WO2023195076A1 - 電動機、送風機および空気調和装置 - Google Patents

電動機、送風機および空気調和装置 Download PDF

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隆徳 渡邉
和慶 土田
貴也 下川
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    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/278Surface mounted magnets; Inset magnets

Definitions

  • a motor rotor having two types of permanent magnets with different magnetic properties is known.
  • the rotor described in Patent Document 1 includes an annular ferrite bond magnet and an annular rare earth bond magnet provided on the outer circumferential side of the rotor.
  • FIG. 3 is a flowchart showing a method for manufacturing a rotor according to the first embodiment.
  • FIG. 3 is a schematic diagram showing a second mold used in the rotor manufacturing method of the first embodiment.
  • the stator core 61 has an annular yoke 61a centered on the central axis Ax, and a plurality of teeth 61b extending radially inward from the yoke 61a.
  • the teeth 61b are arranged at equal angular intervals in the circumferential direction.
  • the teeth 61b face the outer periphery 1c of the rotor 1 with an air gap G interposed therebetween.
  • the number of teeth 61b is 12, but is not limited to 12 and may be 2 or more.
  • the rotor magnet 50 has a stator facing portion 51 and an overhang portion 52 in the axial direction.
  • Stator facing portion 51 faces stator core 61 via an air gap.
  • Overhang portion 52 protrudes from stator core 61 in the axial direction.
  • the rotor magnet 50 has a polar anisotropic orientation, and the rare earth bonded magnet 30 is arranged at the center of the pole. Therefore, it is possible to suppress a decrease in surface magnetic flux density due to a small amount of rare earth bonded magnet 30 used.

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Abstract

電動機は、シャフトと、シャフトに対して固定されたロータ磁石とを有するロータと、ロータを、シャフトを中心とする径方向の外側から囲むステータとを有する。ロータ磁石は、極異方性配向を持つように磁化された第1の磁石と、第1の磁石の外周に配置され、極異方性配向を持つように磁化され、第1の磁石よりも強い磁極を有するP個(Pは偶数)の第2の磁石とを有する。ステータは、ステータコアと、ステータコアに巻かれたコイルとを有する。ロータ磁石のシャフトの軸方向の長さHrと、ステータコアの軸方向の長さHsとは、Hr>Hsを満足する。ロータ磁石は、軸方向において、ステータコアに径方向に対向するステータ対向部と、ステータコアから軸方向に突出するオーバーハング部とを有する。第1の磁石に対する第2の磁石の体積割合は、ステータ対向部よりもオーバーハング部で小さい。

Description

電動機、送風機および空気調和装置
 本開示は、電動機、送風機および空気調和装置に関する。
 磁気特性の異なる2種類の永久磁石を有する電動機のロータが知られている。例えば、特許文献1に記載されたロータは、環状のフェライトボンド磁石と、その外周側に設けられた環状の希土類ボンド磁石とを有する。
特開2005-151757号公報(図1参照)
 上記のロータは、フェライトボンド磁石に希土類ボンド磁石を組み合わせることで、磁力を向上している。しかしながら、希土類ボンド磁石はフェライトボンド磁石と比較して高価であるため、環状の希土類ボンド磁石を用いたロータでは、製造コストの低減が難しい。
 本開示は、電動機の製造コストの低減を目的とする。
 本開示の電動機は、シャフトと、シャフトに対して固定されたロータ磁石とを有するロータと、ロータを、シャフトを中心とする径方向の外側から囲むステータとを有する。ロータ磁石は、極異方性配向を持つように磁化された第1の磁石と、第1の磁石の外周に配置され、極異方性配向を持つように磁化され、第1の磁石よりも強い磁極を有するP個(Pは偶数)の第2の磁石とを有する。ステータは、ステータコアと、ステータコアに巻かれたコイルとを有する。ロータ磁石のシャフトの軸方向の長さHrと、ステータコアの軸方向の長さHsとは、Hr>Hsを満足する。ロータ磁石は、軸方向において、ステータコアに径方向に対向するステータ対向部と、ステータコアから軸方向に突出するオーバーハング部とを有する。第1の磁石に対する第2の磁石の体積割合は、ステータ対向部よりもオーバーハング部で小さい。
 本開示では、第1の磁石に対する第2の磁石の体積割合が、ステータ対向部よりもオーバーハング部で小さいため、電動機の出力および効率を低下させずに、製造コストを低減することができる。
