JP2011238102A - ウィルス検査システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測器の有無に拘わらず、計測器に影響を及ぼすことなく効率的にウィルスの検査を行うことができるウィルス検査システム及び方法を提供する。
【解決手段】ウィルス検査システム1は、オペレーティングシステムを実現するプログラムが格納されたハードディスク33を備える計測器30のウィルス感染の有無を検査するものであり、計測器30に設けられたハードディスク33の内容をバックアップデータD1として保管するサーバ装置10と、計測器30に設けられたハードディスク33の内容の再現に用いられるハードディスク27を有しており、サーバ装置10に保管されたバックアップデータD1から計測器30に設けられたハードディスク33の内容をハードディスク27に再現してウィルス感染の有無を検査するパーソナルコンピュータ20とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータウィルスの感染の有無を検査するウィルス検査システム及び方法に関する。
近年、様々な電子機器は、付加価値を高めて差別化を図るべく利便性の向上や多機能化が進められている。このような電子機器の多くには、オペレーティングシステム(OS)が搭載されている。OSが搭載されることで、開発者がハードウェアをさほど意識することなくアプリケーションを開発できるため、アプリケーションの開発及び保守を容易に短時間且つ低コストで行うことが可能になる。現状では、オシロスコープやスペクトラムアナライザー等の波形測定装置、パワーメータ等の電力測定装置等の計測器の多くにもOSが搭載されている。
新規なOSの開発には膨大な労力及びコストを要するため、計測器に搭載されるOSは既存のOSの一部を計測器にあわせて改変(カスタマイズ)したものが用いられることが多い。現状では、パーソナルコンピュータやワークステーション用に市販されているOSの一部を改変したものが計測器のOSとして搭載されている。このため、パーソナルコンピュータ等で用いられるOSに感染するウィルス(コンピュータウィルス)が、計測器に搭載されたOSにも感染し得る。
従来、計測器に搭載されたOSがウィルスに感染しているか否かの検査は、ウィルスの検査・除去を行うためのソフトウェア(所謂、アンチウィルスソフト)を計測器本体に直接インストールし、そのアンチウィルスソフトを実行することによって行われている。そして、検査終了後は、計測器からアンチウィルスソフトをアンインストールして計測器の機能調査を行い、アンチウィルスソフトに起因する影響の有無の確認が行われている。
計測器に搭載されたOSがウィルスに感染しているか否かを検査する従来技術が開示された先行技術文献は、本出願の出願時点においては特に見当たらない。計測器に感染するウィルスを検査するものではないが、以下の特許文献1,2には、磁気ディスク装置に感染するウィルスや、電子メールの添付ファイルを媒体として感染するウィルスを検査する従来技術の一例が開示されている。
特開平10−11283号公報 特開2004−38273号公報
ところで、上述した通り、計測器に搭載されたOSがウィルスに感染しているか否かを検査するには、アンチウィルスソフトを計測器に直接インストールする必要がある。このため、例えば貸し出し(レンタル)されている計測器についてウィルス感染の有無を検査したいというような場合においては、計測器が返却されるまでは感染の有無を検査することができないという問題がある。
また、計測器に搭載されたOSは、一部が計測器に合わせて改変されているため、市販されているOS用のアンチウィルスソフトを用いると、そのOS自体、或いはそのOS上で動作する計測器独自のアプリケーションがウィルスと誤認識されて駆除されてしまい、計測器が正常に動作しなくなる虞が考えられる。このため、従来は、アンチウィルスソフトをアンインストールした後に、アンチウィルスソフトに起因する影響の有無を確認するという煩雑な作業が必ず必要になるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、計測器の有無に拘わらず、計測器に影響を及ぼすことなく効率的にウィルスの検査を行うことができるウィルス検査システム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のウィルス検査システムは、オペレーティングシステムを実現するプログラムが格納された記録媒体を備える計測器のウィルス感染の有無を検査するウィルス検査システムにおいて、前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容をバックアップデータとして保管する保管装置と、前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容の再現に用いられる記録装置を有しており、前記保管装置に保管されたバックアップデータから前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容を前記記録装置に再現してウィルス感染の有無を検査する検査装置とを備えることを特徴としている。
この発明によると、計測器に設けられた記録媒体の内容がバックアップデータとして保管装置に保管され、この保管装置に保管されたバックアップデータから計測器に設けられた記録媒体の内容が記録装置に再現されてウィルス感染の有無が検査される。
