WO2023181816A1 - 配光制御装置、車両用灯具システムおよび配光制御方法 - Google Patents

配光制御装置、車両用灯具システムおよび配光制御方法 Download PDF

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Abstract

配光制御装置(6)は、第1撮像装置(4)に基づく画像(IMG1)における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線を付加して加工画像を生成し、加工画像から前方車両を含む処理領域を抽出し、処理領域に対ししきい値を用いた高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像を生成し、抽出画像に含まれる高輝度画素のペアに基づいて前方車両と重なる遮光部を定め、遮光部を含む配光パターン(PTN)を決定する。

Description

配光制御装置、車両用灯具システムおよび配光制御方法
 本発明は、配光制御装置、車両用灯具システムおよび配光制御方法に関する。
 車両の周囲の状態に基づいて配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)制御が提案されている。ADB制御は、高輝度の光照射を避けるべき前方車両の有無をカメラで検出し、前方車両に対応する領域を遮光するものである(例えば、特許文献1参照)。前方車両に対応する領域を遮光することで、前方車両の運転者に与えるグレアを低減しつつ、自車両の運転者の視認性を向上させることができる。
特開2015-064964号公報
 ADB制御を実施する上で、遮光部の形成漏れがないことが望まれる。
 本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、遮光部形成の確実性を高める技術を提供することにある。
 上記課題を解決するために、本発明のある態様は、配光制御装置である。この配光制御装置は、車両前方を撮像する第1撮像装置に基づく画像における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線を付加して加工画像を生成し、加工画像から前方車両を含む処理領域を抽出し、処理領域に対ししきい値を用いた高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像を生成し、抽出画像に含まれる高輝度画素のペアに基づいて前方車両と重なる遮光部を定め、遮光部を含む配光パターンを決定する。
 本発明の他の態様は、車両用灯具システムである。この車両用灯具システムは、前方車両と重なる遮光部を含む配光パターンを形成可能な配光可変ランプと、車両前方を撮像する第1撮像装置と、配光可変ランプによる配光パターンの形成を制御する上記態様の配光制御装置と、を備える。
 また、本発明の他の態様は、配光制御方法である。この配光制御方法は、車両前方を撮像する第1撮像装置に基づく画像における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線を付加して加工画像を生成し、加工画像から前方車両を含む処理領域を抽出し、処理領域に対ししきい値を用いた高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像を生成し、抽出画像に含まれる高輝度画素のペアに基づいて前方車両と重なる遮光部を定め、遮光部を含む配光パターンを決定することを含む。
 なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
 本発明によれば、遮光部形成の確実性を高めることができる。
車両用灯具システムのブロック図である。 図2(A)~図2(D)は、実施の形態1に係る配光制御装置の動作を説明する図である。 図3(A)~図3(F)は、実施の形態1に係る配光制御装置の動作を説明する図である。 図4(A)および図4(B)は、実施の形態1に係る配光制御装置の動作を説明する図である。 図5(A)~図5(D)は、実施の形態2に係る配光制御装置の動作を説明する図である。 図6(A)~図6(F)は、実施の形態2に係る配光制御装置の動作を説明する図である。 図7(A)および図7(B)は、実施の形態2に係る配光制御装置の動作を説明する図である。
 以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施の形態1)
