WO2024024580A1 - チューブ管用継手 - Google Patents

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繁佳 松井
利彦 松田
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    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
    • F16L37/30Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings
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Abstract

2つのチューブ管を連結するチューブ管用継手は、挿入方向である軸方向に凹状の被挿入部を有する雌型コネクタと、軸方向に沿って被挿入部に挿入される、凸状の挿入部を有する雄型コネクタとを備える。雌型コネクタは、押圧部材と、内部シール部材と、バネと、バネの一端に接続され、軸方向の反対方向に付勢され、雄型コネクタを挿入していない状態で、内部シール部材と当接する外周部材と、バネ格納部と、雄型コネクタを挿入した際に、雌型コネクタと雄型コネクタとの隙間をシールする外部シール部材と、外部シール部材とバネ格納部とを覆う環状部材と、をさらに有する。環状部材は、軸方向における外部シール部材とバネ格納部との間に位置する凹部を有する。

Description

チューブ管用継手
 本開示は、連結可能な雄型コネクタ及び雌型コネクタを有するチューブ管用継手に関する。
 チューブ管を流れる内部流体として水を含む媒体の場合には、低い温度の場合に容積を膨張させて凍結するという問題がある。この容積膨張を伴う凍結の際の圧力によって継手が損傷または破壊されることがある。
 従来、2つの流動媒体用収容要素を連結するための継手において、第1接続端部と第2接続端部との間に均圧室を備え、均圧室内に圧縮性インサートが配置され、均圧室の内壁と圧縮性インサートとの間に流動媒体が流れる継手が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この継手によれば、流動媒体の温度に起因する容積膨張の際に、圧縮性インサートが圧縮され、凍結時の損傷や破壊を防止できるとされている。
特許第5986389号公報
 しかし、上記従来の継手では、容積膨張を緩和する均圧スペースを設けるとともに、適切な硬さのインサート部材が必要であり、部品数が増えること、継手が大型化することなどの問題があった。そのため、電子機器内等の冷却用配管など、狭いスペースでの設置、着脱作業に適していなかった。
 また、電子機器内では、水漏れを発生させられないという制約があった。
 本開示は、水を含む内部流体の凍結による容積膨張が生じても、外部シール部材の設置箇所の半径方向への膨張を抑制できるチューブ管用継手を提供することを目的とする。
 本開示に係るチューブ管用継手は、内部に流体を流す2つのチューブ管を繋げて連結するためのチューブ管用継手であって、内側に流体が流れる第1の管を有し、挿入方向である軸方向に凹状の被挿入部を有する、雌型コネクタと、内側に流体が流れる第2の管を有し、軸方向に沿って被挿入部に挿入されて被挿入部と連結する、凸状の挿入部を有する、雄型コネクタと、を備える。雌型コネクタは、被挿入部の内側に位置する押圧部材と、押圧部材の周囲に配置された内部シール部材と、第1の管の周囲に配置されたバネと、バネの一端に接続され、バネによって軸方向の反対方向に付勢され、雄型コネクタを被挿入部に挿入していない状態において、内部シール部材と当接する、外周部材と、バネを格納するバネ格納部と、雄型コネクタを被挿入部に挿入した際に、雌型コネクタと前記雄型コネクタとの隙間をシールする外部シール部材と、外部シール部材とバネ格納部とを覆う環状部材と、をさらに有する。外部シール部材は、雄型コネクタを被挿入部に挿入していない状態において、外周部材と環状部材との隙間をシールする。環状部材は、軸方向における外部シール部材とバネ格納部との間に位置する凹部を有する。凹部は、環状部材の円周方向の少なくとも一部にわたって、環状部材の外表面から環状部材の半径方向に凹んでいる。
 本開示に係るチューブ管用継手によれば、環状部材は、外部シール部材とバネ格納部との間において、円周方向の少なくとも一部にわたって半径方向外側に凹形状の凹部を有する。そこで、水を含む内部流体の凍結による容積膨張が生じても、外部シール部材の設置箇所の半径方向への膨張を抑制できる。
