JP3400297B2 - 記憶サブシステムおよび記憶サブシステムのデータコピー方法 - Google Patents

記憶サブシステムおよび記憶サブシステムのデータコピー方法

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JP3400297B2 JP14665297A JP14665297A JP3400297B2 JP 3400297 B2 JP3400297 B2 JP 3400297B2 JP 14665297 A JP14665297 A JP 14665297A JP 14665297 A JP14665297 A JP 14665297A JP 3400297 B2 JP3400297 B2 JP 3400297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶サブシステム
および記憶サブシステムのデータコピー技術に関し、特
に、遠隔地等に独立に分散して配置された複数の記憶サ
ブシステムにて同一データを多重に分散して保持するこ
とでデータ保障を実現する情報処理システム等に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】中央処理装置とディスク記憶装置に代表
される周辺記憶装置(主にディスク記憶装置とディスク
制御装置とからなるディスクサブシステム)とからなる
情報処理システムでは、情報量の膨大化とともに取り扱
うデータの記憶に対する信頼性への要求が強まる中で、
従来よりディスク装置などの記憶媒体や記憶装置の物理
的な障害に対する信頼性向上策として、複数個の記憶媒
体にデータを二重に保持することによって、障害に伴う
データ消失に対しバックアップデータからの回復を図る
データ二重化記憶サブシステムが実用化されている。ま
た、データを複数個のディスク装置に分割して配置し、
更に幾つかのデータを一単位としてパリティーデータに
代表される冗長データを作成・記憶することによって、
あるデータの媒体障害やディスク装置の障害時に、冗長
データと当該一単位内の他データとからデータ回復を行
なうRAID記憶装置も実用化されている。
【0003】ところが銀行等のオンラインシステムに代
表されるように、広域に渡って情報処理システムが機能
し、多くの情報処理システムが連動しているようなシス
テムにおいては、これらのデータ信頼性向上技術は、一
つの記憶サブシステム内でデータを多重に保持したり冗
長化を図るものであり、その記憶サブシステム全体の障
害や、中央処理装置をも含む情報処理システム全体がた
とえば建物全体の停電・火災等によって動作しなくなっ
た場合、その被害が広域のシステム全体に影響を及ぼす
ばかりでなく、データ消失に伴う被害度は甚大なものに
なってしまう。この様な懸念に対し、遠隔地においてデ
ータを二重に保持するデータ二重化管理システムが実用
化されている。しかしながらこの遠隔データ二重化にお
いては、遠隔地に設置された情報処理システム間のデー
タの通信を中央処理装置間の通信機能によって処理して
いるため、データ処理や演算等を行なう中央処理装置の
負荷が大きく、この中央処理装置の負荷を軽減すること
が、遠隔データ二重化システムの課題とされている。
【0004】この様な課題に対し、ディスク制御装置に
制御装置間で通信およびデータ転送を行なう機能を設
け、遠隔地にあるそれぞれの情報処理システムの制御装
置同士を、通信・データ転送パスで接続することによ
り、データ二重化に掛かる負荷を記憶制御装置に負担さ
せることで中央処理装置の負荷を軽減するシステムも実
用化されている。この遠隔データ二重化記憶サブシステ
ムでは、主業務を行なう情報処理システムをプライマリ
システムとし、それぞれ第1の中央処理装置、第1のデ
ィスクサブシステムおよび第1のディスク制御装置とす
る。また、バックアップ側の情報処理システムをセカン
ダリシステムとし、それぞれ第2の中央処理装置、第2
のディスクサブシステムおよび第2のディスク制御装置
とする。第1、第2のそれぞれのディスク制御装置は不
揮発化機構を備えた大容量のキャッシュメモリ(ディス
クキャッシュ)を備えている場合が一般的である。第1
と第2のディスク制御装置間を1本ないしは複数本のデ
ータ転送パスで接続し、データの一単位毎(たとえばボ
リューム毎)に正・副のペアボリュームの関係を定義す
る。正側のデータをマスタデータ(マスタボリューム)
呼び、副側データをリモートデータ(リモートボリュー
ム)と呼ぶ。プライマリシステムでのディスクサブシス
テムへのWRT_I/Oにおいては、第1の中央処理装
置から第1のディスクサブシステムへの書き込みデータ
を、自配下のディスク記憶装置に書き込むだけでなく、
第2のディスク制御装置のホストとして第2のディスク
サブシステムにデータ書き込みI/Oを発行し、データ
の二重化を図る。この様にしてデータファイルの二重化
の運用を行なっている最中に、プライマリシステム側で
障害が発生し、業務の継続が不可能になった場合には、
即座にセカンダリシステムに業務を切替え、二重化され
ている第2のディスクサブシステムのデータを元に業務
を継続する。
【0005】なお、データの二重化技術としては、たと
えば、米国特許第5,155,845号に開示される技
術が知られている。この技術では、分散して配置された
複数の制御ユニットと、各制御ユニットの配下に等価な
構成で接続された記憶手段とを設け、ひとつの制御ユニ
ットがレコードの書き込み要求を受けると他の各制御ユ
ニット配下の対応するすべてのボリュームに当該レコー
ドのコピーが書き込まれるようにしたものである。
【0006】前述の第1のディスク制御装置からのWR
T_I/Oによるデータ二重化においては、データ二重
化の契機に関し、主に以下の二通りの方式がある。
【0007】(1)同期方式 プライマリシステムの第1の中央処理装置から第1のデ
ィスクサブシステムへのWRT_I/Oに同期して、第
2のディスクサブシステムに同一データのWRT_I/
Oを発行することによって、プライマリ側のデータとセ
カンダリ側のデータが常に同期しているように制御する
方式。第1のディスク制御装置は、第1の中央処理装置
からのWRT_I/O時に、自制御装置内のキャッシュ
メモリにWRTデータを書き込んだ時点で、データ転送
の完了報告を行ない、その後第2のディスクサブシステ
ムに同一のWRT_I/Oを発行し自キャッシュメモリ
上のデータを第2のディスク制御装置に転送することに
よって、二重化のためのWRT_I/O処理を行なう。
第2のディスクサブシステムへのWRT_I/Oが完了
した時点で、第1のディスク制御装置は第1の中央処理
装置にI/O完了報告を行なう。即ち、第1の中央処理
装置がWRT_I/Oの完了報告を受領した時点で、第
2のディスクサブシステムへのデータ複写は完了してい
