WO2013035517A1 - ファイル管理システム及びファイル管理方法 - Google Patents

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Abstract

課題:仮想ファイルシステムのメタデータベースをバックアップ処理側からも利用する形態とすることで、効率的にバックアップを行うことができるファイル管理システム及びファイル管理方法を提供する。 解決手段:仮想ドライブ5を制御する仮想ドライブ制御部110と、仮想ファイルとストレージ6に保存された物理ファイルとを関連付けるための情報を含むメタデータベース210と、ファイルのバックアップを管理するバックアップ制御部120と、バックアップの管理に使用されるバックアップ状態管理データベース220と、を備え、前記仮想ドライブ制御部110は、更新されたファイルの情報を前記バックアップ状態管理データベース220に登録し、前記バックアップ制御部120は、前記バックアップ状態管理データベース220と前記メタデータベース210とを参照してファイルをバックアップする。

Description

ファイル管理システム及びファイル管理方法
 この発明は、複数のストレージを制御するファイル管理システム及びファイル管理方法に関し、特に、バックアップ処理に特徴を有するファイル管理システム及びファイル管理方法に関するものである。
 従来、通信ネットワークを介してコンピュータファイルを保管する方法として、ファイルサーバが普及している。ファイルサーバは、サーバOSのファイルシステム上にフォルダツリーを構成し、そのドライブルートや特定のフォルダをネットワーク上のユーザに閲覧権限等を割り当て、共有させるようにしたものである。
 ファイルやフォルダを共有するユーザは、端末(例えば、PCや携帯電話など)からネットワーク越しに共有設定されたファイル等を閲覧し、ファイルサーバのシステム管理者が設定した管理権限に基づき、任意のファイルについてオープン、クローズ、新規作成、移動、名称変更、複製などを行うことが出来る。ファイルやフォルダを操作するユーザは人間であっても良いし、機械やソフトアウェアなどのコンピュータシステムであっても良い。
 サーバに保管されたファイルをユーザがオープンする場合は、まずファイルサーバの共有フォルダをユーザ端末から閲覧し、ユーザ端末が任意のファイルを指定してファイルサーバに送信依頼し、ファイルサーバがネットワーク越しに当該ファイルをユーザ端末に送信する。
 このファイルサーバ上に配置するハードディスク装置を高速化または冗長化するための装置として、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disk)技術が普及している(例えば特許文献1参照)。
 RAIDは複数台のハードディスクを組み合わせることで、仮想的な1台のハードディスクとしてOSから認識されるようにする技術の一種で、主に信頼性の向上を狙って用いられることが多い。また、サービスの継続性を保証しつつ、高い安全性を保証するために、このRAIDとバックアップソフトを組み合わせて運用することも通常行われている。
特開2011-129039号公報
 しかし、RAIDとバックアップソフトを組み合わせて運用した場合、バックアップソフトから見るとRAIDの仮想化されたファイルシステムは通常のファイルシステムと見分けがつかず、たとえRAIDのファイルシステムがアクセス履歴やメタ情報をデータベースに保持していても、そのデータベースの情報をバックアップ処理に利用することはできない。このため、バックアップソフトは通常のファイルシステムと同様のバックアップ処理を強いられ、非効率な制御を行っていた。
 そこで、本発明は、RAIDと同様に複数の記憶装置を統合して仮想ファイルシステムを構成するとともに、仮想ファイルシステムのメタデータベースをバックアップ処理側からも利用する形態とすることで、効率的にバックアップを行うことができるファイル管理システム及びファイル管理方法を提供することを課題とする。
 本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
 (請求項1)
 請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
 すなわち、請求項1に記載のファイル管理システムは、複数のストレージを制御するファイル管理システムであって、前記複数のストレージのうちの任意のストレージ群で構成した仮想ドライブを制御する仮想ドライブ制御部と、前記仮想ドライブ上の仮想ファイルと前記ストレージに保存された物理ファイルとを関連付けるための情報を含むメタデータベースと、前記仮想ドライブに保存されたファイルのバックアップを管理するバックアップ制御部と、前記バックアップ制御部によるバックアップの管理に使用されるバックアップ状態管理データベースと、を備え、前記仮想ドライブ制御部は、更新されたファイルの情報を前記バックアップ状態管理データベースに登録し、前記バックアップ制御部は、前記バックアップ状態管理データベースと前記メタデータベースとを参照してファイルをバックアップすることを特徴とする。
 (請求項2)
 請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記バックアップ制御部は、ファイルが更新されたことをトリガとしてバックアップを実行することを特徴とする。
 (請求項3)
 請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記仮想ドライブ制御部は、ユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブと、前記マスタ仮想ドライブのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブと、を制御することを特徴とする。
 (請求項4)
 請求項4に記載の発明は、上記した請求項1~3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記バックアップ制御部は、前記ファイル管理システムを構成するファイル管理サーバの負荷を監視し、当該負荷が予め設定された許容値を超過している場合には前記ファイルのバックアップを待機させることを特徴とする。
 (請求項5)
 請求項5に記載の発明は、上記した請求項1~4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記仮想ドライブ制御部は、ファイルアクセスエラーが発生したときに、前記メタデータベースを参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行うことを特徴とする。
 (請求項6)
 請求項に記載の発明は、上記した請求項5記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記ファイルの復元は、前記バックアップ制御部が前記バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する処理と、前記仮想ドライブ制御部が前記メタデータベースを書き換えて前記エラー対象ファイルへのリンクを前記復元ファイルへのリンクに更新する処理とを含むことを特徴とする。
 (請求項7)
 請求項7に記載の発明は、上記した請求項1~6のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、障害の発生したストレージで管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理を実行するストレージリカバリ制御部を更に備え、前記ストレージリカバリ制御部は、前記ストレージリカバリ処理において、前記障害の発生したストレージに含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータを前記障害の発生したストレージと同じ仮想ドライブを構成する他のストレージにコピーするとともに、前記メタデータベースのリンク情報を書き換えることを特徴とする。
 (請求項8)
 請求項8に記載の発明は、上記した請求項1~7のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記メタデータベースとして、マスタ用のメタデータベースとバックアップ用のメタデータベースとを備え、バックアップデータからシステムを復元するシステムリカバリ処理を実行するシステム初期化制御部を更に備え、前記システム初期化制御部は、前記バックアップ用のメタデータベースを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーすることを特徴とする。
 (請求項9)
 請求項9に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