実施の形態1に係るチューブ管用継手の流路が開放された開放状態の外観を示す概略斜視図である。 図1の流路が開放状態のチューブ管用継手の軸方向に垂直な方向からの概略断面図である。 (a)は、図2のチューブ管用継手の中を流れる内部流体が凍結により容積膨張した場合に、第1バネ格納部から第1外周部材を半径方向外側に押して変形する様子を示す概略断面図であり、(b)は、第1バネ格納部の半径方向の膨張が凹部の軸方向の変形に変換される様子を示す模式図である。 図2のチューブ管用継手の第1バネ、第1バネ格納部、及び、凹部を示す拡大断面図である。 実施の形態2に係るチューブ管用継手の流路が開放された開放状態の外観を示す概略斜視図である。 図5の流路が開放状態のチューブ管用継手の軸方向に垂直な方向からの断面図である。
 第1の態様に係るチューブ管用継手は、内部に流体を流すチューブ管を繋げて連結するためのチューブ管用継手であって、内側に流体が流れる第1の管を有し、挿入方向である軸方向に凹状の被挿入部を有する、雌型コネクタと、内側に流体が流れる第2の管を有し、軸方向に沿って被挿入部に挿入されて連結する、凸状の挿入部を有する、雄型コネクタと、を備え、雌型コネクタは、周囲にシール部材を有する押圧部材と、被挿入部に一端が接続されたバネと、バネの他端に接続され、軸方向の外側に付勢され、雄型コネクタを被挿入部に挿入していない状態において、押圧部材の周囲のシール部材と当接する、外周部材と、バネを格納するバネ格納部と、雄型コネクタを被挿入部に挿入していない状態において、押圧部材との間に外周部材を挟んで外部との隙間をシールし、雄型コネクタを被挿入部に挿入した際に、雌型コネクタと雄型コネクタとの隙間をシールする外部シール部材と、軸方向において、外部シール部材とバネ格納部とを覆う環状部材と、を有し、環状部材は、軸方向について外部シール部材とバネ格納部との間において、円周方向の少なくとも一部にわたって半径方向外側に凹形状の凹部を有する。
 第2の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1の態様において、バネ格納部が膨張した際に、凹部は、軸方向に変形するように構成されていてもよい。
 第3の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1又は第2の態様において、凹部は、バネ格納部の一端と軸方向において同位置に配置されていてもよい。
 第4の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1から第3のいずれかの態様において、外周部材の外周に凹凸部を有し、環状部材の内周が上記凹凸部の形状に沿った凹凸形状を有していてもよい。
 第5の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1から第4のいずれかの態様において、バネ格納部の半径方向外側に、環状部材の内周側と連通する連通孔をさらに有してもよい。
 第6の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1から第5のいずれかの態様において、バネ格納部の半径方向内側に配置されている断熱材をさらに有してもよい。
 第7の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1から第6のいずれかの態様において、流体は、水を含んでもよい。
 第8の態様に係るチューブ管用継手は、上記第1から第7のいずれかの態様において、バネ格納部は、バネと、バネの内周側の第1の管と、バネの外周側の外周部材とによって画成されてもよい。
 以下、実施の形態に係るチューブ管用継手について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
 (実施の形態1)
 図1は、実施の形態1に係るチューブ管用継手20の流路が開放された開放状態の外観を示す概略斜視図である。図2は、図1の流路18が開放状態のチューブ管用継手の軸方向に垂直な方向からの断面図である。