るため、プライマリ側のデータとセカンダリ側のデータ
の同期性は保たれる。
【0008】(2)非同期方式 第1のディスクサブシステムのデータ更新に対して、第
2のディスクサブシステムへのデータの更新を非同期に
行なう方式。第1のディスク制御装置は第1の中央処理
装置からのWRT_I/O時に、第1のディスクサブシ
ステムにデータを書き込んだだけでI/O完了報告を行
なう。第1のディスクサブシステムへのデータの書き込
み関しては、ディスク記憶装置の記憶媒体へのデータ書
き込みが終わってからI/O完了報告としても良いし、
ディスク制御装置内のキャッシュメモリにデータを格納
しただけでI/O完了報告を行なっても良い。第1のデ
ィスクサブシステムに書き込まれたが第2のディスクサ
ブシステムに対してはデータの反映を行なっていないデ
ータは、第1のディスク制御装置にて未反映データとし
て管理される。第1のディスクディスク制御装置は、一
定周期や中央処理装置からのデータ反映要求、もしくは
未反映データの残留量に応じて、中央処理装置からのW
RT_I/Oとは非同期に、第2のディスクサブシステ
ムに対してWRT_I/Oを起動し、未反映データの書
き込みを行なう。
【0009】また、既に第1のディスクサブシステム上
に存在するデータボリュームを新たに遠隔二重化ボリュ
ームとして定義し二重化ペアを新規に作成する場合(こ
れを初期コピーと呼ぶ)には、第1のディスク制御装置
は、第1のディスクサブシステムの当該ボリュームのデ
ータを順次にディスク記憶装置からキャッシュメモリに
読み出し、第1のディスク制御装置から第2のディスク
サブシステムに書き込みI/Oを発行することによっ
て、ボリュームデータの複写を行なう。この時のデータ
複写の一単位はデータ格納単位の一単位(トラック)毎
であっても良いし、複数個のデータ単位(たとえば、シ
リンダ)毎であっても構わない。
【0010】更に、第1のディスクサブシステムは、初
期コピー処理のI/Oを実行しながら、同時に第1の中
央処理装置からの更新I/Oを受けることも可能であ
る。初期コピー実行中のボリューム上のデータに対する
更新においては、第1のディスク制御装置は、その更新
範囲が、初期コピー処理が実施済み(第2のディスクサ
ブシステムへの複写が完了済み)の領域に対する更新の
場合には、同期または非同期の方式において第2のディ
スクサブシステムへの更新データの反映を行なう。ま
た、更新範囲が初期コピー未実施の領域に対する更新の
場合には、いずれ初期コピーのための二重化WRT_I
/Oによって第2のディスクサブシステムへのデータ複
写が行われるので、第1のディスクサブシステムへのデ
ータ更新のみであっても構わない。
【0011】ところで、第1および第2のディスクサブ
システムは、以下に述べるようなRAID−5のデータ
格納方式であっても良い。本技術は、D.A,Patt
erson,et,al.“Introduction
to RedundantArrays of In
expensive Disks(RAID)”,sp
ring COMPCON’89,pp.112−11
7,Feb.1989の論文にて述べられている技術で
ある。RAID−5とは、ディスクサブシステムをn+
m個のディスク記憶装置を一つのデータ格納単位とし、
データのある一単位(たとえば、ディスク媒体上の1ト
ラック)毎に、n個のディスク記憶装置に分割して格納
する。さらにn個のデータ単位を1グループとしてパリ
ティデータと呼ばれる冗長データを作成する。冗長デー
タ数はその冗長度に応じて定まり、冗長度がmの場合は
m個の冗長データを作成する。冗長データそのものも当
該冗長データを構成するデータグループの格納ディスク
装置とはまた異なるディスク装置に格納する。このn個
のデータ単位とそのm個の冗長データから構成されるデ
ータ群を冗長化グループと呼ぶ。このことにより、一つ
のディスク記憶装置が障害により読み出し不能に陥った
としても、当該冗長化グループの他のn―1個のデータ
とm個の冗長データからデータの再生が可能であり、ま
た同様に障害によって書き込み不良に陥った場合でもm
個の冗長データを更新しておくことで論理的にデータの
格納がなされる。このようにしてディスク装置やディス
ク媒体の障害に対しデータの信頼性を高めている。さ
て、RAID−5のデータ記憶方式においては、データ
の更新に際し、主に以下の2通りの冗長データ作成方法
がある。
【0012】(1)全ストライプライト方式 冗長化グループを構成するデータ単位グループをストラ
イプ列と定義し、これらの全データ単位から冗長データ
を新たに作り出す方式。
【0013】(2)リードモディファイライト方式 冗長化グループを構成するデータ単位のある一単位が更
新された場合に、更新データ単位の旧データと更新デー
タと旧冗長データとを演算し、新冗長データを作成する
方式。中央処理装置からのある一単位データの更新時
に、ディスク制御装置はキャッシュメモリ上に旧データ
と新データを保持し、また当該冗長化グループの冗長デ
ータがキャッシュメモリ上に存在しない場合には、冗長
化データをディスク記憶装置からキャッシュメモリ上に
読み出し、新冗長データを作成する。この様にデータ一
単位の更新に対し余分に冗長データのディスク装置から
の読み出し・書き込みが発生することをライトペナルテ
ィと呼ぶ。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の遠隔データ二重
化においては、同期方式の二重化を採用した場合、第1
の中央処理装置からのWRT_I/O時の応答時間は、
I/O完了報告前に第2のディスクサブシステムへのデ
ータ書き込みI/Oを行なうために、約二倍の処理時間
が必要となる。また、非同期方式の二重化を採用した場
合においても、中央処理装置からのWRT_I/Oの応
答時間そのものは維持されるものの、ディスク制御装置
のスループットは二重化のためのI/O処理の負荷によ
り劣化は免れ得ない。このため、遠隔二重化のシステム
においては、ディスク制御装置のデータ二重化処理の効
率向上が性能上の最大の技術的課題となる。
【0015】中央処理装置からのボリュームデータの更
新処理は、その形態によってはある特定の領域にアクセ
スが集中し、たとえばトラックやシリンダ等のデータ単
位に対して繰り返し更新を行なう場合もある。この様な
ボリュームデータの更新形態においては、同期式の二重
化方式とした場合,中央処理装置からのデータ更新回数
と同一の回数だけ第2のディスクサブシステムへのWR
T_I/Oが必要となる。一方、非同期方式の二重化方
式とした場合、ある期間第1のディスク制御装置に未反
映データを滞留させることによって、二重化を図る際の
最新データのみをまとめて反映させれば良いため、第2
のディスクサブシステムへのWRT_I/Oの発行回数
