JP2004046435A - バックアップ方法、その方法に用いた記憶制御装置 - Google Patents

バックアップ方法、その方法に用いた記憶制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バックアップとウイルスチェックが同時に行えると共に、現在時刻から任意の時間遡った過去の時点における状態にリストアすることができるバックアップ方法及び記憶制御装置の提供。
【解決手段】正ボリュームとその複製ボリュームのペアとバックアップボリュームとで構成した記憶装置に対して,ペアの分割を指示し、分割され複製ボリュームとそれに対応するバックアップボリューム間でバックアップを実行する。当該複製ボリュームについて指定世代数分のバックアップボリュームを確保し、複製ボリュームにウィルスチェックを実行し、ウィルス未検知であった場合に、複製ボリュームの内容を、その複製ボリュームの最新世代の内容の格納先となるバックアップボリュームに複製し、最新世代より前世代の内容の格納先となる各バックアップボリュームの世代を更新し、分割されたペア再結合を指示する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックアップ方法およびその方法に用いた記憶制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ATMサービス時間の延長や、インターネットバンキングなどの各種オンラインサービスが本格普及する中、各企業の情報システムでは、24時間365日連続稼動/無停止運転が求められている。それ故に、これからの情報システムにおいては、ハードウェアの障害やコンピュータ・ウィルスの感染などの事故によるシステムの予期せぬ停止に備えて、ハードディスクなどの記憶装置に記憶されたデータのバックアップやウィルスチェックが重要となる。
【0003】
ここで、バックアップとウィルスチェックに関する技術の一例として、特開平11−134234号公報には、バックアップ装置が、バックアップコピー元となるファイルに対して、ウィルスチェックなどの手段によってファイルの整合性を判定し、その判定の結果、整合性が保たれていると判定された場合に、元ファイルからバックアップコピーを生成するという技術が開示されている。この公報に開示された技術によると、元ファイルがウィルス感染や破壊されていた場合には、その元ファイルを起源としたバックアップコピーがリストア時に利用できないことを未然に防ぐことが可能となり、その結果として、システムの予期せぬ停止を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記バックアップ装置は、ホストコンピュータなどの上位装置が、元ファイルが記憶されているハードディスクなどの記憶装置にアクセスしている際に、バックアップを実行していない。換言すると、記憶制御装置が、バックアップを実行している際には、上位装置から記憶装置に対しアクセスすることはないので、前述のような24時間365日連続稼働/無停止運転に係るサービスの提供に支障をきたすことになる。
【0005】
また、日々、コンピュータ・ウィルスの新種やその亜種が発生している中、最新のウィルスチェックによって、コンピュータ・ウィルスを絶えず監視し続けることが重要となる。しかしながら、前記バックアップ装置においては、ウィルスチェックをバックアップの際に実行するのみであるので、そのウィルスチェックが最新のウィルス情報を反映しておらず、バックアップしたデータが、前述したコンピュータ・ウィルスの新種やその亜種に感染している恐れがある。
【0006】
ところで、昨今、記憶装置において、MRCF(Multiple RAID Coupling Feature)制御機能を備えたRAID(Redundant Array of Inexpensive Discs)ディスク装置が提案されている。なお、MRCF制御機能とは、ホストソフトウェアの介在なしに独立して使用可能な複製ボリュームを生成する機能のことをいう。
【0007】
記憶制御装置は、このようなRAIDディスク装置のMRCF制御機能を利用することによって、ある論理ボリューム(正ボリューム)とペアとなる複製ボリュームを生成しておき、その正ボリュームと複製ボリューム各々の独立使用が可能となる状態にて、正ボリュームでは通常のオンライン業務を継続しながら、複製ボリュームでバックアップなどの並列処理を行うことが可能となる。
【0008】
しかしながら、これまでに提案されているMRCF制御機能を利用したバックアップ方法では、バックアップの際にウィルスチェックを実行していないので、前述したとおり、ウィルス感染によってバックアップしたデータがリストア時に利用できないことを防止するために、バックアップ後に改めてウィルスチェックを実行することが必要となる。このことは、バックアップとウィルスチェックのそれぞれに対し、記憶制御装置と記憶装置との間でI/O処理が発生することとなるので、記憶制御装置の処理負荷の増大を招く要因となっている。
【0009】
また、これまでのMRCF制御機能を利用したバックアップ方法では、前回バックアップを行った状態には容易にリストア可能であるが、現在時刻から任意の時間遡った過去の時点における状態にリストアすることができず、運用上で不都合が生じていた。
【0010】
本発明は、このような経緯に基づいてなされたものであり、処理負荷を軽減し、運用性に優れたバックアップ方法及びその方法に用いた記憶制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための主たる本発明は、正ボリュームとその複製ボリュームのペアと、その複製ボリュームについてのバックアップボリュームと、を有する記憶装置に対して、前記ペアの分割を指示し、その分割されたペアの複製ボリュームとそれに対応するバックアップボリューム間においてバックアップを実行する記憶制御装置のバックアップ方法であって、