また、本発明のウィルス検査システムは、前記バックアップデータが、前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容が1つのファイルにまとめられたデータであることを特徴としている。
また、本発明のウィルス検査システムは、前記保管装置が、前記バックアップデータに加えて、前記検査装置の検査結果を示すログデータを保管することを特徴としえいる。
また、本発明のウィルス検査システムは、前記保管装置及び前記検査装置の少なくとも一方が、前記保管装置に保管された前記ログデータの内容を表示する表示装置を備えることを特徴としている。
また、本発明のウィルス検査システムは、前記検査装置が、前記記録装置の管理を行うオペレーティングシステムと、当該オペレーティングシステム上で動作して前記記録装置に再現された内容に対してウィルス感染の有無を検査する検査プログラムとが記録されて起動が可能であるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて起動されることを特徴としている。
本発明のウィルス検査方法は、オペレーティングシステムを実現するプログラムが格納された記録媒体を備える計測器のウィルス感染の有無を検査するウィルス検査方法であって、前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容をバックアップデータとして保管装置に保管する第1ステップと、前記保管装置に保管されたバックアップデータから前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容を記録装置に再現する第2ステップと、前記記録装置に再現された内容に対してウィルス感染の有無を検査する第3ステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、計測器に設けられた記録媒体の内容をバックアップデータとして保管装置に保管しておき、このバックアップデータから計測器に設けられた記録媒体の内容を検査装置の記録装置に再現してウィルス感染の有無を検査しているため、計測器の有無に拘わらず、計測器に影響を及ぼすことなく効率的にウィルスの検査を行うことができるという効果がある。
本発明の一実施形態によるウィルス検査システムを模式的に示す図である。 本発明の一実施形態によるウィルス検査システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるウィルス検査方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるウィルス検査システムの検査結果の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるウィルス検査システムの検査結果の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるウィルス検査システム及び方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるウィルス検査システムを模式的に示す図である。図1に示す通り、本実施形態のウィルス検査システム1は、サーバ装置10(保管装置)とパーソナルコンピュータ(PC)20(検査装置)とを備えており、計測器30のウィルス感染の有無を検査する。
サーバ装置10及びパーソナルコンピュータ20は、通信ケーブルC1を介して互いに接続されている。これに対し、計測器30は、サーバ装置10に常時接続されている訳ではなく、必要に応じて(詳細は後述する)通信ケーブルC2を介してサーバ装置10に接続される。尚、図1では、図示を簡略化するために、パーソナルコンピュータ20及び計測器30の各々が通信ケーブルC1,C2を介してサーバ装置10に直接接続されている状態を図示しているが、これらはハブ等の集線装置を介して接続されていても良い。
サーバ装置10は、キーボード11a及びマウス11b等の入力装置11、CRT(Cathode Ray Tube)又は液晶表示装置等の表示装置12、及び装置本体13を備えており、計測器30に設けられたハードディスク33(図1では図示省略、図2参照)の内容をイメージ化してバックアップデータとして保管する。サーバ装置10に保管されるバックアップデータは、計測器30に設けられたハードディスクの内容が1つのファイルにまとめられたものである。尚、計測器30に設けられたハードディスクの内容が再現できるのであれば、バックアップデータの形式は任意の形式を採用することができ、また、バックアップデータは暗号化や圧縮されていても良い。
パーソナルコンピュータ20は、キーボード21a及びマウス21b等の入力装置21、CRT又は液晶表示装置等の表示装置22、及び装置本体23を備えており、サーバ装置10に保管されたバックアップデータから、計測器30に設けられたハードディスク33の内容を自らが備えるハードディスク27(図1では図示省略、図2参照)に再現(リカバリ)してウィルス感染の有無を検査する。装置本体23には、CD−ROM又はDVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体M1からのデータの読み出し等を行う光学ドライブ装置24が設けられている。ウィルス感染の有無が検査される場合には、パーソナルコンピュータ20は、光学ドライブ装置24に収容された記録媒体M1を用いて起動される。