を、第1の中央処理装置からの第1のディスクサブシス
テムへのWRT_I/O回数より削減することが可能で
ある。非同期方式の二重化方式においては、いかに効率
よく二重化データをまとめるかが性能向上の最大のポイ
ントとなる。必要以上に第1のディスクサブシステム内
に未反映データを滞留させることは、逆にキャッシュメ
モリの利用効率を下げ、性能劣化の要因となり得るから
である。
【0016】また、RAID−5の記憶方式の場合、前
述の全ストライプ方式の冗長データ作成方式とリードモ
ディファイライト方式の冗長データ作成方式とでは、明
らかに冗長データの作成効率に差が生じる。即ち、全ス
トライプ方式の冗長データ作成方式の場合、n個の更新
データに対し、m回の冗長データの更新を行なうのに対
し、リードモディファイライト方式の場合には1回の更
新に対しm回の冗長データの更新が発生するからであ
る。このため、できるだけ全ストライプライト方式の冗
長データ作成を行なう方が、サブシステム全体のスルー
プットを向上させることに繋がる。第1および第2のデ
ィスクサブシステムがRAID−5の記憶方式である場
合、第2のディスクサブシステムへのWRT_I/Oを
起動する第1のディスク制御装置においては、自サブシ
ステムの冗長データの作成効率を向上させるばかりでな
く、第2のディスク制御装置が効率よく冗長データを作
成可能なように二重化のWRT_I/Oを発行すること
が、第2のディスク制御装置のスループットを向上さ
せ、遠隔二重化システム全体のスループット向上に繋が
る。
【0017】本発明の目的は、稼働状況に応じてデータ
複写の実行方法および契機を制御することにより、複数
の記憶サブシステム間でのデータ多重化のためのデータ
複写に伴う負荷の増大を抑制して各記憶サブシステムの
処理性能を向上させることが可能な記憶サブシステムお
よび記憶サブシステムのデータコピー技術を提供するこ
とにある。
【0018】本発明の他の目的は、稼働状況に応じてデ
ータ複写の実行方法および契機を制御することにより、
複数の記憶サブシステム間に設けられたデータ多重化の
ためのデータ転送経路の負荷の増大を抑制してデータ転
送経路の使用効率を向上させることが可能な記憶サブシ
ステムおよび記憶サブシステムのデータコピー技術を提
供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、多重化未完のデータ
量の増大を抑止しつつ、複数の記憶サブシステム間での
データ多重化のためのデータ複写の実行契機の最適化に
よる性能向上を実現することが可能な記憶サブシステム
および記憶サブシステムのデータコピー技術を提供する
ことにある。
【0020】本発明の他の目的は、RAID等の冗長記
憶構成の複数の記憶装サブシステム間でのデータ多重化
のためのデータ複写に伴う負荷の増大を抑制して各記憶
サブシステムの処理性能を向上させることが可能な記憶
サブシステムおよび記憶サブシステムの記憶サブシステ
ムのデータコピー技術を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のデータ
転送経路を介して上位装置と接続される第1の記憶サブ
システムと、少なくとも一つの第2の記憶サブシステム
とを第2のデータ転送経路にて接続し、第1の記憶サブ
システムが上位装置から受領した書き込みデータを第2
のデータ転送経路を介して第2の記憶サブシステムに複
写することによりデータ多重化を行うシステムにおい
て、たとえば第1の記憶サブシステム内の記憶制御装置
に、配下の記憶装置におけるデータの所望の管理単位
(たとえばトラック)、もしくは複数個の管理単位(た
とえばシリンダ等)、またはボリューム単位、ファイル
単位毎に一定期間内のデータ更新回数等を記憶するデー
タ更新回数記憶テーブルを制御情報記憶手段として持
つ。
【0022】このテーブルは、たとえば、n世代前の記
録までを保持できるようにn面のテーブル面を持つ。上
位装置からのデータ更新時には、第1の記憶サブシステ
ムの記憶制御装置の制御プログラム(制御論理)は、最
新のデータ更新回数記憶テーブルの当該領域をカウント
アップする。このカウントされた値は、当該領域内の第
2の記憶サブシステムへの反映すべきデータの溜り具合
を示す指標となる。また、一定周期毎にデータ更新回数
記憶テーブルのデータをバックアップ化するとともに最
新のデータ更新回数記憶テーブルをクリアする。また別
の一定周期毎に、第2の記憶サブシステムへの未反映デ
ータを検索し、多重化のためのWRT_I/O発行契機
に、このデータ更新回数記憶テーブルを参照し、n世代
前からの更新回数の変化を調べ、更新回数の減少傾向に
あるデータ領域を上位装置からのアクセスが終了しつつ
あるデータ領域と判断して、増加傾向にあるデータより
優先的にサブシステム間のデータ複写をスケジュールす
るように制御する。一定周期毎の世代管理を行なうこと
によって、第2の記憶サブシステムへの未反映データの
溜り具合の変化を捉えることが可能となる。
【0023】さらに、第1の記憶サブシステムの記憶制
御装置の制御プログラムは、たとえば、複数の記憶サブ
システム間の全データの初期コピー処理による多重化の
実行時に、当該多重化の対象範囲(たとえばボリュー
ム)のデータ更新回数記憶テーブルを参照する。第1の
記憶サブシステムの配下のマスタボリュームからのデー
タの呼び出しおよび第2の記憶サブシステムへのWRT
_I/Oの発行に際しては、このデータ更新回数記憶テ
ーブルの値と世代間の差による増加・減少傾向から、以
降に多重化の対象となる領域の今後の上位装置からの更
新を予測し、まだ引き続き更新が継続するようであれ
ば、スケジュールを遅らせる、等の最適化を行う。この
様な、データ更新回数の記憶手段とデータ更新の継続性
の推測手段によって、初期コピー処理の効率向上を図
る。
【0024】一方、各記憶サブシステムの記憶装置が単
位データ群と、このデータ群から生成される冗長データ
を異なる記憶媒体に分散して格納する冗長記憶構成を備
えている場合、前記データ更新回数記憶テーブルによる
更新履歴から、冗長データを作成するストライプ列に対
する更新の継続性を推測する手段を設ける。当該ストラ
イプ列への上位装置からの更新が継続するようであれ
ば、多重化のための第2の記憶サブシステムへのWRT
_I/Oの発行スケジュールを遅らせ、全ストライプラ
イト可能な更新データがそろってから、または、更新さ
れていないストライプ列内データをも併せ、ストライプ
列全体のデータを纏めて転送する。また、当該ストライ
プ列への更新の継続が見られない場合には、更新部分の
みを転送する。この様な手段によって、第2の記憶サブ
システムにおいて、第1の記憶サブシステムから到来す
る複写データの格納時における全ストライプライトとリ
ードモディファイライトが効率良く制御可能なようにす
る。
