JP2005310008A - 木構造データ同期装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 差分送信で同期をとることができなくなった場合にも少ないトラフィックで木構造データ間の同期をとる。
【解決手段】 収集拠点10において巡回が開始されると、探索順序記憶部101の探索順序およびチェックポイント記憶部102のチェックポイントを参照して対象ノード決定部103が対象ノードを決定する。つぎにメンバリスト作成部105が対象ノードについて、リンクテーブルを参照してメンバリストをそれぞれ生成する。つぎにメンバリストがメンバリスト記憶部106に記憶されて、チェックポイントも更新される。巡回が終了すると、メンバリスト群がセンタ20に送信される。センタ20においては、巡回ごとにメンバリスト群を受信し、これに基づいて対応するサブ木構造の木構造データ部分を更新する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数箇所に格納された同一の木構造データの同期をとる技術に関し、とくに、差分データによる同期では同一性が保持されなくなった場合に対処できるようにしたものである。
本出願人は、拠点とセンターがあり、拠点では、ロボット(クローラ)で、階層構造に変換すべきウェブ文書を収集し、文書をノードとし参照やメンバシップをエッジとする木構造を構築し、収集の度に更新される前記木構造をセンターにも構築するために、前回送信したデータとの差分(削除、追加、更新)を送信することで、センターと拠点の双方で、矛盾のないように木構造を管理するシステムを提案している(特願2003−305880。本件出願時、未公開)。この提案においては、クローリングして得られたハイパーリンク構造内を幅優先探索により各文書を探索し、文書の新規、更新、削除の状況を記述する文書テーブルとリンクの新規、継続存在、削除の状況等を記述するリンクテーブルとを生成し、この文書テーブルおよびリンクテーブルの異同に基づいて差分情報(更新、新規追加、削除等の操作と、その操作対象の文書のIDと親の文書のID)を生成し、これを同期先に転送して更新、新規追加、削除等の同期操作を行なうようにしている。この提案によれば、ウェブ文書に対応する木構造についても差分情報を取得することができ、同期に必要なトラフィックを削減することができる。
ところで、この提案を含む、差分情報に伝送による木構造データの同期処理において、差分情報の送信エラーが起きた場合や、木構造データのデータベースが破損し、過去のデータベースのスナップショットにリストアした場合に、双方の木構造に違いがおき、差分送信による木構造の同期ができなくなってしまう。
このような事態に少ない通信コストで対処することが望まれる。
なお、この発明と関連する特許文献としては以下のようなものがある。
特許文献1は、データベースの同期を取る際、マスターとスレーブの差異に相当する情報を一時保持するファイルを設け、スレーブ側で更新に失敗した場合はスレーブ側に書き込むべき情報を上記ファイルに書き込むことを提案している。この手法では、過去のデータベースのスナップショットからのリストアに起因する同期ずれに対処できない。
特許文献2は、スレーブ側に送信した情報を採番した上で記憶しておき、通信障害回復時にスレーブ側から最終受信情報番号を受け取り、それより後の情報を送信しなおすことを提案している。この手法でも、過去のデータベースのスナップショットからのリストアに起因する同期ずれに対処できない。また、送信側で送信データを記憶しておかねばならない。
特許文献3は、障害発生時、スレーブ側のデ−タをすべてマスター側に送信し、マスターで検出した差異をスレーブ側に送信することを提案している。この手法では、スレーブ側のデータを一時に全て送信しなければならないので、ネットワークの通信コストが高い。
特開平5−89072号公報 特開2001−43119公報 特第3274594号公報
この発明は、以上の事情を考慮してなされたものであり、差分データの伝送エラーやデータベースのリストアにより双方の木構造に違いがおき、差分送信による木構造の同期ができなくなってしまう場合でも確実に同期をとることができる木構造データ同期記述を提供することを目的としている。
