JP4527494B2 - 移動体通信端末 - Google Patents

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本発明は、複数のメディアタイプのデータを含めることができるマルチメディアメッセージを、通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置から受信可能な携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、移動体通信ネットワーク等の通信ネットワークを介して、他の移動体通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯電話機などの移動体通信端末が知られている。当初、移動体通信ネットワークにおける伝送能力が悪かったため、上記移動体通信端末間で送受信されるメッセージの種類は、所定サイズ以下のテキストデータに限られていた。その後、移動体通信ネットワークにおける伝送能力の向上により、テキストのデータサイズが拡張されたメッセージや、静止画像等のデータが添付されたメッセージも送受信できるようになってきている。特に最近では、データ伝送速度が高速の移動体通信システムを用いて、テキスト、グラフィック、ビデオ、オーディオ等の複数のメディアタイプのデータを含むことができるマルチメディアメッセージを送受信可能なマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が提供されるようになってきている(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照)。
Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C) 特開2002−281550号公報
上記MMSにおいて送受信されるマルチメディアメッセージは、移動体通信ネットワークに設けられたマルチメディアメッセージ用情報処理装置で管理される。このマルチメディアメッセージ用情報処理装置は、移動体通信端末宛に送信されてきたマルチメディアメッセージが一旦保存されるメッセージ記憶手段を備えている。マルチメディアメッセージ用情報処理装置は、マルチメディアメッセージを受信してメッセージ記憶手段に保存し、そのマルチメディアメッセージの宛先である利用者の移動体通信端末に着信通知を送信する。この着信通知を受信した移動体通信端末において、着信通知に対するマルチメディアメッセージの続き受信を行うと、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段から読み出された当該マルチメディアメッセージの全体を受信することができる。
上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段には、利用者ごとに所定の容量サイズの記録領域であるメッセージボックスが設定され、各メッセージボックスに各利用者宛のマルチメディアメッセージが区分けされて記憶される。このメッセージボックスの容量サイズは有限であるため、マルチメディアメッセージを容量一杯に記憶すると、そのメッセージボックスに対応する利用者宛のマルチメディアメッセージを受信できなくなってしまうおそれがある。
ところが、上記従来のMMSに使用する移動体通信端末では、自分に割り当てられたメッセージボックスの使用状況を確認することができなかった。このようにメッセージボックスの使用状況を確認できないと、上記メッセージボックスに残っている不要なマルチメディアメッセージを消去するタイミングを逸してしまい、メッセージボックスの容量不足によって自分宛のマルチメディアメッセージが受信できないおそれがあった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、マルチメディアメッセージ用情報処理装置における利用者に割り当てられているマルチメディアメッセージの記憶領域の使用状況を確認できる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数のメディアタイプのデータを含めることができるマルチメディアメッセージを、通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置から受信可能な移動体通信端末であって、通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置と通信するための通信手段と、情報を出力する情報出力手段と、該マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を、通信ネットワークを介して該マルチメディアメッセージ用情報処理装置から取得するように該通信手段を制御し、該通信手段で取得した該情報に基づいて該メッセージ記憶領域の使用状況について出力するように該情報出力手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージのリスト情報を要求するメッセージリスト要求を、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置に送信し、該リスト情報を含むとともに、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報として、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者に割り当てられている割り当て記憶領域の容量の情報と、該利用者宛のマルチメディアメッセージの記憶に使用されているメッセージ記憶領域の容量の情報とを含むメッセージリスト応答を、該マルチメディアメッセージ用情報処理装置から受信し、該メッセージリスト応答から該割り当て記憶領域の容量の情報と該メッセージ記憶領域の容量の情報とを取得し、上記メッセージ記憶領域の使用状況として、該割り当て記憶領域の容量に対する該メッセージ記憶領域の容量の比率である記憶領域の使用率を算出し該使用率を示す情報を出力するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記記憶領域の使用率の値が予め設定した基準値を超えたときに、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージの削除を伴う処理を促す警告情報を出力するように制御することを特徴とするものである
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御や情報処理は、その移動体通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
本発明によれば、マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況を確認するとき、移動体通信端末は次のような制御を実行する。すなわち、移動体通信端末は、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を、通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置から取得するように通信手段を制御する。更に、移動体通信端末は、上記取得したメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報に基づいて、メッセージ記憶領域の使用状況について出力するように情報出力手段を制御する。このようにマルチメディアメッセージ用情報処理装置から取得した情報に基づいて、上記メッセージ記憶領域の使用状況を示す情報を出力することができる。従って、移動体通信端末の利用者は、上記出力された情報により、マルチメディアメッセージ用情報処理装置における当該利用者用に割り当てられているマルチメディアメッセージの記憶領域の使用状況を確認できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、移動体通信端末としての携帯電話機10A,10Bと、通信ネットワークとしての携帯電話通信網20とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、基地局21と、コアネットワーク201と、IP(Internet Protocol)ネットワーク202と、SMSC(Short Message Service Center)29とを備えている。