【0025】さらに、各記憶サブシステムの記憶装置が
冗長記憶構成を備えている場合、多重化のためのWRT
_I/Oの完遂に掛かるデータ転送時間を含むI/O処
理時間を観測・記憶する手段を設けることもできる。ま
た、全ストライプ方式による冗長データの作成オーバヘ
ッドとリードモディファイライト方式による冗長データ
の作成オーバヘッドを観測・記憶する手段を設ける。こ
の観測されたI/O処理時間からストライプ列全体のデ
ータ転送に掛かる時間を推測し、リードモディファイラ
イト方式と全ストライプ方式との処理の時間差を比較
し、よりオーバーヘッドの少ない方を選択する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるデータ多重化記憶サブシステムの構成の一
例を示す概念図、図2は、本実施の形態のデータ多重化
記憶サブシステムにて用いられる制御情報の一例を示す
概念図、図3および図4は、本実施の形態のデータ多重
化記憶サブシステムの作用の一例を示すフローチャート
である。
【0028】まず、図1を用いて本実施の形態のデータ
多重化記憶サブシステムの構成例を説明する。中央処理
装置101から1ないしはn本のデータ転送パス102
で接続されたディスクサブシステムをマスタディスクサ
ブシステム104とし、二重化データを格納するバック
アップ側のディスクサブシステムをリモートディスクサ
ブシステム105とする。リモートディスクサブシステ
ム105に接続するバックアップ用CPUをセカンダリ
CPUとする。それぞれのディスクサブシステムは、デ
ィスク制御装置103と、配下の1ないしn個のディス
ク記憶装置116とから構成される。このn個のディス
ク記憶装置116への記憶方式は前述のRAID−5で
あっても良い。ディスク制御装置103は、1ないしは
n個の対CPU制御用プロセッサ107と、1ないしは
n個の対リモート制御用プロセッサ113、1ないしは
n個の対ディスク制御用プロセッサ114を持つマルチ
プロセッサにより構成され、それぞれ、対CPUデータ
転送ポート106、対リモートデータ転送ポート11
2、対ディスクデータ転送ポート115を介して外部と
のデータ転送を制御する。この対CPU制御用プロセッ
サ107と対リモート制御用プロセッサ113は同一の
プロセッサでタイムシェアリング的に制御を切り替える
ものであっても良い。また、各プロセッサから共通アク
セス可能なキャッシュメモリ111と、各プロセッサの
共通制御情報を格納する共通メモリ108を持ち、各プ
ロセッサからは共通バス110にてアクセスされる。
【0029】本実施の形態の場合には、この共通メモリ
108に、データ更新回数記憶テーブル109を持つ。
この様なマスタディスクサブシステム104の構成と同
一の構成を持つディスクサブシステムを、たとえば遠隔
地に設置してリモートディスクサブシステム105と
し、各々のディスク制御装置103の間を1ないしはn
本のマスタ−リモート間データ転送パス117にて接続
する。このマスタ−リモート間データ転送パス117と
しては、たとえば専用通信回線や公衆通信回線等の任意
の情報通信媒体や情報ネットワークを用いることができ
る。
【0030】次に、中央処理装置101(プライマリC
PU)からのマスタディスクサブシステム104へのデ
ータ更新が発生したときの動作例について示す。図2
は、データ更新回数記憶テーブル109の構成例であ
る。データ更新回数記憶テーブル109は、二重化対象
データの管理単位毎にエントリを持ち(本実施例ではシ
リンダ(CYL)とする)、二重化対象の全領域分のデ
ータを保持する。更に、複数世代にわたってデータ更新
回数を管理する場合には、このデータ更新回数記憶テー
ブル109をn世代分(n面;本実施例では3面、A面
〜C面(201〜203))作成・保持する。最新世代
からn世代前までのデータを管理するために、世代管理
ポインタテーブル204を持つ。世代管理ポインタテー
ブル204は、最新世代更新回数記憶テーブルポインタ
204a、一世代前更新回数記憶テーブルポインタ20
4b、二世代前更新回数記憶テーブルポインタ204c
からなる。
【0031】次に、上位の中央処理装置101すなわち
プライマリCPUからマスタディスクサブシステム10
4に対するWRT_I/Oを受領したときの対CPU制
御用プロセッサ107の制御プログラムの制御(第1の
制御動作)について、図3のフローチャートを用いて説
明する。ステップ301で上位の中央処理装置101か
らのWRTコマンドを受領すると、ステップ302でキ
ャッシュメモリ111上のWRTデータ格納領域を確保
し、ステップ303で対CPUデータ転送ポート106
にCPU−キャッシュメモリ間のデータ転送を起動し、
ステップ304でハードウェアのデータ転送完了を待
つ。データ転送が完了するとステップ305で世代管理
ポインタテーブル204から最新世代更新回数記憶テー
ブルポインタ204aに対応した最新世代の更新回数記
憶テーブルA面(201)を得て、ステップ306で当
該更新部分に対応する最新のデータ更新回数記憶テーブ
ル109のエントリをカウントアップし、ステップ30
7で上位の中央処理装置101へWRT_I/Oの終了
報告を行なう。当該マスタディスクサブシステム104
配下のディスク記憶装置116への実際の書き込みは、
本制御を行なっている対CPU制御用プロセッサ107
とは異なる対ディスク制御用プロセッサ114の制御に
よって非同期に書き込まれるものであっても良い。この
様に、上位の中央処理装置101からのWRTコマンド
受領時に、最新世代のデータ更新回数記憶テーブル10
9の対応する領域をカウントアップすることによって、
データ更新回数の履歴を記憶する。
【0032】次に、対リモート制御用プロセッサ113
のデータ二重化のためのWRT_I/O発行処理に関す
る制御プログラムの制御の一例について、図4および図
5を用いて説明する。図4は主にデータ更新回数記憶テ
ーブル109の制御に関する処理フローの例である。対
リモート制御用プロセッサ113の制御プログラムは、
ダイナミックにループしながら特定周期毎にデータ更新
回数記憶テーブル109の管理とリモートディスクサブ
システム105へのWRT_I/Oのスケジュールおよ
びWRT_I/O実行処理を行なう。ここでステップ4
01の周期Aは、データ更新回数記憶テーブル109の
制御を周期的に行なう処理の起動周期であり、ステップ
402の周期Bは二重化WRT_I/Oスケジュールお
よび実行処理の起動周期である。周期Aと周期Bは、A
>Bの関係の適当な周期とする。ステップ401で周期
Aの経過を検知すると、データ更新回数記憶テーブル1
09の管理の処理を行なう。すなわち、ステップ403
で、世代管理ポインタテーブル204の二世代前のデー
タ更新回数記憶テーブル109を指すポインタテーブル