前記記憶制御装置は、
前記記憶装置において、当該複製ボリュームについて指定世代数分の前記バックアップボリュームを確保し、
前記記憶装置に対して前記ペアの分割を指示し、そのペアを構成する複製ボリュームに対して、ウィルスチェックを実行し、
前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知されなかった場合に、前記ウィルスチェック後の複製ボリュームの内容を、その複製ボリュームの最新世代の内容の格納先となるバックアップボリュームに複製し、
前記最新世代より前の世代の内容の格納先となる、各バックアップボリュームの世代を更新し、
前記記憶装置に対して前記分割されたペアの再結合を指示することを特徴とする記憶制御装置のバックアップ方法である。
【0012】
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
以下の開示により、少なくとも次のことが明らかにされる。
正ボリュームとその複製ボリュームのペアと、その複製ボリュームについてのバックアップボリュームと、を有する記憶装置に対して、前記ペアの分割を指示し、その分割されたペアの複製ボリュームとそれに対応するバックアップボリューム間においてバックアップを実行する記憶制御装置のバックアップ方法であって、前記記憶制御装置は、前記記憶装置において、当該複製ボリュームについて指定世代数分の前記バックアップボリュームを確保し、前記記憶装置に対して前記ペアの分割を指示し、そのペアを構成する複製ボリュームに対して、ウィルスチェックを実行し、前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知されなかった場合に、前記ウィルスチェック後の複製ボリュームの内容を、その複製ボリュームの最新世代の内容の格納先となるバックアップボリュームに複製し、前記最新世代より前の世代の内容の格納先となる、各バックアップボリュームの世代を更新し、前記記憶装置に対して前記分割されたペアの再結合を指示するようにしてもよい。
【0014】
また、前記バックアップ方法であって、予め設定するスケジュールもしくはユーザーからの指示によって、前記バックアップ方法に係る工程を起動するようにしてもよい。
【0015】
また、前記バックアップ方法であって、前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームを、その複製ボリュームの一世代前の内容の格納先となるバックアップボリュームをもとにリストアしてもよい。
【0016】
また、前記バックアップ方法であって、前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームについて、その複製ボリュームの各世代の内容の格納先となるバックアップボリュームそれぞれに対し、最新のウィルスチェックを実行し、前記ウィルスが検知された複製ボリュームについて、その一世代前の内容の格納先となるバックアップボリュームからそれ以前の世代の内容の格納先となるバックアップボリュームという順に遡って、前記最新のウィルスチェックにおいてウィルスが検知されなかったバックアップボリュームを検索し、前記検索の結果、検索されたバックアップボリュームをもとに、前記ウィルスが検知された複製ボリュームをリストアしてもよい。
【0017】
また、前記バックアップ方法であって、前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームに対し、所定のリストアを実行するかどうかを予め設定された条件もしくはユーザーからの指示によって判定し、前記判定の結果、所定のリストアを実行しない場合に、前記ウィルスが検知された複製ボリュームに係る前記ペアの解消を指示してもよい。
【0018】
===実施例===
<システム構成図>
図1は、本発明に係る記憶制御装置を含むストレージシステムの概略構成図である。
同図に示すとおり、ストレージシステムは、本発明において特徴的となる記憶制御装置101と、記憶装置102と、記憶制御装置101に対して主としてクライアントとなり、複数の異なるハードウェアやOSが混在するオープンシステム106と、記憶制御装置101に対して主としてサーバーとなるメインフレーム107と、において構成される。なお、オープンシステム106もしくはメインフレーム107は、通信ネットワーク108、さらにはSCSI機器やファイバーチャネルなどのインタフェース機器を介して記憶制御装置101と接続されている。また、記憶制御装置101についての監視/操作を行う管理オペレータ109の管理端末110が、通信ネットワーク108もしくは記憶制御装置101自体に接続されている。
【0019】
記憶制御装置101は、例えば、NAS(Network Attached Storage)のサーバーやSAN(Storage Area Network)環境におけるディスクアレイコントローラであり、記憶装置102や外部装置との間でのデータ入出力処理に係る制御を行う。また、記憶制御装置101は、従来からの記憶制御装置101のハードウェア構成として一般的な、CPU、記憶装置102や外部装置との間の入出力インタフェース、メインメモリ、制御回路(いずれも不図示)などを有する。なお、記憶制御装置101は、記憶装置102と同一の装置内で構成される場合でも、されない場合でもよい。
【0020】
