WO2023132163A1 - 映像圧縮方法、映像圧縮装置、コンピュータプログラム、及び映像処理システム - Google Patents

映像圧縮方法、映像圧縮装置、コンピュータプログラム、及び映像処理システム Download PDF

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Abstract

映像圧縮方法は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出するステップと、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮するステップとを含み、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記圧縮するステップでは、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。

Description

映像圧縮方法、映像圧縮装置、コンピュータプログラム、及び映像処理システム
 本開示は、映像圧縮方法、映像圧縮装置、コンピュータプログラム、及び映像処理システムに関する。
 本出願は、2022年1月5日出願の日本出願第2022-000358号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
 従来の映像圧縮方法では、映像中の物体の種類や優先度に関係なく、伸張した映像が均一な画質となるように圧縮している。例えば、映像中の各領域を同一の圧縮率で圧縮している。このため、圧縮済みの映像のデータ量のうち、重要ではない領域のデータ量がかなりの部分を占めた場合には、圧縮済み映像を伝送する際の伝送コスト、ストレージに記憶する際のストレージのコストが無視できなくなっている。
 そこで、映像中の対象領域を他と比べ高画質で伸張可能な圧縮方法で圧縮するスマートコーディングという技術が開発されている(例えば、非特許文献1参照)。
JSECURITY,"スマートエンコーデイング",[online],2019年,[令和3年10月5日検索],インターネット<URL: https://jsecurity.jp/new-product/smartencoding/>
 本開示の一態様に係る映像圧縮方法は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出するステップと、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮するステップとを含み、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記圧縮するステップでは、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 本開示の他の態様に係る映像圧縮装置は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部とを備え、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 本開示の他の態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 本開示の他の態様に係る映像処理システムは、映像圧縮装置と、サーバとを備え、前記映像圧縮装置は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部と、圧縮済みの前記映像を前記サーバに送信する送信部とを含み、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮し、前記サーバは、圧縮済みの前記映像を受信する映像受信部と、受信した前記映像を伸張する映像伸張部と、伸張済みの前記映像に対して映像処理を実行する映像処理部とを含む。
 本開示は、上述の映像圧縮方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなコンピュータプログラムを、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
 また、本開示は、映像圧縮装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現することもできる。
図1は、本開示の実施形態1に係る映像処理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本開示の実施形態1に係る映像圧縮装置の構成を示すブロック図である。 図3は、カメラが出力する映像に含まれる画像の一例を示す図である。 図4は、図3に示した画像を複数のブロックに分割した図である。 図5は、目標物体を含む対象領域の一例を示す図である。 図6は、目標物体を含む対象領域の他の一例を示す図である。 図7は、対象領域抽出部による対象領域の抽出結果の一例を示す図である。 図8は、映像圧縮部による映像の圧縮方法の一例を示す図である。 図9は、本開示の実施形態1に係るサーバの構成を示すブロック図である。 図10は、映像圧縮装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、映像圧縮装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
 [本開示が解決しようとする課題]
 従来のスマートコーディングによると、注目すべき物体が増え、複数の対象領域の合計サイズが大きくなるにつれ、コストを低減させるというスマートコーディング本来の効果が薄れてしまう。
 本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とを両立することのできる映像圧縮方法、映像圧縮装置、コンピュータプログラム、及び映像処理システムを提供することを目的とする。
 [本開示の効果]
 本開示によると、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とを両立することができる。