 図1は、車両用灯具システム1のブロック図である。図1では、車両用灯具システム1の構成要素を機能ブロックとして描いている。これらの機能ブロックは、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現される。これらの機能ブロックがハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
 車両用灯具システム1は、配光可変ランプ2と、第1撮像装置4と、配光制御装置6とを備える。これらは、車両に搭載される。本実施の形態において車両用灯具システム1が搭載される車両は、自動二輪車等の鞍乗型車両である。配光可変ランプ2、第1撮像装置4および配光制御装置6は、全て同じ筐体に内蔵されていてもよいし、いくつかの部材は筐体の外部に設けられてもよい。例えば、配光可変ランプ2、第1撮像装置4および配光制御装置6は、灯室に収容される。灯室は、車両前方側に開口部を有するランプボディと、ランプボディの開口部を覆うように取り付けられた透光カバーとによって区画される。第1撮像装置4および配光制御装置6は、灯室外に配置されてもよい。この場合、第1撮像装置4は車載カメラであってもよい。また、配光制御装置6は、例えば全部または一部が車両ECU16に組み込まれてもよい。
 配光可変ランプ2は、前方車両と重なる遮光部を含む配光パターンPTNを形成可能である。例えば配光可変ランプ2は、強度分布が可変である可視光ビームL1を自車両の前方領域に照射する。配光可変ランプ2は、前方領域に並ぶ複数の個別領域Rに照射する光の照度を個別に変更可能である。複数の個別領域Rは、例えばマトリクス状に配列される。配光可変ランプ2は、配光制御装置6から配光パターンPTNを指示する情報を受け、配光パターンPTNに応じた強度分布を有する可視光ビームL1を出射する。これにより、自車前方に配光パターンPTNが形成される。配光パターンPTNは、配光可変ランプ2が自車前方の仮想鉛直スクリーン900上に形成する照射パターン902の2次元の照度分布と把握される。
 配光可変ランプ2の構成は特に限定されず、例えばマトリクス状に配列された複数の光源と、各光源を独立に駆動して点灯させる点灯回路とを含む。光源は特に限定されないが、光源の好ましい例としては、LED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、有機または無機EL(エレクトロルミネセンス)等の半導体光源が挙げられる。各個別領域Rと各光源とが対応付けられて、各光源から各個別領域Rに対して個別に光が照射される。配光可変ランプ2の解像度、言い換えれば配光分解能は、例えば1000ピクセル~200万ピクセルである。配光可変ランプ2の解像度は、配光パターンPTNにおいて独立に照度を変更できる単位領域の数を意味する。
 なお、配光可変ランプ2は、配光パターンPTNに応じた照度分布を形成するために、DMD(Digital Mirror Device)や液晶デバイス等のマトリクス型のパターン形成デバイスや、光源光で自車前方を走査するスキャン光学型のパターン形成デバイス等を含んでもよい。
 第1撮像装置4は、可視光領域に感度を有し、自車両の前方領域を繰り返し撮像する。第1撮像装置4は、車両前方の物体による可視光ビームL1の反射光を撮像する。また、第1撮像装置4は、先行車および対向車を含む前方車両が照射する光を撮像する。第1撮像装置4が生成した画像IMG1は、配光制御装置6に送られる。第1撮像装置4の撮像範囲は、配光可変ランプ2の光照射範囲と一致する。したがって、画像IMG1の外縁と配光パターンPTNの形成可能な範囲の外縁とは、互いに重なり合う。
 配光制御装置6が第1撮像装置4から取得する画像IMG1は、RAW画像データであってもよいし、第1撮像装置4によって所定の画像処理が施された画像データであってもよい。また、第1撮像装置4が生成したRAW画像データに第1撮像装置4以外の処理装置が画像処理を施した画像データを配光制御装置6が受ける場合も、第1撮像装置4からの画像IMG1の取得に該当する。以下の説明において、「第1撮像装置4に基づく画像IMG1」は、RAW画像データおよび画像処理が施されたデータのどちらであってもよいことを意味する。また、両画像データを区別せずに「画像IMG1」と表現する場合もある。