 すなわち、請求項9に記載のファイル管理方法は、複数のストレージを制御するファイル管理方法であって、前記複数のストレージのうちの任意のストレージ群で仮想ドライブを構成するステップと、前記仮想ドライブ上の仮想ファイルと前記ストレージに保存された物理ファイルとを関連付けてメタデータベースに登録するステップと、更新されたファイルの情報をバックアップ状態管理データベースに登録するステップと、前記バックアップ状態管理データベースと前記メタデータベースとを参照してファイルをバックアップするステップと、を有することを特徴とする。
 (請求項10)
 請求項10に記載の発明は、上記した請求項9記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記ファイルのバックアップは、ファイルが更新されたことをトリガとして実行されることを特徴とする。
 (請求項11)
 請求項11に記載の発明は、上記した請求項9又は10記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記仮想ドライブを構成するステップは、ユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブを構成するステップと、前記マスタ仮想ドライブのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブを構成するステップと、を含むことを特徴とする。
 (請求項12)
 請求項12に記載の発明は、上記した請求項9~11のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記ファイルのバックアップは、前記ファイル管理システムを構成するファイル管理サーバの負荷が予め設定された許容値を超過している場合には実行が遅延されることを特徴とする。
 (請求項13)
 請求項13に記載の発明は、上記した請求項9~12のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、ファイルアクセスエラーが発生したときに、前記メタデータベースを参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行うステップを含むことを特徴とする。
 (請求項14)
 請求項14に記載の発明は、上記した請求項13記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記ファイルの復元は、前記バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する処理と、前記メタデータベースを書き換えて前記エラー対象ファイルへのリンクを前記復元ファイルへのリンクに更新する処理と、を含むことを特徴とする。
 (請求項15)
 請求項15に記載の発明は、上記した請求項9~14のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、障害の発生したストレージで管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理の実行を受け付けるステップと、前記ストレージリカバリ処理において、前記障害の発生したストレージに含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータを前記障害の発生したストレージと同じ仮想ドライブを構成する他のストレージにコピーするとともに、前記メタデータベースのリンク情報を書き換えるステップと、を含むことを特徴とする。
 (請求項16)
 請求項16に記載の発明は、上記した請求項9~15のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
 すなわち、前記メタデータベースとして、マスタ用のメタデータベースとバックアップ用のメタデータベースとを備え、バックアップデータからシステムを復元するシステムリカバリ処理の実行を受け付けるステップと、前記システムリカバリ処理において、前記バックアップ用のメタデータベースを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーするステップと、を含むことを特徴とする。
 請求項1及び9に記載の発明は上記の通りであり、バックアップ状態管理データベースとメタデータベースとを参照してファイルをバックアップするので、仮想ファイルシステムのメタデータベースをバックアップ処理側からも利用する形態とすることができ、効率的にバックアップを行うことができる。
 また、バックアップ状態管理データベースでリアルタイムに差分管理を行っているため、バックアップ状態管理データベースを参照するだけで更新ファイルを検出できる。すなわち、バックアップを行う際に取得済みの過去のバックアップデータと比較する差分検知処理を実行する必要がないので、処理工程を短略することができる。従来のバックアップソフトを使用した場合、前述した差分検知処理で全データの読み取りが発生してしまうため、システム負荷が低い業務時間帯を避けて夜間などに「時刻指定実行」する必要があったが、本発明によれば全データの読み取りを実行せずに低負荷で差分を検知することができるため、業務時間帯にバックアップ処理を行うなどの柔軟性の高い運用が可能となる。
 また、請求項2及び10に記載の発明は上記の通りであり、ファイルが更新されたことをトリガとしてバックアップを実行する。このように構成すれば、リアルタイムでバックアップ処理を実行することができる。
 また、請求項3及び11に記載の発明は上記の通りであり、ユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブと、前記マスタ仮想ドライブのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブと、を備えている。すなわち、マスタ仮想ドライブとバックアップ仮想ドライブとが同じ方式の仮想ドライブで制御されているため、バックアップ仮想ドライブを実体化(マウント)させれば、バックアップ仮想ドライブのバックアップデータをマスタ仮想ドライブに復元することなく、ユーザに即時にバックアップデータを提供することができる。
 また、請求項4及び12に記載の発明は上記の通りであり、前記ファイル管理システムを構成するファイル管理サーバの負荷が予め設定された許容値を超過している場合にはファイルのバックアップが待機される。このため、バックアップの実行による仮想ドライブへの影響(エラーや速度低下など)を最小化することができる。
 また、請求項5及び13に記載の発明は上記の通りであり、ファイルアクセスエラーが発生したときに、前記メタデータベースを参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行う。すなわち、仮想ドライブが物理ストレージにアクセスした時のエラーをトリガとして、システムが自動的にファイルの復元を行うため、システム管理者による復元操作がなくてもファイルの復元を行うことができる。また、ファイルアクセスエラーの発生したファイルのみをリカバリ処理の対象とすることができるので、短時間でリカバリ処理を完了でき、エラーファイルへアクセスを試みたユーザのリカバリ待機時間を短縮することができる。
 また、請求項6及び14に記載の発明は上記の通りであり、前記ファイルの復元は、前記バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する処理と、前記メタデータベースを書き換えて前記エラー対象ファイルへのリンクを前記復元ファイルへのリンクに更新する処理と、を含む。このため、リカバリ処理の実行中も仮想ドライブに透過的なアクセスが可能なため、エラーファイルへアクセスを試みたユーザ以外のエンドユーザに影響を与えないようにすることができる。
 また、請求項7及び15に記載の発明は上記の通りであり、障害の発生したストレージで管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理を実行するものであり、ストレージリカバリ処理として、前記障害の発生したストレージに含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータを前記障害の発生したストレージと同じ仮想ドライブを構成する他のストレージにコピーするとともに、前記メタデータベースのリンク情報を書き換える。このため、仮想ドライブを構成するストレージ群の特定ストレージに障害が発生した場合に、仮想ドライブ全体を復元しなくても、障害が発生したストレージに保存されていたファイルのみをバックアップから復元することで、復元対象ファイルを限定し、効率的に短時間でリカバリすることができる。これにより、障害が発生したストレージへアクセスを試みたユーザのリカバリ待機時間が短縮される。また、リカバリ処理の実行中も仮想ドライブに透過的なアクセスが可能なため、障害が発生したストレージへアクセスを試みたユーザ以外のエンドユーザに影響を与えないようにすることができる。
