WO2023089918A1 - 検体検査装置 - Google Patents

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柚紀子 田畑
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Abstract

本発明の検体検査装置(1)は、検体が搭載される搬送機構部(2)と、搬送機構部(2)が収容される装置本体(1H)とを備え、搬送機構部(2)は、装置本体(1H)に対して出し入れ可能に構成されている。望ましくは、装置本体(1H)の機構搭載部(2)は、ガイド手段(6、23a、24a、24a)を有し、搬送機構部(2)は、ガイド手段(6、23a、24a、24a)に案内される移動手段(4a、4b、23b、24b、25b)を有している。

Description

検体検査装置
 本発明は、検体検査装置に関する。
 検体検査の前処理工程・検査工程・後処理工程を自動化する手段として検体検査装置が用いられている。前処理工程では、開栓装置、分注装置、遠心分離装置等、後処理工程では閉栓装置、冷蔵保管装置等の検体検査装置が用いられる。
 図21Aに、検体検査装置K10の例として遠心分離装置を示す。図21Bは図21Aから外装カバー100を、説明の便宜上、取り除いた状態を示す図である。図21Bに示すように、遠心分離装置(K10)の動作機構部は、搬送機構部102、遠心分離機103、移載機構部104で構成されている。遠心分離装置(K10)は検体が入れられる試験管を把持するためのマニピュレータ105が移載機構部104に取り付けられている。
 検体検査装置K10は、JIS C 1010-1が適用されるため、身体部分への機械的ハザードに対する保護方策として、工具でだけ取り外せる保護用バリア若しくはカバーが要求される場合がある。遠心分離装置(K10)では図21Aに示すように動作機構部(102、103、104)全体を外装カバー100で覆うフルカバー構造としている。外装カバー100のうち、前扉101aと背面扉102bのみユーザーによる開閉が可能であり、開放時に移載機構部104の動作が停止するインタロックを設けている。開口部106は複数の検体検査装置K10を連結した際の隣接する装置へのラックの受け渡し口であり、隣接する装置に塞がれる。
 フルカバー構造は機械的ハザードによるリスクが低減する一方で、機構部(102、103、104)の視認性やアクセス性が低下し、メンテナンスが困難になるという問題点がある。
特開2010-145112号公報 WO2019/003789号公報
 図22に、従来の検体検査装置K10のメンテナンス作業の斜視図を示す。
 検体検査装置K10がフルカバー構造の場合、メンテナンス作業に際しては、作業員p1が装置内部に身を乗り出して作業を行っている。
 そのため、現状の構造では、作業員p1によるメンテナンス箇所の視認やアクセスが困難で作業性が悪いものとなっている。そこで、メンテナンス箇所によっては、作業員p1が外装カバー等のパーツを取り外して作業を行っている。
 特許文献1では、外装カバーやパーツ等を取り外し易い構造とすることでメンテナンス性の改善を図っている。したがって、メンテナンス作業の困難性を根本的に解消するに至っていない。
 特許文献2では、異なるラック種への対応法が記載されている。しかし、メンテナンス作業の容易化についての記載はない。
 本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、メンテナンス作業が容易であり、汎用性が高い検体検査装置の提供を目的とする。
 前記課題を解決するため、本発明の検体検査装置は、検体が搭載される搬送機構部と、前記搬送機構部が収容される装置本体とを備え、前記搬送機構部は、前記装置本体に対して出し入れ可能に構成されている。
 本発明によれば、メンテナンス作業が容易であり、汎用性が高い検体検査装置を提供することができる。