 配光制御装置6は、前方領域に存在する物標に応じて、配光可変ランプ2の配光を動的、適応的に制御するADB制御を実行する。配光制御装置6は、第1撮像装置4に基づく画像IMG1を用いて、前方車両と重なる遮光部を含む配光パターンPTNを決定する。そして、決定した配光パターンPTNを指示する情報を配光可変ランプ2に送る。配光制御装置6は、デジタルプロセッサで構成することができ、例えばCPUを含むマイコンとソフトウェアプログラムの組み合わせで構成してもよいし、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specified IC)などで構成してもよい。配光制御装置6は、一例として画像処理部8と、領域設定部10と、パターン決定部12と、ランプ制御部14とを有する。各部は、自身を構成する集積回路が、メモリに保持されたプログラムを実行することで動作する。
 図2(A)~図2(D)、図3(A)~図3(F)、ならびに図4(A)および図4(B)は、実施の形態1に係る配光制御装置6の動作を説明する図である。まず、図2(A)に示すように、画像処理部8は、第1撮像装置4に基づく画像IMG1を取得する。一例として画像IMG1には、前方車両200の右側約半分と、前方車両200の右側の灯具に由来する1つの光点202が左隅に写り込んでいる。前方車両200の灯具は、先行車であればリアランプ等であり、対向車であればヘッドランプ等である。リアランプは、ストップランプとテールランプとを含む。なお、図2(A)には配光パターンPTNを非形成の状況で撮像された画像IMG1を図示しているが、これに限定されない。
 画像処理部8は、画像IMG1を取得すると、図2(B)に示すように画像IMG1から加工画像IMG1aを生成する。加工画像IMG1aは、画像IMG1における車幅方向の端部に、所定のしきい値より高輝度値(高画素値)の画素線20を付加した画像である。つまり、加工画像IMG1aは、左辺および右辺が画素線20で縁取りされている。各画素線20は、例えば画像IMG1の上端から下端にかけて延びる1列の画素で構成される。なお、画素線20の幅は、1画素に限定されない。また、しきい値は設計者による実験やシミュレーションに基づき予め設定することが可能である。画像処理部8は、加工画像IMG1aの情報を領域設定部10に送る。
 領域設定部10は、図2(C)に示すように、加工画像IMG1aに処理領域ROIを設定する。処理領域ROIは、前方車両200の存在範囲を含む。本実施の形態の領域設定部10は、処理領域ROIの情報を外部から取得する。処理領域ROIの情報には、例えば画像IMG1における処理領域ROIの位置座標や、自車両に対する処理領域ROIの角度が含まれ得る。一例として領域設定部10は、車両に搭載される車両ECU16から処理領域ROIの情報を取得する。
 車両ECU16は、例えば先進運転支援システム(ADAS:Advanced driver-assistance systems)における制御の一環として処理領域ROIの情報を生成する。例えば車両ECU16は、図2(D)に示すように、配光可変ランプ2の光照射範囲より広い撮像範囲を有する第2撮像装置18に基づく広角画像IMG2を取得する。そして、広角画像IMG2から前方車両200を検出し、前方車両200の位置情報を生成する。車両ECU16は、アルゴリズム認識やディープラーニング等を含む公知の方法を用いて広角画像IMG2から前方車両200を検出することができる。
 例えば車両ECU16は、広角画像IMG2中の光点202の位置やペア性に基づいて、当該光点202が前方車両200の灯具に由来するものであること、換言すれば前方車両200を検出することができる。光点のペア性とは、複数の光点が互いの距離を保ったまま同じ挙動を示すことを意味する。第2撮像装置18の撮像範囲は、配光可変ランプ2の光照射範囲、および第1撮像装置4の撮像範囲よりも広い。したがって、第1撮像装置4では前方車両200の一部分しか捉えられない場合でも、第2撮像装置18では前方車両200の全体を捉えられる可能性が高まる。このため、車両ECU16は、広角画像IMG2から前方車両200を検出することができる。
 そして、車両ECU16は、前方車両200の位置情報に基づいて処理領域ROIを定め、処理領域ROIの情報を領域設定部10に送る。一例としての処理領域ROIは、前方車両200の全体と、前方車両200の周囲の所定範囲を含む領域である。なお、領域設定部10が広角画像IMG2から前方車両200を検出して処理領域ROIの情報を生成してもよい。