実施の形態1の電動機の要部を示す断面図(A)および部分断面図(B)である。 実施の形態1の電動機を示す部分断面図である。 (A)は、実施の形態1のロータを示す側面図(A)である。(B)は、図3(A)に示した線分3B-3Bにおける断面図である。 (A)は、図3(A)に示した線分4A-4Aにおける断面図である。(B)は、図3(B)に示した線分4B-4Bにおける断面図である。 (A)は、比較例1のロータを示す側面図である。(B)は、図5(A)に示した線分5B-5Bにおける断面図である。(C)は、図5(B)に示した線分5C-5Cにおける断面図である。 (A)は、比較例2のロータを示す側面図である。(B)は、図6(A)に示した線分6B-6Bにおける断面図である。(C)は、図6(B)に示した線分6C-6Cにおける断面図である。 実施の形態1のロータの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態1のロータの製造方法に用いる第2の金型を示す模式図である。 (A)は、実施の形態2のロータを示す側面図である。(B)は、図9(A)に示した線分9B-9Bにおける断面図である。(C)は、ロータの希土類ボンド磁石とその周囲を拡大して示す断面図(C)である。 (A)は、図9(A)に示した線分10A-10Aにおける断面図である。(B)は、図9(B)に示した線分10B-10Bにおける断面図である。 (A)は、実施の形態3のロータを示す側面図である。(B)は、図11(A)に示した線分11B-11Bにおける断面図である。 (A)は、図11(A)に示した線分12A-12Aにおける断面図である。(B)は、図11(B)に示した線分12B-12Bにおける断面図である。(C)は、変形例のロータを示す断面図である。 (A)は、実施の形態4のロータを示す側面図である。(B)は、図13(A)に示した線分13B-13Bにおける断面図である。 (A)は、図13(A)に示した線分14A-14Aにおける断面図である。(B)は、図13(B)に示した線分14B-14Bにおける断面図である。 (A)は、実施の形態5のロータを示す側面図である。(B)は、図15(A)に示した線分15B-15Bにおける断面図である。 (A)は、図15(A)に示した線分16A-16Aにおける断面図である。(B)は、図15(B)に示した線分16B-16Bにおける断面図である。 (A)は、実施の形態6のロータを示す側面図である。(B)は、実施の形態6のロータを示す平面図である。 (A)は、図17(A)に示した線分18A-18Aにおける断面図である。(B)は、図17(B)に示した線分18B-18Bにおける断面図である。 実施の形態7の送風機を示す図である。 実施の形態8の空気調和装置を示す図である。
《実施の形態1》
〈電動機100の構成〉
 図1(A)は、実施の形態1の電動機100の要部を示す断面図である。図1(B)は、電動機100の要部を示す部分断面図である。図2は、電動機100の全体を示す部分断面図である。電動機100は、例えば、永久磁石同期電動機である。
 図1(A),(B)に示すように、電動機100は、ロータ1とステータ6とを有する。ロータ1は、ステータ6の内側に配置されている。すなわち、電動機100は、インナロータ型の電動機である。ロータ1とステータ6との間には、エアギャップGが形成されている。エアギャップGは、例えば、0.5mmの空隙である。なお、図1(B)では、ロータ1とステータ6のうち、ステータ6を断面で示している。
 ロータ1は、回転軸としてのシャフト10を有する。ロータ1の回転中心を規定するシャフト10の中心軸を、中心軸Axと称する。中心軸Axの方向を「軸方向」と称する。中心軸Axを中心とする円の円周に沿った方向を「周方向」と称し、中心軸Axを中心とする円の半径方向を「径方向」と称する。
 ステータ6は、ステータコア61と、コイル62と、インシュレータ63(図2)と、モールド樹脂部64(図2)とを有する。
 ステータコア61は、中心軸Axを中心とする環状のヨーク61aと、ヨーク61aから径方向の内側に延びる複数のティース61bとを有する。ティース61bは、周方向に等角度の間隔で配置されている。ティース61bは、エアギャップGを介してロータ1の外周1cに対向している。図1(A)に示した例では、ティース61bの数は12であるが、12には限定されず、2以上であればよい。
 コイル62は、ステータコア61のティース61bに巻き付けられている。コイル62は、銅線またはアルミニウム線で構成されている。図2に示すインシュレータ63は、樹脂で形成され、ステータコア61とコイル62とを電気的に絶縁している。
 モールド樹脂部64は、ステータコア61、コイル62およびインシュレータ63を覆っている。モールド樹脂部64の内側にはロータ1が収容され、シャフト10が軸方向の一方の側(図中左側)に突出している。シャフト10を支持する軸受11,12のうち、軸受11はモールド樹脂部64の当該一方の側に装着されたブラケット13に保持され、軸受12はモールド樹脂部64の他方の側で保持されている。
 なお、電動機100は、ステータコア61等をモールド樹脂部64で覆ったものには限定されず、ステータコア61を円筒状のフレームの内側に嵌合させたものであってもよい。
 図2に示した例では、電動機100は、磁気センサ8aが実装された回路基板8をさらに有する。磁気センサ8aは、ロータ1に備えられたセンサマグネット(図示せず)の磁界を検出することで、ロータ1の周方向における位置を検出する。なお、電動機100は、磁気センサ8aを有していなくても実現することができる。
〈ロータ1の構成〉
 次に、ロータ1の構成について説明する。図3(A)は、図1に示されるロータ1を示す側面図である。図3(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。ロータ1は、P個の磁極を有する。Pは2以上の偶数であり、ここでは8である。
 ロータ1は、シャフト10と、シャフト10に対して固定されたロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、フェライトボンド磁石20と、複数の希土類ボンド磁石30とを有する。希土類ボンド磁石30の個数は、ロータ1の極数Pと同じである。フェライトボンド磁石20は、第1の磁石あるいは第1の樹脂磁石とも称する。希土類ボンド磁石30は、第2の磁石あるいは第2の樹脂磁石とも称する。
 ロータ磁石50の軸方向の長さをHrとし、ステータコア61の軸方向の長さをHsとすると、長さHrは長さHsより長い(Hr>Hs)。
 ロータ磁石50は、ステータコア61から軸方向の一方の側、例えば図3(A)における下側に突出している。ロータ磁石50は、軸方向の一端面である第1端面50aと、軸方向の他端面である第2端面50bとを有する。
 ロータ磁石50の第1端面50aは、ステータコア61の軸方向の一端面である第1端面60aと同じ軸方向位置にある。一方、ロータ磁石50の第2端面50bは、ステータコア61の軸方向の他端面である第2端面60bよりも図中下方、すなわち第1端面50aから離れた側にある。
 そのため、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。ステータ対向部51は、ステータコア61にエアギャップを介して対向している。オーバーハング部52は、ステータコア61から軸方向に突出している。
 図3(B)は、図3(A)に示した線分3B-3Bにおける断面図、すなわちステータ対向部51を通る面におけるロータ1の断面図である。図3(B)に示すように、フェライトボンド磁石20は、保持部としての樹脂部40を介してシャフト10に支持されている。樹脂部40は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂で形成されている。樹脂部40は、内筒部41と、外筒部42と、複数のリブ43とを有する。リブ43の数は例えば4個であるが、これには限定されない。