計測器30は、オシロスコープやスペクトラムアナライザー等の波形測定装置、パワーメータ等の電力測定装置等の物理量の計測を行う機器である。この計測器30には、オペレーティングシステム(OS)が搭載されており、OS上で所定のプログラム(アプリケーションプログラム)が実行されることにより、計測器30の各種機能が実現される。尚、図1では図示を省略しているが、計測器30は、拡張性を考慮してUSB(Universal Serial Bus)インターフェイス等のインターフェイスを備えている。このインターフェイスを介して、フレキシブルディスク等の記録媒体M2からのデータの読み出し等を行うドライブ装置40等を接続することが可能である。
次に、以上説明したサーバ装置10、パーソナルコンピュータ20、及び計測器30の要部構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態によるウィルス検査システムの要部構成を示すブロック図である。尚、図2では、図1に示した構成に相当するブロックについては同一の符号を付してある。また、図2においては、サーバ装置10、パーソナルコンピュータ20、及び計測器30を接続する通信ケーブルC1,C2をネットワークNとしてまとめて図示している。
サーバ装置10は、入力装置11及び表示装置12に加えて、通信装置14、CPU(中央処理装置)15、及びハードディスク16を備える。通信装置14、CPU15、及びハードディスク16は、図1に示した装置本体13内に設けられる。尚、図2では図示を省略しているが、装置本体13には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリも設けられている。
通信装置14は、ネットワークNに接続されており、ネットワークNを介してパーソナルコンピュータ20及び計測器30との間で通信を行う。CPU15は、図2に示したブロックの各々を制御することにより、サーバ装置10の動作を統括して制御する。ハードディスク16は、計測器30に設けられたハードディスク33の内容をイメージ化したバックアップデータD1を保管する。
また、ハードディスク16は、バックアップデータD1以外に、パーソナルコンピュータ20で行われたウィルスの検査結果を示すログデータD2、及びウィルスの検査時に用いられるパターンファイルF1を保管する。ここで、パターンファイルとは、ウィルスに感染したファイルや、自己複製を繰り返すワームプログラム等のウィルスプログラムの特徴を収録したファイルをいう。尚、上記のログデータD2の内容は、入力装置11からの指示に応じて表示装置12に表示される。
パーソナルコンピュータ20は、入力装置21、表示装置22、及び光学ドライブ装置24に加えて、通信装置25、CPU26、及びハードディスク27(記録装置)を備える。通信装置25は、ネットワークNに接続されており、ネットワークNを介してサーバ装置10との間で通信を行う。CPU26は、図2に示したブロックの各々を制御することにより、パーソナルコンピュータ20の動作を統括して制御する。ハードディスク27は、計測器30のウィルス感染の有無を検査するために、計測器30に設けられたハードディスク33の内容を再現するために用いられる。尚、サーバ装置10に保存されるログデータD2の内容は、入力装置21からの指示に応じて表示装置22に表示される。
ここで、図1に示す記録媒体M1は、パーソナルコンピュータ20の管理を行うOSと、このOS上で動作してハードディスク27に再現された内容に対してウィルス感染の有無を検査するアンチウィルスソフト(検査プログラム)とが記録された起動可能な媒体である。このため、記録媒体M1が光学ドライブ装置24に収容されている状態でパーソナルコンピュータ20の電源が投入されると、CPU26は、記録媒体M1に記録されたOSを読み出してパーソナルコンピュータ20を起動させ、その後に記録媒体M1に記録されたアンチウィルスソフトを読み出してウィルス検査を実行する。
計測器30は、通信装置31、CPU32、及びハードディスク33(記録媒体)を備える。通信装置31は、必要に応じてネットワークNに接続され、ネットワークNを介してサーバ装置10との間で通信を行う。ここで、通信装置31(計測器30)がネットワークNに接続されるのは、ハードディスク33の内容をバックアップデータD1としてサーバ装置10に保管する場合である。CPU32は、図2に示したブロックの各々を制御することにより、計測器30の動作を統括して制御する。ハードディスク33は、計測器30でOSを実現するプログラム、そのOS上で動作するアプリケーションプログラム等の各種プログラム、或いは計測データ等の各種データを格納する。
ここで、図1に示す記録媒体M2は、通信装置31等の管理を行うOSと、このOS上で動作してハードディスク33の内容からバックアップデータD1を作成してサーバ装置10に向けて送信するバックアッププログラムとが記録されたフレキシブルディスク等の起動可能な媒体である。このため、記録媒体M2が収容されたドライブ装置40が計測器30に接続されている状態で計測器30の電源が投入されると、CPU32は、記録媒体M2に記録されたOSを読み出して計測器30を起動させ、その後に記録媒体M2に記録されたバックアッププログラムを読み出してバックアップデータD1の作成及び送信を行う。
次に、上記構成におけるウィルス検査システム1を用いて計測器30のウィルス感染の有無を検査する場合の動作について説明する。図3は、本発明の一実施形態によるウィルス検査方法を示すフローチャートである。尚、ここでは、理解を容易にするために、計測器30が貸し出し(レンタル)されるものであるとする。