 また、障害が発生したストレージをサーバから切り離した場合でも、自動的にバックアップデータから仮想ドライブの空き領域に自動的に対象ファイルを復元するため、システム管理者による復元操作が不要なだけでなく、障害が発生したストレージからデータをサルベージする必要がなく、即時に当該ストレージを仮想ドライブから切り離すことができる。
 また、請求項8及び16に記載の発明は上記の通りであり、前記メタデータベースとして、マスタ用のメタデータベースとバックアップ用のメタデータベースとを備え、バックアップデータからシステムを復元するシステムリカバリ処理を実行するものであって、前記システムリカバリ処理において、前記バックアップ用のメタデータベースを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーする。すなわち、バックアップしたファイルのみならず、仮想ドライブの構成情報を記録したマスタ用のメタデータベースもバックアップから復元できるため、仮想ドライブに自律回復不能な障害が発生した場合(サーバ消失など)でも、バックアップデータから仮想ドライブの状態を復元することができる。
 また、ユーザからシステムリカバリ処理が完了していないデータに対する閲覧要求を受けた場合に、当該データのリカバリ処理を優先して実行することにより、システムリカバリ処理の実行中も仮想ドライブへの透過的なアクセスを保証することができる。
ファイル管理システムの利用環境を示す図である。 ファイル管理システムの構成を示すブロック図である。 ファイル更新処理のフロー図である。 バックアップ登録処理のフロー図である。 バックアップ処理のフロー図である。 リカバリ処理のフロー図である。 非同期リカバリ処理のフロー図である。 マスタ用ストレージリカバリ処理のフロー図である。 バックアップ用ストレージリカバリ処理のフロー図である。 システムリカバリ処理のフロー図である。 メタデータベースの一例を示す図である。
 本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
 本実施形態に係るファイル管理システムは、複数のストレージ6を制御するものである。このファイル管理システムは、例えば図1に示すように通信ネットワーク3を介したファイル管理に使用される。この図1に示す例においては、ファイル管理システムを提供するファイル管理サーバ4に対して、少なくとも1以上のサーバコンピュータ1やユーザ端末2が通信ネットワーク3を介して接続されている。
 ファイル管理サーバ4には複数のストレージ6が接続されている。ファイル管理サーバ4は、この複数のストレージ6をフォーマット及びマウントし、この複数のストレージ6内のファイルを仮想的なフォルダツリー構成で参照可能とすることにより、仮想ドライブ5機能を提供する。
 本実施形態においては、仮想ドライブ5として、マスタ仮想ドライブ5aと、バックアップ仮想ドライブ5bと、の2つの仮想ドライブ5を提供している。マスタ仮想ドライブ5aは、通信ネットワーク3を介してユーザから操作可能に公開されたドライブである。一方、バックアップ仮想ドライブ5bは、マスタ仮想ドライブ5aのバックアップであり、マスタ仮想ドライブ5aのデータの複製を保持するものである。このバックアップ仮想ドライブ5bは、基本的にユーザの操作対象ではないため、直接操作の対象とはなっていない。
 このファイル管理システムによれば、通信ネットワーク3を介してファイル管理サーバ4にアクセスするユーザ(サーバコンピュータ1、ユーザ端末2)は、物理ファイルがどのストレージ6に含まれているかを意識することなく、仮想ドライブ5(詳しくはマスタ仮想ドライブ5a)上のファイルパスを指定することでファイルにアクセスすることができる。ファイル管理サーバ4は、ユーザからの仮想ドライブ5へのアクセス要求を受理すると、当該要求に応じたレスポンスをユーザに返信する。
 なお、本実施形態においては、ストレージ6がハードディスクであることを前提として説明するが、このストレージ6はハードディスクに限定されるものではなく、SSD(Solid State Drive)やUSB接続フラッシュメモリなどの永続的メモリ装置であっても良いし、イーサーネット越しに接続するNAS(Network Attached Storage)やDAS(Direct Attached Storage)であっても良いし、ファイバチャネル回線を介したSAN(Storage Area Network)であっても良いし、インターネット上のクラウドストレージサービスであっても構わない。
 図2は、ファイル管理システムの構成を示すブロック図である。
 この図2が示すように、ファイル管理サーバ4には、複数のストレージ6が接続されており、本実施形態においてはストレージ6a、6b、6c、6d、6e、6fの6つのストレージ6が接続されている。そして、このうちのストレージ6a、6b、6cの3つのストレージ6はマスタ用ストレージ群7に割り当てられており、また、ストレージ6d、6e、6fの3つのストレージ6はバックアップ用ストレージ群8として割り当てられている。そして、マスタ用ストレージ群7によってユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブ5aを構成し、バックアップ用ストレージ群8によって前記マスタ仮想ドライブ5aのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブ5bを構成している。このマスタ仮想ドライブ5a及びバックアップ仮想ドライブ5bは、後述する仮想ドライブ制御部110によって制御される。
 このように、本実施形態では、マスタ仮想ドライブ5aとバックアップ仮想ドライブ5bとを同じ方式の仮想ドライブ5で制御しているため、バックアップ仮想ドライブ5bを実体化(マウント)させれば、バックアップデータを即時に復元し、ユーザに提供することができるように形成されている。
 なお、上記した仮想ドライブ5の構成は例に過ぎず、仮想ドライブ5の構成はファイル管理サーバ4の管理者によって自由に設定することができる。例えば、マスタ仮想ドライブ5aやバックアップ仮想ドライブ5bを複数設けたり、ストレージ6の数を任意の数に増減させたりすることができる。
 また、仮想ドライブ5に割り当てるストレージ6の記憶領域は任意の大きさとすることができるので、ストレージ6の記憶領域の一部のみを特定の仮想ドライブ5に割り当てるようにしてもよい。このため、同一ストレージ6の一部の領域をマスタ仮想ドライブ5aに割り当て、他の領域をバックアップ仮想ドライブ5bに割り当てることも可能であるが、このような割り当て方をした場合にはストレージ6に障害が発生したときにマスタとバックアップとが同時に使用不能となる可能性があるため、マスタ仮想ドライブ5aに割り当てるストレージ6と、バックアップ仮想ドライブ5bに割り当てるストレージ6とは、個別に設けるべきである。
 ファイル管理サーバ4は、このように接続されたストレージ6を制御するものであり、図2に示すように、仮想ドライブ制御部110、バックアップ制御部120、システム初期化制御部130、ストレージリカバリ制御部140、ネットワーク制御部150、メタデータベース210、バックアップ状態管理データベース220、操作履歴管理データベース230、を備えている。
 なお、本実施形態においては、ファイル管理サーバ4が単一のサーバであることを前提として説明しているが、前記仮想ドライブ制御部110、バックアップ制御部120、システム初期化制御部130、ストレージリカバリ制御部140、ネットワーク制御部150、メタデータベース210、バックアップ状態管理データベース220、操作履歴管理データベース230、については、複数のファイル管理サーバ4に分散配置して相互に通信する形態としてもよいし、複数のファイル管理サーバ4のうち、あるファイル管理サーバ4にマスタ仮想ドライブ5aを管理させ、別のファイル管理サーバ4に前記マスタ仮想ドライブ5aをバックアップするバックアップ仮想ドライブ5bを管理させ、相互に通信する形態としてもよい。
 (仮想ドライブ制御部110)
 仮想ドライブ制御部110は、上記したマスタ仮想ドライブ5a及びバックアップ仮想ドライブ5bを制御するためのものである。
 この仮想ドライブ制御部110は、ユーザからのファイルアクセス要求を受信すると、このファイルアクセス要求に応じてストレージ6の物理ファイルを検索して送信する。また、ユーザからのファイル更新要求を受信すると、ファイルを更新するとともに、その更新履歴を操作履歴管理データベース230に登録する。また、ファイルアクセスエラーが発生したときには、バックアップしたファイルを使用して後述するリカバリ処理を実行する。
 (バックアップ制御部120)
 バックアップ制御部120は、前記マスタ仮想ドライブ5aに保存されたファイルのバックアップを管理するためのものである。