 内筒部41は円筒状であり、シャフト10の外周に固定されている。外筒部42は円筒状であり、環状のフェライトボンド磁石20の内周に固定されている。リブ43は、内筒部41と外筒部42とを連結している。リブ43は、内筒部41の外周から径方向の外側に放射状にいる。なお、樹脂部40を設けずに、フェライトボンド磁石20をシャフト10に直接固定してもよい。
〈フェライトボンド磁石20の構成〉
 フェライトボンド磁石20は、フェライト磁石と樹脂とを含む。フェライトボンド磁石20に含まれる樹脂は、例えば、ナイロン、PPS(ポリフェニレンサルファイド)およびエポキシ樹脂のうちの少なくとも1つである。
 フェライトボンド磁石20のうち、ステータ対向部51に含まれる部分を第1部分21と称し、オーバーハング部52に含まれる部分を第2部分22と称する。
 図3(B)に示すように、フェライトボンド磁石20は、中心軸Axを中心とする環状に形成されている。フェライトボンド磁石20の外周20cは、ロータ1の外周1cの一部を形成する。
 フェライトボンド磁石20は、極異方性の配向を持つように磁化されている。これにより、フェライトボンド磁石20の外周20cには、N極とS極とが周方向に交互に形成される。
 フェライトボンド磁石20の第1部分21は、外周20cに複数の溝部23を有する。溝部23は、周方向に一定の間隔を開けて配置されている。溝部23は、N極に相当する位置と、S極に相当する位置にそれぞれ形成されている。溝部23の個数は、ロータ1の極数Pと同じである。各溝部23には、希土類ボンド磁石30が配置される。
 溝部23は、底面23aと側面23bとを有する。底面23aは、溝部23のうちの径方向の外側を向く面である。側面23bは、底面23aの幅方向の両端から径方向外側に延びている。側面23bは、フェライトボンド磁石20と希土類ボンド磁石30との境界部である。
 フェライトボンド磁石20では、S極の溝部23から流れ込んだ磁束が、図3(B)に破線で示すように、隣接するN極の溝部23に進む。そのため、フェライトボンド磁石20よりも径方向内側に、磁路を構成するロータコアを設ける必要がない。これにより、ロータ1における部品点数を削減することができ、且つロータ1を軽量化することができる。
 フェライトボンド磁石20において、隣り合うN極の溝部23とS極の溝部23との間の部分は、ロータ1の極間部を構成する。
〈希土類ボンド磁石30の構成〉
 希土類ボンド磁石30は、希土類磁石と樹脂とを含む。希土類磁石は、例えば、ネオジム(Nd)、鉄(Fe)およびホウ素(B)を含むネオジム磁石、またはサマリウム(Sm)、Feおよび窒素(N)を含むサマリウム鉄窒素磁石などである。希土類ボンド磁石30に含まれる樹脂は、例えば、フェライトボンド磁石20に含まれる樹脂と同じである。すなわち、希土類ボンド磁石30に含まれる樹脂は、例えば、ナイロン、PPSおよびエポキシ樹脂のうちの少なくとも1つである。
 希土類ボンド磁石30の磁極の強さ(すなわち、磁気量)は、フェライトボンド磁石20の磁極の強さより大きい。言い換えると、希土類ボンド磁石30の磁力は、フェライトボンド磁石20の磁力より大きい。このように、希土類ボンド磁石30は、フェライトボンド磁石20とは異なる材料で形成され、異なる磁気特性を有する。
 希土類ボンド磁石30は、周方向に等間隔に配置されている。より具体的には、希土類ボンド磁石30は、フェライトボンド磁石20の溝部23に配置されている。実施の形態1では、フェライトボンド磁石20および希土類ボンド磁石30が一体成形(「2色成形」ともいう)されることによって、希土類ボンド磁石30がフェライトボンド磁石20の溝部23に接合されている。
 希土類ボンド磁石30は、極異方性の配向を持つように磁化されている。周方向に隣り合う希土類ボンド磁石30は、互いに極性が異なる磁極を有する。希土類ボンド磁石30の外周30cは、ロータ1の外周1c(図3(B)参照)の一部をなしている。希土類ボンド磁石30は、各磁極の極中心を構成する。
 フェライトボンド磁石20と希土類ボンド磁石30とは、予め製造したフェライトボンド磁石20を金型に配置した状態で希土類ボンド磁石30の原料を溝部23に充填することで一体成形される。予め製造した複数の希土類ボンド磁石30を金型に配置した状態でフェライトボンド磁石20を成形する製造工程と比較して、希土類ボンド磁石30を1個ずつ金型に配置する作業が不要となるため、ロータ1の製造工程を簡単にすることができる。
 希土類ボンド磁石30は、径方向外側を向く外周面と、径方向内側を向く内周面とを有する。図3(B)に示した例では、希土類ボンド磁石30の外周面および内周面はいずれも、中心軸Axを中心とする円弧状であるが、必ずしも円弧状でなくてもよい。なお、図3(B)等の中心軸Axに直交するロータの断面図では、フェライトボンド磁石20と樹脂部40のハッチングを省略している。
 図4(A)は、図3(A)に示した線分4A-4Aにおける断面図、すなわちオーバーハング部52を通る面におけるロータ1の断面図である。図4(A)に示すように、ロータ磁石50のオーバーハング部52は、希土類ボンド磁石30を有さず、環状のフェライトボンド磁石20のみで構成されている。
 ロータ磁石50のオーバーハング部52の外径は、ステータ対向部51の外径と等しい。そのため、フェライトボンド磁石20の第2部分22の外周は、第1部分21の外周と同一の円筒面上にあり、上述した外周20cの一部をなしている。
 フェライトボンド磁石20は図3(B)を参照して説明したように磁化されているため、オーバーハング部52においても、フェライトボンド磁石20の外周にはN極とS極とが周方向に交互に形成される。但し、オーバーハング部52では、フェライトボンド磁石20の外周に溝部23が形成されていない。
 図4(B)は、図3(B)に示した線分4B-4Bにおける断面図である。図4(B)に示すように、フェライトボンド磁石20の溝部23は、第1部分21に形成されており、第2部分22には形成されていない。そのため、ロータ磁石50のステータ対向部51は希土類ボンド磁石30を有し、オーバーハング部52は希土類ボンド磁石30を有さない。
 フェライトボンド磁石20は、ロータ磁石50の第1端面50aの一部をなす端面20aを有しており、溝部23は端面20aに開口している。そのため、希土類ボンド磁石30は、ロータ磁石50の第1端面50aの一部をなす端面30aを有する。
〈作用〉
 次に、実施の形態1の作用について、比較例1,2と対比して説明する。図5(A)は、比較例1のロータ1Fを示す側面図である。図5(B)は、図5(A)に示した線分5B-5Bにおける断面図である。図5(C)は、図5(B)に示した線分5C-5Cにおける断面図である。
 比較例1のロータ1Fは、シャフト10と、シャフト10に対して固定されたロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、フェライトボンド磁石20と、フェライトボンド磁石20の外周を覆う環状の希土類ボンド磁石34とを有する。ロータ磁石50の軸方向の長さHrは、ステータコア61(図1(B))の軸方向の長さHsと等しい。また、希土類ボンド磁石30は、ロータ磁石50の軸方向の全域に亘って形成されている。
 比較例1のロータ1Fでは、希土類ボンド磁石34がフェライトボンド磁石20の外周を覆うように環状に形成されている。そのため、ロータ磁石50の表面における磁束密度分布を正弦波に近付けることができる。