この発明の構成例では、収集拠点において、所定の順序で、例えば幅優先探索法の順序で、更新されたノードの情報を送信する。送信するノードが、その順序において所定の順位数または座標(何番目)から所定数(何個)の範囲に該当するノードであった場合に、当該ノードの各々についてすべてのメンバのリストを送信する。センタは、メンバのリストを受信し、センタで管理する木構造またはグラフ構造と比較し、不足するメンバについては、該当する文書属性を追加する。更新が必要なメンバは更新し、余計なメンバは、削除する。所定のグラフ例えばハイパーテキスト構造のネットワークを木構造に変換して利用する場合に、もとのネットワークのグラフ構造を比較しても良い。
少しずつ、メンバの突合せを行うことで、過大な送信コストを消費せずに(本来の差分送信のねらいをはずさずに)、データベースの同期が狂ったときに、徐々に整合を可能にする。差分送信による同期方式に、メンバ全体の比較を少しずつ挿入して、突合せを行う。
この構成例では、差分送信により効率よく同期を図れるとともに、差分送信で対処できなくなった場合でもメンバ全体の同期を確実に実現できる。
さらに、この発明を説明する。
この発明の一側面によれば、上述の目的を達成するために、第1サイトに保持され、または生成される木構造データに第2サイトに保持されている木構造データを同期させる木構造データ同期装置において、上記第1サイトにて保持され、または生成される木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択し、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で上記第2サイトに伝送し、上記子ノード情報に基づいて上記第2サイトに保持されている木構造データを更新するようにしている。
上記子ノード情報は孫ノード情報やさらに下位のノードの情報を含んでも良い。要するにサブ木構造を伝送できればよい。
なお、第1サイトでは、直接に木構造を管理するのではなく、例えば、ハイパーリンク構造の文書群等の、木構造以外のネットワーク、グラフ構造を管理し、これを木構造データに変換して第2サイトの木構造データと同期をとる場合もある。この発明は一時的に導出されて利用される木構造データにも適用がある。要するに、木構造データは、長期に渡り記憶管理されるものに限らず、一時的に生成されるものも含まれる。
この構成によれば、トラフィックに負担をかけることなく、差分送信で対処できなくなった場合でもメンバ全体の同期を確実に実現できる。
探索順序は例えば幅優先の順序であるが、これに限定されない。深さ優先の順序でも良いし、ノードの属性値でノード群をソートし、その順番によってもよい。但しあるノードAについて、その子ノード情報を第2サイトに伝送し、第2サイト側で着き合わせを行う場合、そのノードAについてはその突合せ以前に第2サイト側にも存在することが望ましいことを考慮すれば、木構造の親から子へ探索が行われる幅優先や深さ優先が探索順序としては望ましい。
部分集合は探索を行なうごとに少しずつシフトされる。前の探索の部分集合と後の探索の部分集合とが密に配置され、その間に何ら他のノードが入らないようにしても良いし、間を空けても良い。密に配置すれば、所定の探索が終了した後にはじめの部分集合の位置に選択部分集合が戻ってきたときにすべての木構造について満遍なく同期処理が行なわれたことを保証できる。
一度の探索で複数の部分集合を選択しても良い。
また、この構成において、上記第1サイトに保持されている木構造データの探索順序に従って当該木構造データの差分データを取得する第1の探索モードと、上記第1サイトに保持されている木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択し、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で取得する第2の探索モードを実行し、上記第2の探索モードの前後で上記第1の探索モードを実行して、取得した差分情報および子ノード情報を上記第2サイトに伝送するようにしてもよい。
また、上記第1サイトに保持されている木構造データは、例えば、ハイパーテキスト構造から導出したものである。
なお、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることはもちろんである。またそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品もこの発明の技術的な範囲に含まれることも当然である。
