WO2024034491A1 - 煙検知装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、従来技術と比較し小型化が容易な2受光式の煙検知装置を提供する。本発明の一実施形態に係る2受光式の煙検知装置1は、偏光を発光する発光部94と、発光部94の発光軸Bと交差する第1受光軸Cを有する第1受光部95と、発光軸Bと交差する第1受光軸Cと異なる第2受光軸Dを有する第2受光部96と、発光部94が発光した際に第1受光部95が出力する信号と第2受光部96が出力する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定するプロセッサ97と、第1受光部95を収容し第1受光軸Cに交差する方向で第1受光部95に向かう光を遮光する遮光部材13を備える。第1受光軸Cは、第1受光部用電子回路基板11の垂直方向に対し傾斜している。遮光部材13は、第1受光部用電子回路基板11に対し第1受光部95を傾斜した状態で取り付け可能とする取付部材の役割も果たす。

Description

煙検知装置
 本発明は、煙を検知する装置に関する。
 監視対象の空間に含まれる煙を検知することで、監視対象の空間における煙の発生を検知する煙検知装置がある。煙検知装置の一方式として、光電式と呼ばれる方式がある。光電式の煙検知装置は、発光部及び受光部を収容する容器内に外部から流れ込む空気中の煙の粒子により発光部から発光された光が反射した反射光を受光部が受光した際に生成する信号に基づき煙の検知を行う。
 光電式の煙検知装置のさらに一方式として、2受光式と呼ばれる方式がある。2受光式の煙検知装置の一方式として、発光部から発光軸方向に偏光を発光し、発光軸に対し異なる方向から交差する受光軸を有する2つの受光部が生成する信号に基づき、空気中の煙の種類を判定するものがある。
 2受光式の煙検知装置を開示している特許文献として、例えば特許文献1がある。
特開2020-181507号公報
 図11は、従来技術にかかる2受光式の煙検知装置9の構成を模式的に示した図である。図11においては、本発明の特徴に関係しない構成部については図示が省略されている。図11(A)は煙検知装置9の容器の蓋を取り外した状態を平面視した図である。図11(B)は図11(A)に破線で示す煙検知装置9の断面を矢印Aの方向に見た図である。ただし、図11(B)は、容器の蓋が取り付けられた状態の煙検知装置9の断面を示している。
 以下の説明において、便宜的に、図11(A)が描かれている紙面が拡がる方向を水平面とする。
 煙検知装置9は、発光部用電子回路基板91、第1受光部用電子回路基板92、第2受光部用電子回路基板93、発光部94、第1受光部95、第2受光部96、プロセッサ97、容器98を備える。
 発光部用電子回路基板91は、水平面に対し垂直に起立するように配置されている電子回路基板である。発光部用電子回路基板91には、発光部94が配置されている。
 第1受光部用電子回路基板92は、水平面に対し傾斜した平面上に配置されている電子回路基板である。第1受光部用電子回路基板92には、第1受光部95、プロセッサ97が配置されている。
 第2受光部用電子回路基板93は、水平面に対し垂直に起立するように配置されている電子回路基板である。第2受光部用電子回路基板93には、第2受光部96が配置されている。
 なお、プロセッサ97は第1受光部用電子回路基板92以外の電子回路基板(例えば、発光部用電子回路基板91又は第2受光部用電子回路基板93)に配置されてもよい。
 発光部94は、図11において矢印Bで示される発光軸(以下、「発光軸B」という)の方向に偏光を発光する。例えば、発光部94が発光する偏光が直線偏光の場合、その直線の方向は水平面に対して垂直であり、発光部94が発光する偏光が楕円偏光の場合、その楕円の長軸の方向は水平面に対して垂直である。
 第1受光部95は、図11(B)において矢印Cで示される第1受光軸(以下、「第1受光軸C」という)の方向に向かう光を受光し、受光した光の強度を示す信号を生成する。第1受光軸Cは、発光軸Bを含む垂直面(水平面と直交する面)内において発光軸Bと所定の角度で交差する。第1受光部用電子回路基板92は、第1受光軸Cに対し垂直となる位置に配置されている。
 第2受光部96は、図11(A)において矢印Dで示される第2受光軸(以下、「第2受光軸D」という)の方向に向かう光を受光し、受光した光の強度を示す信号を生成する。第2受光軸Dは、第1受光軸Cとは異なる方向の軸であり、発光軸Bを含む水平面内において発光軸Bと所定の角度で交差する。