上記基地局21は、管轄対象のセルごとに設けられ、携帯電話通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内にある携帯電話機10A,10Bに無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される携帯電話機10A,10Bからのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、携帯電話通信網20内の有線回線部分に転送する。
上記コアネットワーク201は、図示しない位置登録データベース(HLR,VLR)、加入者データベース、課金システム等を有し、各携帯電話機間の通信等を中継するように通信制御を行う。更に、コアネットワーク201は、各携帯電話機と、携帯電話通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、コアネットワーク201は、各携帯電話機と他の通信ネットワークとの間における通信を中継するように通信制御を行う。
また、上記コアネットワーク201は、回線交換網のほかパケット交換網を有している。このパケット交換網は、SGSN(Serving GPRS Support Node)22やGGSN(Gateway GPRS Support Node)23等のノードを有している。SGSN24は、基地局21が接続されている図示しない無線ネットワークコントローラとコアネットワーク201側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各携帯電話機10A,10Bの位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。また、GGSN23は、コアネットワーク201側のパケット交換網と、IPネットワーク202との間のゲートウェイ機能を有している。
上記IPネットワーク202は、プロキシサーバ24、マルチメディアメッセージ用情報処理装置としてのMMSC(Multimedia Messaging Service Center)25、ゲートウェイサーバ26、PPG(Push Proxy Gateway)サーバ27、その他図示しないWEBサーバ等を有している。
上記プロキシサーバ24は、各携帯電話機10A,10Bと、IPネットワーク202内のサーバやインターネット上のサーバとの間の通信を中継する処理を行う。このプロキシサーバ24は、コアネットワーク201における通信プロトコルとIPネットワーク202やインターネット30等の他の通信ネットワークにおける通信プロトコルが異なる場合に、両通信プロトコルを合わせるためのプロトコル変換機能も有している。
なお、このIPネットワーク202の中に、WEBサーバや、コンテンツをダウンロードするためのダウンロードサーバを設けてもよい。
上記MMSC25は、各利用者ごとに記憶領域が割り当てられたメッセージ記憶手段としてのメッセージボックス(メッセージデータベース)25aを有し、次のようなマルチメディアメッセージ(以下「MMSメッセージ」という。)の処理を行う。例えば、MMSC25は、送信側の携帯電話機10Aから送信されたMMSメッセージを受信すると、そのMMSメッセージをメッセージボックス25aに一旦保存し、PPGサーバ27やSMSC29等を介して受信側の携帯電話機10BにMMSメッセージの着信通知を送信する。この着信通知は、差出人(From)、件名(Subject)、メッセージ本文の冒頭部分(X-Mms-Notif-Text)などのデータが記述される所定のフィールドからなるヘッダー部を有している。ここで、メッセージ本文が短い場合は、そのメッセージ本文の全体が上記メッセージ本文用のフィールド(X-Mms-Notif-Text)に記述される。上記着信通知のヘッダー部は、送信日時(Date)のデータが記述されるフィールドを有するようにしてもよい。また、上記着信通知のデータは、先頭から複数の分割データである所定サイズ(例えば140バイト)のパケットに分割されて送信される。この分割されるパケットの数には特に制限はないが、通常3〜5個程度のパケットに分割される。本実施形態では着信通知を3個のパケットに分割して送信している。
上記着信通知を構成する複数のパケットはそれぞれ、MMSC25から送信される順番に、上記MMSメッセージのメッセージ本文の冒頭部分を先頭から順番に分割したデータを含んでいる。例えば、第1番目のパケットには、メッセージ本文の所定サイズの冒頭部分のうち、先頭側のほぼ3分の1の部分が含まれている。第2番目のパケットには、上記冒頭部分の中央のほぼ3分の1の部分が含まれる。また、第3番目のパケットには、上記冒頭部分の後端側のほぼ3分の1の部分が含まれる。また、各パケットはSMSC29を経由してSMSで携帯電話機に配信されるため、各パケットのデータサイズは、SMSによって配信可能なサイズ(例えば140バイト)に設定される。
また、上記MMSC25は、受信側の携帯電話機10Bからメッセージ取得要求を受けると、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、MMSC25は、インターネット30から携帯電話機10A,10B宛のMMSメッセージを受信したときも着信通知を行った後、必要に応じて所定のフォーマット変換を行い、受信側の携帯電話機10BへMMSメッセージを送信する。
図2は、上記MMSC25のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、上記ダウンロードサーバ50も同様に構成することができる。このMMSC25は、システムバス210、CPU211、内部記憶装置、外部記憶装置214、入力装置215、出力装置216、及び通信装置217を備えている。上記内部記憶装置は、RAM212やROM213等で構成されている。上記外部記憶装置は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置215は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置216は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。上記通信装置217は、所定の通信プロトコルにより、携帯電話通信網20上のプロキシサーバ26やPPGサーバ27と通信したり、ゲートウェイサーバ26を介してインターネット30上の各種クライアント端末や他のサーバと通信したりするための装置である。
上記CPU211やRAM212等の構成要素はお互いに、システムバス210を介して、データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。このMMSC25を所定の手順に従って動作させるためのプログラムはROM213や外部記憶装置214に記憶されており、必要に応じてCPU211やRAM212上の作業エリアに呼び出されて実行される。
また、上記MMSC25は、一部又は全体を専用の制御装置として構成してもいいし、一部又は全体を汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、はそれぞれ、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図3は、本実施形態に係るMMSC25の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。このMMSC25は、通信部251とメッセージ記憶部252と着信通知データ生成部253と着信通知データ送信部254とメッセージ処理部255とを備えている。
上記通信部251は上記通信装置217等で構成され、携帯電話通信網20を介して送信側の携帯電話機10AからMMSメッセージを受信する手段としての機能を有する。すなわち、この通信部251は、送信側の携帯電話機10Aから送信され基地局21やプロキシサーバ24等を経由して伝送されてきた受信側の携帯電話機10B宛のMMSメッセージを受信する。また、このメッセージ通信部251は、他の通信端末からインターネット30及び携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信する手段としての機能も有する。