 但し、希土類ボンド磁石34が環状であり、強度確保に必要な径方向の厚さを有するため、希土類ボンド磁石30の使用量が多くなる。希土類ボンド磁石30の材料単価はフェライトボンド磁石20の材料単価の10倍以上であるため、希土類ボンド磁石30の使用量が多いほどロータ1Fの製造コストが上昇する。
 図6(A)は、比較例2のロータ1Gを示す側面図である。図6(B)は、図6(A)に示した線分6B-6Bにおける断面図である。図6(C)は、図6(B)に示した線分6C-6Cにおける断面図である。
 比較例2のロータ1Gは、シャフト10と、シャフト10に対して固定されたロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、フェライトボンド磁石20と、フェライトボンド磁石20の外周に配置された複数の希土類ボンド磁石30とを有する。ロータ磁石50の軸方向の長さHrは、ステータコア61(図1(B))の軸方向の長さHsと等しい。また、希土類ボンド磁石30は、ロータ磁石50の軸方向の全域に亘って形成されている。
 比較例2のロータ1Gは、希土類ボンド磁石30が周方向に分散して配置されている。そのため、比較例1のロータ1Fと比較して、希土類ボンド磁石30の使用量を例えば20%少なくすることができ、ロータ1Gの製造コストを低減することができる。
 また、フェライトボンド磁石20の磁力は希土類ボンド磁石30よりも小さいが、ロータ磁石50は極異方性の配向を有し、極中心に希土類ボンド磁石30が配置されている。そのため、希土類ボンド磁石30の使用量が少ないことによる表面磁束密度の低下を抑制することができる。
 但し、比較例2のロータ1Gでは、ロータ磁石50の軸方向の長さHrがステータコア61の軸方向の長さHsと等しいため、ステータコア61に流入する磁束は、フェライトボンド磁石20および希土類ボンド磁石30からステータコア61の内周面に流入する磁束のみとなる。そのため、ステータコア61に流入する磁束を増加させることが難しい。また、ロータ磁石50の軸方向の長さHrを長くすると、それだけ希土類ボンド磁石30の使用量が増加し、製造コストが上昇する。
 これに対し、実施の形態1のロータ1では、比較例2のロータ1Gと同様に、希土類ボンド磁石30が周方向に分散して配置されているため(図3(B)参照)、希土類ボンド磁石30の使用量を少なくし、製造コストを低減することができる。また、希土類ボンド磁石30が極中心に配置されているため、表面磁束密度の低下を抑制することができる。
 また、実施の形態1のロータ1では、ロータ磁石50がステータ対向部51とオーバーハング部52とを有しているため(図3(A)参照)、ステータ対向部51からステータコア61の内周面に磁束が流入するだけでなく、オーバーハング部52からステータコア61の軸方向端面にも磁束が流入する。そのため、比較例2よりも、ステータコア61に流入する磁束を増加させることができる。
 ここで、オーバーハング部52から出た磁束の大部分はステータコア61の軸方向端面に流入するが、磁束の一部はステータコア61に流入しない漏れ磁束となる。そのため、オーバーハング部52を低磁力のフェライトボンド磁石20で構成することにより、製造コストを抑制しつつ、ステータコア61に流入する磁束を増加させることができる。
〈ロータ1の製造方法〉
 次に、ロータ1の製造方法について説明する。図7は、ロータ1の製造工程を示すフローチャートである。ロータ1の製造工程では、フェライトボンド磁石20を成形するための第1の金型、希土類ボンド磁石30を成形するための第2の金型、配向用の磁石および着磁器が用いられる。
 ステップST1では、フェライトボンド磁石20を成形するための第1の金型の内部に、フェライトボンド磁石20の原料を充填する。フェライトボンド磁石20は、例えば、射出成形により成形される。なお、フェライトボンド磁石20は、射出成形に限らず押圧成形などの他の成形方法によって成形されてもよい。
 ステップST2では、フェライトボンド磁石20を配向しつつ、予め決められた形状に成形する。ステップST2では、例えば、配向用の磁石を用いて、第1の金型の内部に極異方性を有する磁場を発生させた状態で、フェライトボンド磁石20の原料を配向しつつ、フェライトボンド磁石20を成形する。これにより、極異方性を有するフェライトボンド磁石20が成形される。
 ステップST3では、成形されたフェライトボンド磁石20を冷却する。
 ステップST4では、フェライトボンド磁石20を第1の金型から取り出す。
 ステップST5では、取り出されたフェライトボンド磁石20を脱磁する。
 ステップST6では、希土類ボンド磁石30を射出成形するための第2の金型の内部に、フェライトボンド磁石20を配置する。
 ステップST7では、第2の金型に希土類ボンド磁石30の原料を充填する。希土類ボンド磁石30は、例えば、射出成形により成形される。なお、希土類ボンド磁石30は、射出成形に限らず押圧成形などの他の成形方法によって成形されてもよい。
 一例としては、図8に模式的に示すように、第2の金型101内に配置したフェライトボンド磁石20の溝部23に、希土類ボンド磁石30の原料を充填する。溝部23はフェライトボンド磁石20の端面20a(図4(B))に開口しているため、希土類ボンド磁石30の原料を溝部23内に簡単に充填することができる。
 ステップST8では、希土類ボンド磁石30の原料を配向しつつ、予め決められた形状に成形する。ステップST8では、例えば、配向用の磁石を用いて、第2の金型の内部に極異方性を有する磁場を発生させた状態で、希土類ボンド磁石30の原料を配向しつつ、希土類ボンド磁石30を成形する。これにより、フェライトボンド磁石20および複数の希土類ボンド磁石30が一体成形されたロータ磁石50が形成される。
 ステップST9では、ステップST8において形成されたロータ磁石50を冷却する。
 ステップST10では、第2の金型から冷却されたロータ磁石50を取り出す。
 ステップST11では、ステップST10において取り出されたロータ磁石50を脱磁する。
 ステップST12では、ロータ磁石50をシャフト10に連結する。一例としては、第3の金型にロータ磁石50およびシャフト10を配置し、PBT等の熱可塑性樹脂を充填して樹脂部40を成形する。これにより、ロータ磁石50が樹脂部40を介してシャフト10に連結される。
 ステップST13では、例えば、着磁器を用いてロータ磁石50を着磁する。これにより、ロータ1が完成する。
 ここではオーバーハング部52は希土類ボンド磁石30を有さず、フェライトボンド磁石20のみを有する例について説明した。しかしながら、フェライトボンド磁石20に対する希土類ボンド磁石30の体積割合が、ステータ対向部51よりもオーバーハング部52で小さければよい。
 一例としては、フェライトボンド磁石20に対する希土類ボンド磁石30の体積割合は、ステータ対向部51では、例えば25%であり、オーバーハング部52では、例えば0%である。オーバーハング部52において、希土類ボンド磁石30の体積割合が0%よりも大きくなる例については、実施の形態3で説明する。
