WO2023199394A1 - ディジタル送信機 - Google Patents
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- An object of the present disclosure is to provide a digital transmitter that can suppress deterioration of the SN ratio of a signal transmitted from the digital transmitter.
- the amplifiers 11(1) to 11(n) amplify the plurality of ⁇ modulation signals DL, and the filters 12(1) to 12(n) filter the amplified plurality of ⁇ modulation signals DL, and the antenna 13( 1) to 13(n) radiate a plurality of filtered ⁇ modulated signals DL into space.
- variable delay circuit unit 21 has variable delay circuits 21(1) to 21(n), as shown in FIG.
- variable delay circuits 21(1) to 21(n) adjust the amount of delay of the ⁇ modulation signal DL output from the CDR circuit 3(1) to CDR circuit 3(n). For example, the variable delay circuit 21(1) adjusts the delay amount of the ⁇ modulation signal DL output from the CDR circuit 3(1), and the variable delay circuit unit 21(2) adjusts the delay amount of the ⁇ modulation signal DL output from the CDR circuit 3(2). The variable delay circuit unit 21(n) adjusts the delay amount of the ⁇ modulated signal DL output from the CDR circuit 3(n).
- the digital transmitter DS of the modified example as a phased array antenna, can perform in-phase synthesis of the plurality of ⁇ modulation signals DL radiated from the antennas 13(1) to 13(n) in a desired direction.
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Abstract
ディジタル送信機(DS)は、クロック(CL)を生成するクロック生成回路(1A)と、クロック(CL)に基づきディジタル変調信号(DG)にデルタシグマ変調を施すことにより、第1のデルタシグマ変調信号(DL)を生成するデルタシグマ変調回路(1C)と、第1のデルタシグマ変調信号(DL)を複数の第2のデルタシグマ変調信号(DL)に分配する分配回路(2)と、複数の第2のデルタシグマ変調信号(DL)をリタイミングする複数の再生回路(3)と、複数の再生回路(3)から出力される、リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号(DL)を合成する合成回路(4)と、を含み、複数の再生回路(3)のループ帯域が、クロック生成回路(1A)のループ帯域以下であり、分配回路(2)が、分配を、複数の第2のデルタシグマ変調信号(DL)がキャリア周波数で同相になるように行い、または、合成回路(4)が、合成を、リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号(DL)がキャリア周波数で同相になるように行う。
Description
本開示は、ディジタル送信機に関する。
非特許文献1に記載のディジタル送信機は、モデム等で生成されたベースバンド周波数帯の変調信号をデルタシグマ変調回路によりデルタシグマ変調することによって、直接、高周波数帯に変換し送信する。これにより、前記ディジタル送信機は、前記送信を安価で汎用的なIC、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を用いて実現することができる。上記したデルタシグマ変調回路を駆動するクロック生成回路として、例えば、上記したFPGA内部のPLL(Phase Lock Loop)回路を用いる。
前畠貴、戸谷一幸、亀田卓、末松憲治、「1ビットディジタルRF送信機に関する要素技術開発」、信学技報、vol.113、no.57、SR2013-2、pp.9-15、2013年5月
しかしながら、上記したPLL回路の位相雑音が大きいと、上記したデルタシグマ変調回路によりデルタシグマ変調されたディジタル変調信号の位相雑音が大きくなり、上記したディジタル送信機から送信される信号のSN比が劣化し、即ち、通信品質が劣化するとの課題があった。
本開示の目的は、ディジタル送信機から送信される信号のSN比の劣化を抑制することができるディジタル送信機を提供することにある。
上記した課題を解決すべく、本開示に係るディジタル送信機は、クロックを生成するクロック生成回路と、クロックに基づきディジタル変調信号にデルタシグマ変調を施すことにより、第1のデルタシグマ変調信号を生成するデルタシグマ変調回路と、第1のデルタシグマ変調信号を複数の第2のデルタシグマ変調信号に分配する分配回路と、複数の第2のデルタシグマ変調信号をリタイミングする複数の再生回路と、複数の再生回路から出力される、リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号を合成する合成回路と、を含み、複数の再生回路のループ帯域が、クロック生成回路のループ帯域以下であり、分配回路が、分配を、複数の第2のデルタシグマ変調信号がキャリア周波数で同相になるように行い、または、合成回路が、合成を、リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号がキャリア周波数で同相になるように行う。
本開示に係るディジタル送信機によれば、ディジタル送信機から送信される信号のSN比の劣化を抑制することができる。
本開示に係るディジタル送信機の実施形態について説明する。
実施形態1.