また、上記通信部251は、携帯電話通信網20を介して各携帯電話機10A,10Bとの間で、メッセージ記憶部252に記憶されている各携帯電話機に対応した複数のMMSメッセージについて次のような情報を送受信する手段としての機能を有する。すなわち、通信部251は、メッセージボックス情報要求及びメッセージボックス情報応答を送受信したり、メッセージリスト要求及びメッセージリスト応答を送受信したり、メッセージごとの個別消去要求及び個別消去応答を送受信したりする手段としての機能も有する。
上記メッセージボックス情報要求は、MMSC25のメッセージボックス25aにおける当該携帯電話機の利用者宛のMMSメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を要求するものである。このメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報としては、例えば、メッセージボックス25aにおける割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)と、メッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)とがある。ここで、上記割り当て記憶領域の容量は、上記メッセージリスト要求を送信してきた携帯電話機の利用者に割り当てられている記憶領域の容量である。また、上記メッセージ記憶領域の容量は、当該利用者宛のMMSメッセージの記憶に使用されているメッセージ記憶領域の容量である。
上記メッセージボックス情報応答は、上記メッセージボックス情報要求に対する応答であり、上記割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)やメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)等のメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を含む。
上記メッセージボックス情報要求のヘッダーは、例えば、メッセージボックス25aにおける割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)を要求するフィールド(X-Mms-Quotas)と、メッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)を要求するフィールド(X-Mms-Totals)とを有するように設定する。
また、上記メッセージボックス情報応答のヘッダーは、例えば、上記割り当て記憶領域の容量の情報が記述されるフィールド(X-Mms-Mbox-Quotas)と、上記メッセージ記憶領域の容量の情報が記述されるフィールド(X-Mms-Mbox-Totals)とを有するように設定する。
なお、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報は、メッセージリスト要求及びメッセージリスト応答の送受信によって取得するようにしてもよい。
この場合、メッセージリスト要求のヘッダーは、例えば上記割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)を要求するフィールド(X-Mms-Quotas)と上記メッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)を要求するフィールド(X-Mms-Totals)とを有するように設定する。また、メッセージリスト応答のヘッダーは、例えば上記割り当て記憶領域の容量の情報が記述されるフィールド(X-Mms-Mbox-Quotas)と上記メッセージ記憶領域の容量の情報が記述されるフィールド(X-Mms-Mbox-Totals)とを有するように設定する。
上記メッセージ記憶部252は上記外部記憶装置214等の記憶装置で構成され、メッセージ通信部251で受信したMMSメッセージを記憶するメッセージ記憶手段として機能する。すなわち、このメッセージ記憶部252は前述のメッセージボックス(メッセージデータベース)25aに対応し、送信側の携帯電話機10Aや他の通信端末から送信されてきたMMSメッセージを送信元の情報や送信先の情報等と対応付けて記憶している。
上記着信通知データ生成部253は上記CPU211等で構成され、MMSメッセージを受信したときに、そのMMSメッセージの差出人、件名及び送信日時の情報とともに、そのMMSメッセージのメッセージ本文の少なくとも一部を含む着信通知の送信データを生成する着信通知データ生成手段としての機能を有する。このメッセージの本文データは、着信通知の送信データのヘッダーに設定したメッセージ本文用フィールドのテキストデータとして含めることができる。例えば、新規に定義された「X-Mms-Notif-Text」のフィールドに、MMSメッセージのメッセージ本文の全体又は一部を入力する。
上記着信通知データ送信部254は上記通信装置217等で構成され、上記着信通知データ生成部253で生成した着信通知の送信データを携帯電話通信網20を介して受信側の携帯電話機10Bに送信する着信通知データ送信手段としての機能を有する。すなわち、この着信通知データ送信部254は、MMSメッセージの差出人、件名及び送信日時の情報とともにメッセージ本文の少なくとも一部を含む着信通知の送信データを、携帯電話通信網20のPPGサーバ27やSMSC29等を介して、受信側の携帯電話機10Bに送信する。
上記メッセージ処理部255は上記CPU211等で構成され、上記メッセージボックス情報要求を受信したとき、そのメッセージボックス情報要求を送信してきた携帯電話機の利用者のメールボックスについて、前述の割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)とメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)とを生成する手段としての機能を有する。
また、上記メッセージ処理部255は、メッセージ記憶部252に記憶されている特定の携帯電話機に対応する複数のMMSメッセージの全件について、その携帯電話機から、メッセージリスト要求(全件リスト取得要求)を受信したとき、当該複数のMMSメッセージのリスト情報を生成する手段としての機能も有する。このリスト情報は、メッセージリスト応答(全件リスト取得応答)として当該携帯電話機に送信される。
なお、上記メッセージリスト要求(全件リスト取得要求)がメッセージボックス情報要求を伴う場合、上記メッセージ処理部255は、前述の割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)のデータとメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)のデータとを生成する処理も行う。
また、メッセージ処理部255は、メッセージ記憶部252に記憶されている特定の携帯電話機に対応するMMSメッセージについて、その携帯電話機からMMSメッセージを特定して個別消去要求を受信したとき、当該MMSメッセージをメッセージ記憶部252から消去する手段としての機能を有する。
図4は、MMS(Multimedia Messaging Service)を提供する上記MMSC25を介して携帯電話機10A,10B間で送受信されるMMSメッセージの説明図である。このMMSメッセージは、RFC(Request for Comments)822,2822,2045,2046,2047,2049等で仕様が規定されているMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)対応のインターネットテキストフォーマットのメッセージである。このMMSメッセージは、メッセージ本文60とヘッダー61とにより構成されている。MMSメッセージのメッセージ本文60は、テキスト情報のほか、音声、イメージ、ビデオ、オーディオなどの様々なメディアによる情報のデータを含めるように構成することができる。また、MMSメッセージのヘッダー61は、送信側の携帯電話機などの通信端末において送信メッセージに関する様々な情報のデータが入力される各種フィールドで構成されている。