 領域設定部10は、処理領域ROIを設定した加工画像IMG1aを画像処理部8に送る。画像処理部8は、図3(A)に示すように、加工画像IMG1aから処理領域ROIを抽出する。加工画像IMG1aは、広角画像IMG2より撮像範囲の狭い画像IMG1に由来する。このため、加工画像IMG1aから抽出した処理領域ROIには、前方車両200の一部分のみが含まれる。したがって、当該処理領域ROIには、右側の灯具に由来する1つの光点202のみが含まれる。また、処理領域ROIには、左側の画素線20が含まれる。
 画像処理部8は、画素線20の輝度値の基準としたしきい値を用いて、処理領域ROIに対し高輝度画素の抽出処理を施す。当該抽出処理には、2値化処理等の公知の画像処理が含まれる。これにより、図3(B)に示すように、前方車両200の灯具に由来する光点202と、画素線20とが抽出された抽出画像IMG1bが生成される。画像処理部8は、生成した抽出画像IMG1bをパターン決定部12に送る。
 パターン決定部12は、抽出画像IMG1bに含まれる高輝度画素に基づいて前方車両200と重なる遮光部28を定める。本実施の形態では、抽出画像IMG1bにおいて車幅方向に並ぶ高輝度画素のペアに基づいて遮光部28を定める。一例としてパターン決定部12は、抽出画像IMG1bに対し高輝度画素の上方向への膨張処理を施して、上方膨張群21を含む上方膨張画像IMG1cを生成する。
 具体的には、パターン決定部12は、上下方向に長い所定形状の構造要素を用い、当該構造要素の上端の画素を注目画素に対応付けて、抽出画像IMG1bに上膨張処理を施す。膨張処理では、構造要素が重なるいずれかの画素に高輝度値の画素が含まれる場合、注目画素の輝度値が当該高輝度値に変換される。したがって、上膨張処理では、抽出画像IMG1bにおいて高輝度画素の上方に位置する画素の輝度値が高輝度画素の輝度値に変換される。この結果、図3(C)に示すように、上方膨張群21を含む上方膨張画像IMG1cが生成される。上方膨張群21は、光点202が上方向に膨張して形成される第1上方膨張群202aと、画素線20が上方向に膨張して形成される第2上方膨張群20aとを含む。なお、抽出画像IMG1bでは、画素線20が上端から下端にかけて延びているため、画素線20と第2上方膨張群20aとは同一形状となる。
 続いて、パターン決定部12は、上方膨張画像IMG1cに対し上方膨張群21の左方向への膨張処理を施して、左方膨張群22を含む左方膨張画像IMG1dを生成する。具体的には、パターン決定部12は、左右方向に長い所定形状の構造要素を用い、当該構造要素の左端の画素を注目画素に対応付けて、上方膨張画像IMG1cに左膨張処理を施す。左膨張処理では、上方膨張画像IMG1cにおいて高輝度画素の左方に位置する画素の輝度値が高輝度画素の輝度値に変換される。この結果、図3(D)に示すように、左方膨張群22を含む左方膨張画像IMG1dが生成される。左方膨張群22は、第1上方膨張群202aが左方向に膨張して形成される第1左方膨張群202bと、第2上方膨張群20aが左方向に膨張して形成される第2左方膨張群20bとが結合した形状を有する。なお、第2上方膨張群20aは上方膨張画像IMG1cの左端に位置するため、第2上方膨張群20aと第2左方膨張群20bとは同一形状となる。
 また、パターン決定部12は、上方膨張画像IMG1cに対し上方膨張群21の右方向への膨張処理を施して、右方膨張群24を含む右方膨張画像IMG1eを生成する。具体的には、パターン決定部12は、左右方向に長い所定形状の構造要素を用い、当該構造要素の右端の画素を注目画素に対応付けて、上方膨張画像IMG1cに右膨張処理を施す。右膨張処理では、上方膨張画像IMG1cにおいて高輝度画素の右方に位置する画素の輝度値が高輝度画素の輝度値に変換される。この結果、図3(E)に示すように、右方膨張群24を含む右方膨張画像IMG1eが生成される。右方膨張群24は、第1上方膨張群202aが右方向に膨張して形成される第1右方膨張群202cと、第2上方膨張群20aが右方向に膨張して形成される第2右方膨張群20cとが結合した形状を有する。なお、右膨張処理と左膨張処理とは順不同であり、並列処理も可能である。
 そして、パターン決定部12は、左方膨張画像IMG1dおよび右方膨張画像IMG1eを合成する。つまり、左方膨張画像IMG1dと右方膨張画像IMG1eとのAND演算を行う。これにより、図3(F)に示すように、合成画素群26を含む合成画像IMG1fが生成される。合成画素群26は、左方膨張群22および右方膨張群24が重なる画素領域に相当する。