 このバックアップ制御部120は、バックアップ処理を定期的に実行することで、マスタ仮想ドライブ5aに保存されたファイルのバックアップをバックアップ仮想ドライブ5bに作成する。
 (システム初期化制御部130)
 システム初期化制御部130は、システムの初期化を実行するためのものである。
 このシステム初期化制御部130は、新たなファイル管理システムを構築するときには、システム管理者の設定に従ってシステムの初期化を実行する。また、このシステム初期化制御部130は、マスタ仮想ドライブ5aに自律回復不能な障害が発生した場合(サーバ消失など)には、バックアップデータからシステムを復元することができるシステムリカバリ処理を実行する。
 (ストレージリカバリ制御部140)
 ストレージリカバリ制御部140は、障害の発生したストレージ6で管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理を実行するためのものである。ストレージリカバリ処理においては、障害の発生したストレージ6を切り離したときに、当該ストレージ6に保存されていたデータと同じデータ(バックアップデータ、又は、バックアップの元データ)を別の正常なストレージ6にコピーする。このストレージリカバリ処理を実行することにより、仮想ドライブ5を構成するストレージ6が切り離されたとしても、自動的にデータの冗長性が担保されるようになっている。
 (ネットワーク制御部150)
 ネットワーク制御部150は、仮想ドライブ5が管理するファイルの入出力を制御するためのものである。
 このネットワーク制御部150は、通信ネットワーク3外部からのファイルアクセス要求を受信して仮想ドライブ制御部110に送信するとともに、仮想ドライブ制御部110からの命令に従って通信ネットワーク3外部へとファイル送信を実行する。
 (メタデータベース210)
 メタデータベース210は、前記仮想ドライブ5上の仮想ファイルと前記ストレージ6に保存された物理ファイルとを関連付けるための情報を含むデータベースである。
 このメタデータベース210は、図11に示すように、ファイルID、仮想パス(仮想ドライブ5上のパス)、物理パス(ストレージ6上のパス)、ファイル名、ファイルサイズ、更新日時、などの情報を、ファイルごとに保持している。
 このメタデータベース210としては、図11に示すように、マスタ仮想ドライブ5a用のメタデータベース210aと、バックアップ仮想ドライブ5b用のメタデータベース210bと、の2つが設けられている。
 マスタ仮想ドライブ5a用のメタデータベース210aは、マスタ仮想ドライブ5a内のファイルを管理するためのものであり、各ファイル情報の仮想パスとしてマスタ仮想ドライブ5a上のパスが登録されている。また、各ファイル情報の物理パスとしてマスタ用ストレージ群7上のパスが登録されている。
 バックアップ仮想ドライブ5b用のメタデータベース210bは、バックアップ仮想ドライブ5b内のファイルを管理するためのものであり、各ファイル情報の仮想パスとしてバックアップ仮想ドライブ5b上のパスが登録されている。また、各ファイル情報の物理パスとしてバックアップ用ストレージ群8上のパスが登録されている。
 マスタ仮想ドライブ5a用のメタデータベース210aとバックアップ仮想ドライブ5b用のメタデータベース210bとは、ファイルIDによって紐づけられており、これにより、マスタデータとバックアップデータとが関連付けられている。例えば、マスタ仮想ドライブ5a用のメタデータベース210aにおいて特定のファイルID(例えば「1」)を割り振られた特定のファイルがあるとすると、バックアップ仮想ドライブ5b用のメタデータベース210bにおいて当該特定のファイルID(「1」)が割り振られたファイルは、当該特定のファイルのバックアップデータである。このため、特定のマスタファイルに対応するバックアップファイルを取得したい場合には、当該特定のマスタファイルのファイルIDを基にバックアップ仮想ドライブ5b用のメタデータベース210bを検索すればよい。同様に、特定のバックアップファイルに対応するマスタファイルを取得したい場合には、当該特定のバックアップファイルのファイルIDを基にマスタ仮想ドライブ5a用のメタデータベース210aを検索すればよい。
 なお、メタデータベース210が保持するデータとしては、上記に限らず、作成日時、アクセス日時、ファイル属性、アクセス権情報、などのデータを含んでいてもよい。
 (バックアップ状態管理データベース220)
 バックアップ状態管理データベース220は、前記バックアップ制御部120によるバックアップの管理に使用される管理データベースである。
 このバックアップ状態管理データベース220に未バックアップのファイルを登録しておくことで、その登録した情報をバックアップ制御部120が参照し、必要なバックアップが実行される。
 (操作履歴管理データベース230)
 操作履歴管理データベース230は、ユーザによるファイルの操作履歴を管理するためのものである。
 前述したように、仮想ドライブ制御部110がファイルを更新するときに、その更新履歴がこの操作履歴管理データベース230に登録される。そして、仮想ドライブ制御部110は、定期的にこの操作履歴管理データベース230をチェックし、バックアップの必要のあるファイルをバックアップ状態管理データベース220に登録する。これにより、更新されたファイルのみがバックアップ対象として登録されるように形成されている。
 (各処理の説明)
 以下、本実施形態におけるファイル管理システムが実行する各処理について説明する。
 (ファイルアクセス処理)
 まず、本実施形態におけるファイルアクセス処理について説明する。この説明では、図1において、ユーザ端末2のいずれかが仮想ドライブ5上に保存されたファイルにアクセスする場合を例にする。
 まず、ファイル管理サーバ4は、ユーザ端末2からのファイルアクセス要求を通信ネットワーク3を経由して受け取る。このとき、ファイルの指定は、仮想ドライブ5上のディレクトリパス(例えば「V:¥SomeFolder¥file_a」)を使用して行われる。
 このファイルアクセス要求は、ネットワーク制御部150を介して、仮想ドライブ制御部110が受理する。
 仮想ドライブ制御部110は、受理した仮想ドライブ5上のディレクトリパス(V:¥SomeFolder¥file_a)をキーとしてマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを検索し、検索キーに合致するファイル情報を取得する。
 仮想ドライブ制御部110は、取得したファイル情報に含まれる物理パス(ストレージ6上のパス)を基に、ストレージ6上に保存される物理ファイルを読み出し、ネットワーク制御部150及び通信ネットワーク3を経由してユーザ端末2にファイルを送信する。
 (ファイル更新処理)
 次に、本実施形態におけるファイル更新処理について、図3を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるファイル更新処理は、仮想ドライブ制御部110によって実行されるものであり、ユーザ端末2からのファイル更新要求を通信ネットワーク3を経由して受け取ったことを契機として実行される。
 まず、図3に示すステップS100において、ファイル管理サーバ4は、ネットワーク制御部150を経由して、ユーザ端末2から送信されたデータを受け取る。このデータには、更新されたファイルのバイナリデータ、及び、仮想ドライブ5上のディレクトリパス(例えば「V:¥SomeFolder¥file_a」)が含まれている。そして、ステップS101に進む。
 次に、ステップS101において、仮想ドライブ制御部110は、受理した仮想ドライブ5上のディレクトリパス(V:¥SomeFolder¥file_a)をキーとしてマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを検索し、検索キーに合致するファイル情報を取得する。仮想ドライブ制御部110は、取得したファイル情報に含まれる仮想パス(仮想ドライブ5上のパス)がユーザ端末2が送信してきたディレクトリパスと同じ値である場合、ユーザ端末2の要求がファイルの上書き更新であると判断し、ストレージ6上のパスに保存された物理ファイルをユーザ端末2が送信した新しいバイナリデータで上書き更新する。そして、ステップS102に進む。
 ステップS102では、ファイル管理サーバ4は、更新を行ったファイルのファイルIDを操作履歴管理データベース230に登録する。そして、ステップS103に進む。
 ステップS103では、ファイルの更新が完了したことをユーザに通知するため、ネットワーク制御部150を経由して、ファイル更新完了通知をユーザ端末2に送信する。そして、ファイル更新処理が完了する。
 (バックアップ登録処理)