この発明の上述の側面および他の側面は特許請求の範囲に記載され以下実施例を用いて詳述される。
この発明によれば、差分送信による木構造の同期ができなくなってしまう場合でも確実に同期をとることができる。
以下、この発明の実施例について説明する。
まず、この発明の原理的な構成を採用する実施例1の木構造データ同期システムについて説明する。
図1は、実施例1の木構造データ同期システムを全体として示しており、図1において、収集拠点10は、木構造データ100を収集保持するものであり、この木構造データ100にセンタ20の木構造データ記憶部201の木構造データを同期させる。センタ20はサーバ装置(図示しない)を保持し、内部または外部のクライアント装置(図示しない)からの木構造データ転送要求を受け付けて処理する。クライアント装置では、センタ20から転送されてきた木構造データに基づいて木構造の表示を行い、ユーザにノード(例えば文書)の提示を行なう。なお、このシステムは典型的には例えば文書検索閲覧システムの一部として構成されるが、これに限定されない。
収集拠点10が保持する木構造データ100は、例えば、ハイパーテキスト構造の文書群(リンクの張られたウェブ文書群)を木構造に変換して管理するものであるが、ファイル管理システムの木構造であってもよい。以下では、便宜上、ハイパーテキスト構造の文書群を前提に説明する。
収集拠点10には、探索順序記憶部101、チェックポイント記憶部102、対象ノード決定部103、チェックポイント更新部104、メンバリスト作成部105、メンバリスト記憶部106、メンバリスト送信部107が設けられている。
探索順序記憶部101は、木構造データ100を幅優先探索方式で探索する場合、何番目にどのノードが探索されるかを記録したものである。探索順序記憶部に記憶される順序は、ウェブ文書群を木構造データに変換した後、図2に探索順序の矢印で示すように、上から下に探索を行なっていくことで得ることができる。幅優先探索は、端的にはつぎのようなものである。あるノードから始めて、そのノードに接続しているノードを全て調べてから、調べたノードに接続しているノードを次々に調べていく。一度探索したノードに出会ったら、そのノードは調査しない。
ウェブ文書のネットワークを木構造に変換する手法は、例えば、特開平6−35657号公報に開示されているように、所定のノード(文書)、例えばウェブサーバのポータルの文書をルートに決定し、これに接続されるノードを子ノードとする。この際、所定のノードに到達するノードが複数ある場合、最初に到達したパスのノードとの関係でのみ子ノードとなり、それ以降に到達してパスのノードとの関係では参照ノードとなる。このように参照ノードを用いることによりハイパーテキスト構造のネットワークを木構造に変換できる。
このように変換された木構造データは例えば図3に示すようなリンクテーブルとして保持される。
チェックポイント記憶部102は前回の探索の終了時点のノードの位置(チェックポイントともいう)を保持するものである。
この例では、例えば、所定時刻の到来等のイベントの発生に基づいて探索を繰り返し、木構造情報を収集する。一回の探索では、ルートから順にすべてのノードまたは所定条件を満たすまでのノードを探索するのではなく、前回のチェックポイントから所定範囲のノードを探索する。所定範囲は例えば所定数であるが、所定時間に探索可能な個数でも良いし、要するに、一連の部分的なノードを探索するものであれば良い。
対象ノード決定部103はチェックポイント記憶部102のチェックポイントと探索順序記憶部101の探索順序とを参照して所定範囲のノードを決定する。例えば、図2にP0で示すチェックポイントから四角の範囲のノードを選択して探索対象とする。その次の探索では、チェックポイントはP1となり破線の四角で示す範囲が探索対象のノードとなる。以降順に探索対象を決定していき、最後の末端ノードの探索が終了したら、ルートにもどり探索を繰り返す。
チェックポイント更新部104は、探索ごとに最後の探索対象ノードの探索順序における位置を求め新たなチェックポイントとしてチェックポイント記憶部102に更新書き込みを行なう。
メンバリスト作成部105は、図3に示すリンクテーブルを参照し、探索中のノードをルートとするサブ木構造を表すメンバリストを生成する。メンバリストは、典型的には、図4に示すような注目ノード(探索中のノード)のIDとその子ノード(参照ノードも含む)のリストからなる。図4の例では1階層のサブ木構造であるが、2階層や3階層のサブ木構造でもよい。