 実施の形態1に係るチューブ管用継手20は、内部に流体を流す2つのチューブ管(図示せず)を繋げて連結するためのチューブ管用継手である。このチューブ管用継手は、内側に流体が流れる第1の管16を有し、挿入方向である軸方向に凹状の被挿入部24を有する、雌型コネクタ1と、内側に流体が流れる第2の管17を有し、軸方向に沿って被挿入部24に挿入されて連結する、凸状の挿入部22を有する、雄型コネクタ2と、を備える。雌型コネクタ1は、周囲に第1シール部材8を有する第1押圧部材3と、被挿入部24に一端が接続された第1バネ4と、第1外周部材19と、第1バネ4を格納する第1バネ格納部5と、外部シール部材と、軸方向において、外部シール部材6と第1バネ格納部5とを覆う環状部材14と、を有する。第1外周部材19は、第1バネ4の他端に接続され、軸方向外側に付勢され、雄型コネクタ2を被挿入部24に挿入していない状態において、第1押圧部材3の周囲の第1シール部材8と当接する。外部シール部材6は、雄型コネクタ2を被挿入部24に挿入していない状態において、第1押圧部材3との間に第1外周部材19を挟んで外部との隙間をシールし、雄型コネクタ2を被挿入部24に挿入した際に、雌型コネクタ1と雄型コネクタ2との隙間をシールする。環状部材14は、軸方向について外部シール部材6と第1バネ格納部5との間において、円周方向の少なくとも一部にわたって半径方向外側に凹形状の凹部7を有する。
 上記構成のチューブ管継手によれば、環状部材14は、外部シール部材6と第1バネ格納部5との間において、円周方向の少なくとも一部にわたって半径方向外側に凹形状の凹部7を有する。そこで、水を含む内部流体の凍結による容積膨張が生じても、外部シール部材6の設置箇所の半径方向への膨張を抑制できる。これによって、流体の漏れを抑制できる。
 以下に、このチューブ管用継手20を構成する各部材について説明する。
 <流体>
 このチューブ管用継手20のチューブ管に流れる内部流体は、水又は水を含む液体である。つまり、低温で内部流体が凍結する際に容積膨張を伴う流体である。
 <雌型コネクタ>
 雌型コネクタ1は、内側に流体が流れる第1の管16を有し、挿入部22が挿入されて連結する、軸方向(X方向)に凹状の被挿入部24を有する。また、端部のチューブ管接続部15aでチューブ管(図示せず)と接続する。第2の管17は、チューブ管から流体が流れる。
  <被挿入部>
 被挿入部24は、軸方向(X方向)に凹状であり、第1押圧部材3と、第1シール部材8と、第1外周部材19と、を有する。
   <第1押圧部材>
 第1押圧部材3は、軸方向に凸状であって、雄型コネクタ2を雌型コネクタ1に挿入していない状態で、第1バネ4によって軸方向の外側に付勢されている。雄型コネクタ2を雌型コネクタ1に挿入すると、雄型コネクタ2の第2押圧部材13は、雌型コネクタ1の第1押圧部材3と当接する。図2に示すように、第1押圧部材3は、被挿入部24の内側に位置している。
   <第1シール部材>
 第1シール部材8は、環状であって、第1押圧部材3の周囲に配置されている。第1シール部材8は、例えば、Oリングを用いることができる。第1シール部材8は、内部シール部材の一例である。
  <第1バネ>
 第1バネ4は、被挿入部24に一端が接続されている。第1バネ4は、第1の管16の周囲に配置されている。
  <第1外周部材>
 第1外周部材19は、第1バネ4によって軸方向(挿入方向X)の反対方向に付勢されている。雄型コネクタが離間する場合には、第1外周部材19は、第1シール部材8と当接して、雌型コネクタ1の第1の管16と雄型コネクタ2の第2の管17との間の流路18を閉止する。これによって閉止状態となる。第1外周部材19は、第1バネ4の一端4aに接続されている(図2参照)。
 一方、第1バネ4を圧縮した場合には、第1外周部材19は、第1シール部材8から離間して、第1の管16と第2の管17との間の流路18を開放する。これによって開放状態となる。第1外周部材19は、第1バネ4を介して第1押圧部材3と接続されており、第2バネ10の伸張状態と圧縮状態とによって、第1外周部材19と第2押圧部材13との軸方向における相対位置が変化する。
 第1外周部材19の外周に凹凸部を有し、環状部材14の内周が上記凹凸部の形状に沿った凹凸形状であってもよい。すなわち、第1外周部材19は、第1外周部材19の外周面において凹凸形状を有する。環状部材14は、環状部材14の内周面において第1外周部材19の凹凸形状に沿った凹凸形状を有する。これによって、第1外周部材19と環状部材14との間の容積を減らすことができ、半径方向への膨張をさらに抑制できる。
  <第1バネ格納部>
 第1バネ格納部5は、第1バネ4を格納し、第1バネ4と、第1バネ4の内周側の第1の管16と、第1バネの外周側の第1外周部材19とによって画成される。
  <外部シール部材>
 図2及び図4に示すように、第1外周部材19及び第2外周部材9と、第1外周部材19及び第2外周部材9の外周を囲む雌型コネクタ1の環状部材14との間をシールする外部シール部材6をさらに備える。外部シール部材6は、第1外周部材19又は第2外周部材9と当接し、第1外周部材19及び第2外周部材9が軸方向にシフトする。このため、外部シール部材6は、断面形状が、例えばX形状である。断面がX形状であることによって、外部シール部材6は、第1外周部材19又は第2外周部材9と軸方向に2点で接するので、通常の円形形状よりも軸方向のすべり抵抗が小さくなる。