 [本開示の実施形態の概要]
 最初に本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
 (1)本開示の一実施形態に係る映像圧縮方法は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出するステップと、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮するステップとを含み、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記圧縮するステップでは、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 この構成によると、優先度の高い目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮する時間的割合を大きくした上で、映像を圧縮することができる。例えば、優先度の高い目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮するフレームのフレーム間隔を短くした上で、映像を圧縮することができる。これにより、注目すべき目標物体ほど優先度を高くすることにより、当該物体を含む対象領域を、高頻度かつ高画質で伸張することができる。また、優先度の低い目標物体を含む対象領域に対しては、高画質での圧縮は低頻度に抑えられるため、圧縮済み映像のデータ量を削減することができる。このため、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とを両立することができる。
 (2)前記低圧縮率は、前記優先度に応じて異なってもよい。
 この構成によると、優先度に応じて低圧縮率の圧縮方法における圧縮率を変更することができる。このため、優先度を適切に設定することにより、高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とのバランスを図りつつ、映像を圧縮することができる。
 (3)また、前記優先度は、前記目標物体の速度に応じて決定されてもよい。
 この構成によると、例えば、目標物体の速度が大きいほど優先度を高く設定することにより、高速移動する目標物体ほど低圧縮率で圧縮する時間的割合(例えば、フレームレート)を大きくした上で、映像を圧縮することができる。これにより、高速移動する目標物体を含む対象領域を、高頻度かつ高画質で伸張することができる。
 (4)また、上述の映像圧縮方法は、圧縮済みの前記映像を外部の装置に送信するステップをさらに含んでもよい。
 この構成によると、圧縮済み映像を外部の装置に送信することができる。これにより、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮と、圧縮済み映像の送信コスト低減とを両立することができる。
 (5)また、前記送信するステップでは、さらに、各前記画像の前記対象領域の圧縮率を識別するための情報を送信してもよい。
 この構成によると、圧縮済み映像を受信した外部の装置は、画像中の各領域を当該領域の圧縮率に応じて伸張することができる。
 (6)また、上述の映像圧縮方法は、圧縮済みの前記映像の通信に用いられる通信経路の可用帯域幅を推定するステップをさらに含み、前記圧縮するステップでは、前記可用帯域幅が小さいほど前記時間的割合を小さく設定してもよい。
 この構成によると、可用帯域幅が小さいほど低圧縮率で圧縮する時間的割合を小さくした上で、映像を圧縮することができる。このため、可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 (7)また、上述の映像圧縮方法は、圧縮済みの前記映像を送信した場合に使用する帯域幅を推定するステップをさらに含み、前記圧縮するステップでは、推定された前記帯域幅が圧縮済みの前記映像の通信に用いられる通信経路の可用帯域幅に収まるまで前記時間的割合を小さくしてもよい。
 この構成によると、圧縮済み映像を外部に送信する際に使用する帯域幅が可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 (8)また、前記圧縮するステップでは、推定された前記帯域幅が前記可用帯域幅に収まるまで前記優先度の低い前記目標物体を含む前記対象領域から順に前記時間的割合を小さくしてもよい。
 この構成によると、優先度の高い目標物体を含む対象領域のデータ量を極力落とすことなく、圧縮済み映像を外部に送信する際に使用する帯域幅が可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 (9)また、前記圧縮するステップでは、最も前記優先度の高い前記目標物体を含む前記対象領域の前記時間的割合を変化させることなく固定してもよい。
 この構成によると、最も優先度の高い目標物体を含む対象領域については、通信帯域幅の変化によらずに一定の画質を維持した上で、外部の装置に圧縮済み映像を送信することができる。
 (10)本開示の他の実施形態に係る映像圧縮装置は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部とを備え、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 この構成は、上述の映像圧縮方法における特徴的なステップに対応する処理部を備える。このため、この構成によると、上述の映像圧縮方法と同様の作用及び効果を奏することができる。
 (11)本開示の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する。
 この構成によると、コンピュータを、上述の映像圧縮装置として機能させることができる。このため、上述の映像圧縮装置と同様の作用及び効果を奏することができる。