本発明に係る実施形態の検体検査装置の斜視図。 本発明に係る実施形態の検体検査装置のメンテナンス作業時の状態の斜視図。 搬送機構部を前下方より見た斜視図。 ピンキャスタ取り付けブラケット、キャスタ、位置決めピンガイドの図2のI方向矢視拡大図。 図3AのII方向矢視図。 図3AのIII方向矢視図。 図3BのIV方向矢視図。 検体検査装置の装置本体の開口部内のフレームを右前方から見た斜視図。 第1・第2位置決めピンの一部断面を含む正面図。 第1・第2位置決めピンの上面図。 キャスタガイドの上面図。 図6AのV方向矢視図。 検体検査装置の装置本体に搬送機構部が位置決め収納されている状態の要部前面図。 検体を入れた5本の試験管が載置される5本ラックを示す図。 5本ラックに対応する搬送機構部を示す上面図。 検体を入れた10本の試験管が載置される10本ラックを示す図。 10本ラックに対応する搬送機構部を示す図。 5本ラック用の搬送機構部が検体検査装置の内部に収納されている状態を上から見た断面上面図。 10本ラック用の搬送機構部が検体検査装置の内部に収納されている状態を上から見た断面上面図。 実施形態の検体検査装置において複数の搬送機構部を用いる例の模式図。 検体検査装置の右側面の開口部から5本ラック用の搬送機構部が入り始めの状態の模式正面図。 検体検査装置の右側面の開口部から5本ラック用の搬送機構部が入り始めの状態の模式上後方矢視図。 検体検査装置の右側面の開口部から入れられた搬送機構部の模式正面図。 検体検査装置の開口部から入れられた搬送機構部の後部の位置決めピンガイド廻りを斜め左上前方から見た模式斜視図。 検体検査装置に入れられた搬送機構部の位置決めピンガイドのU字状切り欠き部がフレーム上の位置決めピンに当接した状態を斜め左上前方から見た模式斜視拡大図。 検体検査装置に入れられた搬送機構部の位置決めピンガイのU字状切り欠き部がフレーム上の位置決めピンに当接した状態の搬送機構部を斜め左上前方から見た模式斜視拡大図。 変形例の検体検査装置の斜視図を示す図。 変形例の搬送機構部に用いるスライドレールを示す図。 変形例の搬送機構部に用いるスライドレールを示す図。 変形例の搬送機構部に用いるLMガイドを示す図。 変形例の他例の検体検査装置の斜視図。 従来のフルカバー構造の検体検査装置の斜視図。 検体検査装置から外装カバーを取り除いた状態を示す図。 従来の検体検査装置のメンテナンス作業の斜視図。
 以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
 図1Aに、本発明に係る実施形態の検体検査装置1の斜視図で示す。
 図1Bに、本発明に係る実施形態の検体検査装置1のメンテナンス作業時の状態を斜視図で示す。
 図2に、搬送機構部2を右前下方より見た斜視図を示す。
 実施形態の検体検査装置1は、装置本体1Hと搬送機構部2とを備えている。
 検体検査装置1は、搬送機構部2が装置本体1Hの内部に位置決めされて収納される構造である。
 搬送機構部2は、機構部が密集して構成されている。搬送機構部2は、複数の検体容器(試験管)をラック単位で搬送、バッファする機構である。
 図1Bに示すように、検体検査装置1は、筐体3と外装カバー4とで外郭が形成されている
 筐体3の右側板3sには、搬送機構部2を出し入れするための開口部3s1が開口されている。開口部3s1は、検体検査装置1を連結した際に隣接する装置(1)へのラックの受け渡し口としての用途を兼ねている。開口部3s1は隣接する装置(1)により塞がれるため、フルカバー構造としての機能は保たれる。
 図2に示すように、搬送機構部2の下部左側には、移動手段としての一対のキャスタ4a、4bが下方に突き出して設置されている。キャスタ4a、4bは搬送機構部2が左右方向にスムーズに移動できるように回転する。キャスタ4a、4bは、搬送機構部2の検体検査装置1に対する出し入れに際して転動する。
 搬送機構部2をメンテナンスするに際しては、作業員は搬送機構部2を筐体3の開口部3s1から引き出す (図1の矢印α11)。
