JP2003283370A - 相関器 - Google Patents

相関器

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JP2003283370A JP2002084665A JP2002084665A JP2003283370A JP 2003283370 A JP2003283370 A JP 2003283370A JP 2002084665 A JP2002084665 A JP 2002084665A JP 2002084665 A JP2002084665 A JP 2002084665A JP 2003283370 A JP2003283370 A JP 2003283370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】W−CDMA送受信機に使用するディジタルべ
ースバンドチップのようにマッチドフィルタ及び複数の
スライディング相関器を必要とする半導体チップに搭載
する場合には、かかる半導体チップの小型化によるコス
トの低減化を図ることができる相関器を提供する。 【解決手段】セレクタ18−1〜18−4、23−2〜
23−4を制御することによって、スライディング相関
器19−1〜19−4を4タップ・マッチドフィルタと
しても、4個のスライディング相関器としても使用でき
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、W−CDMA(Wi
deband-Code Division Multiple Access)送受信機のセ
ルサーチ部などに使用して好適な相関器に関する。
【0002】
【従来の技術】図13はW−CDMA送受信機の受信機
部分の一部分を示す回路図である。図13中、1はアン
テナ、2はアンテナ1で受信したRF受信信号をベース
バンド信号に変換するRF部、3はRF部2から出力す
るベースバンド信号をデジタル化するA/D変換器、4
はA/D変換器3の出力からスクランブリングコードを
検出することによりセルサーチを行うセルサーチ部、5
は送信データ系列を再生する復調部、6はチャネルデコ
ーディング部である。
【0003】図14はセルサーチ部4の一部分を示す回
路図である。図14中、7はPSC(Primary Synchron
ization Code)の検出を行うPSC相関部であり、8は
A/D変換器3から出力されるデータ系列をシフトする
16段構成の直列入力並列出力型のシフトレジスタ、9
はシフトレジスタ8の並列出力を入力データ系列とする
16タップ・マッチドフィルタ、10は16タップ・マ
ッチドフィルタ9の出力を格納するためのメモリ、11
はメモリ10に格納された16タップ・マッチドフィル
タ9の出力を入力データ系列とする16タップ・マッチ
ドフィルタである。このPSC相関部7は、2個の16
タップ・マッチドフィルタ9、11を使用して256チ
ップ長のPSCを検出するというものである。
【0004】12はSSC(Secondary Synchronizatio
n Code)を検出するSSC相関部である。13−1、1
3−2、13−16はスライディング相関器であり、ス
ライディング相関器13−3〜13−15は図示を省略
している。このSSC相関器12は、16個のスライデ
ィング相関器13−1〜13−16を使用して16種類
あるSSCの中から移動局(W−CDMA送受信機)が
在圏する基地局が使用するSSCを検出するというもの
である。また、14はPSC相関部7及びSSC相関部
12から出力される相関結果を格納する相関結果メモリ
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】W−CDMA送受信機
では、PSC相関部7及びSSC相関部12は、半導体
チップであるディジタルベースバンドチップに搭載され
るが、ディジタルベースバンドチップには、コストの観
点から小型化が要請されている。
【0006】本発明は、かかる点に鑑み、マッチドフィ
ルタ及び複数のスライディング相関器を必要とする半導
体チップに搭載する場合には、かかる半導体チップの小
型化によるコストの低減化を図ることができるようにし
た相関器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の相関器は、入力
データ系列と所定コードとの乗算を行う乗算器を有する
第1、第2、…、第N(但し、Nは2以上の整数)のス
ライディング相関器を有し、第2、…、第Nのスライデ