 ここではロータ磁石50の軸方向の一端部のみにオーバーハング部52を設けた構成について説明したが、ロータ磁石50の軸方向の両端部にオーバーハング部52を設けてもよい。但し、ロータ磁石50の軸方向の一端部のみにオーバーハング部52を設ける構成がより望ましい。この構成であれば、溝部23がフェライトボンド磁石20の端面20aに開口するため(図4(B)参照)、図7のステップST7において希土類ボンド磁石30の原料を溝部23に充填しやすく、製造工程が簡単になるためである。
〈実施の形態1の効果〉
 以上説明したように、実施の形態1では、ロータ1のロータ磁石50が、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、P個(Pは2以上の整数)の第2の磁石としての希土類ボンド磁石30とを有する。フェライトボンド磁石20は極異方性配向を持つように磁化されている。希土類ボンド磁石30は、フェライトボンド磁石20の外周に配置され、極異方性配向を持つように磁化され、磁極の強さがフェライトボンド磁石20よりも強い。ロータ磁石50の軸方向の長さHrとステータコア61の軸方向の長さHsとは、Hr>Hsを満足する。ロータ磁石50は、軸方向において、ステータコア61に径方向に対向するステータ対向部51と、ステータコア61から軸方向に突出するオーバーハング部52とを有する。フェライトボンド磁石20に対する希土類ボンド磁石30の体積割合は、ステータ対向部51よりもオーバーハング部52で小さい。
 このように希土類ボンド磁石30が周方向に分散して配置されているため、希土類ボンド磁石30の使用量を少なくし、電動機100の製造コストを低減することができる。また、ロータ磁石50がステータ対向部51とオーバーハング部52とを有しているため、ステータコア61に流入する有効磁束を増加させることができる。さらに、フェライトボンド磁石20に対する希土類ボンド磁石30の体積割合がステータ対向部51よりもオーバーハング部52で小さいため、電動機100の出力および効率を低下させずに、製造コストを低減することができる。
 特に、ロータ磁石50のオーバーハング部52が希土類ボンド磁石30を有さず、フェライトボンド磁石20のみを有しているため、希土類ボンド磁石30の使用量をさらに少なくし、製造コストをさらに低減することができる。
《実施の形態2》
 次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2の電動機は、ロータ1Aの構成が実施の形態1の電動機100と異なる。図9(A)は、実施の形態2のロータ1Aを示す側面図である。図9(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。
 ロータ1Aは、実施の形態1のロータ1と同様、シャフト10とロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、第2の磁石としての複数の希土類ボンド磁石30とを有する。また、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。
 図9(B)は、図9(A)に示した線分9B-9Bにおける断面図、すなわちステータ対向部51を通る面におけるロータ1Aの断面図である。図9(B)に示すように、実施の形態2では、フェライトボンド磁石20の溝部23の形状および希土類ボンド磁石30の形状が、実施の形態1と異なる。
 図9(C)は、フェライトボンド磁石20の1つの溝部23と、その溝部23に配置された希土類ボンド磁石30とを拡大して示す図です。溝部23は底面23aと側面23bとを有する。底面23aは、溝部23のうちの径方向の外側を向く面である。側面23bは、底面23aの幅方向の両端から径方向外側に延びている。
 底面23aは、図9(C)では径方向内側に凸となる円弧状に延びているが、このような形状に限らず、径方向外側に凸となる円弧状に延びていてもよく、また直線状に延びていてもよい。
 希土類ボンド磁石30は、径方向外側を向く外周面31と、径方向内側を向く内周面32と、周方向両側の側面33とを有する。外周面31は、中心軸Axを中心とする円弧状に延びている。内周面32は、径方向内側に凸となる円弧状に延びている。但し、内周面32は、底面23aに対応する形状であれば、径方向外側に凸となる円弧状に延びていてもよく、また直線状に延びていてもよい。
 中心軸Axに直交する面において、希土類ボンド磁石30の内周面32の長さW2は、外周面31の長さW1よりも長い。そのため、中心軸Axに直交する面において、フェライトボンド磁石20の溝部23の底面23aの長さは、溝部23の外周20c側の開口部の長さよりも長い。
 このように構成されているため、希土類ボンド磁石30が、フェライトボンド磁石20の溝部23内で、径方向外側に脱落しないように保持される。そのため、フェライトボンド磁石20と希土類ボンド磁石30との熱膨張率の差によって界面で剥離が生じ、あるいはロータ1Aの回転による遠心力が作用したとしても、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止することができる。
 図10(A)は、図9(A)に示した線分10A-10Aにおける断面図、すなわちオーバーハング部52を通る面におけるロータ1Aの断面図である。図10(B)は、図9(B)に示した線分10B-10Bにおける断面図である。図10(A),(B)に示すように、ロータ磁石50のオーバーハング部52の構成は、実施の形態1と同様である。
 実施の形態2のロータ1Aは、上述した点を除き、実施の形態1のロータ1と同様に構成されている。
 以上説明したように、実施の形態2では、希土類ボンド磁石30の内周面32の長さW2が、外周面31の長さW1よりも長いため、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止し、電動機の信頼性を向上することができる。
《実施の形態3》
 次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3の電動機は、ロータ1Bの構成が実施の形態1の電動機100と異なる。図11(A)は、実施の形態3のロータ1Bを示す側面図である。図11(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。
 ロータ1Bは、実施の形態1のロータ1と同様、シャフト10とロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、第2の磁石としての複数の希土類ボンド磁石30とを有する。また、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。
 図11(B)は、図11(A)に示した線分11B-11Bにおける断面図、すなわちステータ対向部51を通る面におけるロータ1Bの断面図である。図11(B)に示すように、実施の形態3のステータ対向部51の形状は、実施の形態1と同じである。
 図12(A)は、図11(A)に示した線分12A-12Aにおける断面図、すなわちオーバーハング部52を通る面におけるロータ1Bの断面図である。図12(B)は、図11(B)に示した線分12B-12Bにおける断面図である。
 図12(A)に示すように、オーバーハング部52のフェライトボンド磁石20、すなわち第2部分22には、N極およびS磁の極中心に相当する位置に、凹部25が形成されている。凹部25は、ここでは円形断面を有する穴であるが、凹部25の断面形状は円形には限定されない。