〈実施形態1〉
実施形態1のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態1〉
実施形態1のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態1の構成及び動作〉
図1は、実施形態1のディジタル送信機DSの構成を示す。
図1は、実施形態1のディジタル送信機DSの構成を示す。
実施形態1のディジタル送信機DSは、図1に示されるように、変調信号出力回路1と、同相分配回路2と、CDR回路ユニット3と、同相合成回路4と、増幅器5と、フィルタ6と、アンテナ7と、を含む。
クロック生成回路1Aは、「クロック生成回路」に対応し、ΔΣ変調回路1Cは、「デルタシグマ変調回路」に対応し、同相分配回路2は、「分配回路」に対応し、CDR回路ユニット3は、「再生回路」に対応し、同相合成回路4は、「合成回路」に対応する。
変調信号出力回路1は、図1に示されるように、クロック生成回路1Aと、モデム1Bと、ΔΣ変調回路1Cと、を有する。クロック生成回路1Aは、従来知られたPLL回路PK(図示せず。)を備え、クロックCLを生成する。モデム1Bは、送信すべき通信データTDをクロックCLに基づきディジタル変調することによりディジタル変調信号DG(例えば、多ビット)を生成する。ΔΣ変調回路1Cは、ディジタル変調信号DGをクロックCLに基づきデルタシグマ変調することによりΔΣ変調信号DL(例えば、1ビット)を生成する。
同相分配回路2は、例えば、ウィルキンソン型の同相分配回路である。同相分配回路2は、分配後の複数のΔΣ変調信号DLが1つの(同一の)キャリア周波数(RF周波数)において同相となるように、ΔΣ変調回路1Cから出力されるΔΣ変調信号DLをCDR回路ユニット3内のCDR回路3(1)~CDR回路3(n)(nは、2以上の整数)に分配する。
CDR回路3(1)~CDR回路3(n)は、PLL回路(図示せず。)から構成されている。PLL回路は、例えば、位相比較回路、位相同期用ループフィルタ、及び電圧制御発振器を内蔵する。CDR回路3(1)~CDR回路3(n)は、同相分配回路2により分配されたΔΣ変調信号DLをいわゆるリタイミングし、より詳しくは、上記したPLL回路により複数のΔΣ変調信号DLからクロック成分を抽出することにより再生クロック信号を生成し、かつ、前記再生クロック信号を用いて複数のΔΣ変調信号DLをリタイミングする。ここで、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)は、相互に同一の動作を行う。
同相合成回路4は、例えば、ウィルキンソン型の同相合成回路である。同相合成回路4は、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)によりリタイミングされた複数のΔΣ変調信号DLが1つの(同一の)キャリア周波数(RF周波数)において同相となるように、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLを合成する。
増幅器5は、同相合成回路4により合成されたΔΣ変調信号DLを増幅する。フィルタ6は、増幅器5により増幅されたΔΣ変調信号DLを濾波し、即ち、量子化雑音及び不要波を抑圧する。アンテナ7は、フィルタ6により濾波されたΔΣ変調信号DLを送信し、即ち、空間に放射する。
図2は、実施形態1の離調周波数及び位相雑音間の特性の一例を示す。
ΔΣ変調回路1Cの位相雑音は、クロック生成回路1Aの位相雑音が支配的となることから、より詳しくは、クロック生成回路1Aの上記したPLL回路PKの位相雑音が支配的となることから、図2A中の点線で示されるように、雑音レベルが高い。
ΔΣ変調回路1Cから出力されるΔΣ変調信号DLは、上述したように、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)によりリタイミングされる。ここで、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域が、クロック生成回路1A内部のPLL回路PKのループ帯域と同一であると、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)の位相雑音は、図2A中の実線で示されるように、ΔΣ変調回路1Cの位相雑音と同等になる。
CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLは、上述したように、同相合成回路4により同相合成される。CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力されるループ帯域内であるΔΣ変調信号DLは、相互に同相であることから、電圧加算される。対照的に、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外である雑音は、相互に無相関であることから、上記した電圧加算ではなく、電力加算される。その結果、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)の位相雑音は、図2B中の実線で示されるように、ΔΣ変調回路1Cの位相雑音(図2Aの実線、及び図2Bの実線で図示。)に比して低減され、具体的には、雑音の電力は、信号の電力に比して、2合成(2つの信号を合成する場合)で3dBだけ低減され、4合成(4つの信号を合成する場合)で6dBだけ低減される。
〈実施形態1の効果〉
上述したように、実施形態1のディジタル送信機DSでは、同相合成回路4は、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される、ループ帯域内でありかつ相互に同相である複数のΔΣ変調信号DLを電圧加算し、対照的に、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される、ループ帯域外でありかつ相互に無相関である複数の雑音を電力加算する。
上述したように、実施形態1のディジタル送信機DSでは、同相合成回路4は、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される、ループ帯域内でありかつ相互に同相である複数のΔΣ変調信号DLを電圧加算し、対照的に、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される、ループ帯域外でありかつ相互に無相関である複数の雑音を電力加算する。
これにより、キャリア電力(信号電力)の増加に比して、雑音電力の増加が少ない。その結果、同相合成後のΔΣ変調信号DLの位相雑音を、上記した同相合成の下での電圧加算及び電力加算が行われることなく出力されるΔΣ変調信号DLの位相雑音に比して改善することができる。
同相分配回路2及び同相合成回路4のいずれかが、同相の機能を確保するための構成(図4~図6に図示。)を有すれば足り、換言すれば、同相分配回路2及び同相合成回路4の両回路が、上記した同相の機能を確保するための構成を有する必要は無い。
〈変形例1〉
図3は、変形例1の離調周波数及び位相雑音間の特性の一例を示す。
図3は、変形例1の離調周波数及び位相雑音間の特性の一例を示す。
実施形態1では、図2Aに示されるように、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域は、ΔΣ変調回路1Cのループ帯域と同一である。
変形例1では、上記とは相違し、図3Aに示されるように、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域は、ΔΣ変調回路1Cのループ帯域より狭い。ここで、一般に、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外の位相雑音は、クロック生成回路1Aのループ帯域外の位相雑音よりも良好である。従って、変形例1では、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域内の位相雑音は、クロック生成回路1Aのループ帯域内の位相雑音と変わらないものの、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外の位相雑音は、クロック生成回路1Aのループ帯域外の位相雑音に比して改善される。
