2実施形態について説明する。
[第2実施形態]
図9は、図1の携帯電話機1の制御部41が実行することができる機能的な構成を表している。なお、携帯電話機1の外観の構成および内部の構成に関しては、図1乃至図3に示される構成と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。また、図4の構成と対応するものについては同一の符号を付しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
変換色設定部61は、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域の色(すなわち、白色)を、白色より消費電流の少ない色に変換する際に用いられる変換色を設定し、設定された変換色に関する設定データを色変換部62に供給する。
色変換部62は、変換色設定部61から供給された変換色に関する設定データを取得するとともに、画像白色領域検出部52から供給された白色領域に関するデータを取得し、取得された変換色に関する設定データおよび白色領域に関するデータに基づいて、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域における色を白色から予め設定された変換色に変換する。色変換部62は、表示画像データに含まれる白色領域を予め設定された変換色に変換した後の表示画像データを画像表示部58に供給する。
次に、図10のフローチャートを参照して、図9の携帯電話機1における画像表示処理について説明する。なお、図10のステップS51乃至S52の処理は、図5のステップS1乃至S2の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS53において、変換色設定部61は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域の色(すなわち、白色)を、白色より消費電流の少ない色に変換する際に用いられる変換色を設定し、設定された変換色に関する設定データを色変換部62に供給する。
例えばディスプレイとしての有機ELにて消費される消費電流(mA/h)は、表示画像の色に応じて、黒:赤〜青〜緑:白=1:10〜20:40の比で表される。そこで、例えば白色より消費電流の少ない色に変換する際に用いられる変換色が「灰色」や「青色」などに設定される。勿論、変換色を設定する場合、携帯電話機1に設けられたタッチパネルなどを用いて変換色が任意の色に設定されるようにしてもよい。
ステップS54において、色変換部62は、変換色設定部61から供給された変換色に関する設定データを取得するとともに、画像白色領域検出部52から供給された白色領域に関するデータを取得し、取得された変換色に関する設定データおよび白色領域に関するデータに基づいて、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域における色を白色から予め設定された変換色に変換する。
例えば例えば白色より消費電流の少ない色に変換する際に用いられる変換色が「灰色」に設定された場合、表示画像データにおける白色領域での色が「白色」から変換色である「灰色」に変換される。このとき、表示画像データのうち白色領域以外では変換色には変換されない。
色変換部62は、表示画像データに含まれる白色領域を予め設定された変換色に変換した後の表示画像データを画像表示部58に供給する。
ステップS55において、画像表示部58は、色変換部62から供給された変換色に変換後の表示画像データを取得し、取得された変換色に変換後の表示画像データに基づく表示画像を表示する。これにより、画像表示部58に消費される消費電流をより好適に削減することができる。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。 図3の制御部により実行することができる機能的な構成を示すブロック図。 図4の携帯電話機における画像表示処理を説明するフローチャート。 白色領域面積と点灯時間との対応関係を示すテーブル。 図4の携帯電話機における他の画像表示処理を説明するフローチャート。 白色領域面積と縮小倍率との対応関係を示すテーブル。 図3の制御部により実行することができる他の機能的な構成を示すブロック図。 図9の携帯電話機における画像表示処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…携帯電話機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20…CCDカメラ、21…サブディスプレイ、31…アンテナ、32…アンテナ共用器(DUP)、33…受信回路(RX)、34…周波数シンセサイザ(SYN)、35…送信回路(TX)、36…CDMA信号処理部、37…圧縮伸張処理部、38…PCMコーデック、39…受話増幅器、40…送話増幅器、41…制御部、42…記憶部、43…バッテリ、44…電源回路、45…外部メモリインタフェース、46…メモリカード、47…時計回路、51…画像読込部、52…画像白色領域検出部、53…白色領域面積算出部、54…白色領域面積判定部、55…点灯時間設定部、56…点灯時間判定部、57…点灯制御部、58…画像表示部、59…画像縮小倍率設定部、60…画像縮小部、61…変換色設定部、62…色変換部。

Claims (4)

  1. 表示画像データを読み込む画像読込手段と、
    前記表示画像データに基づく表示画像を表示する表示手段と、
    前記表示画像データに含まれる白色領域を検出し、検出された白色領域に基づいて、前記表示手段に表示される表示画像で白色領域が占有する面積である白色領域面積を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記白色領域面積と、予め設定された白色領域面積に関する閾値とを比較して判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に従い、前記表示手段による表示画像の表示を制御する制御手段と
    前記判定手段による判定結果に基づいて、前記表示手段にて白色領域及び他の色の領域で点灯する点灯時間を設定する点灯時間設定手段と
    を備え
    前記制御手段は、前記点灯時間設定手段により前記白色領域面積が大きいほど短く設定された前記点灯時間に基づいて、タイマを用いて前記表示手段による白色領域及び他の色の領域での点灯動作を制御することにより、前記表示手段による表示画像の表示を制御する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記表示画像データに基づく表示画像を縮小する際に用いられる縮小倍率を設定する縮小倍率設定手段と、
    前記縮小倍率設定手段により設定された前記縮小倍率を用いて、前記表示画像データに基づく表示画像を縮小する画像縮小手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記画像縮小手段により縮小された前記表示画像データに基づく表示画像を用いて、前記表示手段による表示画像の表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段は、有機ELからなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 記表示画像データに含まれる白色領域を検出する検出手段と、
    読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域の色を変換する際に用いられる変換色を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記変換色に関する設定データに基づいて、読み込まれた表示画像データに含まれる白色領域における色を前記変換色に変換する変換手段と
    をさらに備え
    前記表示手段は、前記変換手段による変換後の前記表示画像データに基づく表示画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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