 メンテナンスが終了した場合には、図1の矢印α12に示すように、作業員は搬送機構部2を開口部3s1から検体検査装置1の内部のフレーム1fの上に押し入れ、検体検査装置1を下部のキャスタ4a、4b(図2参照)で所定位置に移動させる。
 図2に示す搬送機構部2の下面におけるキャスタ4a、4bの間であってその左端部には、位置決めガイドとしての位置決めピンガイド5が設けられている。位置決めピンガイド5は、検体検査装置1において、搬送機構部2を既定の位置決めを行うためのものである。
 <キャスタ4a、4b>
 図3Aに、取り付けブラケット16、キャスタ4a、4b、位置決めピンガイド5の図2のI方向矢視拡大図を示す。図3Bに、図3AのII方向矢視図を示す。図3Cに、図3AのIII方向矢視図を示す。図3Dに、図3BのIV方向矢視図を示す。
 キャスタ4a、4bと位置決めピンガイド5とは、取り付けブラケット16に固定されている。
 キャスタ4aは、キャスタブラケット4a1に回転自在に取り付けられている。キャスタブラケット4a1は、取り付けブラケット16にねじ止めn1されている。
 キャスタ4bは、キャスタブラケット4b1に回転自在に取り付けられている。キャスタブラケット4b1は、取り付けブラケット16にねじ止めn1されている
 位置決めピンガイド5は、板金の部品である。位置決めピンガイド5は、取り付け板部5aと位置決め板部5bと取り付け板部5aとが連続して形成されている。位置決めピンガイド5は、取り付けブラケット6に溶接5yして固定されている。
 図3B、図3Cに示すように、位置決め板部5bは、後記の鉛直方向に延びる位置決めピン7(図4参照)または位置決めピン8(図4参照)が嵌合されるため、両サイドの取り付け板部5aより一段低く形成されている。位置決め板部5bは、後記の位置決めピン7(図4参照)または位置決めピン8(図4参照)が嵌合されるU字状切り欠き部5b1と、位置決めピン7または位置決めピン8(図4参照)を案内する案内切り欠き部5b2とを有している。案内切り欠き部5b2は、位置決めピン7をU字状切り欠き部5b1に案内するために外側にいくに従って広くなる略V字状の切り欠きに形成されている。換言すれば、案内切り欠き部5b2は、U字状切り欠き部5b1に向かうにしたがって狭まる形状に形成されている。
 <第1位置決めピン7と第2位置決めピン8>
 図4に、検体検査装置1の装置本体1Hの開口部3s1内のフレーム1fを右前方から見た斜視図を示す。なお、図4では、筐体3を外した装置本体1Hを示している。図4では、第1位置決めピン7が使用されるものとし、第2位置決めピン8を二点鎖線で示す。
 フレーム1fには、一対のキャスタガイド6と第1位置決めピン7と第2位置決めピン8とが設けられている。
 第1位置決めピン7は、搬送機構部2を検体検査装置1(図1参照)内の第1の所定位置に位置決めするための部材である。
 第2位置決めピン8は、搬送機構部2とは形状が異なる別の搬送機構部2を検体検査装置1(図1参照)内に位置決めするための部材である。なお、装置本体1H内の搬送機構部2が収納される形状によっては、別の搬送機構部2を第1位置決めピン7で位置決めすることも可能である。或いは、別の搬送機構部2を搬送機構部2とほぼ同じ形状にすることで、第1位置決めピン7で位置決めすることも可能である。
 図5Aに、第1・第2位置決めピン7、8の一部断面を含む正面図を示す。図5Bに、第1・第2位置決めピン7、8の上面図を示す。
 第1位置決めピン7は、円板状のフランジ部7aと円柱状の位置決め部7bとを有している。第1位置決めピン7は、中央部に下方から雌ねじn3が螺刻されている。同様に、第2位置決めピン8は、円板状のフランジ部8aと円柱状の位置決め部8bとを有している。第2位置決めピン8は、中央部に下方から雌ねじn3が螺刻されている。
 フレーム1fの第1位置決めピン7、および第2位置決めピン8の位置にドリル穴が空いている。そして、フレーム1f下面側から雄ねじを挿入し、第1位置決めピン7の雌ねじn3または第2位置決めピン8の雌ねじn3と結合する。