 パターン決定部12は、この合成画素群26に基づいて遮光部28を定める。例えばパターン決定部12は、合成画像IMG1fの各画素の輝度値を反転させて、図4(A)に示す反転画像IMG3を生成する。反転画像IMG3において、合成画素群26は低輝度値となり、合成画素群26を除く領域は高輝度値となる。パターン決定部12は、ベースとなる配光パターンにおける処理領域ROIに対応する領域に反転画像IMG3を組み込む。そして、ベースとなる配光パターンにおける合成画素群26そのものを遮光部28に定める。これにより、図4(B)に示すように、前方車両200と重なる遮光部28を含む配光パターンPTNが決定する。パターン決定部12は、決定した配光パターンPTNの情報をランプ制御部14に送る。
 遮光部28は、配光パターンPTNに設けられる輝度(照度)がゼロの部分、または遮光前よりも輝度(照度)を低下させた、輝度がゼロ超の部分である。ベースとなる配光パターンは、例えばライトスイッチ(図示せず)の操作等による運転者の指示、自車両の走行状態、自車両の周囲の環境等に基づいて決まる配光モードに応じて選択される。例えば、配光モードには、ハイビーム用配光パターンを形成するハイビームモード、ロービーム用配光パターンを形成するロービームモード等が含まれる。図4(B)には、一例としてハイビーム用配光パターンが示されている。
 ランプ制御部14は、配光可変ランプ2に対し配光パターンPTNの形成を指示する。ランプ制御部14は、例えば公知のLEDドライバモジュール(LDM)等で構成される。配光可変ランプ2の光源の調光方法がアナログ調光である場合、ランプ制御部14は、光源に流れる駆動電流の直流レベルを調節する。また、光源の調光方法がPWM(Pulse Width Modulation)調光である場合、ランプ制御部14は、光源に流れる電流をスイッチングし、オン期間の比率を調節することで、駆動電流の平均レベルを調節する。また、配光可変ランプ2がDMDを有する場合、ランプ制御部14は、DMDを構成する各ミラー素子のオン/オフ切り替えを制御してもよい。配光可変ランプ2が液晶デバイスを有する場合、ランプ制御部14は、液晶デバイスの光透過率を制御してもよい。これにより、配光パターンPTNが自車前方に形成される。
 以上説明したように、本実施の形態に係る配光制御装置6は、第1撮像装置4に基づく画像IMG1における車幅方向の端部に高輝度の画素線20を付加して加工画像IMG1aを生成し、加工画像IMG1aから処理領域ROIを抽出し、処理領域ROIに高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像IMG1bを生成し、抽出画像IMG1bにおける高輝度画素に基づいて遮光部28を定める。
 前方車両200が第1撮像装置4の撮像範囲の端に位置し、一方の灯具が第1撮像装置4の撮像範囲から外れる場合、他方の灯具に由来する光点202のみに基づいて遮光部28を定めることになる。この場合、一対の灯具間にまたがる有効な遮光部28を形成することができず、前方車両200の運転者にグレアを与え得る。第1撮像装置4の撮像範囲を拡げれば、前方車両200の片側の灯具が撮像範囲から外れる可能性を低減できる。しかしながら、この場合は、第1撮像装置4を広角のものに変更する必要が生じ得る。また、配光制御装置6にかかる処理負荷や必要なメモリの増大を招き得る。
 これに対し、本実施の形態では、画像IMG1の左右端に高輝度の画素線20を付加している。画素線20は、灯具に由来する光点202の代わりとして利用できる。これにより、画像IMG1の左右端に光点202が必ず存在することになる。このため、前方車両200の片側の灯具が第1撮像装置4の撮像範囲から左方または右方に外れる場合でも、この前方車両200に対して有効な遮光部28を形成できる。よって、遮光部形成の確実性を高めることができる。
 また、本実施の形態では、第1撮像装置4の撮像範囲が配光可変ランプ2の光照射範囲と一致する。また、処理領域ROIは、配光可変ランプ2の光照射範囲より広い広角画像IMG2に基づいて定められる。また、遮光部28の決定処理では、抽出画像IMG1bから上方膨張画像IMG1cを生成し、上方膨張画像IMG1cから左方膨張画像IMG1dおよび右方膨張画像IMG1eを生成し、左方膨張画像IMG1dおよび右方膨張画像IMG1eに基づいて遮光部28を定めている。このような場合に、画像IMG1への画素線20の付加は特に有効である。