 次に、本実施形態におけるバックアップ登録処理について、図4を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるバックアップ登録処理は、仮想ドライブ制御部110によって実行されるものであり、バックアップ対象のファイルを登録する処理である。
 まず、図4に示すステップS200において、仮想ドライブ制御部110は、マスタ仮想ドライブ5aの管理下にあるすべてのファイルを未バックアップとしてバックアップ状態管理データベース220に登録する。すなわち、初期状態においては全くバックアップが存在しないため、フルバックアップを実行するためにすべてのファイルをバックアップ対象として登録する。そして、ステップS201に進む。
 ステップS201では、仮想ドライブ制御部110は、定期処理待機時間まで待機する。そして、ステップS202に進む。
 ステップS202では、定期処理待機時間が経過したことを契機として、定期実行のバックアップ登録が実行される。ここでは、仮想ドライブ制御部110は、操作履歴管理データベース230に登録されたファイルIDを取得し、バックアップ状態管理データベース220上の当該ファイルIDに対応するデータを「未バックアップ」として登録又は更新する。そして、ステップS201に戻り、再度定期処理待機時間が経過するまで(すなわち、次の定期実行までの間)待機する。
 (バックアップ処理)
 次に、本実施形態におけるバックアップ処理について、図5を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるバックアップ処理は、バックアップ制御部120によって実行されるものであり、予め設定された所定の定期処理実行時間帯において定期実行される処理である。
 なお、定期処理実行時間帯はシステム管理者などによって任意に設定でき、例えば特定曜日の特定時間(平日の夜間24:00~早朝5:00など)を指定してバックアップ処理を実行させることができる。定期処理実行時間帯として、すべての時間帯を指定することもでき、この場合には常にバックアップ処理が走っている状態となるので、リアルタイムでバックアップを実行することができる。
 まず、図5に示すステップS300において、定期処理実行時間帯かどうかをチェックする。定期処理実行時間帯である場合にはステップS301に進む。一方、定期処理実行時間帯でない場合にはステップS300に戻り、定期処理実行時間帯まで待機する。
 ステップS301では、バックアップ状態管理データベース220を参照し、未バックアップとして登録されたファイルが存在するかを確認する。未バックアップとして登録されたファイルが存在する場合にはステップS302に進む。一方、未バックアップとして登録されたファイルが存在しない場合にはステップS300に戻る。
 ステップS302では、バックアップ制御部120は、ファイル管理サーバ4の負荷(例えば、CPU使用率、メモリ使用量、ディスクI/O、ネットワークI/Oのいずれか、又はこれらの組み合わせ)を監視し、予め設定された各パラメータの許容値(例えば、CPU使用率50%、メモリ使用量1GB、ディスクI/O10Mbps、ネットワークI/O10Mbpsなど)を超過しているかをチェックする。許容値を超過している場合には、ステップS300に戻る。一方、許容値を超過していない場合には、ステップS303に進む。
 ステップS303では、バックアップ制御部120は、バックアップ状態管理データベース220に未バックアップとして登録されたファイルの情報(ファイルIDなど)をキーにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを検索し、当該未バックアップとして登録されたファイルに対応する物理ファイルへアクセスするためのリンク情報(URLなど)を取得する。そして、ステップS304に進む。
 ステップS304では、バックアップ制御部120は、ステップS303で取得したリンク情報を基に物理ファイルにアクセスし、当該物理ファイルのバックアップを作成する。バックアップの保存先は、バックアップ用ストレージ群8を構成するいずれかのストレージ6であり、どのストレージ6に保存するかはストレージ6の使用状況等を考慮して仮想ドライブ制御部110が決定する。そして、ステップS305に進む。
 ステップS305では、バックアップ制御部120は、バックアップが完了したことを仮想ドライブ制御部110に通知する。このとき、バックアップが完了したファイルのファイルIDが通知される。仮想ドライブ制御部110は、バックアップの完了通知を受け取ると、ファイルIDをキーとしてバックアップ状態管理データベース220上のバックアップが完了したファイルに係るデータを取得し、当該データのステータスを「未バックアップ」から「バックアップ完了」へと更新する。また、仮想ドライブ制御部110は、バックアップ元のファイルとバックアップ先のファイルとを関連付けるために、バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを更新する。
 このとき、通知されたファイルIDのデータがバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bに存在しない場合(初回のバックアップの場合)には、新たに当該ファイルIDでデータを作成し、バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bに登録する。一方、通知されたファイルIDのデータがバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bに既に存在する場合(上書きでのバックアップの場合)には、当該データの物理パスを必要に応じて書き換える。なお、物理パスが変更されていない場合には物理パスを書き換える必要はない。
 そして、ステップS300に戻り、定期処理実行時間帯が終了するまでこの動作を繰り返す。これにより、定期処理実行時間帯であれば、未バックアップのファイルが存在する限りバックアップ処理が続行される。
 以上説明したように、本実施形態におけるバックアップ処理によれば、バックアップ状態管理データベース220とメタデータベース210とを参照してファイルをバックアップするので、仮想ファイルシステムのメタデータベース210をバックアップ処理側からも利用する形態とすることができ、効率的にバックアップを行うことができる。
 また、バックアップ状態管理データベース220でリアルタイムに差分管理を行っているため、バックアップ状態管理データベース220を参照するだけで更新ファイルを検出できる。すなわち、バックアップを行う際に取得済みの過去のバックアップデータと比較する差分検知処理を実行する必要がないので、処理工程を短略することができる。従来のバックアップソフトを使用した場合、前述した差分検知処理で全データの読み取りが発生してしまうため、システム負荷が低い業務時間帯を避けて夜間などに「時刻指定実行」する必要があったが、本実施形態によれば全データの読み取りを実行せずに低負荷で差分を検知することができるため、業務時間帯にバックアップ処理を行うなどの柔軟性の高い運用が可能である。
 また、ファイル管理サーバ4の負荷が予め設定された許容値を超過している場合にはファイルのバックアップが待機されるため、バックアップの実行による仮想ドライブ5への影響(エラーや速度低下など)を最小化することができる。
 (リカバリ処理)
 次に、本実施形態におけるリカバリ処理について説明する。本実施形態におけるリカバリ処理は、仮想ドライブ制御部110によって実行されるものであり、ファイルアクセスエラーが発生したときに、メタデータベース210を参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行うものである。
 このリカバリ処理について、図6及び図7を参照しながら説明する。
 まず、図6に示すステップS400において、ファイル管理サーバ4は、ネットワーク制御部150を経由して、ユーザ端末2からのファイルアクセス要求を受け取る。そして、ステップS401に進む。
 ステップS401において、仮想ドライブ制御部110は、ファイルアクセス要求に含まれる仮想ドライブ5上のディレクトリパスをキーとしてマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを検索し、検索キーに合致するファイル情報を取得する。仮想ドライブ制御部110は、取得したファイル情報に含まれる物理パス(ストレージ6上のパス)を基に、ストレージ6上に保存される物理ファイルにアクセスする。このとき、ファイルアクセスエラーが発生した場合にはステップS402に進み、リカバリ処理を実行する。一方、ファイルアクセスエラーが発生しなかった場合には、仮想ドライブ制御部110は、アクセスした物理ファイルをユーザ端末2に送信して処理を終了する。