記憶装置102は、RAIDディスク装置103、カートリッジ型もしくはオープン・リール型の磁気テープ記憶装置105などである。また、RAIDディスク装置103は、前述したMRCF制御機能104を有するRAIDエンジンを搭載したものである。もしくは、MRCF制御機能104の無いRAIDディスク装置やRAIDエンジンが搭載されていないディスクアレイ装置が更に組み合わさっていてもよい。なお、本発明の対象とするRAIDディスク装置103は、MRCF制御機能104を有するRAIDディスク装置となる。
【0021】
通信ネットワーク108は、LAN、WAN、イントラネット、インターネットなどのいずれであってもよい。
【0022】
<従来のMRCF制御機能を利用したバックアップ方法>
図2は、MRCF制御機能104を有するRAIDディスク装置103における従来のバックアップ処理の工程を説明する図である。
なお、以下の説明では、MRCF制御機能104を有するRAIDディスク装置103と、オンライン業務に係る処理を行うオープンシステム106またはメインフレーム107(以下、オンライン業務系装置と称す)と、バックアップなどのバッチ業務に係る処理を行うオープンシステム106またはメインフレーム107(以下、バッチ業務系装置と称す)と、において構成されるストレージシステムにおいて、オンライン業務系装置とバッチ業務系装置がそれぞれの処理を並行して行う。
【0023】
まず、MRCF制御機能104の概要を以下に説明する。
MRCF制御機能104とは、RAIDディスク装置103内に確保したオンライン業務で使用する正ボリューム111に対し、それと独立して使用可能な複製ボリューム112を、サーバーのソフトウェアを介さずにRAIDディスク装置103内に生成する機能のことをいう。なお、ペアを構成する正ボリューム111と複製ボリューム112とが、それぞれ独立使用可能な状態(スプリット状態)のままでいると、正ボリューム111と複製ボリューム112との間でその内容に差異が生じてくる場合がある。そこで、複製ボリューム112に対するバッチ業務が終了した後、それぞれのボリュームに対し差分コピーを行い、ペアを構成する正ボリューム111と複製ボリューム112とを結合した状態(デュプレックス状態)に移行する(以下、ペア結合処理と称す)。デュプレックス状態では、オンライン業務系装置から正ボリューム111に対して一のI/O処理が生じると、RAIDディスク装置103において、複製ボリューム112に対しても同一のI/O処理を行うことになる。また、デュプレックス状態からスプリット状態に移行する際には、正ボリューム111の更新された内容をもとに複製ボリューム112に対して差分コピーを行い、ペアを構成する正ボリューム111と複製ボリューム112とを分割する処理を行う(以下、ペア分割処理と称す)。
【0024】
つぎに、MRCF制御機能104を有するRAIDディスク装置103において、MRCF制御機能104を利用したバックアップ処理の工程を以下に説明する。
【0025】
まず、RAIDディスク装置103を制御する装置(不図示)が、RAIDディスク装置103のMRCF制御機能104に要求し、オンライン業務用の正ボリューム111に対し、それとペアをなすバッチ業務用の複製ボリューム112を新たに確保し(同図▲1▼)、正ボリューム111の内容を複製ボリューム112に複製しているものとする(同図▲2▼)。また、オンライン業務系装置は、正ボリューム111に対してアクセスを開始しており、オンライン業務が継続して行われているものとする(同図▲3▼)。
【0026】
ここで、バッチ業務系装置からの要求によって、複製ボリューム112に対するバックアップ処理が開始されようとすると、RAIDディスク装置103は、MRCF制御機能104によってペア分割処理を行い、スプリット状態へと移行する(同図▲4▼)。そして、このスプリット状態において、複製ボリュームに対するバックアップ処理が開始する(同図▲5▼)。また、RAIDディスク装置103は、バックアップ処理の終了後に、MRCF制御機能104によってペア結合処理を行い、デュプレックス状態へと移行する。なお、このペア結合処理後には、正ボリューム111と複製ボリューム112互いの内容の整合性を合わせる処理が行われる。
【0027】
<ソフトウェア構成>
図3は、本発明に係る記憶制御装置101のソフトウェアの概略構成図である。
記憶制御装置101のソフトウェアは、管理ユーティリティ113と、その管理ユーティリティ113を含めた記憶制御装置101のハードウェアもしくはソフトウェア資源を管理するストレージ制御OS114と、において主に構成される。
【0028】
なお、同図には、バックアップ元ボリュームのデータをバックアップ先ボリュームへ複製する過程で、そのデータを一時的に格納する記憶領域として用いる一または複数のディスクキャッシュ132が示されている。なお、ディスクキャッシュ132は、制御装置101が有するメインメモリ若しくは別のメモリにおいて、そのアドレス空間内に区画した領域としてもよいし、記憶装置103に備える作業用のディスクや磁気テープ記憶装置105などとしてもよい。
【0029】
管理ユーティリティ113は、バックアップ/リストア処理部115と、ウィルスチェック処理部121と、ボリューム管理処理部127と、各処理部115、121、127の管理情報が記憶された管理情報設定部120、126、131と、において主に構成される。なお、同図に示す以外にも、各処理部115、121、127における管理情報は一の管理情報設定部に記憶されていてもよい。
【0030】
以下、管理ユーティリティ113の各処理部115、121、127の機能を説明する。