 (12)本開示の他の実施形態に係る映像処理システムは、映像圧縮装置と、サーバとを備え、前記映像圧縮装置は、映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部と、圧縮済みの前記映像を前記サーバに送信する送信部とを含み、前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮し、前記サーバは、圧縮済みの前記映像を受信する映像受信部と、受信した前記映像を伸張する映像伸張部と、伸張済みの前記映像に対して映像処理を実行する映像処理部とを含む。
 この構成によると、優先度の高い目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮する時間的割合を大きくした上で、映像を圧縮することができる。例えば、優先度の高い目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮するフレームのフレーム間隔を短くした上で、映像を圧縮することができる。これにより、注目すべき目標物体ほど優先度を高くすることにより、当該物体を含む対象領域を、高頻度かつ高画質で伸張することができる。また、優先度の低い目標物体を含む対象領域に対しては、高画質での圧縮は低頻度に抑えられるため、圧縮済み映像のデータ量を削減することができる。また、優先度の高い目標物体を含む領域ほど高頻度かつ高画質で伸張されるため、サーバは、優先度の高い目標物体を含む対象領域を高精度で映像処理することができる。
 [本開示の実施形態の詳細]
 以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
 また、同一の構成要素には同一の符号を付す。それらの機能及び名称も同様であるため、それらの説明は適宜省略する。
 <実施形態1>
 〔映像処理システムの全体構成〕
 図1は、本開示の実施形態1に係る映像処理システムの構成を示すブロック図である。
 映像処理システム1は、インターネット等のネットワーク4を介して相互に接続されたサーバ2及び映像圧縮装置3を備える。図1には、映像圧縮装置3を1台しか示していないが、サーバ2には複数の映像圧縮装置3が接続されていてもよい。サーバ2及び映像圧縮装置3は、無線又は有線によりネットワーク4に接続される。
 映像圧縮装置3は、カメラにより撮影された映像に含まれる時系列の各画像を圧縮し、圧縮済みの画像列(映像)をサーバ2に送信する。
 サーバ2は、ネットワーク4を介して映像圧縮装置3から圧縮済み映像を受信し、受信した映像を伸張する。サーバ2は、伸張した映像を映像処理する。例えば、サーバ2は、映像中に含まれる目標物体の位置、目標物体の外接領域等を映像処理により検出する。
 〔映像圧縮装置の構成〕
 図2は、本開示の実施形態1に係る映像圧縮装置の構成を示すブロック図である。
 映像圧縮装置3は、カメラ31と、対象領域抽出部32と、帯域幅推定部33と、映像圧縮部34と、記憶装置35と、映像送信部36とを備える。
 映像圧縮装置3は、CPU等のプロセッサ、及び、揮発性メモリ又は不揮発性メモリなどの記憶装置35を備えるコンピュータシステムにより構成されてもよい。記憶装置35に記憶されているコンピュータプログラムをプロセッサ上で実行することにより、各処理部32~34、36は、その機能を発揮する。
 カメラ31は、被写体を撮影し、映像を出力する。映像は複数の時系列の画像から構成される。なお、カメラ31は、映像圧縮装置3の外部に備えられていて、映像圧縮装置3の構成要素に含まれていなくてもよい。
 図3は、カメラ31が出力する映像に含まれる画像の一例を示す図である。図3に示す画像には、犬、自転車、自動車及び樹木が映っている。映像は複数フレームの時系列の画像より構成される。
 対象領域抽出部32は、画像を複数のブロックに分割し、ブロックごとに、あらかじめ定められた目標物体を含むか否かを判定することにより、後述する対象領域抽出部32が低圧縮率で圧縮処理する対象領域を抽出する。以下、対象領域抽出部32の処理を詳細に説明する。
 図4は、図3に示した画像を複数のブロックに分割した図である。ここでは、1枚の画像を7行×7列の49個のブロックに分割した例を示している。図4に示すように、画像の左上から右下までラスター走査順に1から49までのブロック番号が各ブロックに付されている。ブロックのサイズ及び個数は図4に示したものに限定されるものではない。
 対象領域抽出部32が判定対象とする目標物体の種類は、例えば、4種類とし、種類A、B、C、Dの目標物体は、それぞれ、人、自動車、自転車、犬とする。種類A~Dの目標物体を、それぞれ目標物体A~Dとも呼ぶ。目標物体の種類には優先度が設定されており、種類A、B、C、Dの順に優先度が高いものとする。なお、目標物体の種類は4種類に限定されるものではない。
 対象領域抽出部32は、ブロック番号1~49の各ブロックについて、目標物体A~Dの各々が含まれるか否かを、学習モデルを用いて判定する。学習モデルは、例えば、CNN(Convolution Neural Network)、RNN(Recurrent Neural Network)、AutoEncoderなどである。様々な目標物体Aを含むブロックの画像(以下、「ブロック画像」という)、目標物体Bを含むブロック画像、目標物体Cを含むブロック画像、目標物体Dを含むブロック画像を教師データとして、ディープラーニングなどの機械学習手法により、目標物体Aの学習と、目標物体Bの学習と、目標物体Cの学習と、目標物体Dの学習とが進んで、学習モデルのパラメータが決定される。
 具体的には、対象領域抽出部32は、49個のブロック画像から構成される画像を、学習モデルに入力する。学習モデルは、ブロックごとに目標物体A、B、C、Dがそれぞれ含まれるか否かを判定し、判定結果を出力する。対象領域抽出部32は、学習モデルから判定結果を得る。
 対象領域抽出部32は、目標物体Aを含むブロックから構成される領域を低圧縮率での圧縮処理の対象領域と決定する。対象領域抽出部32は、目標物体B~Dをそれぞれ含むブロックについても、同様に対象領域を決定する。