 外部シール部材6は、第1外周部材19または第2外周部材9と当接してシールしているので、閉止状態と開放状態との間で第1外周部材19及び第2外周部材9を軸方向にシフトさせた場合にも液漏れを抑制できる。すなわち、外部シール部材6は、雄型コネクタ2を被挿入部24に挿入していない状態(開放状態)において、第1外周部材19と環状部材14との隙間をシールする。
   <環状部材>
 環状部材14は、軸方向において、外部シール部材6と、第1バネ格納部5とを覆う。環状部材14は、軸方向における外部シール部材6と第1バネ格納部5との間において、円周方向の少なくとも一部にわたって半径方向外側に凹形状の凹部7を有する。凹部7は、環状部材14の外表面14aから環状部材14の半径方向(挿入方向Xと直交し、環状部材14の中心に向かう方向)に凹んでいる。なお、凹部7は、図2に示すように、円周方向の全周にわたって設けられている場合に限られない。例えば、実施の形態2に係るチューブ管継手の場合のように、周方向の一部にわたる凹形状であってもよい。
 また、凹部7は、第1バネ格納部5の一端と軸方向において同位置に配置されていてもよい。この場合の一端とは、第1バネ4が縮んだ状態の一端である。なお、凹部7は、第1バネ格納部5の一端と厳密に同位置に限られず、一部オーバーラップしていてもよい。凹部7の断面形状は、図2に示す矩形状に限られず、半円状、V字状、多角形状等のいずれであってもよい。
 図3(a)は、図2のチューブ管用継手20の中を流れる内部流体が凍結により容積膨張した場合に、第1バネ格納部5から第1外周部材19を半径方向外側に押して変形する様子を示す概略断面図であり、(b)は、第1バネ格納部5の半径方向の膨張が凹部7の軸方向の変形に変換される様子を示す模式図である。図4は、図2のチューブ管用継手の第1バネ4、第1バネ格納部5、及び、凹部7を示す拡大断面図である。図3(a)に示すように、第1バネ格納部5は、第1の管16と連通している。すなわち、第1バネ格納部5は、第1の管16の内側を流れる流体が第1バネ格納部5に入るように構成されている。
 凹部7によって、シール部分である外部シール部材6と、水を含む流体が膨張する第1バネ格納部5とを分けている。これによって、凹部7は、第1バネ格納部5が膨張した際に、軸方向の反対方向(挿入方向Xの反対方向)に変形するように構成されている。具体的には、図3(a)に示すように、第1バネ格納部5内の内部流体が凍結により容積膨張すると、矢印21に示すように半径方向外側に変形する。この半径方向外側への変形21は、環状部材14に設けられた凹部7において、図3(b)の模式図に示すように、軸方向への変形23に変換される。これによって、第1バネ格納部5から凹部7を挟んで配置している外部シール部材6の設置箇所では半径方向外側への変形は生じない。これによって、外部シール部材6が半径方向外側に引き剥がされることがなく、内部流体の漏れを生じない。
 <雄型コネクタ>
 雄型コネクタ2は、内側に流体が流れる第2の管17を有し、挿入方向X(図2参照)である軸方向(X方向)に凸状の挿入部22を有する。また、端部のチューブ管接続部15bでチューブ管(図示せず)と接続する。第2の管17は、チューブ管から流体が流れる。
  <挿入部>
 挿入部22は、軸方向(X方向)に凸状であり、第2押圧部材13と、第1シール部材8と、第2外周部材9とを有する。
   <第2押圧部材>
 第2押圧部材13は、軸方向に凸状であって、雄型コネクタ2を雌型コネクタ1に挿入していない状態で、第2バネ10によって軸方向(X方向)の外側に付勢されている。
   <第2シール部材>
 第2シール部材12は、環状であって、第2押圧部材13の周囲に配置されている。例えば、Oリングを用いることができる。
   <第2外周部材>
 第2外周部材9は、第2バネ10を軸方向(X方向)に支持し、第2押圧部材13から離間して軸方向(X方向)の周囲を環状に囲んでいる。
 また、第2バネ10によって第2押圧部材13を付勢している場合には、第1外周部材19は、第2シール部材12と当接して、雄型コネクタ2の第2の管17と雌型コネクタ1の第1の管16との間の流路18を閉止する。これによって閉止状態となる。
 一方、第2バネ10を圧縮した場合には、第2外周部材9は、第2シール部材12から離間して、第1の管16と第2の管17との間の流路18を開放する。これによって開放状態となる。