バックアップ/リストア処理部115は、実行スケジュール管理部116と、世代/バックアップ/リストア対象管理部117と、実行結果ログ管理/メッセージ出力部118と、処理問合せ/自動応答管理部119と、を有する。
【0031】
実行スケジュール管理部116は、バックアップ処理を起動する日時や、バックアップ対象とするボリューム/ファイル名などによって構成されるスケジュール情報を管理し、そのスケジュール情報に基づいてバックアップ処理を起動させる。なお、スケジュール情報は、メインフレーム106、オープンフレーム107もしくは管理端末109(以下、これらをまとめて外部装置と称す)などから取得することができ、また、取得したスケジュール情報は、管理情報設定部120に記憶される。ところで、前述したスケジュール情報に基づいてバックアップ処理を起動させる方法以外にも、記憶制御装置101が、外部装置から送信されたバックアップ処理を起動させる要求を受信した際に、実行スケジュール管理部116によってバックアップ処理を起動するようにしてもよい。
【0032】
世代/バックアップ/リストア対象管理部117は、バックアップボリュームについての世代情報や、バックアップ元/先のボリューム情報などによって構成される世代管理情報を管理する。なお、この世代管理情報は、管理情報設定部120に記憶される。また、各世代をとおして内容の変更がなかった任意のボリュームもしくはファイルをリストア対象とするかどうかの設定についても行う。
【0033】
実行結果ログ管理/メッセージ出力部118は、バックアップ/リストア処理を実行した日時などによって構成される実行結果ログを生成する。なお、この実行結果ログは、管理情報設定部120に記憶される。また、実行結果ログ管理/メッセージ出力部118は、バックアップ/リストア処理の状況を示すメッセージの出力についても行う。
【0034】
処理問合せ/自動応答管理部119は、バックアップ/リストア処理時にエラーが発生した場合に、そのエラー内容を示すメッセージを外部装置に出力すると伴に、そのエラーに対処するための処理内容を問合せる。もしくは、想定されたエラーとその対処方法との対応情報を予め記憶しておき、処理問合せ/自動応答管理部119が、エラー発生時にその対応情報を参照することによって、エラーに対し自動的に応答することができる。
【0035】
つぎに、ウィルスチェック処理部121について説明する。ウィルスチェック処理部121は、ウィルス定義管理部122と、感染ファイル/ボリューム管理部123と、実行結果ログ管理/メッセージ出力部124と、処理問合せ/自動応答管理部125と、を有する。
【0036】
ウィルス定義管理部122は、ウィルスチェック時に用いるウィルス定義ファイルやそのバージョン情報、最終更新日付などによって構成されるウィルス定義情報を管理する。なお、ウィルス定義情報は、外部装置から取得され、管理情報設定部126に記憶される。
【0037】
また、ウィルス定義管理部122は、ウィルス定義ファイルが最新のものかどうかを管理し、最新のウィルス定義ファイルに更新を行う。このような更新は、管理情報設定部126に記憶する、ウィルス定義ファイルの更新についてのスケジュール情報(以下、ウィルス定義更新スケジュール情報と称す)に基づいて行う。すなわち、ウィルス定義管理部122は、ウィルス定義ファイルが最新のものに更新された場合に、ウィルス定義更新スケジュール情報に基づいて、既存のバックアップボリュームについてのウィルスチェックを、バックアップについてのスケジュール情報の有無に関係なく実施する。なお、ウィルス定義更新スケジュール情報は、管理情報設定部120に記憶するバックアップについてのスケジュール情報に含まれるようにしてもよい。
【0038】
また、ウィルス定義更新スケジュール情報に基づくウィルスチェックの結果、ウィルスが検知された場合には、バックアップ/リストア処理部115の世代/バックアップ/リストア対象管理部117にて参照又は更新される情報をもとに、正ボリューム111及びその複製ボリューム112に使用不可属性を付与した縮体運転状態において、リストアを実施もしくはシステムを停止するようにしてもよい。
【0039】
感染ファイル/ボリューム管理部123は、ウィルスに感染したファイルやボリュームの有無、感染したウィルスの種類、ウィルス感染が確認された日時などによって構成される感染管理情報を管理する。なお、この感染管理情報は、ウィルスチェックの際に生成される実行結果ログから当該情報を抽出することによって取得することができ、また、取得した感染管理情報は、管理情報設定部126に記憶される。
【0040】
実行結果ログ管理/メッセージ出力部124および処理問合せ/自動応答管理部125は、それぞれ、バックアップ/リストア処理部115の実行結果ログ管理/メッセージ出力部118および処理問合せ/自動応答管理部119の管理対象がウィルスチェックに変わったものであり、それらと同様の機能を有する。
【0041】
つぎに、ボリューム管理処理部127について説明する。ボリューム管理処理部127は、ボリューム作成/削除/変更処理部128と、ボリューム使用/障害状況管理部129と、ログ管理部130と、を有する。
【0042】
ボリューム作成/削除/変更処理部128は、世代管理されたバックアップボリュームの複製や変更が必要となった場合に、管理情報設定部131に記憶されたボリュームの使用状況などの情報をもとに、バックアップボリュームにおいて任意のボリュームの作成/削除/変更を行う。なお、ボリューム作成/削除/変更処理部128が、それぞれの処理を実行した結果、生成されるログ情報は、ログ管理部130によって管理される。ボリューム使用/障害状況管理部129は、バックアップ元/先のボリュームについて、それらボリュームの現在の使用状況や、過去の障害状況の管理を行う。