(実施の形態2)
 本実施の形態は、配光制御の内容の一部を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については説明を適宜省略する。図5(A)~図5(D)、図6(A)~図6(F)、ならびに図7(A)および図7(B)は、実施の形態2に係る配光制御装置6の動作を説明する図である。
 まず、図5(A)に示すように、画像処理部8は、第1撮像装置4に基づく画像IMG1を取得する。一例として画像IMG1には、右に傾いた前方車両200の上側約半分と、前方車両200の左側の灯具に由来する1つの光点202が左隅に写り込んでいる。このような画像IMG1は、自車両の左右軸が大きく傾斜した状態で、換言すれば自車両がロール方向に大きく傾斜した状態で第1撮像装置4が撮像したときに生成され得る。特に、鞍乗型車両は、曲線道路を走行する際等に左右に大きくバンクする。よって、第1撮像装置4が鞍乗型車両に搭載される場合、このような画像IMG1が生成されやすくなる。なお、図5(A)には配光パターンPTNを非形成の状況で撮像された画像IMG1を図示しているが、これに限定されない。
 画像処理部8は、画像IMG1を取得すると、図5(B)に示すように画像IMG1から加工画像IMG1aを生成する。本実施の形態の画像処理部8は、画像IMG1における車幅方向の端部に加え、下端にも画素線20を付加して、加工画像IMG1aを生成する。したがって、加工画像IMG1aは、左辺、右辺および下辺が画素線20で縁取りされている。画像処理部8は、加工画像IMG1aの情報を領域設定部10に送る。
 領域設定部10は、図5(C)に示すように、加工画像IMG1aに処理領域ROIを設定する。本実施の形態の領域設定部10は、一例として車両ECU16から処理領域ROIの情報を取得する。車両ECU16は、図5(D)に示すように、配光可変ランプ2の光照射範囲より広い広角画像IMG2から前方車両200を検出する。そして、前方車両200の位置情報に基づいて処理領域ROIを定め、処理領域ROIの情報を領域設定部10に送る。
 領域設定部10は、処理領域ROIを設定した加工画像IMG1aを画像処理部8に送る。画像処理部8は、図6(A)に示すように、加工画像IMG1aから処理領域ROIを抽出する。処理領域ROIには、左側の灯具に由来する1つの光点202と下側の画素線20とが含まれる。画像処理部8は、画素線20の輝度値の基準としたしきい値を用いて、処理領域ROIに対し高輝度画素の抽出処理を施す。これにより、図6(B)に示すように、前方車両200の灯具に由来する光点202と、画素線20とが抽出された抽出画像IMG1bが生成される。画像処理部8は、生成した抽出画像IMG1bをパターン決定部12に送る。
 パターン決定部12は、抽出画像IMG1bに含まれる高輝度画素に基づいて前方車両200と重なる遮光部28を定める。本実施の形態では、抽出画像IMG1bにおいて上下方向に並ぶ高輝度画素のペアに基づいて遮光部28を定める。一例としてパターン決定部12は、抽出画像IMG1bに対し高輝度画素の上方向への膨張処理を施して、図6(C)に示すように、上方膨張群21を含む上方膨張画像IMG1cを生成する。上方膨張群21は、光点202が上方向に膨張して形成される第1上方膨張群202aと、画素線20が上方向に膨張して形成される第2上方膨張群20aとを含む。なお、画素線20は、抽出画像IMG1bの下端において左端から右端にかけて延びている。このため、上方膨張画像IMG1cは、全体が第2上方膨張群20aで覆われた画像となる。
 続いて、パターン決定部12は、上方膨張画像IMG1cに対し上方膨張群21の左方向への膨張処理を施して、図6(D)に示すように、左方膨張群22を含む左方膨張画像IMG1dを生成する。左方膨張群22は、第1上方膨張群202aが左方向に膨張して形成される第1左方膨張群202bと、第2上方膨張群20aが左方向に膨張して形成される第2左方膨張群20bとが結合した形状を有する。なお、上方膨張画像IMG1cの全体が第2上方膨張群20aで覆われているため、左方膨張画像IMG1dは上方膨張画像IMG1cと同一画像となる。
 また、パターン決定部12は、上方膨張画像IMG1cに対し上方膨張群21の右方向への膨張処理を施して、図6(E)に示すように、右方膨張群24を含む右方膨張画像IMG1eを生成する。右方膨張群24は、第1上方膨張群202aが右方向に膨張して形成される第1右方膨張群202cと、第2上方膨張群20aが右方向に膨張して形成される第2右方膨張群20cとが結合した形状を有する。なお、上方膨張画像IMG1cの全体が第2上方膨張群20aで覆われているため、右方膨張画像IMG1eは上方膨張画像IMG1cと同一画像となる。右膨張処理と左膨張処理とは順不同であり、並列処理も可能である。