 なお、発光軸Bと第1受光軸Cの間の角度と、発光軸Bと第2受光軸Dの間の角度は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
 プロセッサ97はデータを処理する演算装置であり、発光部94が発光した際に第1受光部95が生成する信号と、発光部94が発光した際に第2受光部96が生成する信号とに基づき、空気中の煙の種類を判定する煙判定部の役割を果たす。例えば、プロセッサ97は、発光部94が発光した際に第1受光部95が生成する信号の振幅値に対する、発光部94が発光した際に第2受光部96が生成する信号の振幅値の比率と、所定の閾値との比較結果に基づき、容器98の外部から容器98内に流入する空気の中の煙の種類を判定する。
 容器98は、発光部94、第1受光部95、第2受光部96を含む煙検知装置9の構成部を収容する。容器98は、外部から流入する空気の流入口H1と、外部に流出する空気の流出口H2を有する。
 上述した従来技術にかかる煙検知装置9においては、第1受光部用電子回路基板92が水平面に対し傾斜するように配置され、第2受光部用電子回路基板93が水平面に対し起立するように配置されるため、鉛直方向(図11(B)における縦方向)の長さが長くなり、煙検知装置9のサイズが大きくなる。
 上記の事情に鑑み、本発明は、従来技術と比較し小型化が容易な2受光式の煙検知装置を提供する。
 上記の課題を解決するため、本発明は、光を発光する発光部と、前記発光部の発光軸と交差する第1受光軸を有する第1受光部と、前記第1受光部が配置された第1電子回路基板と、前記発光部の発光軸と交差し前記第1受光軸と異なる方向の第2受光軸を有する第2受光部と、前記第2受光部が配置された第2電子回路基板と、前記発光部が発光した際に前記第1受光部が生成する信号と、前記発光部が発光した際に前記第2受光部が生成する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定する煙判定部とを備え、前記第1電子回路基板の垂直方向に対し前記第1受光軸が傾斜している煙検知装置を提案する。
 本発明に係る2受光式の煙検知装置は、従来技術にかかる2受光式の煙検知装置と比較し、小型化が容易である。
一実施形態にかかる煙検知装置の構成を模式的に示した図。 一実施形態にかかる遮光部材の外観図。 一実施形態にかかる遮光部材の断面図。 一変形例にかかる遮光部材の外観図。 一変形例にかかる遮光部材の外観図。 一変形例にかかる遮光部材の外観図。 一変形例にかかる遮光部材の外観図。 一変形例にかかる煙検知装置と対比される煙検知装置の構成を模式的に示した図。 一変形例にかかる煙検知装置の構成を模式的に示した図。 一変形例にかかる煙検知装置の構成を模式的に示した図。 従来技術にかかる煙検知装置の構成を模式的に示した図。
[実施形態]
 以下に、本発明の一実施形態に係る煙検知装置1を説明する。煙検知装置1は、従来技術にかかる煙検知装置9と共通する構成部を備える。従って、以下に煙検知装置1が煙検知装置9と異なる点を説明し、共通する点に関する説明は省略する。また、以下の説明において、煙検知装置1が備える構成部のうち、煙検知装置9が備える構成部と共通するものには、煙検知装置9において用いた符号と同じ符号を用いる。
 図1は、煙検知装置1の構成を模式的に示した図である。ただし、図1においては、本発明の特徴に関係しない構成部については図示が省略されている。図1(A)は煙検知装置1の容器の蓋を取り外した状態を平面視した図である。図1(B)は図1(A)に破線で示す断面を矢印Aの方向に見た図である。ただし、図1(B)は、容器の蓋が取り付けられた状態の煙検知装置1の断面を示している。
 以下の説明において、便宜的に、図1(A)が描かれている紙面が拡がる方向を水平面とする。
 煙検知装置1は、煙検知装置9と共通して備える構成部として、発光部用電子回路基板91、第2受光部用電子回路基板93(第2電子回路基板の一例)、発光部94、第1受光部95、第2受光部96、プロセッサ97を備える。
 煙検知装置1は、煙検知装置9が備える第1受光部用電子回路基板92に代えて、第1受光部用電子回路基板11(第1電子回路基板の一例)を備える。第1受光部用電子回路基板11は水平面に対し実質的に平行に配置されている。すなわち、第1受光部用電子回路基板11と発光部94の発光軸Bは実質的に平行である。なお、本願において「実質的に」とは、「製造者の意図せぬ誤差を考慮しない場合に」という意味である。