なお、上記MMS、MMSC、MMSメッセージ等は、次の(1)〜(3)等に規定されている仕様に準拠するものである。
(1)Multimedia Messaging Service Architecture Overview Version 1.2 (OMA-MMS-ARCH-v1_2-20030920-C)
(2)Multimedia Messaging Service Client Transactions Version 1.2 (OMA- MMS-CTR-v1_2-20030916-C)
(3)Multimedia Messaging Service Encapsulation Protocol Version 1.2 (OMA-MMS-ENC-v1_2-20030915-C)
上記ゲートウェイサーバ26は、携帯電話通信網20のIPネットワーク202とインターネット30との間のゲートウェイ機能とファイヤウォール機能とを有している。
上記PPGサーバ27は、MMSC25から受信したプッシュリクエストに基づいて、上記着信通知等のプッシュ型のメッセージを、SMSC29を経由して携帯電話機10A,10Bに送信する。
上記SMSC29は、ショートメッセージサービス(SMS)を提供するものであり、サイズ制限(例えば128バイト)のあるショートメッセージを送信側の携帯電話機10Aから受信し、受信側の携帯電話機10Bに送信する。また、SMSC29は、放送形式で複数の携帯電話機にへ一斉にショートメッセージを送信することもできる。
上記携帯電話通信網20のIPネットワーク202を介して接続されているインターネット30には、各種コンテンツ提供用のサーバが接続されている。このコンテンツ提供用のサーバとしては、WEBページのコンテンツを主に提供するWEBサーバ40や、画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションのプログラムファイルなどのコンテンツを主に提供するダウンロードサーバ50等がある。
上記インターネット30上の各種コンテンツ提供サーバから携帯電話機10A,10Bにコンテンツをダウンロードするときには、ネットワークの各階層において所定の通信プロトコルが用いられる。例えば、WEBサーバ40からWEBページをダウンロードするときのアプリケーション層の通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、W−HTTP(Wireless HyperText Transfer Protocol)、WTP(Wireless Transaction Protocol)、WSP(Wireless Session Protocol)等が用いられる。
図5は携帯電話機10(10A、10B)の一構成例を示す外観図であり、図6は、その携帯電話機10のハードウェア構成を示す概略構成図である。また、図7は、携帯電話機10におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機10は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105、携帯電話通信網用通信装置106、GPS受信装置107を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上でMMSメッセージの送受信を行ったり、受信したMMSメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したりしてもよい。
また、上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ネイティブ側の電話機プラットフォームとは異なるアプリケーション実行環境を構築することができる。そして、このアプリケーション実行環境上で、携帯電話機にプリインストールされているアプリケーションや利用者がダウンロードして登録したアプリケーション等の各種アプリケーションを実行することができる。このアプリケーションとしては、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたJAVA(登録商標)、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションや、C言語やアセンブリ言語で記述されたアプリケーションなどが挙げられる。また、これらのアプリケーション実行環境は、例えばJAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、MMSメッセージを送受信したり、MMSメッセージに添付されている画像ファイルを展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、コンテンツ取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ50から画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)17、スピーカー18、図示しない振動デバイス等から構成されている。上記液晶ディスプレイ(LCD)17やスピーカー18等からなる出力装置で構成されている出力部は、携帯電話通信網20からMMSメッセージやその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、MMSメッセージのテキストや画像(静止画、動画)を液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、MMSメッセージに添付の音声や音楽をスピーカー18から出力したりするときに用いられる。上記MMSメッセージやその着信通知の受信を利用者に知らせるときは、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)17に着信報知画像を表示したり、スピーカー18から着信音を出力させたりする。
また、上記出力部は、携帯電話通信網20を介して受信したWebページを液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、携帯電話通信網20から情報を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報配信サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記スピーカー18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカー(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカーとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカー及び外部出力用スピーカーを兼用するように一つのスピーカーで構成してもよい。
上記出力装置105を構成する振動デバイスは、この振動デバイスは、マナーモード(サイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりMMSメッセージや各種配信情報を受信したりしたときに、携帯電話機10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。
上記携帯電話通信網用通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するときに用いられる。この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機とMMSメッセージのやり取りを行ったり、携帯電話通信網20からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上の通信端末とのMMSメッセージのやり取り等を行ったりするための通信手段として用いられる。更に、この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して、ダウンロードサーバ50が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