ィング相関器は、第1、第2、…、第Nのスライディン
グ相関器の乗算器の乗算結果の加算を行う回路構成に切
り換えるための回路構成切換手段を有しているというも
のである。
【0008】本発明の相関器によれば、回路構成切換手
段によって回路構成を切り換えることにより、Nタップ
・マッチドフィルタとしても、N個のスライディング相
関器としても動作させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を参照して、
本発明の第1実施形態〜第3実施形態について説明す
る。
【0010】(第1実施形態・・図1〜図5)図1は本
発明の第1実施形態を示す回路図である。本発明の第1
実施形態は、回路構成切換制御によって、4タップ・マ
ッチドフィルタとしても、4個のスライディング相関器
としても使用することができるように構成したものであ
る。
【0011】図1中、15、16は入力端子、DAは入
力端子15から入力する入力データ系列、DBは入力端
子16から入力する入力データ系列、17は入力データ
系列DAをシフトする4段構成の直列入力並列出力型の
シフトレジスタ、Q1〜Q4はシフトレジスタ17から
並列出力されるデータである。
【0012】18−1はシフトレジスタ17の出力Q1
又は入力データ系列DBを選択して出力するセレクタ、
18−2はシフトレジスタ17の出力Q2又は入力デー
タ系列DBを選択して出力するセレクタ、18−3はシ
フトレジスタ17の出力Q3又は入力データ系列DBを
選択して出力するセレクタ、18−4はシフトレジスタ
17の出力Q4又は入力データ系列DBを選択して出力
するセレクタである。
【0013】19−1〜19−4はスライディング相関
器であり、スライディング相関器19−1において、2
0−1はセレクタ18−1の出力とコードC1との乗算
を行う乗算回路、21−1は乗算器20−1の乗算結果
とスライディング相関器19−1の前回の相関結果との
加算を行う加算器、22−1は加算器21−1の加算結
果(スライディング相関器19−1の相関結果)を保持
するレジスタである。
【0014】スライディング相関器19−2において、
20−2はセレクタ18−2の出力とコードC2との乗
算を行う乗算回路、21−2は乗算器20−2の乗算結
果と乗算器20−1の乗算結果又はスライディング相関
器19−2の前回の相関結果との加算を行う加算器、2
2−2は加算器21−2の加算結果(スライディング相
関器19−2の相関結果)を保持するレジスタ、23−
2は乗算器20−1の乗算結果又はレジスタ22−2が
保持するスライディング相関器19−2の前回の相関結
果を選択して出力するセレクタである。
【0015】スライディング相関器19−3において、
20−3はセレクタ18−3の出力とコードC3との乗
算を行う乗算回路、21−3は乗算器20−3の乗算結
果とスライディング相関器19−2の相関結果又はスラ
イディング相関器19−3の前回の相関結果との加算を
行う加算器、22−3は加算器21−3の加算結果(ス
ライディング相関器19−3の相関結果)を保持するレ
ジスタ、23−3はスライディング相関器19−2の相
関結果又はレジスタ22−3が保持するスライディング
相関器19−3の前回の相関結果を選択して出力するセ
レクタである。
【0016】スライディング相関器19−4において、
20−4はセレクタ18−4の出力とコードC4との乗
算を行う乗算回路、21−4は乗算器20−4の乗算結
果とスライディング相関器19−3の相関結果又はスラ
イディング相関器19−4の前回の相関結果との加算を
行う加算器、22−4は加算器21−4の加算結果(ス
ライディング相関器19−4の相関結果)を保持するレ
ジスタ、23−4はスライディング相関器19−3の相
関結果又はレジスタ22−4が保持するスライディング
相関器19−4の前回の相関結果を選択して出力するセ
レクタである。
【0017】図2は本発明の第1実施形態を4タップ・
マッチドフィルタとして動作させる場合のセレクタ18
−1〜18−4、23−2〜23−4の状態を示す回路
図である。即ち、本発明の第1実施形態を4タップ・マ
ッチドフィルタとして動作させる場合には、セレクタ1
8−1〜18−4はシフトレジスタ17の出力Q1〜Q
4を選択し、セレクタ23−2は乗算器20−1の乗算
結果を選択して出力し、セレクタ23−3、23−4は
加算器21−2、21−3の加算結果を選択して出力す
るように制御する。
【0018】このようにすると、シフトレジスタ17の
出力Q1〜Q4は、セレクタ18−1〜18−4を介し