 図5は、目標物体を含む対象領域の一例を示す図である。図5には、目標物体B~Dのそれぞれを含む対象領域41B~41Dを示している。対象領域41B、41Dは実線の太枠内のブロックを含み、対象領域41Cは破線の太枠内のブロックを含む。対象領域41Bは、目標物体B(自動車)を含む領域であり、12~14番のブロックを含んでいる。対象領域41Cは、目標物体C(自転車)を含む領域であり、9、11、15~19、22~26、32、33番のブロックを含んでいる。対象領域41Dは、目標物体D(犬)を含む領域であり、16、17、22~24、29~31、36~38番のブロックを含む領域である。
 なお、対象領域は矩形領域であるとしてもよい。この場合、対象領域抽出部32は、目標物体ごとに、目標物体が含まれるか否かの判定結果に基づいて、目標物体を含むブロックの外接矩形を対象領域とする。図6は、目標物体を含む対象領域の他の一例を示す図である。図6には、目標物体B~Dのそれぞれを含む対象領域41B~41Dを示している。対象領域41B、41Dは実線の太枠内のブロックを含み、対象領域41Cは破線の太枠内のブロックを含む。対象領域41Bは、目標物体B(自動車)を含む領域であり、12~14番のブロックを含んでいる。対象領域41Cは、目標物体C(自転車)を含む領域であり、8~12、15~19、22~26、29~33番のブロックを含んでいる。対象領域41Dは、目標物体D(犬)を含む領域であり、15~17、22~24、29~31、36~38番のブロックを含む領域である。
 図7は、対象領域抽出部32による対象領域の抽出結果の一例を示す図である。
 図7に示す表では、ブロック番号ごとに、ブロックに目標物体A~Dが含まれるか否かを示す。つまり、目標物体が含まれるブロックを1で示し、目標物体が含まれないブロックを0で示す。例えば、1番のブロックには、目標物体A~Dのいずれもが含まれていないことが示されている。13番のブロックには、目標物体Bが含まれ、目標物体A、C、Dが含まれないことが示されている。23番のブロックには、目標物体C、Dが含まれ、目標物体A、Bが含まれないことが示されている。37番のブロックには、目標物体Dが含まれ、目標物体A~Cが含まれないことが示されている。49番のブロックには、目標物体A~Dのいずれもが含まれていないことが示されている。
 再び図2を参照して、帯域幅推定部33は、映像圧縮装置3とサーバ2との間の通信経路における可用帯域幅(利用可能な帯域幅)を推定する。例えば、帯域幅推定部33は、サーバ2に試験ストリームを送信し、返送された試験ストリームを受信し、ラウンドトリップタイム、パケットロス率などの品質情報を計測し、品質情報を事前に設定された解析モデルに入力することにより、可用帯域幅を推定してもよい。ただし、可用帯域幅の推定方法は上記したものに限定されるものではない。帯域幅は、例えば、単位Mbps(Megabits per second)の伝送速度で表される。
 映像圧縮部34は、あらかじめ定められた目標物体の種類の優先度に基づいて、抽出された対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、カメラ31から出力される映像(各画像)を圧縮する。
 圧縮方法は、例えば、H.264/MPEG-4 AVC、又はH.265/MPEG-H HEVCなどである。時間的割合は、例えば、フレームレートで規定することができる。
 図8は、映像圧縮部34による映像の圧縮方法の一例を示す図である。横方向に時系列の7フレームの画像を示している。各画像に目標物体A~Dをそれぞれ含む対象領域が含まれるものとする。ここで、カメラ31から出力される映像のフレームレートは30fps(frames per second)とする。
 目標物体の優先度に応じてフレームレートが予め設定されているものとする。例えば、映像圧縮部34は、目標物体Aを含む対象領域を30fpsで低圧縮率で圧縮する。つまり、映像圧縮部34は、映像を構成する全ての画像について、目標物体Aを含む対象領域を低圧縮率で圧縮する。圧縮率が低いほど、圧縮済み映像のデータ量が大きくなり、伸張した際に高画質の映像を復元することができる。
 映像圧縮部34は、目標物体Bを含む対象領域を15fpsで低圧縮率で圧縮する。つまり、映像圧縮部34は、映像を構成する画像を、1フレームおきに目標物体Bを含む対象領域を低圧縮率で圧縮し、それ以外のフレームの画像について、目標物体Bを含む対象領域を上記低圧縮率よりも圧縮率の高い高圧縮率で圧縮する。
 映像圧縮部34は、目標物体Cを含む対象領域を10fpsで低圧縮率で圧縮する。つまり、映像圧縮部34は、映像を構成する画像を、2フレームおきに目標物体Cを含む対象領域を低圧縮率で圧縮し、それ以外のフレームの画像について、目標物体Cを含む対象領域を上記低圧縮率よりも圧縮率の高い高圧縮率で圧縮する。
 映像圧縮部34は、目標物体Dを含む対象領域を5fpsで低圧縮率で圧縮する。つまり、映像圧縮部34は、映像を構成する画像を、5フレームおきに目標物体Dを含む対象領域を低圧縮率で圧縮し、それ以外のフレームの画像について、目標物体Dを含む対象領域を上記低圧縮率よりも圧縮率の高い高圧縮率で圧縮する。
 なお、映像圧縮部34は、予め設定された目標物体の優先度に応じたフレームレートに基づいて映像を圧縮し、サーバ2に送信した場合に、帯域幅推定部33で推定された可用帯域幅で送信できるか否かを判断する。可用帯域幅で送信できないと判断した場合には、映像圧縮部34は、フレームレートを変更して、対象領域を圧縮する。なお、これらの処理については後述する。
 映像圧縮部34は、圧縮済み映像を構成する各画像の対象領域の圧縮率を識別するための情報を、圧縮済み映像に付加する。つまり、映像圧縮部34は、圧縮済み映像を構成する各画像の各ブロックに圧縮率を識別するための情報を付加する。例えば、映像圧縮部34は、圧縮率そのものを示す情報を付加してもよいし、圧縮率に対応した番号を付加してもよい。
 映像圧縮部34は、圧縮済み映像を記憶装置35に記憶させる。
 映像送信部36は、記憶装置35から圧縮済み映像を読み出し、読み出した圧縮済み映像をネットワーク4を介してサーバ2に送信する。
 〔サーバの構成〕
 図9は、本開示の実施形態1に係るサーバの構成を示すブロック図である。