 そして、パターン決定部12は、左方膨張画像IMG1dおよび右方膨張画像IMG1eを合成する。これにより、図6(F)に示すように、合成画素群26を含む合成画像IMG1fが生成される。合成画素群26は、左方膨張群22および右方膨張群24が重なる画素領域に相当する。
 パターン決定部12は、この合成画素群26に基づいて遮光部28を定める。例えばパターン決定部12は、合成画像IMG1fの各画素の輝度値を反転させて、図7(A)に示す反転画像IMG3を生成する。そして、パターン決定部12は、ベースとなる配光パターンに反転画像IMG3を組み込み、合成画素群26そのものを遮光部28に定める。これにより、図7(B)に示すように、前方車両200と重なる遮光部28を含む配光パターンPTNが決定する。パターン決定部12は、決定した配光パターンPTNの情報をランプ制御部14に送る。
 以上説明したように、本実施の形態に係る配光制御装置6は、画像IMG1における車幅方向の端部および下端に画素線20を付加して加工画像IMG1aを生成し、加工画像IMG1aから処理領域ROIを抽出し、処理領域ROIから抽出画像IMG1bを生成し、抽出画像IMG1bにおける高輝度画素に基づいて遮光部28を定める。これにより、前方車両200の片側の灯具が第1撮像装置4の撮像範囲から下方に外れる場合でも、この前方車両200に対して有効な遮光部28を形成できる。よって、遮光部形成の確実性を高めることができる。
 以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。設計変更が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形それぞれの効果をあわせもつ。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
 上述した実施の形態に係る発明は、以下に記載する項目によって特定されてもよい。
[第1項目]
 車両前方を撮像する第1撮像装置(4)に基づく画像(IMG1)における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線(20)を付加して加工画像(IMG1a)を生成し、
 加工画像(IMG1a)から前方車両(200)を含む処理領域(ROI)を抽出し、
 処理領域(ROI)に対し、しきい値を用いた高輝度画素(20,202)の抽出処理を施して抽出画像(IMG1b)を生成し、
 抽出画像(IMG1b)に含まれる高輝度画素のペア(20,202)に基づいて前方車両(200)と重なる遮光部(28)を定め、遮光部(28)を含む配光パターン(PTN)を決定する、
配光制御装置(6)。
[第2項目]
 画像(IMG1)における下端にも画素線(20)を付加する、
第1項目に記載の配光制御装置(6)。
[第3項目]
 画像(IMG1)は、配光パターン(PTN)を形成する配光可変ランプ(2)の光照射範囲と一致する撮像範囲の画像であり、
 処理領域(ROI)は、光照射範囲より広い撮像範囲を有する第2撮像装置(18)に基づく広角画像(IMG2)から検出される前方車両(200)の位置情報に基づいて定められる、
第1項目または第2項目に記載の配光制御装置(6)。
[第4項目]
 抽出画像(IMG1b)に対し高輝度画素(20,202)の上方向への膨張処理を施して、上方膨張群(21)を含む上方膨張画像(IMG1c)を生成し、
 上方膨張画像(IMG1c)に対し上方膨張群(21)の左方向への膨張処理を施して、左方膨張群(22)を含む左方膨張画像(IMG1d)を生成し、
 上方膨張画像(IMG1c)に対し上方膨張群(21)の右方向への膨張処理を施して、右方膨張群(24)を含む右方膨張画像(IMG1e)を生成し、
 左方膨張群(22)および右方膨張群(24)が重なる画素領域(26)を遮光部(28)に定める、
第1項目乃至第3項目のいずれかに記載の配光制御装置(6)。
[第5項目]
 第1撮像装置(4)は、鞍乗型車両に搭載される、
第2項目に記載の配光制御装置(6)。
[第6項目]
 前方車両(200)と重なる遮光部(28)を含む配光パターン(PTN)を形成可能な配光可変ランプ(2)と、