【0043】
<バックアップ方法>
本発明に係る記憶制御装置101のバックアップ方法を、図5および図6に示す記憶制御装置101の動作を説明するフローチャートをもとに説明する。
まず、図5には、本発明に係る記憶制御装置101のバックアップ・スケジュール管理に係る動作を説明するフローチャートが示されている。同図に示すように、記憶制御装置101は、バックアップ処理の要求元となる外部装置からバックアップ対象とするボリューム/ファイル名やバックアップ処理の開始時刻などによって構成されるバックアップ要求もしくはバックアップスケジュール情報を受信し(S500)、実行スケジュール管理部116によって、前記受信した内容に係るスケジュール情報を管理情報設定部120に記憶する(S501)。また、世代/バックアップ/リストア対象管理部117や感染ファイル/ボリューム管理部123によって、スケジュール情報以外の各管理情報(世代管理情報、感染管理情報など)の更新も併せて行う(S502)。
【0044】
このようにして、記憶制御装置101は、外部装置からの要求で手動的にバックアップ処理を実行することも、また、予め設定するスケジュール情報をもとにして自動的にバックアップ処理を実行することも可能である。このことは、ユーザーにとって、記憶制御装置101のバックアップ処理に係る運用性が向上したことになる。
【0045】
つぎに、図6には、本発明に係る記憶制御装置101のバックアップ処理の動作を説明するフローチャートが示されている。
まず、記憶制御装置101は、前述したRAIDディスク装置103のMRCF制御機能104を用いて、それぞれが独立使用可能な状態(スプリット状態)を有する正ボリューム111と複製ボリューム112のペアを生成し、正ボリューム111の内容を複製ボリューム112に複製している。また、その正ボリューム111と複製ボリューム112とが、定期的に差分コピーが行われつつ、デュプレックス状態にて運用されているものとする。
【0046】
そして、外部装置からの要求もしくは予め設定したスケジュール情報をもとにバックアップ処理が開始されようとすると、記憶制御装置101は、RAIDディスク装置103のMRCF制御機能104によって、バックアップ対象とする複製ボリューム112とそれとペアをなす正ボリューム111を分割し、スプリット状態へと移行する(S601)。そして、このスプリット状態において、複製ボリュームに対するバックアップ処理が開始する(S602)。なお、この際には、バックアップデータの一次記憶用としてのディスクキャッシュ132の内容を消去してもよいが、以下の説明では、ディスクキャッシュ132の内容を上書きで使用するものとする。
【0047】
つぎに、記憶制御装置101は、バックアップ/リストア処理部115によって、バックアップ対象となる複製ボリューム112に記憶されたファイルを、ディスクキャッシュ132へと複製する(S603)。そして、ウィルスチェック処理部121によって、そのディスクキャッシュ132に複製されたファイルに対し、所定のファイル順にてウィルスチェックを実行する(S604)。ここで、ウィルスが検知されなかった場合には、ディスクキャッシュ132に記憶されたウィルスチェック後のファイルを、バックアップ対象となる複製ボリューム111の最新世代(第n+1世代)の内容の格納先となるバックアップボリューム133へと複製する(S605〜S606)。以上のような処理を、ディスクキャッシュ132に複製されたファイル全てに対して行うことになる(S607)。
【0048】
なお、定期的なバックアップ処理を継続して行うと、業務で使用するボリュームよりもバックアップボリューム133についての記憶領域が日々増加してくるので、ストレージシステム全体として新たなデータを記憶できる空き領域のサイズが減少し、業務で使用する新しいボリュームを作成出来なくなることも考えられる。そこで、バックアップボリューム133の世代数に上限値を設定し、指定された世代数分のバックアップボリューム133によりバックアップ/リストア処理を行うこともできる。
【0049】
また、複製ボリューム112に記憶されたファイルの総容量が、ディスクキャッシュ132の記憶容量の上限値を越えるなどの理由によって、その複製ボリューム112に記憶されたファイルを一度にディスクキャッシュ132に複製できない場合には、一もしくは複数のディスクキャッシュ132に対し、そのファイルを分割して複製するようにしてもよい。もしくは、複製ボリューム112のファイルが全てディスクキャッシュ132に複製されるまで、S602〜S607の工程を繰り返してもよい。
【0050】
つぎに、記憶制御装置101は、世代/バックアップ/リストア対象管理部117によって、複製ボリューム112の最も古い世代(第1世代)から最新の世代(第n世代)までの各世代の内容の格納先となるバックアップボリューム133において、それぞれの世代が一世代前となるように更新を行う(S608)。そして、各処理部115、121、127によって、それぞれの管理情報(世代管理情報、感染管理情報、ボリューム情報など)の更新や、ログ情報の生成を行う(S609)。また、外部装置に対しては、バックアップ完了の旨を示すメッセージを出力し(S610)、RAIDディスク装置103のMRCF制御機能104によって、スプリット状態にある正ボリューム111と複製ボリューム112のペアを、デュプレックス状態となるように再結合する(S611)。
【0051】