 また、煙検知装置1は、煙検知装置9が備える容器98に代えて、容器12を備える。容器12は、容器98と比較し、鉛直方向の長さが短い。容器12が容器98よりも鉛直方向の長さを短くできるのは、第1受光部用電子回路基板11が水平面に対し傾斜していないためである。なお、容器12は、容器98と同様に、流入口H1と流出口H2を有する。
 また、煙検知装置1は、煙検知装置9が備えない遮光部材13を備える。遮光部材13は、第1受光部95を囲むように配置された遮光性の部材である。遮光部材13は、第1受光軸Cに交差する方向で第1受光部95に向かう光を遮光する。遮光部材13により遮光される光には、発光部94から発光され、発光軸Bから外れて第1受光部95に向かう光や、発光部94から発光され、容器12内で反射して第1受光部95に向かう光が含まれる。遮光部材13は、それらの光が煙の有無の判定や煙の種類の判定に与える影響を低減する役割を果たす。また、遮光部材13は、第1受光部用電子回路基板11に対し第1受光部95を所定の角度で配置するための取付部材の役割も果たす。
 図2は遮光部材13の外観図である。図2(A)は遮光部材13を上から見た図、図2(B)は遮光部材13を図1(B)の右側から左方向に見た図、図2(C)は遮光部材13を図1(B)の左側から右方向に見た図である。また、図3は、遮光部材13の断面図である。
 遮光部材13は、外部から見える構成部である遮光箱131と、遮光箱131の内側に配置される絞り板132と、遮光箱131の内側に配置される受光部配置板133を備える。遮光箱131は、角筒を斜めにカットし、上面を塞ぎ、その上面に開口H3を設けた構造をしている。開口H3は、第1受光軸C上に位置している。
 なお、遮光箱131は、第1受光部95を収容し、第1受光軸C上に開口H3を有する中空の遮光部材であれば、その形状は図2に記載のものに限られない。例えば、遮光箱131が、円筒を斜めにカットし、上面を塞ぎ、その上面に開口H3を設けた構造であってもよい。
 絞り板132は、遮光箱131に収容され、第1受光軸Cと実質的に垂直で、第1受光軸C上に孔H4を有する板状の遮光部材である。絞り板132は、第1受光軸Cに交差する方向で開口H3を通って遮光箱131内に入ってきた光が第1受光部95に到達しないように、その光を遮光する。図1~図3において、絞り板132の数は1枚であるが、遮光部材13が平行に配置された複数枚の絞り板132を有してもよい。また、遮光箱131のみで十分な遮光が行われる場合は、遮光部材13が絞り板132を有さなくてもよい。
 受光部配置板133は、遮光箱131に収容され、第1受光軸Cと実質的に垂直で、絞り板132よりも奥側(第1受光部用電子回路基板11に近い側)に配置され、その上に第1受光部95を取り付けるための板状の部材である。受光部配置板133には、第1受光部95の接続端子(リード)を通す孔H5が設けられている。なお、孔H5の形状は円柱形状、角柱形状等のいずれであってもよい。また、孔H5の数は、第1受光部95の接続端子の数や位置に応じて1又は2以上のいずれであってもよい。
 煙検知装置1において、第1受光部95は受光部配置板133の上側に配置され、その接続端子が受光部配置板133の孔H5を通って下側にある第1受光部用電子回路基板11に接続されている。すなわち、第1受光部95は、遮光部材13を介して第1受光部用電子回路基板11に配置されている。
 上記のように、煙検知装置1においては、第1受光部用電子回路基板11の垂直方向(鉛直方向)に対し、第1受光軸Cが傾斜している。そのため、煙検知装置1の容器12は、煙検知装置9の容器98と比較し、鉛直方向の長さを短くできる。その結果、煙検知装置1は、煙検知装置9と比較し、小型化が容易である。
[変形例]
 上述の実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下に示す2以上の変形例が適宜組み合わされてもよい。
(変形例1)
 第1受光軸Cに交差する方向で第1受光部95に向かう光の量が無視できる程度に少ない場合は、煙検知装置1が遮光部材13を備えなくてもよい。
(変形例2)
 煙検知装置1の鉛直方向の長さを短くする程、遮光部材13が発光軸Bに近づき、発光部94から発光された光が遮光部材13で反射する確率が高くなる。遮光部材13で反射した光の一部は第2受光部96に向かい、第2受光部96が生成する信号に悪影響を与える。その結果、煙検知装置1による煙の検知及び検知した煙の種類の判定の精度が低下する。従って、発光部94から発光された光が遮光部材13で反射する確率は低い方が望ましい。