 ステップS402では、仮想ドライブ制御部110は、バックアップ状態管理データベース220を参照し、エラー対象ファイルがバックアップ済みであるかをチェックする。バックアップ済みである場合はステップS404に進む。一方、最新バージョンがバックアップされていない場合は、ステップS403に進み、ユーザ端末2にエラーを送信して処理を終了する。
 ステップS404では、仮想ドライブ制御部110は、メタデータベース210を参照し、バックアップ済みの物理ファイルデータ(バックアップファイル)を取得する。具体的には、ファイルアクセスエラーの基となったファイルのファイルIDをキーにバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを検索し、バックアップファイルの物理パスを取得する。そして、ステップS405に進む。
 ステップS405では、復元されるファイルの容量が閾値以上であるかがチェックされる。ファイルの容量が閾値以上でない場合には、ステップS406へ進み、同期実行でリカバリ処理が実行される。一方、ファイルの容量が閾値以上の場合には、ステップS408に進み、非同期実行でリカバリ処理が実行される。
 同期実行でリカバリ処理を実行する場合、ステップS406では、ステップS404で取得したバックアップファイルの物理パスを基にバックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する。復元先は、マスタ用ストレージ群7を構成するいずれかのストレージ6であり、どのストレージ6に保存するかはストレージ6の使用状況等を考慮して仮想ドライブ制御部110が決定する。復元を行ったら、マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aのリンク情報を書き換えて、ファイルアクセスエラーの基となった仮想ドライブ5上のディレクトリパス(ステップS400でユーザ端末2から送信されたファイルアクセス要求に含まれていた仮想ドライブ5上のディレクトリパス)と、復元した物理ファイルとをリンクさせる。すなわち、エラー対象ファイルに係るファイル情報の物理パスを、復元ファイルの物理パスに更新する。そして、ステップS407に進む。
 ステップS407では、仮想ドライブ制御部110は、復元した物理ファイルをユーザ端末2に送信して処理を終了する。
 一方、非同期実行でリカバリ処理を実行する場合、ステップS408では、ステップS404で取得した物理ファイルデータをユーザ端末2に送信する。なお、物理ファイルは参照専用として送信されるため、ユーザ端末2からの要求が書き込み処理の場合にはエラーを返信する。そして、ステップS409に進む。
 ステップS409では、非同期リカバリ処理の処理対象となるように、ファイルアクセスエラーに係るファイル情報をリカバリーキューに登録する。そして、処理を終了する。
 図7は、非同期リカバリ処理を示す図である。この非同期リカバリ処理は、復元対象のファイルが大きい場合に、遅延して復元を行うことでユーザ応答性を良好に保つために設けられている。
 非同期リカバリ処理においては、まず、図7に示すステップS500において、予め設定された定期処理実行時間帯かどうかをチェックする。定期処理実行時間帯である場合にはステップS501に進む。一方、定期処理実行時間帯でない場合にはステップS500に戻り、定期処理実行時間帯まで待機する。なお、非同期リカバリ処理の定期処理実行時間帯は、バックアップ処理の定期処理実行時間帯と同様に、システム管理者などによって任意に設定できる時間帯である。そして、ステップS501に進む。
 ステップS501では、仮想ドライブ制御部110は、リカバリーキューを参照する。そして、ステップS502に進む。
 ステップS502では、リカバリーキューに登録されたデータがあるかをチェックする。リカバリーキューに登録されたデータがある場合には、ステップS502へ進む。一方、リカバリーキューに登録されたデータがない場合には、ステップS500に戻る。
 ステップS503では、仮想ドライブ制御部110は、メタデータベース210を参照し、リカバリーキューに登録されたデータを基にバックアップ済みの物理ファイルデータ(バックアップファイル)の物理パスを取得する。具体的には、リカバリーキューに登録されたファイルIDをキーにバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを検索し、バックアップファイルの物理パスを取得する。そして、取得した物理パスを基にバックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する。復元先は、マスタ用ストレージ群7を構成するいずれかのストレージ6であり、どのストレージ6に保存するかはストレージ6の使用状況等を考慮して仮想ドライブ制御部110が決定する。復元を行ったら、マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aのリンク情報を書き換えて、ファイルアクセスエラーの基となった仮想ドライブ5上のディレクトリパス(ステップS400でユーザ端末2から送信されたファイルアクセス要求に含まれていた仮想ドライブ5上のディレクトリパス)と、復元した物理ファイルとをリンクさせる。すなわち、エラー対象ファイルに係るファイル情報の物理パスを、復元ファイルの物理パスに更新する。この復元ファイルの作成とリンクの更新をリカバリーキューに登録されたデータ全てについて実行したら、ステップS500に戻る。
 以上説明したように、本実施形態におけるリカバリ処理によれば、マスタ仮想ドライブ5aが物理ストレージ6にアクセスした時のエラーをトリガとして、システムが自動的にファイルの復元を行うため、システム管理者による復元操作がなくてもファイルの復元を行うことができる。
 また、ファイルの復元においては、バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成し、その後、メタデータベース210を書き換えてエラー対象ファイルへのリンクを復元ファイルへのリンクに更新するため、ファイルアクセスエラーの発生したファイルのみをリカバリ処理の対象とすることができる。これにより、短時間でリカバリ処理を完了でき、エラーファイルへアクセスを試みたユーザのリカバリ待機時間を短縮することができる。また、リカバリ処理の実行中も他のファイルは影響を受けないため、エラーファイルへアクセスを試みたユーザ以外のエンドユーザに影響を与えないようにすることができる。
 なお、上記実施形態においてはエラー対象ファイルのみを復元の対象としたが、エラー対象ファイル以外のファイルも復元の対象としてもよい。例えば、エラー対象ファイルを保存したストレージ6に障害が発生した可能性があるため、エラー対象ファイルを保存したストレージ6全体を復元の対象としてもよい。
 (マスタ用ストレージリカバリ処理)
 次に、本実施形態におけるマスタ用ストレージリカバリ処理について、図8を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるマスタ用ストレージリカバリ処理は、ストレージリカバリ制御部140によって実行されるものであり、マスタ用ストレージ群7を構成するストレージ6に障害が発生したときに、当該障害の発生したストレージ6で管理されていたデータを、バックアップのデータから復元する処理である。
 まず、図8に示すステップS600において、ストレージリカバリ制御部140は、ストレージ6に対する強制取外し処理要求を受信する。この強制取外し処理要求は、システム管理者によりストレージ6の取り外し操作が実行されたことを契機として出力される。そして、ステップS601に進む。
 ステップS601では、取り外し対象のストレージ6に含まれるデータのステータスが「強制取外し実施中」となるようにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを更新する。なお、「強制取外し実施中」のストレージ6に含まれるデータにユーザからのアクセス要求があった場合には、バックアップデータを参照専用で送信するか、ファイルアクセスエラーを送信する。そして、ステップS602に進む。
 ステップS602では、取り外し対象のストレージ6内で管理されているファイルのファイル情報をマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aから抽出する。抽出されたファイル情報には、ファイルIDが含まれるので、このファイルIDを基にバックアップデータへのアクセス情報を取得する。具体的には、ファイルIDをキーにバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを検索し、バックアップファイルの物理パスを取得する。そして、ステップS603に進む。
 ステップS603では、バックアップファイルの物理パスを基に取得したバックアップデータを、取り外し対象のストレージ6と同じ仮想ドライブ5(すなわちマスタ仮想ドライブ5a)を構成する他のストレージ6(すなわちマスタ用ストレージ群7に含まれるストレージ6)にコピーする。