図8は、本実施形態に係る携帯電話機10(10A,10B)の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。この携帯電話機10は、通信部110と記憶部111と出力部112と制御部113と操作部114とを備えている。
上記通信部110は上記携帯電話通信網用通信装置106等で構成され、携帯電話通信網20を介してMMSC25と通信するための通信手段としての機能を有する。
この通信部110は、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を要求するメッセージボックス情報要求をMMSC25に送信し、該当する情報を含むメッセージボックス情報応答をMMSC25から受信する。
また、通信部110は、当該携帯電話機の利用者宛のマルチメディアメッセージのリスト情報を要求するメッセージリスト要求をMMSC25に送信し、該当するリスト情報を含むメッセージリスト応答をMMSC25から受信する。
また、通信部110は、MMSメッセージを消去する個別消去指令をMMSC25に送信し、MMSC25からMMSメッセージの個別消去が完了した旨の消去処理応答を受信する。
また、上記通信部110は、携帯電話通信網20を介してMMSC25から、当該携帯電話機10宛のMMSメッセージの差出人、件名及び送信日時の情報とともに、そのMMSメッセージのメッセージ本文の少なくとも一部を含む着信通知を受信する。すなわち、通信部110は、HTTP等の所定の通信プロトコルを用いた通信により、MMSメッセージに対する着信通知のデータを複数に分割したパケット(分割データ)を互いに独立に携帯電話通信網20を介して受信する。また、通信部110は、他の携帯電話機から携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信する。また、通信部110は、他の通信端末からインターネット30及び携帯電話通信網20を介して送られてきたMMSメッセージを受信する。
なお、上記MMSC25がMMSメッセージに対する着信通知のデータを複数に分割したパケット(分割データ)で送信する場合、上記通信部110は着信通知のデータを構成する複数パケットのデータを互いに独立に携帯電話通信網20を介して受信する。この複数パケットのデータを制御部113で連結処理される。
上記記憶部111は上記RAM102やROM103等の記憶装置で構成され、通信部110で受信した着信通知の受信データやMMSメッセージのリスト情報のデータを記憶する記憶手段としての機能を有する。また、この記憶部111は、通信部110で受信したMMSメッセージを記憶するメッセージ記憶手段としての機能を有する。
上記出力部112は上記出力装置105等で構成され、各種情報を出力する情報出力手段としての機能を有する。例えば、上記出力部112は、通信部110で受信した割り当て記憶領域の容量及びメッセージ記憶領域の容量に基づいて算出した後述の割り当て記憶領域の使用率を出力したり、通信部110で受信したMMSメッセージのリスト情報を出力したりする。
また、上記出力部112は、通信部110で受信したメッセージ本文の少なくとも一部を含む着信通知の受信データを出力する。また、出力部112は、MMSメッセージのメッセージ本文のデータをテキストや画像(静止画、動画)コンテンツとしてディスプレイ上に表示したり、音声や音楽等のオーディオコンテンツとしてスピーカーやイヤホンから出力したりすることもできる。
なお、上記MMSC25がMMSメッセージに対する着信通知のデータを複数に分割したパケット(分割データ)で送信する場合、上記出力部112は、通信部110で受信した複数のパケットの分割データを連結してMMSメッセージの着信通知として出力する。
上記制御部113は上記CPU101等で構成され、次のように通信部110及び出力部112を制御する制御手段としての機能を有する。すなわち、制御部113は、MMSC25のメッセージ記憶部252(メッセージボックス25a)における当該携帯電話機の利用者宛のMMSメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を、携帯電話通信網20を介してMMSC25から取得するように通信部110を制御する。
例えば、制御部113は、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報として、前述の割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)とメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)とを要求するメッセージボックス情報要求を、MMSC25に送信するように制御する。そして、制御部113は、前述の割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)とメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)を含むメッセージボックス情報応答を受信するように制御する。これらの情報を受信した制御部113は、MMSC25から受信した割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)とメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)とに基づいて、上記割り当て記憶領域の容量に対する上記メッセージ記憶領域の容量の比率である割り当て記憶領域の使用率を算出する。更に、制御部113は、上記メッセージ記憶領域の使用状況として、上記算出した使用率の情報を出力するように出力部112を制御する。
また、上記制御部113は、上記記憶領域の使用率の値が予め設定した基準値(例えば80%)を超えたときに、MMSC25のメッセージ記憶部252(メッセージボックス25a)における当該携帯電話機の利用者宛のMMSCメッセージの削除を伴う処理を促す警告情報を出力するように、出力部112を制御する制御手段としての機能も有する。
また、上記制御部113は、MMSC25との間で上記メッセージリスト要求及び上記メッセージリスト応答を送受信するように通信部110を制御する。このメッセージリスト要求及びメッセージリスト応答の送受信によって、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を取得するようにしてもよい。
また、上記制御部113は、通信部110による着信通知の送信やMMSメッセージの受信、上記記憶部111へのMMSメッセージや着信通知の保存、上記出力部112へのMMSメッセージや着信通知の出力等を制御する制御手段としての機能も有する。
また、上記制御部113は、利用者による全件消去指示の操作があったときに、次のようにMMSC25のメッセージボックス25aに記憶されている複数のマルチメディアメッセージを消去するための要求及び応答を送受信するように通信部110を制御する制御手段としての機能も有する。すなわち、この制御部113は、利用者による全件消去指示の操作があったときに、該マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段に記憶されている当該携帯電話機の利用者宛の複数のマルチメディアメッセージの全件のリスト情報を取得するように制御する。更に、制御部113は、そのリスト情報に基づいて、当該利用者宛の複数のマルチメディアメッセージの全件について、マルチメディアメッセージを消去する個別消去指令をMMSC25に送信しMMSC25からマルチメディアメッセージの個別消去が完了した旨の消去処理応答を受信する個別消去処理を繰り返し実行するように制御する。
上記操作部114は上記入力装置104等で構成され、上記割り当て記憶領域の使用率を出力可能なメッセージリストを要求する指示を入力するための手段としての機能を有する。
また、上記操作部114は、MMSCメッセージの全件消去指示を入力するための全件消去指示入力手段としての機能も有する。すなわち、この操作部114は利用者によって操作されることにより、上記MMSC25のメッセージボックス25aにある自分宛のMMSCメッセージに対する全件消去指示を入力することができる。この全件消去指示の入力によって全件消去のための制御が開始される。