 こうして、用いられる搬送機構部2にしたがって、第1位置決めピン7または第2位置決めピン8の何れかがフレーム1fに固定される。
 <キャスタガイド6>
 図6Aに、キャスタガイド6の上面図を示し、図6Bに、図6AのV方向矢視図を示す。
 フレーム1fには、一対のキャスタガイド6それぞれを取り付けるための長方形の取り付け孔1f1、1f2(図4参照)が設けられている。
 図6Bに示すように、キャスタガイド6は、第1取り付け部6aと入出スロープ6bと下方に略水平に位置する水平ガイド6cと余裕スロープ6dと第2取り付け部6eとを有している。
 第1取り付け部6aと第2取り付け部6eとは、略水平の左右方向に延在する形状を有している。第1取り付け部6aと第2取り付け部6eとは略水平に配置されている。第1取り付け部6aと第2取り付け部6eとは、キャスタガイド6をフレーム1fに固定するための役割をもつ。第1取り付け部6aと第2取り付け部6eには、フレーム1fに固定するリベットが挿通する挿通孔6a1、6e1がそれぞれ設けられている。
 これにより、キャスタガイド6は、第1取り付け部6aと第2取り付け部6eとが検体検査装置1の内部のフレーム1fの下方からリベットで固定されることで、フレーム1fの下方に固定される(図4参照)。
 入出スロープ6bは、右側から左側にかけて下方に傾斜し、キャスタ4a、4bを案内する。
 水平ガイド6cは、下方に略水平に位置する。
 余裕スロープ6dは、右側から左側にかけて上方に傾斜し、キャスタ4a、4bを水平ガイド6cに戻るように案内する。
キャスタガイド6の存在により、キャスタ4a、4bを装置本体1Hの所定位置に配置することができる。また、水平ガイド6cが下方に位置することで、搬送機構部2が検体検査装置1内の所定高さに配置できる。
 搬送機構部2の底面2t(図2参照)側の接地面2t1、2t2、2t3とフレーム1fの上面1f1(図4参照)の本体側接地面1fa、1fb、1fcが面合わせになるような構造にしている。これにより、搬送機構部2の水平度を担保される。
 本体側接地面1faは、右側板3sの曲げ部3s2に設置される。本体側接地面1fb、1fcはフレーム1fの上面に板金をリベット締結して形成される。
 <搬送機構部2の収納>
 図7に、検体検査装置1の装置本体1Hに搬送機構部2が位置決め収納されている状態の要部前面図を示す、
 上述の構成による搬送機構部2の装置本体1Hへの収納の概要を説明する。
 例えば、作業者は、図1、図7の矢印α12に示すように、取り出された搬送機構部2を、装置本体1Hの右側の開口部3s1に嵌入する。すると、搬送機構部2は、図7の矢印α13に示すように、搬送機構部2のキャスタ4a、4bがキャスタガイド6の入出スロープ6b上を転がり進み、下降する。そして、搬送機構部2のキャスタ4a、4bがキャスタガイド6の水平ガイド6cに至ると、搬送機構部2の下面に固定される位置決めピンガイド5がフレーム1fに立設される第1位置決めピン7または第2位置決めピン8に係合する。これにより、搬送機構部2が検体検査装置1の装置本体1H内の所定位置に位置決めされる。
 この際、搬送機構部2の接地面2t1、2t2、2t3(図2参照)からキャスタ4a、4bの下端までの寸法s1 を、フレーム1fの本体側接地面1fa、1fb、1fcからキャスタガイド6の水平ガイド6cまでの寸法s2 より短く(s1<s2)することで、搬送機構部2の底面2tの接地面2t1、2t2、2t3と、フレーム1fの上面1f3の本体側接地面1fa、1fb、1fcとを面合わせすることができる。つまり、搬送機構部2を検体検査装置1内の所定高さにすることができる。
 <様々な搬送機構部2>
 図8Aに、検体を入れた5本の試験管が載置される5本ラック11aを示し、図8Bに、5本ラック11aを搬送する搬送機構部2Aを示す。
 図9Aに、検体を入れた10本の試験管が載置される10本ラック11bを示し、図9Bに、10本ラック11bを搬送する搬送機構部2Bを示す。
 搬送機構部2には、様々な種類の搬送機構部2がある。