このようにして、記憶制御装置101は、RAIDディスク装置103のMRCF制御機能104を利用して、スプリット状態の複製ボリューム112に対し、バックアップ処理に併せてウィルスチェックの処理を実行する。このことは、記憶制御装置101とRAIDディスク装置103との間で、一のマシンサイクル(I/O処理)にてバックアップ処理とウィルスチェックを行うことになるので、記憶制御装置101の処理負荷が軽減されたことになる。また、バックアップ処理の際にウィルスチェックの処理を必ず実行するので、ウィルス感染によってバックアップしたデータがリストア時に利用できないことを未然に防ぐことができる。
【0052】
ところで、前述のディスクキャッシュ132に複製されたファイルに対するウィルスチェックを実行した結果、当該ファイルにおいてウィルスが検知された場合には(S605)、記憶制御装置101は、バックアップ処理を中止し、各処理部115、121、127においてそれぞれログ情報を生成する。さらに外部装置に対し、ウィルスを検知した旨を示す警報メッセージを出力する(S612)。
【0053】
そして、予め設定されたアルゴリズムもしくは外部装置のユーザーからの指示によって、ストレージシステムの運用を継続する場合には(S613)、ウィルスが検知された複製ボリューム112とそれとペアをなす正ボリューム111のそれぞれに使用不可属性を付与し、ストレージシステムから切り離す。そして、それら以外のボリューム111、112による縮退運転によって、ストレージシステムの運用を継続することになる(S614)。
【0054】
なお、ストレージシステムの運用を継続させない場合には、記憶制御装置101は、システムログを生成し、また、システムを停止する旨を示すメッセージを外部装置に対して出力し、システムを停止する(S615)。
【0055】
このように、記憶制御装置101は、ウィルスが検知された場合には、単純にシステムを停止してもよいし、システムが安全方向に動作するように、縮退運転によってシステムの運用を継続してもよい。
【0056】
<リストア方法>
ところで、縮退運転によってストレージシステムの運用を継続する場合に(S614)、ストレージシステムから切り離された正ボリューム111および複製ボリューム112に対して、リストアなどの所定のウィルス対策を行うことになる。
【0057】
図7は、本発明に係る記憶制御装置101のリストアの動作を説明するフローチャートである。なお、以下の説明では、複製ボリューム112のウィルス感染ファイルを、その一世代前(第n世代)の内容の格納先となるバックアップボリュームの当該ファイルをもとにリストア処理を行う。
【0058】
まず、記憶制御装置101は、予め設定されたアルゴリズムもしくは前記ウィルス検知警告メッセージを確認した外部装置のユーザーからの指示によって、ウィルス感染ファイルのリストアを実行するかどうかを判定する(S701)。
【0059】
そして、前記判定の結果、ウィルス感染ファイルのリストアを実行すると判定された場合に、そのウィルス感染ファイルが検知された複製ボリューム112において、その一世代前の内容の格納先となる第n世代バックアップボリューム133の当該ファイルをもとに、そのウィルス感染ファイルをリストアする(S702)。
【0060】
また、前記ウィルス感染ファイルが検知された複製ボリューム112のウィルス未チェックとなる全てファイルに対し、ウィルスチェックを順次実行する(S703〜S704)。なお、そのウィルスチェックの実行にて、別のウィルス感染ファイルが検知された場合には(S705)、前述した第n世代バックアップボリュームの当該ファイルをもとに、ウィルス感染ファイルをリストアする。また、以上のような処理は、前記ウィルス感染ファイルが検知された複製ボリューム112の全てのファイルに対するウィルスチェックが完了するまで繰り返し行われ、そのような処理が完了した後に、外部装置に対してリストアが完了した旨を示すメッセージを出力する(S706)。なお、リストア完了後には、ストレージシステムから切り離された正ボリューム111と複製ボリューム112の使用不可属性を解除し、ストレージシステムを、ウィルス検知前の運用状態に戻してもよい。
【0061】
このようにして、記憶制御装置101は、世代管理されたバックアップボリューム133に格納されたファイルに対し、ウィルスチェック済みという保証がなされているので、最も若い世代(第n世代)に対応するバックアップボリューム133の当該ファイルをもとにした簡便な方法で、複製ボリューム112のウィルス感染ファイルをリストアすることができる。
【0062】
ところで、以上のようなリストアの工程では、過去にバックアップと併せて実行したウィルスチェックが、最新のウィルス定義情報を反映していないということも考えられる。そこで、本発明に係る記憶制御装置101において、最新のウィルス定義情報を反映したリストアの動作を、図4に示すある正ボリューム111を起源とする複製ボリューム112とバックアップボリューム133との対応を説明する図および図8に示すフローチャートをもとに説明する。
【0063】
ここで、図4に示すように、RAIDディスク装置103のMRCF制御機能104によって、正ボリューム111と複製ボリューム112のペアを生成し、そのペアがスプリット状態において、正ボリューム111へのオンライン処理と並行して複製ボリューム112へのバックアップ処理が行われ、複製ボリュームの第1世代から第n世代の内容の格納先となるバックアップボリューム133が、世代管理されているものとする。なお、第1世代のバックアップボリューム133は、複製ボリューム112の最も古い世代の内容の格納先となるバックアップボリューム133であり、第n世代のバックアップボリューム133は、複製ボリューム112の最新世代の内容の格納先となるバックアップボリューム133である。また、第n+1世代のバックアップボリューム133は、つぎのバックアップ処理の実行において、新たな最新世代の内容の格納先として確保されるバックアップボリューム133である。