メンバリスト作成部105は、当該探索の探索範囲分だけ作成されてメンバリスト記憶部106に記憶され、探索ごとにメンバリスト送信部107からセンタ20のメンバリスト受信部203に送信される。
メンバリストは木構造全体のサブ木構造であり、探索ごとにチェックポイントをずらしてサブ木構造を作成して送信することにより、所定回数だけ探索を行なえば木構造全体の木構造データをセンタ20に送信することができる。
なお、この例では、1回の探索の探索範囲と次の探索の探索範囲とが密に接続されているが、最終的に木構造全体を漏らすことなく探索できるのであれば、間隔を置いて探索範囲をシフトしていってもよい。また、前回の探索範囲の後端部分が今回の探索範囲の前端部分と一部重複しても良い。要するに少しずつ木構造データを送信できるような態様であればどのようなものでもよい。
センタ20には、木構造データ記憶部201、木構造データ更新部202、メンバリスト受信部203が設けられている。メンバリスト受信部203は収集拠点10のメンバリスト送信部107から一定範囲のノードのサブ木構造である複数のメンバリストを受け取る。木構造データ更新部202は、メンバリスト受信部203から複数のメンバリストを受け取り、木構造全体のうちの該当するサブ木構造を当該複数のメンバリスト(サブ木構造)で置き換えて木構造データを更新し、木構造データ記憶部201に記憶されている木構造データの該当部分に対して更新書き込みする。複数回の探索についてメンバリスト群を受け取ることにより木構造全体を更新することができる。
図5は実施例1の動作を説明するものであり、図5において、収集拠点10において探索が開始されると、探索順序およびチェックポイントを参照して対象ノードが決定される(S01)。つぎに対象ノードについてメンバリストがそれぞれ生成される(S02)。つぎにメンバリストがメンバリスト記憶部106に記憶されて、チェックポイントも更新される(S03、S04)。この後、メンバリスト群がセンタ20に送信される(S05)。
センタ20においては、探索ごとにメンバリスト群を受信し、これに基づいて対応するサブ木構造の木構造データ部分を更新する(S06、S07)。
この実施例によれば、探索ごとに差分データでなくサブ木構造のデータを小分けにして転送するようにしているので、伝送エラーやリストア後の木構造の同期に伴う問題が解消され、また、トラフィックを混雑させることがない。
例えば、図6に示す例で、ウェブ文書のクローリングの結果、文書2が更新され、文書5が削除されたことが判明したとすると、差分データによる同期システムでは収集拠点10からセンタ20へ、「文書2が更新された」、「文書5が削除された」という情報が送信されるが、この実施例では、「文書3のメンバには文書6と文書7が存在する」、「文書4のメンバは存在しない」という、メンバリストが送信される。但し対象ノードとして文書3と文書4が選択されたものとする。センタ20側において文書3のメンバが文書6と文書8であった場合には、「文書3のメンバには文書6と文書7が存在する」にあわせるために文書7を追加し、文書8を削除する。
つぎに実施例2について説明する。この実施例2は、本出願人が提案し、先に説明した差分データによる同期(特願2003−305880)とこの発明のサブ木構造による同期とを併せて採用したものである。
図7は実施例2の木構造データ同期システムの適用環境を示すものであり、この図において、企業A、B、Cの社内ネットワーク34a、34b、34cおよび木構造情報提供サーバ32がインターネット等の通信ネットワーク30を介して接続されている。企業A,B、Cの社員等はクライアント端末を用いて木構造情報提供サーバ32にアクセスしてそこに保持されている木構造データを利用する。社内ネットワーク34a、34b、34cのウェブ文書群の木構造データを社内ネットワーク34a、34b、34cの木構造情報収集装置36が収集して木構造情報提供サーバ32に転送する。木構造情報提供サーバ32が直接に社内ネットワーク34a、34b、34cのウェブ文書群を取得するのはセキュリティ構成や通信コストの点で問題があるので、社内ネットワーク34a、34b、34cの木構造情報収集装置36が木構造データを収集し、木構造情報収集装置36の当該木構造データと木構造情報提供サーバ32との間で同期をとるようにしている。