 例えば、図8Aに示す検体を入れた5本の試験管10が載置される5本ラック11aを搬送するための搬送機構部2A(図8B参照)がある。
 また、図9Aに示す検体を入れた10本の試験管10が載置される10本ラック11bを搬送するための搬送機構部2B(図9B参照)がある。5本ラック11a用の搬送機構部2Aと10本ラック用11bの搬送機構部2Bとは外形状が異なり、5本ラック11a用の搬送機構部2Aが10本ラック11b用の搬送機構部2Bより大きい。例えば、図10Aに示す5本ラック11a用の搬送機構部2Aの左右寸法は約674mmであり、図10Bに示す10本ラック11b用の搬送機構部2Bの左右寸法は約599mmである。
 そのため、検体検査装置1に外形状が異なる5本ラック11a用の搬送機構部2Aと、10本ラック11b用の搬送機構部2Bとを、一つの位置決めピン(7または8)で位置決めしようとした場合、外形状が大きい5本ラック11a用の搬送機構部2Aが検体検査装置1の外部に飛び出してしまうおそれがある。
 そこで、5本ラック11a用の搬送機構部2Aの第1位置決めピン7を奥に配置し、搬送機構部2Aが検体検査装置1の内部に完全に収まるようにしている(図10A参照)。
 図10Aに、5本ラック11a用の搬送機構部2Aが検体検査装置1の内部に収納されている状態を上から見た断面上面図を示す。
 図10Bに、10本ラック11b用の搬送機構部2Bが検体検査装置1の内部に収納されている状態を上から見た断面上面図を示す。
 図4に示すように、10本ラック用の搬送機構部2Bのための第2位置決めピン8は第1位置決めピン7より手前側(右側)に位置する。一方、10本ラック11b用の搬送機構部2Bは5本ラック11a用の搬送機構部2Aより小型のため、検体検査装置1の外部に飛び出すことなく、その内部に完全に収まることができる(図10B参照)。
 図11に、実施形態の検体検査装置1において複数の搬送機構部2A、2Bを用いる例の模式図を示す。
 上述の検体検査装置1の構成により、図11に示すように、一つの検体検査装置1に対して、5本ラック11a用の搬送機構部2Aと10本ラック11b用の搬送機構部2Bとの種類が異なる搬送機構部2を用いることができる。
 つまり、図1Aに示す検体検査装置1の筐体3を共有にして、例えば、5本ラック11a、10本ラック11bのような多種ラックに対応可能になる。
 また、前記したように、5本ラック・10本ラックの搬送機構部2A、2Bを略同形状にすることで、同一の位置決めピン(7、8)で位置決めできる。
 したがって、搬送機構部2以外の筐体3を共用でき、量産効果が大きい。また、設計工数を削減できる。
 <検体検査装置1に対する搬送機構部2の出し入れ>
 搬送機構部2のメンテナンスのため、図1Aに示す検体検査装置1から搬送機構部2を取り出すには、作業員は、搬送機構部2の土台上板2mを把持して、図1Bの矢印α11に示すように、搬送機構部2を検体検査装置1の筐体3の右側面の開口部3s1から引き出す。
 次に、搬送機構部2を検体検査装置1へ収納する過程を、5本ラック11a用の搬送機構部2Aを例に挙げて説明する。
 メンテナンス後、取り出した搬送機構部2を検体検査装置1の内部に収納するには、図1Bの矢印α12に示すように、搬送機構部2の左部2hを検体検査装置1の筐体3の右側面の開口部3s1に挿入する。
 図12に、検体検査装置1の右側面の開口部3s1から5本ラック11a用の搬送機構部2Aが入り始めの状態の模式正面図を示す。図13に、検体検査装置1の右側面の開口部3s1から5本ラック11a用の搬送機構部2Aが入り始めの状態の模式左前上方矢視図を示す。
 すると、搬送機構部2Aのキャスタ4a、4bが検体検査装置1の内部のフレーム1fの上を転動して(図12の矢印β11)、搬送機構部2Aは検体検査装置1の内部に進む(図12、図13の矢印α12)。
 図14に、検体検査装置1の右側面の開口部3s1から入れられた搬送機構部2Aの模式正面図を示す。
 搬送機構部2Aが進むと、図14に示すように、キャスタ4a、4bが装置本体1Hのキャスタガイド6に収納される。