【0064】
ここで、前述したバックアップ処理の工程において、複製ボリューム112上にウィルス感染ファイルが検知され、その複製ボリューム112とそれとペアをなす正ボリューム111をストレージシステムから切り離し、縮退運転によってストレージシステムの運用を継続しているものとする(S614)。
【0065】
つぎに、記憶制御装置101は、前述したバックアップ処理のウィルスチェックの工程(S604)で用いられた最新のウィルス定義情報をもとに、各世代のバックアップボリューム133に格納されたファイルに対し最新のウィルスチェックを実行する。そして、第n世代から第1世代へとなる順に世代を遡って、ウィルス感染ファイルの感染前の内容となるウィルス無感染ファイルを検索し(S802〜S803)、当該ファイル(第k世代)が検索された場合には(S804)、外部装置に対して、無感染ファイルを発見した旨を示すメッセージを出力し、さらに、リストアを実行するかどうかの問い合わせも行う(S805)。そして、前記問い合わせの結果、リストアを実行する場合には、その検索されたファイル(第k世代)をもとに複製ボリューム112上のウィルス感染ファイルのリストアを実行する(S806〜S807)。なお、ウィルス感染ファイルが多数検索されるような場合には、そのファイルが格納されているボリューム全体がウィルス感染している可能性が高いので、ファイル単位ではなく、ボリューム単位にてリストアを実行するようにしてもよい。
【0066】
また、以上の処理において、ウィルス無感染ファイルが検索されなかった場合もしくはリストアを実行しない場合には、システムログの生成および外部装置に対しシステム停止メッセージを出力し、ストレージシステムの運用を停止する(S615)。また、リストアの実行を、以上のように外部装置のユーザーに問い合わせ、そのユーザーからの指示によって実行するようにしてもよいし、予め設定されたアルゴリズムによって記憶制御装置101が自動的にリストアを実行するようにしてもよい。
【0067】
つぎに、ウィルス感染ファイルが検知された複製ボリューム112のウィルス未チェックとなる全てファイルに対し、ウィルスチェックを順次実行する(S808〜S809)。なお、そのウィルスチェックの実行にて、別のウィルス感染ファイルが検知された場合には(S811)、そのウィルス感染ファイルの感染前の内容となるウィルス無感染ファイルを、前述したような検索方法によって、第n世代から第1世代という順に世代を遡って検索し、その結果、検索されたウィルス無感染ファイルによって、当該ウィルス感染ファイルのリストアを実行する。なお、この場合のリストアについても、前述した理由に基づき、ボリューム単位としても良い。
【0068】
また、以上のような処理は、ウィルス感染ファイルが検知された複製ボリューム112の全てのファイルに対するウィルスチェックが完了するまで繰り返し行われ、処理の終了後に、外部装置に対してリストアが完了した旨を示すメッセージを出力する(S812)。なお、リストア完了後には、ストレージシステムから切り離された正ボリューム111と複製ボリューム112の使用不可属性を解除し、ストレージシステムを、ウィルス検知前の運用状態に戻してもよい。
【0069】
ところで、図4に示すように、前述したウィルス無感染ファイルが、第k世代のバックアップボリューム133と第1世代のバックアップボリューム133の複数世代にまたがって検索された場合には、外部装置のユーザーに対してリストアの実行を問い合わせる際に(S805)、いずれの世代のウィルス無感染ファイルをリストア時に使用するかを問い合わせてもよいし、最新の世代のウィルス無感染ファイルを使用するように予め設定しておいてもよい。
【0070】
また、以上のようなリストアが完了した複製ボリューム112については、ウィルス未感染の状態に変わるので、そのリストアされた内容を最新世代(第n+1世代)としてバックアップ処理を実行する。
【0071】
このようにして、記憶制御装置101は、世代管理されたバックアップボリューム133をリストア時に用いる際に、各世代のバックアップボリューム133に格納するファイルに対して、最新のウィルス定義情報に基づく最新のウィルスチェックを実行する。このことは、過去のバックアップ処理の際のウィルスチェックでは検知されなかったウィルスによって、バックアップボリューム133に格納されるファイルが感染している場合に、そのウィルス感染ファイルに係る被害を未然に防止することができる。
【0072】
【発明の効果】
本発明のバックアップ方法によると、記憶制御装置の処理負荷の軽減と、その運用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶制御装置を含むストレージシステムの概略構成図である。
【図2】MRCF制御機能を有するRAIDディスク装置によるバックアップの処理を説明する図である。
【図3】本発明に係る記憶制御装置のソフトウェア構成を説明する図である。
【図4】本発明に係る記憶制御装置のボリュームの世代管理を説明する図である。
【図5】本発明に係る記憶制御装置のバックアップ方法の工程を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る記憶制御装置のバックアップ方法の工程を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る記憶制御装置のバックアップ方法の工程を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る記憶制御装置のバックアップ方法の工程を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 記憶制御装置