図8は、木構造情報提供サーバ32および木構造情報収集装置36を模式的に説明するものであり、この図において、木構造情報収集装置36は収集部362、更新用データ作成部364、記憶部400を含んで構成されている。記憶部400は、探索順序402、前回文書テーブル404、前回リンクテーブル406、差分情報判定テーブル408、収集後文書テーブル410、収集後リンクテーブル412、チェックポイント414を記憶している。
更新用データ作成部364は、サブ木構造(メンバリスト)および差分データを作成して出力するものである。この例では、実施例1と同様に探索ごとに図2の実線や破線の矩形の範囲のノードについてメンバリストを作成して残りの部分については差分データを作成する。例えば、図2のルートあるいは所定位置から幅優先探索法で探索を開始し、ノードの差分データを作成していき、チェックポイントのノードに遭遇したら差分データの作成に代えてメンバリストの作成を行い、予め定められた所定範囲にわたりメンバリストの作成が終了したら、その位置から差分データの作成を再開する。適宜、探索の終了条件が満たされたら探索を終了して差分データやメンバリストを木構造情報提供サーバ32側に同期のために伝送する。
更新用データは、メンバリストおよび差分データからなる。
木構造情報提供サーバ32は、木構造データ324を記憶する木構造データ記憶部322、クライアントからの木構造データ送信要求等を処理するクライアント要求処理部326、木構造更新部328等を含んで構成されている。木構造更新部328は更新用データを木構造情報収集装置36から受信して木構造データ324を更新する。更新用データの内メンバリストによる更新は実施例1と同様である。差分データを利用した更新については後述する。
クライアント装置38から木構造要求380が木構造情報提供サーバ32に送信されると、これに応じて木構造データが木構造情報提供サーバ32からクライアント装置38に転送される。
図9は、実施例2の動作を説明するものであり、この図において、木構造情報収集装置36において巡回(クローリング)が開始され、文書およびリンクの収集を行なう(S10)。収集結果を利用して更新用データ(メンバリストおよび差分データ)を作成して木構造情報提供サーバ32に送信する(S12、S14)。巡回は、探索順序402を参照して行なわれ、更新用データのメンバリンクのモードと差分データのモードの切替はチェックポイントを参照して行なわれる。メンバリストは収集後リンクテーブル412を参照して作成され、差分データは、前回文書テーブル404、前回リンクテーブル406、収集後文書テーブル410、収集後リンクテーブル412、差分情報判定テーブル408を参照して作成される。
図11は前回文書テーブル404を示し、図12は収集後文書テーブル410を示す。その間を比較することにより、文書の削除、更新、新規追加を判別できる。
図13は前回リンクテーブル406を示し、図14は収集後リンクテーブル412を示す。なお、最短パスは実体のある子ノードである(それ以外は参照ノード、ショートカットである)。
差分データ作成部364は収集後リンクテーブル410に保持されたリンクをエッジとし、収集後文書テーブル412に保持された文書をノードとするハイパーリンク構造を幅優先探索で探索する。探索中はそれまでに探索した文書数をカウントする。探索中、このカウントした値がチェックポイント414にて定まるメンバリスト作成範囲内ならば、差分データ作成部はメンバリストのモードに入り、探索中の文書についてそのメンバリストを作成し更新用データとする。カウントした値がメンバリスト作成範囲外ならば、差分データ作成部は差分データモードに入り、次のように木構造の差分データを作成して更新用データとする。
図15、図16、図17および図18は差分情報判定テーブル(場合分けして各図ごとに示す)を示す。文書の状態変化およびリンクの状態変化を前回文書テーブル404、前回リンクテーブル406、収集後文書テーブル410、収集後リンクテーブル412から取得して、これを図15、図16、図17および図18の差分情報判定テーブルに当てはめて図19に示す差分データを取得する。
木構造差分データを木構造情報提供サーバ32に送信した後は、つぎの巡回に備えて、図20の置き換え規則を収集後のテーブルに適用して、図21および図22にそれぞれ示すように、新たに前回文書テーブルおよび前回リンクテーブルを準備する。