(二世代前更新回数記憶テーブルポインタ204c)の
値を一時的にワークエリアに退避し、ステップ404で
一世代前のデータ更新回数記憶テーブル109を指すポ
インタ値(一世代前更新回数記憶テーブルポインタ20
4b)を二世代前のデータ更新回数記憶テーブル109
を指すポインタ格納領域(二世代前更新回数記憶テーブ
ルポインタ204c)に複写する。ステップ405で最
新のデータ更新回数記憶テーブル109を指すポインタ
値(最新世代更新回数記憶テーブルポインタ204a)
を一世代前の更新回数記憶テーブル109を指すポイン
タ(一世代前更新回数記憶テーブルポインタ204b)
に複写する。ステップ406でワークエリアに退避して
あった元の二世代前の更新回数記憶テーブルへのポイン
タ値を最新世代更新回数記憶テーブルポインタ204a
の格納領域に複写し、ステップ407で最新世代のデー
タ更新回数記憶テーブル109となったテーブル面をク
リアし最新化を図る。この様にして、特定周期でデータ
更新回数記憶テーブル109の複数面を入れ替え世代管
理を実現する。ステップ402で周期Bの経過を検知す
ると二重化WRT_I/Oスケジュールおよび実行処理
を行なう(ステップ410)。
【0033】この二重化WRT_I/Oスケジュールお
よび実行処理の一例を示すフローチャートを図5に示
す。ステップ501からステップ505がマスタディス
クサブシステム104上に溜まっているリモートディス
クサブシステム105への未反映データの検索処理であ
る。この処理において、本実施の形態にて例示されるデ
ータ更新回数記憶テーブル109等の手段によって、更
新回数の時系的な変化を捉え、WRT_I/O実行の対
象とするか否かの判断を行なう。具体的には、ステップ
501でキャッシュメモリ111上のリモートディスク
サブシステム105への未反映データを検索する。この
検索は、たとえばハッシュを用いたキャッシュメモリ1
11上のデータ管理方法によるものであっても良いし、
LRUアルゴリズムによるものであっても良い。ステッ
プ502で検索された未反映データの領域に対応する更
新回数を、各世代毎のデータ更新回数記憶テーブル10
9から読み出す。ステップ503で、二世代前の更新回
数から一世代、最新世代と比較し、増減傾向を調べる。
比較結果から当該領域への更新が増加傾向にあると判断
できる場合には、この時点での当該データのスケジュー
ルを見送り別の未反映データの検索処理を行なう。ま
た、全未反映データの検索が終了した場合には、もとの
処理に戻る(ステップ504〜505)。ステップ50
4で当該未反映データの範囲に対する更新が増加傾向に
無い場合は、当該領域を二重化WRTの対象とし、リモ
ートディスクサブシステム105へWRT_I/Oを発
行する(ステップ506〜510)。
【0034】次に、この二重化WRT_I/O実行処理
について一例を記す(ステップ506〜510)。
【0035】まず、当該未反映データに対応するリモー
トディスクサブシステム105のデバイスに対しWRT
コマンドを発行する(ステップ506)。
【0036】ステップ507で当該WRTコマンドに伴
うデータ転送の完了待ちを行い、転送完了後、ステップ
508でリモートディスクサブシステム105からのI
/O完了報告待ちを行う。そしてステップ509にてエ
ラー判定を行い、このI/O完了報告が異常終了であっ
た場合には、ステップ510のエラー処理を行い、正常
終了であった場合には元の周期監視処理に戻る。
【0037】このように、ランダム性に富んだ上位の中
央処理装置101からのディスクデータの更新に際して
は、そのままでは正確な予測は不可能であるが、本実施
の形態のデータ多重化記憶サブシステムによれば、たと
えば、多重化のためのWRT_I/O発行契機に、デー
タ更新回数記憶テーブル109を参照し、n世代前から
の更新回数の変化を調べ、更新回数の減少傾向にあるデ
ータ領域を上位の中央処理装置101からのアクセスが
終了しつつあるデータ領域と判断して、増加傾向にある
データより優先的にマスタ−リモート間データ転送パス
117を経由したサブシステム間のデータ複写をスケジ
ュールするように制御することで、各データ領域におけ
る更新状況に応じた必要最小限のデータ複写回数にてデ
ータの二重化を効率よく達成することが可能となる。ま
た、一定周期毎の世代管理を行なうことによって、リモ
ートディスクサブシステム105への未反映データのキ
ャッシュメモリ111等における溜り具合の変化を捉え
ることが可能となり、データ複写の遅延に起因するキャ
ッシュメモリ111等の利用効率に低下を回避して、シ
ステムのキャッシュメモリ111等の資源の可用性の向
上を実現できる。
【0038】さらに、データ複写のためのマスタ−リモ
ート間データ転送パス117を経由した無駄なデータ転
送が減り、マスタ−リモート間データ転送パス117を
構成する情報通信媒体や情報ネットワーク等の負荷(ト
ラヒック)の増大を防止して、情報通信媒体や情報ネッ
トワーク等の効率的な利用によるデータ多重化が可能に
なる。
【0039】(実施の形態2)次に、図1に例示される
構成の本発明のデータ多重化記憶サブシステムにおい
て、マスタディスクサブシステム104とリモートディ
スクサブシステム105との間における初期コピー操作
等における効率的なデータ複写の実現方法(第2の制御
動作)の一例を、図6のフローチャートにて説明する。
【0040】たとえば、図1に示すマスタディスクサブ
システム104上のボリュームデータを新たに二重化ペ
アとして設定する場合、マスタディスクサブシステム1
04のディスク制御装置103は、自配下の当該ボリュ
ームデータをキャッシュメモリ111上にステージング
し、そのデータをWRT_I/Oによってリモートディ
スクサブシステム105へ書き込む。この動作を当該ボ
リュームの全トラック(TRK)範囲に渡って繰り返す
ことによって初期コピー(初期のボリュームデータ多重
化)を行なう。自配下のボリュームからのステージング
処理は図1に示す対ディスク制御用プロセッサ114が
制御し、リモートディスクサブシステム105へのWR
T_I/Oの発行は対リモート制御用プロセッサ113
が制御する。
【0041】図6に例示されるフローチャートは、初期
のボリュームデータ多重化にて複写対象領域に対する上
位の中央処理装置101からのデータ更新要求の有無や
頻度等に応じてデータ複写の順序を動的に変更する機能
を持った対リモート制御用プロセッサ113の初期コピ
ー処理例である。ここで、本実施の形態に示すデータ更
新回数記憶テーブル109の世代管理については、先の
図2および図3に例示した場合と同様の制御を行う。対
リモート制御用プロセッサ113は、初期コピー処理に
おいては、初期コピー対象のデバイスを選択し(ステッ
プ601)、対象のデバイスの次コピー対象領域の各世
代毎のデータ更新回数記憶テーブル109の値を読み出