さらに、同相合成回路4が、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLを同相合成することにより、図3Bに示されるように、同相合成回路4のループ帯域外の位相雑音は、図2Bに図示の同相合成回路4のループ帯域外の位相雑音と同様に改善される。
以上より、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域が、クロック生成回路1Aのループ帯域以下であることが望ましいといえる。
〈変形例2〉
図4は、変形例2の同相分配回路2及び同相合成回路4を構成する縦続直列共振回路101の構成を示す。
図4は、変形例2の同相分配回路2及び同相合成回路4を構成する縦続直列共振回路101の構成を示す。
図5は、変形例2の同相分配回路2の構成を示す。
図6は、変形例2の同相合成回路4の構成を示す。
〈縦続直列共振回路101の構成〉
同相分配回路2及び同相合成回路4(両回路とも、図1に図示。)は、図4に示されるように、縦続直列共振回路101により構成されてもよい。縦続直列共振回路101は、例えば、相互に縦続接続された直列共振回路102(1)~102(4)からなり、各直列共振回路102は、コンデンサ及びインダクタを備える。
同相分配回路2及び同相合成回路4(両回路とも、図1に図示。)は、図4に示されるように、縦続直列共振回路101により構成されてもよい。縦続直列共振回路101は、例えば、相互に縦続接続された直列共振回路102(1)~102(4)からなり、各直列共振回路102は、コンデンサ及びインダクタを備える。
〈同相分配回路2の構成〉
図5に図示された、縦続直列共振回路101から構成される同相分配回路2では、直列共振回路102(1)~102(4)の各共振周波数がΔΣ変調信号DLのキャリア周波数と同一になるように、コンデンサの値及びインダクタの値が設定される。
図5に図示された、縦続直列共振回路101から構成される同相分配回路2では、直列共振回路102(1)~102(4)の各共振周波数がΔΣ変調信号DLのキャリア周波数と同一になるように、コンデンサの値及びインダクタの値が設定される。
上記に加えて、図5に示されるように、縦続直列共振回路101の端子TAには、ΔΣ変調回路1C(図1に図示。)の出力端子が接続され、かつ、縦続直列共振回路101の端子TB1~TB5には、CDR回路3(1)~CDR回路3(5)(n=5を想定する場合)の入力端子が接続される。
上記した構成により、直列共振回路102(1)~102(4)の両端でのΔΣ変調信号DLが同相となることから、同相である複数のΔΣ変調信号DLがCDR回路3(1)~CDR回路3(5)へ出力される。
〈同相合成回路4の構成〉
図6に図示された、縦続直列共振回路101から構成される同相合成回路4では、直列共振回路102(1)~102(4)の各共振周波数がΔΣ変調信号DLのキャリア周波数と同一になるように、コンデンサの値及びインダクタの値が設定される。
図6に図示された、縦続直列共振回路101から構成される同相合成回路4では、直列共振回路102(1)~102(4)の各共振周波数がΔΣ変調信号DLのキャリア周波数と同一になるように、コンデンサの値及びインダクタの値が設定される。
上記に加えて、図6に示されるように、縦続直列共振回路101の端子TB1~TB5には、CDR回路3(1)~CDR回路3(5)(n=5を想定する場合)が接続され、かつ、縦続直列共振回路101の端子TAには、増幅器5(図1に図示。)の入力端子が接続される。
上記した構成により、直列共振回路102(1)~102(4)の両端でのΔΣ変調信号DLが同相となることから、CDR回路3(1)~CDR回路3(5)からの複数のΔΣ変調信号DLが同相で合成され、同相で合成されたΔΣ変調信号DLが増幅器5へ出力される。
実施形態2.