 図15に、検体検査装置1の開口部3s1から入れられた搬送機構部2Aの後部の位置決めピンガイド5廻りを斜め左前上方から見た模式斜視図を示す。
 そして、搬送機構部2の後下部の位置決めピンガイド5(図2参照)が検体検査装置1の内部のフレーム1f上の位置決めピン7(図4参照)と嵌合する(図15の矢印α13)。
 図16に、検体検査装置1に入れられた搬送機構部2Aの位置決めピンガイド5のU字状切り欠き部5b1がフレーム1f上の位置決めピン7に当接した状態を斜め左前上方から見た模式斜視拡大図を示す。
 図17に、検体検査装置1に入れられた搬送機構部2Aの位置決めピンガイド5のU字状切り欠き部5b1がフレーム1f上の位置決めピン7に当接した状態の搬送機構部2Aを斜め左前上方から見た模式斜視拡大図を示す。
 図16、図17に示すように、搬送機構部2Aの後下部の位置決めピンガイド5(図2参照)のU字状切り欠き部5b1(図3B参照)が、図4に示す検体検査装置1の内部のフレーム1f上の位置決めピン7に当接する。
 これにより、搬送機構部2Aが検体検査装置1の所定位置に位置決めされる。
 上述の検体検査装置1の構成によれば、搬送機構部2を検体検査装置1の外装の筐体3側面の開口部3s1から出し入れ可能とできる。
 搬送機構部2を装置本体1Hの外部に引き出せるので、搬送機構部2を目視する視認性または搬送機構部2へのアクセス性が向上する。そのため、搬送機構部2のメンテナンス性が向上する。したがって、作業時間を短縮できる。
 搬送機構部2が引き出せるので、搬送機構部2を予め保守用在庫として用意し、メンテナンスするものと交換してもよい。
 また、位置決めピン(7、8)、位置決めピンガイド5(図2参照)を用いることにより、位置決め精度を向上できる。そのため、搬送機構部2を再搭載した際の位置再現性が高い。
 そのため、搬送機構部2の引き出し前と搬送機構部2の再搭載時の位置のずれを極力小さくすることで、試験管10をマニピュレーターで把持するための位置座標の再登録に必要な時間を削減できる。
<<変形例>>
 図18に、変形例の検体検査装置21の斜視図を示す。
 図19Aに、変形例の搬送機構部22に用いるスライドレール23が伸長している状態を示す。図19Bに、変形例の搬送機構部22に用いるスライドレール23が収縮している状態を示す。
 図20Aに、変形例の搬送機構部25に用いるLMガイド24を示す。
 図20Bに、変形例の他例の検体検査装置21Aの斜視図を示す。
 図18、図20Bに示す変形例の検体検査装置21、21Aは、それぞれ搬送機構部22、25をスライドレール23やLMガイド24で装置本体21H、21H1に対して出し入れ可能としたものである。
 図18に示すように、変形例の検体検査装置21は、装置本体21Hと搬送機構部22とを備えている。
 図19A、図19Bに示すスライドレール23は、アウタレール23aと第1インナーレール23bと第2インナーレール23cとを有している。アウタレール23aと第1インナーレール23bと第2インナーレール23cとは、ローラまたはボールおよびリテーナを介在して延在方向に相対運動し、伸縮する。
 図18に示すように、装置本体21Hのフレーム21fには、アウタレール23aが取り付けられる。搬送機構部22の下面には第2インナーレール23cが取り付けられる。
 図19A、図19Bに示すようにスライドレール23を伸縮させることで、搬送機構部22を、スライドレール23を介して装置本体21Hに対して出し入れできる。
 図20Aに示すLMガイド(Linear Motion Guide)24は、レール24aとブロック24bとを有している。レール24aとブロック24bとは、ボールおよびリテーナを介在して、レール25aの延在方向に相対運動する。
 図20Bに示す他例の装置本体21H1のフレーム21f1には、LMガイド24を介して引き出し板26がスライド自在に取り付けられている。引き出し板26にはレール24aが取り付けられる。搬送機構部25の下面にはブロック24bが取り付けられる。