 サーバ2は、映像受信部21と、映像伸張部22と、映像処理部23とを備える。
 サーバ2は、CPU等のプロセッサ、及び、揮発性メモリ又は不揮発性メモリなどの記憶装置を備えるコンピュータシステムにより構成されてもよい。記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムをプロセッサ上で実行することにより、各処理部21~23は、その機能を発揮する。
 映像受信部21は、ネットワーク4を介して映像圧縮装置3から圧縮済み映像を受信する。
 映像伸張部22は、映像受信部21が受信した圧縮済み映像を伸張することにより、元の映像を復元する。なお、圧縮済み映像を構成する各画像にはブロックごとに圧縮率を識別するための情報が付加されている。このため、映像伸張部22は、画像中の各ブロックを当該ブロックの圧縮率に応じて伸張する。
 映像処理部23は、伸張済みの映像に対して、所定の映像処理を実行する。例えば、映像処理部23は、映像を構成する各画像に含まれる物体の外接矩形領域を検出する。また、映像処理部23は、画像に含まれる物体の領域を画素単位で抽出する領域分割処理を実行してもよい。さらに、映像処理部23は、画像に含まれる物体の骨格を推定する骨格推定処理を実行してもよい。
 サーバ2は、映像処理部23による映像処理の結果を映像圧縮装置3に送信してもよい。
 〔映像圧縮装置の処理手順〕
 図10は、映像圧縮装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
 対象領域抽出部32は、カメラ31から出力される画像中の各ブロックについて、目標物体A~Dが含まれるか否かを判定し、目標物体A~Dそれぞれの対象領域を抽出する(ステップS1)。
 帯域幅推定部33は、映像圧縮装置3とサーバ2との間の通信経路における可用帯域幅を推定する(ステップS2)。
 映像圧縮部34は、推定された可用帯域幅のレベルを判定する(ステップS3)。可用帯域幅のレベルは事前に決定されているものとする。例えば、映像圧縮部34は、可用帯域幅がa以上の場合には高レベルと判定し、可用帯域幅がa未満かつb以上の場合には中レベルと判定し、可用帯域幅がb未満の場合には低レベルと判定する。ここで、a>bである。
 可用帯域幅のレベルが高レベルの場合には(ステップS3において高)、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、高フレームレートを設定する(ステップS4)。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する高フレームレートは、30fps、15fps、10fps、5fpsである。
 可用帯域幅のレベルが中レベルの場合には(ステップS3において中)、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、中フレームレートを設定する(ステップS5)。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する中フレームレートは、15fps、8fps、5fps、3fpsである。中フレームレートは、高フレームレート以下のフレームレートである。
 可用帯域幅のレベルが低レベルの場合には(ステップS3において低)、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、低フレームレートを設定する(ステップS6)。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する低フレームレートは、10fps、5fps、3fps、1fpsである。低フレームレートは、中フレームレート以下のフレームレートである。
 映像圧縮部34は、ステップS4~S6で設定されたフレームレートに基づいて、カメラ31から出力される映像を圧縮した際のデータ量を推定する(ステップS7)。具体的には、映像圧縮部34は、映像のフレームレートが30fpsであるため、30フレームの画像を圧縮した場合のデータ量を推定することにより、1秒間の圧縮済み映像のデータ量(ビット量)を推定する。例えば、1ブロックのブロック画像を低圧縮率で圧縮した際のデータ量と、高圧縮率で圧縮した際のデータ量とがあらかじめ定められているものとする。映像圧縮部34は、設定されたフレームレートと各目標物体を含む対象領域のブロック数とに基づいて、30フレームの画像中に含まれる低圧縮率で圧縮されるブロックの数と高圧縮率で圧縮されるブロックの数とを算出する。映像圧縮部34は、算出した各圧縮率のブロック数と、上記した圧縮率毎にあらかじめ定められた1ブロックのデータ量とから、30フレームの画像を圧縮した場合のデータ量を推定する。例えば、30フレームの画像中に含まれる高圧縮率及び低圧縮率でそれぞれ圧縮されるブロックの数をHN及びLNとする。また、1ブロックのブロック画像を高圧縮率及び低圧縮率でそれぞれ圧縮した後のデータ量をHD及びLDとする。この場合、映像圧縮部34は、HN×HD+LN×LDを算出することにより、算出結果を、映像を圧縮した際のデータ量(30フレームの画像を圧縮した際のデータ量)と推定する。
 映像圧縮部34は、ステップS2において推定された可用帯域幅と、ステップS7において推定された圧縮済み映像のデータ量とを比較することにより、圧縮済み映像をサーバ2に送信する際に帯域不足が発生するか否かを判断する(ステップS8)。例えば、映像圧縮部34は、圧縮済み映像のデータ量が可用帯域幅を超える場合に帯域不足が発生すると判断してもよい。また、映像圧縮部34は、圧縮済み映像のデータ量に所定のマージン(正の値)を加算したデータ量が可用帯域幅を超える場合に帯域不足が発生すると判断してもよい。このようにすることで、可用帯域幅に変動が生じる場合を考慮して帯域不足の発生の有無を判断することができる。