て、乗算器20−1〜20−4に入力し、乗算器20−
1で[Q1×C1]=M1、乗算器20−2で[Q2×
C2]=M2、乗算器20−3で[Q3×C3]=M
3、乗算器20−4で[Q4×C4]=M4なる乗算が
行われる。
【0019】更に、加算器21−2で[M1+M2]=
S2なる加算が行われ、加算器21−3で[S2+M
3]=S3なる加算が行われ、加算器21−4で[S3
+M4]=S4なる加算が行われ、加算結果S4がマッ
チドフィルタ出力としてスライディング相関器19−4
から出力される。
【0020】図3は本発明の第1実施形態を4タップ・
マッチドフィルタとして動作させた場合の具体的動作例
を示す波形図であり、コードC1、C2、C3、C4と
してそれぞれ“1”,“−1”,“1”,1”を使用
し、入力データ系列DAとして “−1,−1,1,−
1,1,−1,1,1,1,1,−1,1”が逐次入力
された場合を例にしている。
【0021】この例の場合には、入力データ系列DAと
コードC1〜C4との相関値が入力データ系列DAの入
力開始後、4クロックサイクル遅延後のタイミングから
逐次出力され、最大の相関値“4”を示すタイミングが
相関値出力後、5クロックサイクル目に得られている。
【0022】図4は本発明の第1実施形態を4個のスラ
イディング相関器として動作させる場合のセレクタ18
−1〜18−4、23−2〜23−4の状態を示す回路
図である。即ち、本発明の第1実施形態を4個のスライ
ディング相関器として使用する場合には、セレクタ18
−1〜18−4は入力データ系列DBを選択して出力
し、セレクタ23−2〜23−4はレジスタ22−2〜
22−4の保持値を選択して出力するように制御する。
【0023】このようにすると、入力データ系列DB
は、セレクタ18−1〜18−4を介して、乗算器20
−1〜20−4に入力し、乗算器20−1で[DB
i(入力データ系列DBのiチップ目の値)×C1]=
M1、乗算器20−2で[DBi×C2]=M2、乗算
器20−3で[DBi×C3]=M3、乗算器20−4
で[DBi×C4]=M4なる乗算が行われる。
【0024】更に、加算器21−1で[M1+レジスタ
22−1の保持値(スライディング相関器19−1の前
回の相関結果)]=S1、加算器21−2で[M2+レ
ジスタ22−2の保持値(スライディング相関器19−
2の前回の相関結果)]=S2、加算器21−3で[M
3+レジスタ22−3の保持値(スライディング相関器
19−3の前回の相関結果)]=S3、加算器21−4
で[M4+レジスタ22−4の保持値(スライディング
相関器19−4の前回の相関結果)]=S4なる加算が
行われ、これらがレジスタ22−1〜22−4に保持さ
れると共に、スライディング相関器19−1〜19−4
のスライディング相関結果S1〜S4として出力され
る。
【0025】図5は本発明の第1実施形態を4個のスラ
イディング相関器として動作させた場合の具体的動作例
を示す波形図であり、コードC1、C2、C3、C4と
して“1,−1,1,1”、“−1,−1,−1,−
1”、“1,−1,−1,1”、“−1,1,1,−
1”がそれぞれ乗算器20−1、20−2、20−3、
20−4に逐次入力し、かつ、入力データ系列DBとし
て“1,−1,−1,1”が逐次入力された場合を例に
している。
【0026】この例の場合には、入力データ系列DBと
4種類のコードC1〜C4との相関値S1〜S4が、入
力データ系列DBの入力開始後、1クロックサイクル遅
延後のタイミングから逐次出力され、コードC3が最大
の相関値“4”を示すコードとして判明する。
【0027】以上のように、本発明の第1実施形態によ
れば、回路構成切換手段をなすセレクタ18−1〜18
−4、23−2〜23−4の制御によって、4個のスラ
イディング相関器19−1〜19−4を4タップ・マッ
チドフィルタとしても、それぞれ独立した4個のスライ
ディング相関器としても使用することができる。したが
って、本発明の第1実施形態を4タップ・マッチドフィ
ルタ及び4個のスライディング相関器を必要とする半導
体チップに搭載する場合には、かかる半導体チップの小
型化によるコストの低減化を図ることができる。
【0028】(第2実施形態・・図6、図7)図6は本
発明の第2実施形態を示す回路図である。本発明の第2
実施形態は、W−CDMA送受信機のセルサーチ部に使
用することができるようにしたものであり、本発明の第
1実施形態を拡張し、回路構成切換制御によって、16
タップ・マッチドフィルタとしても、16個のスライデ
ィング相関器としても使用することができるように構成