 煙検知装置1の鉛直方向の長さを短くし、かつ、発光部94から発光された光が遮光部材13で反射する確率を下げるために、遮光箱131の発光軸Bに最も近い縁部分が面取りされた形状であってもよい。なお、遮光箱131の面取りされた形状は、面取り加工により形成されたものに限られず、例えば遮光箱131の成型時に面取りされた形状に成型されてもよい。また、遮光箱131の面取りの種類は、C面取り、R面取り(フィレット)のいずれであってもよい。
 図4は、この変形例にかかる遮光部材13を図1(B)の手前方向から見た図である。遮光部材13のうち、図4に破線の円で示した部分が、面取りされた形状となっている。
(変形例3)
 煙検知装置1の鉛直方向の長さを短くし、かつ、発光部94から発光された光が遮光部材13で反射する確率を下げるために、遮光箱131の発光軸Bに最も近い縁部分に凹部が設けられてもよい。
 図5は、この変形例にかかる遮光部材13を、上から見た図(図5(A))、図1(B)の右側から左方向に見た図(図5(B))、及び、図1(B)の左側から右方向に見た図(図5(C))である。図5に示されるように、この変形例にかかる遮光部材13の遮光箱131には、凹部R1が設けられている。なお、凹部R1により、遮光箱131に孔が開いてもよい。
(変形例4)
 湿度の高い状態で気温が急上昇すると、遮光部材13の温度が周囲の空気の温度より低くなり、遮光部材13に接した空気が遮光部材13によって冷却されて結露を生じる場合がある。遮光部材13の表面に結露により水滴が付着すると、発光部94から発光された光がそれらの水滴で反射する確率が高くなる。水滴で反射した光の一部は第2受光部96に向かい、第2受光部96が生成する信号に悪影響を与える。従って、発光部94から発光された光が水滴で反射する確率は低い方が望ましい。
 そこで、遮光箱131の発光軸Bに最も近い縁が第1受光部用電子回路基板11と実質的に平行でないように構成されてもよい。図6は、この変形例にかかる遮光部材13の一例を、図1(B)の右側から左方向に見た図(図6(A))、及び、図1(B)の左側から右方向に見た図(図6(B))である。また、図7は、この変形例にかかる遮光部材13の他の例を、図1(B)の右側から左方向に見た図(図7(A))、及び、図1(B)の左側から右方向に見た図(図7(B))である。
 この変形例にかかる煙検知装置1においては、遮光部材13の表面に結露により水滴が付着した場合、遮光箱131のうち発光軸Bに最も近い遮光箱131の稜線L1に付着した水滴が、稜線L1の傾きにより自重により流れ落ちやすい。従って、発光部94から発光された光が水滴で反射する確率が低減される。
(変形例5)
 遮光部材13の遮光箱131が第2受光部96の受光領域に入ると、発光部94から発光され、遮光箱131で反射した光の一部が第2受光部96に受光され、第2受光部96が生成する信号に悪影響を与える。その結果、煙検知装置1による煙の検知及び検知した煙の種類の判定の精度が低下する。従って、遮光箱131は、第2受光部96の受光領域外に配置されていることが望ましい。
 図8は、遮光箱131の一部が、第2受光部96の受光領域A1内に配置されている場合の煙検知装置1(この変形例にかかる煙検知装置と対比される煙検知装置)の構成を模式的に示した図である。一方、図9は、遮光箱131が、第2受光部96の受光領域A2外に配置されている場合の煙検知装置1の構成を模式的に示した図である。図9の構成の煙検知装置1の方が、図8の構成の煙検知装置1よりも、煙の検知及び検知した煙の種類の判定の精度が高い確率が高く、望ましい。
 図9の例では、図8の例よりも、第2受光部96が発光部94に近い位置に配置されている。その結果、発光軸Bと第1受光軸Cの交点P1と、発光軸Bと第2受光軸Dの交点P2とが実質的に異なっている。このように、交点P1と交点P2をずらすことで、煙検知装置1の鉛直方向の長さを短く維持しつつ、煙の検知及び検知した煙の種類の判定の精度を高めることができる。
 なお、図9の例では、図8の例と比較し、第2受光部96が発光部94に近い位置に配置されているが、これに代えて、図8の例と比較し、第1受光部95が発光部94から離れた位置に配置されてもよい。
(変形例6)