す(ステップ602)。ここで1回のリモートディスク
サブシステム105へのコピーの単位は複数のデータ単
位(トラック)であるシリンダ単位であっても良いし、
またトラック単位であっても良い。ステップ603で各
世代毎の更新回数を比較し、もし次コピー対象領域に対
する上位からの更新が増加傾向にある場合には、当該ボ
リュームの今回のコピー処理を見合わせ、もし初期コピ
ー処理が複数個のボリュームで同時になされている場合
には、別の初期コピー対象のデバイスの初期コピー処理
のスケジュールを行なう(ステップ604およびステッ
プ613)。ステップ604で次コピー対象領域への更
新が増加傾向にない場合は、当該領域を次コピー対象領
域と定めコピー対象範囲内のトラックがキャッシュメモ
リ111上に存在する(Cache Hit)か存在し
ないか(Cache Miss)を検索する(ステップ
605)。ステップ606でCache Missであ
るトラックのステージング処理要求を対ディスク制御用
プロセッサ114に発行し、ステップ607でそのステ
ージング処理完了待ちを行なう。コピー対象領域のステ
ージング処理が完了し、全トラックがキャッシュメモリ
111上にステージングされている状態で二重化のため
のWRT_I/O発行をリモートディスクサブシステム
105に行なう(ステップ608から612)。この処
理は、先に図5に例示した実施例の処理と同一である。
ステップ611にて二重化のためのWRT_I/O処理
が正常に終了すると、ステップ613で別の初期コピー
対象デバイスを選択し、これまでと同様の制御を繰り返
し、初期コピー処理を完成させる。
【0042】このように、本実施の形態の場合には、た
とえばシステム立ち上げ時等の契機にて実行される、マ
スタディスクサブシステム104の配下のディスク記憶
装置116の全データをリモートディスクサブシステム
105に複写する初期データ複写等において、データ複
写中に複写予定のデータ領域に上位からの更新要求が集
中するような場合には、当該更新要求が無くなるまで当
該領域の複写を後回しにして、他の更新要求が発生して
いない安定なデータ領域の複写を先行させる等の制御を
行うことで、初期データ複写等の処理を効率よく遂行す
ることが可能になる。
【0043】(実施の形態3)次に、図1に例示される
構成のデータ多重化記憶サブシステムにおいて、RAI
D方式にて、マスタディスクサブシステム104および
リモートディスクサブシステム105にてデータを格納
する場合のデータ二重化のためのデータ複写の効率化の
一例について説明する。
【0044】図7に本実施の形態におけるRAID方式
のデータ格納の例を示す。RAID方式によるデータの
記憶は、論理ボリュームをn+1個のデバイスで構成
し、データの格納単位(たとえばトラック)毎に、デバ
イスを分けて格納する。データ(トラック)はn個の単
位でストライプを成し、それに対し一つまたは複数の冗
長データを持つ。図7に示す格納例では、トラック番号
0からn−1までのトラックを1ストライプとし一つの
冗長データ(Parity#0)を持つ。同様にトラッ
ク#n×1から#n×1+(n−1)までのストライプ
に対しParity#1を持つ。ここで冗長データの配
置は常に固定のデバイスに配置する方式であっても良い
し、図7の例に示すように順次に格納デバイスを変えて
格納する方式であっても良い。RAID方式におけるデ
ータの更新は、前述の様に全ストライプ列で冗長データ
を作成する全ストライプライト方式と、更新データとそ
の旧データおよび旧冗長データから新冗長データを作成
するリードモディファイライト方式とがある。冗長デー
タを構成するストライプ列中の更新データが複数個に渡
る場合には、全ストライプライト方式で冗長データを作
成する方がそのオーバヘッドは削減される。
【0045】まず、特定のストライプ内の各データ単位
(この場合はトラック)の各々に対する更新要求の発生
状況に応じて、複写先のリモートディスクサブシステム
105に対して、更新されたトラックのデータのみを転
送してリードモディファイライト方式でのデータ格納を
促す(第2の複写操作)か、更新トラックを含む全スト
ライプデータの転送によって、全ストライプライト方式
でのデータ格納を促す(第1の複写操作)かを動的に切
り換える場合(第3の制御動作)について説明する。
【0046】すなわち、二重化のためのWRT_I/O
発行対象のデータのストライプ範囲の更新回数の世代毎
の更新履歴から増加傾向を判断し、増加傾向にある場合
には当該ストライプ列の更新が継続するとの判断から、
ストライプ列での更新を促すようにストライプ列範囲全
般に渡って更新がなされるまで、WRT_I/Oの発行
を遅らせる。減少傾向にある場合、または更新の継続性
が見られない場合には、当該データをスケジュールした
時点で二重化のためのWRT_I/Oの発行を行なう。
さらに、この場合更新された部分のみを二重化のための
WRT_I/Oで転送してもよいし、更新はされていな
い同一ストライプ列の他のデータを併せてWRT_I/
Oでリモートディスクサブシステム105に書き込むこ
とによって、リモートディスクサブシステム105にて
全ストライプライトが促進されるように制御することも
可能である。
【0047】上述の例では、ストライプ内の各トラック
に対する更新要求の有無にてストライプ内の全トラック
をまとめて転送するか、更新のあったトラックのみを転
送するかを切り換えていたが、さらに、この切り換えの
判定条件として、マスタディスクサブシステム104か
らリモートディスクサブシステム105へのデータ転送
時間を含めたデータ複写の全所要時間の大小に応じて、
リードモディファイライト方式か、全ストライプライト
方式かを選択させる場合(第4の制御動作)の一例につ
いて、図8および図9を参照して以下に説明する。デー
タ転送の遅延時間は、5ns/mなので、複数の記憶サ
ブシステムがたとえば数百キロも離れた遠隔地に設置さ
れた場合、両者間におけるデータ転送所要時間は各サブ
システム内の処理時間に比較して無視できないほど大き
くなり、このデータ転送所要時間を加味して、データ転
送方法を切り換えることは、データ複写処理の効率改善
において大きな意味を持つ。
【0048】すなわち、この判断基準に二重化のための
WRT_I/Oに要するトラック単位の処理オーバヘッ
ドを観測する手段として、図1に示す共通メモリ108
に、図8に例示される構成の平均WRT_I/O処理時
間格納テーブル801と平均値観測回数カウンタ802
(平均値観測回数:N)を設ける。
【0049】図9にトラック単位の処理オーバヘッドの
観測のフローチャートの一例を示す。平均WRT_I/
O処理時間(tm)を観測する二重化のためのWRT_
I/O発行処理の基本的な流れは、図5に示すものと同