 第2外周部材9は、第2バネ10を介して第2押圧部材13と接続されており、第2バネ10の伸張状態と圧縮状態とによって、第2外周部材9と第2押圧部材13との軸方向における相対位置が変化する。
   <凸部>
 挿入部22には、雄型コネクタ2の軸方向(X方向)の周囲の側面に凸部30を有してもよい。凸部30は、円形に限られず、四角形等の多角形であってもよい。なお、凸部30のエッジは曲面処理されているほうが摩擦を少なくすることができる。
   <第1の貫通孔>
 図1に示すように、被挿入部24は、雌型コネクタ1の軸方向(X方向)の周囲の側面に、軸方向に対して傾斜した方向に延び、凸部30が移動可能な第1の貫通孔25aを有してもよい。
 凸部30が雌型コネクタ1の第1の貫通孔25aによって軸方向にガイドされることで雄型コネクタ2は、雌型コネクタ1に接続される。
 孔が軸方向に沿って設けられている場合には、雄型コネクタ2を回転させることなく軸方向にまっすぐに押し込む必要があり、大きな力が必要となる。これに対して、第1の貫通孔25aが軸方向に対して傾斜して設けられているので、雄型コネクタ2を回転させながら少ない力でトルクを利用して軸方向に容易に挿入できる。また、第1の貫通孔25aが軸方向に対して傾斜しているので、軸方向への押し込みの際の回転方向を特定できる。
   <第2の貫通孔>
 第1の貫通孔25aの軸方向の側の端部26bから側面の面内方向に沿って連続し、軸方向と交差する方向の側面に軸方向と略垂直の周方向に延びる第2の貫通孔25b、をさらに有してもよい。
 凸部30が、第2の貫通孔25bによって、軸方向に対して固定されることで、雄型コネクタ2は、雌型コネクタ1に接続される。また、第2の貫通孔25bが周方向に所定長さを有するように設けておくことにより、凸部30の周方向に沿った位置を調整可能である。これによって、雄型コネクタ2の回転によるチューブ管のねじれを解消できる。第2の貫通孔25bは、軸に対して、例えば、20°以上あってもよい。
 (閉止状態)
 閉止状態では、雄型コネクタ2を雌型コネクタ1に挿入し、第1押圧部材3と第2押圧部材13とを当接させ、第1バネ4で第1押圧部材3を付勢し、第2バネ10で第2押圧部材13を付勢している。この場合、第1外周部材19と第1シール部材8、第2外周部材9と第2シール部材12とがそれぞれ当接して、第1の管16と第2の管17との間の流路18を閉止する。
 (開放状態)
 一方、開放状態では、第1バネ4及び第2バネ10を圧縮し、第1外周部材19及び第2外周部材9に対して、第1押圧部材3及び第2押圧部材13のX方向における相対位置がX方向の負方向に変化する。これによって、第1外周部材19及び第2外周部材9は、第1シール部材8及び第2シール部材12と離間して、図2に矢印で示すように、第1の管16と第2の管17との間の流路18が開放される。この場合、流路18の方向は、第1の管16から第2の管17に向かう流れに限られず、逆に第2の管17から第1の管16に向かう流れであってもよい。また、流路18は、第1押圧部材3及び第2押圧部材13の外周の、第1外周部材19及び第2外周部材9と第1シール部材8及び第2シール部材12との間に画成される。
 (実施の形態2)
 図5は、実施の形態2に係るチューブ管用継手20aの流路18が開放された開放状態の外観を示す概略斜視図である。図6は、図5の流路18が開放状態のチューブ管用継手20aの軸方向に垂直な方向からの断面図である。
 このチューブ管用継手20aは、実施の形態1に係るチューブ管用継手と対比すると、環状部材14の凹部7aが全周にわたっておらず、周方向の一部にわたる凹形状である点で相違する。また、各凹部7aを区切るリブ32は、補強リブとして機能し、凹部が膨張する際には、半径方向への変形を抑制して軸方向への変形に変換することができる。
 また、このチューブ管用継手20aによれば、第1バネ格納部5の半径方向外側に、環状部材14の内周側と連通する連通孔34をさらに有してもよい。すなわち、第1外周部材19は、環状部材14の内周側と連通する連通孔34を有してもよい。これによって、チューブ管用継手20aが低温にさらされ、外側から順に凍っていく場合に、環状部材14の内周側の液体が内側に逃げられるという効果がある。
 なお、この場合において、上記連通孔34を設けた箇所に対応して上記リブ32を設けることによって、連通孔34を設けた箇所では内側に液体が逃げられるので、存在する液体の量が少なく、リブ32による変形の抑制効果がさらに得られる。