図9は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージ本文の一部を含む複数のパケットからなるメッセージ着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて利用者が手動でメッセージの受信を行っている。
まず、送信側の利用者は、携帯電話機10Aを操作してMMSメッセージ用のアプリケーションを起動し、MMSメッセージを作成する。そして、送信相手先のアドレスを指定して上記MMSメッセージを送信するように利用者が携帯電話機10Aを操作すると、携帯電話機10Aは、「HTTP POST」によるメッセージ送信要求をMMSC25に送信する(ステップS1)。
MMSC25は、上記メッセージ送信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ送信応答を送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS2)。その後、MMSC25は、「SMS」によるメッセージ着信通知を、PPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS3,S4)。このメッセージ着信通知の送信は、前述のようにメッセージ着信通知を分割した複数のパケット(分割データ)について実行される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、待受け画面(図10のD101参照)を表示した待受け状態で記メッセージ着信通知の少なくとも第1番目のパケットをMMSC25から受信すると、着信通知用に予め設定しておいたテキストや画像等からなる着信通知画面(図10のD102、D103参照)を出力部のディスプレイ17に表示したり、着信通知用に予め設定しておいた音声、特殊音、メロディー、音楽等を出力部のスピーカー18から出力したりする。例えば、図10のD102に示すような「メッセージ受信あり」等の着信通知メッセージをディスプレイ17に表示する。このようなディプレイ17上の着信通知表示やスピーカーからの着信通知音の出力により、受信側の携帯電話機10Bの利用者は、自分宛のMMSメッセージが届いていることを知ることができる。その着信通知の後、受信側の利用者は、任意のタイミングで、MMSメッセージを受信するように携帯電話機10Bを操作することができる。例えば、図10のD102、D103の着信通知画面の「表示」に対応するキーを押下する操作を行う。この操作により、着信メッセージを一覧形式で表示したメッセージボックス内の着信メッセージのリスト情報の画面(図10のD104参照)が表示される。このメッセージボックスのリスト情報の画面上で新着メッセージの行を選択した状態で利用者が多機能キー(Fキー)15を押下すると、着信通知で受信したメッセージ本文の冒頭部分が、添付ファイルの有無に関する情報とともに表示される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP POST」によるメッセージ着信通知応答をMMSC25に送信する(ステップS5)。このメッセージ着信通知応答の送信も、上記メッセージ着信通知を構成する複数のパケットごとに実行される。受信側の携帯電話機10Bは、受信できなかったパケットについては、メッセージ着信通知応答を送信しない。MMSC25は、携帯電話機10Bが受信できなかったパケットについて所定のタイミングで再送する。
MMSC25は、上記メッセージ着信通知応答を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知を、PPGサーバ27を経由して送信側の携帯電話機10Aに送信する(ステップS6,S7)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status: Deferred」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、メッセージ着信通知が受信側の携帯電話機10Bに配信され、MMSメッセージの受信待ちの状態になっていることを認識することができる。
次に、受信側の利用者が上記着信通知を受けたMMSメッセージのメッセージ本文の残りの部分及び添付ファイルを受信するときは、上記MMSメッセージ用のアプリケーション上で当該MMSメッセージを指定して受信処理を開始するように携帯電話機10Bを操作する。例えば、上記着信通知の個別表示画面(図10のD105参照)の「続き受信」に対応するキーを押下したり、オプション表示の画面(図10のD106参照)で「1.全メッセージ取得」を選択した状態で画面上の「選択」に対応するキーを押下したりする。この操作により、受信側の携帯電話機10Bは、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS8)。このメッセージ受信要求を送信すると、ディスプレイ17には「メッセージ取得中...」の画面(図10のD107参照)が表示される。
なお、着信通知を構成するパケットの一部しか受信できていない連結未完了状態の着信通知の場合は、着信通知のリスト情報に表示され上記着信通知の個別表示画面(図10のD105参照)を表示できたとしても、MMSメッセージの続き受信ができないように制御している。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS9)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS10)と、ディスプレイ17上に「メッセージ取得完了」の画面(図10のD108参照)を表示する。このメッセージ取得完了の画面上で「OK」に対応するキーを押下したり、所定時間経過したりすると、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージの全文と添付ファイルの画像などを含むMMSメッセージの画面(図10のD109参照)をディスプレイ17上に出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知を、PPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS11,S12)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status: Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図11は、上記構成の通信システムにおいて携帯電話機10A、10B間でMMSメッセージを送受信するときの他の処理手順の一例を示すシーケンス図である。このメッセージ送受信処理では、メッセージの着信通知を受けた携帯電話機10Bにおいて自動でメッセージの受信を行っている。なお、図11中のステップS1〜S4については上記図9の場合と同様であるので、説明を省略する。
受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知をMMSC25から受信すると、次にようにMMSメッセージの受信処理を自動的に開始する。まず、携帯電話機10Bは、上記メッセージ着信通知に対して、「HTTP GET」によるメッセージ受信要求をMMSC25に送信する(ステップS5)。
MMSC25は、上記メッセージ受信要求に対して「HTTP 200 OK」によるメッセージ受信応答を受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS6)。このメッセージ受信応答には、MMSC25のメッセージボックスから読み出された受信対象のMMSメッセージのメッセージ本文とそのメッセージ本文に対応するヘッダーが付加される。
次に、受信側の携帯電話機10Bは、上記メッセージ受信応答に対して「HTTP 200 OK」による受信完了通知をMMSC25に送信する(ステップS7)。更に、受信側の携帯電話機10Bは、受信したMMSメッセージのMIMEヘッダーの情報に基づいてメッセージ本文について後述の解釈処理を行った後、解釈処理後のMMSメッセージを出力する。