様である。この図5に例示された処理の流れに加えて図
9の例では、更に、ステップ911でデータ転送開始時
刻を記憶し、ステップ914でI/O完了報告が正常に
なされたか否かを判定した後、ステップ916で現時刻
とデータ転送開始時刻との差からWRT_I/O処理時
間(Δt)を算出する。ステップ917で、これまでの
平均WRT_I/O処理時間(tm)と今回計測された
WRT_I/O処理時間(Δt)とから最新の平均WR
T_I/O処理時間(tm)を算出する。また、ステッ
プ918で算出した最新の平均WRT_I/O処理時間
(tm)を平均WRT_I/O処理時間格納テーブル8
01に格納し、ステップ919で平均値観測回数カウン
タ802(N)をインクリメントする。尚、ステップ9
17の算出(平均WRT_I/O処理時間(tm)の更
新)方法は、たとえば下記の(式1)に例示される通り
である。
【0050】
【数1】
【0051】上記のようにして平均WRT_I/O処理
時間(tm)を観測し、このWRT_I/O処理オーバ
ヘッドを元に全ストライプ列のデータを併せて、リモー
トディスクサブシステム105に更新を行なった方がト
ータルの処理時間が削減されるか否かを判断する。この
判断ステップは、たとえば、図9におけるステップ91
0の直前に、平均WRT_I/O処理時間(tm)の推
移に応じて、判定ルーチンを実行することで実現でき
る。たとえば、リードモディファイライト方式、および
全ストライプライト方式の各々において観測された平均
WRT_I/O処理時間(tm)の大小を比較し、tm
がより小さい方式を選択してデータ複写を実行する、等
の方法が考えられる。
【0052】このように、マスタ−リモート間データ転
送パス117におけるデータ転送時間を含めたデータ複
写処理の全所要時間を観測することにより、マスタディ
スクサブシステム104およびリモートディスクサブシ
ステム105にてRAID方式でデータを格納する場合
において、データ複写先のリモートディスクサブシステ
ム105でリードモディファイライト方式および全スト
ライプライト方式のいずれの方式でデータ格納動作を行
わせるかをよりきめ細かく制御でき、データ多重化のた
めのデータ複写の最適化および効率化を実現することが
可能になる。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】本発明の記憶サブシステムおよび記憶サ
ブシステムのデータコピー方法によれば、稼働状況に応
じてデータ複写の実行方法および契機を制御することに
より、複数の記憶サブシステム間でのデータ多重化のた
めのデータ複写に伴う負荷の増大を抑制して各記憶サブ
システムの処理性能を向上させることができる、という
効果が得られる。
【0055】また、本発明の、記憶サブシステムおよび
記憶サブシステムのデータコピー方法によれば稼働状況
に応じてデータ複写の実行方法および契機を制御するこ
とにより、複数の記憶サブシステム間に設けられたデー
タ多重化のためのデータ転送経路の負荷の増大を抑制し
てデータ転送経路の使用効率を向上させることができ
る、という効果が得られる。
【0056】また、本発明の記憶サブシステムおよび記
憶サブシステムのデータコピー方法によれば、多重化未
完のデータ量の増大を抑止しつつ、複数の記憶サブシス
テム間でのデータ多重化のためのデータ複写の実行契機
の最適化による性能向上を実現することができる、とい
う効果が得られる。
【0057】本発明の記憶サブシステムおよび記憶サブ
システムのデータコピー方法によれば、RAID等の冗
長記憶構成の複数の記憶装サブシステム間でのデータ多
重化のためのデータ複写に伴う負荷の増大を抑制して各
記憶サブシステムの処理性能を向上させることができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムにて用いられる制御情報の一例を示す概念
図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムにおけるRAID方式のデータ格納方法の
一例を示す概念図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムにて用いられる制御情報の一例を示す概念
図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるデータ多重化記憶
サブシステムの作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101…中央処理装置(上位装置)、102…データ転
送パス(第1のデータ転送経路)、103…ディスク制
御装置、104…マスタディスクサブシステム(第1の
記憶サブシステム)、105…リモートディスクサブシ
ステム(第2の記憶サブシステム)、106…対CPU
データ転送ポート、107…対CPU制御用プロセッ
サ、108…共通メモリ、109…データ更新回数記憶
テーブル(制御情報記憶手段)、110…共通バス、1
11…キャッシュメモリ、112…対リモートデータ転
送ポート、113…対リモート制御用プロセッサ、11
4…対ディスク制御用プロセッサ、115…対ディスク
データ転送ポート、116…ディスク記憶装置、117
…マスタ−リモート間データ転送パス(第2のデータ転
送経路)、204…世代管理ポインタテーブル、204
a…最新世代更新回数記憶テーブルポインタ、204b
…一世代前更新回数記憶テーブルポインタ、204c…
二世代前更新回数記憶テーブルポインタ、801…平均
WRT_I/O処理時間格納テーブル、802…平均値
観測回数カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 弘晃 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平3−266152(JP,A) 特開 平5−119930(JP,A) 特開 平7−306802(JP,A) 特開 平8−179976(JP,A) 特開 平8−185346(JP,A) 特表 平8−509565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 - 3/08 G06F 12/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 更新データを他の記憶サブシステムとの
    間で多重に保持する、データ記憶装置を備えた記憶サブ
    システムであって、 任意のデータ領域について、それぞれの前記領域ごと
    に、更新履歴を記憶する制御情報記憶手段と、 前記制御情報記憶手段を参照して、前記任意のデータ領
    域へのアクセス頻度を調べる手段と、 前記アクセス頻度に基づいて、前記データ記憶装置に保
    持されているデータのうち、他の記憶サブシステムにコ