 帯域不足が発生すると判断された場合には(ステップS8においてYES)、映像圧縮部34は、設定されたフレームレートを、優先度の低い目標物体に設定されたフレームレートから順に下げ、フレームレートを設定しなおす(ステップS9)。その後、ステップS7以降の処理を繰り返し実行する。例えば、ステップS4において、目標物体A~Dに、高フレームレートである、30fps、15fps、10fps、5fpsがそれぞれ設定されているとする。映像圧縮部34は、最も優先度が低い目標物体Dのフレームレートを下げる。フレームレートの下げ方は限定されるものではない。例えば、高フレームレートを中フレームレートに下げるものであってもよい。
 つまり、目標物体のDのフレームレート5fps(高フレームレート)を、3fpt(中フレームレート)に下げる。目標物体Dのフレームレートの下げだけでは帯域不足が解消されない場合には、目標物体C、B、Aの順に、帯域不足が解消されるまで、高フレームレートから中フレームレートにフレームレートを下げる。
 それでも帯域不足が解消されない場合には、同様に、目標物体D、C、B、Aの順に、帯域不足が解消されるまで、中フレームレートから低フレームレートにフレームレートを下げる。
 それでも帯域不足が解消されない場合には、目標物体D、C、B、Aの順に、帯域不足が解消されるまで、フレームレートを0fpsに下げる。フレームレート0fpsとは、全てのフレームにおいて高圧縮率で圧縮することを意味する。
 それでも帯域不足が解消されない場合には、目標物体D、C、B、Aの順に、帯域不足が解消されるまで、量子化パラメータQPを変化させ、画質を低下させる。
 帯域不足が発生しないと判断された場合には(ステップS8においてNO)、映像圧縮部34は、設定されたフレームレート又は量子化パラメータQPに基づいて、カメラ31から出力される映像を圧縮し、圧縮済み映像を記憶装置35に書き込む(ステップS10)。映像送信部36は、圧縮済み映像を記憶装置35から読み出し、サーバ2に送信する(ステップS11)。
 〔実施形態1の適用例1〕
 図2に示した映像圧縮装置3は、例えば、自動車やオートバイ等の車両に設置された車載装置であってもよい。例えば、映像圧縮装置3は、カメラ31が車両の前方を撮影した映像を圧縮してサーバ2に送信する。サーバ2は、圧縮済み映像を伸張し、伸張済み映像に基づいて、目標物体を映像処理により検出し、検出結果を映像圧縮装置3に送信する。車両に搭載された運転支援用車載装置は、サーバ2による目標物体の検出結果に基づいて車両の運転支援を行う。この場合、運転に与える影響の度合いが高い物体(例えば、目前の車両、人、交通信号機など)を優先度の最も高い種類の目標物体とする。また、運転に与える影響の度合いが中程度の物体(例えば、数十メートル先の道路標識など)を次に優先度の高い種類の目標物体とする。また、運転に与える影響の度合いが低い物体(例えば、看板など)を最も優先度の低い種類の目標物体とする。
 このように目標物体の種類の優先度を設定することにより、運転に与える影響が高い物体ほど伸張時の画質が良くなるように映像圧縮処理が実行される。
 〔実施形態1の適用例2〕
 目標物体の種類を画像上での物体のサイズに応じて決定してもよい。例えば、目標物体Aは小サイズの物体、目標物体Bは中サイズの物体、目標物体Cは大サイズの物体としてもよい。各サイズはあらかじめ決められているものとする。これにより、映像圧縮装置3は、サイズの小さい物体ほど伸張時の画質が良くなるように映像圧縮処理を実行することができる。
 なお、目標物体Aは大サイズの物体、目標物体Bは中サイズの物体、目標物体Cは小サイズの物体としてもよい。
 〔実施形態1の効果〕
 以上説明したように、本開示の実施形態1によると、優先度の高い種類の目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮する時間的割合(フレームレート)を大きくした上で、映像を圧縮することができる。例えば、優先度の高い種類の目標物体を含む対象領域ほど、低圧縮率で圧縮するフレームのフレーム間隔を短くした上で、映像を圧縮することができる。これにより、注目すべき物体の種類ほど優先度を高くすることにより、当該物体を含む対象領域を、高頻度かつ高画質で伸張することができる。また、優先度の低い種類の目標物体を含む対象領域に対しては、高画質での圧縮は低頻度に抑えられるため、圧縮済み映像のデータ量を削減することができる。このため、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とを両立することができる。
 また、映像圧縮装置3は、圧縮済み映像をサーバ2に送信する。これにより、注目すべき物体の領域に対する高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮と、圧縮済み映像の送信コスト低減とを両立することができる。
 また、映像圧縮装置3は、圧縮済み映像を構成する各画像の対象領域の圧縮率を識別するための情報を、圧縮済み映像に付加する。これにより、圧縮済み映像を受信したサーバ2は、画像中の各領域を当該領域の圧縮率に応じて伸張することができる。
 また、映像圧縮装置3は、可用帯域幅が小さいほど低圧縮率で圧縮するフレームレートを低くした上で、映像を圧縮することができる。このため、可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 また、映像圧縮装置3は、圧縮済み映像を外部に送信する際に使用する帯域幅が可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 また、映像圧縮装置3は、圧縮済み映像が使用する帯域幅が可用帯域幅を超える場合には、優先度の低い種類の目標物体を含む対象領域から順にフレームレートを下げる。このため、優先度の高い種類の目標物体を含む対象領域のデータ量を極力落とすことなく、圧縮済み映像をサーバ2に送信する際に使用する帯域幅が可用帯域幅を超えないように圧縮済み映像のデータ量を調整することができる。
 <変形例1>
 実施形態1では、映像をブロックごとに低圧縮率、高圧縮率の2通りの圧縮率で圧縮した。圧縮率は2通りに限定されるものではなく、複数通りあってもよい。