〈実施形態2〉
実施形態2のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態2〉
実施形態2のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態2の構成〉
図7は、実施形態2のディジタル送信機DSの構成を示す。
図7は、実施形態2のディジタル送信機DSの構成を示す。
実施形態2のディジタル送信機DSは、実施形態1のディジタル送信機DS(図1に図示。)と同様に、変調信号出力回路1と、同相分配回路2と、CDR回路ユニット3と、を含む。実施形態2のディジタル送信機DSは、他方で、実施形態1のディジタル送信機DSと相違し、実施形態1の同相合成回路4、増幅器5、フィルタ6に代えて、増幅器ユニット11と、フィルタユニット12と、アンテナユニット13と、を含む。
図7に示されるように、増幅器ユニット11は、増幅器11(1)~11(n)を有し、フィルタユニット12は、フィルタ12(1)~12(n)を有し、アンテナユニット13は、アンテナ13(1)~13(n)を有する。
〈実施形態2の動作〉
実施形態2のディジタル送信機DSの動作について説明する。
実施形態2のディジタル送信機DSの動作について説明する。
実施形態2のディジタル送信機DSでは、変調信号出力回路1~CDR回路ユニット3は、実施形態1の変調信号出力回路1~CDR回路ユニット3と同様に動作する。それにより、CDR回路ユニット3内のCDR回路3(1)~CDR回路3(n)から、分配されかつリタイミングされた複数のΔΣ変調信号DLが、増幅器ユニット11内の増幅器11(1)~11(n)へ出力される。
増幅器11(1)~11(n)は、複数のΔΣ変調信号DLを増幅し、フィルタ12(1)~12(n)は、増幅された複数のΔΣ変調信号DLを濾波し、アンテナ13(1)~13(n)は、濾波された複数のΔΣ変調信号DLを空間に放射する。
複数のアンテナ13(1)~13(n)から放射された複数のΔΣ変調信号DLは、空間中で合成される。複数のアンテナ13(1)~13(n)から放射された、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域内にある複数のΔΣ変調信号DLは、キャリア電力(信号電力)が相互に同相であることから、電圧加算される。他方で、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外にある位相雑音は、相互に無相関であることから、電圧加算でなく、電力加算される。これにより、実施形態1と同様に、ディジタル送信機DSから出力されるΔΣ変調信号DLの位相雑音を改善することができる。
〈実施形態2の効果〉
上述したように、実施形態2のディジタル送信機DSでは、アンテナ13(1)~13(n)から空間に放射された複数のΔΣ変調信号DLが空間中で合成されることにより、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外での位相雑音が電圧加算されることから、上記した合成後のΔΣ変調信号DLの位相雑音を改善することが可能となる。
上述したように、実施形態2のディジタル送信機DSでは、アンテナ13(1)~13(n)から空間に放射された複数のΔΣ変調信号DLが空間中で合成されることにより、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外での位相雑音が電圧加算されることから、上記した合成後のΔΣ変調信号DLの位相雑音を改善することが可能となる。
実施形態2では、上記の効果に加えて、アンテナ13(1)~13(n)から放射される複数のΔΣ変調信号DLが空間中で合成されることから、実施形態1のディジタル送信機DSで必要である同相合成回路4(図1に図示。)を不要にすることができる。
〈変形例〉
図8は、変形例のディジタル送信機DSの構成を示す。
図8は、変形例のディジタル送信機DSの構成を示す。
変形例のディジタル送信機DSは、図8に示されるように、実施形態2と同様に、変調信号出力回路1と、同相分配回路2と、増幅器ユニット11と、フィルタユニット12と、アンテナユニット13と、を含む。変形例のディジタル送信機DSは、他方で、図8に示されるように、実施形態2と相違し、可変遅延回路ユニット21を更に含む。
可変遅延回路ユニット21は、図8に示されるように、可変遅延回路21(1)~21(n)を有する。
可変遅延回路21(1)~21(n)は、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力されるΔΣ変調信号DLの遅延量を調整する。例えば、可変遅延回路21(1)は、CDR回路3(1)から出力されるΔΣ変調信号DLの遅延量を調整し、可変遅延回路ユニット21(2)は、CDR回路3(2)から出力されるΔΣ変調信号DLの遅延量を調整し、可変遅延回路ユニット21(n)は、CDR回路3(n)から出力されるΔΣ変調信号DLの遅延量を調整する。これにより、変形例のディジタル送信機DSは、フェーズドアレイアンテナとして、アンテナ13(1)~13(n)から放射される複数のΔΣ変調信号DLを所望の方向で同相合成させることができる。
変形例のディジタル送信機DSでは、可変遅延回路21(1)~21(n)を用いることに代えて、複数の移相器(図示せず。)を用い、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLの通過位相を制御してもよい。
実施形態3.