 図12(B)に示すように、凹部25は溝部23から軸方向に連続して形成されている。また、希土類ボンド磁石30は、凹部25内に収容される凸部35を有している。凹部25は第1の係合部とも称し、凸部35は第2の係合部とも称する。
 希土類ボンド磁石30の凸部35は、図7のステップST7の工程において、第2の金型内に配置したフェライトボンド磁石20の溝部23に希土類ボンド磁石30の原料を充填する際に、当該原料が溝部23から凹部25に充填されることによって形成される。
 実施の形態3では、オーバーハング部52は、フェライトボンド磁石20だけでなく、希土類ボンド磁石30(すなわち凸部35)も有する。但し、フェライトボンド磁石20に対する希土類ボンド磁石30の体積割合は、ステータ対向部51よりもオーバーハング部52の方が小さい。
 希土類ボンド磁石30の凸部35がフェライトボンド磁石20の凹部25に係合するため、希土類ボンド磁石30をフェライトボンド磁石20に対して強固に固定することができる。すなわち、フェライトボンド磁石20と希土類ボンド磁石30との熱膨張率の差によって界面で剥離が生じ、あるいはロータ1Bの回転による遠心力が作用したとしても、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止することができる。
 実施の形態3のロータ1Bは、上述した点を除き、実施の形態1のロータ1と同様に構成されている。なお、実施の形態2で説明したように、希土類ボンド磁石30の内周面32の長さW2を外周面31の長さW1より長くしてもよい。
 以上説明したように、実施の形態3では、フェライトボンド磁石20の凹部25に希土類ボンド磁石30の凸部35が係合しているため、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止し、電動機の信頼性を向上することができる。
 ここではフェライトボンド磁石20が凹部25を有し、希土類ボンド磁石30が凸部35を有する例について説明したが、図12(C)に示す変形例のように、フェライトボンド磁石20が凸部27を有し、希土類ボンド磁石30が凹部37を有していてもよい。
 この場合、図7のステップST7の工程において、フェライトボンド磁石20の凸部27を覆うように希土類ボンド磁石30を成形することで、凹部37を形成することができる。この変形例においても、フェライトボンド磁石20の凸部27と希土類ボンド磁石30の凹部37との係合により、希土類ボンド磁石30の脱落防止効果を得ることができる。
《実施の形態4》
 次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4の電動機は、ロータ1Cの構成が実施の形態1の電動機100と異なる。図13(A)は、実施の形態4のロータ1Cを示す側面図である。図13(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。
 ロータ1Cは、実施の形態1のロータ1と同様、シャフト10とロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、第2の磁石としての複数の希土類ボンド磁石30とを有する。また、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。
 図13(B)は、図13(A)に示した線分13B-13Bにおける断面図、言い換えるとロータ磁石50の第1端面50aに近い部分を通る面におけるロータ1Cの断面図である。希土類ボンド磁石30は、第1端面50a側の端部に、径方向内側に突出する張出部36を有する。希土類ボンド磁石30の張出部36は、ロータ磁石50の第1端面50a(図13(A))に露出している。
 図14(A)は、図13(A)に示した線分14A-14Aにおける断面図、言い換えるとオーバーハング部52を通る面におけるロータ1Cの断面図である。図14(B)は、図13(B)に示した線分14B-14Bにおける断面図である。図14(A)に示すように、オーバーハング部52におけるフェライトボンド磁石20、すなわち第2部分22には、実施の形態3で説明した凹部25が形成されている。凹部25の内側には、実施の形態3で説明した希土類ボンド磁石30の凸部35が収容されている。
 図14(B)に示すように、ステータ対向部51におけるフェライトボンド磁石20(すなわち第1部分21)には、第1端面50aに沿って、溝部23から径方向内側に延在する受入部26を有する。受入部26には、希土類ボンド磁石30の張出部36が収容される。受入部26は、図14(B)の断面では溝部23に対して段差状に形成されているため、段差部とも称する。
 希土類ボンド磁石30の張出部36は、図7のステップST7の工程において、金型内に配置したフェライトボンド磁石20の溝部23に希土類ボンド磁石30の原料を充填する際に、当該原料が溝部23から受入部26に充填されることによって形成される。
 希土類ボンド磁石30の張出部36がフェライトボンド磁石20の受入部26に係合するため、希土類ボンド磁石30をフェライトボンド磁石20に強固に固定することができる。すなわち、フェライトボンド磁石20と希土類ボンド磁石30との熱膨張率の差によって界面で剥離が生じ、あるいはロータ1Cの回転による遠心力が作用したとしても、希土類ボンド磁石30の脱落を防止することができる。
 実施の形態4のロータ1Cは、上述した点を除き、実施の形態1のロータ1と同様に構成されている。
 以上説明したように、実施の形態4では、希土類ボンド磁石30の張出部36がフェライトボンド磁石20の受入部26に係合するため、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止し、電動機の信頼性を向上することができる。また、希土類ボンド磁石30の張出部36が、ロータ磁石50の第1端面50a側の端部に形成されているため、金型を用いた成形が容易である。
 なお、図14(A),(B)では、ロータ磁石50が、実施の形態3で説明した凹部25および凸部35を有しているが、必ずしも凹部25および凸部35を有さなくてもよい。また、図12(C)に示した凸部27および凹部37を設けてもよい。また、実施の形態2で説明したように、希土類ボンド磁石30の内周面32の長さW2を外周面31の長さW1より長くしてもよい。
《実施の形態5》
 次に、実施の形態5について説明する。実施の形態5の電動機は、ロータ1Dの構成が実施の形態1の電動機100と異なる。図15(A)は、実施の形態5のロータ1Dを示す側面図である。図15(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。
 ロータ1Dは、実施の形態1のロータ1と同様、シャフト10とロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、第2の磁石としての複数の希土類ボンド磁石30とを有する。また、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。
 図15(B)は、図15(A)に示した線分15B-15Bにおける断面図、すなわちステータ対向部51を通る面におけるロータ1Dの断面図である。図15(A),(B)に示されているように、フェライトボンド磁石20の第2部分22の外径は、フェライトボンド磁石20の第1部分21の外径よりも大きい。言い換えると、第2部分22の外周22cは、第1部分21の外周21cよりも径方向外側に突出している。