    ピーすべき前記データを決定する手段であって、周期単
    位で世代管理される更新履歴を参照して、前記アクセス
    頻度が増加傾向にあるか、減少傾向にあるかによって、
    コピ−を開始するデータを決定する手段と、 前記決定に基づいて、前記他の記憶サブシステムへ前記
    データをコピーする手段と 有する、記憶サブシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶サブシステムであっ
    て、前記他の記憶サブシステムへのデータコピーは、上
    位装置からのデータ更新と非同期に行われる記憶サブ
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2記載の記憶サブシス
    テムであって、前記更新履歴の管理は、トラック、シリ
    ンダ、ボリューム、ファイルのいずれかを単位として、
    もしくは複数の前記トラック、前記シリンダ、前記ボリ
    ューム、前記ファイルを単位として行われる、記憶サブ
    システム。
  4. 【請求項4】 更新データを他の記憶サブシステムとの
    間で多重に保持する、データ記憶装置を備えた記憶サブ
    システムのデータコピー方法であって、 任意のデータ領域について、それぞれの前記領域ごとに
    更新履歴を記録するステップと、 記録した前記更新履歴から前記任意のデータ領域へのア
    クセス頻度を調べるステップと、 前記アクセス頻度に基づいて、他の記憶サブシステムに
    コピーすべき前記データ領域を決定するに際し、周期単
    位で世代管理される更新履歴を参照して、前記アクセス
    頻度が増加傾向にあるか、減少傾向にあるかによって、
    コピ−を開始するデータを決定するステップと、 前記決定に基づいて、前記他の記憶サブシステムへ当該
    データ領域に保持されているデータをコピーするステッ
    プと、 からなる、記憶サブシステムのデータコピー方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の記憶サブシステムのデー
    タコピー方法であって、コピーすべき前記データ領域を
    決定するステップは、 前記アクセス頻度が減少傾向にあるデータ領域を、前記
    アクセス頻度が増加傾向にあるデータ領域に優先させ
    て、コピーすべき前記データ領域として決定するステッ
    プである、記憶サブシステムのデータコピー方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記憶サブシステムのデー
    タコピー方法であって、前記アクセス頻度が増加傾向
    か、減少傾向かの判断は、任意の契機から現在までの更
    新回数の変化に基づいて行う記憶サブシステムのデー
    タコピー方法。
  7. 【請求項7】 更新データを他の記憶サブシステムとの
    間で多重に保持する、データ記憶装置を備え、 前記データ記憶装置は、冗長グループを構成する複数の
    データ領域および前記データ領域に保持されているデー
    タから生成した冗長データを複数個の記憶媒体に分散し
    て格納する論理的または物理的な冗長記憶構成を備えた
    記憶サブシステムであって、 任意のデータ領域について、それぞれの前記データ領域
    ごとに、更新履歴を記憶する制御情報記憶手段と、 前記更新履歴から、前記データ記憶装置に保持されてい
    るデータの、他の記憶サブシステムへのコピー方法を決
    定する手段であって、更新されたブロックのみを転送し
    て、リードモディファイライトを行うか、更新トラック
    を含む全ストライプを送信するかを動的に切り換える制
    御を行い、この切り換え制御は、更新が増加傾向にある
    か、減少傾向にあるか、あるいは更新の継続性が見られ
    ないか、を検出して行われ、また前記増加傾向、減少傾
    向、あるいは更新の継続性の判断は、世代管理によって
    なされる手段と、 前記決定に基づいて、前記他の記憶サブシステムへ前記
    データ領域に保持されているデータをコピーする手段
    と、 を有する、記憶サブシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記憶サブシステムであっ
    て、前記コピー方法は、 前記冗長グループを構成する複数のデータ領域に保持さ
    れているすべてのデータを前記他の記憶サブシステムへ
    コピーするか、もしくは更新のあったデータのみを前記
    他の記憶サブシステムへコピーするか、である記憶サ
    ブシステム。
  9. 【請求項9】 更新データを他の記憶サブシステムとの
    間で多重に保持する、データ記憶装置を備え、 前記記憶装置は、冗長グループを構成する複数のデータ
    領域および前記データ領域に保持されているデータから
    生成した冗長データを複数個の記憶媒体に分散して格納
    する論理的または物理的な冗長記憶構成を備えた記憶サ
    ブシステムにおけるデータコピー方法であって、 任意のデータ領域について、それぞれの前記データ領域
    ごとに、更新履歴を記憶するステップと、 前記更新履歴から、前記データ記憶装置に保持されてい
    るデータの、他の記憶サブシステムへのコピー方法を決
    定するに際し、更新されたブロックのみを転送して、リ
    ードモディファイライトを行うか、更新トラックを含む
    全ストライプを送信するかを動的に切り換える制御を行
    い、この切り換え制御は、更新が増加傾向にあるか、減
    少傾向にあるか、あるいは更新の継続性が見られない
    か、を検出して行われ、また前記増加傾向、減少傾向、
    あるいは更新の継続性の判断は、世代管理によってなさ
    れるステップと、 前記決定に基づいて、前記他の記憶サブシステムへ前記
    データ領域に保持されているデータをコピーするステッ
    プよりる、記憶サブシステムのデータコピー方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の記憶サブシステムのデ
    ータコピー方法において、決定される前記コピー方法
    は、 前記冗長グループを構成する複数のデータ領域に保持さ
    れているすべてのデータを前記他の記憶サブシステムへ
    コピーするコピー方法、もしくは、 更新のあったデータのみを前記他の記憶サブシステムへ
    コピーするコピー方法のいずれかを選択するコピー方
    法、である記憶サブシステムのデータコピー方法。
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