この実施例によれば、1回の幅優先探索で差分データとメンバリストのモードとを切り替えることにより、差分更新による効率的な同期が可能となるとともに、送信エラーが起きた場合や、データベースが破損し、過去のデータベースのスナップショットにリストアした状態でも、差分更新によりデータベースの同期を行う際に、各ノードについて、双方のデータベースのメンバの突合せが少しずつ行なわれ、拠点側のデータベースに合わせる形で、センタ側の木構造が修復される。差分送信だけの場合に見られるような信頼性の低さを補い、かつ、全数送信に見られるような多大なトラフィックを要求することなく、効率的で、高速に収集対象サーバの更新情報を、センターに送信できる。
なお、この発明は上述の実施例に限定されるものではなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、上述の例では1回の探索に一まとまりのノードについてサブ木構造データを送信するようにしたが、複数のまとまりのサブ木構造データを1回の探索で送信するようにしても良い。また、逆に、各探索でサブ木構造データを送信するのではなく、複数の探索に1回の割合で、1つまたは複数のまとまりのサブ木構造データを伝送するようにしても良い。また、上述の例ではハイパーテキスト構造の文書群を前提に説明したが、広く木構造データの同期に適用できる。
この発明の実施例1の構成を全体として示すブロック図である。 実施例1の探索順の例を説明する図である。 実施例1のリンクテーブルの例を説明する図である。 実施例1のメンバリストを説明する図である。 実施例1の動作の概略を説明するフローチャートである。 実施例1による同期の例を説明する図である。 この発明に実施例2の適用環境を説明する図である。 実施例2の要部構成を示すブロック図である。 実施例2の動作の概略を説明するフローチャートである。 実施例2の探索順序の例を説明する図である。 実施例2の前回文書テーブルの例を説明する図である。 実施例2の収集後文書テーブルの例を説明する図である。 実施例2の前回リンクテーブルの例を説明する図である。 実施例2の収集後リンクテーブルの例を説明する図である。 実施例2の差分情報判定テーブルの一部の例を説明する図である。 実施例2の差分情報判定テーブルの他の一部の例を説明する図である。 実施例2の差分情報判定テーブルの更に他の一部の例を説明する図である。 実施例2の差分情報判定テーブルの更に他の一部の例を説明する図である。 実施例2の木構造差分データの例を説明する図である。 実施例2の送信後の書き換え規則の例を説明する図である。 実施例2の書き換え後の文書テーブルの例を説明する図である。 実施例2の書き換え後のリンクテーブルの例を説明する図である。
符号の説明
10 収集拠点
20 センタ
32 木構造情報提供サーバ
34a 社内ネットワーク
36 木構造情報収集装置
38 クライアント装置
100 木構造データ
101 探索順序記憶部
102 チェックポイント記憶部
103 対象ノード決定部
104 チェックポイント更新部
105 メンバリスト作成部
106 メンバリスト記憶部
107 メンバリスト送信部
201 木構造データ記憶部
202 木構造データ更新部
203 メンバリスト受信部
322 木構造データ記憶部
324 木構造データ
326 クライアント要求処理部
328 木構造更新部
362 収集部
364 更新用データ作成部
380 木構造要求
400 記憶部
402 探索順序
404 前回文書テーブル
406 前回リンクテーブル
408 差分情報判定テーブル
410 収集後文書テーブル
412 収集後リンクテーブル
414 チェックポイント

Claims (8)

  1. 第1サイトにて保持され、または生成される木構造データに第2サイトに保持されている木構造データを同期させる木構造データ同期装置において、上記第1サイトにて保持され、または生成される木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択し、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で上記第2サイトに伝送し、上記子ノード情報に基づいて上記第2サイトに保持されている木構造データを更新する木構造データ同期装置。