〈実施形態3〉
実施形態3のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態3〉
実施形態3のディジタル送信機DSについて説明する。
〈実施形態3の構成及び動作〉
図9は、実施形態3のディジタル送信機DSの構成を示す。
図9は、実施形態3のディジタル送信機DSの構成を示す。
実施形態3のディジタル送信機DSは、図9に示されるように、実施形態1のディジタル送信機DS(図1に図示。)と同様に、変調信号出力回路1と、CDR回路ユニット3と、増幅器5と、フィルタ6と、アンテナ7と、を含み、また、実施形態2と同様に、可変遅延回路ユニット21を含む。
実施形態3のディジタル送信機DSは、他方で、図9に示されるように、実施形態1及び実施形態2のディジタル送信機DSと相違し、分配回路31と、合成回路32と、を更に含む。
分配回路31は、ΔΣ変調回路1Cから出力されたΔΣ変調信号DLをCDR回路3(1)~CDR回路3(n)に分配する。CDR回路3(1)~CDR回路3(n)は、分配された後の複数のΔΣ変調信号DLをリタイミングし、可変遅延回路21(1)~21(n)へ出力する。
可変遅延回路21(1)~21(n)は、合成回路32により複数のΔΣ変調信号DLがキャリア周波数において同相で合成されるように、複数のΔΣ変調信号DLの遅延量を調整し、調整後の複数のΔΣ変調信号DLを合成回路32へ出力する。
合成回路32は、遅延量を調整された複数のΔΣ変調信号DLを合成する。前記合成後のΔΣ変調信号DL、即ち、同相合成後のΔΣ変調信号DLは、増幅器5及び6を経由した後に、アンテナ7から空間に放射される。
〈実施形態3の効果〉
上述したように、実施形態3では、可変遅延回路21(1)~21(n)が、分配回路31によるΔΣ変調信号DLの分配の後にCDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLの位相のばらつきに応じて、複数のΔΣ変調信号DLの遅延量を調整し、かつ、合成回路32が、前記遅延量を調整された複数のΔΣ変調信号DLを合成し、即ち、同相合成する。当該同相合成により、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外の位相雑音が、実施形態1、実施形態2と同様に電圧加算されることから、実施形態1、実施形態2と同様に、上記した合成後のΔΣ変調信号DLの位相雑音を改善することが可能となる。
上述したように、実施形態3では、可変遅延回路21(1)~21(n)が、分配回路31によるΔΣ変調信号DLの分配の後にCDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLの位相のばらつきに応じて、複数のΔΣ変調信号DLの遅延量を調整し、かつ、合成回路32が、前記遅延量を調整された複数のΔΣ変調信号DLを合成し、即ち、同相合成する。当該同相合成により、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)のループ帯域外の位相雑音が、実施形態1、実施形態2と同様に電圧加算されることから、実施形態1、実施形態2と同様に、上記した合成後のΔΣ変調信号DLの位相雑音を改善することが可能となる。
上記した効果に加えて、実施形態3では、同相分配回路2及び同相合成回路4(両回路とも、図1に図示。)を不要にすることができる。
〈変形例〉
実施形態3のディジタル送信機DSでは、可変遅延回路21(1)~21(n)により複数のΔΣ変調信号DLの遅延量を制御することに代えて、例えば、複数の移相器(図示せず。)を用い、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLの通過位相を制御してもよい。
実施形態3のディジタル送信機DSでは、可変遅延回路21(1)~21(n)により複数のΔΣ変調信号DLの遅延量を制御することに代えて、例えば、複数の移相器(図示せず。)を用い、CDR回路3(1)~CDR回路3(n)から出力される複数のΔΣ変調信号DLの通過位相を制御してもよい。
本開示の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態同士を組み合わせてもよく、また、各実施形態中の構成要素を適宜、削除し、変更し、または、他の構成要素を追加してもよい。
本開示に係るディジタル送信機は、ディジタル送信機から送信される信号のSN比の劣化を抑制することに利用可能である。
1 変調信号出力回路、1A クロック生成回路、1B モデム、1C ΔΣ変調回路、2 同相分配回路、3 CDR回路ユニット、4 同相合成回路、5 増幅器、6 フィルタ、7 アンテナ、CL クロック、DG ディジタル変調信号、DL ΔΣ変調信号、DS ディジタル送信機、TD 通信データ。
Claims (5)
- クロックを生成するクロック生成回路と、