MMSC25は、上記受信完了通知を受信した後、「SMS」によるメッセージ配信完了通知をPPGサーバ27を経由して受信側の携帯電話機10Bに送信する(ステップS8,S9)。このメッセージ配信完了通知のヘッダーには、MMS用フィールドの一つである「X-Mms-Status:Retrieved」が記述され、このヘッダーフィールドのデータを参照することにより、送信側の携帯電話機10Aは、MMSメッセージが受信側の携帯電話機10Bに配信されたことを認識することができる。
図12は、上記通信システムにおいてMMSC25のメッセージボックス25a内にある自分宛のMMSメッセージを一括して消去するときのシーケンス図である。また、図13は、MMSメッセージを一括して消去するときの携帯電話機の画面表示の遷移図であり、図14は、MMSメッセージを一括して消去するときの携帯電話機における制御手順の一例を示すフローチャートである。以下、上記受信側の携帯電話機10BからMMSC25のメッセージボックス25a内のMMSメッセージを一括して消去する場合について説明する。
携帯電話機10Bの利用者がMMSC25のメッセージボックス25a内にある自分宛のMMSメッセージの全件を一括して消去するときは、その全件消去を指示するように携帯電話機10Bを操作する。例えば、利用者は、図13のD201に示すメッセージボックス関連のメニュー画面で、「4.全メッセージ消去」を反転させた状態で画面下側にある「選択」を選ぶ。そして、図13のD202に示す全メッセージ消去の確認画面で「はい」を選ぶように操作する。
次に、携帯電話機10Bは、上記全メッセージ消去のための所定操作を受け付けると(図14のS101)、「HTTP GET」によるメッセージリスト要求(M-Mbox-view.req)を、MMSC25に送信する(図12のステップS1)。そして、携帯電話機10Bには、図13のD203で示すような全メッセージ消去が実行中である旨の画面表示が開始される。
次に、MMSC25は、上記メッセージリスト要求を携帯電話機10Bから受信すると、携帯電話機10Bの利用者関連情報や端末識別情報等に基づいてメッセージボックス25a内のデータを検索し、携帯電話機10Bの利用者宛のMMSメッセージの全件について差出人のアドレスなどを含むメッセージリスト情報を生成する。MMSC25は、このメッセージリスト情報を含む「HTTP 200 OK」によるメッセージリスト応答(M-Mbox-view.cof)を、携帯電話機10Bに送信する(図12のステップS2)。携帯電話機10Bは、上記メッセージリスト応答を受信すると、メッセージリスト応答に含まれるメッセージリスト情報を記憶部111に一旦保存する。このようにMMSC25との間でメッセージリスト要求及びメッセージリスト応答を送受信することにより、携帯電話機10Bは、その利用者宛のMMSメッセージのリスト情報を取得することができる(図14のステップS102)。本例では、消去対象のMMSメッセージの数が5つである。
次に、携帯電話機10Bは、上記MMSメッセージのリスト情報に基づいて、消去対象の5つのMMSメッセージについて、次のようなMMSメッセージの個別消去処理を繰り返し実行する(図12のステップS3〜S12,図14のステップS103〜S104)。1件のMMSメッセージの個別消去処理において、携帯電話機10Bはまず、「HTTP GET」によるメッセージ個別消去要求(M-Mbox-Delete.req)を、MMSC25に送信する(例えば図12のステップS3)。MMSC25は、上記メッセージ個別消去要求を携帯電話機10Bから受信すると、携帯電話機10Bの利用者関連情報や端末識別情報等に基づいてメッセージボックス25a内のデータを検索し、当該MMSメッセージを消去する。MMSC25は、上記MMSメッセージの消去処理が完了すると、「HTTP 200 OK」によるメッセージ個別消去応答(M-Mbox-Delete.cof)を、携帯電話機10Bに送信する。携帯電話機10Bは、上記メッセージ個別消去応答を受信すると、上記MMSメッセージのリスト情報に基づいて次の消去対象のMMSメッセージがあるか否かの判断を行う。以上のMMSメッセージの個別消去処理を、当該利用者宛のMMSメッセージの全件について(本例の場合は5回)繰り返し実行する。なお、携帯電話機10には、図13のD203に示すように、上記全件のMMSメッセージの個別消去処理の進行状況を示すバー表示が表示される。
次に、携帯電話機10Bは、上記MMSメッセージの個別消去処理の繰り返し実行が完了すると、図13のD204に示すように一括消去が完了した旨の画面が表示される(図14のステップS105)。
なお、上記MMSC25のメッセージボックス25a内に保存されている自分宛のMMSメッセージの数が多い場合は、上記メッセージリストを全件について一気に取得できない場合がある。その場合は、図15に示すように上記メッセージリストの取得を所定数のMMSメッセージごとに複数回に分けて実行するとともに、各メッセージリストについて上記MMSメッセージの個別消去処理を繰り返し実行する。
図16は、上記通信システムにおいてMMSC25のメッセージボックス情報を取得するときの手順の一例を示すシーケンス図である。図17は、同メッセージボックス情報を取得して出力するときの携帯電話機の画面表示の遷移図である。図18は、同メッセージボックス情報を取得して出力するときの携帯電話機における制御手順の一例を示すフローチャートである。以下、上記受信側の携帯電話機10Bから、メッセージリスト要求/応答を利用し、MMSC25のメッセージボックス情報を取得して出力する場合について説明する。
携帯電話機10Bの利用者がMMSC25のメッセージボックス25aにおける自分宛のMMSメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況を確認するときは、そのメッセージボックス情報の取得を指示するように携帯電話機10Bを操作する。例えば、利用者は、図17のD301に示すメッセージボックス関連のメニュー画面で、「4.メッセージボックス容量」を反転させた状態で画面下側にある「選択」を選ぶ。この「選択」の操作により、携帯電話機10Bは、図17のD302に示すように、携帯電話機10Bに記憶されている前回取得したメッセージボックス情報を表示する。この画面上で、「更新」を選ぶように操作する。
次に、携帯電話機10Bは、上記メッセージボックス情報取得のための所定操作を受け付けると(図18のS101)、図17のD303に示すメッセージリスト及びメッセージボックス容量チェックの確認画面を表示する。利用者は、この確認画面で「はい」を選ぶように操作する。この操作により、携帯電話機10Bは、メッセージボックス情報要求のフィールド(X-Mms-Quotas、X-Mms-Totals)がヘッダーに設定された「HTTP GET」によるメッセージリスト要求(M-Mbox-view.req)を、MMSC25に送信する(図16のステップS1)。そして、携帯電話機10Bには、図17のD304で示すようなメッセージリストを取得中である旨の画面表示が開始される。
次に、MMSC25は、上記メッセージボックス情報要求が設定されたメッセージリスト要求を携帯電話機10Bから受信すると、携帯電話機10Bの利用者関連情報や端末識別情報等に基づいてメッセージボックス25a内のデータを検索し、携帯電話機10Bの利用者に割り当てられた個別メッセージボックスのメッセージボックス情報を生成する。例えば、上記メッセージボックス情報として、携帯電話機10Bの利用者に割り当てられた割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)のデータと、当該利用者宛のMMSメッセージに実際に使用されているメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)のデータを生成する。そして、MMSC25は、このメッセージリスト情報を含む「HTTP 200 OK」によるメッセージリスト応答(M-Mbox-view.cof)を、携帯電話機10Bに送信する(図16のステップS2)。例えば、このメッセージリスト応答(M-Mbox-view.cof)のヘッダーのX-Mms-Mbox-Quotasフィールドに、上記割り当て記憶領域の容量(全容量サイズ)のデータが記述され、同ヘッダーのX-Mms-Mbox-Totalsフィールドに、上記メッセージ記憶領域(使用サイズ)のデータに記述される。