 この構成により、搬送機構部25を、引き出し板26、LMガイド24を介して装置本体21H1に対して出し入れできる。
 変形例の場合も、実施形態と同様の作用効果を奏する。
 変形例においても、検体検査装置21、21A内における搬送機構部22、25の高さを所定高さに設定するとよい。
<<その他の実施形態>>
1.本発明は、前記した実施形態、変形例の構成に限られることなく、添付の特許請求の範囲内で様々な変形形態、具体的形態が可能である。
 1、21 検体検査装置
 1f  フレーム(機構搭載部)
 1H  装置本体
 11a 5本ラック(ラック)
 11b 10本ラック(ラック)
 2、2A、2B 搬送機構部
 4a、4b キャスタ(移動手段)
 5  位置決めピンガイド(位置決めガイド)
 6   キャスタガイド(ガイド手段)
 6c  水平ガイド(キャスタ保持部)
 7、8 位置決めピン
 23  スライドレール
 23a、24a アウタレール(ガイド手段)
 23b、24b インナーレール(移動手段)
 25  LMガイド
 25a レール(ガイド手段)
 25b ブロック(移動手段)

Claims (7)

  1.  検体が搭載される搬送機構部と、
     前記搬送機構部が収容される装置本体とを備え、
     前記搬送機構部は、前記装置本体に対して出し入れ可能に構成されている
     ことを特徴とする検体検査装置。
  2.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     前記装置本体の機構搭載部は、ガイド手段を有し、
     前記搬送機構部は、前記ガイド手段に案内される移動手段を有している
     ことを特徴とする検体検査装置。
  3.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     前記装置本体の機構搭載部は、キャスタガイドを有し、
     前記搬送機構部は、前記キャスタガイドに案内されるキャスタを有し、
     前記キャスタガイドは、下方に凹む形状のキャスタ保持部を有し、
     前記搬送機構部は、
     前記キャスタが前記キャスタ保持部に位置している場合、所定高さに位置している
     ことを特徴とする検体検査装置。
  4.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     前記装置本体の機構搭載部は、位置決めピンを有し、
     前記搬送機構部は、前記位置決めピンによって位置決めされる位置決めガイドを有している
     ことを特徴とする検体検査装置。
  5.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     前記装置本体に対して、異なる複数の搬送機構部が用いられている
     ことを特徴とする検体検査装置。
  6.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     前記装置本体に対して、異なる複数の搬送機構部が用いられ、
     前記装置本体の機構搭載部は、前記搬送機構部を前記装置本体の所定位置に位置決めする位置決めピンを有し、
     前記異なる複数の搬送機構部は、前記位置決めピンによって位置決めされる位置決めガイドをそれぞれ有し、
     前記異なる複数の搬送機構部は、それぞれの位置決めガイドを用いて、一つの前記位置決めピンで位置決めされている
     ことを特徴とする検体検査装置。
  7.  請求項1に記載の検体検査装置において、
     スライドレールまたはLMガイドを備え、
     前記搬送機構部は、前記スライドレールまたは前記LMガイドを用いて前記装置本体に対して出し入れ可能に構成されている
     ことを特徴とする検体検査装置。
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