したものである。
【0029】本発明の第2実施形態においては、本発明
の第1実施形態が備える4段構成の直列入力並列出力型
のシフトレジスタ17の代わりに、16段構成の直列入
力並列出力型のシフトレジスタ24が設けられている。
また、シフトレジスタ24の出力Q1〜Q16又は入力
データ系列DBを選択して出力する16個のセレクタ1
8−1〜18−16(セレクタ18−4〜18−15は
図示を省略)が設けられている。
【0030】また、セレクタ18−1〜18−16に対
応して、16個のスライディング相関器19−1〜19
−16(スライディング相関器19−4〜19−15は
図示を省略)が設けられている。なお、スライディング
相関器19−2〜19−16は同一の回路構成とされて
おり、図示を省略しているスライディング相関器19−
w(但し、w=4、5、…、15)は、乗算器20−w
と、加算器21−wと、レジスタ22−wと、セレクタ
23−wを備えている。
【0031】本発明の第2実施形態を16タップ・マッ
チドフィルタとして動作させる場合には、セレクタ18
−1〜18−16はシフトレジスタ24の出力Q1〜Q
16を選択し、セレクタ23−2は乗算器20−1の乗
算結果を選択して出力し、セレクタ23−3〜23−1
6は加算器21−2〜21−16の加算結果を選択して
出力するように制御する。
【0032】このようにすると、シフトレジスタ24の
出力Q1〜Q16は、セレクタ18−1〜18−16を
介して、乗算器20−1〜20−16に入力し、乗算器
20−v(但し、v=1、2、…、16)で[Qv×C
v]=Mvなる乗算が行われ、更に、加算器21−2〜
21−16が使用され、ΣMv=S16なる加算が行わ
れ、この加算結果S16がマッチドフィルタ出力として
スライディング相関器19−16から出力される。
【0033】また、本発明の第2実施形態を16個のス
ライディング相関器として使用する場合には、セレクタ
18−1〜18−16は入力データ系列DBを選択して
出力し、セレクタ23−2〜23−16はレジスタ22
−2〜22−16の保持値を選択して出力するように制
御する。
【0034】このようにすると、入力データ系列DB
は、セレクタ18−1〜18−16を介して、乗算器2
0−1〜20−16に入力し、乗算器20−vで[DB
i(入力データ系列DBのiチップ目の値)×Cv]=
Mvなる乗算が行われ、更に、加算器21−vで[Mv
+レジスタ22−vの保持値(スライディング相関器1
9−vの前回の相関結果)]なる加算が行われ、これが
レジスタ22−vに保持されると共に、スライディング
相関器19−vのスライディング相関結果Svとして出
力される。
【0035】図7は本発明の第2実施形態を使用したW
−CDMA送受信機のセルサーチ部の一部分を示す回路
図である。図7中、25はPSCの検出とSSCの検出
を行うPSC/SSC相関部であり、26は本発明の第
2実施形態、27はメモリ、28は16タップ・マッチ
ドフィルタである。また、29は相関結果を格納する相
関結果メモリである。
【0036】このように構成されたセルサーチ部では、
PSCを検出する第1ステップ時においては、本発明の
第2実施形態26は、16タップ・マッチドフィルタと
して動作するように制御され、SSCを検出する第2ス
テップ時においては、本発明の第2実施形態26は、1
6個のスライディング相関器として動作するように制御
される。
【0037】本発明の第2実施形態によれば、回路構成
切換手段をなすセレクタ18−1〜18−16、23−
2〜23−16の制御によって、16個のスライディン
グ相関器19−1〜19−16を16タップ・マッチド
フィルタとしても、それぞれ独立した16個のスライデ
ィング相関器としても使用することができる。したがっ
て、本発明の第2実施形態を16タップ・マッチドフィ
ルタ及び16個のスライディング相関器を必要とするW
−CDMA送受信機に使用するディジタルベースバンド
チップに搭載する場合には、ディジタルベースバンドチ
ップの小型化によるコストの低減化を図ることができ
る。
【0038】なお、本発明の第1実施形態及び第2実施
形態は、同様の考え方で相関器を構成しているが、この
ような考え方で相関器を構成する場合には、スライディ
ング相関器が2個以上の場合に適用することができる。
【0039】(第3実施形態・・図8)図8は本発明の
第3実施形態の一部分を示す回路図である。本発明の第
3実施形態は、N個(但し、Nは4以上の偶数)のスラ
イディング相関器19−1〜19−Nを有するものであ