 第1受光部用電子回路基板11が容器12の外部に配置されてもよい。図10は、この変形例にかかる煙検知装置1の断面を模式的に示した図である。この変形例にかかる煙検知装置1においては、容器12に収容され、第1受光部用電子回路基板11に接続される電子部品の接続端子を通す孔が、容器12に設けられている。図10においては、それらの孔のうち、第1受光部95の接続端子を通す孔H6が示されている。なお、この場合、第1受光部95は、遮光部材13、容器12を介して第1受光部用電子回路基板11に配置されることになる。
 この変形例において、第1受光部用電子回路基板11に、容器12に収容されない電子部品を配置することができる。図10に示される電子部品14、電子部品15は、それらの電子部品を例示したものである。
 この変形例においては、第1受光部用電子回路基板11が容器12に収容される場合と比較し、第1受光部用電子回路基板11に配置される電子部品の位置や大きさの自由度が高まるとともに、容器12に収容されない電子部品を第1受光部用電子回路基板11に容易に取り付けることができる。
(変形例7)
 煙検知装置1が、遮光部材13に加えて、もしくは代えて、第2受光部96を囲むように配置され、第2受光軸Dに交差する方向で第2受光部96に向かう光を遮光する遮光部材を備えてもよい。
(変形例8)
 上述した実施形態においては、発光部94は偏光を発光するものとしたが、発光部94が偏光でない光を発光してもよい。例えば、発光軸Bと第1受光軸Cの間の角度と、発光軸Bと第2受光軸Dの間の角度とが異なっている場合、発光軸Bと第1受光軸Cの交点P1と、発光軸Bと第2受光軸Dの交点P2とが異なっている場合、第1受光部95と第2受光部96の一方のみが遮光部材で囲まれている場合、のように、第1受光部95の受光の条件と第2受光部96の受光の条件が異なれば、第1受光部95の生成する信号が示す光の強度と、第2受光部96の生成する信号が示す光の強度との比率が煙の種類によって変化する場合がある。従って、発光部94が発光する光は必ずしも偏光でなくてもよい。
 1…煙検知装置、9…煙検知装置、11…第1受光部用電子回路基板、12…容器、13…遮光部材、14…電子部品、15…電子部品、91…発光部用電子回路基板、92…第1受光部用電子回路基板、93…第2受光部用電子回路基板、94…発光部、95…第1受光部、96…第2受光部、97…プロセッサ、98…容器、131…遮光箱、132…絞り板、133…受光部配置板。

Claims (7)

  1.  光を発光する発光部と、
     前記発光部の発光軸と交差する第1受光軸を有する第1受光部と、
     前記第1受光部が配置された第1電子回路基板と、
     前記発光部の発光軸と交差し前記第1受光軸と異なる方向の第2受光軸を有する第2受光部と、
     前記第2受光部が配置された第2電子回路基板と、
     前記発光部が発光した際に前記第1受光部が生成する信号と、前記発光部が発光した際に前記第2受光部が生成する信号とに基づき空気中の煙の種類を判定する煙判定部と
     を備え、
     前記第1電子回路基板の垂直方向に対し前記第1受光軸が傾斜している
     煙検知装置。
  2.  前記第1受光部を収容し、前記第1受光軸上に開口を有する中空の遮光部材である遮光箱を備える
     請求項1に記載の煙検知装置。
  3.  前記遮光箱の前記発光部の発光軸に最も近い縁部分が、面取りされた形状、凹部を有する形状、及び、前記第1電子回路基板と実質的に平行でない形状、の少なくとも1つである
     請求項2に記載の煙検知装置。
  4.  前記遮光箱に収容され、前記第1受光軸と実質的に垂直で、前記第1受光軸上に孔を有する板状の遮光部材である絞り板を備える
     請求項2に記載の煙検知装置。
  5.  前記遮光箱が前記第2受光部の受光領域外に配置されている
     請求項2に記載の煙検知装置。
  6.  前記発光部の発光軸と前記第1受光軸の交点と、前記発光部の発光軸と前記第2受光軸の交点とが実質的に異なる
     請求項1に記載の煙検知装置。
  7.  前記発光部、前記第1受光部、及び、前記第2受光部を収容し、外部から流入する空気の流入口と外部に流出する空気の流出口を有する容器を備え、
     前記第1電子回路基板は前記容器の外部に配置されている
     請求項1に記載の煙検知装置。
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