 そして、当該他のストレージ6にコピーされたデータへとアクセスできるようにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aのリンク情報を書き換える。具体的には、コピーしたファイルに係るファイル情報に含まれる物理パスを、コピーしたデータを指し示すように書き換える。
 マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを書き換えたら、当該データの「強制取外し実施中」のステータスをOFFにする。そして、マスタ用ストレージリカバリ処理が終了する。
 以上説明したように、本実施形態におけるマスタ用ストレージリカバリ処理によれば、障害が発生したストレージ6に含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータをマスタ仮想ドライブ5aを構成する他のストレージ6にコピーするとともに、メタデータベース210のリンク情報を書き換える。このため、マスタ用ストレージ群7の特定のストレージ6に障害が発生した場合に、マスタ仮想ドライブ5a全体を復元しなくても、障害が発生したストレージ6に保存されていたファイルのみをバックアップから復元することで、復元対処ファイルを限定し、効率的(短時間)にリカバリすることができる。これにより、障害が発生したストレージ6へアクセスを試みたユーザのリカバリ待機時間が短縮される。また、リカバリ処理の実行中も他のファイルは影響を受けないため、障害が発生したストレージ6へアクセスを試みたユーザ以外のエンドユーザに影響を与えないようにすることができる。
 また、障害が発生したストレージ6をサーバから切り離した場合でも、自動的にバックアップデータからマスタ仮想ドライブ5aの空き領域に自動的に対象ファイルを復元するため、障害が発生したストレージ6からデータをサルベージする必要がなく、即時に切り離すことができる。
 (バックアップ用ストレージリカバリ処理)
 次に、本実施形態におけるバックアップ用ストレージリカバリ処理について、図9を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるバックアップ用ストレージリカバリ処理は、ストレージリカバリ制御部140によって実行されるものであり、バックアップ用ストレージ群8を構成するストレージ6に障害が発生したときに、当該障害の発生したストレージ6で管理されていたデータを、マスタのデータから復元する処理である。
 まず、図9に示すステップS700において、ストレージリカバリ制御部140は、ストレージ6に対する強制取外し処理要求を受信する。この強制取外し処理要求は、ユーザによりストレージ6の取り外し操作が実行されたことを契機として出力される。そして、ステップS701に進む。
 ステップS701では、取り外し対象のストレージ6に含まれるデータのステータスが「強制取外し実施中」となるようにバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを更新する。なお、「強制取外し実施中」のストレージ6に含まれるデータにアクセスする必要性が生じた場合には、バックアップデータを参照専用で返却するか、ファイルアクセスエラーを返却する。そして、ステップS702に進む。
 ステップS702では、取り外し対象のストレージ6内で管理されているファイルのファイル情報をバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bから抽出する。なお、抽出されたファイル情報には、ファイルIDが含まれるので、このファイルIDを基にマスタデータへのアクセス情報を取得する。具体的には、ファイルIDをキーにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを検索し、マスタファイルの物理パスを取得する。そして、ステップS703に進む。
 ステップS703では、マスタファイルの物理パスを基に取得したマスタデータを、取り外し対象のストレージ6と同じ仮想ドライブ5(すなわちバックアップ仮想ドライブ5b)を構成する他のストレージ6(すなわちバックアップ用ストレージ群8に含まれるストレージ6)にコピーする。
 そして、当該他のストレージ6にコピーされたデータへとアクセスできるようにバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bのリンク情報を書き換える。具体的には、コピーしたファイルに係るファイル情報に含まれる物理パスを、コピーしたデータを指し示すように書き換える。
 バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを書き換えたら、当該データの「強制取外し実施中」のステータスをOFFにする。そして、バックアップ用ストレージリカバリ処理が終了する。
 以上説明したように、本実施形態におけるバックアップ用ストレージリカバリ処理によれば、障害が発生したストレージ6に含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータをバックアップ仮想ドライブ5bを構成する他のストレージ6にコピーするとともに、メタデータベース210のリンク情報を書き換える。このため、バックアップ用ストレージ群8の特定ストレージ6に障害が発生した場合に、バックアップ仮想ドライブ5b全体を復元しなくても、障害が発生したストレージ6に保存されていたファイルのみをマスタからコピーすることで、復元対処ファイルを限定し、効率的(短時間)にリカバリすることができる。これにより、障害が発生したストレージ6へアクセスを試みたユーザのリカバリ待機時間が短縮される。また、リカバリ処理の実行中も他のファイルは影響を受けないため、障害が発生したストレージ6へアクセスを試みたユーザ以外のエンドユーザに影響を与えないようにすることができる。
 また、障害が発生したストレージ6をサーバから切り離した場合でも、自動的にバックアップデータからバックアップ仮想ドライブ5bの空き領域に自動的に対象ファイルを復元するため、障害が発生したストレージ6からデータをサルベージする必要がなく、即時に切り離すことができる。
 (システムリカバリ処理)
 次に、本実施形態におけるシステムリカバリ処理について、図10を参照しながら説明する。
 本実施形態におけるシステムリカバリ処理は、システム初期化制御部130によって実行されるものであり、マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aが消失する障害(例えば、復旧不可能なシステムクラッシュやデータベースストレージ障害)が発生した場合に、バックアップ仮想ドライブ5b(実際にはバックアップ用ストレージ群8)のデータを使用してシステムを復元する処理である。
 まず、図10に示すステップS800において、システム初期化制御部130は、システムリカバリ要求を受信する。このシステムリカバリ要求は、ユーザがシステムリカバリを選択したことを契機として出力される。そして、ステップS801に進む。
 ステップS801では、マスタ管理機能を初期化する。具体的には、インストーラなどを使用してファイル管理システムを再インストールする。そして、ステップS802に進む。
 ステップS802では、バックアップ仮想ドライブ5b(バックアップ用ストレージ群8)に含まれるバックアップデータをマスタ側に登録する。具体的には、バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを基に、マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを再構築する。すなわち、バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bに登録された各レコード(ファイル情報)に対応するレコードを、同じファイルIDとなるようにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aに登録する。そして、ステップS803に進む。
 ステップS803では、バックアップ用ストレージ群8にバックアップされていた全データをバックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bから抽出し、リカバリーキューに登録する。登録されたデータは、非同期実行で順にマスタ用ストレージ群7に復元コピーされる。このとき、各ファイルを復元コピーするごとに、当該ファイルのファイル情報に含まれる物理パスがコピー先の物理パスとなるようにマスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aを書き換える。そして、システムリカバリ処理が終了する。