り、スライディング相関器19−(2k+1)[但し、
k=1、…、N/2−1]にセレクタ30−(2k+
1)が追加されている。
【0040】そして、スライディング相関器19−2k
[但し、k=1、…、N/2]内のセレクタ23−2k
は、スライディング相関器19−(2k−1)の乗算器
20−(2k−1)の乗算結果又はスライディング相関
器19−2kの前回の相関結果S(2k)を選択して出
力するように構成されている。
【0041】また、スライディング相関器19−(2k
+1)内のセレクタ23−(2k+1)は、スライディ
ング相関器19−j(但し、j<2k+1)の相関結果
[例えば、スライディング相関器19−2kの相関結果
S(2k)]又はスライディング相関器19−(2k+
1)の前回の相関結果S(2k+1)を選択して出力す
るように構成されている。
【0042】また、スライディング相関器19−(2k
+1)内のセレクタ30−(2k+1)は、スライディ
ング相関器19−h(但し、h>2k+1)の相関結果
[例えば、スライディング相関器19−(2k+2)の
相関結果S(2k+2)]又はスライディング相関器1
9−(2k+1)の乗算器20−(2k+1)の乗算結
果を選択して出力するように構成されている。
【0043】即ち、本発明の第3実施形態では、スライ
ディング相関器19−2kは、スライディング相関器1
9−(2k−1)の乗算器20−(2k−1)の乗算結
果又はスライディング相関器19−2kの前回の相関結
果S(2k)と、スライディング相関器19−2kの乗
算器20−2kの乗算結果との加算を行うように構成さ
れている。
【0044】また、スライディング相関器19−(2k
+1)は、スライディング相関器19−jの相関結果と
スライディング相関器19−hの相関結果との加算、又
は、スライディング相関器19−(2k+1)の乗算器
20−(2k+1)の乗算結果とスライディング相関器
19−(2k+1)の前回の相関結果S(2k+1)と
の加算を行うように構成されている。
【0045】このように、スライディング相関器19−
1の乗算器20−1及びスライディング相関器19−2
〜19−Nの加算器22−2〜21−Nを(3N/2−
2)個のセレクタを用いてツリー状に接続して、Nタッ
プ・マッチドフィルタとして動作させる場合には、Nタ
ップ・マッチドフィルタとしての出力は、スライディン
グ相関器19−(N/2+1)に得ることができる。
【0046】本発明の第3実施形態によれば、回路構成
切換手段をなすセレクタを制御することにより、N個の
スライディング相関器19−1〜19−NをNタップ・
マッチドフィルタとしても、それぞれ独立したN個のス
ライディング相関器としても使用することができる。し
たがって、本発明の第3実施形態をNタップ・マッチド
フィルタ及びN個のスライディング相関器を必要とする
半導体チップに搭載する場合には、かかる半導体チップ
の小型化によるコストの低減化を図ることができる。
【0047】また、本発明の第3実施形態によれば、N
タップ・マッチドフィルタとして動作させる場合、乗算
器20−1〜20−Nの乗算結果の加算段数をlog2N段
に減らすことができ、高速動作を図ることができる。
【0048】(本発明の第3実施形態の第1具体例・・
図9〜図11)図9は本発明の第3実施形態の第1具体
例を示す回路図である。本発明の第3実施形態の第1具
体例は、スライディング相関器19−3にセレクタ30
−3を追加し、セレクタ30−3は、乗算器20−3の
乗算結果又は加算器21−4の加算結果を選択して加算
器21−3に出力するように構成すると共に、セレクタ
23−4は、乗算器20−3の乗算結果又はレジスタ2
2−4の保持値を選択して加算器21−4に出力するよ
うに構成し、その他については、本発明の第1実施形態
と同様に構成したものである。
【0049】図10は本発明の第3実施形態の第1具体
例を4タップ・マッチドフィルタとして動作させる場合
のセレクタ18−1〜18−4、23−2〜23−4、
30−3の状態を示す回路図である。即ち、本発明の第
3実施形態の第1具体例を4タップ・マッチドフィルタ
として動作させる場合には、セレクタ18−1〜18−
4はシフトレジスタ17の出力Q1〜Q4を選択し、セ
レクタ23−2は乗算器20−1の乗算結果を選択して
出力し、セレクタ23−3は加算器21−2の加算結果
を選択して出力し、セレクタ23−4は乗算器20−3
の乗算結果を選択して出力し、セレクタ30−3は加算
器21−4の加算結果を選択して出力するように制御す
る。
【0050】このようにすると、シフトレジスタ17の