次に、携帯電話機10Bは、上記メッセージボックス情報を含むメッセージリスト応答を受信すると、そのメッセージリスト応答に含まれるメッセージボックス情報を記憶部111に一旦保存する。このようにMMSC25との間でメッセージリスト要求及びメッセージリスト応答を送受信することにより、携帯電話機10Bは、その利用者に割り当てられた個別メッセージボックスの使用状況に関するメッセージボックス情報を取得することができる(図18のステップS102)。
次に、携帯電話機10Bは、上記MMSC25から取得したメッセージボックス情報に基づいて、携帯電話機10Bの利用者に割り当てられた個別メッセージボックス(割り当て記憶領域)の使用率を算出する(図18のステップS103)。例えば、上記割り当て記憶領域の容量(全容量サイズ)に対する上記メッセージ記憶領域(使用サイズ)の比率を、上記個別メッセージボックスの使用率として算出する。
次に、携帯電話機10Bは、図17のD305に示すように最新の個別メッセージボックスの使用率を表示する(図18のステップS104)。なお、図17のD305では、使用率の値が56%であるときの画面例を示している。ここで、もし使用率の値が予め設定した基準値(例えば80%)を超えているときは、携帯電話機10Bは、図17のD302に示すようなメッセージボックス25a内の自分宛のMMSメッセージの取得や消去を利用者に促す警告メッセージを表示する。この警告メッセージを確認した利用者は、所定の操作を行ってメッセージボックス25a内の自分宛のMMSメッセージの取得や消去を実行する。利用者が携帯電話機10BへのMMSメッセージの取得を実行すると、そのMMSメッセージはメッセージボックス25aから消去される。また、利用者がメッセージボックス内のMMSメッセージを消去するときの処理は、前述の図12に示す手順でMMSメッセージの消去処理が実行される。
以上、本実施形態によれば、MMSC25から取得したメッセージボックス情報に基づいて、携帯電話機の利用者に割り当てられている個別メッセージボックス(割り当て記憶領域)の使用率を出力することができるので、携帯電話機の利用者は、個別メッセージボックスの使用状況を確認できる。特に、個別メッセージボックスの使用率を出力しているので、MMSメッセージに実際に使用されているメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)の値を出力する場合に比して、個別メッセージボックスの使用状況の確認が容易である。
また、本実施形態によれば、上記メッセージボックス情報として、携帯電話機の利用者に割り当てられた割り当て記憶領域の容量の情報(全容量サイズ)と、当該利用者宛のMMSメッセージに実際に使用されているメッセージ記憶領域の容量の情報(使用サイズ)とを取得しているので、上記個別メッセージボックスの使用率を簡単に算出することができる。
また、本実施形態によれば、上記個別メッセージボックスの使用率の値が予め設定した基準値を超えたときに警告情報を出力することにより、上記個別メッセージボックスに記憶されているMMSメッセージの削除を伴う処理を促すことができる。この警告情報により、利用者によるMMSメッセージの削除処理を促進することができ、個別メッセージボックスの容量不足によって自分宛のMMSメッセージをできなくなる事態が発生するのをより確実に防止できるようになる。
また、本実施形態によれば、メッセージリスト要求及びメッセージリスト応答を流用して上記メッセージボックス情報を取得することができるので、メッセージボックス情報の取得のためのコマンドメッセージを定義する必要がない。
なお、上記実施形態ではMMSメッセージの着信通知を受信する携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、MMSメッセージの着信通知を受信するものであれば、携帯電話機以外の他の移動体通信端末の場合についても同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図。 MMSCのハードウェア構成を示す概略構成図。 MMSCの主要な機能を抽出して示した機能ブロック図。 MMSメッセージの説明図。 携帯電話機の一構成例を示す外観図。 携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 携帯電話機の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の一例を示すシーケンス図。 MMSメッセージを受信するときの画面遷移の説明図。 携帯電話機間でMMSメッセージを送受信するときの処理手順の他の例を示すシーケンス図。 MMSC内の自分宛のMMSメッセージを一括消去するときの手順の一例を示すシーケンス図。 MMSメッセージを一括消去するときの画面遷移の説明図。 MMSメッセージを一括消去するときの携帯電話機における制御手順の一例を示すフローチャート。 MMSメッセージを一括消去するときの携帯電話機における制御手順の他の例を示すフローチャート。 MMSCのメッセージボックス情報を取得するときの手順の一例を示すシーケンス図。 メッセージボックス情報を取得して出力するときの携帯電話機の画面表示の遷移図。 メッセージボックス情報を取得して出力するときの携帯電話機における制御手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
10 携帯電話機
10A 送信側の携帯電話機
10B 受信側の携帯電話機
20 携帯電話通信網
25 MMSC(マルチメディアメッセージングサービスセンター)
25a メッセージボックス
27 PPG(プッシュプロキシゲートウェイ)サーバ
29 SMSC(ショートメッセージサービスセンター)

Claims (2)

  1. 複数のメディアタイプのデータを含めることができるマルチメディアメッセージを、通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置から受信可能な移動体通信端末であって、
    通信ネットワークを介してマルチメディアメッセージ用情報処理装置と通信するための通信手段と、
    情報を出力する情報出力手段と、
    該マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージに使用されているメッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報を、通信ネットワークを介して該マルチメディアメッセージ用情報処理装置から取得するように該通信手段を制御し、該通信手段で取得した該情報に基づいて該メッセージ記憶領域の使用状況について出力するように該情報出力手段を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、
    当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージのリスト情報を要求するメッセージリスト要求を、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置に送信し、
    該リスト情報を含むとともに、上記メッセージ記憶領域の使用状況に関連した情報として、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者に割り当てられている割り当て記憶領域の容量の情報と、該利用者宛のマルチメディアメッセージの記憶に使用されているメッセージ記憶領域の容量の情報とを含むメッセージリスト応答を、該マルチメディアメッセージ用情報処理装置から受信し、該メッセージリスト応答から該割り当て記憶領域の容量の情報と該メッセージ記憶領域の容量の情報とを取得し、
    上記メッセージ記憶領域の使用状況として、該割り当て記憶領域の容量に対する該メッセージ記憶領域の容量の比率である記憶領域の使用率を算出し該使用率を示す情報を出力するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記記憶領域の使用率の値が予め設定した基準値を超えたときに、上記マルチメディアメッセージ用情報処理装置のメッセージ記憶手段における当該移動体通信端末の利用者宛のマルチメディアメッセージの削除を伴う処理を促す警告情報を出力するように制御することを特徴とする移動体通信端末
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