計測器30の貸し出しを行う前に、計測器30に設けられたハードディスク33の内容をサーバ装置10にバックアップする処理が行われる(ステップS11:第1ステップ)。具体的には、電源が遮断されている計測器30にドライブ装置40を接続し、ドライブ装置40に記録媒体M2を挿入する作業が作業者によって行われる。かかる作業が終了して計測器30の電源が投入されると、記録媒体M2に記録されたOSがCPU32によって読み出されて計測器30が起動され、その後に記録媒体M2に記録されたバックアッププログラムがCPU32によって読み出されて実行される。
バックアッププログラムが実行されると、計測器30に設けられたハードディスク33の内容が読み出されてバックアップデータD1を作成する処理が行われる。作成されたバックアップデータD1は、ネットワークNを介してサーバ装置10に順次送信され、サーバ装置10が備えるハードディスク16に順次保管される。サーバ装置10に対するバックアップデータD1の保管が完了すると、ウィルスの検査に計測器30は不要になるため、計測器30はネットワークNから切り離されるとともにドライブ装置40が取り外されて貸し出し等が行われる。
貸し出し等が行われた計測器30のウィルス検査を行う場合には、まずサーバ装置10に保管されたバックアップデータD1をパーソナルコンピュータ20のハードディスク27に再現(リカバリ)する処理が行われる(ステップS12:第2ステップ)。具体的には、作業者がパーソナルコンピュータ20の入力装置21を操作して、サーバ装置10に保管されたバックアップデータD1から検査すべきバックアップデータを特定する。
かかる特定がなされると、特定されたバックアップデータD1がサーバ装置10のハードディスク16から順次読み出されてネットワークNを介してパーソナルコンピュータ20に送信されてハードディスク27に順次記録される。これにより、バックアップデータD1から、計測器30に設けられたハードディスク33の内容がパーソナルコンピュータ20のハードディスク27に再現される。尚、バックアップデータD1の再現は、パーソナルコンピュータ20の制御によって行われても良く、サーバ装置10の制御によって行われても良い。
以上のリカバリが完了すると、記録媒体M1を用いてパーソナルコンピュータ20を起動する処理が行われる(ステップS13)。具体的には、パーソナルコンピュータ20が備える光学ドライブ装置24に記録媒体M1が収容されている状態で、パーソナルコンピュータ20の再起動処理が行われる。パーソナルコンピュータ20が起動されると、記録媒体M1に記録されたアンチウィルスソフトが読み出され、ハードディスク27に再現された内容のウィルス感染の有無が検査される(ステップS14:第3ステップ)。このとき、アンチウィルスソフトは、サーバ装置10に保管されたパターンファイルF1を用いて検査を行う。
アンチウィルスソフトによる検査が終了すると、その検査結果がサーバ装置10に送信され、サーバ装置10のハードディスク16にログデータD2として保存される(ステップS15)。従って、ウィルス検査が終了した後で、作業者がサーバ装置10の入力装置11を操作してログデータD2の内容を表示装置12に表示させ、或いはパーソナルコンピュータ20の入力装置21を操作してログデータD2の内容を表示装置22に表示させることにより、ウィルス感染の有無を確認することができる。
図4,図5は、本発明の一実施形態によるウィルス検査システムの検査結果の一例を示す図である。作業者がサーバ装置10又はパーソナルコンピュータ20に対してログデータD2の内容を表示させる指示を行うと、図4に示す通り、過去に検査を行ったバックアップデータD1のうち、ウィルスに感染している可能性があるバックアップデータD1の一覧が表示装置12又は表示装置22に表示される。図4に示す例では、ウィルスに感染している可能性があるバックアップデータD1を特定する情報f1、そのバックアップデータが作成された日付を示す情報f2、及びそのバックアップデータが作成された時間を示す情報f3が一覧表示されている。
一覧表示されたバックアップデータD1のうちから1つを選択すると、図5に示す通り、選択されたバックアップデータについての具体的な検査結果を示す情報が表示される。図5に例示するバックアップデータについては、符号Q1で指し示された行を参照すると、2つのウィルスに感染している可能性があることが分かる。また、符号Q2,Q3で指し示された行を参照すると、具体的な感染状況を知ることができる。符号Q2で指し示された行からはウィルスに感染したファイル及び対処等を知ることができ、符号Q3で指し示された行からはウィルスに感染したレジストリ及び対処等を知ることができる。このように、ログデータD1の内容を参照することにより、貸し出しを行った計測器のうちウィルスに感染しているものを特定することができるため、ウィルスに感染した計測器について適切に対処することができる。
以上説明した通り、本実施形態では、計測器30のハードディスク33の内容をサーバ装置10にバックアップデータD1として保管しておき、サーバ装置10に保管されたバックアップデータD1から計測器30に設けられたハードディスク33の内容をパーソナルコンピュータ20のハードディスク27に再現してウィルス感染の有無を検査している。このように、本実施形態では、いわば計測器30のハードディスク33の内容をパーソナルコンピュータ20のハードディスク27にコピーし、コピーされた内容に対してウィルスの検査を行っているため、計測器30の有無に拘わらずウィルスの検査を行うことができるとともに、計測器30に影響を及ぼすことなく効率的にウィルスの検査を行うことができる。