出力Q1〜Q4は、セレクタ18−1〜18−4を介し
て、乗算器20−1〜20−4に入力し、乗算器20−
1で[Q1×C1]=M1、乗算器20−2で[Q2×
C2]=M2、乗算器20−3で[Q3×C3]=M
3、乗算器20−4で[Q4×C4]=M4なる乗算が
行われる。
【0051】更に、加算器21−2で[M1+M2]=
S2なる加算が行われ、加算器21−4で[M3+M
4]=S4、加算器21−3で[S2+S4]=S3な
る加算が行われ、この加算結果S3がマッチドフィルタ
出力としてスライディング相関器19−3(=4(スラ
イディング相関器の個数)/2+1)から出力される。
【0052】図11は本発明の第3実施形態の第1具体
例を4個のスライディング相関器として動作させる場合
のセレクタ18−1〜18−4、23−2〜23−4、
30−3の状態を示す回路図である。即ち、本発明の第
3実施形態の第1具体例を4個のスライディング相関器
として使用する場合には、セレクタ18−1〜18−4
は入力データ系列DBを選択して出力し、セレクタ23
−2〜23−4はレジスタ22−2〜22−4の保持値
を選択して出力し、セレクタ30−3は乗算器20−3
の乗算結果を選択して出力するように制御する。
【0053】このようにすると、入力データ系列DB
は、セレクタ18−1〜18−4を介して、乗算器20
−1〜20−4に入力し、乗算器20−1で[DB
i(入力データ系列DBのiチップ目の値)×C1]=
M1、乗算器20−2で[DBi×C2]=M2、乗算
器20−3で[DBi×C3]=M3、乗算器20−4
で[DBi×C4]=M4なる乗算が行われる。
【0054】更に、加算器21−1で[M1+レジスタ
22−1の保持値(スライディング相関器19−1の前
回の相関結果)]=S1、加算器21−2で[M2+レ
ジスタ22−2の保持値(スライディング相関器19−
2の前回の相関結果)]=S2、加算器21−3で[M
3+レジスタ22−3の保持値(スライディング相関器
19−3の前回の相関結果)]=S3、加算器21−4
で[M4+レジスタ22−4の保持値(スライディング
相関器19−4の前回の相関結果)]=S4なる加算が
行われ、これらがレジスタ22−1〜22−4に保持さ
れると共に、スライディング相関器19−1〜19−4
のスライディング相関結果S1〜S4として出力され
る。
【0055】以上のように、本発明の第3実施形態の第
1具体例によれば、回路構成切換手段をなすセレクタ1
8−1〜18−4、23−2〜23−4、30−3の制
御によって、4個のスライディング相関器19−1〜1
9−4を4タップ・マッチドフィルタとしても、それぞ
れ独立した4個のスライディング相関器としても使用す
ることができる。したがって、本発明の第3実施形態の
第1具体例を4タップ・マッチドフィルタ及び4個のス
ライディング相関器を必要とする半導体チップに搭載す
る場合には、かかる半導体チップの小型化によるコスト
の低減化を図ることができる。
【0056】また、本発明の第3実施形態の第1具体例
によれば、4タップ・マッチドフィルタとして動作させ
る場合、乗算器20−1〜20−4の乗算結果の加算段
数を2段に減らすことができるので(加算器21−2、
21−4による加算が第1段、加算器21−3による加
算が第2段)、加算段数が3段である本発明の第1実施
形態(加算器21−2による加算が第1段、加算器21
−3による加算が第2段、加算器21−4による加算が
第3段)よりも動作を高速にすることができる。
【0057】なお、図12は本発明の第3実施形態の第
2具体例として8個のスライディング相関器19−1〜
19−8を設けた場合において、8タップ・マッチドフ
ィルタとして動作させる場合の加算器21−1〜21−
8の接続状態を示しており、この場合には、8タップ・
マッチドフィルタとしての出力は、スライディング相関
器19−5(=8(スライディング相関器の個数)/2+
1)に得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回路構
成を切り換えることにより、マッチドフィルタとして
も、それぞれ独立した複数のスライディング相関器とし
ても動作させることができるので、マッチドフィルタ及
び複数のスライディング相関器を必要とする半導体チッ
プに搭載する場合には、かかる半導体チップの小型化に
よるコストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施形態を4タップ・マッチドフ
ィルタとして動作させる場合のセレクタの状態を示す回