 例えば、低圧縮率を優先度に応じて異ならせてもよい。具体的には、優先度の高い目標物体を含む対象領域の低圧縮率ほど圧縮率を低い値に設定してもよい。例えば、目標物体A、B、C、Dの順で目標物体を含む対象領域の低圧縮率が低い。
 変形例1によると、優先度を適切に設定することにより、高画質で伸張可能な圧縮方法での圧縮とコスト低減とのバランスを図りつつ、映像を圧縮することができる。
 <変形例2>
 実施形態1では、目標物体の種類に応じて目標物体の優先度が定められていた。優先度の決め方は実施形態1に示したものには限定されない。
 例えば、画像上での目標物体の速度に応じて目標物体の優先度が定められていてもよい。具体的には、画像上での目標物体の速度が大きいほど優先度を高く設定してもよい。例えば、映像圧縮部34は、H.264/MPEG-4 AVC、又はH.265/MPEG-H HEVCの符号化アルゴリズムを用いて目標物体についての動きベクトルを算出し、当該動きベクトルの大きさから、画像上での目標物体の速度を求めてもよい。
 これにより、画像上で高速移動する目標物体ほど低圧縮率で圧縮する時間的割合(フレームレート)を大きくした上で、映像を圧縮することができる。よって、画像上で高速移動する目標物体を含む対象領域を、高頻度かつ高画質で伸張することができる。
 <変形例3>
 実施形態1では、映像圧縮部34が対象領域を低圧縮率で圧縮する際の時間的割合としてフレームレートを用いたが、時間的割合はフレームレートに限定されるものではない。
 例えば、GOP(Group of Pictures)を用いて時間的割合を規定してもよい。映像圧縮部34は、同一のGOPに含まれる同一の目標物体を含む時系列の対象領域については同一の圧縮率で圧縮するものとする。映像圧縮部34は、対象領域を低圧縮率で圧縮する際の時間的割合として、全GOPに占める低圧縮率で圧縮されるGOPの比率を用いてもよい。例えば、目標物体Aに対する当該比率が1/3の場合には、映像圧縮部34は、連続する3つのGOPのうち、1番目のGOPに含まれる目標物体Aを含む時系列の対象領域については低圧縮率で圧縮し、2番目及び3番目のGOPに含まれる目標物体Aを含む時系列の対象領域については高圧縮率で圧縮してもよい。
 <実施形態2>
 実施形態1では、圧縮済み映像が使用する帯域幅が可用帯域幅を超える場合には、優先度の低い種類の目標物体を含む対象領域から順にフレームレートを下げた。
 実施形態2では、実施形態1と同様に圧縮済み映像が使用する帯域幅が可用帯域幅を超える場合には、優先度の低い種類の目標物体を含む対象領域から順にフレームレートを下げる。ただし、重要な目標物体を含む対象領域についてはフレームレートを下げることなく固定するものとする。
 実施形態2に係る映像処理システムの構成は実施形態1と同様である。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
 図11は、映像圧縮装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
 ステップS1~S3の処理は、図10に示したものと同様である。
 ステップS4において、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、高フレームレートを設定する。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する高フレームレートは、30fps、15fps、10fps、5fpsである。
 ステップS5において、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、中フレームレートを設定する。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する高フレームレートは、30fps、5fps、3fps、1fpsである。
 ステップS6において、映像圧縮部34は、各目標物体を含む対象領域を低圧縮率で圧縮する際のフレームレートとして、低フレームレートを設定する。例えば、目標物体A~Dにそれぞれ対応する高フレームレートは、30fps、1fps、0fps、0fpsである。
 つまり、高フレームレート、中フレームレート及び低フレームレートのいずれにおいても、目標物体Aに対応するフレームレートは30fpsである。
 その後、映像圧縮装置3は、ステップS7、S8の処理を実行する。
 圧縮済み映像をサーバ2に送信する際に帯域不足が発生すると判断された場合には(ステップS8においてYES)、映像圧縮部34は、設定されたフレームレートを、優先度の低い目標物体に設定されたフレームレートから順に下げ、フレームレートを設定しなおす(ステップS21)。その後、ステップS7以降の処理を繰り返し実行する。ステップS21の処理では、図10に示したステップS9の処理と異なり、最も優先度が高い目標物体Aについては、フレームレートを下げる対象から除かれる。つまり、映像圧縮部34は、帯域不足が解消されない場合には、目標物体D、C、Bの順にフレームレートを下げる。一方、映像圧縮部34は、目標物体Aについてはフレームレートを下げることなく固定する。
 なお、実施形態2では、フレームレートを下げない目標物体を目標物体Aの1種類としたが、フレームレートを下げない目標物体を2種類以上としてもよい。例えば、目標物体A、Bのフレームレートを下げないとしてもよい。
 圧縮済み映像をサーバ2に送信する際に帯域不足が発生しないと判断された場合には(ステップS8においてNO)、映像圧縮装置3は、ステップS10、S11の処理を実行する。
 実施形態2によると、少なくとも最も優先度の高い目標物体を含む対象領域については、通信帯域幅の変化によらずに一定の画質を維持した上で、サーバ2に圧縮済み映像を送信することができる。
 [付記]
 上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1又は複数のシステムLSIなどの半導体装置から構成されていてもよい。