 そのため、ロータ1Dでは、オーバーハング部52の外径が、ステータ対向部51の外径よりも大きい。より具体的には、中心軸Axからステータ対向部51の外周までの距離R1と、中心軸Axからオーバーハング部52の外周までの距離R2とが、R1<R2を満足する。
 図16(A)は、図15(A)に示した線分16A-16Aにおける断面図、すなわちオーバーハング部52を通る面におけるロータ1Dの断面図である。図16(B)は、図15(B)に示した線分16B-16Bにおける断面図である。図16(A)および図16(B)に示すように、フェライトボンド磁石20は、第2部分22の外径が第1部分21の外径よりも大きいことを除き、実施の形態1のフェライトボンド磁石20と同様に形成されている。また、希土類ボンド磁石30は、実施の形態1の希土類ボンド磁石30と同様に形成されている。
 ステータ対向部51はエアギャップを介してステータコア61と対向するため、ステータ対向部51の外径を大きくするには限界がある。これに対し、オーバーハング部52は、ステータコア61から軸方向に突出しているため、ステータ対向部51よりも外径を大きくすることができる。
 このようにオーバーハング部52の外径を大きくすることにより、オーバーハング部52を経由してステータコア61に流入する磁束を増加させることができる。
 実施の形態5のロータ1Dは、上述した点を除き、実施の形態1のロータ1と同様に構成されている。
 以上説明したように、実施の形態5では、オーバーハング部52の外径がステータ対向部51の外径よりも大きいため、ステータコア61に流入する磁束を増加させることができる。
 なお、実施の形態5に、実施の形態2、実施の形態3、変形例、または実施の形態4で説明した特徴を組み合わせてもよい。
《実施の形態6》
 次に、実施の形態6について説明する。実施の形態6の電動機は、ロータ1Eの構成が実施の形態1の電動機100と異なる。図17(A)は、実施の形態6のロータ1Eを示す側面図である。図17(B)は、ロータ1Eを示す平面図である。図17(A)では、ステータ6の一部を破線で示している。
 ロータ1Eは、実施の形態1のロータ1と同様、シャフト10とロータ磁石50とを有する。ロータ磁石50は、第1の磁石としてのフェライトボンド磁石20と、第2の磁石としての複数の希土類ボンド磁石30とを有する。また、ロータ磁石50は、軸方向に、ステータ対向部51とオーバーハング部52とを有する。
 図17(A),(B)に示されているように、ロータ1Eは、ロータ磁石50の第1端面50aを覆うように、リング状のカバー部材70を有している。カバー部材70は、フェライトボンド磁石20の端面20aを覆い、希土類ボンド磁石30の端面30aも覆っている。なお、カバー部材70は、フェライトボンド磁石20および希土類ボンド磁石30のそれぞれ少なくとも一部を覆っていればよい。
 カバー部材70は、樹脂で形成されている。より具体的には、カバー部材70は、フェライトボンド磁石および希土類ボンド磁石とは異なる樹脂で形成されている。特に、カバー部材70は、樹脂部40と同じ材料、例えばPBT等の熱可塑性樹脂で形成されていることが望ましい。
 図18(A)は、図17(A)に示した線分16A-16Aにおける断面図、すなわちオーバーハング部52を通る面におけるロータ1Eの断面図である。図18(B)は、図17(B)に示した線分18B-18Bにおける断面図である。
 図18(A)に示すように、フェライトボンド磁石20の第2部分22は、実施の形態3で説明した凹部25を有し、凹部25内には希土類ボンド磁石30の凸部35が収容されている。
 図18(B)に示すように、カバー部材70は、樹脂部40と一体に形成されていることが望ましい。この場合、図7のステップST12において、第3の金型内にシャフト10とロータ磁石50とを配置してPBT等の熱可塑性樹脂を充填することにより、樹脂部40とカバー部材70とを一体成形することができる。これにより、ロータ1Eの製造工程を簡単にすることができる。
 この場合、樹脂部40のリブ43の寸法等を調整することで、ロータ1Eの固有振動数およびイナーシャを調整することができる。
 ロータ1Eの固有振動数は、ロータ1Eの剛性に依存するため、リブ43の径方向長さ、周方向幅あるいは本数を変化させることで調整可能である。ロータ1Eの固有振動数の調整により、共振による振動を抑制することができる。
 また、ロータ1Eのイナーシャは、ロータ1Eの質量に依存するため、リブ43の径方向長さ、周方向幅あるいは本数を変化させることで調整可能である。ロータ1Eのイナーシャを大きくすれば、始動時に必要なトルクは増加するが、ロータ1Eの回転を安定させることができる。
 ここではロータ磁石50の第1端面50aにカバー部材70を設けたが、第1端面50aと第2端面50bの両方にカバー部材70を設けてもよい。この場合にはロータ1Eの一体性をさらに高めることができる。
 また、フェライトボンド磁石20の端面20aおよび希土類ボンド磁石30の端面30aに凹凸を設け、この凹凸を覆うようにカバー部材70を形成してもよい。
 実施の形態6のロータ1Eは、上述した点を除き、実施の形態1のロータ1と同様に構成されている。
 以上説明したように、実施の形態6のロータ1Eは、ロータ磁石50の第1端面50aに、フェライトボンド磁石20および希土類ボンド磁石30のそれぞれ少なくとも一部を覆うカバー部材70を有するため、希土類ボンド磁石30をフェライトボンド磁石20に対して強固に固定することができる。そのため、温度変化あるいは遠心力に対して、フェライトボンド磁石20からの希土類ボンド磁石30の脱落を防止することができる。
 また、カバー部材70が樹脂部40と同じ材料で一体に形成されていれば、金型内にシャフト10とロータ磁石50とを配置して樹脂を充填し、樹脂部40とカバー部材70とを一体成形することができる。そのため、ロータ1Eの製造工程を簡単にすることができる。
 なお、実施の形態6に、実施の形態2、実施の形態3、変形例、実施の形態4、または実施の形態5で説明した特徴を組み合わせてもよい。
《実施の形態7》
 次に、実施の形態7に係る送風機200の構成について説明する。図19は、実施の形態7に係る送風機200の構成を概略的に示す図である。
 図19に示すように、送風機200は、電動機100と、電動機100によって駆動される羽根車としてのファン201とを有する。ファン201は、電動機100のシャフト10(図1)に取り付けられている。電動機100のシャフト10が回転すると、ファン201が回転し、気流が生成される。送風機200は、例えば、後述する空気調和装置300(図20)の室外機320の室外送風機として用いられる。この場合、ファン201は、例えば、プロペラファンである。
 実施の形態7の送風機200は、実施の形態1で説明した電動機100を有するため、送風機200の出力および効率の低下を抑制しながら、製造コストを低減することができる。実施の形態1で説明した電動機100の代わりに、実施の形態2~6で説明した電動機を用いた場合も、同様の効果が得られる。
《実施の形態8》
 次に、実施の形態8に係る送風機200を有する空気調和装置300の構成について説明する。図20は、実施の形態8に係る空気調和装置300の構成を示す図である。