 以上説明したように、本実施形態におけるシステムリカバリ処理によれば、バックアップ仮想ドライブ5bのメタデータベース210bを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーする。すなわち、マスタ仮想ドライブ5aのメタデータベース210aをバックアップから復元できるため、マスタ仮想ドライブ5aに自律回復不能な障害が発生した場合(サーバ消失など)でも、バックアップデータからマスタ仮想ドライブ5aの状態を復元することができる。
 (変形例)
 上記した実施形態においては、バックアップ処理を定期実行で行うこととしたが、バックアップ処理の起動タイミングとしてはこれに限らない。例えば、ファイル更新が発生すると仮想ドライブ制御部110がバックアップ制御部120にバックアップ処理の起動を要請し、バックアップ制御部120は、ファイルが更新されたことをトリガとしてバックアップ処理を実行するようにしてもよい。このように構成すれば、リアルタイムでバックアップ処理を実行することができる。
 1 サーバコンピュータ
 2 ユーザ端末
 3 通信ネットワーク
 4 ファイル管理サーバ
 5 仮想ドライブ
 5a マスタ仮想ドライブ
 5b バックアップ仮想ドライブ
 6 ストレージ
 7 マスタ用ストレージ群
 8 バックアップ用ストレージ群
 110 仮想ドライブ制御部
 120 バックアップ制御部
 130 システム初期化制御部
 140 ストレージリカバリ制御部
 150 ネットワーク制御部
 210 メタデータベース
 220 バックアップ状態管理データベース
 230 操作履歴管理データベース

Claims (16)

  1.  複数のストレージを制御するファイル管理システムであって、
     前記複数のストレージのうちの任意のストレージ群で構成した仮想ドライブを制御する仮想ドライブ制御部と、
     前記仮想ドライブ上の仮想ファイルと前記ストレージに保存された物理ファイルとを関連付けるための情報を含むメタデータベースと、
     前記仮想ドライブに保存されたファイルのバックアップを管理するバックアップ制御部と、
     前記バックアップ制御部によるバックアップの管理に使用されるバックアップ状態管理データベースと、
     を備え、
     前記仮想ドライブ制御部は、更新されたファイルの情報を前記バックアップ状態管理データベースに登録し、
     前記バックアップ制御部は、前記バックアップ状態管理データベースと前記メタデータベースとを参照してファイルをバックアップすることを特徴とする、ファイル管理システム。
  2.  前記バックアップ制御部は、ファイルが更新されたことをトリガとしてバックアップを実行することを特徴とする、請求項1記載のファイル管理システム。
  3.  前記仮想ドライブ制御部は、ユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブと、前記マスタ仮想ドライブのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブと、を制御することを特徴とする、請求項1又は2記載のファイル管理システム。
  4.  前記バックアップ制御部は、前記ファイル管理システムを構成するファイル管理サーバの負荷を監視し、当該負荷が予め設定された許容値を超過している場合には前記ファイルのバックアップを待機させることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のファイ
    ル管理システム。
  5.  前記仮想ドライブ制御部は、ファイルアクセスエラーが発生したときに、前記メタデータベースを参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行うことを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載のファイル管理システム。
  6.  前記ファイルの復元は、前記バックアップ制御部が前記バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する処理と、前記仮想ドライブ制御部が前記メタデータベースを書き換えて前記エラー対象ファイルへのリンクを前記復元ファイルへのリンクに更新する処理とを含むことを特徴とする、請求項5記載のファイル管理システム。
  7.  障害の発生したストレージで管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理を実行するストレージリカバリ制御部を更に備え、
     前記ストレージリカバリ制御部は、前記ストレージリカバリ処理において、前記障害の発生したストレージに含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータを前記障害の発生したストレージと同じ仮想ドライブを構成する他のストレージにコピーするとともに、前記メタデータベースのリンク情報を書き換えることを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載のファイル管理システム。
  8.  前記メタデータベースとして、マスタ用のメタデータベースとバックアップ用のメタデータベースとを備え、
     バックアップデータからシステムを復元するシステムリカバリ処理を実行するシステム初期化制御部を更に備え、
     前記システム初期化制御部は、前記システムリカバリ処理において、前記バックアップ用のメタデータベースを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーすることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載のファイル管理システム。
  9.  複数のストレージを制御するファイル管理方法であって、
     前記複数のストレージのうちの任意のストレージ群で仮想ドライブを構成するステップと、
     前記仮想ドライブ上の仮想ファイルと前記ストレージに保存された物理ファイルとを関連付けてメタデータベースに登録するステップと、
     更新されたファイルの情報をバックアップ状態管理データベースに登録するステップと

     前記バックアップ状態管理データベースと前記メタデータベースとを参照してファイルをバックアップするステップと、
     を有することを特徴とする、ファイル管理方法。
  10.  前記ファイルのバックアップは、ファイルが更新されたことをトリガとして実行されることを特徴とする、請求項9記載のファイル管理方法。
  11.  前記仮想ドライブを構成するステップは、ユーザの操作対象であるマスタ仮想ドライブを構成するステップと、前記マスタ仮想ドライブのデータをバックアップするためのバックアップ仮想ドライブを構成するステップと、を含むことを特徴とする、請求項9又は10記載のファイル管理方法。
  12.  前記ファイルのバックアップは、前記ファイル管理システムを構成するファイル管理サーバの負荷が予め設定された許容値を超過している場合には実行が遅延されることを特徴とする、請求項9~11のいずれかに記載のファイル管理方法。
  13.  ファイルアクセスエラーが発生したときに、前記メタデータベースを参照してエラー対象ファイルに対応するバックアップファイルを取得してファイルの復元を行うステップを含むことを特徴とする、請求項9~12のいずれかに記載のファイル管理方法。
  14.  前記ファイルの復元は、前記バックアップファイルをコピーして復元ファイルを作成する処理と、前記メタデータベースを書き換えて前記エラー対象ファイルへのリンクを前記復元ファイルへのリンクに更新する処理と、を含むことを特徴とする、請求項13記載のファイル管理方法。
  15.  障害の発生したストレージで管理されていたデータを復元するストレージリカバリ処理の実行を受け付けるステップと、
     前記ストレージリカバリ処理において、前記障害の発生したストレージに含まれるデータのコピーデータを取得し、当該コピーデータを前記障害の発生したストレージと同じ仮想ドライブを構成する他のストレージにコピーするとともに、前記メタデータベースのリンク情報を書き換えるステップと、
     を含むことを特徴とする、請求項9~14のいずれかに記載のファイル管理方法。
  16.  前記メタデータベースとして、マスタ用のメタデータベースとバックアップ用のメタデータベースとを備え、
     バックアップデータからシステムを復元するシステムリカバリ処理の実行を受け付けるステップと、
     前記システムリカバリ処理において、前記バックアップ用のメタデータベースを基にバックアップ済みファイルを取得し、バックアップ済みファイルを復元コピーするステップと、
     を含むことを特徴とする、請求項9~15のいずれかに記載のファイル管理方法。
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