 上記したコンピュータプログラムを、コンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、HDD、CD-ROM、半導体メモリなどに記録して流通させてもよい。また、コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送して流通させてもよい。
 また、上記の各装置は、複数のコンピュータ又は複数のプロセッサにより実現されてもよい。
 また、上記の各装置の一部又は全部の機能がクラウドコンピューティングによって提供されてもよい。つまり、各装置の一部又は全部の機能がクラウドサーバにより実現されていてもよい。
 さらに、上記実施形態及び上記変形例の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
 今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1       映像処理システム
2       サーバ
3       映像圧縮装置
4       ネットワーク
21      映像受信部
22      映像伸張部
23      映像処理部
31      カメラ
32      対象領域抽出部
33      帯域幅推定部
34      映像圧縮部
35      記憶装置
36      映像送信部
41B,41C,41D 対象領域

Claims (12)

  1.  映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出するステップと、
     あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮するステップとを含み、
     前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、
     前記圧縮するステップでは、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する、映像圧縮方法。
  2.  前記低圧縮率は、前記優先度に応じて異なる、請求項1に記載の映像圧縮方法。
  3.  前記優先度は、前記目標物体の速度に応じて決定される、請求項1又は請求項2に記載の映像圧縮方法。
  4.  圧縮済みの前記映像を外部の装置に送信するステップをさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の映像圧縮方法。
  5.  前記送信するステップでは、さらに、各前記画像の前記対象領域の圧縮率を識別するための情報を送信する、請求項4に記載の映像圧縮方法。
  6.  圧縮済みの前記映像の通信に用いられる通信経路の可用帯域幅を推定するステップをさらに含み、
     前記圧縮するステップでは、前記可用帯域幅が小さいほど前記時間的割合を小さく設定する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の映像圧縮方法。
  7.  圧縮済みの前記映像を送信した場合に使用する帯域幅を推定するステップをさらに含み、
     前記圧縮するステップでは、推定された前記帯域幅が圧縮済みの前記映像の通信に用いられる通信経路の可用帯域幅に収まるまで前記時間的割合を小さくする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の映像圧縮方法。
  8.  前記圧縮するステップでは、推定された前記帯域幅が前記可用帯域幅に収まるまで前記優先度の低い前記目標物体を含む前記対象領域から順に前記時間的割合を小さくする、請求項7に記載の映像圧縮方法。
  9.  前記圧縮するステップでは、最も前記優先度の高い前記目標物体を含む前記対象領域の前記時間的割合を変化させることなく固定する、請求項8に記載の映像圧縮方法。
  10.  映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、
     あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部とを備え、
     前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、
     前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する、映像圧縮装置。
  11.  コンピュータを、
     映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、
     あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
     前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、
     前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮する、コンピュータプログラム。
  12.  映像圧縮装置と、
     サーバとを備え、
     前記映像圧縮装置は、
     映像を構成する各画像から、複数の目標物体のそれぞれを含む対象領域を抽出する対象領域抽出部と、
     あらかじめ定められた各前記目標物体の優先度に基づいて、抽出された前記対象領域を所定の圧縮率で圧縮する際の時間的割合を制御し、前記映像を圧縮する映像圧縮部と、
     圧縮済みの前記映像を前記サーバに送信する送信部とを含み、
     前記時間的割合は、前記優先度がより高い前記目標物体を含む前記対象領域ほど大きく、
     前記映像圧縮部は、前記対象領域ごとに、前記時間的割合で規定されるフレームに含まれる前記対象領域を、他のフレームに含まれる前記対象領域と比べて低圧縮率で圧縮し、
     前記サーバは、
     圧縮済みの前記映像を受信する映像受信部と、
     受信した前記映像を伸張する映像伸張部と、
     伸張済みの前記映像に対して映像処理を実行する映像処理部とを含む、映像処理システム。
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