  2. 上記第1サイトに保持されている木構造データの探索順序に従って当該木構造データの差分データを取得する第1の探索モードと、上記第1サイトに保持されている木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択し、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で取得する第2の探索モードを実行し、上記第2の探索モードの前後で上記第1の探索モードを実行して、取得した差分情報および子ノード情報を上記第2サイトに伝送する請求項1記載の木構造データ同期装置。
  3. 上記第1サイトに保持されている木構造データはハイパーテキスト構造から導出したものである請求項1または2記載の木構造データ同期装置。
  4. 上記探索順序は幅優先探索法もしくは深さ優先探索法による請求項1、2または3記載の木構造データ同期装置。
  5. 木構造データを保持または生成する第1情報処理装置と、上記第1情報処理装置が保持または生成する木構造データに同期させるべき木構造データを保持する第2情報処理装置との間で木構造データの同期をとる木構造データ同期装置において、
    上記第1情報処理装置において、木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を決定する対象ノード決定手段と、
    上記第1情報処理装置において、上記対象ノード選択手段により選択された各ノードの子ノード情報を取得する子ノード情報取得手段と、
    上記子ノード情報取得手段で取得した子ノード情報を上記第2情報処理装置に送信する子ノード情報送信手段とを有し、
    上記第2情報処理装置は上記子ノード情報により上記第2情報処理装置に保持されている木構造データを更新し、上記対象ノード決定手段は上記部分集合の範囲を上記探索順序に従ってシフトしていくことを特徴とする木構造データ同期装置。
  6. 木構造データを保持または生成する第1情報処理装置と、上記第1情報処理装置が保持または生成する木構造データに同期させるべき木構造データを保持する第2情報処理装置と、上記第1情報処理装置および上記第2情報処理装置の間で木構造データの同期をとる木構造データ同期装置とを具備する木構造データ処理システムにおいて、
    上記第1情報処理装置において、木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を決定する対象ノード決定手段と、
    上記第1情報処理装置において、上記対象ノード選択手段により選択された各ノードの子ノード情報を取得する子ノード情報取得手段と、
    上記子ノード情報取得手段で取得した子ノード情報を上記第2情報処理装置に送信する子ノード情報送信手段とを有し、
    上記第2情報処理装置は上記子ノード情報により上記第2情報処理装置に保持されている木構造データを更新し、上記対象ノード決定手段は上記部分集合の範囲を上記探索順序に従ってシフトしていくことを特徴とする木構造データ処理システム。
  7. 第1サイトにて保持され、または生成される木構造データに第2サイトに保持されている木構造データを同期させる木構造データ同期方法において、上記第1サイトにて保持され、または生成される木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択し、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で上記第2サイトに伝送し、上記子ノード情報に基づいて上記第2サイトに保持されている木構造データを更新する木構造データ同期方法。
  8. 第1サイトにて保持され、または生成される木構造データに第2サイトに保持されている木構造データを同期させる木構造データ同期用コンピュータプログラムにおいて、上記第1サイトに保持され、または生成される木構造データの探索順序に従って当該木構造データを構成するノードの部分集合を選択ステップと、選択した部分集合に含まれるノードの子ノード情報を、部分集合単位で上記第2サイトに伝送するステップとをコンピュータに実行させるために用いられ、上記子ノード情報に基づいて上記第2サイトに保持されている木構造データが更新されることを特徴とする木構造データ同期用コンピュータプログラム。
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