102 記憶装置
103 RAIDディスク装置
104 MRCF制御機能
105 磁気テープ記憶装置
106 オープンシステム
107 メインフレーム
108 通信ネットワーク
109 管理オペレータ
110 管理端末
111 正ボリューム
112 複製ボリューム
113 管理ユーティリティ
114 ストレージ制御OS
115 バックアップ/リストア処理部
116 実行スケジュール管理部
117 世代/バックアップ/リストア対象管理部
118 124 実行結果ログ管理/メッセージ出力部
119 125 処理問合わせ/自動応答管理部
120 126 131 管理情報設定部
121 ウィルスチェック部
122 ウィルス定義管理部
123 感染ファイル/ボリューム管理部
127 ボリューム管理処理部
128 ボリューム作成/削除/変更処理部
129 ボリューム使用/障害状況管理部
130 ログ管理部
132 ディスクキャッシュ
133 バックアップボリューム

Claims (6)

  1. 正ボリュームとその複製ボリュームのペアと、その複製ボリュームについてのバックアップボリュームと、を有する記憶装置に対して、前記ペアの分割を指示し、その分割されたペアの複製ボリュームとそれに対応するバックアップボリューム間においてバックアップを実行する記憶制御装置のバックアップ方法であって、
    前記記憶制御装置は、
    前記記憶装置において、当該複製ボリュームについて指定世代数分の前記バックアップボリュームを確保し、
    前記記憶装置に対して前記ペアの分割を指示し、そのペアを構成する複製ボリュームに対して、ウィルスチェックを実行し、
    前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知されなかった場合に、前記ウィルスチェック後の複製ボリュームの内容を、その複製ボリュームの最新世代の内容の格納先となるバックアップボリュームに複製し、
    前記最新世代より前の世代の内容の格納先となる、各バックアップボリュームの世代を更新し、
    前記記憶装置に対して前記分割されたペアの再結合を指示することを特徴とするバックアップ方法。
  2. 請求項1に記載のバックアップ方法であって、
    予め設定するスケジュールもしくはユーザーからの指示によって、前記バックアップ方法に係る工程を起動することを特徴とするバックアップ方法。
  3. 請求項1に記載のバックアップ方法であって、
    前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームを、その複製ボリュームの一世代前の内容の格納先となるバックアップボリュームをもとにリストアすることを特徴とするバックアップ方法。
  4. 請求項1に記載のバックアップ方法であって、
    前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームについて、その複製ボリュームの各世代の内容の格納先となるバックアップボリュームそれぞれに対し、最新のウィルスチェックを実行し、
    前記ウィルスが検知された複製ボリュームについて、その一世代前の内容の格納先となるバックアップボリュームからそれ以前の世代の内容の格納先となるバックアップボリュームという順に遡って、前記最新のウィルスチェックにおいてウィルスが検知されなかったバックアップボリュームを検索し、
    前記検索の結果、検索されたバックアップボリュームをもとに、前記ウィルスが検知された複製ボリュームをリストアすることを特徴とするバックアップ方法。
  5. 請求項1に記載のバックアップ方法であって、
    前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知された複製ボリュームに対し、所定のリストアを実行するかどうかを予め設定された条件もしくはユーザーからの指示によって判定し、
    前記判定の結果、所定のリストアを実行しない場合に、前記ウィルスが検知された複製ボリュームに係る前記ペアの解消を指示することを特徴とするバックアップ方法。
  6. 正ボリュームとその複製ボリュームのペアと、その複製ボリュームについてのバックアップボリュームと、を有する記憶装置に対して、前記ペアの分割を指示し、その分割されたペアの複製ボリュームとそれに対応するバックアップボリューム間においてバックアップを実行する記憶制御装置であって、
    前記記憶制御装置は、
    前記記憶装置において、当該複製ボリュームについて指定世代数分の前記バックアップボリュームを確保する手段と、
    前記記憶装置に対して前記ペアの分割を指示し、そのペアを構成する複製ボリュームに対して、ウィルスチェックを実行する手段と、
    前記ウィルスチェックを実行した結果、ウィルスが検知されなかった場合に、前記ウィルスチェック後の複製ボリュームの内容を、その複製ボリュームの最新世代の内容の格納先となるバックアップボリュームに複製する手段と、
    前記最新世代より前の世代の内容の格納先となる、各バックアップボリュームの世代を更新する手段と、
    前記記憶装置に対して前記分割されたペアの再結合を指示する手段と、
    を有することを特徴とする記憶制御装置。
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