 また、第1バネ格納部5の半径方向内側に配置されている断熱材36をさらに有してもよい。すなわち、雌型コネクタ1は、第1バネ格納部5に格納され、第1バネ4の内側に配置されている断熱材36をさらに有してもよい。これによって、外側から順に凍っていく場合にも半径方向内側に配置した断熱材36の遮熱効果によって、内周の液体が凍結しにくくなり、第1バネ格納部5の液体が凍結する際、内側に液体を逃がすことができる。これによって半径方向外側への膨張が抑制できる。上記断熱材36としては、例えば、ゴムシートを用いることができる。
 なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
 本開示に係るチューブ管用継手によれば、水を含む内部流体の凍結による容積膨張が生じても、外部シール部材の設置箇所の半径方向への膨張を抑制できる。そこで、水を含む内部流体を流通させる継手として有用である。
1 雌型コネクタ
2 雄型コネクタ
3 第1押圧部材
4 第1バネ
5 第1バネ格納部
6 外部シール部材
7、7a 凹部
8 第1シール部材
9 第2外周部材
10 第2バネ
11 第2バネ格納部
12 第2シール部材
13 第2押圧部材
14 環状部材
15a、15b チューブ管接続部
16 第1の管
17 第2の管
18 流路
19 第1外周部材
20、20a チューブ管用継手
21 半径方向外側への変形
22 挿入部
23 軸方向への変形
24 被挿入部
25a 第1の貫通孔
25b 第2の貫通孔
26a 手前側の端部
26b 軸方向の側の端部
28 外郭部材
30 凸部
32 リブ
34 連通孔
36 断熱材

Claims (8)

  1.  内部に流体を流す2つのチューブ管を繋げて連結するためのチューブ管用継手であって、
     内側に流体が流れる第1の管を有し、挿入方向である軸方向に凹状の被挿入部を有する、雌型コネクタと、
     内側に流体が流れる第2の管を有し、前記軸方向に沿って前記被挿入部に挿入されて前記被挿入部と連結する、凸状の挿入部を有する、雄型コネクタと、
    を備え、
     前記雌型コネクタは、
      前記被挿入部の内側に位置する押圧部材と、
      前記押圧部材の周囲に配置された内部シール部材と、
      前記第1の管の周囲に配置されたバネと、
      前記バネの一端に接続され、前記バネによって前記軸方向の反対方向に付勢され、前記雄型コネクタを前記被挿入部に挿入していない状態において、前記内部シール部材と当接する、外周部材と、
      前記バネを格納するバネ格納部と、
      前記雄型コネクタを前記被挿入部に挿入した際に、前記雌型コネクタと前記雄型コネクタとの隙間をシールする外部シール部材と、
      前記外部シール部材と、前記バネ格納部とを覆う環状部材と、をさらに有し、
     前記外部シール部材は、前記雄型コネクタを前記被挿入部に挿入していない状態において、前記外周部材と前記環状部材との隙間をシールし、
     前記環状部材は、前記軸方向における前記外部シール部材と前記バネ格納部との間に位置する凹部を有し、
     前記凹部は、前記環状部材の円周方向の少なくとも一部にわたって、前記環状部材の外表面から前記環状部材の半径方向に凹んでいる、チューブ管用継手。
  2.  前記バネ格納部が膨張した際に、前記凹部は、前記軸方向の反対方向に変形するように構成されている、請求項1に記載のチューブ管用継手。
  3.  前記凹部は、前記バネ格納部の一端と前記軸方向において同位置に配置される、請求項1に記載のチューブ管用継手。
  4.  前記外周部材は、前記外周部材の外周面において凹凸形状を有し、
     前記環状部材は、前記環状部材の内周面において前記外周部材の前記凹凸形状に沿った凹凸形状を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブ管用継手。
  5.  前記外周部材は、前記環状部材の内周側と連通する連通孔を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブ管用継手。
  6.  前記雌型コネクタは、前記バネ格納部に格納され、前記バネの内側に配置されている断熱材をさらに有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブ管用継手。
  7.  前記流体は、水を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブ管用継手。
  8.  前記バネ格納部は、前記第1の管と連通している、請求項1から3のいずれか一項に記載のチューブ管用継手。
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