 図20に示すように、空気調和装置300は、室内機310と、室外機320とを有する。室内機310および室外機320は、冷媒配管330によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を構成する。空気調和装置300は、例えば、室内機310から冷たい空気を送風する冷房運転または温かい空気を送風する暖房運転等の運転を行うことができる。
 室内機310は、室内送風機311と、室内送風機311を収容するハウジング312とを有する。室内送風機311は、電動機311aと、電動機311aによって駆動されるファン311bとを有する。ファン311bは、電動機311aのシャフトに取り付けられている。電動機311aのシャフトが回転することで、ファン311bが回転し、気流が生成される。ファン311bは、例えば、クロスフローファンである。
 室外機320は、室外送風機としての送風機200と、圧縮機321と、送風機200および圧縮機321を収容するハウジング322とを有する。圧縮機321は、冷媒を圧縮する圧縮機構部321aと、圧縮機構部321aを駆動する電動機321bとを有する。圧縮機構部321aと電動機321bとは、シャフト321cによって互いに連結されている。なお、圧縮機321の電動機321bには、実施の形態1に係る電動機100が用いられてもよい。
 例えば、空気調和装置300の冷房運転時には、圧縮機321で圧縮された冷媒が凝縮器(図示せず)で凝縮する際に放出された熱が、送風機200の送風によって室外に放出される。室外機320は、冷媒の流れ方向を切り替える四方弁(図示せず)を更に有する。室外機320の四方弁は、圧縮機321から送り出された高温高圧の冷媒ガスを、冷房運転時には室外機320の熱交換器に流し、暖房運転時には室内機310の熱交換器に流す。
 なお、送風機200は、室外機320の室外送風機に限らず、上述した室内送風機311として用いられてもよい。また、送風機200は、空気調和装置300に限らず、他の電気機器に備えられていてもよい。
 実施の形態8の空気調和装置300は、実施の形態7で説明した送風機200を有するため、空気調和装置300の出力および効率の低下を抑制しながら、製造コストを低減することができる。
 以上、望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本開示は上記の実施の形態に限定されるものではなく、各種の改良または変形を行なうことができる。
 1,1A,1B,1C,1D,1E  ロータ、 6  ステータ、 8  回路基板、 10 シャフト、 20 フェライトボンド磁石(第1の磁石)、 21 第1部分、 22 第2部分、 23 溝部、 23a 底面、 23b 側面、 25 凹部、 26 受入部、 27 凸部、 30 希土類ボンド磁石(第2の磁石)、 31 外周面、 32 内周面、 33 側面、 34 希土類ボンド磁石、 35 凸部、 36 張出部、 37 凹部、 40 樹脂部(保持部)、 41 内筒部、 42 外筒部、 43 リブ、 50 ロータ磁石、 50a 第1端面(端面)、 50b 第2端面、 51 ステータ対向部、 52 オーバーハング部、 61 ステータコア、 62 コイル、 70 カバー部材、 100 電動機、 200 送風機、 201 ファン、 300 空気調和装置、 310 室内機、 311 室内送風機、 320 室外機、 321 圧縮機。

Claims (13)

  1.  シャフトと、前記シャフトに対して固定されたロータ磁石とを有するロータと、
     前記ロータを、前記シャフトを中心とする径方向の外側から囲むステータと
     を有し、
     前記ロータ磁石は、
     極異方性配向を持つように磁化された第1の磁石と、
     前記第1の磁石の外周に配置され、極異方性配向を持つように磁化され、前記第1の磁石よりも強い磁極を有するP個(Pは偶数)の第2の磁石と
     を有し、
     前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに巻かれたコイルとを有し、
     前記ロータ磁石の前記シャフトの軸方向の長さHrと、前記ステータコアの前記軸方向の長さHsとは、Hr>Hsを満足し、
     前記ロータ磁石は、前記軸方向において、前記ステータコアに前記径方向に対向するステータ対向部と、前記ステータコアから前記軸方向に突出するオーバーハング部とを有し、
     前記第1の磁石に対する前記第2の磁石の体積割合は、前記ステータ対向部よりも前記オーバーハング部で小さい
     電動機。
  2.  前記第1の磁石は、前記外周に等間隔で設けられたP個の溝部を有し、
     前記P個の第2の磁石は、前記P個の溝部にそれぞれ配置されている
     請求項1に記載の電動機。
  3.  前記オーバーハング部は、前記第1の磁石を有し、前記第2の磁石を有さない
     請求項1または2に記載の電動機。
  4.  前記第2の磁石は、前記径方向の外側を向く外周面と、前記径方向の内側を向く内周面とを有し、
     前記軸方向に直交する面において、前記内周面の長さは、前記外周面の長さよりも長い
     請求項1から3までのいずれか1項に記載の電動機。
  5.  前記第1の磁石は、前記第2の磁石に接する部分に凹部を有し、
     前記第2の磁石は、前記第1の磁石の前記凹部に収容される凸部を有する
     請求項1から4までのいずれか1項に記載の電動機。
  6.  前記第1の磁石は、前記第2の磁石に接する部分に凸部を有し、
     前記第2の磁石は、前記第1の磁石の前記凸部を囲む凹部を有する
     請求項1から4までのいずれか1項に記載の電動機。
  7.  前記第2の磁石は、前記ロータ磁石の前記オーバーハング部と反対側の端面に沿って、前記径方向の内側に張り出す張出部を有し、
     前記第1の磁石は、前記第2の磁石の前記張出部を受け入れる受入部を有する
     請求項1から6までのいずれか1項に記載の電動機。
  8.  前記シャフトの中心軸から前記ステータ対向部の外周までの距離R1と、前記中心軸から前記オーバーハング部の外周までの距離R2とが、R1<R2を満足する
     請求項1から7までのいずれか1項に記載の電動機。
  9.  前記ロータ磁石の前記オーバーハング部とは反対側の端面に、前記第1の磁石の少なくとも一部および前記第2の磁石の少なくとも一部を覆うカバー部材を有する
     請求項1から8までのいずれか1項に記載の電動機。
  10.  前記ロータ磁石と前記シャフトとを連結する保持部をさらに有し、
     前記カバー部材は、前記保持部と同じ材料で、前記保持部と一体に形成されている
     請求項9に記載の電動機。
  11.  前記第1の磁石は、フェライトボンド磁石であり、
     前記第2の磁石は、希土類ボンド磁石である
     請求項1から10までのいずれか1項に記載の電動機。
  12.  請求項1から11までのいずれか1項に記載の電動機と、
     前記電動機によって駆動される羽根車と
     を有する送風機。
  13.  室内機と、
     前記室内機に接続される室外機と
     を有し、
     前記室内機および前記室外機のうちの少なくとも一方は、請求項12に記載の前記送風機を有する
     空気調和装置。
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