 車両前方を撮像する第1撮像装置(4)と、
 配光可変ランプ(2)による配光パターン(PTN)の形成を制御する、第1項目乃至第5項目のいずれかに記載の配光制御装置(6)と、を備える、
車両用灯具システム(1)。
[第7項目]
 車両前方を撮像する第1撮像装置(4)に基づく画像(IMG1)における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線(20)を付加して加工画像(IMG1a)を生成し、
 加工画像(IMG1a)から前方車両(200)を含む処理領域(ROI)を抽出し、
 処理領域(ROI)に対し、しきい値を用いた高輝度画素(20,202)の抽出処理を施して抽出画像(IMG1b)を生成し、
 抽出画像(IMG1b)に含まれる高輝度画素のペア(20,202)に基づいて前方車両(200)と重なる遮光部(28)を定め、遮光部(28)を含む配光パターン(PTN)を決定することを含む、
配光制御方法。
 本発明は、配光制御装置、車両用灯具システムおよび配光制御方法に利用することができる。
 1 車両用灯具システム、 2 配光可変ランプ、 4 第1撮像装置、 6 配光制御装置、 20 画素線、 21 上方膨張群、 22 左方膨張群、 24 右方膨張群、 28 遮光部、 IMG1 画像、 IMG1a 加工画像、 IMG1b 抽出画像、 IMG1c 上方膨張画像、 IMG1d 左方膨張画像、 IMG1e 右方膨張画像、 ROI 処理領域。

Claims (7)

  1.  車両前方を撮像する第1撮像装置に基づく画像における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線を付加して加工画像を生成し、
     前記加工画像から前方車両を含む処理領域を抽出し、
     前記処理領域に対し前記しきい値を用いた高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像を生成し、
     前記抽出画像に含まれる高輝度画素のペアに基づいて前記前方車両と重なる遮光部を定め、前記遮光部を含む配光パターンを決定する、
    配光制御装置。
  2.  前記画像における下端にも前記画素線を付加する、
    請求項1に記載の配光制御装置。
  3.  前記画像は、前記配光パターンを形成する配光可変ランプの光照射範囲と一致する撮像範囲の画像であり、
     前記処理領域は、前記光照射範囲より広い撮像範囲を有する第2撮像装置に基づく広角画像から検出される前方車両の位置情報に基づいて定められる、
    請求項1または2に記載の配光制御装置。
  4.  前記抽出画像に対し前記高輝度画素の上方向への膨張処理を施して、上方膨張群を含む上方膨張画像を生成し、
     前記上方膨張画像に対し前記上方膨張群の左方向への膨張処理を施して、左方膨張群を含む左方膨張画像を生成し、
     前記上方膨張画像に対し前記上方膨張群の右方向への膨張処理を施して、右方膨張群を含む右方膨張画像を生成し、
     前記左方膨張群および前記右方膨張群が重なる画素領域を遮光部に定める、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配光制御装置。
  5.  前記第1撮像装置は、鞍乗型車両に搭載される、
    請求項2に記載の配光制御装置。
  6.  前方車両と重なる遮光部を含む配光パターンを形成可能な配光可変ランプと、
     車両前方を撮像する第1撮像装置と、
     前記配光可変ランプによる前記配光パターンの形成を制御する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配光制御装置と、を備える、
    車両用灯具システム。
  7.  車両前方を撮像する第1撮像装置に基づく画像における車幅方向の端部に所定のしきい値より高輝度値の画素線を付加して加工画像を生成し、
     前記加工画像から前方車両を含む処理領域を抽出し、
     前記処理領域に対し前記しきい値を用いた高輝度画素の抽出処理を施して抽出画像を生成し、
     前記抽出画像に含まれる高輝度画素のペアに基づいて前記前方車両と重なる遮光部を定め、前記遮光部を含む配光パターンを決定することを含む、
    配光制御方法。
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