路図である。
【図3】本発明の第1実施形態を4タップ・マッチドフ
ィルタとして動作させた場合の具体的動作例を示す波形
図である。
【図4】本発明の第1実施形態を4個のスライディング
相関器として動作させる場合のセレクタの状態を示す回
路図である。
【図5】本発明の第1実施形態を4個のスライディング
相関器として動作させた場合の具体的動作例を示す波形
図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図7】本発明の第2実施形態を使用したW−CDMA
送受信機のセルサーチ部の一部分を示す回路図である。
【図8】本発明の第3実施形態の一部分を示す回路図で
ある。
【図9】本発明の第3実施形態の第1具体例を示す回路
図である。
【図10】本発明の第3実施形態の第1具体例を4タッ
プ・マッチドフィルタとして動作させる場合のセレクタ
の状態を示す回路図である。
【図11】本発明の第3実施形態の第1具体例を4個の
スライディング相関器として動作させる場合のセレクタ
の状態を示す回路図である。
【図12】本発明の第3実施形態の第2具体例を説明す
るための図である。
【図13】W−CDMA送受信機の受信機部分の一部分
を示す回路図である。
【図14】図13に示すW−CDMA送受信機が備える
セルサーチ部の一部分を示す回路図である。
【符号の説明】
15、16 入力端子 19−i スライディング相関器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データ系列と所定コードとの乗算を行
    う乗算器を有する第1、第2、…、第N(但し、Nは2
    以上の整数)のスライディング相関器を有し、 前記第2、…、第Nのスライディング相関器は、前記第
    1、第2、…、第Nのスライディング相関器の乗算器の
    乗算結果の加算を行う回路構成に切り換えるための回路
    構成切換手段を有していることを特徴とする相関器。
  2. 【請求項2】Nは3以上の整数であって、 前記第1のスライディング相関器は、前記第1のスライ
    ディング相関器の乗算器の乗算結果と、前記第1のスラ
    イディング相関器の前回の相関結果との加算を行うよう
    に構成され、 前記第2のスライディング相関器は、前記第2のスライ
    ディング相関器の乗算器の乗算結果と、前記第1のスラ
    イディング相関器の乗算器の乗算結果又は第2のスライ
    ディング相関器の前回の相関結果との加算を行うように
    構成され、 第g(但し、gは3以上、N以下の整数)のスライディ
    ング相関器は、前記第gのスライディング相関器の乗算
    器の乗算結果と、第g−1のスライディング相関器の相
    関結果又は前記第gのスライディング相関器の前回の相
    関結果との加算を行うように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の相関器。
  3. 【請求項3】Nは4以上の偶数であって、 第2k(但し、k=1、…、N/2)のスライディング
    相関器は、前記第2kのスライディング相関器の乗算器
    の乗算結果と、第2k−1のスライディング相関器の乗
    算器の乗算結果又は前記第2kのスライディング相関器
    の前回の相関結果との加算を行うように構成され、 第2k+1(但し、k=1、…、N/2−1)のスライ
    ディング相関器は、第j(但し、j<2k+1)のスラ
    イディング相関器の相関結果と第h(但し、h>2k+
    1)のスライディング相関器の相関結果との加算、又
    は、前記第2k+1のスライディング相関器の乗算器と
    前記第2k+1のスライディング相関器の前回の相関結
    果との加算を行うように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の相関器。
  4. 【請求項4】前記回路構成切換手段は、前記第1、第
    2、…、第Nのスライディング相関器を前記第1、第
    2、…、第Nのスライディング相関器の乗算器の乗算結
    果の加算を行う回路構成とする場合、前記第1、第2、
    …、第Nのスライディング相関器の乗算器の乗算結果の
    加算値を第N/2+1のスライディング相関器から出力
    する回路構成とすることを特徴とする請求項3記載の相
    関器。
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