また、本実施形態では、計測器30に設けられたハードディスク33の内容をパーソナルコンピュータ20のハードディスク27に再現した後に、記録媒体M1を用いてパーソナルコンピュータ20を起動するようにしている。ここで、最新のOSとともに最新のアンチウィルスソフトを記録媒体M1に記録すれば、パーソナルコンピュータ20で最新のアンチウィルスソフトを動作させることができるため、仮にハードディスク27に再現される計測器30のOSが古いものであっても、新規なウィルスの検査が可能になる。
以上、本発明の一実施形態によるウィルス検査システム及び方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限される訳ではなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、説明を簡単にするために、サーバ装置10に1台のパーソナルコンピュータ20のみが接続されている場合を例に挙げて説明したが、サーバ装置10に複数台のパーソナルコンピュータ20が接続されていても良い。複数台のパーソナルコンピュータ20を接続することで、複数のバックアップデータに対するウィルスチェックを並列して行うことができるため、検査に要する時間を短縮することができる。
また、上記実施形態では、記録媒体M1を用いてパーソナルコンピュータ20を起動させる例について説明したが、必ずしも記録媒体M1を用いてパーソナルコンピュータ20を起動させる必要はない。例えば、OSを実現するプログラムが格納された起動可能な第1のハードディスクと、計測器30のハードディスク33の内容を再現する第2のハードディスクとを設けた構成にすれば、第1のハードディスクを用いてパーソナルコンピュータ20を起動させることができる。
更に、上記実施形態では、サーバ装置10に保管されたログデータD2の内容を、サーバ装置10及びパーソナルコンピュータ20の双方から参照可能な場合を例に挙げて説明した。しかしながら、ログデータD2の内容の参照は、サーバ装置10及びパーソナルコンピュータ20の何れか一方に限定しても良い。
1 ウィルス検査システム
10 サーバ装置
12 表示装置
20 パーソナルコンピュータ
22 表示装置
27 ハードディスク
30 計測器
33 ハードディスク
D1 バックアップデータ
D2 ログデータ
M1 記録媒体

Claims (6)

  1. オペレーティングシステムを実現するプログラムが格納された記録媒体を備える計測器のウィルス感染の有無を検査するウィルス検査システムにおいて、
    前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容をバックアップデータとして保管する保管装置と、
    前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容の再現に用いられる記録装置を有しており、前記保管装置に保管されたバックアップデータから前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容を前記記録装置に再現してウィルス感染の有無を検査する検査装置と
    を備えることを特徴とするウィルス検査システム。
  2. 前記バックアップデータは、前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容が1つのファイルにまとめられたデータであることを特徴とする請求項1記載のウィルス検査システム。
  3. 前記保管装置は、前記バックアップデータに加えて、前記検査装置の検査結果を示すログデータを保管することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のウィルス検査システム。
  4. 前記保管装置及び前記検査装置の少なくとも一方は、前記保管装置に保管された前記ログデータの内容を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項3記載のウィルス検査システム。
  5. 前記検査装置は、前記記録装置の管理を行うオペレーティングシステムと、当該オペレーティングシステム上で動作して前記記録装置に再現された内容に対してウィルス感染の有無を検査する検査プログラムとが記録されて起動が可能であるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて起動されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のウィルス検査システム。
  6. オペレーティングシステムを実現するプログラムが格納された記録媒体を備える計測器のウィルス感染の有無を検査するウィルス検査方法であって、
    前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容をバックアップデータとして保管装置に保管する第1ステップと、
    前記保管装置に保管されたバックアップデータから前記計測器に設けられた前記記録媒体の内容を記録装置に再現する第2ステップと、
    前記記録装置に再現された内容に対してウィルス感染の有無を検査する第3ステップと
    を有することを特徴とするウィルス検査方法。
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