前記クロックに基づきディジタル変調信号にデルタシグマ変調を施すことにより、第1のデルタシグマ変調信号を生成するデルタシグマ変調回路と、
前記第1のデルタシグマ変調信号を複数の第2のデルタシグマ変調信号に分配する分配回路と、
前記複数の第2のデルタシグマ変調信号をリタイミングする複数の再生回路と、
前記複数の再生回路から出力される、リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号を合成する合成回路と、
を含み、
前記複数の再生回路のループ帯域が、前記クロック生成回路のループ帯域以下であり、
前記分配回路が、前記分配を、前記複数の第2のデルタシグマ変調信号がキャリア周波数で同相になるように行い、または、前記合成回路が、前記合成を、前記リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号が前記キャリア周波数で同相になるように行う、
ディジタル送信機。 - クロックを生成するクロック生成回路と、
前記クロックに基づきディジタル変調信号にデルタシグマ変調を施すことにより、第1のデルタシグマ変調信号を生成するデルタシグマ変調回路と、
前記第1のデルタシグマ変調信号を複数の第2のデルタシグマ変調信号に分配する分配回路と、
前記複数の第2のデルタシグマ変調信号をリタイミングする複数の再生回路と、
前記複数の第2のデルタシグマ変調信号を空間に放射する複数のアンテナと、
を含み、
前記複数の再生回路のループ帯域が、前記クロック生成回路のループ帯域以下であり、
前記分配回路が、前記分配を、前記複数の第2のデルタシグマ変調信号がキャリア周波数で同相になるように行う、
ディジタル送信機。 - 前記複数の再生回路から出力される、前記リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号の遅延量を制御する複数の可変遅延回路を更に含む、
請求項2に記載のディジタル送信機。 - クロックを生成するクロック生成回路と、
前記クロックに基づきディジタル変調信号にデルタシグマ変調を施すことにより、第1のデルタシグマ変調信号を生成するデルタシグマ変調回路と、
前記第1のデルタシグマ変調信号を複数の第2のデルタシグマ変調信号に分配する分配回路と、
前記複数の第2のデルタシグマ変調信号をリタイミングする複数の再生回路と、
前記複数の再生回路から出力される、前記リタイミングされた複数の第2のデルタシグマ変調信号の遅延量を制御する複数の可変遅延回路と、
前記複数の可変遅延回路から出力される、遅延量を制御された複数の第2のデルタシグマ変調信号を合成する合成回路と、
を含み、
前記複数の再生回路のループ帯域が、前記クロック生成回路のループ帯域以下であり、
ディジタル送信機。 - 前記分配回路又は前記合成回路は、前記第1のデルタシグマ変調信号又は前記複数の第2のデルタシグマ変調信号のキャリア周波数が共振周波数である、複数の直列共振回路が縦続接続された縦続直列共振回路を有する請求項1、2、4のいずれかに記載のディジタル送信機。
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JP2024501480A JP7515766B2 (ja) | 2022-04-12 | 2022-04-12 | ディジタル送信機 |
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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JP2013017067A (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-24 | Mitsubishi Electric Corp | 注入同期発振装置 |
WO2017057164A1 (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 日本電気株式会社 | デジタル送信機 |
WO2017085789A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 三菱電機株式会社 | ディジタル送信機 |
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- 2022-04-12 JP JP2024501480A patent/JP7515766B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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WO2017085789A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 三菱電機株式会社 | ディジタル送信機 |
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